JP2000016831A - 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品 - Google Patents

光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品

Info

Publication number
JP2000016831A
JP2000016831A JP11107676A JP10767699A JP2000016831A JP 2000016831 A JP2000016831 A JP 2000016831A JP 11107676 A JP11107676 A JP 11107676A JP 10767699 A JP10767699 A JP 10767699A JP 2000016831 A JP2000016831 A JP 2000016831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
glass
optical glass
optical
gadolinium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11107676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3059719B2 (ja
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP11107676A priority Critical patent/JP3059719B2/ja
Publication of JP2000016831A publication Critical patent/JP2000016831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3059719B2 publication Critical patent/JP3059719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高屈折率特性および低分散特性を有し、かつ
屈伏点TSおよび液相温度L.Tが共に低いものを得る
ことが容易な光学ガラスを提供する。 【解決手段】 重量%で、B23 25〜42%、La
23 14〜30%、Y23 2〜13%、SiO2
2〜20%、Li2O 2%より多く9%以下、CaO
0.5〜20%、ZnO 2〜20%、Gd23
〜8%、ZrO20〜8%、Gd23+ZrO2 0.5
〜12%を含有し、かつこれらの成分の合計含有量が9
0%以上であり、さらに、場合により、Na2O 0〜
5%、K2O 0〜5%、MgO 0〜5%、SrO
0〜5%、BaO 0〜10%、Ta25 0〜5%、
Al23 0〜5%、Yb23 0〜5%、Nb25
0〜5%、As23 0〜2%およびSb23 0〜2
%を含有する光学ガラスである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ガラス、それ
を用いた精密プレス成形用素材および光学部品に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、特に高屈折率、低分散
の光学部品を精密プレス成形によって得るうえで好適な
光学ガラス、当該光学ガラスを素材として用いて得られ
る精密プレス成形用素材および前記の光学ガラスを素材
として用いて得られる光学部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスの精密プレス成形は、所定形状の
キャビティを有する成形型を用いてガラス成形予備体を
高温下で加圧成形することによって、最終製品形状また
はそれに極めて近い形状および面精度を有するガラス成
形品を得る手法であり、当該精密プレス成形によれば所
望形状の成形品を高い生産性の下に製造することが可能
である。このため、現在では球面レンズ、非球面レン
ズ、回折格子等、種々のガラス製光学部品が精密プレス
成形によって製造されるようになり、これに伴って精密
プレス成形に適した種々の光学ガラスが開発されてい
る。
【0003】精密プレス成形によってガラス製の光学部
品を得るに当たっては、上記のようにガラス成形予備体
を高温下で加圧成形することが必要であるので、この際
使用される成形型も高温に曝され、かつ、高い圧力が加
えられる。このため、ガラス成形予備体については、プ
レス成形の際の高温環境によって成形型自体や当該成形
型の内側表面に設けられている離型膜が損傷することを
抑制するという観点から、その屈伏点TSをできるだけ
低くすることが望まれている。また、精密プレス成形す
るためのガラス成形予備体を製造する場合、液相温度
L.Tが高いとガラスが失透しやすくなり、量産性に欠
けるため、液相温度L.Tはできるだけ低い方が望まし
い。
【0004】従来より、屈伏点TSが低い高屈折率(本
明細書においては屈折率ndが1.675以上であるこ
とを意味するものとする。)、低分散(本明細書におい
てはアッベ数νdが50以上であることを意味するもの
とする。)の光学ガラスとしては、(1)SiO2−B2
3−(Li2O,Na2O,K2O)−ZnO−La23
系 のガラスや(特開平8−259257号公報参
照)、(2)SiO2−B23−La23−Gd23
Li2O−CaO−BaO系のガラス(特許第2616
958号参照)などが知られている。
【0005】しかしながら、上記(1)の光学ガラス
は、アッベ数νdが50以上のものを得ようとするとそ
の液相温度L.Tが1000℃程度と高くなって量産性
に欠けるようになるか、または、失透しやすくなって量
産性に欠けるようになるなどの欠点を有している。一
方、上記(2)の光学ガラスは、屈折率ndが1.67
5以上のものを得ようとすると液相温度L.Tが100
0℃を超えて量産性に欠けるという欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような事情のもと
で、本発明の第1の目的は、高屈折率特性および低分散
特性を有し、かつ、屈伏点TSおよび液相温度L.Tが
共に低いものを得ることが容易な光学ガラスを提供する
ことにある。
【0007】また、本発明の第2の目的は、高屈折率特
性および低分散特性を有する光学ガラスからなる精密プ
レス成形品を得ることが容易な精密プレス成形用素材を
提供することにある。
【0008】そして、本発明の第3の目的は、高屈折率
特性および低分散特性を有する光学ガラスからなる光学
部品を精密プレス成形によって量産性よく提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、必須成分およ
び任意成分として、それぞれ特定の成分を所定の割合で
含有する光学ガラスが、その目的に適合しうることを見
出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明の第1の目的は、必須成
分として、酸化ホウ素、酸化ランタン、酸化イットリウ
ム、酸化ケイ素、酸化リチウム、酸化カルシウム、酸化
亜鉛、および酸化ガドリニウムと酸化ジルコニウムの2
成分のうちの少なくとも一方を含有し、これらの必須成
分それぞれの含有量が、重量%で、酸化ホウ素25〜4
2%、酸化ランタン14〜30%、酸化イットリウム2
〜13%、酸化ケイ素2〜20%、酸化リチウム2%よ
り多く9%以下、酸化カルシウム0.5〜20%、酸化
亜鉛2〜20%、酸化ガドリニウム0〜8%、酸化ジル
コニウム0〜8%、酸化ガドリニウムと酸化ジルコニウ
ムの合計0.5〜12%であって、これらの必須成分の
合計含有量が90%以上であり、かつ任意成分として、
重量%で、酸化ナトリウム0〜5%、酸化カリウム0〜
5%、酸化マグネシウム0〜5%、酸化ストロンチウム
0〜5%、酸化バリウム0〜10%、酸化タンタル0〜
5%、酸化アルミニウム0〜5%、酸化イッテルビウム
0〜5%、酸化ニオブ0〜5%、酸化ヒ素0〜2%およ
び酸化アンチモン0〜2%を含有することを特徴とする
光学ガラスによって達成される。
【0011】また、第2の目的は、上記光学ガラスから
なる精密プレス成形用素材によって達成される。さら
に、第3の目的は、上記光学ガラスからなる被成形物
を、所定形状のキャビティを形成する上型と下型とで精
密プレス成形してなる光学部品によって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。まず、本発明の光学ガラスについて
説明する。本発明の光学ガラスは、上述したように、酸
化ホウ素、酸化ランタン、酸化イットリウム、酸化ケイ
素、酸化亜鉛、酸化リチウム、酸化カルシウム、および
酸化ガドリニウムと酸化ジルコニウムの2成分のうちの
少なくとも一方を必須成分として含有し、これら必須成
分それぞれの含有量が、重量%で、酸化ホウ素25〜4
2%、酸化ランタン14〜30%、酸化イットリウム2
〜13%、酸化ケイ素2〜20%、酸化リチウム2%よ
り多く9%以下、酸化カルシウム0.5〜20%、酸化
亜鉛2〜20%、酸化ガドリニウム0〜8%、酸化ジル
コニウム0〜8%、酸化ガドリニウムと酸化ジルコニウ
ムの合計0.5〜12%のものである。
【0013】当該光学ガラスは、ランタンクラウンガラ
スとして分類することが適当な光学ガラスであるので、
酸化ホウ素はガラス形成成分として欠かせない成分であ
る。酸化ホウ素の含有量が25重量%未満ではガラスの
耐失透性が低下しやすくなり、42重量%を超えると高
屈折率の光学ガラスを得ることが困難になる。
【0014】また、酸化ランタンおよび酸化イットリウ
ムは、高屈折率、低分散の光学ガラス(ランタンクラウ
ンガラス)を得るうえで不可欠の成分であり、酸化ラン
タンの含有量が14重量%未満になるか、酸化イットリ
ウムの含有量が2重量%未満になると、これらの成分を
含有させたとしても高屈折率、低分散の光学ガラスを得
ることが困難になる。一方、酸化ランタンの含有量が3
0重量%を超えるか、酸化イットリウムの含有量が13
重量%を超えると、ガラスの耐失透性が低下しやすくな
る。
【0015】酸化ケイ素は、B23−La23系のガラ
スに適量含有させた場合に当該ガラスの耐失透性を向上
させるという効果を奏する成分であるので、本発明にお
いては欠かせない成分である。酸化ケイ素の含有量が2
重量%未満では前記の効果を得ることが困難になり、2
0重量%を超えるとガラスの屈折率ndの高い光学ガラ
スを得ることが困難になる。
【0016】酸化リチウムは、ガラスの屈伏点TSを下
げる成分として不可欠である。酸化リチウムの含有量が
2重量%以下になるとガラスの屈伏点TSが600℃を
超えやすく、当該屈伏点TSが600℃を超えると精密
プレス成形によって所望の成形品を量産するためのガラ
ス素材としては不向きになる。一方、酸化リチウムの含
有量が9重量%を超えるとガラスの耐失透性が低下しや
すくなる。
【0017】酸化カルシウムは、B23−La23系の
ガラスの高屈折率特性および低分散特性を維持しながら
当該ガラスの耐失透性を向上させるという効果を奏する
成分であるので、本発明においては不可欠の成分であ
る。酸化カルシウムの含有量が0.5重量%未満では前
記の効果を得ることが困難になり、20重量%を超える
と屈折率ndの高い光学ガラスを得ることが困難にな
る。
【0018】酸化亜鉛は、酸化カルシウムと同様にB2
3−La23系のガラスの高屈折率特性および低分散
特性を維持しながら当該ガラスの耐失透性を向上させる
という効果を奏する成分であり、さらに、ガラスの屈伏
点TSを下げる成分でもあるので、本発明において不可
欠の成分である。酸化亜鉛の含有量が2重量%未満では
当該酸化亜鉛を含有させたことによる効果が十分には発
現されず、20重量%を超えるとガラスの耐失透性が低
下しやすくなる。
【0019】そして、酸化ガドリニウムおよび酸化ジル
コニウムは、それぞれ適量含有させた場合にガラスの耐
失透性を向上させる成分であるので、本発明においては
これら2成分のうちの少なくとも一方を含有させる。酸
化ガドリニウムのみを含有させる場合において当該酸化
ガドリニウムの含有量が8重量%を超えると、ガラスの
耐失透性が逆に低下しやすくなる。同様に、酸化ジルコ
ニウムのみを含有させる場合において当該酸化ジルコニ
ウムの含有量が8重量%を超えると、ガラスの耐失透性
が逆に低下しやすくなる。そして、酸化ガドリニウムの
含有量と酸化ジルコニウムの含有量の合計が0.5重量
%未満となるか、または12重量%を超えると、ガラス
の液相温度L.Tが上昇しやすくなる。
【0020】これらの必須成分を上述した含有量の範囲
内で組み合わせることにより、また、必要に応じて他の
成分(任意成分)を含有させることにより、屈折率nd
が1.675以上、アッベ数νdが50以上、屈伏点TS
が概ね600℃以下、液相温度L.Tが1000℃未満
という物性を有する光学ガラスを容易に得ることができ
る。
【0021】前記の物性を有する光学ガラスを得るに当
たって上記の任意成分を含有させる場合には、上述した
必須成分の合計含有量を90重量%以上とし、かつ、任
意成分として、重量%で、酸化ナトリウム0〜5%、酸
化カリウム0〜5%、酸化マグネシウム0〜5%、酸化
ストロンチウム0〜5%、酸化バリウム0〜10%、酸
化タンタル0〜5%、酸化アルミニウム0〜5%、酸化
イッテルビウム0〜5%、酸化ニオブ0〜5%、酸化ヒ
素0〜2%、および酸化アンチモン0〜2%を含有させ
ることができる。
【0022】任意成分として挙げた酸化ナトリウムおよ
び酸化カリウムは、それぞれガラスの屈伏点TSを下げ
る働きをするが、酸化ナトリウムの含有量が5重量%を
超えるとガラスの耐失透性が低下しやすくなる。すなわ
ち、ガラスの液相温度L.Tが上昇しやすくなる。同様
に、酸化カリウムの含有量が5重量%を超えた場合に
も、ガラスの耐失透性が低下しやすくなり、その液相温
度が上昇しやすくなる。
【0023】酸化マグネシウム、酸化ストロンチウム、
酸化バリウム、酸化タンタルおよび酸化アルミニウムそ
れぞれの含有量を上記の範囲内で適宜選択することによ
り、ガラスの光学恒数(nd、νd)を調整することが可
能である。しかしながら、これらの成分のいずれかでも
その含有量が上記の範囲を超えると、ガラスの液相温度
L.Tが上昇しやすくなり、その耐失透性が低下しやす
くなる。
【0024】また、酸化イッテルビウムおよび酸化ニオ
ブは、それぞれ適量の添加によってガラスの耐失透性を
向上させる働きをする。しかしながら、これらの成分の
いずれかでもその含有量が上記の範囲を超えると、ガラ
スの耐失透性が逆に低下しやすくなる。そして、酸化ヒ
素および酸化アンチモンは、それぞれ適量の添加によっ
て脱泡剤あるいは清澄剤としての働きをする。しかしな
がら、これらの成分のいずれかでもその含有量が上記の
範囲を超えると、ガラスの液相温度L.Tが上昇しやす
くなり、その耐失透性が低下しやすくなる。
【0025】本発明の光学ガラスは、前述したように屈
折率ndが1.675以上、アッベ数νdが50以上、屈
伏点TSが概ね600℃以下、液相温度L.Tが100
0℃未満という物性を有しているものを得ることが容易
なガラスである。液相温度L.Tが1000℃未満であ
れば、当該光学ガラス自体の量産が容易である。また、
屈伏点TSが概ね600℃以下であれば、所望の成形品
をプレス成形によって量産する際の素材(プレス成形用
素材(ガラス成形予備体)またはその材料ガラス)とし
て好適である。
【0026】したがって、本発明の光学ガラスは、高屈
折率特性および低分散特性を有する光学部品を精密プレ
ス成形によって高い生産性の下に得るうえで好適なガラ
スである。勿論、精密プレス成形用の素材としての用途
以外に、プレス成形用の素材として、あるいは、機械加
工や研削加工等によって所望の成形品を得る際の素材等
として利用することもできる。
【0027】光学ガラスの屈折率nd、アッベ数νd、屈
伏点TS、液相温度L.T等を総合的に勘案すると、好
ましい光学ガラスとして、必須成分それぞれの含有量
が、重量%で、酸化ホウ素27〜39%、酸化ランタン
16〜28%、酸化イットリウム4〜12%、酸化ケイ
素4〜18%、酸化リチウム2.5〜8%、酸化カルシ
ウム1〜18%、酸化亜鉛3〜18%、酸化ガドリニウ
ム0〜6%、酸化ジルコニウム0〜7%、酸化ガドリニ
ウムと酸化ジルコニウムの合計0.5〜11%であっ
て、これらの必須成分の合計含有量が92%以上であ
り、かつ任意成分として、重量%で、酸化ナトリウム0
〜3%、酸化カリウム0〜3%、酸化マグネシウム0〜
3%、酸化ストロンチウム0〜3%、酸化バリウム0〜
7%、酸化タンタル0〜3%、酸化アルミニウム0〜3
%、酸化イッテルビウム0〜3%、酸化ニオブ0〜3
%、酸化ヒ素0〜2%および酸化アンチモン0〜2%を
含有する組成のものを挙げることができる。
【0028】また、より好ましい光学ガラスとして、必
須成分それぞれの含有量が、重量%で、酸化ホウ素28
〜37%、酸化ランタン17〜27%、酸化イットリウ
ム5〜10%、酸化ケイ素5〜16%、酸化リチウム3
〜7%、酸化カルシウム2〜16%、さらに好ましくは
4〜14%、酸化亜鉛4〜17%、さらに好ましくは6
〜15%、酸化ガドリニウム0〜5%、酸化ジルコニウ
ム0〜6%、酸化ガドリニウムと酸化ジルコニウムの合
計0.5〜10%であって、これらの必須成分の合計含
有量が93%以上であり、かつ任意成分として、重量%
で、酸化ナトリウム0〜3%、酸化カリウム0〜3%、
酸化マグネシウム0〜3%、酸化ストロンチウム0〜3
%、酸化バリウム0〜6%、酸化タンタル0〜3%、酸
化アルミニウム0〜3%、酸化イッテルビウム0〜3
%、酸化ニオブ0〜3%、酸化ヒ素0〜2%および酸化
アンチモン0〜2%を含有する組成のものを挙げること
ができる。
【0029】そして、特に好ましい光学ガラスとして、
必須成分それぞれの含有量が、重量%で、酸化ホウ素3
0〜36%、酸化ランタン18〜25%、酸化イットリ
ウム6〜10%、酸化ケイ素6〜12%、酸化リチウム
3〜6%、酸化カルシウム5〜12%、酸化亜鉛7〜1
3%、酸化ガドリニウム0.5〜4%、酸化ジルコニウ
ム1〜5%、酸化ガドリニウムと酸化ジルコニウムの合
計1.5〜8%であって、これらの必須成分の合計含有
量が95%以上であり、かつ任意成分として、酸化ニオ
ブ0〜2重量%を含有する組成のものを挙げることがで
きる。
【0030】以上説明した本発明の光学ガラスを得るに
当たっては、まず、目的とするガラス組成に応じて所望
の原料をそれぞれ所定量秤量し、これらの原料を混合し
て調合原料を得る。次いで、この調合原料を1150〜
1350℃程度に加熱した熔解炉において熔解させてガ
ラス融液とし、このガラス融液を清澄化した後に撹拌し
て均一化する。その後、均一化したガラス融液を所望形
状に成形し、徐冷することにより得ることができる。こ
の際、酸化ホウ素用の原料としてはB23、H3BO3
を、また、酸化アルミニウム用の原料としてはAl
23、Al(OH)3等を、そして、他の成分用の原料
としては目的とする成分を構成しているカチオン元素に
ついての炭酸塩、硝酸塩、酸化物等を適宜用いることが
できる。
【0031】次に、本発明の精密プレス成形用素材につ
いて説明する。本発明の精密プレス成形用素材は、前述
したように、上記本発明の光学ガラスからなるものであ
る。この精密プレス成形用素材の形状は特に限定される
ものではなく、当該素材を用いた精密プレス成形によっ
て得ようとする成形品の形状に応じて、例えば球状、マ
ーブル状、平板状、柱状等、適宜選択可能である。
【0032】また、その製造方法も特に限定されるもの
ではなく、目的とする形状等に応じて、研削研磨等の冷
間加工、特開昭61−146721号公報に記載されて
いる方法、特公平7−51446号公報に記載されてい
る方法等を適宜適用することができる。
【0033】本発明の精密プレス成形用素材は、前述し
た本発明の光学ガラス、すなわち、屈折率ndが1.6
75以上で、アッベ数νdが50以上で、屈伏点TSが概
ね600℃以下のものを容易に得ることができる光学ガ
ラスからなっているので、高屈折率特性およ低分散特性
を有する精密プレス成形品を得ることが容易な精密プレ
ス成形用素材である。
【0034】次に、本発明の光学部品について説明す
る。本発明の光学部品は、前述したように、上述した本
発明の光学ガラスからなる被成形物を、所定形状のキャ
ビティを形成する上型と下型とで精密プレス成形してな
るものである。ここで、上記の光学部品はプレス成形に
よって得ることが可能なものであればよく、その具体例
としては、球面レンズ、非球面レンズ、プリズム等の光
学素子等が挙げられる。また、当該光学部品は、光学機
能面が最終製品と同様の面精度を有するものであるが、
必要に応じて極めて研磨代の薄い研磨を行うことができ
る。さらに、光学機能面以外の部分、例えばコバ部分を
所望の径に調整する後加工等をすることもできる。
【0035】光学部品の種類が限定されないことに伴っ
て、上記の被成形物の形状も特に限定されるものではな
く、目的とする光学部品の種類や形状に応じて、例えば
球状、マーブル状、平板状、柱状等、適宜選択可能であ
る。
【0036】本発明の光学部品は、上述した本発明の光
学ガラスからなる被成形物を用いること以外は従来と同
様の精密プレス成形法によって得ることができる。精密
プレス成形によって本発明の光学部品を得るにあたって
は、種々の精密プレス成形装置、例えば図1に示す精密
プレス成形装置を用いることができる。
【0037】図1は精密プレス成形装置の一例を示す断
面図であって、この図1に示した精密プレス成形装置1
においては、支持棒2の一端に配設されている支持台3
の上に上型4a、下型4bおよび案内型(胴型)4cか
らなる成形型4が置かれ、これらは、下型4bの成形面
上に被成形物(ガラス成形予備体)5を置き、その上に
上型4aを載せた後に、外周にヒーター6が巻き付けら
れている石英管7中に配置される。前記の上型4aは可
動型となっており、精密プレス成形時には、当該上型4
aの鉛直上方から押し棒8によって荷重が付加される。
また、前記の下型4bの内部には、支持棒2および支持
台3を介して熱伝対9が挿入されており、成形型4の温
度は前記の熱伝対9を利用してモニターされる。被成形
物(ガラス成形予備体)5は、例えば球状を呈する。
【0038】精密プレス成形装置1を用いた精密プレス
成形は、ヒーター6に通電して石英管7中の成形型4お
よび当該成形型4内の被成形物(ガラス成形予備体)5
を所望温度、すなわち、被成形物(ガラス成形予備体)
5の粘度が例えば105〜107.5Pa・s(パスカル・
秒)程度となる温度にまで加熱し、その後、押し棒8を
降下させて上型4aを上方から押し、これによって成形
型4内の被成形物(ガラス成形予備体)5をプレスする
ことで行われる。成形時のプレス圧力およびプレス時間
は、被成形物(ガラス成形予備体)5の粘度等を考慮し
て適宜決定されるが、プレス圧力は例えば50〜100
kg/cm2とされ、プレス時間は例えば10〜120
秒とされる。プレス後、成形物の温度がそのガラス転移
点付近まで降下してから当該成形物を成形型4から取り
出し、その後さらに冷却することにより、所望の光学部
品を得ることができる。
【0039】プレス成形時の温度が概ね650℃以下で
あれば、成形型が熱によって劣化することを容易に抑制
できる。そして、被成形物がガラスである場合、当該ガ
ラスの屈伏点TSが概ね600℃以下であれば、プレス
成形時の温度を概ね650℃以下とすることができる。
そして、前述したように、本発明の光学ガラスは屈折率
dが1.675以上、アッベ数νdが50以上、屈伏点
Sが概ね600℃以下のものを容易に得ることができ
るガラスである。したがって、当該光学ガラスからなる
被成形物を精密プレス成形することによって得られる本
発明の光学部品は、高屈折率特性および低分散特性を有
するものを量産することが容易な光学部品である。
【0040】本発明の光学部品として例えばレンズを得
ようとする場合、当該レンズとしては種々の大きさのレ
ンズ、例えば径が20mmを超える大物レンズ、径が2
0mm以下の小物レンズ、径が12mm以下のマイクロ
レンズ、径が8mm以下の超マイクロレンズを得ること
が可能である。これらのレンズは、例えばカメラやVT
R等に組み込んで使用することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1〜実施例16および比較例1〜比較例6 まず、実施例または比較例毎に、表1、表2、表3また
は表4に示す組成のガラスが得られるように所望の原料
をそれぞれ所定量秤量し、これらの原料を混合して調合
原料を得た。次に、実施例毎または比較例毎に、前記の
調合原料を1150〜1350℃に加熱した熔解炉にお
いて熔解させてガラス融液とし、このガラス融液を清澄
化し、撹拌により均一化してから所定形状の鋳型に鋳込
んだ後、徐冷して、目的とする光学ガラスを得た。
【0042】この際、酸化ホウ素用の原料としてはH3
BO3を、また、酸化アルミニウ ム用の原料としてはA
l(OH)3を用い、他の成分の原料としては、これら
の成分(酸化物)を構成しているカチオン元素について
の炭酸塩、硝酸塩または酸化物をそれぞれ用いた。
【0043】上述のようにして得た各光学ガラスについ
て、屈折率nd、アッベ数νd、屈伏点TSおよび液相温
度L.Tをそれぞれ以下のようにして測定した。これら
の結果を表1〜表4に併記する。
【0044】・屈折率ndおよびアッベ数νd 鋳型に鋳込んだガラス融液を徐冷する際の降温速度を−
30℃/hにして目的とする光学ガラスを得、当該光学
ガラスについて測定した。 ・屈伏点TS 熱膨張測定機を用いて昇温速度8℃/分の条件下で測定
した。
【0045】・液相温度L.T まず、実施例、比較例毎に所定個の試料を用意し、これ
らの試料を500〜1100℃の温度勾配を設けた失透
試験炉に入れて30分間保持した後、室温まで冷却し
た。次いで、これらの試料における結晶生成の有無を倍
率100倍の顕微鏡によって観察し、結晶が認められな
かった最も低い失透試験温度を液相温度とした。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】表1〜表3に示したように、実施例1〜実
施例16で得た各光学ガラスは屈折率ndが1.681
6〜1.6981、アッベ数νdが52.3〜53.6
という高屈折率、低分散の光学ガラスである。そして、
これらの光学ガラスの屈伏点TSは530〜590℃と
低く、その液相温度L.Tも920〜970℃と低い。
したがって、実施例1〜実施例16で得た各光学ガラス
は、プレス成形あるいは精密プレス成形によって高屈折
率特性および低分散特性を有する光学部品を量産するた
めの素材として好適な光学ガラスである。
【0051】一方、比較例1〜比較例4で得た各光学ガ
ラスは、それぞれ特許第2616958号に記載されて
いる実施例5、実施例6、実施例8または実施例9のガ
ラスに相当する高屈折率、低分散の光学ガラスである
が、その液相温度L.Tは1010℃または1000℃
と高い。また、比較例5で得た光学ガラスは、特開平8
−259257号公報に記載されている実施例1のガラ
スに相当する高屈折率、低分散のガラスであるが、その
液相温度L.Tは1000℃と高い。そして、比較例6
で得ようとした光学ガラスは、特開平8−259257
号公報に記載されている実施例2のガラスに相当するも
のであるが、原料の熔解中に失透を起こしたために得る
ことができなかった。失透が起こったことから推察する
に、同公報の実施例2に記載されているガラスの液相温
度L.Tはかなり高い。
【0052】このように、比較例1〜比較例6に示した
組成の光学ガラスは液相温度L.Tが高いので、当該ガ
ラス自体の量産性に劣る。したがって、これらの光学ガ
ラスをプレス成形用の素材あるいは精密プレス成形用の
素材として用いたとしても、所望の成形品を量産するこ
とは困難である。
【0053】実施例17(精密プレス成形用素材の製
造) まず、所定形状の凹部と当該凹部の底に開口している気
体吹き出し用の細孔とを有し、前記の凹部の垂直断面が
鉛直上方(使用時における鉛直上方)に向かって開いて
いるラッパ状となっている成形型を用意した。また、実
施例1で得た光学ガラスと同一組成の光学ガラスが得ら
れるガラス融液を調製した。そして、特公平7−514
46号公報に記載されている成形方法に従って、前記の
ガラス融液から球形の成形品を得た。
【0054】この際の成形条件は、同公報の「実験結果
1」の欄に示されている成形条件と同じにした。すなわ
ち、上記の成形型における凹部の「広がり角度θ」を1
5°、上記の細孔の径を2mmとし、また、ガラス融液
は、流出口が鉛直下方を向くようにして配設された内径
1mm、先端の外径2.5mmの流出パイプによって前
記の成形型の鉛直上方まで導き、その粘度を0.8Pa
・sに保持した状態でここから自然滴下させた。そし
て、上記の成形型における気体吹き出し用の細孔から
は、予め毎分1リットルの空気を吹き出しておき、当該
空気の吹き出しは、前記の流出パイプから自然滴下して
きたガラス塊が十分に冷却されるまで続けた。
【0055】上記の条件下においては、流出パイプから
自然滴下したガラス塊は成形型の凹部の内面とほとんど
接触することなく当該凹部によって受けられ、かつ、ほ
とんど接触せずにわずかに浮上した状態で回転し、球形
化された。
【0056】このようにして得られた球形の成形品は、
直径が4.92mm±0.04mmの真球度を有する球
形を呈し、その表面にキズや汚れは認められなかった。
当該成形品は、例えば高屈折率、低分散の非球面レンズ
を精密プレス成形によって得る際の素材(精密プレス成
形用素材)として好適である。
【0057】実施例18(光学部品の製造) 実施例17で得た精密プレス成形用素材を被成形物とし
て用い、当該被成形物をその粘度(ガラスの粘度)が1
8Pa・sとなる温度に加熱した状態下で、プレス圧力
180kg/cm2、プレス時間10秒の条件の下に図
1に示した精密プレス成形装置によって精密プレス成形
して、非球面レンズを得た。上記の非球面レンズは、精
度が極めて高いものであった。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学ガラ
スは、高屈折率特性および低分散特性を有し、かつ、屈
伏点TSおよび液相温度L.Tが共に低いものを得るこ
とが容易な光学ガラスである。したがって、本発明によ
れば、高屈折率、低分散の光学ガラスからなる所望の精
密プレス成形用素材や光学部品を量産することが容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】精密プレス成形装置の一例の概略を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…精密プレス成形装置、 4…成形型、 5…被成形
物、 7…石英管。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須成分として、酸化ホウ素、酸化ラン
    タン、酸化イットリウム、酸化ケイ素、酸化リチウム、
    酸化カルシウム、酸化亜鉛、および酸化ガドリニウムと
    酸化ジルコニウムの2成分のうちの少なくとも一方を含
    有し、これらの必須成分それぞれの含有量が、重量%
    で、酸化ホウ素25〜42%、酸化ランタン14〜30
    %、酸化イットリウム2〜13%、酸化ケイ素2〜20
    %、酸化リチウム2%より多く9%以下、酸化カルシウ
    ム0.5〜20%、酸化亜鉛2〜20%、酸化ガドリニ
    ウム0〜8%、酸化ジルコニウム0〜8%、酸化ガドリ
    ニウムと酸化ジルコニウムの合計0.5〜12%であっ
    て、これらの必須成分の合計含有量が90%以上であ
    り、かつ任意成分として、重量%で、酸化ナトリウム0
    〜5%、酸化カリウム0〜5%、酸化マグネシウム0〜
    5%、酸化ストロンチウム0〜5%、酸化バリウム0〜
    10%、酸化タンタル0〜5%、酸化アルミニウム0〜
    5%、酸化イッテルビウム0〜5%、酸化ニオブ0〜5
    %、酸化ヒ素0〜2%および酸化アンチモン0〜2%を
    含有することを特徴とする光学ガラス。
  2. 【請求項2】 必須成分それぞれの含有量が、重量%
    で、酸化ホウ素27〜39%、酸化ランタン16〜28
    %、酸化イットリウム4〜12%、酸化ケイ素4〜18
    %、酸化リチウム2.5〜8%、酸化カルシウム1〜1
    8%、酸化亜鉛3〜18%、酸化ガドリニウム0〜6
    %、酸化ジルコニウム0〜7%、酸化ガドリニウムと酸
    化ジルコニウムの合計0.5〜11%であって、これら
    の必須成分の合計含有量が92%以上であり、かつ任意
    成分として、重量%で、酸化ナトリウム0〜3%、酸化
    カリウム0〜3%、酸化マグネシウム0〜3%、酸化ス
    トロンチウム0〜3%、酸化バリウム0〜7%、酸化タ
    ンタル0〜3%、酸化アルミニウム0〜3%、酸化イッ
    テルビウム0〜3%、酸化ニオブ0〜3%、酸化ヒ素0
    〜2%および酸化アンチモン0〜2%を含有する請求項
    1に記載の光学ガラス。
  3. 【請求項3】 必須成分それぞれの含有量が、重量%
    で、酸化ホウ素28〜37%、酸化ランタン17〜27
    %、酸化イットリウム5〜10%、酸化ケイ素5〜16
    %、酸化リチウム3〜7%、酸化カルシウム2〜16
    %、酸化亜鉛4〜17%、酸化ガドリニウム0〜5%、
    酸化ジルコニウム0〜6%、酸化ガドリニウムと酸化ジ
    ルコニウムの合計0.5〜10%であって、これらの必
    須成分の合計含有量が93%以上であり、かつ任意成分
    として、重量%で、酸化ナトリウム0〜3%、酸化カリ
    ウム0〜3%、酸化マグネシウム0〜3%、酸化ストロ
    ンチウム0〜3%、酸化バリウム0〜6%、酸化タンタ
    ル0〜3%、酸化アルミニウム0〜3%、酸化イッテル
    ビウム0〜3%、酸化ニオブ0〜3%、酸化ヒ素0〜2
    %および酸化アンチモン0〜2%を含有する請求項2に
    記載の光学ガラス。
  4. 【請求項4】 必須成分それぞれの含有量が、重量%
    で、酸化ホウ素30〜36%、酸化ランタン18〜25
    %、酸化イットリウム6〜10%、酸化ケイ素6〜12
    %、酸化リチウム3〜6%、酸化カルシウム5〜12
    %、酸化亜鉛7〜13%、酸化ガドリニウム0.5〜4
    %、酸化ジルコニウム1〜5%、酸化ガドリニウムと酸
    化ジルコニウムの合計1.5〜8%であって、これらの
    必須成分の合計含有量が95%以上であり、かつ任意成
    分として、酸化ニオブ0〜2重量%を含有する請求項3
    に記載の光学ガラス。
  5. 【請求項5】 屈折率ndが1.675以上、アッベ数
    νdが50以上、屈伏点TSが600℃以下、液相温度
    L.Tが1000℃未満である請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載の光学ガラス。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の光学ガラスからなる精密プレス成形用素材。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の光学ガラスからなる被成形物を、所定形状のキャビテ
    ィを形成する上型と下型とで精密プレス成形してなる光
    学部品。
JP11107676A 1998-04-28 1999-04-15 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品 Expired - Lifetime JP3059719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11107676A JP3059719B2 (ja) 1998-04-28 1999-04-15 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11807798 1998-04-28
JP10-118077 1998-04-28
JP11107676A JP3059719B2 (ja) 1998-04-28 1999-04-15 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000016831A true JP2000016831A (ja) 2000-01-18
JP3059719B2 JP3059719B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=26447702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11107676A Expired - Lifetime JP3059719B2 (ja) 1998-04-28 1999-04-15 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3059719B2 (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713419B1 (en) 1998-10-12 2004-03-30 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass for precision press molding and optical element
JP2006315954A (ja) * 2006-06-30 2006-11-24 Hoya Corp 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
JP2007008761A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Konica Minolta Opto Inc 光学ガラス及び光学素子
JP2008110880A (ja) * 2006-10-02 2008-05-15 Ohara Inc ガラス成形品製造装置及びガラス成形品製造方法
US7468338B2 (en) 2001-02-20 2008-12-23 Hoya Corporation Optical glass, press-molding preform and optical part
US7638449B2 (en) 2006-02-20 2009-12-29 Asahi Glass Company, Limited Optical glass
WO2010035881A1 (en) * 2008-09-26 2010-04-01 Canon Kabushiki Kaisha Optical material and optical element
US7704904B2 (en) * 2007-01-24 2010-04-27 Konica Minolta Opto, Inc. Optical glass and optical element
US7846860B2 (en) * 2007-02-01 2010-12-07 Asia Optical Co., Inc Optical glass
CN102225844A (zh) * 2011-05-04 2011-10-26 湖北新华光信息材料有限公司 一种光学玻璃的生产方法及由其获得的光学玻璃
CN102295410A (zh) * 2010-06-15 2011-12-28 富士胶片株式会社 光学玻璃
CN101229955B (zh) * 2007-01-24 2012-09-05 柯尼卡美能达精密光学株式会社 光学玻璃和光学元件
JP2012206939A (ja) * 2012-07-17 2012-10-25 Hoya Corp 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
JP2012206938A (ja) * 2012-07-17 2012-10-25 Hoya Corp 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
KR101466930B1 (ko) * 2007-12-21 2014-12-01 재단법인 포항산업과학연구원 Ta205계 유전체 나노 분말 및 그의 제조방법
JP2015120638A (ja) * 2015-01-23 2015-07-02 Hoya株式会社 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
CN105731789A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 株式会社小原 一种光学玻璃、预制件以及光学元件
WO2017002956A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 Hoya株式会社 光学ガラスおよび光学素子
JP2017088479A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社オハラ 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
JP2017171578A (ja) * 2017-06-23 2017-09-28 株式会社オハラ 光学ガラス及び光学素子
CN109279772A (zh) * 2017-07-21 2019-01-29 株式会社小原 光学玻璃、预成型坯及光学元件
CN110950531A (zh) * 2019-12-18 2020-04-03 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器
CN112142322A (zh) * 2020-09-29 2020-12-29 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器
CN112159098A (zh) * 2020-09-29 2021-01-01 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、光学元件和光学仪器
CN112174517A (zh) * 2020-09-29 2021-01-05 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃及光学元件

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713419B1 (en) 1998-10-12 2004-03-30 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass for precision press molding and optical element
US7468338B2 (en) 2001-02-20 2008-12-23 Hoya Corporation Optical glass, press-molding preform and optical part
JP2007008761A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Konica Minolta Opto Inc 光学ガラス及び光学素子
US7638449B2 (en) 2006-02-20 2009-12-29 Asahi Glass Company, Limited Optical glass
JP2006315954A (ja) * 2006-06-30 2006-11-24 Hoya Corp 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
JP2008110880A (ja) * 2006-10-02 2008-05-15 Ohara Inc ガラス成形品製造装置及びガラス成形品製造方法
CN101229955B (zh) * 2007-01-24 2012-09-05 柯尼卡美能达精密光学株式会社 光学玻璃和光学元件
US7704904B2 (en) * 2007-01-24 2010-04-27 Konica Minolta Opto, Inc. Optical glass and optical element
US7846860B2 (en) * 2007-02-01 2010-12-07 Asia Optical Co., Inc Optical glass
KR101466930B1 (ko) * 2007-12-21 2014-12-01 재단법인 포항산업과학연구원 Ta205계 유전체 나노 분말 및 그의 제조방법
WO2010035881A1 (en) * 2008-09-26 2010-04-01 Canon Kabushiki Kaisha Optical material and optical element
US8492298B2 (en) 2008-09-26 2013-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Optical material and optical element
CN102159511A (zh) * 2008-09-26 2011-08-17 佳能株式会社 光学材料和光学元件
US8399371B2 (en) 2010-06-15 2013-03-19 Fujifilm Corporation Optical glass
EP2404881A1 (en) 2010-06-15 2012-01-11 FUJIFILM Corporation Optical glass
CN102295410A (zh) * 2010-06-15 2011-12-28 富士胶片株式会社 光学玻璃
CN102295410B (zh) * 2010-06-15 2015-04-08 富士胶片株式会社 光学玻璃
CN102225844A (zh) * 2011-05-04 2011-10-26 湖北新华光信息材料有限公司 一种光学玻璃的生产方法及由其获得的光学玻璃
JP2012206939A (ja) * 2012-07-17 2012-10-25 Hoya Corp 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
JP2012206938A (ja) * 2012-07-17 2012-10-25 Hoya Corp 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
CN105731789A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 株式会社小原 一种光学玻璃、预制件以及光学元件
JP2015120638A (ja) * 2015-01-23 2015-07-02 Hoya株式会社 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
WO2017002956A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 Hoya株式会社 光学ガラスおよび光学素子
CN107922241A (zh) * 2015-07-02 2018-04-17 Hoya株式会社 光学玻璃及光学元件
JPWO2017002956A1 (ja) * 2015-07-02 2018-06-28 Hoya株式会社 光学ガラスおよび光学素子
JP7040939B2 (ja) 2015-07-02 2022-03-23 Hoya株式会社 光学ガラスおよび光学素子
JP2017088479A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社オハラ 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
JP2017171578A (ja) * 2017-06-23 2017-09-28 株式会社オハラ 光学ガラス及び光学素子
CN109279772A (zh) * 2017-07-21 2019-01-29 株式会社小原 光学玻璃、预成型坯及光学元件
CN110950531A (zh) * 2019-12-18 2020-04-03 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器
CN112142322A (zh) * 2020-09-29 2020-12-29 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、玻璃预制件、光学元件和光学仪器
CN112159098A (zh) * 2020-09-29 2021-01-01 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃、光学元件和光学仪器
CN112174517A (zh) * 2020-09-29 2021-01-05 成都光明光电股份有限公司 光学玻璃及光学元件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3059719B2 (ja) 2000-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3059719B2 (ja) 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用素材および光学部品
US6251813B1 (en) Optical glass and its use
US7827823B2 (en) Optical glass, precision press-molding preform, process for producing the preform, optical element and process for producing the element
JP3912774B2 (ja) 精密プレス成形用光学ガラス、精密プレス成形用プリフォームおよびその製造方法
JP4093524B2 (ja) 光学ガラス、プレス成形予備体および光学部品
JP3270022B2 (ja) 光学ガラスおよび光学製品
JP3943348B2 (ja) 光学ガラス
US7622409B2 (en) Optical glass, precision press-molding preform, process for production thereof, optical element and process for the production thereof
JP4140775B2 (ja) 光学ガラス、精密プレス成形用プリフォームおよびその製造方法、ならびに光学素子およびその製造方法
JP4429295B2 (ja) 光学ガラス
JP3377454B2 (ja) モールドプレス用光学ガラス
JP3255390B2 (ja) 低融点光学ガラス
JP4789358B2 (ja) 光学ガラス
US6413894B1 (en) Optical glass and optical product
JP4034589B2 (ja) 光学ガラス
US20050049132A1 (en) Optical glass, shapable glass material for press-shaping, optical element and process for producing optical element
US20060079390A1 (en) Optical glass, preform for precision press-molding, process for the production of the preform, optical element, and process for the production of the element
WO2013031385A1 (ja) 光学ガラス
JP2002173336A (ja) 光学ガラス及びそれを用いた光学製品
JP2009173543A (ja) 光学ガラス、プレス成形用プリフォーム及びその製造方法、光学素子及びその製造方法
JP2001130924A (ja) 精密プレス成形用ガラス、光学部品およびその製造方法
JP4373688B2 (ja) 光学ガラス、精密プレス成形用プリフォーム、及び光学素子
WO2004041741A1 (ja) 光学ガラス、プレス成形用プリフォームおよび光学素子
JP2005154248A (ja) 光学ガラス、プレス成形用プリフォーム及びその製造方法、光学素子及びその製造方法
JP4881579B2 (ja) 光学ガラス及びそれを用いた光学製品

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421

Year of fee payment: 14

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term