JP2000015452A - 溶接ガンのア―ム交換構造 - Google Patents

溶接ガンのア―ム交換構造

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JP2000015452A
JP2000015452A JP10196450A JP19645098A JP2000015452A JP 2000015452 A JP2000015452 A JP 2000015452A JP 10196450 A JP10196450 A JP 10196450A JP 19645098 A JP19645098 A JP 19645098A JP 2000015452 A JP2000015452 A JP 2000015452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定ア―ムと可動ア―ムを予め組み付けてユ
ニット化し、このユニットを駆動部を含むガン本体に取
り付けることによって、コスト及び重量が軽減されて、
安価で取り扱い易く、しかもガンア―ムの取り替えが容
易で芯合わせの必要がなく、X型とC型に共用できる溶
接ガンのア―ム交換構造を提供する。 【解決手段】 先端に電極2,5を備えた固定ア―ム4
と可動ア―ム1をガン本体7に取付けた溶接ガンにおい
て、固定ア―ムと可動ア―ムを予め組み付けてガンア―
ムをユニット化し、該ユニットの固定ア―ムの後部側面
側を可動ア―ムの駆動部3を含む前記ガン本体に前記電
極の加圧方向と直交する方向に接続固定した溶接ガンの
ア―ム交換構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端に電極を備え
た固定ア―ムと可動ア―ムをガン本体に取付けた溶接ガ
ンにおいて、ガンア―ムをガン本体から脱着するのに適
した溶接ガンのア―ム交換構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、先端に電極を備えた固定ア―ムと
可動ア―ムをガン本体に取付けたX型溶接ガンにおい
て、ガンア―ムとその駆動部である電動機や減速機等を
ユニット化してガン本体に脱着可能にしたものは、例え
ば特開平9ー57453号公報に示されているように公
知である。また、先端に電極を備えた固定ア―ムと可動
ア―ムをガン本体に取付けたC型溶接ガンにおいて、固
定ア―ムの後端をガン本体に脱着可能にしたものは、例
えば特開平9ー220674号公報に示されているよう
に公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記公知のX
型溶接ガンでは、ガンア―ムを交換する場合に、ガンア
―ムとその駆動部である電動機や減速機等のユニットを
ガン本体から脱着するため、コスト及び重量が嵩ばり、
不経済であると共に取り扱い難いものである。また、前
記公知のC型溶接ガンでは、固定ア―ムの交換を行った
あと、両ア―ムの芯合わせを行う必要があってこの作業
が容易ではない、という問題がある。さらに、両公知の
溶接ガンのいずれもが、ガン本体に対してX型或はC型
の所望のタイプのガンア―ムを自由に選択して取り付け
ることはできないものである。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、固定ア―ムと可動ア―ムを予め組み付けてユニ
ット化し、このユニットを駆動部を含むガン本体に取り
付けることによって、コスト及び重量が軽減されて、安
価で取り扱い易く、しかもガンア―ムの取り替えが容易
で芯合わせの必要がなく、X型とC型に共用できる溶接
ガンのア―ム交換構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における溶接ガンのア―ム交換構造は、固定
ア―ムと可動ア―ムを予め組み付けてガンア―ムをユニ
ット化し、該ユニットの固定ア―ムの後部側面側を可動
ア―ムの駆動部を含む前記ガン本体に前記電極の加圧方
向と直交する方向に接続固定したことを特徴とするもの
である。
【0006】また、前記ガンア―ムの各電極に給電する
ためのシャント及びバスバ―からなる二次回路を前記ガ
ンア―ムとユニットに形成し、該バスバ―にトランスか
ら溶接電流を給電するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0007】また、前記トランスからの溶接電流をコン
タクトガンにより前記バスバ―に給電するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、前記コンタクトガンの加圧力として
スプリング力を採用したことを特徴とするものである。
【0009】また、前記固定ア―ムの後部側面側がガン
本体に設けた位置決めピンとクランプ機構により位置決
めされると共に、可動ア―ムが可動ア―ム駆動部の先端
に設けたロ―ラまたはガイド孔と可動ア―ム側に設けた
ガイド孔またはロ―ラとで位置決めされるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、前記コンタクトガンをガンア―ムの
位置決めに兼用したことを特徴とするものである。
【0011】また、前記可動ア―ムの駆動部がガン本体
に枢軸され、前記ユニットの分離中に駆動部をガン本体
側に係着保持させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して本発明の実施
例について説明する。図1は本発明に係るア―ム交換構
造を備えたX型溶接ガンの正面図、図2は図1のA―A
断面図、図3は本発明に係るア―ム交換構造を備えたC
型溶接ガンの正面図、図4は図2のB―B断面図、図5
は図1の変形例の正面図、図6は図3におけるガンア―
ムのユニット正面図、図7は図5におけるガンア―ムの
ユニット正面図、図8は図3図及び図5におけるガン本
体の正面図、図9はコンタクトガンの変形例の正面図、
図10は本発明に係るア―ム交換構造を備えたX型溶接
ガンの別の変形例の正面図、図11は本発明に係るア―
ム交換構造を備えたC型溶接ガンの別の変形例の正面図
である。
【0013】図1,図2において、1は本発明で可動ア
―ムを構成する揺動ア―ムであり、該ア―ム1の先端に
は電極2が取付けられており、また該ア―ム1の中間上
部には可動ア―ムの駆動部の一部を構成する揺動レバ―
3が接続されている。4は固定ア―ムであり、該ア―ム
4の先端にも電極5が前記電極2と対向するように取付
けられており、該ア―ム4と前記揺動ア―ム1は軸受6
を介して予め組み付けられてガンア―ムはユニット化さ
れた状態でX型ガンを構成している。
【0014】7はガン本体の一部を構成するガンブラケ
ットであり、該ガンブラケット7にはトランス8が取付
られ、該トランス8の後端は図示しないロボットの手首
に接続されている。
【0015】前記ガンブラケット7の先端の一側には前
記固定ア―ム4を固定する接続部であるシリンダ状の突
起9が形成されており、一方,前記固定ア―ム4の後端
には前記突起9が挿嵌されるように凹孔10が形成され
ている。そして、前述の如く揺動ア―ム1の後端は固定
ア―ム4の後端の外周に軸受6を介して回動自在に軸支
されている。そして、前記突起9が挿嵌された固定ア―
ム4の後端側面はクランパ―11によって押圧され、固
定ア―ム4はガンブラケット7に前記電極2,5の加圧
方向と直交する方向に接続固定されている。
【0016】また、前記ガンブラケット7の先端の他側
には減速機12が固着されており、該減速機12の出力
軸13には前記揺動レバ―3が固着され、出力軸13の
中心線は前記突起9の中心線と一致する状態にある。ま
た、減速機12の入力軸には大プ―リ14が取付けられ
ており、該大プ―リ14は、ガンブラケット7から分岐
した支持部材15に設置された電動機16の出力軸に設
けて小プ―リ(図示せず)と適宜なベルトで接続されて
いる。したがって、電動機16と減速機12と揺動レバ
―3等で可動ア―ムである揺動ア―ム1の駆動部を構成
するようになっている。
【0017】そして、前記減速機12の出力軸13に固
着された揺動レバ―3の先端にはロ―ラ17が取付けら
れており、また、前記揺動ア―ム1の中間上方にはガイ
ド孔18が形成されており、前記ロ―ラ17をガイド孔
18の配置して揺動レバ―3を揺動させることによって
揺動ア―ム1を揺動させるようにしてある。なお、揺動
レバ―3の先端にガイド孔18を形成し揺動ア―ム1側
にロ―ラ17を配置してもよい。なお、19,19はガ
ンブラケット7に形成された固定ア―ム4の位置決めピ
ンである。
【0018】以上のような構成からなる溶接ガンにおい
て、図1の状態から電動機16を駆動すると、その回転
は大プ―リ14に至る間に減速されて減速機12に至り
更に減速されて減速機12の出力軸13を回動する。そ
して、この回動力は揺動レバ―3を反時計方向に回動さ
せて揺動ア―ム1を固定ア―ム側に向けて揺動させ、電
極2は加圧動作を行う。溶接が終了すると、前記電動機
16を逆転させることによって電極2は開放動作を行
う。
【0019】ところで、溶接条件の変更によって、ガン
ア―ムを取り替える場合には、固定ア―ム4の後部側面
をガンブラケット7側へ押圧しているクランパ―11を
開放し、固定ア―ム4と可動ア―ムである揺動ア―ム1
を組み付けたまま、該ガンア―ムをガンブラケット7の
側方に引き出すことによって、揺動ア―ム1と揺動レバ
―3の接続であるロ―ラ17はガイド孔18から離れて
揺動ア―ム1と揺動レバ―3との接続が解かれると共に
固定ア―ム4とガンブラケット7の接続も解かれ、ガン
ア―ムは組み付けたままユニットとしてガンブラケット
7の側方に分離して位置される。
【0020】そして、固定ア―ム4と可動ア―ムである
揺動ア―ム1を組み付けた新たなユニットのガンア―ム
をガンブラケット7の側方に位置させて、その固定ア―
ム4をガンブラケット7に接続することによって揺動ア
―ム1と揺動レバ―3も自動的に接続される。
【0021】このように、ガンア―ムは組み付けたまま
で、単に固定ア―ム4とガンブラケット7との接続を解
除或は再接続するのみでガンア―ムの取り替えが可能で
あり、この際,ガンア―ムはガン本体の側面を接続の対
象とし且つ揺動ア―ム1の駆動部は取り替えの対象に含
まれないので、その取り替え作業が極めて容易であると
共に、固定ア―ム4のガン本体への接続方向が電極の加
圧方向と直交する方向であるため接続部が離れ難く、し
かもガンア―ムの取り替えが固定ア―ム4と揺動ア―ム
1を予め組み付けたユニット状態で行われ得るのでガン
ア―ムの取り替え後に両ア―ム1,4の芯合わせを行う
必要がない。
【0022】図3,4は本発明をC型ガンに適用したも
のであり、C型ガンが固定ア―ム4と可動ア―ムである
加圧ロッド1とからなるガンア―ムのユニットを備え、
加圧ロッド1の後端にガイド孔18を有するガイド部材
21を固定して、ガイド孔18に揺動レバ―3の先端部
に設けたロ―ラ17を接続した構成、及び固定ア―ム4
の後部にピン挿通用の孔22,22を穿設し、ガンブラ
ケット7に設けた位置決めピン23,23を前記孔2
2,22に挿通して固定ア―ム4をガンブラケット7に
電極2,5の加圧方向と直交する方向に接続固定する、
また、後述するコンタクトガンの可動ロッド24を前記
孔22と22の間にこれらの孔と直角方向に穿設された
孔25を貫通させた、以外は前の実施例と実質的に同一
であるので、同一符号を付してその説明を省略する。な
お、この実施例でも加圧ロッド1の後端にロ―ラ17を
設け揺動レバ―3の先端部にガイド孔18を形成しても
よいものである。
【0023】この実施例の場合にも、ガンア―ムは組み
付けたままで、単に固定ア―ム4とガンブラケット7と
の接続を解除或は再接続するのみでガンア―ムの取り替
えが可能であり、この際,ガンア―ムはガン本体の側面
を接続の対象とし且つ揺動ア―ム1の駆動部は取り替え
の対象に含まれないので、その取り替え作業が極めて容
易であると共に、固定ア―ム4のガン本体への接続方向
が電極の加圧方向と直交する方向であるため接続部が離
れ難く、しかもガンア―ムの取り替えが固定ア―ム4と
加圧ロッド1を予め組み付けたユニット状態で行われ得
るのでガンア―ムの取り替え後に両ア―ム1,4の芯合
わせを行う必要がないものである。
【0024】図5は本発明をX型ガンに適用した変形例
であり、ガンア―ムのユニットは図1に示したものと実
質的に同一であり、固定ア―ム4をガンブラケット7に
取り付ける手段は図4に示したものと実質的に同一であ
るので、同一部材には同一符号を付してその詳細な説明
は省略する。この実施例の場合にも、図1または図3に
示した溶接ガンと実質的に同一の効果を予期できるもの
である。
【0025】図6は図3に示したC型ガンにおいて、可
動ア―ムである加圧ロッド1と固定ア―ム4をユニット
としてガンブラケットから取り外したものである。ま
た、図7は図5に示したX型ガンにおいて、可動ア―ム
である揺動ア―ム1と固定ア―ム4をユニットとしてガ
ンブラケットから取り外したものである。また、図8は
図3或は図5に示した溶接ガンにおいて、可動ア―ム1
と固定ア―ム4をユニットとしてガンブラケット7から
取り外した際のガン本体であり、該ガン本体には図6に
示すガンア―ムユニットを取り付けてC型ガンを構成さ
せたり、図7に示すガンア―ムユニットを取り付けてX
型ガンを構成させることができるものである。即ち,本
発明に係るガン本体はC型溶接ガン及びX型溶接ガンに
共用できるものである。
【0026】また、図1,図3,図5,図6,図7等に
示すガンア―ムユニットではシャント31,31とこれ
に接続されるバスバ―32,32が前記ユニットの一部
に包含されて二次回路を形成している。そして、バスバ
―32の一端はトランス8側に接続され、シャント31
の他端は各ア―ム1または4に接続されている。
【0027】このように、溶接用の二次回路がガンア―
ムのユニットに含まれる場合には、二次回路の形成が簡
略化され、しかも溶接時のスパッタによる通電部の破損
障害はバスバ―32によって充分に予防されるものであ
る。
【0028】また、図1,図3,図5,図8等に示すガ
ン本体を構成するガンブラケット7にはバスバ―32,
32に接続するコンタクトガン41が配置されている。
このコンタクトガン41は、加圧シリンダ42からの可
動ロッド24と固定ア―ム43を備え、可動ロッド43
と固定ア―ム43の各先端部に形成された通電チップ4
4,45が前記二次回路の各バスバ―32の一端にそれ
ぞれ当接・接続されて、トランス8からの溶接電流を各
バスバ―32に供給するようになされている。
【0029】このように、トランス8からの溶接電流を
コンタクトガン41によりバスバ―32に給電するよう
にした場合には、溶接電流の供給が安定し確実な溶接が
できるものである。
【0030】また、図9はコンタクトガン41の変形例
であり、加圧シリンダに代えてスプリング46を使用し
て、各バスバ―32に通電チップ44,45を押圧する
ようにしたものである。
【0031】このように、コンタクトガン41の加圧力
としてスプリング46力を採用した場合には、コンタク
トガン41の構成が簡略化され且つ軽量なものとなり、
コストも安くなるものである。
【0032】図2において、クランパ―11を作動させ
るためには、前記シリンダ状の突起9内に設けたピスト
ン51が用いられる。このピストン51の前室52には
加圧流体の供給がなされるようになっていると共に、後
室53にはスプリング54が付勢されている。また、ピ
ストンロッド55にはフランジ56が移動可能に配置さ
れ、該フランジ56とピストン51との間には円錐カム
57が配置され、前記クランパ―11はフランジ56と
前記突起9前面にそれぞれ枢軸58,59されている。
そして、枢軸58に設けたロ―ラ60は前記角錐カム5
7に当接するようになされている。また、クランパ―1
1の枢軸59側は二股に分岐され、その一方で前記固定
ア―ム4の後端側面を押圧するようになっている。
【0033】図示の状態ではスプリング54の付勢力で
クランパ―11は固定ア―ム4を押圧し、固定ア―ム4
はガン本体であるガンブラケット7に前記電極2,5の
加圧方向と直交する方向に接続固定されている。そこ
で、固定ア―ム4をガンブラケット7から分離するに
は、ピストン51の前室52に加圧流体を供給してピス
トン51をスプリング54の付勢力に抗して後退させる
と、ロ―ラ60は角錐カム57から離れ同時にクランパ
―11の分岐部による固定ア―ム4の押圧が解かれ、固
定ア―ム4は揺動ア―ム1と共にガン本体から容易に分
離できる。また、固定ア―ム4の組み付け時には、前記
と逆の動作により、固定ア―ム4ガンブラケット7に位
置決めピン19を介して接続し、ピストン51の前室5
2の加圧流体を抜くことにより、クランパ―11は固定
ア―ム4を押圧し、固定ア―ム4はガンブラケット7に
接続固定される。なお、ピストンロッド55の移動制御
を別途に設けた電動機によって行ってもよい。
【0034】このように、固定ア―ム4の後部側面側が
ガン本体に設けた位置決めピン19とクランプ機構によ
り位置決めされる場合には、その位置決めが確実に行わ
れると共に、ガンア―ムのユニットの取付け取り外しが
簡単容易にできるものである。
【0035】図10及び図11は可動ア―ムを駆動する
駆動ユニット61をガンブラケット7から分岐した支持
部材62に枢軸したものであり、その余の構成は図1ま
たは図3に示したものと実質的に相違がないので、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0036】前記駆動ユニット61は、電動機63と動
力伝達部64とボ―ルネジ機構部65とからなり、該ボ
―ルネジ機構部65の可動ロッド66が、図10におい
てはX型ガンア―ムユニットの揺動ア―ム1にロ―ラ1
7とガイド孔18で接続され、図11においてはC型ガ
ンア―ムユニットの加圧ロッド1にロ―ラ17とガイド
孔18で接続されている。また、ボ―ルネジ機構部65
の外周及び支持部材62の上部一側にはストッパ―67
が形成され、駆動ユニット61と支持部材62間にはス
プリング68が張設されている。
【0037】図10においてはX型ガンア―ムのユニッ
トをガンブラケット7及び駆動ユニット61から取り外
し、図11においてはC型ガンア―ムのユニットをガン
ブラケット7及び駆動ユニット61から取り外すことに
よって、駆動ユニット61はスプリング68によってそ
の後部がガンブラケット7側へ移動しようとするが、ス
トッパ―67によってその移動が停止され、駆動ユニッ
ト61はガンブラケット7の支持部材62に確実に保持
される。したがって、ガンア―ムの着脱時に駆動ユニッ
ト61は確実に保持されてガンア―ムの着脱が安全確実
に行われる。
【0038】なお、本発明はロボット用溶接ガンに限ら
ずポ―タブルの溶接ガンにも適用できることはいうまで
もない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、固定ア―ムと可動ア―
ムを予め組み付けてガンア―ムをユニット化し、該ユニ
ットの固定ア―ムの後部側面側を可動ア―ムの駆動部を
含む前記ガン本体に前記電極の加圧方向と直交する方向
に接続固定したので、ガンア―ムの取り替えが容易で、
ガンア―ムの接続部が離れ難く、駆動部を含むガン本体
はX型ガンとC型ガンに共用でき、ガンア―ムの取り替
え後に固定ア―ムと可動ア―ムの芯合わせを行う必要が
ない溶接ガンのア―ム交換構造となる。
【0040】また、ガンア―ムの各電極に給電するため
のシャント及びバスバ―からなる二次回路を前記ガンア
―ムとユニットに形成し、該バスバ―にトランスから溶
接電流を給電するようにした場合には、二次回路の形成
が簡略化され、しかも溶接時におけるスパッタによる通
電部の破損障害も充分に予防され得る溶接ガンのア―ム
交換構造となる。
【0041】また、トランスからの溶接電流をコンタク
トガンにより前記バスバ―に給電するようにした場合に
は、電極への給電もより安定し確実な溶接ガンのア―ム
交換構造となる。
【0042】また、前記コンタクトガンの加圧力として
スプリング力を採用した場合には、コストも安い溶接ガ
ンのア―ム交換構造となる。
【0043】また、固定ア―ムの後部側面側がガン本体
に設けた位置決めピンとクランプ機構により位置決めさ
れると共に、可動ア―ムが可動ア―ム駆動部の先端に設
けたロ―ラまたはガイド孔と可動ア―ム側に設けたガイ
ド孔またはロ―ラとで位置決めされるようにした場合に
は、固定ア―ムの位置決めが確実に行われると共に、ガ
ンア―ムのユニットの取付け取り外しも簡単容易にでき
る溶接ガンのア―ム交換構造となる。
【0044】また、コンタクトガンをガンア―ムの位置
決めに兼用した場合には、簡単な構成で固定ア―ムの位
置決めも確実に行われる溶接ガンのア―ム交換構造とな
る。
【0045】また、可動ア―ムの駆動部がガン本体に枢
軸され、前記ユニットの分離中に駆動部をガン本体側に
係着保持させるようにした場合には、ガンア―ムの着脱
時に可動ア―ムの駆動部は確実に保持されてガンア―ム
の着脱が安全確実に行われ得る溶接ガンのア―ム交換構
造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るア―ム交換構造を備えたX
型溶接ガンの正面図である。
【図2】図2は図1のA―A断面図である。
【図3】図3は本発明に係るア―ム交換構造を備えたC
型溶接ガンの正面図である。
【図4】図4は図2のB―B断面図である。
【図5】図5は図1の変形例の正面図である。
【図6】図6は図3におけるガンア―ムのユニット正面
図である。
【図7】図7は図5におけるガンア―ムのユニット正面
図である。
【図8】図8は図3図及び図5におけるガン本体の正面
図である。
【図9】図9はコンタクトガンの変形例の正面図であ
る。
【図10】図10は本発明に係るア―ム交換構造を備え
たX型溶接ガンの別の変形例の正面図である。
【図11】図11は本発明に係るア―ム交換構造を備え
たC型溶接ガンの別の変形例の正面図である。
【符号の説明】
1 可動ア―ム(揺動ア―ム,加圧ロ
ッド) 2,5 電極 3 可動ア―ムの駆動部(揺動レバ
―) 4 固定ア―ム 7 ガン本体(ガンブラケット) 8 トランス 11 クランプ機構(クランパ―) 17 ロ―ラ 18 ガイド孔 19,23 位置決めピン 31 シャント 32 バスバ― 41 コンタクトガン 46 スプリング 61 駆動ユニット 67 ストッパ―

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に電極を備えた固定ア―ムと可動ア―
    ムをガン本体に取付けた溶接ガンにおいて、固定ア―ム
    と可動ア―ムを予め組み付けてガンア―ムをユニット化
    し、該ユニットの固定ア―ムの後部側面側を可動ア―ム
    の駆動部を含む前記ガン本体に前記電極の加圧方向と直
    交する方向に接続固定したことを特徴とする溶接ガンの
    ア―ム交換構造。
  2. 【請求項2】前記ガンア―ムの各電極に給電するための
    シャント及びバスバ―からなる二次回路を前記ガンア―
    ムとユニットに形成し、該バスバ―にトランスから溶接
    電流を給電するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の溶接ガンのア―ム交換構造。
  3. 【請求項3】前記トランスからの溶接電流をコンタクト
    ガンにより前記バスバ―に給電するようにしたことを特
    徴とする請求項2記載の溶接ガンのア―ム交換構造。
  4. 【請求項4】前記コンタクトガンの加圧力としてスプリ
    ング力を採用したことを特徴とする請求項3記載の溶接
    ガンのア―ム交換構造。
  5. 【請求項5】前記固定ア―ムの後部側面側がガン本体に
    設けた位置決めピンとクランプ機構により位置決めされ
    ると共に、可動ア―ムが可動ア―ム駆動部の先端に設け
    たロ―ラまたはガイド孔と可動ア―ム側に設けたガイド
    孔またはロ―ラとで位置決めされるようにしたことを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項3または
    請求項4記載の溶接ガンのア―ム交換構造。
  6. 【請求項6】前記コンタクトガンをガンア―ムの位置決
    めに兼用したことを特徴とする請求項3または請求項4
    記載の溶接ガンのア―ム交換構造。
  7. 【請求項7】前記可動ア―ムの駆動部がガン本体に枢軸
    され、前記ユニットの分離中に駆動部をガン本体側に係
    着保持させるようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2または請求項3または請求項4または請求項
    5または請求項6記載の溶接ガンのア―ム交換構造。
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CN110480148A (zh) * 2019-09-02 2019-11-22 长春三友汽车部件制造有限公司 一种机械臂气动电阻焊枪改造结构及改造方法

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