JPH1190646A - 電極チップの交換装置 - Google Patents

電極チップの交換装置

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JPH1190646A
JPH1190646A JP25696597A JP25696597A JPH1190646A JP H1190646 A JPH1190646 A JP H1190646A JP 25696597 A JP25696597 A JP 25696597A JP 25696597 A JP25696597 A JP 25696597A JP H1190646 A JPH1190646 A JP H1190646A
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JP
Japan
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tip
electrode tip
chip
gun
center
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Application number
JP25696597A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Tokunaga
達彦 徳永
Harushige Washio
晴茂 鷲尾
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ガン先端部のチップをその周域のわずか
な範囲でチャック爪を回動させるだけでチップを確実に
緩め交換できる電極チップの交換装置を提供する。 【解決手段】電極チップを挟持する棒材対9A、9Bを
一辺に含み、該棒材対9A、9Bの挟持中心Oを、不動
の支持部材3上の二点の支軸3a、3bを結ぶ直線上に
位置させた平行リンク4を設け、前記棒材対9A、9B
がチップ23を回動させる揺動を該支軸3a、3bを中
心に揺動する主棒10の揺動と一致させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接機の
電極チップの交換を行う電極チップの交換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、スポット溶接機の電極チップ
(以下、チップと略す)と溶接ガンとの嵌合構造は、冷
却水の耐漏水性を考慮して図2に示すようにテーパ嵌合
を採用しているのが普通である。スポット溶接では、重
ね合わされた被溶接材を一対のチップで加圧(押圧力2
000〜3000N)して電流通路を確保しており、多
点を溶接するうちに、チップは溶接時の大電流による発
熱と加圧力によって変形、損耗し、十分な溶接品質が得
られなくなる。そのため、随時チップを自動研磨するか
取外して新品あるいは研磨したものと交換してチップ先
端形状の確保を行っている。
【0003】しかし、被溶接材の加圧を繰返すと、図2
のようなテーパ嵌合では、ガン先端部21A、21Bに
チップ23が食い込み状態になって相当な力を加えない
とチップ23をガン先端部21A、21Bから取外せな
い。このため、従来よりチップの交換は生産ラインの流
れを止めて手作業で行うのが普通である。ところで、近
年、被溶接材が高防錆化等の化学処理材が使われるよう
になってきて、電極チップの損耗が速くなり交換頻度が
増える傾向にあり、生産ラインを止めてチップ交換を行
うことは現状に合わない。
【0004】生産ラインを止めることなくチップを交換
するには、溶接作業終了から次の溶接作業の開始まで
(例えばワーク搬送時間)の間に行わなければならない
が、この時間は短いものでは数秒程度の場合がある。自
動チップ交換装置を開示した文献として、特開平1−2
02379号公報および特開平3−184673号公報
等がある。前者はチップを挿通可能な中心孔を形成した
ハウジングに、該チップを把持するチャック爪を該中心
孔と同心的に収納し、該チャック爪を駆動源により該中
心孔に回転させつつ出没させる交換装置であって、交換
は交換装置に付加された新チップのホルダをチャック爪
の駆動とは分離した駆動源の動作によって溶接ガンの位
置に移動させて行っている。後者は回動操作可能とした
二又状の各腕部を有し、チップを挿入し得る凹部を各該
腕部に形成すると共に該凹部の近くに偏心カムを付加
し、該偏心カムを駆動することにより該偏心カムが該凹
部のチップを噛み込んで捻る交換装置であって、交換は
他方の腕部に新チップを挿入し、該腕部を溶接ガンの位
置に回転させて行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記電極チップの交換
装置においては、2個のチップを同時に交換するため
に、自動ドライバのように、チップの回転軸心と一致し
た駆動軸をもつアクチュエータを使用できない。従って
特開平1−202379号公報に記載された従来の交換
装置は、駆動源をチャック爪の一側に設けているが、チ
ャック爪がチップの全周に配置され、チップの軸周り全
域にスペースを必要としている。すなわちチップの軸周
りにハウジングが配置される円盤タイプであり、図2に
示すように、チップ23のそばにチップホルダ21cが
延びていたり、別の機構の支持体等(図示略)が延びて
いたりする溶接ガンには使用できない場合がある。
【0006】特開平3−184673号公報のものは、
偏心カムと凹部の壁とでチップを挟持するものである
が、チップの軸方向に該偏心カムと凹部の位置がずれて
おり、前者のように軸方向に合致した位置でチップを挟
持できていない。このため、チップが凹部内で傾いた状
態にこじれ、チップを凹部より抜出すことができないこ
とが考えられる。
【0007】また、両公報の従来装置とも、新チップの
交換のための供給手段をもつが、この供給手段をチップ
取付け位置に移動するために駆動源を動作させており、
構成が複雑になっている。従って、本発明の目的は、
チップの僅かな周域にチャック爪を回動させるだけでチ
ップを確実に挟持して短時間でチップを取外すこと、
新チップとの交換を駆動源を用いず旧チップの取外しと
ほとんど同時に同位置にて完了させることの少なくとも
一つを達成し得る電極チップの交換装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1に記載の発明は、電極チップを挟持中心に受け入れ
る各チャック爪を各先端に保持した棒材対と、前記電極
チップの挟持中心と離れた位置に支軸をもつ支持部材
と、該支軸に支持された中間点を中心に揺動可能である
と共に前記電極チップがチャック爪に挟持された状態で
前記棒材対と平行関係を保つ主棒、該主棒の両端と各中
間点が連節しかつ該棒材対の各基端と一端が連節した駆
動棒および従動棒とをもつリンク手段と、前記駆動棒に
連結され、該駆動棒を付勢して前記電極チップを挟持
し、引続き挟持された前記電極チップを挟持中心で回動
させる駆動手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】上記課題を解決した請求項2に記載の発明
は、支軸をもつ支持部材と、該支軸に中間点を中心に揺
動自在に支持された平行関係を保つ一対の第1棒および
該一対の第1棒の両端間に連節された平行関係を保つ一
対の第2棒とで形成されるリンク手段と、前記電極チッ
プを挟持中心に受け入れる各チャック爪と各該チャック
爪を駆動するアクチュエータをもつと共に、前記第2棒
上に連節され、この各連節点を結ぶ直線上に前記挟持中
心が位置しかつ該挟持中心から離れた位置に前記各チャ
ック爪を保持したチャック装置と、前記支軸に支持され
た前記リンク手段の一棒を揺動させることにより、前記
電極チップを挟持中心で回動させる駆動手段とからなる
ことを特徴とする。
【0010】(作用)請求項1に記載の発明において、
ロボットアームは、一対の電極チップの軸心を挟持中心
に位置決めし、該電極チップを突合わせた状態でチャッ
ク爪の挟持中心に該電極チップが設置される。駆動手段
は先ず駆動棒を付勢し、該駆動棒側のチャック爪が従動
棒側のチャック爪に近づいて電極チップの挟持が完了す
る。この時点で棒材対はリンク手段の一辺となる。駆動
手段は引続き駆動棒を付勢し、これによりリンク手段が
揺動を行う。この揺動において、支軸は挟持中心から離
れた位置にあるため、主棒の揺動が棒材対に伝達され、
電極チップは挟持中心に回動される。この構成では、駆
動手段を一つにできる有利さがある。
【0011】請求項2に記載の発明において、電極チッ
プはチャック装置のアクチュエータによって挟持中心に
挟持される。チャック装置は、駆動手段によって揺動さ
れる一対の第1棒と平行関係を保って第2棒上で揺動す
るが、該第2棒上での各連節点が挟持中心を結ぶ直線上
にあり、かつ各第1棒の支軸が挟持中心より離れた位置
にあるため、該チャック装置の揺動の中心は第1棒の揺
動の中心である支軸に相当するものとなり、電極チップ
を挟持中心に回動させることができる。
【0012】(他の構成)本発明の電極チップの交換装
置において、前記支持部材を回動軸を中心に揺動可能に
すると共に、該支持部材に新チップの供給手段を設け、
かつ前記リンク手段の任意の棒を付勢する弾性体とを有
し、該弾性体は、前記駆動手段の動作後に前記支持部材
をチップ取外し時の揺動とは反対方向に揺動させること
により前記供給手段を前記挟持中心に転送するように構
成してもよい(請求項3)。
【0013】上記交換装置においては、駆動手段を動作
させずにチップを取外した位置と同位置で新チップの取
付けを行うことができる。本発明の電極チップの交換装
置において、溶接ガンに冷却水の圧力センサを有する場
合には、前記圧力センサの作動信号を旧チップの取外し
結果もしくは新チップの取付け結果の判断要素に採用す
ることができる(請求項4)。これにより、特別なセン
サを用いずに、新旧チップの状態を確認することができ
る。
【0014】本発明の電極チップの交換装置において、
溶接ガンに冷却水の圧力センサを有する場合には、前記
リンク手段の揺動位置信号と前記圧力センサの作動信号
との論理積を旧チップの取外し結果の判断要素に採用す
ることができる(請求項5)。この構成では、圧力セン
サの作動信号に加えて、揺動したリンク手段の揺動位置
信号を監視するので、新旧チップの状態の確認を一層確
実に行うことができる。 また、請求項1に記載の発明
において、リンク手段の揺動運動を円滑に行わせるた
め、一方の棒材の基端側と他方の棒材の基端側とに連節
し、主棒に平行で該一方の棒材の揺動を規制するガイド
手段を設けることが好ましい。
【0015】(発明の効果)本発明によれば、溶接ガン
先端部の僅かな周域でのリンク手段の揺動運動でチップ
を確実に回転させ、チップホルダを回避したチップの交
換が短時間で可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】本発明の電極チップの交換装置を図面に基づ
いて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による電極チップの
交換装置は、図1に示すように、支柱2をもつ機台1
と、該支柱2に回動自在に支持された支持部材3および
液圧或は空圧シリンダ等の駆動手段としての直動アクチ
ュエータ5と、該支持部材3に併設された二つの支軸3
a、3bに揺動自在に支持され、各チャック爪12A、
12Bを各先端に保持した棒材対9A、9Bおよび該支
持部材3とを含んで複合の平行リンクをなすリンク手段
4とから構成されている。
【0018】上記リンク手段4は前記支軸3aにほぼ中
間点が支持され該支軸3aを中心に回動自在な主棒10
と、該主棒10の両端にそれぞれのほぼ中間点が連節さ
れ、該各中間点を中心に揺動自在な駆動棒7および従動
棒8と、前記支軸3bに一端が支持され他端が前記従動
棒8の一端と連節された副棒11とから構成されてい
る。
【0019】上記リンク手段4において、直動アクチュ
エータ5の可動先端部5aは駆動棒7の基端に連結され
ている。前記棒材対9A、9Bは、前記駆動棒7および
従動棒8の各先端に各基端が連節され、先端側は自由端
状にされている。該棒材対9A、9Bは、チャック爪1
2A、12Bの挟持中心Oに電極チップ23を挟持した
とき該主棒10と平行関係を保つ。棒材対9A、9Bに
は、その基端側と両端が連節し該棒材対9A、9Bに常
に平行なガイド棒13が並設されている。該ガイド棒1
3は例えば駆動棒7側の棒材9Aをガイドして該棒材9
Aの向きを他方の棒材9Bの向きと合致するようにして
いる。
【0020】ここで、前記棒材対9A、9Bの長さによ
って設定される前記挟持中心Oの位置は、前記支持部材
3上の各支軸3a、3bを結ぶ直線上に決められ、支軸
3aは挟持中心Oより一定距離だけ離れている。これに
より、主棒10の支軸3aを中心とする揺動が電極チッ
プ23を挟持した状態での棒材対9A、9Bの揺動と一
致し、該電極チップ23を挟持中心Oを中心に回動させ
ることができる。
【0021】また、リンク手段4において、支持部材3
にはブラケット18によりカートリッジ式の新チップ供
給手段19が保持されている。該供給手段19は、列状
に収納した新チップ20をばね(図示略)等の手段によ
って先端孔部19aに連続的に繰出すことができる。新
チップ20は溶接ロボットの対の電極チップ23に対応
して上下2段で2個毎繰出される。
【0022】また、従動棒8の一端側は、機台1に設け
られたストッパ壁15との間に圧縮コイルスプリング等
の弾性体16が介装されている。弾性体16の輪内には
従動棒8の揺動ストロークより長いストッパ棒17が挿
入されている。該ストッパ棒17はストッパ壁15の長
孔15aを貫通し、貫通した先には従動棒8の揺動スト
ロークを決定する調整ナット17aが止められている。
従動棒8の揺動ストロークは、支柱2を中心とする支持
部材3の回動量を規制し、その調整によって新チップと
の交換の際、前記供給手段19の先端孔部19aが挟持
中心Oに位置されるものである。
【0023】一方、溶接ロボットは、図2に示すよう
に、ロボットアーム21に溶接ガン24を装着したもの
で、溶接ガン24は、ガン先端部21Aを可動部として
もつガンシリンダ25と、該ガンシリンダ25の側部か
ら延びたガンヨーク26と、該ガンヨーク26およびガ
ンシリンダ25とをガン先端部21Aの可動軸方向に移
動自在に支持した状態で該ガンヨーク26およびガンシ
リンダ25をロボットアーム21に取付けるブラケット
27とからなる。ブラケット27は、イコライザ機構2
7aをもち、該イコライザ機構27aによって前記可動
軸方向の一方に該ガンヨーク26およびガンシリンダ2
5を付勢している。チップ23の一方は、前記ガンシリ
ンダ25側のガン先端部21Aにテーパ嵌合によって取
付けられる。チップ23の他方は、ガンヨーク26側に
取付けられる。すなわち、前記ガン先端部21Aに対向
したガン先端部21Bをもつチップホルダ21Cをガン
ヨーク26に固着し、該チップホルダ21Cの該ガン先
端部21Bに同じくテーパ嵌合によって取付けられる。
また、ガン先端部21A、21Bは、冷却水の冷却水路
22が設けられており、冷却水はチップ23の孔部23
aを介して流れ、チップ23を冷却する。
【0024】次に上記第1実施例の電極チップの交換装
置の作用を図3のフローチャートに従って説明する。図
3はロボット側または本装置およびロボット側にコント
ローラと、これを支援するセンサ(冷却用水のフロース
イッチ等)を備えて自動交換するものとした動作手順で
ある。ただし、本発明はこのようなコントローラによら
ず、溶接回数を想定した一定時間経過ごとに、手動で交
換モードを設定し、直動アクチュエータ5を作動させて
行ってもよい。
【0025】S1(打点または時間カウント)、S2
(交換回数または時間か):溶接開始によってこれらの
動作が、溶接過程制御と並行して繰返される。 S3(ロボットへ交換起動指令):S2でコントローラ
が交換要と判断したときの信号によって実行され、溶接
作業を停止してロボットは交換待機状態となる。
【0026】S4(冷却水停止):S3に続く処理であ
り、冷却水の供給を停止する。 S5(エアーブローON):エアーブロー装置は、チッ
プ交換時に冷却水路22中の残余水が床面にこぼれるこ
とを防止するものであるが、ここでは、後のステップS
12での旧チップが確実に抜かれたかを判断するため
に、前もって冷却水路22にエアーを流しておくもので
ある。このステップは、リンク手段4の揺動後に行って
もよい。同様のステップはS17でも行われる。S17
は新チップの取付け状態を確認するためである。
【0027】S6(ロボット交換位置移動):溶接ガン
24を本装置のチップ取付け位置としての挟持中心Oに
移動する。このとき、溶接ガン24はガンシリンダ25
を開放して(ガン先端部21Aを引いて)チップ23同
士を離間した状態にしている。 S7(上下チップ閉じ):溶接ガン24のガンシリンダ
25を加圧してガン先端部21A、 21Bを近づけ、チ
ップ23同士を突合わせる。このとき、安定した挟持を
行うため、チップ23は棒材9B側のチャック爪12B
に接触した状態とすることが好ましい。
【0028】S8(チップ抜き揺動)、S9(チップ挟
持・揺動):S7の段階で、リンク手段4は駆動棒7が
図4の点線にて示すように、チャック爪12A側が開い
たアンクランプ状態になっており、この状態から直動ア
クチュエータ5の可動先端部5aを突出させる。直動ア
クチュエータ5の可動先端部5aが突出すると、駆動棒
7は主棒10との節点を中心に右に揺動し、図4の実線
にて示すように、チャック爪12Aをチャック爪12B
に近づけ上下のチップ23を共に挟持する。なお、チッ
プ23同士の互いの軸位置が多少異なっていても、チャ
ック爪12A、12Bはこの軸位置のずれを吸収した挟
持を行う。
【0029】チップ23が挟持された状態では、棒材対
9A、9Bは主棒10と平行関係に保たれる。従って引
続いて直動アクチュエータ5を突出させることにより、
図5に示すように、棒材対9A、9Bと主棒10とに
は、駆動棒7と従動棒8との各節点を着力点として右回
り(矢視a、b)の偶力がそれぞれ挟持中心Oおよび支
軸3aを中心に作用して、棒材対9A、9Bは、チップ
23を回動させ、チップ23をガン先端部21A、21
Bから緩める。
【0030】ガイド棒13は上記リンク手段4の揺動が
円滑に行われるようにしている。このようにS8でリン
ク手段4は支持部材3を不動として右回りに揺動し、チ
ャック爪12A、12Bがチップ23を挟持すると同時
にチップ23を右回転させ、チップ23を緩めることが
できる。なお、このとき、弾性体16は収縮して反発力
を蓄積している。
【0031】S10(上下チップ開):チップ23が緩
んだ後、ガンシリンダ25の開放によってガン先端部2
1A、21Bを引離すと、チップ23は先端部21A、
21Bから開放される。 S11(チップ抜き揺動端確認)、S12(フロースイ
ッチA、B):S11は揺動したリンク手段4の所定の
リンク端を検出するものであり、S12は冷却水路22
の例えば口部に設けられた冷却水検出用の感圧式センサ
(フロースイッチ)の信号でチップ23が抜かれたか否
かを判断するものである。すなわち、通常、このフロー
スイッチはチップが正常に取付けられた状態では、冷却
水の水圧または流速圧で動作して冷却水が漏れなく流
れ、チップが正常に取付けられていることを判断する要
素として用いている。この検出装置を応用して本実施例
では、S5で作動させたエアーブロー装置のエアー圧力
あるいは風圧を検出し、旧チップ23が確実に取外され
ていれば、エアー圧力等が所定値より小さくなるので、
そのときのフロースイッチの作動信号により旧チップ2
3が外れたと認識する。
【0032】逆に旧チップ23が冷却水路22を少しも
塞いでいれば、エアー圧力が所定値より高くなって旧チ
ップ23が外れていないと認識でき、コントローラはエ
ラーを作業者に知らせることになる。S11は光センサ
等の非接触センサ、あるいはリミットスイッチ等の接触
センサを用いて、リンク手段4が揺動して所定リンク
(例えば副棒11)の端部が変位したか否かを判断する
ことにより、旧チップの状態を認識する。これらのステ
ップS11、S12はステップS12を行うことで目的
は達成されるが、S12だけでは旧チップ23が冷却水
路22を半開き状態で先端部21Aまたは21Bに係合
していたりすると、認識の確実性が得られないため、S
11とS12とで揺動したことと旧チップ23が抜かれ
たこととの論理積で、旧チップ23の取外し状態を確実
に判断するようにしたのである。
【0033】S13(エアーブローOFF):このステ
ップでエアーブロー装置の動作を一旦停止する。これは
エアー圧力が新チップ20の取付けの抵抗とならないよ
うにするためである。また、残冷却水の飛散防止にも役
立つ。 S15(交換装置回転し取付け位置):旧チップ23が
先端部21A、21Bから開放されると、次の瞬間、弾
性体16はガン先端部21A、21Bの拘束がなくなる
ため、蓄えた反発力で支持部材3を支柱2を中心に揺動
させる。すなわち、図6に示すように左回りに揺動させ
る。この動作は、コントローラの介在なく確実に行わ
れ、直動アクチュエータ5を動作させることなく、極め
て短時間に新チップ20の供給手段19の先端孔部19
aを挟持中心Oに転送することができる。なお、交換時
の位置は必ずしも挟持中心にする必要はない。
【0034】S16(上下チップ閉):供給手段19の
先端部が挟持中心Oに転送されると、ガンシリンダ25
を加圧することでガン先端部21A、21Bを接近さ
せ、該ガン先端部21A、21Bを供給手段19内の先
頭の新チップ20に挿入する。 S17(エアーブローON):エアーブロー装置を再び
作動する。 S18(フロースイッチA、B):エアーの圧力、風圧
をフロースイッチで検出し、新チップ20の取付け状態
の確認を行う。ここでのコントローラによる認識作業
は、新チップ20が確実にガン先端部21A、21Bに
嵌合された状態をエアー圧力等が所定値以上であること
で認識し、エアー圧力等が所定値以下の場合にエラーの
認識を行う。
【0035】S19(エアーブローOFF):新チップ
20が確実に取付けられたので、エアーブロー装置を停
止するものである。 S20(ロボットより完了信号):本装置側のコントロ
ーラがロボット側のコントローラからの完了信号を確認
する。 S21(チップ抜きアンクランプ):このステップは、
チャック爪12A、12Bに挟持した旧チップ23を落
下する動作である。これは、図6の状態より直動アクチ
ュエータ5の可動先端部5aを引いて、駆動棒7を左に
回せばよい。
【0036】S22(初期状態に戻す):このステップ
は直動アクチュエータ5によって行っている。 S23(冷却水停止解除):冷却水を冷却水路22に送
給する。 S24(ロボット移動し原位置):溶接ガン24を通常
の作業位置に戻す。本第1実施例の交換装置は、上記フ
ローチャートのように動作し、旧チップ23を取外す場
合、直動アクチュエータ5によってリンク手段4が所定
範囲揺動することにより、旧チップ23を挟持・回動さ
せることができ、チップホルダとの当接を回避すること
ができる。また、新チップ20の取付けは、弾性体16
の動作によって、直動アクチュエータ5や他の駆動源を
用いず旧チップ23の取外しとほとんど同時に同位置で
完了させることができる。 (第2実施例)本発明の第2実施例の係る電極チップの
交換装置は、図7に示すように、機台31と、該機台3
1に軸31xを中心に回動可能に支持された支持部材3
2と、該支持部材32に固定された電気モータ等の回転
アクチュエータ33と、互いに平行関係にある第1棒3
41、342および第2棒343、343からなり、一
方の該第1棒341が前記回転アクチュエータ33の軸
33xに回動自在に支持され、他方の該第1棒342が
前記支持部材32上の支軸32xに回動自在に支持され
たリンク手段34と、該リンク手段34の前記第2棒3
43上に連節されたチャック装置35と、前記支持部材
32に取付けられた供給手段19とを主要素として構成
されている。供給手段19は第1実施例と同様に突き合
わせた状態の2個毎の新チップ20を先端孔部19aに
連続的に繰出すものである。
【0037】チャック装置35は図8に示すように、基
端側の軸352を中心に揺動して先端側の挟持中心Oに
チップを保持する開閉型のチャック爪353A、353
Bと、該チャック爪353A、353Bを開閉可能とす
る直動アクチュエータ356とを具備する。上記直動ア
クチュエータ356は、チャック爪353A、353B
の各基端側が対向して延びる基端部354A、354B
の長さ方向に形成された長孔357A、357Bに先端
部ピン356aが係合されており、該先端部ピン356
aの突出状態において、前記チャック爪353A、35
3Bを開き(アンクランプ)、先端部ピン356aの引
込み状態において、該チャック爪353A、353Bを
点線にて示すように閉じる(クランプ状態)。
【0038】また、チャック装置35は、前記第2棒3
43上の軸ピン36に回動自在に支持されたアーム部3
59を持つ。軸ピン36は挟持中心Oと直線上に並んた
位置に設けられている。第1実施例と同様に、支持部材
32上の支軸32xと回転アクチュエータ33の軸33
xと挟持中心Oとは、直線状に並んでいる。次に前記供
給手段19側の第2棒343の後端は、機台31に立設
されたストッパ壁37との間に弾性体38が介装される
と共に、該弾性体38の輪内にはストッパ棒39が挿入
され、該ストッパ棒39は第1実施例と同様に前記スト
ッパ壁37の長孔を貫通した先に調整ナット39aが所
定位置で止められている。
【0039】上記構成の電極チップの交換装置の動作
は、溶接ガン24を移動してガン先端部21A、21B
をチャック爪353A、353Bの挟持中心Oに位置さ
せるところから始る(図7)。図7の初期状態におい
て、リンク手段34は直角四角形の状態より軸33xを
中心に所定角度右に揺動されている。直動アクチュエー
タ356は先端部ピン356aを突出状態にしており、
チャック爪353A、353Bはアンクランプ状態にな
っている。直動アクチュエータ356の先端部ピン35
6aを引き込むと、該先端部ピン356aが長孔357
A、357B内を移動して、チャック爪353A、35
3Bを軸352を中心に内側に揺動させる。これによっ
てチャック装置35はチャック爪353A、353Bが
図8の実線の状態から点線に示すように揺動して旧チッ
プ23を挟持する。
【0040】この状態で回転アクチュエータ33を作動
させると、前方の第1棒341は軸33xを中心に左方
向に揺動し、後方の第1棒342は支軸32xを中心に
左方向に揺動して、リンク手段34は、図9に示すよう
に、直角四角形の状態より軸33xを中心に所定角度左
に揺動される。このリンク手段34の動作のとき、挟持
中心Oは常に軸33x、支軸32xを結ぶ直線上に位置
しており、かつ、チャック装置35の両端の軸ピン36
の位置が第1棒341と342の両端の動きと一致し
て、チャック爪353A、353Bは挟持中心Oを中心
に回動することになる。こうしてチャック爪353A、
353Bで挟持した旧チップ23を緩めることができ
る。このとき、弾性体38は反発力を蓄積する。
【0041】この後、溶接ガン24のガンシリンダ25
の開放によってガン先端部21A、21Bが後退される
と、旧チップ23はガン先端部21A、21Bから開放
され、チャック爪353A、353Bも先端部21A、
21Bから自由になる。チャック爪353A、353B
が自由になると、弾性体38の反発力によって支持部材
32は回動軸31xを中心に右方向に付勢され、供給手
段19をその先端孔部19aの位置が挟持中心Oに移動
するように転送される(図10)。新チップ20が挟持
中心Oに位置されると、ガンシリンダ25は、ガン先端
部21A、21Bを近接して新チップ20をガン先端部
21A、21Bに嵌合させる。これと前後して直動アク
チュエータ356の先端部ピン356aを突出させ、チ
ャック爪353A、353Bを図8の点線に示すように
開く。これにより、旧チップ23は所定回収箱等に落下
される。図10の状態のリンク手段34を初期状態に戻
すには、回転アクチュエータ33を逆転させればよい。
【0042】上記第2実施例のチップ交換動作は、第1
実施例のように、ロボット側のコントローラあるいは交
換装置専用のコントローラで自動化しても、人が視認し
つつアクチュエータボタン等を操作して行ってもよい。
第2実施例に係る電極チップの交換装置によっても、チ
ャック爪353A、353Bを僅かなチップ23の周域
で揺動運動させるだけで、チップを緩めることができ
る。
【0043】なお、第2実施例では、回転アクチュエー
タの代りに直動アクチュエータを用いてもよい。この場
合の直動アクチュエータは、第2棒343のいずれか一
方を付勢すればよい。また、第2実施例におけるチャッ
ク爪353A、353Bを開閉揺動させる揺動機構は実
施例の構成に限定されず、ギヤ機構と所定アクチュエー
タを組合わせた機構を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る電極チップの交換
装置を示す斜視図である。
【図2】 本発明により交換されるチップが取付けられ
たロボットのアーム部を示す。
【図3】 上記第1実施例の動作を示すフローチャート
を示す。
【図4】 図1の装置を模式的に上側から見た平面動作
図であって、初期状態を示す。
【図5】 図1の装置が旧チップを緩める様子を示す平
面動作図である。
【図6】 図1の装置が新チップを取付けた様子を示す
平面動作図である。
【図7】 本発明の第2実施例に係る電極チップの交換
装置を示す平面図である。
【図8】 上記第2実施例におけるチャック装置を示す
説明図である。
【図9】 図7の装置が旧チップを緩める様子を示す平
面動作図である。
【図10】 図7の装置が新チップを取付けた様子を示
す平面動作図である。
【符号の説明】
1、31…機台、2…支柱、3…支軸、4…リンク手
段、5…直動アクチュエータ(駆動手段)、9A、9B
…棒材対、12A、12B…チャック爪、13…ガイド
棒、15…ストッパ壁、16、38…弾性体、19…供
給手段、20…新チップ、21…ロボットアーム、21
A、21B…ガン先端部、23…新チップ、22…冷却
水路、32…回動板、33…回転アクチュエータ33
(駆動手段)、33x…軸(支軸)、34…リンク手
段、35…チャック装置、353A、353B…チャッ
ク爪、356…直動アクチュエータ356、34…リン
ク手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ガンの先端部に締結される電極チッ
    プを回動させて該電極チップを該先端部から緩めて取外
    しを行う電極チップの交換装置であって、 電極チップを挟持中心に受け入れる各チャック爪を各先
    端に保持した棒材対と、 前記電極チップの挟持中心と
    離れた位置に支軸をもつ支持部材と、 該支軸に支持された中間点を中心に揺動可能であると共
    に前記電極チップが前記チャック爪に挟持された状態で
    前記棒材対と平行関係を保つ主棒、該主棒の両端と各中
    間点が連節しかつ該棒材対の各基端と一端が連節した駆
    動棒および従動棒とをもつリンク手段と、 前記駆動棒に連結され、該駆動棒を付勢して前記電極チ
    ップを挟持し、引続き挟持された前記電極チップを挟持
    中心で回動させる駆動手段、 とを具備したことを特徴とする電極チップの交換装置。
  2. 【請求項2】 溶接ガンの先端部に締結される電極チッ
    プを回動させて該電極チップを該先端部から緩めて取外
    しを行う電極チップの交換装置であって、 支軸をもつ支持部材と、 該支軸に中間点を中心に揺動自在に支持された平行関係
    を保つ一対の第1棒および該一対の第1棒の両端間に連
    節された平行関係を保つ一対の第2棒とで形成されるリ
    ンク手段と、 前記電極チップを挟持中心に受け入れる各チャック爪と
    各該チャック爪を駆動するアクチュエータをもつと共
    に、前記第2棒上に連節され、この各連節点を結ぶ直線
    上に前記挟持中心が位置しかつ該挟持中心から離れた位
    置で前記各チャック爪を保持したチャック装置と、 前記支軸に支持された前記リンク手段の一棒を揺動させ
    ることにより、前記電極チップを挟持中心で回動させる
    駆動手段、 とからなることを特徴とする電極チップの交換装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材を回動軸を中心に揺動可能
    にすると共に、該支持部材に新チップの供給手段を設
    け、かつ前記リンク手段の任意の前記棒を付勢する弾性
    体とを有し、該弾性体は、前記駆動手段の動作後に前記
    支持部材をチップ取外し時の揺動とは反対方向に揺動さ
    せることにより前記供給手段を前記挟持中心に転送する
    ように構成した請求項1、2のいずれかに記載の電極チ
    ップの交換装置。
  4. 【請求項4】 前記溶接ガンに冷却水の圧力センサを有
    する溶接ロボットにおいて、前記圧力センサの作動信号
    を旧チップの取外し結果もしくは新チップの取付け結果
    の判断要素に採用した請求項1、2のいずれかに記載の
    電極チップの交換装置。
  5. 【請求項5】 前記溶接ガンに冷却水の圧力センサを有
    する溶接ロボットにおいて、前記リンク手段の揺動位置
    信号と前記圧力センサの作動信号との論理積を旧チップ
    の取外し結果の判断要素に採用した請求項1、2のいず
    れかに記載の電極チップの交換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262201A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Seiji Ishikawa 電極チップの取外し装置及び電極チップの交換装置、並びに電極チップの取外しシステム及び電極チップの交換システム
JP2010221231A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Suzuki Motor Corp スポット溶接用チップ取り外し装置
US10065263B2 (en) 2005-07-28 2018-09-04 Copperhead Industrial Inc. Spot welding cap changer

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