JP2000017858A - 鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住型マンションの構造形式 - Google Patents

鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住型マンションの構造形式

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JP2000017858A
JP2000017858A JP10202835A JP20283598A JP2000017858A JP 2000017858 A JP2000017858 A JP 2000017858A JP 10202835 A JP10202835 A JP 10202835A JP 20283598 A JP20283598 A JP 20283598A JP 2000017858 A JP2000017858 A JP 2000017858A
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Sadayasu Tsukada
定保 塚田
Koichi Mukai
幸一 向井
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Toda Corp
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    • E04B1/02Structures consisting primarily of load-supporting, block-shaped, or slab-shaped elements
    • E04B1/04Structures consisting primarily of load-supporting, block-shaped, or slab-shaped elements the elements consisting of concrete, e.g. reinforced concrete, or other stone-like material
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H1/00Buildings or groups of buildings for dwelling or office purposes; General layout, e.g. modular co-ordination or staggered storeys
    • E04H1/02Dwelling houses; Buildings for temporary habitation, e.g. summer houses
    • E04H1/04Apartment houses arranged in two or more levels

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由設計による任意の間仕切り部屋や吹き抜
け部ができ、コンクリート使用量が低減でき、工期短縮
と軽量化が図られ、外観美の向上が図れる鉄筋コンクリ
−ト造りによる1層2階居住型マンションの構造形式を
提供する。 【解決手段】 構造体空間部2は、架構柱7,架構梁
8,架構壁9,架構床10により囲まれたものからな
り、その高さが通常の住宅として必要な最低高さ(約
2.5m)の約2倍のものからなる。構造体空間部2を
並設及び積層することにより本発明のマンション型住居
の構造形式は形成される。この構造体空間部2をバルコ
ニ−4,居住空間部3及び共通通路部5に区画し、更
に、居住空間部3には後づけで任意の自由設計による間
仕切り部屋や吹き抜け部を形成することができる。ま
た、架構梁8と架構床の両端との連結部には逆梁が形成
され視覚上の視界の向上が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用空間層を並
設及び積層してなるマンション型式の高層構造物に係
り、特に、個々の住宅用空間層の高さが、通常の高さの
約2倍のものからなるマンション型住居の構造形式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のマンション型式の高層構造体は図
8に示すようなものが一般である。即ち、例えば、全高
Hが28mの範囲には10層(10階)が形成され、夫
々の階層の高さは約2.8m程度である。なお、人間が
居住するために必要とする最低高さは約2.5mであ
る。図9は図8の各階の構造の概要を示すものであり、
夫々の階層は図示のようにバルコニ−部4aや共通通路
部5aを有する床10aと、これを支持する梁8aや居
住空間部3aを間仕切りする壁7a等からなる。なお、
本例では、バルコニ−部4a及び共通通路部5aは約
1.5mであり、その間の居住空間部3aの横幅は約1
0mである。また、図示のように、床10aの両端は梁
8aの上部に連結し、居住空間部3a内には梁8aのほ
ぼ全側面が露出した状態で配設される。また、図8,図
9に示した構造体の居住空間部3aとしては、横幅が1
0mで高さが2.8mで縦幅が例えば8m程度のものか
らなり、この居住空間部3a内には平家の間仕切り部屋
が形成されるに過ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8,図9に示した構
造体は、壁7aや床10aや梁8a等で囲まれたコンク
リート構造体からなるが、各層の間取りは予め決められ
ることが多く、施工後に模様変えすることは困難である
と共に階層が限定されているため2階を作ることや吹抜
を作ることもできない。また、使用するコンクリート量
も多く、全体の重量が重くなり、コスト高となる問題点
がある。更に、多階層のため外観美も必ずしもよくな
い。
【0004】一方、架構梁,架構柱等のフレームを組み
合わせて高層構造体を形成する公知技術として特開平5
−239933号公報が挙げられる。この公知技術は、
後に説明する本発明と似ている点もあるが、この「人工
土地型住宅」も各層の間取りは固定的のものであり、自
由設計ができなく、構造形式も鋼管コンクリ−ト柱と鉄
骨鉄筋コンクリ−ト梁を用いるという大規模なものであ
る。
【0005】また、二階建ての建物を収納し得る「人工
台地住宅」に関する公知技術として例えば特公昭52−
48725号公報,特公昭52−48726号公報が挙
げられ、吊下式箱形居住ユニットを用いて二階建ての建
物を形成する公知技術として特公昭53−10371号
公報が挙げられる。然し乍ら、特公昭52−48725
号公報及び特公昭52−48726号公報に示すもの
は、既設の二階建て住宅を収納するスーパーフレーム構
造体を示すものであり、本発明のように、自由設計の住
宅を居住空間部内に形成するものではない。また、特公
昭53−10371号公報に示すものは、箱形居住ユニ
ットを内部に形成するため自由設計は可能であるが、構
造体の全体構造が本発明のようにバルコニ−部や共通通
路部を総合的に、且つコンパクトにまとめたものではな
く、主に箱形居住ユニットの支持構造に特徴を有するに
過ぎない。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、吹き抜け部を含む二階建て住宅を自由設計
でき、施工のためのコンクリート量も少なく、軽量化や
コストダウン及び工期の短縮ができ、架構壁に対する貫
通通路の開口率も低く耐震性が向上し、且つ外観美の向
上や逆梁形成により室内からの眺望が広くなる鉄筋コン
クリ−ト造りによる1層2階居住型マンションの構造形
式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、架構柱,架構梁,架構壁,架構床によ
り囲まれる住宅用空間層を多層並設及び積層してなるマ
ンション型構造体であって、前記住宅用空間層は、居住
空間部と貫通通路を開口する共通通路部とバルコニ−部
とに画成され、前記居住空間部の高さが、居住上必要と
する最低高さの約2倍のものからなるマンション型住居
の構造形式を構成するものである。更に具体的に、前記
架構床の両端が前記架構梁の側面のほぼ中間部に連結さ
れ、連結箇所が段付状の逆梁に形成されることを特徴と
する。
【0008】また、前記居住空間部の高さ方向を区切る
べく後工事される中間床は、前記架構壁に支持されるか
又は前記架構床に垂下支持されることを特徴とし、前記
中間床は、軽量材で形成されることを特徴とする。ま
た、前記居住空間部には吹き抜け部が形成されることを
特徴とし、更に、共通通路部の架構壁に対する開口率が
8%以下であることを特徴とするものである。
【0009】本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによる1層
2階居住型マンションの構造形式は、架構柱,架構梁,
架構壁,架構床で住宅用空間層を形成し、その内に居住
空間部とバルコニ−部及び共通通路部をすべて収納し得
る構造体からなる。前記1層2階居住型マンションの構
造形式を有する構造体の各層空間部は単に空間部からな
り、高さも通常の高さの2倍位あり、該空間部内には好
みの部屋や吹き抜け部等を施工後に自由に形成すること
ができる。構造体の住宅空間層は高さが高いため、全体
としてはコンクリート量が少なくなり、軽量化される。
また、各層空間部内に形成される間仕切りや中間床は軽
量材でよく、施工も簡単であり、工期の短縮ができる。
また、前記のようにバルコニ−部や共通通路部もマンシ
ョン型住居の構造形式を有する構造体の一部として形成
され、共通通路部の貫通開口率も低いため耐震性が向上
する。また、全高に対し、階層数が従来技術のものより
少なく、外観美の向上が図れる。また、逆梁のため、居
住空間部の内部からの視覚的視界が広くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄筋コンクリ−ト
造りによる1層2階居住型マンションの構造形式の実施
の形態を図面を参照して詳述する。図1は全高Hが30
mの構造体における本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによ
る1層2階居住型マンションの構造形式の概要を示すも
のである。本例では全高を6等分したものからなり、各
層の高さは約5mとなる。この高さを5mとしたのは、
居住に必要な階高として約2.5mが必要であり、二階
建てにするためこの2倍の高さが必要なためである。勿
論、きっちり5mに限るものではなく、経済性等を考慮
して高さを決めるが、5m乃至5.1m程度が最も望ま
しい。この程度の高さであると、柱に鋼管コンクリ−ト
のような剛強な構造体を用いる必要もなく経済的であ
り、しかも逆梁構造も採用できるので室内から見て眺望
の良い鉄筋コンクリ−ト造りによる大型の架構が簡便に
形成できる。
【0011】鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住
型マンションの構造形式を有する構造体の各層の構造体
空間部2は、大別して居住空間部3と、バルコニ−部4
と、共通通路部5等とからなり、これ等の間仕切りは施
工時に行われる。また、図1において、点線で示すもの
は中間床6であり構造体の施工後に自由に形成すること
ができる。
【0012】図2は、本発明の鉄筋コンクリ−ト造りに
よる1層2階居住型マンションの構造形式1の骨格を示
すものである。上下方向には架構柱7が適宜間隔で並べ
られる。本例では(図3,図4に示すように)縦幅が8
mで横幅が13mのものからなる。縦方向に配設された
架構柱7,7間には架構梁8が架設される。また、横方
向に配設された架構柱7,7間には架構壁9が架設され
る。また、高さ5mの間隔で敷設される架構床10は、
架構梁8及び架構壁9と連結して固設される。
【0013】図2,図4,図5等に示すように、架構梁
8と架構床10の両端の連結部は逆梁状に形成される。
この逆梁とは図示のように架構梁8の側面のほぼ中間部
に架構床10の両端が連結し、段付状に係合している状
態をいう。本例では、図2に示すように、例えば、架構
梁8の寸法を幅700mm、高さ1200mmとする
と、架構床10は架構梁8の下面から500mmの位置
に連結しているがこれに限定するものではない。以上の
ように段付状に連結している状態を逆梁という。逆梁に
することにより、図4や図5に示すように、居住空間部
3側や中間バルコニ−部6bから架構梁8と架構床10
との連結部を眺めた場合に、図9に示した従来技術のも
のに比較すると架構梁8の露出自体が少なくなり、その
分だけ視覚的の視界が広くなる効果が上げられる。
【0014】図3に示すように、架構梁8,架構壁9等
で区切られている横幅13mで縦幅8mの構造体空間部
2内には、本例では、10m×8mの面積の居住空間部
3と、1.5m×8mの面積のバルコニ−部4と、1.
5m×8mの共通通路部5が形成される。この間仕切り
は、一点鎖線で示すように、区切壁11により行われ
る。なお、この区切壁11は施工時に形成してもよく、
また、構造体全体の施工後において形成してもよい。特
に、本例の1層2階居住型マンションの構造形式1では
従来技術と異なり、バルコニ−部4及び共通通路部5は
架構柱7や架構梁8等により支持されているため支持強
度が高い。
【0015】隣接する構造体空間部2の共通通路部5に
対応する架構壁9の部分には、図4に示すように貫通通
路12が開口形成される。本例ではこの貫通通路12は
図4に示すように横幅1.5mで高さ2.5mのものか
らなる。この貫通通路12は共用廊下であり、開口して
いるためその分だけ構造体の強度や耐震性を低くする。
そのため開口率は極力低い方が望ましい。また、この架
構壁9を耐震壁と見做し得るためには開口率を16%以
下にする必要がある。
【0016】次に、本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによ
る1層2階居住型マンションの構造形式1における建ぺ
い率や容積率及び開口率について説明する。建築基準法
では、建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合で
あり、容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合と
定めている。また、一般に開口率とは、貫通通路の面積
を架構梁8と架構柱7で囲まれる壁面積で割ったもので
ある。以上のことをわかり易くするため、例えば、居住
空間部3の床面積を10m×8m=80m2 とし、敷地
面積を100m2 とし、例えば建ぺい率を80%その土
地における容積率を500%とすると、本例の6層(1
2階)建のマンション型住居の構造形式1の場合は、建
ぺい率は80/100=80%であり、容積率は80%
×6=480%となり、合格である。然し乍ら、容積率
を400%とすると、本例では80%だけ大となり不合
格となる。従来技術ではこの場合、対策がないが、本例
の場合には居住空間部3内に吹き抜け部を形成すること
によりその分だけ床面積が低減し、容積率を所定の値以
内におさめることが可能となる。なお、自由設計のため
吹き抜け部を欲しない層もあるが、建物全体として対処
することにより基準容積率以内にすることが可能にな
る。また、開口率については図8に示した従来技術の場
合は精一杯小さくしても(2.5×1.5)/(10×
2.8)=0.134であるが、本発明では(2.5×
1.5)/(13×5)=0.058であり、また、二
方向避難としてバルコニ−部に避難口を設ける場合でも
(2.5×1.5+1.2×0.8)/(13×5)=
0.072となり、開口率は大幅に改良され、その分だ
け耐震性の向上が図れ、耐震壁として十分な機能が発揮
できる。
【0017】図5及び図6は、本発明における居住空間
部3における中間床6の支持構造を示す。中間床6は二
階用の床板であるが、本発明の中間床6は従来技術のよ
うに施工時にコンクリートで形成されるものではない。
即ち、中間床6は軽量材,例えば木材または気泡軽量コ
ンクリ−ト板から形成され、施工後に後づけされるもの
である。この中間床6の支持構造は任意であるが一例と
して図5及び図6に示すように、上層階の架構床10内
より区切壁11内または仕切壁13内を通した吊りボル
ト13aにより支持する。具体的には、間仕切壁となる
壁内部に中間床6を固定するための鉄骨受材13bを先
端に有する吊りボルト13aの頭部を架構床10の内部
に固定し、中間床6を固定する。この時の中間床6のレ
ベル調整はタ−ンバックル(図示せず)を吊りボルト1
3aの中間に用いることにより簡単に行うことができ
る。他の手段としては図5に示すように区切壁11に固
定されたブラケット14により中間床6を支持する手段
等が挙げられる。
【0018】図7は、本発明の鉄筋コンクリ−ト造りに
よる1層2階居住型マンションの構造形式1の居住空間
部3の夫々に自由設計に基づいて形成された間仕切部屋
を示す。第1層の間仕切りについては、一階の居住空間
部3に中間床6を設け、中間床6の上方に二階部屋a,
bが後づけの仕切壁15により形成され、一階に部屋c
が形成された場合を示す。この時中間バルコニ−部6b
を設けることができる。また、第2層の間仕切りでは二
階の居住空間部3に中間床6aを設けることにより一
階,二階が区切られ、部屋d,eが形成され、後づけの
中間仕切壁16により吹抜部17が形成されている実施
の形態が示されている。以上のように、中間床6,6a
や仕切壁15,中間仕切壁16等を後づけで施工するこ
とにより、居住空間部3内に所望の部屋を作ることもで
きる。勿論、庭園やフロア等も自由に作ることができ
る。また、構造体全体の外観は図2に示した構造からな
り、コンパクトであると共に外観美の向上が図れる。
【0019】以上の説明において、建物の全高を30m
とし、6層(12階)建としたが、勿論これに限定する
ものではない。また、各居住空間部3の高さも5mとし
たが、これに限定するものではなく、経済性等を考慮し
て適宜設定される。また、前記のように居住空間部3内
の各間仕切り部屋の内容,形状も全く自由であり、前記
のものに限定するものではない。
【0020】前記したように、実際の容積率が指定され
ている容積率内に入らない場合は従来技術では構造体そ
のものの構造を大幅に変更しなければならない。然し乍
ら、本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住
型マンションの構造形式1の場合は、吹抜部17を形成
することにより床面積を低減することができるため、容
積率を指定値以内に入れることができる。前記した実際
例において敷地面積を100m2 とし指定された容積率
を400%とし、当初の床面積を80m2 とし6層(1
2階)建てとすると、容積率は480%となり80%オ
ーバする。そのため、各層に80/6即ち14m2 の分
だけ吹抜部17を作る。これにより床面積がへり、基準
の容積率を保持することができる。なお、吹抜部17を
望まない居住空間部3に対しては、他の居住空間部3に
14m2 分だけを負担してもらう必要があり、その場合
における相互の実施契約を明確にすることにより容積率
オーバの問題は居住者間の調整によって解決することが
可能になる。
【0021】
【発明の効果】本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによる1
層2階居住型マンションの構造形式によれば、コンクリ
ートの使用量が低減し、工期短縮や軽量化が図れると共
に、二階部屋や吹抜部等を含んだ部屋からなる自由設計
に基づく施工が後づけで行うことができ、且つこの施工
が軽量材により容易に行われる。以上により、構造体空
間部内を平面構成から立体構成にすることができる。ま
た、外観美の向上と視覚上の視界の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階
居住型マンションの構造形式の概要構造を示す正面図。
【図2】本発明の鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階
居住型マンションの構造形式の骨格構造を示す斜視図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】本発明の居住空間部に形成される中間床の支持
構造を示す部分断面図。
【図6】本発明の居住空間部に形成される中間床の吊り
構造を示す部分断面図。
【図7】本発明の居住空間部に形成される自由設計によ
る間仕切部屋,吹抜部等を示す部分断面図。
【図8】従来の高層構造体の概要構造を示す正面図。
【図9】図7の住宅用空間層の構造を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住型マ
ンションの構造形式 2 構造体空間部 3 居住空間部 3a 居住空間部 4 バルコニ−部 4a バルコニ−部 5 共通通路部 5a 共通通路部 6 中間床 6a 中間床 6b 中間バルコニ−部 7 架構柱 7a 壁 8 架構梁 8a 梁 9 架構壁 9a 壁 10 架構床 10a 床 11 区切壁 12 貫通通路 13 仕切壁 13a 吊りボルト 13b 鉄骨受材 14 ブラケット 15 仕切壁 16 中間仕切壁 17 吹抜部 17a 貫通通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架構柱,架構梁,架構壁,架構床により
    囲まれる住宅用空間層を多層並設及び積層してなるマン
    ション型構造体であって、前記住宅用空間層は、居住空
    間部と貫通通路を開口する共通通路部とバルコニ−部と
    に画成され、前記居住空間部の高さが、居住上必要とす
    る最低高さの約2倍のものからなることを特徴とする鉄
    筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住型マンションの
    構造形式。
  2. 【請求項2】 前記架構床の両端が前記架構梁の側面の
    ほぼ中間部に連結され、連結箇所が段付状の逆梁に形成
    されることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリ
    −ト造りによる1層2階居住型マンションの構造形式。
  3. 【請求項3】 前記居住空間部の高さ方向を区切るべく
    後工事される中間床は、前記架構壁に支持されるか又は
    前記架構床に垂下支持されることを特徴とする請求項2
    に記載の鉄筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住型マ
    ンションの構造形式。
  4. 【請求項4】 前記中間床は、軽量材で形成されるもの
    である請求項3に記載の鉄筋コンクリ−ト造りによる1
    層2階居住型マンションの構造形式。
  5. 【請求項5】 前記居住空間部には吹き抜け部が形成さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋コンクリ−
    ト造りによる1層2階居住型マンションの構造形式。
  6. 【請求項6】 前記共通通路部の架構壁に対する開口率
    が8%以下であることを特徴とする請求項2に記載の鉄
    筋コンクリ−ト造りによる1層2階居住型マンションの
    構造形式。
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