JP2000015623A - 水中ワイヤソ―工法 - Google Patents

水中ワイヤソ―工法

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JP2000015623A
JP2000015623A JP11008891A JP889199A JP2000015623A JP 2000015623 A JP2000015623 A JP 2000015623A JP 11008891 A JP11008891 A JP 11008891A JP 889199 A JP889199 A JP 889199A JP 2000015623 A JP2000015623 A JP 2000015623A
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正信 高木
Tomohei Tosaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中の切断を容易に行うこと 【解決手段】 水中ワイヤソー工法では、ワイヤソー1
2の駆動装置14は、地上側に設置されるとともに、ワ
イヤソー12の方向を転換するためのガイドシーブ16
が構造物10の切断予定線近傍に設置される。そして、
構造物10の水平切断予定線上において、ワイヤソー1
2と構造物10とが摩擦接触する前端部近傍に圧縮空気
と加圧水との混合流体を噴出するノズル40が設置され
る。ワイヤソー12が構造物10の外面に摩擦接触して
循環走行することにより、構造物10が水平切断される
ことになるが、この時、ノズル40から圧縮空気と加圧
水との加圧混合流体がワイヤソー12と構造物10とが
摩擦接触している部分に、ワイヤソー12の走行方向に
沿って噴出される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、橋脚などの水中構造
物をワイヤソーで切断する水中ワイヤソー工法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】ワイヤソー工法は、粒状ダイヤモンドが
電着あるいは焼結されたビーズをワイヤに装着したワイ
ヤソーを使用して、鉄筋コンクリート構造物や石材など
を切断する工法であり、例えば、特公平3−53426
号公報,特公平3−53427号公報などにその内容が
開示されており、この公報に示されているワイヤソー工
法では高能率の切断が可能で、周辺環項に与える影響が
少ないという利点がある。 【0003】ところで、この種の工法では、無端状のワ
イヤソーを切断対象物に巻き掛けて、これを摩擦走行さ
せることにより施工されており、近時、橋脚などの水中
構造物を切断することも検討されており、例えば、特開
昭63−11771号公報にはその施工方法の一例が開
示されている。この公報に開示されている施工方法で
は、ワイヤソーを循環走行させる駆動装置が水上に設置
され、水底上に設置されたガイドプーリーを介してワイ
ヤソーを切断対象物に巻き掛ける構成が採用されてい
る。しかしながら、このようなワイヤソー工法において
は、以下に説明する技術的課題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記公報に
開示されている工法では、ワイヤソーを水中で循環走行
させることになるが、水中での施工は、空気中で行われ
る施工と比べて、特に、可動部分の抵抗が大きくなり、
ワイヤソーの循環走行に大動力が必要となり、施工能率
が悪く、抵抗が過大になることからワイヤーソーが切断
するという問題があって、地上で施工していた状態をそ
のまま水中施工に適用することは非常に困難な状況にあ
った。 【0005】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、水中で
の施工が容易且つ能率的に行える水中ワイヤソー工法を
提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水中に設置された切断対象物に無端状の
ワイヤソーを巻き掛け、前記ワイヤソーを所定の張力状
態で循環走行させることにより、前記対象物を切断する
水中ワイヤソー工法において、前記対象物と前記ワイヤ
ソーとが水平方向で摩擦接触する水中可動部分に気体と
液体との混合加圧流体または圧縮空気を、前記ワイヤソ
ーの走行方向に沿って噴射供給することを特徽とする。 【0007】 【作用】上記構成の水中ワイヤソー工法によれば、ワイ
ヤソーと切断対象物とが水平方向で摩擦接触する水中可
動部分は、切断の進行に伴って、細い溝が形成され、こ
の溝内をワイヤソーが走行することにより、この部分が
負圧になり、この負圧により抵抗が増加するが、この部
分にワイヤソーの走行方向に沿って、気体と液体との混
合流体や圧縮空気を噴射供給すると、この負圧が解消さ
れて、走行抵抗が低減する。 【0008】 【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照にして詳細に説明する。図1から図4は、本発明
にかかる水中ワイヤソー工法の第1実施例を示してい
る。同図に示す水中ワイヤソー工法は、柱状構造物10
を水中で水平切断する場合に適用した場合を例示してい
る。同図に示す水中ワイヤソー工法では、従来と同様に
ワイヤソー12の駆動装置14は、地上側に設置される
とともに、ワイヤソー12の方向を転換するためのガイ
ドシーブ(水平および垂直シーブ)16が構造物10の
切断予定線近傍に設置される。 【0009】ワイヤソー12は、ダイヤモンドビーズ2
5が間欠的にワイヤに装着されたものであって、構造物
10の切断予定線上に巻き掛けられて、ガイドシーブ1
6で方向を転換させた後に、駆動装置12の駆勤プーリ
ー26に無端状態で捲回される。 【0010】ワイヤソー12は、例えば、駆動プーリー
26を回転駆動しながら、駆動装置14を構造物10か
ら離間する方向に移動させることにより、所定の張力を
導入して循環走行させ、ワイヤソー12を構造物10の
外周面で摩擦走行させる。なお、図1に符号20で示し
た部材は、ワイヤソー12の張り側のみを覆うシースで
あり、このシース20には、コンプレッサ22に接続さ
れた空気供給管24の一端が設置され、コンプレッサ2
2から送出される圧縮空気をシース20に供給し、ワイ
ヤソー12の走行抵抗を低減するようにしているが、こ
のシース20は、必ずしも必要としない。 【0011】この実施例では、図2に示すように、構造
物10の水平切断予定線上において、ワイヤソー12と
構造物10とが摩擦接触する前端部近傍に圧縮空気と加
圧水との混合流体を噴出するノズル40が設置される。 【0012】図3,4には、このノズル40の詳細が示
されている。同図に示すノズル40は、一端が図外のコ
ンプレッサに接続される空気供給ノズル部40aと、一
端が図外の水供給ポンプに接続される水供給ノズル部4
0bとを有していて、これらのノズル部40a,40b
の先端が同心上に配置されている。 【0013】このような構造のノズル40では、水供給
ノズル部40bから噴出される加圧水の水流に、空気供
拾ノズル部40aから噴出される圧縮空気の泡が携行さ
れ、空気の到達距離が大きくなる。 【0014】本実施例では、ワイヤソー12を循環走行
させると、ワイヤソー12が構造物10の外面に摩擦接
触して、これにより構造物10が水平切断されることに
なる。この時、ノズル40から圧縮空気と加圧水との加
圧混合流体がワイヤソー12と構造物10とが摩擦接触
している部分に、ワイヤソー12の走行方向に沿って噴
出される。このため、ワイヤソー12の外周部分は、泡
状の空気で覆われることになり、その走行抵抗が大幅に
減少する。 【0015】この場合、ワイヤソー12の走行により構
造物10の切断が進行すると、図3に示すように、ワイ
ヤソー12と構造物10との摩擦接触位置が徐々に中心
方向に移動し、ワイヤソー12の走行により構造物10
には、ワイヤソー12の直経に相当する溝が形戌され
る。このような溝内をワイヤソー12が高速走行する
と、溝内に負圧が発生し、この負圧と水の粘性とによ
り、ワイヤーソー12の走行拡抗が増大する。ところ
が、本実施例では、圧縮空気と加圧水との混合流体が、
指向性を持たせられた状態(ワイヤソー12の走行方向
に沿って)で溝内に噴射されるので、溝内の広範囲に亘
って加圧混合流体が供給され、ワイヤソー12の走行拡
抗を低減させる。 【0016】なお、本実施例においては、切断の進行に
伴ってノズル40の噴射位置を移勤させることが望まし
い。また、本実施例では、ノズル40から空気と水との
加圧混合流体を噴射する場合を例示したが、ノズル40
から加圧水だけを噴射しても、負圧低減効果があるの
で、ワイヤソーの走行拡抗を低減させることができる。
さらに、空気供給ノズル40aに供給する空気は、必ず
しも圧縮されたものである必要はなく、水供給ノズル部
40bに加圧水を供給すれば、常圧の空気であってもよ
い。 【0017】 【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる水中ワイヤソー工法によれば、ワイヤソ
ーと切断対象物とが水平方向で摩擦接触する水中可動部
分に、ワイヤソーの水平ワイヤソーの走行方向に沿っ
て、気体と液体との混合流体や圧縮空気を噴射供給する
と、溝内の負圧が解消されて、走行抵抗が低減するの
で、大動力を用いなくても施工が円滑に行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる水中ワイヤソー工法の第1実施
例を示す施工状態の説明図である。 【図2】図1の要部説明図である。 【図3】図2に示した説明図の平面図である。 【図4】図3に示したノズルの拡大図である。 【符号の説明】 10 構造物(切断対象物) 12 ワイヤソー 14 駆動装置 16 ガイドシーブ 20 シース 22 コンプレッサ 24 空気供給管 40 ノズル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【講求項1】 水中に設置された切断対象物に無端状の
    ワイヤソーを巻き掛け、前記ワイヤソーを所定の張力状
    態で循環走行させることにより、前記対象物を切断する
    水中ワイヤソー工法において、 前記対象物と前記ワイヤソーとが水平方向で摩擦接触す
    る水中可動部分に気体と液体との混合加圧流体または圧
    縮空気を、前記ワイヤソーの走行方向に沿って噴射供給
    することを特徽とする水中ワイヤソー工法。
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