JP2000016401A - シート状物品の保持移送装置 - Google Patents

シート状物品の保持移送装置

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JP2000016401A
JP2000016401A JP10199631A JP19963198A JP2000016401A JP 2000016401 A JP2000016401 A JP 2000016401A JP 10199631 A JP10199631 A JP 10199631A JP 19963198 A JP19963198 A JP 19963198A JP 2000016401 A JP2000016401 A JP 2000016401A
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JP10199631A
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Akinori Yamagishi
昭徳 山岸
Eizo Sasaki
英三 佐々木
Takanobu Yamamoto
高信 山本
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Suntory Ltd
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シート状物品の一部を吸着して移送する際に、
吸着されていない部分が上下に振れないように安定させ
る。 【解決手段】シート状物品(リーフレット12)を吸着
するグリップ36は、4個の吸盤66と、その側部に上
下にスライド可能な押さえプレート68を備えている。
押さえプレート68は、自重により下降したときには、
吸盤66により吸着されたリーフレット12より僅かに
下方に突出する。多数枚積層されたリーフレット12を
吸盤66により吸着すると、押さえプレート68はリー
フレット66に押し上げられる。リーフレット12を吸
着保持したグリップ36を上昇させると、押さえプレー
ト68が下がり、リーフレット12の吸着されていない
部分12cを下方へ押し下げる。 【効果】リーフレット12の吸着されていない部分12
cの上方への揺動が規制され、反動による下方への振れ
も抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状物品の保
持移送装置に係り、例えば、リーフレット(洋酒等の容
器の肩口に掛けられる広告等を印刷した紙片)等のシー
ト状の物品を保持して移送するシート状物品の保持移送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記シート状の物品として、例えば、容
器の首部に嵌合する孔が形成された装着部と、この装着
部に連続して設けられて、広告等が印刷された表示部と
を有するリーフレット等が、近年広く用いられている。
このリーフレットは、通常は、容器の首に掛ける装着部
を吸着して保持し、ケース内に収容されている容器の上
方まで移送して、前記装着部の孔を容器の首に嵌合させ
て装着するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記リーフレットのよ
うなシート状物品を一枚ずつ吸着して移送する場合に、
前述のように一部分(装着部)だけを吸着していると、
吸着していない部分(例えば前記広告等が印刷された表
示部)が上下に揺れてしまう。特に、表示部が折り畳ま
れて重くなっている場合には、この部分の揺れが増幅さ
れて一層激しくなり、容器の首に掛けようとする際にケ
ース内の中仕切りに引っ掛かってしまう場合があった。
【0004】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、シート状物品を保持移送する際に、上下に
揺れる等の不安定な状態にすることなく、安定した姿勢
で移送することができるシート状物品の保持移送装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート状物
品の保持移送装置は、下部に吸引部を有する吸着ヘッド
を備え、この吸着ヘッドによって上方からシート状物品
の一部を吸着して移送するものであって、特に、前記吸
引部に対して相対的に昇降可能な押さえ部材を設け、吸
引部によって吸着したシート状物品よりも押さえ部材の
下端を下方へ突出させることにより、シート状物品を下
方へ向けて押さえた状態にして移送するようにしたもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る「シート状物品の保持移送装置」を備えた「シート状
物品の装着装置」の全体を示す平面図である。図におい
て、2は前工程のケーサにおいて容器(ボトル)4が挿
入されたケース6を連続的に搬送する箱導入コンベヤで
ある。この例では、各ケース6内に縦(ケース6の長手
方向を縦と呼ぶ)の列に4本、横の列に3本の計12本
の容器4が収容され、連続運転される箱導入コンベヤ2
によって連続的に搬送される。箱導入コンベヤ2の下流
端に、間欠運動する箱移送コンベヤ8が配置され、前記
連続的に搬送されてきたケース6を一定の間隔に切離し
て間欠的に搬送し所定の位置に停止させる。なお、各ケ
ース6内には、挿入された容器4同士が衝突して傷付い
たり破損したりしないように、一本ずつ容器4を保持す
る中仕切り10が縦横に設けられて、容器4の収容部を
区画している(図14(b)等参照)。
【0007】箱移送コンベヤ8の側部に、前記容器4の
首部に装着されるリーフレット(シート状物品)12
(リーフレットのマガジンを示す図2参照)を供給する
供給手段14が設けられている。このリーフレット供給
手段14は、多数枚のリーフレット12を保持するマガ
ジン16を、前記箱移送コンベヤ8の側部まで搬送する
マガジン導入コンベヤ18と、マガジン16からリーフ
レット12が取出された後、このマガジン16を排出す
るマガジン排出コンベヤ20とを有している。これらマ
ガジン導入コンベヤ18とマガジン排出コンベヤ20と
は、平行して、前記箱移送コンベヤ8と直交する方向に
配置されている。マガジン導入コンベヤ18の下流端に
は、図示しないストッパが設けられ、搬送されてきたマ
ガジン16を箱移送コンベヤ8に隣接した位置に停止さ
せる。なお、これら両コンベヤ18,20上のマガジン
16は、前記箱移送コンベヤ8と平行に配置されたトレ
イコンベヤ22によって搬入搬出される。
【0008】前記箱移送コンベヤ8とマガジン導入コン
ベヤ18との交差部付近に、マガジン16からリーフレ
ット12を取出してケース6内の容器4の首部に掛ける
ロボット24が配置されている。このロボット24に
は、後に説明するパッキングヘッドが取付けられ、前記
マガジン導入コンベヤ18の下流端(リーフレット取出
し位置)に停止しているマガジン16(16A)から、
リーフレット12を1枚ずつ吸着して取出し、箱移送コ
ンベヤ8上のケース6内に収容されている各容器4に装
着する。
【0009】図面に示す例では、ロボット24によって
ケース6内の縦1列分(4本)の容器4に同時にリーフ
レット12を掛けるようになっており、ロボット24
は、マガジン16から同時に4枚のリーフレット12を
取出す。また、各ケース6内には縦3列の容器4が収容
され、1台のロボット24が容器4の縦1列分ずつリー
フレット12を装着するようになっているので、箱移送
コンベヤ8の側部に、3台のロボット24とこれに対応
する3組のリーフレット供給手段14が配置されてい
る。
【0010】この実施例のリーフレット12は、図2
(マガジン16の平面図)に示すように、容器4の首部
に嵌合される孔12aが形成された容器4への装着部1
2bと、この装着部12bに連続して設けられ、広告等
が印刷された表示部12cとを有している。そして、マ
ガジン16には、前記リーフレット12の装着部12b
の孔12aが嵌合するリーフレット支持ロッド26が、
直立して4本ずつ2列設けられている。また、リーフレ
ット12の孔12aが支持ロッド26に嵌合した状態で
表示部12cが位置する部分の両側に、この表示部12
cを保持するガイドプレート28が設けられている。両
側で一対となるガイドプレート28は、これらガイドプ
レート28と直交する方向に配置された2本の調整プレ
ート29A,29Bにそれぞれ取付けられている。各調
整プレート29A,29Bは、レバー31A,31Bを
操作することによって長手方向に移動できるようになっ
ており、両調整プレート29A,29Bを相対的に移動
させることにより、両側ガイドプレート28の間隔を調
整することができる。従って、容器4に装着するリーフ
レット12のサイズが変わる場合には、両側のガイドプ
レート28の間隔を適宜調整して対応することができ
る。
【0011】各支持ロッド26の下部は台27になって
おり、リーフレット12は、支持ロッド26に嵌合した
装着部12bがこの台27の上に積まれ、表示部12c
は下方へ垂れ下がった状態でマガジン16に保持される
(図4参照)。なお、マガジン16には、同時にリーフ
レット12が掛けられる容器4の一列分の数と同数の支
持ロッド26が設けられていれば良く、4本の支持ロッ
ド26が1列、あるいは4本の支持ロッド26が3列等
であっても良い。また、横1列分(この例では3本)の
容器4に同時にリーフレット12を掛けるようにするこ
ともでき、この場合には、3本の支持ロッド26を1列
あるいは複数列設ければ良い。
【0012】前記ロボット24には、リーフレット12
を吸着保持してマガジン16内から取出して容器4に装
着するパッキングヘッド30が取付けられるようになっ
ている。このパッキングヘッド30について、図5ない
し図9により説明する。パッキングヘッド30は、上端
の取付け板32および取付けロッド34(図9参照)を
介してロボット24の本体に取付けられるようになって
おり、前記マガジン16に積層されて供給されるリーフ
レット12を、4本の支持ロッド26から1枚ずつ同時
に吸着保持できるように、4個のグリップ36(図5の
左から順に36A,36B,36C,36Dで示す)が
一列に設けられている。
【0013】各グリップ36(36A,36B,36
C,36D)は、垂直なロッド38(38A,38B,
38C,38D)の下端にそれぞれ取付けられており、
これら垂直ロッド38は、水平に配置された2本の平行
なガイドロッド40A,40Bに摺動自在に支持された
スライドブロック42(42A,42B,42C,42
D)を上下に貫通して、昇降可能に支持されている。各
垂直ロッド38は、スライドブロック42の上下端に形
成された突出部42a,42b(図6参照)間に介装さ
れたスプリング44によって常時下方へ付勢されてい
る。
【0014】前記各グリップ36が支持されている4個
のスライドブロック42は、ガイドロッド40A,40
Bに沿って移動させることによりその間隔を調整できる
ようになっている。このグリップ36の間隔を調整する
機構について、図5および図10により説明する。平行
な二本のガイドロッド40A,40Bの中央に位置する
中間ブロック46上に、第1プレート48が固定されて
いる。この第1プレート48上の両側には、それぞれ二
枚の小プレート50,51が取付けられている。各小プ
レート50,51にはそれぞれ長穴50b,51bが形
成され、この長穴50b,51bを挿通したボルト52
によって第1プレート48に連結されており、長穴50
b,51bの範囲内で、第1プレート48に対する各小
プレート50,51の位置を変更できるようになってい
る。
【0015】両側の各二枚の小プレート50,51が向
かい合う面には、それぞれ半円形の切欠き50a,51
aが形成されている。第1プレート48の、これら半円
形切欠き50a,51aの下方に位置する部分には長溝
48aが形成されており、内側の二本の垂直ロッド38
B,38Cが支持されている各スライドブロック42
B,42C上にはそれぞれピン54が設けられており、
これらピン54が、前記第1プレート48の長溝48a
を貫通して、小プレート50,51の向かい合う半円形
切欠き50a,51a間に位置している。これにより、
ピン54が小プレート50,51の半円形の切欠き50
a,51a間の距離だけ移動できるようになっており、
さらに、内側の各スライドブロック42B,42Cおよ
びこのスライドブロック42B,42Cに垂直ロッド3
8B,38Cを介して支持されているグリップ36B,
36Cは、各ピン54が半円形切欠き50a,51a間
で移動できる範囲だけ、ガイドロッド40A,40Bに
沿って移動できるようになっている。
【0016】前記内側の2個のスライドブロック42
B,42C上に設けられたピン54には、それぞれ第2
プレート56が固定されている。従って、これら第2プ
レート56も、第1プレート48上の小プレート50,
51に形成されている半円形切欠き50a,51aの間
隔分だけ移動可能になっている。第2プレート56は一
端(中央寄りの部分)が前記内側のスライドブロック4
2B,42Cに固定されるとともに、他端側の下面に
は、それぞれ二枚の小プレート58,59が取付けられ
ている。これら各小プレート58,59にも、それぞれ
長穴58b,59bが形成されており、この長穴58
b,59bを挿通したボルト60によって第2プレート
56に連結されて、その長穴58b,59bの範囲内
で、第2プレート56に対する位置を変更できるように
なっている。
【0017】両側各二枚の小プレート58,59が向か
い合う面には、それぞれ半円形の切欠き58a,59a
が形成されている。第2プレート56の、これら半円形
切欠き58a,59aの上方に位置する部分には長溝5
6aが形成されており、外側の二本の垂直ロッド38
A,38Dが支持されている各スライドブロック42
A,42D上に設けられたピン62が、前記第2プレー
ト56の長溝56aを貫通するとともに半円形切欠き5
8a,59a間に位置している。これにより、ピン62
は小プレート58,59の半円形切欠き58a,59a
の間の距離だけ移動できるようになっており、さらに、
外側の各スライドブロック42A,42Dおよびこのス
ライドブロック42A,42Dに支持されているグリッ
プ36A,36Dは、ピン62が半円形切欠き58a,
59a間で移動できる範囲だけ移動できるようになって
いる。
【0018】前述のように、グリップ36がそれぞれ支
持されている4個のスライドブロック42のうち、内側
の2個のスライドブロック42B,42Dは、第1プレ
ート48上の半円形の切欠き50a,51aの範囲で移
動可能であり、外側の2個のスライドブロック42A,
42Dは、前記内側のスライドブロック42B,42C
とともに移動する第2プレート56に対し、その半円形
の切欠き58a,59aの範囲で移動可能になってい
る。従って、4個のグリップ36A,36B,36C,
36Dは、所定の範囲内で互いの距離を拡縮することが
できる。そして、この実施例では、リーフレット12を
吸着する際には、各グリップ36A,36B,36C,
36Dの間隔が前記マガジン16の支持ロッド26の間
隔と一致するように、等間隔で配置され、ケース6内の
容器4にリーフレット12を装着する際には、ケース6
の底がフラップが折込まれて平坦でないため、内側2個
のグリップ36B,36Cの間隔を狭めるとともに、内
側のグリップ36B,36Cと外側のグリップ36A,
36Dとの間を広げるようにしている。なお、グリップ
36間の間隔調整は、前記のようにリーフレット12の
吸着時と装着時に行なうだけでなく、サイズの異なる容
器4に兼用するために間隔調整できることはいうまでも
ない。
【0019】前記のように4個のスライドブロック42
A,42B,42C,42Dは、所定の範囲(半円形の
切欠き50a,51aおよび58a,59aの距離)だ
け移動できるようになっているが、本実施例に係る装置
は異なるサイズの容器4に兼用できるようになってお
り、特に、容器4のサイズが大幅に違う場合には、前記
第1プレート48、その小プレート50,51、第2プ
レート56およびその小プレート58,59を交換して
対応する。この実施例では前記プレート48,50,5
1,56,58,59が一体のアタッチメントとして交
換可能になっている。図5および図7に示すように、一
体のアタッチメントをL字状プレート61で押さえ、レ
バー63の回転によりロックする。なお、図5はレバー
63を下方へ引下げ、L字状プレート61によって前記
プレートのアタッチメントをロックした状態、図7はレ
バー63を上方へ回転させて緩め、前記アタッチメント
を外した状態を示している。
【0020】前記各グリップ36A,36B,36C,
36Dがそれぞれ支持されている4個のスライドブロッ
ク42A,42B,42C,42Dを移動させる構成に
ついて、図6および図8により説明する。各スライドブ
ロック42A,42B,42C,42D上には、それぞ
れ取付けプレート80A,80B,80C,80Dが固
定されている。図8の左から3番目の取付けプレート8
0Cの上面に第1のシリンダ82が固定され、そのロッ
ドの先端が左から2番目の取付けプレート80B上に連
結されている。この第1シリンダ82の動作により、内
側のスライドブロック42B,42C上にそれぞれ設け
られたピン54が、小プレート50,51の切欠き50
a,51a間で移動する。すなわち、第1シリンダ82
のロッドが伸張したときには、シリンダ本体側と一体の
スライドブロック42C上のピン54と、ロッド側と一
体のスライドブロック42B上のピン54とが互いに離
隔して、各ピン54がそれぞれ外側の小プレート51の
半円形切欠き51aに当たって停止する。また、第1シ
リンダ82のロッドが収縮したときには、両ピン54が
互いに接近し、内側の小プレート50の半円形切欠き5
0aにそれぞれ当たって停止する。
【0021】左から2番目の取付けプレート80Bの上
面には第2のシリンダ84が固定され、そのロッドの先
端が最も左に位置する取付プレート80A上に連結され
ている。この第2シリンダ84を動作させると、最も左
のスライドブロック42A上に設けられたピン62が小
プレート58,59の切欠き58a,59a間で移動す
る。さらに、左から3番目の取付プレート80Cの下面
には第3のシリンダ86が固定され、そのロッドの先端
が最も右側の取付プレート80Dの下面に連結されてい
る。この第3シリンダ86を動作させると、最も右側に
位置するスライドブロック42D上に設けられたピン6
2が小プレート58,59の切欠き58a,59a間で
移動する。
【0022】次に、図11ないし図13により、前記パ
ッキングヘッド30に取付けられたグリップ36の構成
について説明する。各グリップ36は、角柱状の本体6
4の四隅に吸盤66が設けられており、これらの4個の
吸盤66により、リーフレット12の装着部12bに形
成されている孔12aの周囲を吸着する。この本体64
の一方の側面には、押さえプレート68が両側の保持プ
レート67間に前面を保持されて上下にスライド可能に
取付けられている。この押さえプレート68は、通常は
自重によって下降しており、下降時にはその先端(下
端)が前記吸盤66よりも僅かに下方へ突出した状態に
なる(図11参照)。そして、下方から押圧されると上
方へスライドできるようになっている。この押さえプレ
ート68の上部には落下防止プレート69が連結されて
おり、下降時にはこの落下防止プレート69が保持プレ
ート67の上端に当たって下降位置を規制する。また、
前記本体64の下面側には、図13に示すように円形の
空間70が形成されており、リーフレット12を支持ロ
ッド26から取出す際、および容器4に装着する際に、
支持ロッド26の先端または容器4の頭部がこの空間7
0内に挿入される。
【0023】前記構成に係るシート状物品の装着装置の
作動について説明する。図示しないケーサにおいて容器
4が収容されたケース6が、連続運転される箱導入コン
ベヤ2によって連続的に搬送され、間欠運動する箱移送
コンベヤ8へ乗り移り、所定の間隔で間欠的に搬送され
て所定の位置に停止する。一方、リーフレット12は、
マガジン16に4本ずつ2列に配置されている各支持ロ
ッド26に、装着部12bに形成された孔12aを嵌合
させることによりそれぞれ複数枚ずつ支持されている。
このように多数枚のリーフレット12が支持されたマガ
ジン16は、導入コンベヤ18によって箱移送コンベヤ
8の側部の取出し位置まで搬送され、図示しないストッ
パによって停止される。
【0024】マガジン16が導入コンベヤ18の下流端
に停止すると、ロボット24が作動し、マガジン16
の、ケース6の進行方向後方側(図1の右側)に位置し
ている4枚のリーフレット12の上方へ、パッキングヘ
ッド30を移動させる。このとき、各グリップ36A,
36B,36C,36Dにそれぞれ設けられた4個の吸
盤66が、リーフレット12の装着部12bの孔12a
の周囲(マガジン16の支持ロッド26の周囲)を囲む
ように位置するとともに、押さえプレート68が装着部
12bと表示部12cとの間に位置するようになってい
る。この位置でパッキングヘッド30を下降させ、その
4個のグリップ36によって同時にリーフレット12を
吸着する(図14(a)参照)。この吸着時に、パッキ
ングヘッド30を下降させてグリップ36の吸盤66を
リーフレット12に押付けると、各グリップ36の一側
面に上下にスライド可能に設けられている押さえプレー
ト68は、リーフレット12によって上方へ押し上げら
れる。
【0025】なお、この実施例では、3台のロボット2
4によってケース6内の縦3列の容器4に1列ずつ順次
リーフレット12を装着するようになっており、図14
および図15は、図1の中間に配置されたロボット24
によりケース6内の中間の列の容器4(4B)にリーフ
レット12を装着する場合を示している。
【0026】各グリップ36がマガジン16上のリーフ
レット12を吸着した後、パッキングヘッド30を上昇
させると、吸着されている一番上のリーフレット12が
取出される。すると、リーフレット12に押し上げられ
て上方へスライドしていた押さえプレート68は自重に
より下降し、リーフレット12の表示部12c側を下方
へ押し下げる(図12参照)。このようにリーフレット
12をマガジン16から取出す際に、グリップ36の上
昇に伴って、押さえプレート68がリーフレット12を
下方へ向けて押さえるので、リーフレット12の2枚取
りを防止することもできる。
【0027】次に、ロボット24は、その前方の箱移送
コンベヤ8上に停止しているケース6の上方にパッキン
グヘッド30を移動させる。前記のようにリーフレット
12の吸着されていない部分(表示部12c)が、押さ
えプレート68によって下方へ向けて押圧されているの
で、移動する際に、上方への揺動が規制され、また、そ
の反動としての下方への揺れも低減するので、全体とし
て上下の揺れを大幅に抑制することができる。なお、図
14および図15は、ケース6内に収容された縦3列の
容器4のうち中央の列の容器4(4B)にリーフレット
12を装着する場合を示しており、この図によりリーフ
レット12を装着する工程の一例を説明する。ロボット
24は、先ず、リーフレット12の表示部12cが図中
の左側の列の容器4(4A)側の上方に位置するよう
に、パッキングヘッド30を移動させる。この状態でパ
ッキングヘッド30を下降させると、リーフレット12
の押し下げられた部分(表示部12c)が、中央の列の
容器4(4B)と左側の列の容器4(4A)との間の中
仕切り10の上端に当たる(図14(b)参照)。
【0028】この状態で、パッキングヘッド30を中央
の列の容器4(4B)上から図の右側の列の容器4(4
C)上に向けて水平移動する。リーフレット12の下方
に折曲げられている部分は、前記中仕切り10の上端を
滑って移動し、下端が中仕切り10を通過すると、中央
の容器4(4B)が収容されている中仕切り10内に入
る(図14(c)参照)。このときには、グリップ36
に吸着されているリーフレット12の装着部12bは、
中央の列の容器4(4B)の首部の上方を通過している
ので、容器4(4B)の中心とグリップ36の軸線とが
一致する位置までパッキングヘッド30を逆方向に移動
させる(図15(a)参照)。
【0029】グリップ36が逆方向へ移動すると、リー
フレット12の下方へ押し下げられている部分が、中仕
切り10の内面に押付けられて先端部が下方へずれてい
く。そして、容器4(4B)とグリップ36の中心が一
致したところまできたときに、グリップ36を下降させ
る(図15(b)参照)。こうしてグリップ36を下降
させると、グリップ36が吸着保持しているリーフレッ
ト12の装着部12bの孔12aが、容器4(4B)の
首部に嵌合され、さらに、容器4(4B)の首部はグリ
ップ36の空間70に挿入される(図15(c)参
照)。このようにリーフレット12の装着部12bの孔
12aを容器4(4B)の首部に嵌合させていくと、同
時に、リーフレット12の表示部12cは、容器4の肩
部まで押し下げられ、安定した状態で容器4に装着され
る。ここで、グリップ36の吸盤66による吸着を解除
してリーフレット12を離した後、グリップ36は上昇
して次の動作に備える。
【0030】図14および図15では、ケース6内の中
央の列の容器4(4B)にリーフレット12を装着する
場合について説明したが、図中の右側の列の容器4(4
C)にリーフレット12を装着する場合にも、前述の説
明と同様にして装着することができる。しかしながら、
図の左側の列の容器4(4A)に対しては、ケース6の
側壁6aの上方にフラップ6bが立上がっているので、
同様の工程でリーフレット12を装着することはできな
い。そこで、この列の容器4(4A)の場合には、グリ
ップ36に保持されているリーフレット12がフラップ
6bよりも内側に入るようにして、グリップ36をケー
ス6内の上方へ位置させる。次に、左側の容器4(4
A)の上方へ向けてグリップ36を移動させることによ
り、リーフレット12の押し下げられた下部(表示部1
2c)をケース6のフラップ6bおよび側壁6aに押付
けるとともに、グリップ36の中心を容器4(4A)の
中心に一致させる。その後、グリップ36を下降させる
ことにより、リーフレット12を容器4(4A)の首部
に装着する。
【0031】前記のように、縦3列に容器4が収容され
たケース6を、間欠運転される箱移送コンベヤ8によっ
て3台のロボット24の前方に順次停止させ、1列分ず
つ容器4にリーフレット12を装着する。このように間
欠的に供給されてくるケース6内の容器4に、ロボット
24によってマガジン16から取出したリーフレット1
2を装着していくと、マガジン16上ではリーフレット
12が取出されて次第に減少する。この例では、マガジ
ン16の各支持ロッド26にリーフレット12が90枚
ずつ積層されるようになっており、そのうちの80枚を
取出し、10枚は予備として残すようになっている。マ
ガジン16には4本一組の支持ロッド26が2組設けら
れており、前記のようにマガジン16の、ケース6の進
行方向後方側の支持ロッド26からリーフレット12を
80枚取出すと、次は、マガジン16の、ケース6の進
行方向前方側の支持ロッド26からリーフレット12を
取出す。この進行方向前方側の支持ロッド26からも8
0枚取出した後、この空(実際には10枚ずつ残ってい
る)になったマガジン16を、導入コンベヤ18からプ
ッシャ(図示せず)によって排出コンベヤ20側へ押出
して排出するとともに、導入コンベヤ18に次のマガジ
ン16が導入される。
【0032】また、多数枚(この例では90枚)積層さ
れたリーフレット12を、上端から一枚ずつ取出すと、
リーフレット12の高さが次第に低くなっていくので、
所定の枚数取出す毎にグリップ36の下降する高さを所
定量ずつ下げていくようになっている。例えば、リーフ
レット12を二枚取出す毎に0.5mmずつ下降させ
る。なお、このグリップ36の下降する高さは、リーフ
レット12の厚さ等に応じて適宜設定を変更することが
できる。
【0033】なお、前記実施例では、パッキングヘッド
30に設けられた4個のグリップ36によって1列の4
本の容器4に同時にリーフレット12を装着するように
したが、ケース6内の半分の容器4にだけリーフレット
12を装着すれば良い場合もあり、このような場合に
は、内側と外側のグリップ36を1個ずつ取外して2個
のグリップ36だけを使用することもできる。
【0034】また、前記実施例では、自重により下降す
る押さえ部材を用いてシート状物品の振れを押さえるよ
うにしたが、ピンシリンダ等によって下方へ付勢するよ
うにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、下部
に吸引部を有する吸着ヘッドを備え、この吸着ヘッドに
よって上方からシート状物品の一部を吸着して移送する
シート状物品の保持移送装置において、前記吸引部に対
して相対的に昇降可能な押さえ部材を設け、吸引部によ
って吸着したシート状物品よりも押さえ部材の下端を下
方へ突出させることにより、シート状物品を下方へ向け
て押さえた状態にして移送するようにしたことにより、
移動する際に、上方への揺動が規制され、また、その反
動としての下方への揺れも低減するので、全体として上
下の揺れを大幅に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシート状物品の保持移
送装置を備えたシート状物品の装着装置の全体を示す平
面図である。
【図2】前記シート状物品の装着装置に設けられたリー
フレット供給用マガジンの平面図である。
【図3】前記マガジンの正面図である。
【図4】前記マガジンの側面図である。
【図5】前記シート状物品の装着装置に設けられたパッ
キングヘッドの一部を省略して示す正面図であり、図の
左半分はグリップ間を拡開した状態、右半分はグリップ
間を縮小した状態を示す。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】図5のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】パッキングヘッドのグリップの間隔を調整す
る機構を説明する図である。
【図11】グリップの背面図である。
【図12】グリップの側面図である。
【図13】グリップの底面図である。
【図14】(a),(b),(c)は、前記シート状物
品の装着装置の作動を順に説明する図である。
【図15】(a),(b),(c)は、前記シート状物
品の装着装置の作動を順に説明する図である。
【符号の説明】
12 シート状物品 36 吸着ヘッド(グリップ) 66 吸引部(吸盤) 68 押さえ部材(押さえプレート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 英三 大阪府大阪市北区堂島2−1−5 サント リー株式会社内 (72)発明者 山本 高信 大阪府大阪市北区堂島2−1−5 サント リー株式会社内 Fターム(参考) 3E003 AA01 AB02 BA03 BB02 BC01 BD04 CA01 CA02 CB03 CB05 CB06 DA02 DA07 3E056 AA06 BA10 CA04 DA05 EA08 FE13 GA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に吸引部を有する吸着ヘッドを備
    え、この吸着ヘッドによって上方からシート状物品の一
    部を吸着して移送するシート状物品の保持移送装置にお
    いて、 前記吸引部に対して相対的に昇降可能な押さえ部材を設
    け、吸引部によって吸着したシート状物品よりも押さえ
    部材の下端を下方へ突出させることにより、シート状物
    品を下方へ向けて押さえた状態にして移送することを特
    徴とするシート状物品の保持移送装置。
JP10199631A 1998-06-30 1998-06-30 シート状物品の保持移送装置 Pending JP2000016401A (ja)

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JP10199631A JP2000016401A (ja) 1998-06-30 1998-06-30 シート状物品の保持移送装置
US09/342,413 US6192658B1 (en) 1998-06-30 1999-06-29 Method and apparatus for fitting a sheet-like article
DE69900243T DE69900243T2 (de) 1998-06-30 1999-06-30 Verfahren und Vorrichtung zum Anbringen eines blattförmigen Gegenstandes um den Hals von Flaschen in einem Kasten
EP99112713A EP0968924B1 (en) 1998-06-30 1999-06-30 Method and apparatus for placing a sheet-like article around the neck of bottles placed in a crate

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014177292A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Lintec Corp シート装着装置及び装着方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014177292A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Lintec Corp シート装着装置及び装着方法

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