JPH0442070Y2 - - Google Patents

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JPH0442070Y2
JPH0442070Y2 JP14574487U JP14574487U JPH0442070Y2 JP H0442070 Y2 JPH0442070 Y2 JP H0442070Y2 JP 14574487 U JP14574487 U JP 14574487U JP 14574487 U JP14574487 U JP 14574487U JP H0442070 Y2 JPH0442070 Y2 JP H0442070Y2
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pipe
welding
protrusion
shutter
cylindrical member
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は円筒状部材(以下パイプと称する)を
被溶接部材にプロジエクシヨン溶接するプロジエ
クシヨン溶接装置に係り、特にパイプの自動供給
を可能とするプロジエクシヨン溶接装置に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば自動車のボデイを支持するサスペンシヨ
ンメンバーの両端は第8図に示すように、上部サ
スペンシヨンメンバー1と下部サスペンシヨンメ
ンバー2との間に1対のパイプ3,4を挾持し、
これらのパイプ3,4の一端を上部サスペンシヨ
ンメンバー1にプロジエクシヨン溶接し、次に上
部サスペンシヨンメンバー1と下部サスペンシヨ
ンメンバー2との周縁をスポツト溶接によつて結
合して構成されている。そしてパイプ3,4にそ
れぞれボルト5,6を挿入し、ボデイのクロスメ
ンバー7をこれらのボルト5,6とナツト8,9
とによつて締付けるときに、パイプ3,4によつ
てメンバー1,2を変形させることなく、軸力損
失によるボルト5,6のゆるみを防止している。
上記のようにパイプ3,4の片側の端面のみを
上部サスペンシヨンメンバー1にプロジエクシヨ
ン溶接する場合、パイプ3,4は第9図に示すよ
うに一方の端面にのみプロジエクシヨン溶接用の
突起部3a,4aが形成されている。このためパ
イプ3,4を溶接機に供給する場合、従来は突起
部3a,4aが形成された側の方向を判別できな
かつたため自動供給が不可能であり、作業者の手
作業によつて供給を行なつていた。
この問題を解決する手段としては、特開昭50−
86449号公報に記載されたように、溶接部材を溶
接機に案内するシユートに溶接部材に形成された
突起部が遊嵌可能な溝部と、この突起部がこの溝
部に係合しない溶接部材をシユートから脱落させ
る選別切欠部とを形成し、一定の姿勢の溶接部材
のみ溶接機に自動供給する提案が公知である。
また、実開昭59−114284号公報に記載されたよ
うに、下部固定電極にパイロツトピンを設けて、
このパイロツトピンに装着されない溶接部材をエ
アで吹飛ばして、このときの上部可動電極のスト
ロークを検出することにより、再び溶接部材を自
動送給するように構成した提案も公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のようにパイプを作業者の手作業で溶接機
にセツトする場合は、セツトミスによる製品の溶
接不良が発生し、またセツト時間が長くかかり作
業工数が増加するという問題があつた。
また、特開昭50−86449号公報に記載された提
案によると、溶接部材の方向の検出はできるが異
常姿勢の溶接部材を一端シユートから排出してエ
アで再びシユートに供給しなければならず、正し
い姿勢の溶接部材の溶接機への供給量が減少する
という問題があつた。また実開昭59−114284号公
報に記載された提案は溶接部材の取付方向の検出
については配慮されていなかつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、一方の端面に突起部が形成されたパイプを一
定の方向で自動供給でき、溶接不良や作業工数を
低減することのできるプロジエクシヨン溶接機を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、一方の端
面に突起部が形成されたパイプを溶接機に供給
し、該突起部を介して前記パイプを被溶接部材に
プロジエクシヨン溶接するプロジエクシヨン溶接
装置において、前記パイプの前記溶接機への搬送
路中に1対の近接スイツチを有するシヤツタと、
前記パイプの軸方向を180度回転させる反転手
段とを具備するとともに、前記近接スイツチが前
記パイプの前記突起部が形成された端面を検出し
たときに前記シヤツタを開き、反対に前記近接ス
イツチが前記パイプの前記突起部が形成されてい
ない端面を検出したときには前記反転手段により
前記パイプを反転させる制御手段を設けたもので
ある。
〔作用〕
上記の構成によると、搬送路に搬送されてきた
パイプの突起部が進行方向先端に形成されている
場合には、近接スイツチがこの突起部を検出して
シヤツタを開き、そのままの姿勢で溶接機に供給
される。また逆にパイプの進行方向先端に突起部
が形成されていない場合には、近接スイツチがこ
れを検出して反転手段によりパイプの軸方向が1
80度回転されて溶接機に供給される。従つて溶
接機にはパイプが一定の姿勢で自動供給され、自
動溶接することができ、溶接不良をなくすことが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るプロジエクシヨン溶接装置
の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第7図に本考案の一実施例を示す。
第1図及び第2図において、基台10上に固定さ
れたパーツフイーダ11内には溶接部材であるパ
イプ12が多数投入されており、このパーツフイ
ーダ11の出口にはシユート13の上端が接続さ
れている。
このシユート13の下端は前記基台10上に水
平方向に装着されたシフター14の中央部上部に
位置しており、軸方向が前記シユート13に平行
に該シユートに案内されて移動してくるパイプ1
2は、このシフター14の中央部に軸方向が垂直
な姿勢で落下するようになつている。
このシフター14には分離シリンダ15が設け
られていて、シフター14の中央部に落下してく
るパイプ12は、この分離シリンダ15によつて
左右に交互に振分けられる。シフター14の両端
にはこのシフター14に対し直角方向にそれぞれ
シユート16が接続されており、このシユート1
6上に供給されてくるパイプ12は、1対のシユ
ート16にそれぞれ設けられた押出しシリンダ1
7によつて次々と押されて前進し、ここで一列に
整列される。
これらのシユート16の上部にはそれぞれパイ
プ12を把持して1対のプロジエクシヨン溶接機
18に供給するためのエアチヤツク19が設けら
れている。これらのエアチヤツク19はシリンダ
20によつて上下方向に、シリンダ21によつて
前記方向にシフトされ、シユート16上のパイプ
12を把持して前記溶接機18にパイプ12を自
動供給するようになつている。
第1図に点線で囲まれた溶接機18は第7図に
示すように構成されている。本実施例では自動車
の上部サスペンシヨンメンバー1の両端に1対の
パイプ12の突起部12aが形成された側の端面
を、これらの突起部12aを介してプロジエクシ
ヨン溶接する場合について説明する。
メンバー1はこのメンバー1の両端の幅方向に
形成された1対の孔部1aに下部固定電極22に
設けられた基準ピン23を挿入することによつて
位置決めセツトされるようになつている。これら
の下部固定電極22の上部には対向してそれぞれ
スタツドガン24に取付けられた上部可動電極2
5が上下動可能に設けられている。また下部固定
電極22の上部には前記パイプ12を位置決めし
メンバー1をクランプするブラケツト26が昇降
可能に設けられている。
前記シユート13の経路上には、本実施例の特
徴であるシヤツタ27とパイプ12の軸方向を1
80度回転させる反転機構28とが設けられてい
る。これらのシヤツタ27及び反転機構28とは
それぞれブラケツト29を介して前記基台10に
取付けられている。シヤツタ27は第3図及び第
4図に示すように、支持体29aに固定されたエ
アシリンダ30によりシユート13の方向に対し
て直角方向に進退可能に設けられており、シユー
ト13上のパイプ12の端面に当接または離脱す
るようになつている。このシヤツタ27のパイプ
12との当接面には、このパイプ12の端面と整
合可能な位置に180度の角度で1対の近接スイ
ツチ31,32が設けられている。
また、前記支持体29aは第5図に示すよう
に、ブラケツト29に固定されたエアシリンダ3
3により、ラツク34及びピニオン35を介して
軸36を中心として180度回転可能となつてい
る。そしてシヤツタ27に設けられた近接スイツ
チ31,32によつてパイプ12の端面に形成さ
れた突起部12aが検知されたときは、図示せぬ
制御装置を介してシヤツタ27が開き、パイプ1
2がそのままの姿勢でシフター14上に落下し、
パイプ12の突起部12aが形成されていない端
面が検知されたときは、反転機構28が作動して
パイプ12の軸方向を180度回転させ、突起部
12aを下にした姿勢でシフター14上に落下す
るようになつている。なお符号37はパイプ12
がシヤツタ27の位置に到達したことを検知する
近接スイツチであり、符号38はシユート13内
のパイプを1個づつ分離するエアシリンダであ
る。
次に本実施例の動作を説明する。パーツフイー
ダ11内に投入されたパイプ12はこのパーツフ
イーダ11内に設けられた振動装置によりシユー
ト13内に落下する。そしてシユート13に設け
られたエアシリンダ38により1個だけパイプ1
2をシヤツタ27の位置まで供給する。この位置
にパイプ12が到達したことが近接スイツチ37
によつて検出されると、シヤツタ27に設けられ
た近接スイツチ31,32が検出を開始する。こ
の場合パイプ12の一方の端面に形成された突起
部12aは、120度の間隔で3個配置されてい
るものとする。
したがつて、パイプ12の突起部12aが形成
された側の端面がシヤツタ27に接触するとき
は、近接スイツチ31,32のいずれか一方が
ONとなるか、あるいは両方ともOFFとなる。ま
たパイプ12の突起部12aが形成されていない
端面がシヤツタ27に接触するときは、近接スイ
ツチ31,32の両方ともONとなる。すなわち
近接スイツチ31または32がONとなるか、ま
たは両方ともOFFとなつた場合は、突起部12
aが下側にあると判断して、制御装置を介してエ
アシリンダ30を作動させ、シヤツタ27を開放
してパイプ12を突起部12aが下側になる姿勢
で第1図に示すシフター14の中央部に落下させ
る。また近接スイツチ31及び32がともにON
となつた場合は、パイプ12の突起部12aが上
側にあると判断して、制御装置を介してエアシリ
ンダ33を作動させ、ラツク34及びピニオン3
5を介して支持体29aを180度回転し、パイプ
12を突起部12aが下側になる姿勢にしてシフ
ター14の中央部に落下させる。この場合、第6
図に示すように近接スイツチ31,32の検出範
囲の中心角αとパイプ12に形成された突起部1
2aの中心角βとの間には、120度+β<180度−
α,すなわちα+β<60度の関係があることが必
要である。α+βが60度以上の角度の場合には、
3個の突起部12aのうちのいずれか2個がそれ
ぞれ近接スイツチ31,32に接触する可能性が
あり、突起部12aが形成されていないパイプ1
2の端面が接触した場合と同様となつて区別がで
きなくなるからである。
以上のようにしてパイプ12はすべて突起部1
2aが下側になる姿勢でシフター14の中央部に
落下する。このシフター14の中央部でパイプ1
2はエアシリンダ15により交互に左右に送ら
れ、シユート16上でエアシリンダ17によつて
次々に押されて前進し、ここで一列に整列され
る。そしてシユート16上の所定の2箇所の位置
P,Q点において、2個のパイプ12がエアチヤ
ツク19によつて把持され、エアシリンダ20に
より上下方向に、エアシリンダ21によつて前後
方向にシフトされ、2台の溶接機18の所定の位
置に自動搬送される。そして第7図に示すよう
に、下部固定電極22に基準ピン23を介して位
置決めセツトされた上部サスペンシヨンアーム1
が、起動スイツチをONしてパイプ位置決め用ブ
ラケツト26が下降することによりクランプされ
る。その後パイプ12を把持したエアチヤツク1
9が矢印aで示す方向に水平移動し矢印bで示す
方向に下降して、ブラケツト26のパイプガイド
26a内にパイプ12を供給する。このパイプガ
イド26aは絶縁部材で形成されている。
その後エアチヤツク19を解放してパイプ12
をパイプガイド26a内に残したままブラケツト
26が逆の経路で上昇後退し原位置に復帰する。
さらにその後スタツドガン24に取付けられた上
部可動電極25が下降し、パイプ12を加圧し通
電してパイプ12が上部サスペンシヨンメンバー
1にプロジエクシヨン溶接される。
本実施例によれば、一方の端面に突起部12a
が形成されたパイプ12をすべて突起部12aを
下側にして自動的に連続して上部サスペンシヨン
メンバー1に供給し、プロジエクシヨン溶接を行
なうことができ、手作業によるパイプ12の供給
の場合に発生するセツトミスの発生を防ぎ、溶接
不良と作業工数の低減を図ることができる。
上記実施例ではパイプ12を上部サスペンシヨ
ンメンバー1にプロジエクシヨン溶接する場合に
ついて説明したが、他の同種の溶接部材を被溶接
部材にプロジエクシヨン溶接する場合にも応用で
き、同様の効果をあげることができる。また上記
実施例の各部の構成は本実施例に示すものに限定
されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で種々の変更をしてもよい。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、パイプを溶接
機に供給する搬送路中に近接スイツチを有するシ
ヤツタとパイプの反転機構を設けたので、パイプ
端面に形成された突起部を検出してパイプを一定
方向に整列して溶接機に自動供給することがで
き、溶接不良と作業工数とを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るプロジエクシヨン溶接装
置の一実施例を示す側面図、第2図は第1図の平
面図、第3図は第1図のシヤツタ及び反転機構を
示す縦断面図、第4図は第3図のA矢視図、第5
図は第3図のB矢視図、第6図は第4図のシヤツ
タの作用を示す平面図、第7図は第1図の溶接機
の作用を示す構成図、第8図はサスペンシヨンメ
ンバーの取りつけ例を示す縦断面図、第9図は従
来例のパイプを示す正面図である。 1……上部サスペンシヨンメンバー(被溶接部
材)、12……パイプ(円筒状部材)、12a……
突起部、13……シユート(搬送路)、27……
シヤツタ、28……反転機構、31,32……近
接スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の端面に突起部が形成された円筒状部材を
    溶接機に供給し、該突起部を介して前記円筒状部
    材を被溶接部材にプロジエクシヨン溶接するプロ
    ジエクシヨン溶接装置において、前記円筒状部材
    の前記溶接機への搬送路中に1対の近接スイツチ
    を有するシヤツタと、前記円筒状部材の軸方向を
    180(M)度回転させる反転手段とを具備するとと
    もに、前記近接スイツチが前記円筒状部材の前記
    突起部が形成された端面を検出したときに前記シ
    ヤツタを開き、反対に前記近接スイツチが前記円
    筒状部材の前記突起部が形成されていない端面を
    検出したときには前記反転手段により前記円筒状
    部材を反転させる制御手段を設けたことを特徴と
    するプロジエクシヨン溶接装置。
JP14574487U 1987-09-24 1987-09-24 Expired JPH0442070Y2 (ja)

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JPS6449384U JPS6449384U (ja) 1989-03-27
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