JP2000016202A - 乗物の電力供給装置 - Google Patents
乗物の電力供給装置Info
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- JP2000016202A JP2000016202A JP10192796A JP19279698A JP2000016202A JP 2000016202 A JP2000016202 A JP 2000016202A JP 10192796 A JP10192796 A JP 10192796A JP 19279698 A JP19279698 A JP 19279698A JP 2000016202 A JP2000016202 A JP 2000016202A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、演算タスクが増大しても、シ
ステム応答性を劣化を防止し得る乗物の電力供給装置を
提供することにある。 【解決手段】制御モジュール3,4,5,6,7は、バ
ッテリー1に、ループ状の電源線を介して接続されてい
る。スイッチ等の入力手段からの入力信号の変化に応じ
て、BCM3のCPU200は、変化した入力信号と関
連する演算タスクを選択的に実行させて、バッテリー1
から電源線30を介してモータ等の電気負荷に電力を供
給する。
ステム応答性を劣化を防止し得る乗物の電力供給装置を
提供することにある。 【解決手段】制御モジュール3,4,5,6,7は、バ
ッテリー1に、ループ状の電源線を介して接続されてい
る。スイッチ等の入力手段からの入力信号の変化に応じ
て、BCM3のCPU200は、変化した入力信号と関
連する演算タスクを選択的に実行させて、バッテリー1
から電源線30を介してモータ等の電気負荷に電力を供
給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗物の電力供給装
置に係り、特に、自動車等のバッテリー等の電源から複
数の電気負荷に電力を供給する乗物の電力供給装置に関
する。
置に係り、特に、自動車等のバッテリー等の電源から複
数の電気負荷に電力を供給する乗物の電力供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗物の電力供給装置,例えば、自
動車の電力供給装置においては、バッテリーから電力を
ランプやモーター等の電気負荷に供給するには、各電気
負荷とバッテリーとの間を、それぞれ電源線で接続する
ようにしている。最近の自動車は、従来の自動車に比べ
て電気負荷の数が増加しており、その結果、電源線の本
数が増加している。また、電源線は、各電気負荷とバッ
テリーとの間のみならず、電気負荷を制御するためのス
イッチとの間にも接続する必要があるため、電源線の総
延長距離も長くなっている。電源数の増加及び総延長距
離の増加は、車体重量の増加につながるため、燃費を悪
くするものである。
動車の電力供給装置においては、バッテリーから電力を
ランプやモーター等の電気負荷に供給するには、各電気
負荷とバッテリーとの間を、それぞれ電源線で接続する
ようにしている。最近の自動車は、従来の自動車に比べ
て電気負荷の数が増加しており、その結果、電源線の本
数が増加している。また、電源線は、各電気負荷とバッ
テリーとの間のみならず、電気負荷を制御するためのス
イッチとの間にも接続する必要があるため、電源線の総
延長距離も長くなっている。電源数の増加及び総延長距
離の増加は、車体重量の増加につながるため、燃費を悪
くするものである。
【0003】そこで、例えば、国際公開第96/265
70号パンフレット(1996)に記載されているよう
に、ループ状の電源線に複数の中継回路(制御モジュー
ル)を接続し、これらの中継回路のそれぞれに複数の電
気負荷を接続して、電力を供給するものが提案されてい
る。各制御モジュールは、それぞれ、複数の電気負荷を
制御するための複数の演算タスクを有している。
70号パンフレット(1996)に記載されているよう
に、ループ状の電源線に複数の中継回路(制御モジュー
ル)を接続し、これらの中継回路のそれぞれに複数の電
気負荷を接続して、電力を供給するものが提案されてい
る。各制御モジュールは、それぞれ、複数の電気負荷を
制御するための複数の演算タスクを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、国際公
開第96/26570号パンフレット(1996)に記
載のものにあっては、制御モジュールは、複数の演算タ
スクをあらかじめ決めた順番に従い実行するようにして
いる。そのため、制御モジュールに接続されるデバイス
が増加し、演算タスクが増加すると、演算タスクのアク
セスタイムが長くなる。アクセスタイムの増加に伴い、
システム応答性が悪くなるという問題があった。
開第96/26570号パンフレット(1996)に記
載のものにあっては、制御モジュールは、複数の演算タ
スクをあらかじめ決めた順番に従い実行するようにして
いる。そのため、制御モジュールに接続されるデバイス
が増加し、演算タスクが増加すると、演算タスクのアク
セスタイムが長くなる。アクセスタイムの増加に伴い、
システム応答性が悪くなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、演算タスクが増大して
も、システム応答性を劣化を防止し得る乗物の電力供給
装置を提供することにある。
も、システム応答性を劣化を防止し得る乗物の電力供給
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、電源と、この電源にループ状の電
源線を介して接続された複数の艤装系の制御モジュール
と、これらの制御モジュールに入力信号を入力する複数
の入力手段と、複数の電気負荷と、上記複数の艤装系の
制御モジュールの間を信号を伝送する信号線とを有する
乗物の電力供給装置において、上記複数の制御モジュー
ルの中の少なくとも1つの制御モジュール内に備えられ
た演算処理手段は、上記入力手段からの入力信号の変化
に応じて、変化した入力信号と関連する演算タスクを選
択的に実行させて、上記電源から上記電源線を介して上
記電気負荷に電力を供給するようにしたものである。か
かる構成により、入力信号の変化に応じて演算タスクを
選択的に実行するようにしているため、演算タスクが増
大しても、システム応答性を劣化を防止し得るものとな
る。
るために、本発明は、電源と、この電源にループ状の電
源線を介して接続された複数の艤装系の制御モジュール
と、これらの制御モジュールに入力信号を入力する複数
の入力手段と、複数の電気負荷と、上記複数の艤装系の
制御モジュールの間を信号を伝送する信号線とを有する
乗物の電力供給装置において、上記複数の制御モジュー
ルの中の少なくとも1つの制御モジュール内に備えられ
た演算処理手段は、上記入力手段からの入力信号の変化
に応じて、変化した入力信号と関連する演算タスクを選
択的に実行させて、上記電源から上記電源線を介して上
記電気負荷に電力を供給するようにしたものである。か
かる構成により、入力信号の変化に応じて演算タスクを
選択的に実行するようにしているため、演算タスクが増
大しても、システム応答性を劣化を防止し得るものとな
る。
【0007】(2)上記(1)において、好ましくは、
変化した入力信号と、この変化した入力信号と関連する
演算タスクとの接続関係を示す関連テーブルを備え、上
記演算処理手段は、上記関連テーブルを用いて、変化し
た入力信号と関連する演算タスクを選択的に実行させる
ようにしたものである。
変化した入力信号と、この変化した入力信号と関連する
演算タスクとの接続関係を示す関連テーブルを備え、上
記演算処理手段は、上記関連テーブルを用いて、変化し
た入力信号と関連する演算タスクを選択的に実行させる
ようにしたものである。
【0008】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記演算処理手段は、上記変化した入力信号に対応して
フラグをオンするとともに、上記演算タスクの実行の終
了を示す戻り値により、上記フラグをリセットするよう
にしたものである。
上記演算処理手段は、上記変化した入力信号に対応して
フラグをオンするとともに、上記演算タスクの実行の終
了を示す戻り値により、上記フラグをリセットするよう
にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を用いて、本
発明の一実施形態による乗物の電力供給装置について、
自動車の電力供給装置を例にとって説明する。最初に、
図1を用いて、本発明の一実施形態による乗物の電力供
給装置を適用した自動車の全体システムの構成について
説明する。図1は、本発明の一実施形態による自動車の
システム構成図である。
発明の一実施形態による乗物の電力供給装置について、
自動車の電力供給装置を例にとって説明する。最初に、
図1を用いて、本発明の一実施形態による乗物の電力供
給装置を適用した自動車の全体システムの構成について
説明する。図1は、本発明の一実施形態による自動車の
システム構成図である。
【0010】バッテリー1は、ヒュージブルリンクを介
して、電源線30に接続されている。電源線30は、ル
ープ状になっており、自動車の前部のエンジンルームか
ら、左側のドア部,自動車の後部,及び右側のドア部を
経由して、エンジンルームに戻るように、自動車内を1
周している。電源線30には、5個の艤装系の制御モジ
ュールであるボディ・コントロール・モジュール(BC
M)3,フロント・インテグレート・モジュール(FI
M)7,ドライバー・ドア・モジュール(DDM)4,
リア・インテグレート・モジュール(RIM)6,パッ
センジャー・ドア・モジュール(PDM)5が接続され
ており、バッテリー1から電力が供給されている。
して、電源線30に接続されている。電源線30は、ル
ープ状になっており、自動車の前部のエンジンルームか
ら、左側のドア部,自動車の後部,及び右側のドア部を
経由して、エンジンルームに戻るように、自動車内を1
周している。電源線30には、5個の艤装系の制御モジ
ュールであるボディ・コントロール・モジュール(BC
M)3,フロント・インテグレート・モジュール(FI
M)7,ドライバー・ドア・モジュール(DDM)4,
リア・インテグレート・モジュール(RIM)6,パッ
センジャー・ドア・モジュール(PDM)5が接続され
ており、バッテリー1から電力が供給されている。
【0011】ボディ・コントロール・モジュール(BC
M)3は、ダッシュボード近辺に設置される。BCM3
は、ステアリング近辺のスイッチやリモコン受信回路等
の入力手段が接続され、また、インジケータやソレノイ
ドやブザーや車内灯であるランプ等の電気負荷が接続さ
れる。BCM3は、演算処理装置(CPU)を内蔵して
いる。
M)3は、ダッシュボード近辺に設置される。BCM3
は、ステアリング近辺のスイッチやリモコン受信回路等
の入力手段が接続され、また、インジケータやソレノイ
ドやブザーや車内灯であるランプ等の電気負荷が接続さ
れる。BCM3は、演算処理装置(CPU)を内蔵して
いる。
【0012】フロント・インテグレート・モジュール
(FIM)7は、エンジンルームの前方に設置される。
FIM7は、ターン・シグナル・ランプ玉切れ診断信号
等の入力手段が接続され、また、左右のヘッドランプ1
3,14,15,16やヘッド・ランプ10,12等の
ランプやホーン11等の電気負荷が接続される。
(FIM)7は、エンジンルームの前方に設置される。
FIM7は、ターン・シグナル・ランプ玉切れ診断信号
等の入力手段が接続され、また、左右のヘッドランプ1
3,14,15,16やヘッド・ランプ10,12等の
ランプやホーン11等の電気負荷が接続される。
【0013】ドライバー・ドア・モジュール(DDM)
4は、運転席側のドアの内部に設置される。DDM4
は、パワー・ウインドウ・スイッチやドア・ミラー・ス
イッチ等の入力手段が接続され、また、パワー・ウイン
ドウ・モーターやドアロックモーター等のモーター24
等の電気負荷が接続される。
4は、運転席側のドアの内部に設置される。DDM4
は、パワー・ウインドウ・スイッチやドア・ミラー・ス
イッチ等の入力手段が接続され、また、パワー・ウイン
ドウ・モーターやドアロックモーター等のモーター24
等の電気負荷が接続される。
【0014】リア・インテグレート・モジュール(RI
M)6は、後部座席の後方に設置される。後部座席側の
左右のドアに備え付けられたパワー・ウインドウ・スイ
ッチ等の入力手段が接続され、また、パワー・ウインド
ウ・モーターやドアロックモーター等のモーター22,
23や、左右のターン・シグナル・ランプ17,20や
テールライト18,19等のランプや、トランク・オー
プン用のソレノイド等の電気負荷が接続される。
M)6は、後部座席の後方に設置される。後部座席側の
左右のドアに備え付けられたパワー・ウインドウ・スイ
ッチ等の入力手段が接続され、また、パワー・ウインド
ウ・モーターやドアロックモーター等のモーター22,
23や、左右のターン・シグナル・ランプ17,20や
テールライト18,19等のランプや、トランク・オー
プン用のソレノイド等の電気負荷が接続される。
【0015】パッセンジャー・ドア・モジュール(PD
M)5は、運転席側のドアの内部に設置される。PDM
5は、パワー・ウインドウ・スイッチやドア・ミラー・
スイッチ等のスイッチ162等の入力手段が接続され、
また、パワー・ウインドウ・モーターやドアロックモー
ター等のモーター21等の電気負荷が接続される。
M)5は、運転席側のドアの内部に設置される。PDM
5は、パワー・ウインドウ・スイッチやドア・ミラー・
スイッチ等のスイッチ162等の入力手段が接続され、
また、パワー・ウインドウ・モーターやドアロックモー
ター等のモーター21等の電気負荷が接続される。
【0016】BCM3,DDM4,PDM5,RIM6
及びFIM7は、ループ状の信号線31によって相互に
接続されている。DDM4,PDM5,RIM6及びF
IM7は、内部に演算処理装置(CPU)は有しておら
ず、通信ICのみである。
及びFIM7は、ループ状の信号線31によって相互に
接続されている。DDM4,PDM5,RIM6及びF
IM7は、内部に演算処理装置(CPU)は有しておら
ず、通信ICのみである。
【0017】BCM3以外の制御モジュールに入力した
信号は、制御モジュールが内蔵している通信ICによっ
て制御されて、信号線31を介して、BCM3の内部の
CPUに取り込まれる。CPUは、必要な信号処理を施
した上で、信号線31を介して、各制御モジュールに伝
送し、制御モジュールに接続された電気負荷を制御す
る。
信号は、制御モジュールが内蔵している通信ICによっ
て制御されて、信号線31を介して、BCM3の内部の
CPUに取り込まれる。CPUは、必要な信号処理を施
した上で、信号線31を介して、各制御モジュールに伝
送し、制御モジュールに接続された電気負荷を制御す
る。
【0018】さらに、本実施形態においては、バッテリ
ー1は、電源線25を介して、エンジンルーム内に設置
されたエンジン・コントロール・システム(ECS)8
に接続されており、バッテリー1から電力が供給されて
いる。電源線25は、ループ状の電源線30とは別系統
の電源線である。ECS8は、スターターモータによる
エンジンの始動や、インジェクタ2によるエンジンの燃
料噴射量の制御や、点火時期の制御や、オートマチック
・トランスミッション(A/T)の制御を行う。ECS
8には、エアーフローメーターや水温センサ等のセンサ
が接続され、また、インジェクタ2等のアクチュエータ
が接続されている。
ー1は、電源線25を介して、エンジンルーム内に設置
されたエンジン・コントロール・システム(ECS)8
に接続されており、バッテリー1から電力が供給されて
いる。電源線25は、ループ状の電源線30とは別系統
の電源線である。ECS8は、スターターモータによる
エンジンの始動や、インジェクタ2によるエンジンの燃
料噴射量の制御や、点火時期の制御や、オートマチック
・トランスミッション(A/T)の制御を行う。ECS
8には、エアーフローメーターや水温センサ等のセンサ
が接続され、また、インジェクタ2等のアクチュエータ
が接続されている。
【0019】ECS8は、エンジン本体の制御を行うも
のであり、BCM3等の他の制御モジュールに不都合の
影響により、エンジン制御が実行できなくなると、自動
車の本来の機能であるエンジン制御も困難となる。ルー
プ状の電源線30に接続されたBCM3やFCM7等の
制御モジュールがダウンしても、パワー・ウインドウが
動作しなかったり、ランプが点灯しなくなったりするだ
けであり、自動車を修理工場等に運び込む間に動作しな
くても、取りあえずの大きな問題は生じない。
のであり、BCM3等の他の制御モジュールに不都合の
影響により、エンジン制御が実行できなくなると、自動
車の本来の機能であるエンジン制御も困難となる。ルー
プ状の電源線30に接続されたBCM3やFCM7等の
制御モジュールがダウンしても、パワー・ウインドウが
動作しなかったり、ランプが点灯しなくなったりするだ
けであり、自動車を修理工場等に運び込む間に動作しな
くても、取りあえずの大きな問題は生じない。
【0020】そこで、本実施形態においては、エンジン
本来の制御を行うECS8に対する電力供給は、ループ
状の電源線30とは独立した電源線25を用いるように
している。従って、BCM3やFIM7等の艤装系の制
御モジュールがダウンしても、エンジン制御を実行する
ECS8が正常に機能できれば、故障箇所の修理のため
に、自動車を修理工場に運び込むことが可能となる。ま
た、ECS8の入力手段であるセンサや、アクチュエー
タであるインジェクター等は、エンジンルーム内に比較
的コンパクトに収納されており、エンジンルームは、バ
ッテリーの設置位置でもある。従って、ループ状の電源
線30を使用しなくても、配線数の増加や配線の距離が
さほど増加するものでないことからも、ループ状の電源
線から独立した電源線を用いても差し支えないものであ
る。
本来の制御を行うECS8に対する電力供給は、ループ
状の電源線30とは独立した電源線25を用いるように
している。従って、BCM3やFIM7等の艤装系の制
御モジュールがダウンしても、エンジン制御を実行する
ECS8が正常に機能できれば、故障箇所の修理のため
に、自動車を修理工場に運び込むことが可能となる。ま
た、ECS8の入力手段であるセンサや、アクチュエー
タであるインジェクター等は、エンジンルーム内に比較
的コンパクトに収納されており、エンジンルームは、バ
ッテリーの設置位置でもある。従って、ループ状の電源
線30を使用しなくても、配線数の増加や配線の距離が
さほど増加するものでないことからも、ループ状の電源
線から独立した電源線を用いても差し支えないものであ
る。
【0021】以上説明したように、エンジン本来の制御
を行うECS8は、ループ状の電源線30によって電力
が供給されるBCM3やFIM7等の制御モジュールと
は、独立した電源線から電力が供給されるように構成し
ている。従って、相互の制御モジュールの影響を低減す
ることができる。また、BCM3やFIM7等の制御モ
ジュールは、ループ状の電源線30によって電力を供給
するようにしているため、電源線を低減することができ
る。
を行うECS8は、ループ状の電源線30によって電力
が供給されるBCM3やFIM7等の制御モジュールと
は、独立した電源線から電力が供給されるように構成し
ている。従って、相互の制御モジュールの影響を低減す
ることができる。また、BCM3やFIM7等の制御モ
ジュールは、ループ状の電源線30によって電力を供給
するようにしているため、電源線を低減することができ
る。
【0022】次に、図2を用いて、ループ状の電源線及
びループ状の信号線によって接続されたBCM等の複数
の制御モジュールの全体構成について説明する。なお、
図2は、図1に示した構成の中で、制御モジュール関連
の部分のみを抜き出して図示している。図2は、本発明
の一実施形態による乗物の電力供給装置における制御モ
ジュールの接続関係を示すブロック図である。
びループ状の信号線によって接続されたBCM等の複数
の制御モジュールの全体構成について説明する。なお、
図2は、図1に示した構成の中で、制御モジュール関連
の部分のみを抜き出して図示している。図2は、本発明
の一実施形態による乗物の電力供給装置における制御モ
ジュールの接続関係を示すブロック図である。
【0023】5個の制御モジュールであるBCM3,D
DM4,PDM5,RIM6,FIM7は、ループ状の
電源線30に接続されており、バッテリー1から電力が
供給されている。また、BCM3,DDM4,PDM
5,RIM6及びFIM7は、ループ状の信号線31に
よって相互に接続されている。
DM4,PDM5,RIM6,FIM7は、ループ状の
電源線30に接続されており、バッテリー1から電力が
供給されている。また、BCM3,DDM4,PDM
5,RIM6及びFIM7は、ループ状の信号線31に
よって相互に接続されている。
【0024】BCM3は、制御処理の演算を行うための
演算処理装置(CPU)と、他の通信ICとのデータ通
信を制御するマスター通信IC201を備えている。D
DM4,PDM5,RIM6及びFIM7は、内部に演
算処理装置(CPU)は有しておらず、その代わりに、
それぞれスレーブ通信IC204,205,206,2
07,208,209を内蔵している。
演算処理装置(CPU)と、他の通信ICとのデータ通
信を制御するマスター通信IC201を備えている。D
DM4,PDM5,RIM6及びFIM7は、内部に演
算処理装置(CPU)は有しておらず、その代わりに、
それぞれスレーブ通信IC204,205,206,2
07,208,209を内蔵している。
【0025】マスター通信IC201は、CPUとのイ
ンターフェース機能と、スレーブ通信ICとの通信機能
を備えているが、入力手段と電気負荷オンオフ制御する
機能は備えていない。スレーブ通信IC204,20
5,206,207,208,209は、入力信号をマ
スター通信ICに送信し、マスター通信ICからのデー
タを受信し、電気負荷のオンオフ制御する機能を備えて
おり、1個のスレーブ通信ICに接続できる入力手段及
び電気負荷はそれぞれ、16個である。ここで、各制御
モジュールが扱う信号数と通信ICの個数は、BCM3
は入力数が33,出力数が36、DDM4は入力数が1
4,出力数が13であるので通信ICが1個、PDM5
は入力数が3,出力数が12あるので通信ICが1個、
RIM6は入力数が16,出力数が25あるので通信I
Cが2個、FIM7は入力数が15,出力数が29ある
ので通信ICが2個である。ここで、各制御モジュール
の通信ICには、ユニークなモジュールNo.が割り当
てられている。BCM3の通信ICNo.は、通信IC
が1個なので「#00」であり、FIM7の通信ICN
o.は、通信ICが2個なので「#0B」と「#0C」
であり、DDM4の通信ICNo.は、通信ICが1個
なので「#0D」である。また、RIM6の通信ICN
o.は、通信ICが2個なので「#16」と「#19」
であり、PDM5の通信ICNo.は、通信ICが1個
なので「#13」である。各通信IC204,205,
206,207,208,209には、上記のような通
信ICアドレスを割り当ててあり、通信データを送信す
る際には、通信ICアドレスにより、受信元の通信IC
を特定するようにしている。
ンターフェース機能と、スレーブ通信ICとの通信機能
を備えているが、入力手段と電気負荷オンオフ制御する
機能は備えていない。スレーブ通信IC204,20
5,206,207,208,209は、入力信号をマ
スター通信ICに送信し、マスター通信ICからのデー
タを受信し、電気負荷のオンオフ制御する機能を備えて
おり、1個のスレーブ通信ICに接続できる入力手段及
び電気負荷はそれぞれ、16個である。ここで、各制御
モジュールが扱う信号数と通信ICの個数は、BCM3
は入力数が33,出力数が36、DDM4は入力数が1
4,出力数が13であるので通信ICが1個、PDM5
は入力数が3,出力数が12あるので通信ICが1個、
RIM6は入力数が16,出力数が25あるので通信I
Cが2個、FIM7は入力数が15,出力数が29ある
ので通信ICが2個である。ここで、各制御モジュール
の通信ICには、ユニークなモジュールNo.が割り当
てられている。BCM3の通信ICNo.は、通信IC
が1個なので「#00」であり、FIM7の通信ICN
o.は、通信ICが2個なので「#0B」と「#0C」
であり、DDM4の通信ICNo.は、通信ICが1個
なので「#0D」である。また、RIM6の通信ICN
o.は、通信ICが2個なので「#16」と「#19」
であり、PDM5の通信ICNo.は、通信ICが1個
なので「#13」である。各通信IC204,205,
206,207,208,209には、上記のような通
信ICアドレスを割り当ててあり、通信データを送信す
る際には、通信ICアドレスにより、受信元の通信IC
を特定するようにしている。
【0026】CPU200はマスター通信ICを制御し
て、BCM3以外の制御モジュールに入力した信号を、
信号線31及びスレーブ通信ICを介してシリアル伝送
させ、CPU200に取り込む。また、CPU200
は、入力した信号に必要な信号処理を施した上で、通信
IC201及び信号線31を介して、各制御モジュール
の中の通信IC204,205,206,207,20
8,209に伝送し、制御モジュールに接続された電気
負荷に、制御信号を供給して、電気負荷を制御する。
て、BCM3以外の制御モジュールに入力した信号を、
信号線31及びスレーブ通信ICを介してシリアル伝送
させ、CPU200に取り込む。また、CPU200
は、入力した信号に必要な信号処理を施した上で、通信
IC201及び信号線31を介して、各制御モジュール
の中の通信IC204,205,206,207,20
8,209に伝送し、制御モジュールに接続された電気
負荷に、制御信号を供給して、電気負荷を制御する。
【0027】次に、図3を用いて、演算タスクの一例に
ついて説明する。なお、図3に示した演算タスクは、図
2に示したBCM3の制御処理の演算を行うために、C
PU200が制御する演算タスクの一覧である。図3
は、本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置のB
CMにおける演算タスクの一覧を示す説明図である。
ついて説明する。なお、図3に示した演算タスクは、図
2に示したBCM3の制御処理の演算を行うために、C
PU200が制御する演算タスクの一覧である。図3
は、本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置のB
CMにおける演算タスクの一覧を示す説明図である。
【0028】図3に示すように、タスク番号と、その演
算タスクの制御名とから構成されている。タスク番号
「1」は、「フロントワイパー制御」のタスクであり、
タスク番号「2」は、「ワイパーウォッシャーモータ制
御」のタスクであり、タスク番号「3」は、「ヘッドラ
ンプ制御」のタスクであり、タスク番号「4」は、「タ
ーンシグナル制御」のタスクであり、タスク番号「5」
は、「コーナリングランプ制御」のタスクである。ま
た、タスク番号「6」は、「ホーン制御」のタスクであ
り、タスク番号「7」は、「エアコン系センサスイッチ
のゲートウェイ」のタスクであり、タスク番号「8」
は、「電源供給制御」のタスクであり、タスク番号
「9」は、「ワイパーデアイサー制御」のタスクであ
り、タスク番号「10」は、「インヒビタースイッチ入
力」のタスクである。
算タスクの制御名とから構成されている。タスク番号
「1」は、「フロントワイパー制御」のタスクであり、
タスク番号「2」は、「ワイパーウォッシャーモータ制
御」のタスクであり、タスク番号「3」は、「ヘッドラ
ンプ制御」のタスクであり、タスク番号「4」は、「タ
ーンシグナル制御」のタスクであり、タスク番号「5」
は、「コーナリングランプ制御」のタスクである。ま
た、タスク番号「6」は、「ホーン制御」のタスクであ
り、タスク番号「7」は、「エアコン系センサスイッチ
のゲートウェイ」のタスクであり、タスク番号「8」
は、「電源供給制御」のタスクであり、タスク番号
「9」は、「ワイパーデアイサー制御」のタスクであ
り、タスク番号「10」は、「インヒビタースイッチ入
力」のタスクである。
【0029】タスク番号「11」は、「ドアミラー制
御」のタスクであり、タスク番号「12」は、「ミラー
格納制御」のタスクであり、タスク番号「13」は、
「ミラーヒータ,デフォッガ制御」のタスクであり、タ
スク番号「14」は、「パワーウィンド制御」のタスク
であり、タスク番号「15」は、「ドアロック制御」の
タスクである。また、タスク番号「16」は、「リアワ
イパー制御」のタスクであり、タスク番号「17」は、
「リアワイパーウォッシャモータ制御」のタスクであ
り、タスク番号「18」は、「ストップランプ制御」の
タスクであり、タスク番号「19」は、「リバースラン
プ制御」のタスクであり、タスク番号「20」は、「ラ
イト1段制御」のタスクである。
御」のタスクであり、タスク番号「12」は、「ミラー
格納制御」のタスクであり、タスク番号「13」は、
「ミラーヒータ,デフォッガ制御」のタスクであり、タ
スク番号「14」は、「パワーウィンド制御」のタスク
であり、タスク番号「15」は、「ドアロック制御」の
タスクである。また、タスク番号「16」は、「リアワ
イパー制御」のタスクであり、タスク番号「17」は、
「リアワイパーウォッシャモータ制御」のタスクであ
り、タスク番号「18」は、「ストップランプ制御」の
タスクであり、タスク番号「19」は、「リバースラン
プ制御」のタスクであり、タスク番号「20」は、「ラ
イト1段制御」のタスクである。
【0030】タスク番号「21」は、「燃料ポンプ制
御」のタスクであり、タスク番号「22」は、「ハイビ
ームIND」のタスクであり、タスク番号「23」は、
「トランクルームランプ制御」のタスクであり、タスク
番号「24」は、「ドラポ」のタスクであり、タスク番
号「25」は、「自己診断」のタスクである。また、タ
スク番号「26」は、「バッテリセーバ機能」のタスク
であり、タスク番号「27」は、「フォグランプ制御」
のタスクであり、タスク番号「28」は、「クリアラン
スランプ制御」のタスクであり、タスク番号「29」
は、「O/Dソレノイド制御」のタスクであり、タスク
番号「30」は、「コンプレッサ制御」のタスクであ
る。
御」のタスクであり、タスク番号「22」は、「ハイビ
ームIND」のタスクであり、タスク番号「23」は、
「トランクルームランプ制御」のタスクであり、タスク
番号「24」は、「ドラポ」のタスクであり、タスク番
号「25」は、「自己診断」のタスクである。また、タ
スク番号「26」は、「バッテリセーバ機能」のタスク
であり、タスク番号「27」は、「フォグランプ制御」
のタスクであり、タスク番号「28」は、「クリアラン
スランプ制御」のタスクであり、タスク番号「29」
は、「O/Dソレノイド制御」のタスクであり、タスク
番号「30」は、「コンプレッサ制御」のタスクであ
る。
【0031】タスク番号「31」は、「FICDソレノ
イド制御」のタスクであり、タスク番号「32」は、
「ショートセンサ駆動・検出制御」のタスクであり、タ
スク番号「33」は、「P−RUN制御」のタスクであ
り、タスク番号「34」は、「入力取込許可信号制御」
のタスクであり、タスク番号「35」は、「ターンシグ
ナル玉切れ信号出力制御」のタスクである。また、タス
ク番号「36」は、「ショートセンサ異常信号出力制
御」のタスクであり、タスク番号「37」は、「SW入
力電源切換制御」のタスクであり、タスク番号「38」
は、「トランクオープナ制御」のタスクであり、タスク
番号「39」は、「ハイマウントストップランプ制御」
のタスクであり、タスク番号「40」は、「テンション
リデューサソレノイド制御」のタスクである。
イド制御」のタスクであり、タスク番号「32」は、
「ショートセンサ駆動・検出制御」のタスクであり、タ
スク番号「33」は、「P−RUN制御」のタスクであ
り、タスク番号「34」は、「入力取込許可信号制御」
のタスクであり、タスク番号「35」は、「ターンシグ
ナル玉切れ信号出力制御」のタスクである。また、タス
ク番号「36」は、「ショートセンサ異常信号出力制
御」のタスクであり、タスク番号「37」は、「SW入
力電源切換制御」のタスクであり、タスク番号「38」
は、「トランクオープナ制御」のタスクであり、タスク
番号「39」は、「ハイマウントストップランプ制御」
のタスクであり、タスク番号「40」は、「テンション
リデューサソレノイド制御」のタスクである。
【0032】タスク番号「41」は、「ニュートラル信
号出力」のタスクであり、タスク番号「42」は、「外
気温信号」のタスクであり、タスク番号「43」は、
「スタータ信号」のタスクであり、タスク番号「44」
は、「フュエールW/L制御」のタスクであり、タスク
番号「45」は、「ブレーキW/L制御」のタスクであ
る。また、タスク番号「46」は、「ATODインジケ
ータ制御」のタスクであり、タスク番号「47」は、
「シートベルトW/L制御」のタスクであり、タスク番
号「48」は、「オイルW/L制御」のタスクであり、
タスク番号「49」は、「ドアスイッチ出力」のタスク
であり、タスク番号「50」は、「半ドアW/L制御」
のタスクである。
号出力」のタスクであり、タスク番号「42」は、「外
気温信号」のタスクであり、タスク番号「43」は、
「スタータ信号」のタスクであり、タスク番号「44」
は、「フュエールW/L制御」のタスクであり、タスク
番号「45」は、「ブレーキW/L制御」のタスクであ
る。また、タスク番号「46」は、「ATODインジケ
ータ制御」のタスクであり、タスク番号「47」は、
「シートベルトW/L制御」のタスクであり、タスク番
号「48」は、「オイルW/L制御」のタスクであり、
タスク番号「49」は、「ドアスイッチ出力」のタスク
であり、タスク番号「50」は、「半ドアW/L制御」
のタスクである。
【0033】さらに、タスク番号「51」は、「サンル
ーフモータ電源供給制御」のタスクであり、タスク番号
「52」は、「RIM抵抗切換制御」のタスクであり、
タスク番号「53」は、「負荷信号取り込み」のタスク
であり、タスク番号「54」は、「BCMショートセン
サ出力(1)」のタスクであり、タスク番号「55」
は、「BCMショートセンサ出力(2)」のタスクであ
り、タスク番号「56」は、「RIMショートセンサ出
力」のタスクである。
ーフモータ電源供給制御」のタスクであり、タスク番号
「52」は、「RIM抵抗切換制御」のタスクであり、
タスク番号「53」は、「負荷信号取り込み」のタスク
であり、タスク番号「54」は、「BCMショートセン
サ出力(1)」のタスクであり、タスク番号「55」
は、「BCMショートセンサ出力(2)」のタスクであ
り、タスク番号「56」は、「RIMショートセンサ出
力」のタスクである。
【0034】次に、図4〜図6を用いて、本実施形態に
おける演算タスクの実行制御方法について説明する。最
初に、図4を用いて、本実施形態における演算タスクの
実行制御の流れについて説明する。図4は、本発明の一
実施形態による乗物の電力供給装置における演算タスク
の実行制御方法の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
おける演算タスクの実行制御方法について説明する。最
初に、図4を用いて、本実施形態における演算タスクの
実行制御の流れについて説明する。図4は、本発明の一
実施形態による乗物の電力供給装置における演算タスク
の実行制御方法の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0035】ステップS100において、BCM3のC
PU200は、イベントフラグがオンか否かを判断す
る。この判断は、イベントフラグの各ビット毎に順次行
われる。ここで、イベントフラグの詳細については、図
6を用いて後述するが、BCM3への複数の入力信号を
定期的に監視し、入力データに変化があると、実行を制
御するイベントフラグをオンするようにしている。イベ
ントフラグは、演算タスクと1対1に対応されている。
PU200は、イベントフラグがオンか否かを判断す
る。この判断は、イベントフラグの各ビット毎に順次行
われる。ここで、イベントフラグの詳細については、図
6を用いて後述するが、BCM3への複数の入力信号を
定期的に監視し、入力データに変化があると、実行を制
御するイベントフラグをオンするようにしている。イベ
ントフラグは、演算タスクと1対1に対応されている。
【0036】イベントフラグがオンの場合には、ステッ
プS110において、BCM3のCPU200は、指定
番号の演算タスクを実行する。上述したように、イベン
トフラグと演算タスクは、1対1に対応しているので、
オンとなっているイベントフラグに対応する演算タスク
を実行する。それに対して、イベントフラグがオフの場
合には、ステップS130に進むため、オフとなってい
るイベントフラグに対応する演算タスクは実行されない
ことになる。
プS110において、BCM3のCPU200は、指定
番号の演算タスクを実行する。上述したように、イベン
トフラグと演算タスクは、1対1に対応しているので、
オンとなっているイベントフラグに対応する演算タスク
を実行する。それに対して、イベントフラグがオフの場
合には、ステップS130に進むため、オフとなってい
るイベントフラグに対応する演算タスクは実行されない
ことになる。
【0037】次に、ステップS120において、BCM
3のCPU200は、全てのイベントフラグがオフにな
っているか否かを判断する。全てオフの場合には、演算
タスク処理を終了する。
3のCPU200は、全てのイベントフラグがオフにな
っているか否かを判断する。全てオフの場合には、演算
タスク処理を終了する。
【0038】また、ステップS120における判断で、
全てのフラグがオフになっていない場合、また、ステッ
プS100の判断で、チェック中のイベントフラグがオ
ンでない場合には、ステップS130において、BCM
3のCPU200は、タスク番号を更新する。即ち、次
のイベントフラグのオン/オフの判断をするため、ステ
ップS100に進む。
全てのフラグがオフになっていない場合、また、ステッ
プS100の判断で、チェック中のイベントフラグがオ
ンでない場合には、ステップS130において、BCM
3のCPU200は、タスク番号を更新する。即ち、次
のイベントフラグのオン/オフの判断をするため、ステ
ップS100に進む。
【0039】以上説明したように、本実施形態において
は、イベントフラグを用いて、イベントフラグがオンの
ときは対応する演算タスクを実行させるようにしている
ので、演算タスクを選択的に実行させることができる。
従って、演算タスクが増大しても、実行の必要な演算タ
スクのみを起動するようにしているので、システム応答
性を劣化を防止することができる。
は、イベントフラグを用いて、イベントフラグがオンの
ときは対応する演算タスクを実行させるようにしている
ので、演算タスクを選択的に実行させることができる。
従って、演算タスクが増大しても、実行の必要な演算タ
スクのみを起動するようにしているので、システム応答
性を劣化を防止することができる。
【0040】ここで、図5を用いて、本実施形態におけ
るイベントフラグのセットされた演算タスクを実行する
プログラムリストについて説明する。図5は、本発明の
一実施形態による乗物の電力供給装置における演算タス
クの実行制御時のイベントフラグのセットされた演算タ
スクの実行プログラムリスト図である。
るイベントフラグのセットされた演算タスクを実行する
プログラムリストについて説明する。図5は、本発明の
一実施形態による乗物の電力供給装置における演算タス
クの実行制御時のイベントフラグのセットされた演算タ
スクの実行プログラムリスト図である。
【0041】840行において、イベントフラグ(変数
名event flug)を順次チェックし、イベントフラグがオ
ン(チェックしているi番目の変数名event_flugのビッ
トが「1」)であると、i番目の演算タスク(変数名ap
plication)を実行する。850行において、演算タス
クの戻り値を変数名controlにセットされ、変数名contr
olが”0”のときは、変数名event_flugの対応ビット
を”0”にすることにより、イベントフラグをオフす
る。
名event flug)を順次チェックし、イベントフラグがオ
ン(チェックしているi番目の変数名event_flugのビッ
トが「1」)であると、i番目の演算タスク(変数名ap
plication)を実行する。850行において、演算タス
クの戻り値を変数名controlにセットされ、変数名contr
olが”0”のときは、変数名event_flugの対応ビット
を”0”にすることにより、イベントフラグをオフす
る。
【0042】また、図6を用いて、演算タスクからの戻
り値について説明する。図6は、本発明の一実施形態に
よる乗物の電力供給装置における演算タスクのプログラ
ムリスト図である。
り値について説明する。図6は、本発明の一実施形態に
よる乗物の電力供給装置における演算タスクのプログラ
ムリスト図である。
【0043】図6は、リアワイパー制御タスクのプログ
ラムを示しており、1100行から1360行に制御プ
ログラムの本文が記載されているが、その点については
省略する。1370行において、戻り値を変数名buffer
に戻す。ここで、リアワイパ制御では、戻り値変数名bu
ffが「1」となり、そのほかのときは、戻り値変数buff
erは「0」となる。リアワイパー制御タスクの実行が終
了すると、戻り値が「0」となり、図5に示した演算タ
スク実行プログラムに戻され、該当する演算タスク実行
プログラムに対応するイベントフラグをオフする。な
お、継続して演算タスクを実行させたいときは、イベン
トフラグのリセットは行わない。例えば、リアウォッシ
ャを噴出する場合等は、タイマーを起動させ、所定時間
の間演算タスクを継続して実行し、タイマーで設定した
時間が経過すると、戻り値により、イベントフラグをオ
フする。
ラムを示しており、1100行から1360行に制御プ
ログラムの本文が記載されているが、その点については
省略する。1370行において、戻り値を変数名buffer
に戻す。ここで、リアワイパ制御では、戻り値変数名bu
ffが「1」となり、そのほかのときは、戻り値変数buff
erは「0」となる。リアワイパー制御タスクの実行が終
了すると、戻り値が「0」となり、図5に示した演算タ
スク実行プログラムに戻され、該当する演算タスク実行
プログラムに対応するイベントフラグをオフする。な
お、継続して演算タスクを実行させたいときは、イベン
トフラグのリセットは行わない。例えば、リアウォッシ
ャを噴出する場合等は、タイマーを起動させ、所定時間
の間演算タスクを継続して実行し、タイマーで設定した
時間が経過すると、戻り値により、イベントフラグをオ
フする。
【0044】次に、図7〜図10を用いて、本実施形態
においてイベントフラグをオンする方法について説明す
る。最初に、図7を用いて、本実施形態においてイベン
トフラグをオンする処理方法の全体の流れについて説明
する。図7は、本発明の一実施形態による乗物の電力供
給装置における通信割り込み処理タスクの処理手順を示
すフローチャートである。
においてイベントフラグをオンする方法について説明す
る。最初に、図7を用いて、本実施形態においてイベン
トフラグをオンする処理方法の全体の流れについて説明
する。図7は、本発明の一実施形態による乗物の電力供
給装置における通信割り込み処理タスクの処理手順を示
すフローチャートである。
【0045】ステップS200において、例えば、図2
に示したBCM3のCPU200には、通信データが入
力する。ステップS210において、CPU200は、
通信割り込みによって得た入力信号と前回得た信号か
ら、入力データが変化した信号を検出する。
に示したBCM3のCPU200には、通信データが入
力する。ステップS210において、CPU200は、
通信割り込みによって得た入力信号と前回得た信号か
ら、入力データが変化した信号を検出する。
【0046】ここで、図8を用いて、本実施形態による
入力信号の変化検出方法について説明する。図8は、本
発明の一実施形態による乗物の電力供給装置における入
力信号の変化検出プログラムリスト図である。520行
において、前回の入力信号変数名Inutと、最新の入力信
号変数名Input_bufferとの排他論理OR演算処理によっ
て得られる値を、変数名change_wordにセットする。入
力信号が、例えば、16ビットの信号とすると、変数名
change_wordも、16ビットのデータとなり、前回の入
力信号変数名Inutと、最新の入力信号変数名Input_buff
erとが異なる値を持つビット位置のみが、「1」とな
る。
入力信号の変化検出方法について説明する。図8は、本
発明の一実施形態による乗物の電力供給装置における入
力信号の変化検出プログラムリスト図である。520行
において、前回の入力信号変数名Inutと、最新の入力信
号変数名Input_bufferとの排他論理OR演算処理によっ
て得られる値を、変数名change_wordにセットする。入
力信号が、例えば、16ビットの信号とすると、変数名
change_wordも、16ビットのデータとなり、前回の入
力信号変数名Inutと、最新の入力信号変数名Input_buff
erとが異なる値を持つビット位置のみが、「1」とな
る。
【0047】次に、図7のステップS220において、
CPU200は、変化入力信号と演算タスク関連テーブ
ルを検索する。入力信号と、その信号が関わる演算処理
タスクとの関連テーブルが、予め作成されており、その
関連テーブルを入力信号により検索し、実行すべき演算
タスクを抽出する。
CPU200は、変化入力信号と演算タスク関連テーブ
ルを検索する。入力信号と、その信号が関わる演算処理
タスクとの関連テーブルが、予め作成されており、その
関連テーブルを入力信号により検索し、実行すべき演算
タスクを抽出する。
【0048】ここで、図9を用いて、本実施形態による
入力信号の変化検出方法について説明する。図9は、本
発明の一実施形態による乗物の電力供給装置における入
力信号の変化検出プログラムリスト図である。
入力信号の変化検出方法について説明する。図9は、本
発明の一実施形態による乗物の電力供給装置における入
力信号の変化検出プログラムリスト図である。
【0049】100行と110行は、プログラムで使用
される変数の宣言である。120行と130行は、コメ
ント行である。140行から170行までは、実行され
る演算タスクを関数配列への登録宣言である。本実施形
態においては、演算タスクは、6個あり、図3に示した
番号「38」のトランクオープナー制御に対応する変数
名「trunk_open」と、番号「16」のリアワイパー制御
に対応する変数名「rear_wiper」と、「18」のストッ
プランプ制御に対応する変数名「stop_lump」と、番号
「17」のリアワイパーウォッシャモータ制御に対応す
る変数名「rear_washer」と、「15」のドアロック制
御に対応する変数名「door_sw」と、番号「23」のト
ランクルームランプ制御に対応する変数名「trunk_lum
p」とが宣言されている。
される変数の宣言である。120行と130行は、コメ
ント行である。140行から170行までは、実行され
る演算タスクを関数配列への登録宣言である。本実施形
態においては、演算タスクは、6個あり、図3に示した
番号「38」のトランクオープナー制御に対応する変数
名「trunk_open」と、番号「16」のリアワイパー制御
に対応する変数名「rear_wiper」と、「18」のストッ
プランプ制御に対応する変数名「stop_lump」と、番号
「17」のリアワイパーウォッシャモータ制御に対応す
る変数名「rear_washer」と、「15」のドアロック制
御に対応する変数名「door_sw」と、番号「23」のト
ランクルームランプ制御に対応する変数名「trunk_lum
p」とが宣言されている。
【0050】190行から220行までは、入力信号に
よって実行される演算タスクの個数宣言である。変数名
table_numberは、図8に示した変数名change_wordに対
応して、例えば、16ビット構成となっている。各ビッ
トが、入力信号によって実行される起動される演算タス
クの個数を示しており、例えば、入力信号の0ビット目
(200行の左端)は、起動される演算タスクの個数が
「1」個であることを示し、1ビット目(200行の左
端から2番目)は、起動される演算タスクの個数が
「3」個であることを示し、2ビット目(200行の左
端から3番目)は、起動される演算タスクの個数が
「4」個であることを示しているというように、各ビッ
ト毎の起動タスク数を示している。
よって実行される演算タスクの個数宣言である。変数名
table_numberは、図8に示した変数名change_wordに対
応して、例えば、16ビット構成となっている。各ビッ
トが、入力信号によって実行される起動される演算タス
クの個数を示しており、例えば、入力信号の0ビット目
(200行の左端)は、起動される演算タスクの個数が
「1」個であることを示し、1ビット目(200行の左
端から2番目)は、起動される演算タスクの個数が
「3」個であることを示し、2ビット目(200行の左
端から3番目)は、起動される演算タスクの個数が
「4」個であることを示しているというように、各ビッ
ト毎の起動タスク数を示している。
【0051】また、240行から270行までは、実行
タスク配列の先頭からの位置データ宣言である。例え
ば、250行に示すように、入力信号の0ビット目は、
「0」となっており、後述するテーブルの300行目に
実行すべきタスクが規定されていることを宣言してい
る。また、入力信号の1ビット目は、「1」となってお
り、テーブルの310行目に実行すべきタスクが規定さ
れていることを宣言している。さらに、入力信号の2ビ
ット目は、「4」となっており、テーブルの320行目
に実行すべきタスクが規定されていることを宣言してい
る。
タスク配列の先頭からの位置データ宣言である。例え
ば、250行に示すように、入力信号の0ビット目は、
「0」となっており、後述するテーブルの300行目に
実行すべきタスクが規定されていることを宣言してい
る。また、入力信号の1ビット目は、「1」となってお
り、テーブルの310行目に実行すべきタスクが規定さ
れていることを宣言している。さらに、入力信号の2ビ
ット目は、「4」となっており、テーブルの320行目
に実行すべきタスクが規定されていることを宣言してい
る。
【0052】290行から460行までは、入力信号に
よって実行される演算タスク番号である。例えば、30
0行には、演算タスク「1」,即ち、変数名rear_wiper
の演算タスクを実行することが記載されている。また、
310行には、演算タスク「2,1,3」,即ち、変数
名stop_lumpと、変数名rear_wiperと、変数名rear_wash
の演算タスクを実行することが記載されている。さら
に、320行には、演算タスク「1,3,4,5」,即
ち、変数名rear_wiperと、変数名rear_washと、変数名d
oor_swと、変数名trunk_lumpの演算タスクを実行するこ
とが記載されている。
よって実行される演算タスク番号である。例えば、30
0行には、演算タスク「1」,即ち、変数名rear_wiper
の演算タスクを実行することが記載されている。また、
310行には、演算タスク「2,1,3」,即ち、変数
名stop_lumpと、変数名rear_wiperと、変数名rear_wash
の演算タスクを実行することが記載されている。さら
に、320行には、演算タスク「1,3,4,5」,即
ち、変数名rear_wiperと、変数名rear_washと、変数名d
oor_swと、変数名trunk_lumpの演算タスクを実行するこ
とが記載されている。
【0053】従って、入力信号の1ビット目がオンにな
ると、200行の定義から3個の演算タスクが起動され
ることが分かり、250行から起動されるタスクが格納
されているテーブルのポインタが「3」であることが分
かり、310行のテーブルから演算タスク「2,1,
3」,即ち、変数名stop_lumpと、変数名rear_wiper
と、変数名rear_washの演算タスクを実行することが分
かる。
ると、200行の定義から3個の演算タスクが起動され
ることが分かり、250行から起動されるタスクが格納
されているテーブルのポインタが「3」であることが分
かり、310行のテーブルから演算タスク「2,1,
3」,即ち、変数名stop_lumpと、変数名rear_wiper
と、変数名rear_washの演算タスクを実行することが分
かる。
【0054】テーブルは、300行から450行に記載
されているように、1次元形式のものであるが、2次元
テーブルであってもよいものである。入力信号が変化す
ると、テーブルを用いて、変化した入力信号に対応する
実行すべき演算タスクを検索することができる。
されているように、1次元形式のものであるが、2次元
テーブルであってもよいものである。入力信号が変化す
ると、テーブルを用いて、変化した入力信号に対応する
実行すべき演算タスクを検索することができる。
【0055】次に、図7のステップS230において、
CPU200は、抽出した演算タスクのイベントフラグ
をオンにする。ここで、図10を用いて、本実施形態に
よる演算タスク実行制御変数event_flugのセット方法に
ついて説明する。図10は、本発明の一実施形態による
乗物の電力供給装置におけるイベントフラグのセットプ
ログラムリスト図である。
CPU200は、抽出した演算タスクのイベントフラグ
をオンにする。ここで、図10を用いて、本実施形態に
よる演算タスク実行制御変数event_flugのセット方法に
ついて説明する。図10は、本発明の一実施形態による
乗物の電力供給装置におけるイベントフラグのセットプ
ログラムリスト図である。
【0056】630行において、図8の520行に示し
た変数名change_wordを用いて、変化した入力信号を検
出する。640行において、図8の240〜260行に
示した変数名task_pointerを変数名pointerにセットす
る。670行において、図9の290〜460行に示し
たテーブルを用いて、実行する演算タスクのビット番号
を抽出する。そして、680行において、図8で検出し
た入力信号が変化したビットのみに対応した変数名even
t_flugの演算タスクに対応したビット位置に、「1」に
セットする。
た変数名change_wordを用いて、変化した入力信号を検
出する。640行において、図8の240〜260行に
示した変数名task_pointerを変数名pointerにセットす
る。670行において、図9の290〜460行に示し
たテーブルを用いて、実行する演算タスクのビット番号
を抽出する。そして、680行において、図8で検出し
た入力信号が変化したビットのみに対応した変数名even
t_flugの演算タスクに対応したビット位置に、「1」に
セットする。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、入力信号が変化したときのみイベントフラグをオン
して、オンしたイベントフラグに対応する演算タスクを
実行させるようにしているので、演算タスクを選択的に
実行させることができる。従って、演算タスクが増大し
ても、実行の必要な演算タスクのみを起動するようにし
ているので、システム応答性の劣化を防止することがで
きる。
ば、入力信号が変化したときのみイベントフラグをオン
して、オンしたイベントフラグに対応する演算タスクを
実行させるようにしているので、演算タスクを選択的に
実行させることができる。従って、演算タスクが増大し
ても、実行の必要な演算タスクのみを起動するようにし
ているので、システム応答性の劣化を防止することがで
きる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、乗物の電力供給装置に
おいて、演算タスクが増大しても、システム応答性が劣
化することを防止し得るものとなる。
おいて、演算タスクが増大しても、システム応答性が劣
化することを防止し得るものとなる。
【図1】本発明の一実施形態による自動車のシステム構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における制御モジュールの接続関係を示すブロック図で
ある。
における制御モジュールの接続関係を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
のBCMにおける演算タスクの一覧を示す説明図であ
る。
のBCMにおける演算タスクの一覧を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における演算タスクの実行制御方法の処理の流れを示す
フローチャートである。
における演算タスクの実行制御方法の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における演算タスクの実行制御時のイベントフラグのセ
ットされた演算タスクの実行プログラムリスト図であ
る。
における演算タスクの実行制御時のイベントフラグのセ
ットされた演算タスクの実行プログラムリスト図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における演算タスクのプログラムリスト図である。
における演算タスクのプログラムリスト図である。
【図7】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における通信割り込み処理タスクの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
における通信割り込み処理タスクの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における入力信号の変化検出プログラムリスト図であ
る。
における入力信号の変化検出プログラムリスト図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装置
における入力信号の変化検出プログラムリスト図であ
る。
における入力信号の変化検出プログラムリスト図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態による乗物の電力供給装
置におけるイベントフラグのセットプログラムリスト図
である。
置におけるイベントフラグのセットプログラムリスト図
である。
1…バッテリー 3…ボディ・コントロール・モジュール(BCM) 4…ドライバー・ドア・モジュール(DDM) 5…パッセンジャー・ドア・モジュール(PDM) 6…リア・インテグレート・モジュール(RIM) 7…フロント・インテグレート・モジュール(FIM) 8…エンジン・コントロール・システム(ECM) 30…電源線 31…通信線 200…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60L 1/00 B60L 3/00 H 3/00 H04L 11/00 331 (72)発明者 吉田 龍也 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 斎藤 博之 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 紺井 満 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 5G003 AA07 BA01 DA14 DA17 FA06 GC05 5H111 BB03 CC02 CC13 DD08 EE05 EE10 5H115 PG10 PI13 PI30 PU19 QA05 QA10 5K031 AA04 DA02 DB06 DB10 EA11
Claims (3)
- 【請求項1】電源と、この電源にループ状の電源線を介
して接続された複数の艤装系の制御モジュールと、これ
らの制御モジュールに入力信号を入力する複数の入力手
段と、複数の電気負荷と、上記複数の艤装系の制御モジ
ュールの間を信号を伝送する信号線とを有する乗物の電
力供給装置において、 上記複数の制御モジュールの中の少なくとも1つの制御
モジュール内に備えられた演算処理手段は、上記入力手
段からの入力信号の変化に応じて、変化した入力信号と
関連する演算タスクを選択的に実行させて、上記電源か
ら上記電源線を介して上記電気負荷に電力を供給するこ
とを特徴とする乗物の電力供給装置。 - 【請求項2】請求項1記載の乗物の電力供給装置におい
て、 変化した入力信号と、この変化した入力信号と関連する
演算タスクとの接続関係を示す関連テーブルを備え、 上記演算処理手段は、上記関連テーブルを用いて、変化
した入力信号と関連する演算タスクを選択的に実行させ
ることを特徴とする乗物の電力供給装置。 - 【請求項3】請求項1記載の乗物の電力供給装置におい
て、 上記演算処理手段は、上記変化した入力信号に対応して
フラグをオンするとともに、上記演算タスクの実行の終
了を示す戻り値により、上記フラグをリセットすること
を特徴とする乗物の電力供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192796A JP2000016202A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 乗物の電力供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10192796A JP2000016202A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 乗物の電力供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016202A true JP2000016202A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16297143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10192796A Pending JP2000016202A (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 乗物の電力供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000016202A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004521798A (ja) * | 2001-02-07 | 2004-07-22 | テレフレックス インコーポレイテッド | モジュール式電力制御装置 |
-
1998
- 1998-07-08 JP JP10192796A patent/JP2000016202A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004521798A (ja) * | 2001-02-07 | 2004-07-22 | テレフレックス インコーポレイテッド | モジュール式電力制御装置 |
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