JP2000016635A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2000016635A
JP2000016635A JP10196772A JP19677298A JP2000016635A JP 2000016635 A JP2000016635 A JP 2000016635A JP 10196772 A JP10196772 A JP 10196772A JP 19677298 A JP19677298 A JP 19677298A JP 2000016635 A JP2000016635 A JP 2000016635A
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JP10196772A
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Takeshi Matoba
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を一定の搬送速度で搬送し、読み取り画
像の歪みを防止する信頼性に優れた画像読取装置及び画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 回転体の駆動搬送速度の変更を回転体の
駆動源であるパルスモータの駆動周波数を変更すること
で構成し、各区間ごとに回転体の駆動搬送速度を変更す
ることで、原稿を搬送する原稿搬送速度を略一定にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコピー機、
ファクシミリ、マルチファンクションプリンタ等の画像
形成装置に用いられ、原稿の画像情報を読み取る画像読
取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
例えば図3に示すようなマルチファンクションプリンタ
がある。このマルチファンクションプリンタについて以
下に説明する。
【0003】まず、画像形成部200の構成を、画像形
成されるシートの流れに沿って説明する。シートの搬送
路は、装置本体の略上面側に開いた略Uの字形状であ
る。
【0004】複数枚のシート202がシート供給トレイ
201に積載されており、時計回りに1回転して止まる
給送ローラ203によって、最上位のシートから順に1
枚ずつ繰り出され、搬送ローラ205によって感光ドラ
ム207と転写ローラ206の間のトナー像転写部20
8へと送られる。
【0005】一方、感光ドラム207は、時計回りに回
転しており、帯電ローラ209によって一様に帯電され
た後、画像信号に基づいて発射された選択的なレーザ光
によって露光され静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像器210によって、顕像化(トナー像化)され
る。
【0006】感光ドラム207上に形成されたトナー像
は、転写ローラ206によって電気的に引きつけられる
ことによって、トナー像転写部208を通過するシート
の画像形成面(上面)に順次転写され、画像が形成され
る。
【0007】画像形成されたシートは、ガイド部材21
2によって、定着装置215の定着フィルム213とこ
れに圧接する加圧ローラ214とのニップへ導かれる。
シートがニップを通過する過程で、シート表面に転写さ
れたトナー像は、加熱及び加圧されてシート表面に定着
される。
【0008】定着器215を通過したシートは、ガイド
部材216及び分離ガイド217によってフェースアッ
プ排出ローラ対218に導かれ、さらにフェースダウン
排出ローラ219へ送られ、排出トレイ220上へ排出
される。
【0009】またフラッパ221を切り替え、フェース
アップ排出ローラ対218を抜けたシートを排出口22
2へ送り、排出口222より装置本体を設置してある机
等に排出することもできる。
【0010】230はコントローラであり、画像形成部
200の底部にあって、上記プリントシーケンスをつか
さどる。コントローラ230を含む画像形成部200の
底部の装置本体前部から後部までの長さは、画像形成部
200が画像形成可能な最大サイズのシートの長さより
小さく設けられている。
【0011】次に、画像読取部100について説明す
る。
【0012】画像読取部100の原稿搬送路は、画像形
成部200の略Uの字形状搬送路の外側の装置本体前部
に配置されており、かつ画像形成部200の底部にある
軸部200aの回りに回動可能に支持されている。
【0013】1は、揺動カバーであり、画像形成部20
0の底部の軸部200aの回りに回動可能に支持されて
いる。
【0014】2は、下フレームであり、揺動カバー1に
固着されており、以下に詳細を述べる給送ローラ6、搬
送ローラ12、コンタクトイメージセンサ20、排出ロ
ーラ16を内蔵保持する。
【0015】3は、上フレームであり、軸2aを中心と
して回動自在で、以下に詳細に述べる予備搬送アーム
7、分離パッド9、原稿有無検知レバー11、搬送コロ
13、加圧板バネ15、排出コロ18、抑え板21、原
稿先端部検知レバー23を内蔵保持し、かつ原稿搬送路
の上側のガイド部を兼ねる。
【0016】1bは、積載された原稿102の原稿先端
側の半分の原稿を積載するための積載台である。
【0017】4は、積載台1bの上流側に位置し、原稿
後端側の半分の原稿を積載する原稿トレーである。原稿
トレー4は、揺動カバー1の一部に差込まれており、着
脱可能に保持されている。
【0018】5は、積載台1bの上をスライド可能に支
持され、原稿の幅方向の位置決めを行う原稿スライダで
ある。
【0019】6は、積載台1b及び原稿トレー4に積載
された原稿の中から、最下位の原稿を繰り出すために反
時計方向に回転する給送ローラである。尚、給送ローラ
6の回転軸6aには、図示しないワンウェイクラッチが
同軸上に装着されており、給送ローラ6の外周面を反時
計方向に回すように外力を与えると、つれまわり回転す
るようになっている。
【0020】7は、回転軸10aの回りに回動自在に支
持されており、引っ張りバネ8により給送ローラ6に圧
接している予備搬送アームである。
【0021】9は、分離パッドであり、回転軸10aを
中心に回動自在に支持されているホルダー10と一体的
に構成されて、図示しないバネによって、給送ローラ6
に常時、圧接し、給送ローラ6との間に進入した複数枚
の原稿から1枚のみを分離する。
【0022】11は、原稿有無検知レバーであり、軸1
1aを中心に回動自在に支持されており、原稿が給送ロ
ーラ6と予備搬送アーム7の間に挿入されると、原稿に
押されて時計方向に回動し、その動きを、図示しないフ
ォトセンサによって検知する。
【0023】12は、給送ローラ6の下流側に位置し、
反時計方向に回転する搬送ローラであり、給送ローラ6
によって繰り出された1枚の原稿をさらに下流側に搬送
する。
【0024】ここで、搬送ローラ12の原稿を搬送する
駆動速度は、給送ローラ6のそれよりも略2倍に設定さ
れている。
【0025】搬送コロ13は、回転軸14の回りに回転
自在に支持されており、回転軸14に圧接した加圧板バ
ネ15を介して、搬送ローラ12に圧接している。
【0026】16は、搬送ローラ12の下流側に位置
し、反時計方向に回転する排出ローラであり、搬送ロー
ラ12と搬送コロ13との間でニップ搬送している原稿
を原稿排出トレー17に導く。
【0027】ここで、排出ローラ16の原稿を搬送する
駆動搬送速度は、搬送ローラ12のそれよりも若干速く
設定している。
【0028】これは、原稿が搬送ローラ12と排出ロー
ラ16の両ローラによって搬送される時に、搬送ローラ
12及び排出ローラ16間でたるみを発生させずに引っ
張られた状態にし、原稿表面をコンタクトイメージセン
サ20のガラス表面20aに密着できるようにしてい
る。そのため、この状態では原稿を搬送する駆動搬送速
度は、搬送ローラ12の速度となる。
【0029】排出コロ18は、回転軸19の回りに回転
自在に支持されており、回転軸19に圧接した加圧板バ
ネ15を介して、排出ローラ16に圧接している。
【0030】原稿排出トレー17は、画像形成部200
が画像形成可能な最大サイズのシートの長さと概略同じ
ぐらい装置本体から飛び出している。
【0031】コンタクトイメージセンサ20は、搬送ロ
ーラ12及び排出ローラ16の間にあり、原稿表面上の
画像情報を読み取る。
【0032】抑え板21は、コンタクトイメージセンサ
20に対向した位置にあり、圧縮バネ22によって、コ
ンタクトイメージセンサ20のガラス表面20aに軽く
接触している。抑え板21の働きは、波打ちあるいはカ
ールしている原稿を、ガラス表面20aに密着させ、画
像ボケを防止することである。
【0033】23は、コンタクトイメージセンサ20の
上流側にあり、回転軸14の回りに回転自在に支持さ
れ、図示しないフォトセンサによって、搬送中の原稿先
端部を検知するための原稿先端部検知レバーである。
【0034】101は、テンキー等複数のキーを備えた
操作部であり、上フレームと一体的に固定されている。
操作部101は、上フレーム3と同様に軸部1aの回り
を回動可能である。
【0035】上記構成において、マルチファンクション
プリンタをコピー機として使用する場合を説明する。
【0036】ユーザは、原稿表面を下側にして、原稿1
02の束の先端部を、予備搬送アーム7と給送ローラ6
の間に挿入しつつ積載台1及び原稿トレー4の上にセッ
トする。このとき、装置は原稿有無検知レバー11によ
り、原稿がセットされたことを認識する。
【0037】次に、操作部101内の図示しないコピー
キーを押すと、給送ローラ6が反時計方向に回転する。
【0038】原稿は、予備搬送アーム7により給送ロー
ラ6に圧接されているので、原稿に搬送力が付与され、
原稿が下流側に前進する。給送ローラ6と分離パッド9
のニップに到達すると、1枚の原稿のみが分離されて下
流側に搬送される。
【0039】さらに、原稿は、搬送コロ13が圧接して
いる搬送ローラ12により下流側に搬送され、コンタク
トイメージセンサ20に到達し、抑え板21によりコン
タクトイメージセンサ20のガラス表面20aに押さえ
られながら通過する際に、原稿表面の画像情報が読み取
られる。
【0040】原稿表面の画像情報が、コンタクトイメー
ジセンサ20により読み取られるタイミングは、原稿先
端部が原稿先端部検知レバー23により検知されてから
指定時間後である。
【0041】次に、原稿は、排出コロ18が圧接してい
る排出ローラ16により下流側に搬送され、結果、排出
トレー17の上に排出される。
【0042】2枚目以降の原稿は、1枚目の原稿後端部
が給送ローラ6と分離パッド9のニップを抜けると同時
に給送される。1枚目の原稿と2枚目の原稿との間隔
は、搬送ローラ12の原稿を搬送する速度が、給送ロー
ラ6の約2倍に設定されているため、2枚目の原稿先端
部が搬送ローラ12と搬送コロ13のニップに到達する
までの間に形成される。
【0043】上記連続動作を繰り返すことにより、複数
枚の原稿表面の画像情報を読み取ることが可能である。
【0044】読み取られた画像情報は、電気信号に変換
後、コントローラ230を介して画像形成部200に伝
達され、シートに画像形成して排出トレー220に排出
することが可能である。
【0045】ファクシミリとして画像情報を送信する場
合は、読み取られた画像情報は、電気信号に変換後、コ
ントローラ230を介し、さらに図示しない電話回線を
経て、相手方のファクシミリに伝送される。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、原稿は、給送されてから排出されるま
でに、原稿後端部が受ける摩擦抵抗(バックテンショ
ン)の受け方が異なる4つの区間を持つ。図4〜図7を
用いて説明する。
【0047】図4は、原稿先端部が搬送ローラ12と排
出ローラ16の間にあり、原稿の駆動が搬送ローラ12
のみによって行われ、かつ給送ローラ6及び分離パッド
9によってバックテンションTaを受ける場合を示す図
である。
【0048】この原稿先端部が搬送ローラ12と排出ロ
ーラ16の間にあり、原稿がコンタクトイメージセンサ
20により読み取られる区間をA区間とする。A区間に
おける搬送力Faは、搬送ローラ12による搬送力F1
2のみである。従って、A区間において原稿が搬送中に
受けるバックテンションの影響の度合いEaは、Ta/
F12で表すことができる。
【0049】図5は、原稿先端部が排出ローラ16から
下流側に移動し、駆動が搬送ローラ12及び排出ローラ
16によって行われ、かつ給送ローラ6及び分離パッド
9によってバックテンションTb(=Ta)を受ける場
合を示す図である。
【0050】この原稿先端部が排出ローラ16から下流
側に移動し、原稿が給送ローラ6及び分離パッド9によ
ってバックテンションTbを受ける区間をB区間とす
る。B区間における搬送力Fbは、搬送ローラ12によ
る搬送力F12と排出ローラ16による搬送力F16と
を合成したものである。従って、B区間において原稿が
搬送中に受けるバックテンションの影響の度合いEb
は、Tb/(F12+F16)で表すことができる。
【0051】図6は、原稿先端部が排出ローラ16から
さらに下流側に移動し、原稿後端部が給送ローラ6から
抜けた時を示す図である。
【0052】この時は、駆動が搬送ローラ12及び排出
ローラ16によって行われ、給送ローラ6及び分離パッ
ド9によってバックテンションを受けていない。この原
稿後端部が給送ローラ6から搬送ローラ12までにある
区間をC区間とする。C区間における搬送力Fcは、B
区間と同様に、搬送ローラ12による搬送力F12と排
出ローラ16による搬送力F16とを合成したものであ
るがバックテンションを受けない。従って、C区間にお
いて原稿が搬送中に受けるバックテンションの影響の度
合いEcは0である。
【0053】図7は、原稿後端部が搬送ローラ12から
抜けて、排出ローラ16のみで原稿を搬送している場合
を示す図である。
【0054】この原稿後端部が搬送ローラ12から抜け
て、排出ローラ16のみで原稿を搬送する区間をD区間
とする。D区間における搬送力Fdは、排出ローラ16
による搬送力F16のみである。従って、D区間におい
て原稿が搬送中に受けるバックテンションの影響の度合
いEdは0である。
【0055】従って、各々の区間において、原稿が搬送
中に受けるバックテンションの影響の度合いについて
は、Ea>Eb>Ec=Ed=0の関係かある。
【0056】従来より、バックテンションの影響の度合
いが大きくなれば、原稿表面と搬送するローラ表面との
間でスリップが発生しやすく、この結果、原稿搬送速度
は低下していく傾向にあるということが分かっている。
【0057】従って、各々の区間の原稿搬送速度を、V
a,Vb,Vc,Vdとすれば、各ローラの原稿をする
駆動搬送速度の関係から、Va<Vb<Vc<Vdとな
る。
【0058】図8は、実際のA4サイズの原稿におけ
る、各区間の長さを示した図である。
【0059】図8に示すように、B区間が全体の約80
%を示すから、Vbは読取り画像の伸縮が0となる搬送
速度Vになるように、搬送ローラ12及び排出ローラ1
6の径、圧が設定されている。するとVa<V=Vb<
Vc<Vdとなる。
【0060】読み取り後の画像に関しては、従来より、
原稿を読み取る正しい搬送速度Vから遅い方にずれる場
合は画像が伸び、逆に速い方にずれる場合は縮むことが
分かっている。
【0061】従って、読み取り画像の伸縮の度合いは、
各区間ごとで速度が違うため、微妙に異なってしまっ
た。つまり、A区間の画像は最も伸び、B区間の画像の
伸縮はほぼ0であり、C区間の画像は縮み傾向に移行
し、D区間の画像は最も縮んでしまい、原稿に対して読
み取り画像が歪んでしまっていた。
【0062】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、原稿
を一定の搬送速度で搬送し、読み取り画像の歪みを防止
する信頼性に優れた画像読取装置及び画像形成装置を提
供することにある。
【0063】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像読取装置にあっては、回転体によって原
稿に搬送力を付与し、原稿を搬送して原稿画像を読み取
る画像読取装置において、原稿が搬送中に受ける摩擦抵
抗の影響の度合いの変化に応じて、前記回転体の駆動搬
送速度を変更して、原稿が搬送される原稿搬送速度を略
一定にすることを特徴とする。
【0064】従って、搬送中に原稿が受ける摩擦抵抗の
影響の度合いが異なっても、それに応じて、回転体の駆
動搬送速度を変更して、原稿を搬送する原稿搬送速度を
略一定にすることができ、読み取り画像が歪むことを防
止することができる。
【0065】前記回転体を複数備え、原稿を搬送する回
転体が順次変わっていくことによる原稿が搬送中に受け
る摩擦抵抗の影響の度合いの変化に応じて、各回転体の
駆動搬送速度をそれぞれ独立に変更することが好まし
い。
【0066】これにより、原稿を搬送する回転体が順次
変わって摩擦抵抗の影響の度合いに変化が生じても、そ
れに応じて、各回転体の駆動搬送速度をそれぞれ独立に
変更して、原稿を搬送する原稿搬送速度を略一定にする
ことができ、読み取り画像が歪むことを防止することが
できる。
【0067】原稿先後端部を検知する検知手段を設け、
検知手段の検知情報に基づいて、前記回転体から受ける
摩擦抵抗の影響の度合いが変化する原稿搬送位置を判別
することが好ましい。
【0068】これにより、判別した原稿搬送位置で、回
転体の駆動搬送速度を変更して、原稿を搬送する原稿搬
送速度を略一定にすることができる。
【0069】原稿の種類に応じて、前記回転体の駆動搬
送速度を変更することが好ましい。
【0070】これにより、原稿の種類に応じて、回転体
の駆動搬送速度を変更して、それぞれの種類の原稿を搬
送する原稿搬送速度を略一定にすることができる。
【0071】前記回転体を駆動するパルスモータの駆動
周波数を変更させて、前記回転体の駆動搬送速度を変更
することが好ましい。
【0072】これにより、原稿を搬送する原稿搬送速度
を略一定にすることができる。
【0073】前記回転体の駆動系の減速比を変化させ
て、前記回転体の駆動搬送速度を変更することが好まし
い。
【0074】これにより、原稿を搬送する原稿搬送速度
を略一定にすることができる。
【0075】本発明の画像形成装置にあっては、上記の
画像読取装置を備え、画像読取装置によって画像を読み
取り、シートに読み取った画像を画像形成することを特
徴とする。
【0076】従って、歪みのない高精度の画像形成を行
うことができる。
【0077】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0078】(第1の実施の形態)画像読取装置として
の画像読取部を備えたマルチファンクションプリンタに
ついて以下に説明する。従来技術と同様の構成であるた
め、図3を用いて説明する。
【0079】まず、画像形成部200の構成を、画像形
成されるシートの流れに沿って説明する。シートの搬送
路は、装置本体の略上面側に開いた略Uの字形状であ
る。
【0080】複数枚のシート202がシート供給トレイ
201に積載されており、時計回りに1回転して止まる
給送ローラ203によって、最上位のシートから順に1
枚ずつ繰り出され、搬送ローラ205によって感光ドラ
ム207と転写ローラ206の間のトナー像転写部20
8へと送られる。
【0081】一方、感光ドラム207は、時計回りに回
転しており、帯電ローラ209によって一様に帯電され
た後、画像信号に基づいて発射された選択的なレーザ光
によって露光され静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像器210によって、顕像化(トナー像化)され
る。
【0082】感光ドラム207上に形成されたトナー像
は、転写ローラ206によって電気的に引きつけられる
ことによって、トナー像転写部208を通過するシート
の画像形成面(上面)に順次転写され、画像が形成され
る。
【0083】画像形成されたシートは、ガイド部材21
2によって、定着装置215の定着フィルム213とこ
れに圧接する加圧ローラ214とのニップへ導かれる。
シートがニップを通過する過程で、シート表面に転写さ
れたトナー像は、加熱及び加圧されてシート表面に定着
される。
【0084】定着器215を通過したシートは、ガイド
部材216及び分離ガイド217によってフェースアッ
プ排出ローラ対218に導かれ、さらにフェースダウン
排出ローラ219へ送られ、排出トレイ220上へ排出
される。
【0085】またフラッパ221を切り替え、フェース
アップ排出ローラ対218を抜けたシートを排出口22
2へ送り、排出口222より装置本体を設置してある机
等に排出することもできる。
【0086】230はコントローラであり、画像形成部
200の底部にあって、上記プリントシーケンスをつか
さどる。コントローラ230を含む画像形成部200の
底部の装置本体前部から後部までの長さは、画像形成部
200が画像形成可能な最大サイズのシートの長さより
小さく設けられている。
【0087】次に、画像読取部100について説明す
る。
【0088】画像読取部100の原稿搬送路は、画像形
成部200の略Uの字形状搬送路の外側の装置本体前部
に配置されており、かつ画像形成部200の底部にある
軸部200aの回りに回動可能に支持されている。
【0089】1は、揺動カバーであり、画像形成部20
0の底部の軸部200aの回りに回動可能に支持されて
いる。
【0090】2は、下フレームであり、揺動カバー1に
固着されており、以下に詳細を述べる給送ローラ6、回
転体としての搬送ローラ12、コンタクトイメージセン
サ20、排出ローラ16を内蔵保持する。
【0091】3は、上フレームであり、軸2aを中心と
して回動自在で、以下に詳細に述べる予備搬送アーム
7、分離パッド9、原稿有無検知レバー11、搬送コロ
13、加圧板バネ15、排出コロ18、抑え板21、原
稿先端部検知レバー23を内蔵保持し、かつ原稿搬送路
の上側のガイド部を兼ねる。
【0092】1bは、積載された原稿102の原稿先端
側の半分の原稿を積載するための積載台である。
【0093】4は、積載台1bの上流側に位置し、原稿
後端側の半分の原稿を積載する原稿トレーである。原稿
トレー4は、揺動カバー1の一部に差込まれており、着
脱可能に保持されている。
【0094】5は、積載台1bの上をスライド可能に支
持され、原稿の幅方向の位置決めを行う原稿スライダで
ある。
【0095】6は、積載台1b及び原稿トレー4に積載
された原稿の中から、最下位の原稿を繰り出すために反
時計方向に回転する給送ローラである。尚、給送ローラ
6の回転軸6aには、図示しないワンウェイクラッチが
同軸上に装着されており、給送ローラ6の外周面を反時
計方向に回すように外力を与えると、つれまわり回転す
るようになっている。
【0096】7は、回転軸10aの回りに回動自在に支
持されており、引っ張りバネ8により給送ローラ6に圧
接している予備搬送アームである。
【0097】9は、分離パッドであり、回転軸10aを
中心に回動自在に支持されているホルダー10と一体的
に構成されて、図示しないバネによって、給送ローラ6
に常時、圧接し、給送ローラ6との間に進入した複数枚
の原稿から1枚のみを分離する。
【0098】11は、原稿有無検知レバーであり、軸1
1aを中心に回動自在に支持されており、原稿が給送ロ
ーラ6と予備搬送アーム7の間に挿入されると、原稿に
押されて時計方向に回動し、その動きを、図示しないフ
ォトセンサによって検知する。
【0099】12は、給送ローラ6の下流側に位置し、
反時計方向に回転する搬送ローラであり、給送ローラ6
によって繰り出された1枚の原稿をさらに下流側に搬送
する。
【0100】ここで、搬送ローラ12の原稿を搬送する
駆動搬送速度は、給送ローラ6のそれよりも略2倍に設
定されている。
【0101】搬送コロ13は、回転軸14の回りに回転
自在に支持されており、回転軸14に圧接した加圧板バ
ネ15を介して、搬送ローラ12に圧接している。
【0102】16は、搬送ローラ12の下流側に位置
し、反時計方向に回転する排出ローラであり、搬送ロー
ラ12と搬送コロ13との間でニップ搬送している原稿
を原稿排出トレー17に導く。
【0103】ここで、排出ローラ16の原稿を搬送する
駆動搬送速度は、搬送ローラ12のそれよりも若干速く
設定している。これは、原稿が搬送ローラ12と排出ロ
ーラ16の両ローラによって搬送される時に、搬送ロー
ラ12及び排出ローラ16間でたるみを発生させずに、
引っ張られた状態にし、原稿表面をコンタクトイメージ
センサ20のガラス表面20aに密着させるためであ
る。
【0104】排出コロ18は、回転軸19の回りに回転
自在に支持されており、回転軸19に圧接した加圧板バ
ネ15を介して、排出ローラ16に圧接している。
【0105】原稿排出トレー17は、画像形成部200
が画像形成可能な最大サイズのシートの長さと概略同じ
ぐらい装置本体から飛び出している。
【0106】コンタクトイメージセンサ20は、搬送ロ
ーラ12及び排出ローラ16の間にあり、原稿表面上の
画像情報を読み取る。
【0107】抑え板21は、コンタクトイメージセンサ
20に対向した位置にあり、圧縮バネ22によって、コ
ンタクトイメージセンサ20のガラス表面20aに軽く
接触している。抑え板21の働きは、波打ち或はカール
している原稿を、ガラス表面20aに密着させ、画像ボ
ケを防止することである。
【0108】23は、コンタクトイメージセンサ20の
上流側にあり、回転軸14の回りに回転自在に支持さ
れ、図示しないフォトセンサによって、搬送中の原稿先
端部を検知するための検知手段としての原稿先端部検知
レバーである。
【0109】101は、テンキー等複数のキーを備えた
操作部であり、上フレームと一体的に固定されている。
操作部101は、上フレーム3と同様に軸部1aの回り
を回動可能である。
【0110】図1は、第1の実施の形態の画像読取部の
駆動フローチャート図である。
【0111】図1を用いてフローチャートの内容を、マ
ルチファンクションプリンタをコピーモードで使用する
場合を例にして説明する。
【0112】ユーザは、原稿表面を下側にして、原稿1
02の束の先端を、予備搬送アーム7と給送ローラ6の
間に挿入しつつ積載台1及び原稿トレー4の上にセット
する。このとき、装置本体は、原稿有無検知レバー11
により、原稿がセットされたことを認識する。
【0113】次に、操作部101内の図示しないコピー
キーを押すと、複数のローラ部としての給送ローラ6、
搬送ローラ12及び排出ローラ16を駆動する図示しな
いパルスモータにfppsの駆動周波数が与えられ、給
送ローラ6が反時計方向に回転する。
【0114】原稿は、予備搬送アーム7により給送ロー
ラ6に圧接されているので、原稿に搬送力が働き、下流
側に前進する。給送ローラ6と分離パッド9のニップに
到達すると、1枚の原稿のみが分離されて下流側に搬送
される。
【0115】さらに、原稿は、搬送コロ13が圧接して
いる搬送ローラ12により下流側に搬送され、コンタク
トイメージセンサ20に到達し、抑え板21によりコン
タクトイメージセンサ20のガラス表面20aに押さえ
られつつ通過する際に、原稿表面の画像情報が読み取ら
れる。
【0116】原稿表面の画像情報が、コンタクトイメー
ジセンサ20により読み取られるタイミングは、原稿先
端部が原稿先端部検知レバー23により検知されてから
指定時間後である。
【0117】ここで、原稿が給送されてから排出される
までには、摩擦抵抗の受け型が異なる4つの区間A,
B,C,Dを有する。この各区間は従来技術で説明した
ものと同様なものであるので、その説明は省略する。
【0118】また、原稿先端部が原稿先端部検知レバー
23により検知されると、A区間に対応した、給送ロー
ラ6、搬送ローラ12及び排出ローラ16を駆動する図
示しないパルスモータにf1ppsの駆動周波数が与え
られる。
【0119】ここにA区間における原稿は、給送ローラ
6によるバックテンションの影響を最も受けるので、搬
送ローラ12でスリップしやすい。そこで、そのスリッ
プに見合った分、A区間における原稿搬送速度VaがB
区間における原稿搬送速度Vbとほぼ同じ速度になるよ
うに、駆動周波数f1を、後述のB区間における駆動周
波数f2よりも大きく設定してスリップ分を矯正してい
る。
【0120】このように、本実施の形態では、回転体の
駆動回転速度を変更を回転体の駆動源であるパルスモー
タの駆動周波数を変更することで構成している。
【0121】次に原稿は、排出コロ18が圧接している
排出ローラ16により下流側に搬送され、B区間に入
る。同時に、給送ローラ6、搬送ローラ12及び排出ロ
ーラ16を駆動する図示しないパルスモータにf2pp
sの駆動周波数が与えられる。
【0122】ここで、原稿先端部がB区間に入ったこと
は、原稿先端部が原稿先端部検知レバー23により検知
されてからのモータ駆動パルス数を、排出ローラ16ま
での搬送距離に見合った分カウントすることにより、認
識することが可能である。
【0123】原稿はB区間を搬送している期間が最も長
いので、原稿搬送速度Vbは理想の搬送速度Vになるよ
うに、搬送ローラ12及び排出ローラ16の径、圧が決
定され、駆動周波数f2が設定されている。原稿搬送速
度がVのときは、読取り画像の伸縮は0である。
【0124】さらに原稿は搬送され、原稿後端部が給送
ローラ6を抜けると、C区間に入る。同時に、給送ロー
ラ6、搬送ローラ12及び排出ローラ16を駆動する図
示しないパルスモータにf3ppsの駆動周波数が与え
られる。
【0125】原稿先端部がC区間に入ったことは、原稿
先端部が原稿先端部検知レバー23により検知されてか
らのモータ駆動パルス数を、[(原稿長さ)−(給送ロ
ーラ6から原稿先端検知レバー23までの距離)]の搬
送距離に見合った分カウントすることにより、認識する
ことが可能である。
【0126】C区間における原稿は給送ローラ6による
バックテンションがなくなるので、原稿搬送速度Vcが
速くなり過ぎず、C区間における原稿搬送速度VcがB
区間における原稿搬送速度Vbとほぼ同じ速度となるよ
うに、駆動周波数f3をB区間における駆動周波数f2
よりも小さく設定する。
【0127】さらに、原稿は搬送され、原稿後端部が搬
送ローラ12を抜けるとD区間に入る。同時に、給送ロ
ーラ6、搬送ローラ12及び排出ローラ16を駆動する
図示しないパルスモータにf4ppsの駆動周波数が与
えられる。
【0128】原稿がD区間に入ったことは、原稿後端部
を原稿先端レバー23によって検知することにより認識
することが可能である。
【0129】D区間における原稿は、排出ローラ16の
みで搬送するので、搬送ローラ12よりもさらに駆動搬
送速度が速い速度なので、原稿搬送速度を増加しないよ
うに抑えて、D区間における原稿搬送速度VdがB区間
における原稿搬送速度Vbとほぼ同じになるように、駆
動周波数f4がf4<f3<f2<f1となるように設
定されている。
【0130】さらに、D区間を抜けた原稿は搬送され、
排出トレー17の上に排出される。
【0131】このように、本実施の形態では、回転体と
しての給送ローラ6、搬送ローラ12、排出ローラ16
の駆動回転速度の変更を駆動源であるパルスモータの駆
動周波数を変更することで構成している。
【0132】2枚目以降の原稿は、1枚目の原稿後端部
が給送ローラ6と分離バッド9のニップを抜けると同時
に給送される。1枚目の原稿と2枚目の原稿との間隔
は、搬送ローラ12の駆動搬送速度は、給送ローラ6の
約2倍に設定されているため、2枚目の原稿先端部が搬
送ローラ12と搬送コロ13のニップに到達するまでの
間に形成される。
【0133】上記連続動作を繰り返すことにより、複数
枚の原稿表面の画像情報を読み取ることが可能である。
【0134】読み取られる画像情報は、電気信号に変換
後、コントローラ230を介して画像形成部200に伝
達され、前述のプリントシーケンスを経て、画像形成し
たシートを排出トレー220に排出することが可能であ
る。
【0135】従って、本実施の形態では、上述のシーケ
ンスでパルスモータの駆動を行うので、原稿が搬送中に
受けるバックテンションの影響の度合いが原稿搬送位置
により異なっても、原稿搬送速度を略一定にさせること
が可能である。
【0136】これにより、各区間ごとの読み取り画像の
伸縮の差を極めて小さくすることができ、読み取り画像
が歪むことを防止することができる。
【0137】尚、本発明は本実施の形態のような画像形
成装置に限られるものではなく、画像読取装置単独で適
用できるものである。
【0138】また、回転体はローラだけでなく、原稿に
搬送力を付与するものであればよく、例えば回転ベルト
等を用いることができる。
【0139】(第2の実施の形態)第2の実施の形態
は、回転体の駆動搬送速度を変更する手段を、第1の実
施の形態のように、ファームウェアのみに頼るのではな
く、公知の駆動系の減速比を変更する機械的手段に頼る
ものである。
【0140】例えば、駆動源であるパルスモータから各
ローラ部までの減速比が異なる駆動系列を複数持ち、そ
の駆動系列の切り替えを、パルスモータの回転方向を切
り替える、或はソレノイド等によって異なった歯数のギ
ヤに切り替えることにより実施する。
【0141】本実施の形態も第1の実施の形態と同様な
作用及び効果があるのは明らかである。
【0142】さらに、本実施の形態の場合、原稿がモー
タ駆動1パルスにより搬送される距離もバックテンショ
ンの影響の度合にかかわらず一定となることから、ファ
クシミリモードでダイレクト送信をして原稿が間欠送り
する場合において、読み取り停止時に生じる画像の歪み
をなくすことが可能である。
【0143】(第3の実施の形態)図2は、第3の実施
の形態の画像読取部の駆動フローチャート図である。本
実施の形態では、通常原稿以外に、厚みが厚い或は重量
が重い等の特殊な原稿にも適用可能なものである。
【0144】基本的には第1の実施の形態と同じである
ので、共通部分については、説明を省略する。
【0145】厚みが厚い原稿或は重量が重い原稿等の特
殊な原稿を用いるとき、ユーザは操作部101の図示し
ないキーにより、「厚原稿モード」を指定する。すると
駆動シーケンスは図2に示す特殊原稿専用モードとな
り、第1の実施の形態の場合と同様な手順で、パルスモ
ータが駆動され原稿が搬送される。
【0146】尚、原稿の種類を検知する原稿検知部を備
えて、その検知情報により原稿を判別してモードを選択
するような構成であってもよい。
【0147】各区間毎の駆動周波数は、通常原稿モード
と比較すると、f1→F1,f2→F2,f3→F3,
f4→F4と新規に設定されている。
【0148】厚みが厚い原稿の場合、A区間において搬
送中に受ける給送ローラ6からのバックテンションの影
響は、通常原稿の場合よりも大きくなる。なぜなら、厚
い原稿或は重量のある原稿になるほど、原稿搬送中、原
稿のコシの影響を受けるため、バックテンションが増加
するからである。
【0149】従って、A区間における駆動周波数F1
は、f1<F1と設定して、原稿搬送速度Va′が通常
原稿搬送速度のVbとほぼ同じとなるようにしている。
同様に、B区間における駆動周波数F2は、f2<F2
と設定している。
【0150】C区間及びD区間においては、原稿搬送路
がほぼ直線パスであるので、原稿のコシの影響はほとん
どなく、f3≒F3,f4≒F4と設定されている。
【0151】また、本実施の形態は、厚みが厚い原稿或
は重量のある原稿のみならず厚みが薄い原稿或は軽量な
原稿の場合にも適用可能である。しかし、薄い原稿或は
軽量な原稿の場合は、給送ローラ6からのバックテンシ
ョンの影響の度合いが、厚い原稿或は重量のある原稿の
場合と全く反対になり、通常原稿の場合よりも小さくな
るので、さらに「薄原稿モード」を設定する必要があ
る。
【0152】従って、本実施の形態では、上述のシーケ
ンスで駆動されるので、通常原稿のみならず厚い原稿或
は重量のある原稿及び薄い原稿或は軽量な原稿のような
特殊な原稿に対しても適用可能であり、つまり原稿が搬
送中に受けるバックテンションの影響の度合いが異なっ
ても、原稿搬送速度を略一定にさせることが可能であ
る。
【0153】これにより、各区間ごとの読み取り画像の
伸縮の差をほとんどなくすことができ、読み取り画像が
歪むことを防止することができる。
【0154】
【発明の効果】本発明の画像読取装置は、原稿が搬送中
に受ける摩擦抵抗の影響の度合いの変化に応じて、回転
体の駆動搬送速度を変更して、原稿が搬送される原稿搬
送速度を略一定にすることで、搬送中に原稿が受ける摩
擦抵抗の影響の度合いが異なっても、それに応じて、回
転体の駆動搬送速度を変更して、原稿を搬送する原稿搬
送速度を略一定にすることができ、読み取り画像が歪む
ことを防止することができる。
【0155】回転体を複数備え、原稿を搬送する回転体
が順次変わっていくことによる原稿が搬送中に受ける摩
擦抵抗の影響の度合いの変化に応じて、各回転体の駆動
搬送速度をそれぞれ独立に変更することで、原稿を搬送
する回転体が順次変わって摩擦抵抗の影響の度合いに変
化が生じても、それに応じて、各回転体の駆動搬送速度
をそれぞれ独立に変更して、原稿を搬送する原稿搬送速
度を略一定にすることができ、読み取り画像が歪むこと
を防止することができる。
【0156】原稿先後端部を検知する検知手段を設け、
検知手段の検知情報に基づいて、回転体から受ける摩擦
抵抗の影響の度合いが変化する原稿搬送位置を判別する
ことで、判別した原稿搬送位置で、回転体の駆動搬送速
度を変更して、原稿を搬送する原稿搬送速度を略一定に
することができる。
【0157】原稿の種類に応じて、回転体の駆動搬送速
度を変更することで、原稿の種類に応じて、回転体の駆
動搬送速度を変更して、それぞれの種類の原稿を搬送す
る原稿搬送速度を略一定にすることができる。
【0158】回転体を駆動するパルスモータの駆動周波
数を変更させて、回転体の駆動搬送速度を変更すること
で、原稿を搬送する原稿搬送速度を略一定にすることが
できる。
【0159】回転体の駆動系の減速比を変化させて、回
転体の駆動搬送速度を変更することで、原稿を搬送する
原稿搬送速度を略一定にすることができる。
【0160】本発明の画像形成装置は、上記の画像読取
装置を備え、画像読取装置によって画像を読み取り、シ
ートに読み取った画像を画像形成することで、歪みのな
い高精度の画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態の駆動フローチャート
図である。
【図2】図2は第3の実施の形態の駆動フローチャート
図である。
【図3】図3はマルチファンクションプリンタを示す断
面図である。
【図4】図4は原稿がA区間を搬送される状態を示す動
作図である。
【図5】図5は原稿がB区間を搬送される状態を示す動
作図である。
【図6】図6は原稿がC区間を搬送される状態を示す動
作図である。
【図7】図7は原稿がD区間を搬送される状態を示す動
作図である。
【図8】図8はA4サイズの原稿で各区間で搬送される
領域を示す図である。
【符号の説明】
6 給送ローラ 12 搬送ローラ 16 排出ローラ 20 コンタクトイメージセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体によって原稿に搬送力を付与し、
    原稿を搬送して原稿画像を読み取る画像読取装置におい
    て、 原稿が搬送中に受ける摩擦抵抗の影響の度合いの変化に
    応じて、前記回転体の駆動搬送速度を変更して、原稿が
    搬送される原稿搬送速度を略一定にすることを特徴とす
    る画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体を複数備え、原稿を搬送する
    回転体が順次変わっていくことによる原稿が搬送中に受
    ける摩擦抵抗の影響の度合いの変化に応じて、各回転体
    の駆動搬送速度をそれぞれ独立に変更することを特徴と
    する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿先後端部を検知する検知手段を設
    け、検知手段の検知情報に基づいて、前記回転体から受
    ける摩擦抵抗の影響の度合いが変化する原稿搬送位置を
    判別することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿の種類に応じて、前記回転体の駆動
    搬送速度を変更することを特徴とする請求項1、2又は
    3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体を駆動するパルスモータの駆
    動周波数を変更させて、前記回転体の駆動搬送速度を変
    更することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載
    の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体の駆動系の減速比を変化させ
    て、前記回転体の駆動搬送速度を変更することを特徴と
    する請求項1、2、3又は4に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の
    画像読取装置を備え、画像読取装置によって画像を読み
    取り、シートに読み取った画像を画像形成することを特
    徴とする画像形成装置。
JP10196772A 1998-06-26 1998-06-26 画像読取装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2000016635A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7367555B2 (en) 2003-04-28 2008-05-06 Seiko Epson Corporation Recording medium transfer apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7367555B2 (en) 2003-04-28 2008-05-06 Seiko Epson Corporation Recording medium transfer apparatus
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