JP2000014512A - 寝 具 - Google Patents
寝 具Info
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- JP2000014512A JP2000014512A JP10186669A JP18666998A JP2000014512A JP 2000014512 A JP2000014512 A JP 2000014512A JP 10186669 A JP10186669 A JP 10186669A JP 18666998 A JP18666998 A JP 18666998A JP 2000014512 A JP2000014512 A JP 2000014512A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 断熱性と保温性に優れた、冷え性の就寝者に
好適な寝具を提供する。 【解決手段】 寝具の表側布及び裏側布の間の、就寝者
の略下半身に対する部分を含む布団足側下方部に、編地
の表面に反射皮膜層を形成し、該編地に含気断熱繊維層
を一体に固定した断熱シートを固定した。更に、表側布
と裏側布と、両者に上下端縁を縫着した襠布とにより構
成した羽毛収容室内に羽毛を封入した羽毛掛布団におい
ては、断熱シートを表側布に接する掛布団足側下方部に
固定する。該羽毛布団において、羽毛布団中央部に位置
する羽毛収容室の表側布または裏側布によって形成され
る部分の面積が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室
の表側布又は裏側布によって形成される部分の面積より
大きく、羽毛中央部に位置する羽毛収容室の単位面積当
たりの羽毛収容量が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収
容室の単位面積当たりの羽毛量より多くした。
好適な寝具を提供する。 【解決手段】 寝具の表側布及び裏側布の間の、就寝者
の略下半身に対する部分を含む布団足側下方部に、編地
の表面に反射皮膜層を形成し、該編地に含気断熱繊維層
を一体に固定した断熱シートを固定した。更に、表側布
と裏側布と、両者に上下端縁を縫着した襠布とにより構
成した羽毛収容室内に羽毛を封入した羽毛掛布団におい
ては、断熱シートを表側布に接する掛布団足側下方部に
固定する。該羽毛布団において、羽毛布団中央部に位置
する羽毛収容室の表側布または裏側布によって形成され
る部分の面積が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室
の表側布又は裏側布によって形成される部分の面積より
大きく、羽毛中央部に位置する羽毛収容室の単位面積当
たりの羽毛収容量が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収
容室の単位面積当たりの羽毛量より多くした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具、特に冷え性
の就寝者に好適な寝具に関するものである。
の就寝者に好適な寝具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】寝具、防寒衣料等の中綿において、断熱
効果を高め、保温性を良くするために一面又は両面に蒸
着等により金属面を構成したフィルム或いはシートを積
層したものを使用することが知られている。しかしなが
ら、このような断熱シートは通気性、伸縮性に劣るもの
が殆んどで、寝具の中綿に使用してもむれの原因とな
り、伸縮性が充分でないため身体に添わず、快適な睡眠
が得られない。また、数多くの寝具が提案されている
が、就寝時の下半身の冷えに悩む、冷え性の者に適した
寝具は知られていない。
効果を高め、保温性を良くするために一面又は両面に蒸
着等により金属面を構成したフィルム或いはシートを積
層したものを使用することが知られている。しかしなが
ら、このような断熱シートは通気性、伸縮性に劣るもの
が殆んどで、寝具の中綿に使用してもむれの原因とな
り、伸縮性が充分でないため身体に添わず、快適な睡眠
が得られない。また、数多くの寝具が提案されている
が、就寝時の下半身の冷えに悩む、冷え性の者に適した
寝具は知られていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用時に就
寝者の身体になじみ易く、断熱性と保温性に優れた、冷
え性の就寝者に好適な寝具を提供することを目的とす
る。
寝者の身体になじみ易く、断熱性と保温性に優れた、冷
え性の就寝者に好適な寝具を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】寝具の表側布及び裏側布
の間の、就寝者の略下半身に相対する部分を含む布団足
側下方部に、編地の表面に反射皮膜層を形成し、該編地
に含気断熱繊維層を一体に固定した断熱シートを固定し
た。該寝具が、掛布団である場合は、表側布と裏側布と
の間に詰物を封入し、断熱シートを表側布に接する掛布
団足側下方部に固定し、該寝具が、敷布団である場合
は、表側布と裏側布との間に詰物を封入して、断熱シー
トを裏側布に接する敷布団足側下方部に固定する。又、
該寝具が敷掛両用の綿毛布である場合は、断熱シートが
表側布と裏側布との間の綿毛布足側下方部に固定され、
該寝具がシーツである場合は、断熱シートが表側布と裏
側布であるシーツ地の間の足側下方部に固定される。
の間の、就寝者の略下半身に相対する部分を含む布団足
側下方部に、編地の表面に反射皮膜層を形成し、該編地
に含気断熱繊維層を一体に固定した断熱シートを固定し
た。該寝具が、掛布団である場合は、表側布と裏側布と
の間に詰物を封入し、断熱シートを表側布に接する掛布
団足側下方部に固定し、該寝具が、敷布団である場合
は、表側布と裏側布との間に詰物を封入して、断熱シー
トを裏側布に接する敷布団足側下方部に固定する。又、
該寝具が敷掛両用の綿毛布である場合は、断熱シートが
表側布と裏側布との間の綿毛布足側下方部に固定され、
該寝具がシーツである場合は、断熱シートが表側布と裏
側布であるシーツ地の間の足側下方部に固定される。
【０００５】更に、表側布と裏側布と、両者に上下端縁
を縫着した襠布とにより構成した羽毛収容室内に羽毛を
封入した羽毛掛布団においては、断熱シートを表側布に
接する掛布団足側下方部に固定する。該羽毛布団におい
て、羽毛布団中央部に位置する羽毛収容室の表側布また
は、裏側布によって形成される部分の面積が、羽毛布団
周縁部に位置する羽毛収容室の表側布又は裏側布によっ
て形成される部分の面積より大きく、羽毛中央部に位置
する羽毛収容室の単位面積当たりの羽毛収容量が、羽毛
布団周縁部に位置する羽毛収容室の単位面積当たりの羽
毛収容量より多いものとすることが好ましい。
を縫着した襠布とにより構成した羽毛収容室内に羽毛を
封入した羽毛掛布団においては、断熱シートを表側布に
接する掛布団足側下方部に固定する。該羽毛布団におい
て、羽毛布団中央部に位置する羽毛収容室の表側布また
は、裏側布によって形成される部分の面積が、羽毛布団
周縁部に位置する羽毛収容室の表側布又は裏側布によっ
て形成される部分の面積より大きく、羽毛中央部に位置
する羽毛収容室の単位面積当たりの羽毛収容量が、羽毛
布団周縁部に位置する羽毛収容室の単位面積当たりの羽
毛収容量より多いものとすることが好ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明による寝具１は、図１及び
図２に示すように寝具の表側布２及び裏側布３の間の就
寝者の略下半身と相対する部分、即ち、衿部４を除き、
腹部５から足側下方部６にわたる略下半身に対する部分
に断熱シートを固定する。断熱シート７は、寝具が掛布
団である場合は、図２Ａに示すように表側布２及び裏側
布３の間に綿、羽毛等の詰物８を封入した掛布団の表側
布２に接して上記個所、略下半身を覆う部分に接着、縫
合等の手段で固定する。また、寝具がベッドパットや羊
毛敷布団等の敷布団である場合は、掛布団の場合とは反
対に、断熱シート７は、図２Ｂに示すように裏側布３に
接するように下半身載置部分に固定する。更に、寝具が
敷掛両用の綿毛布等である場合は、断熱シート７は、綿
毛布９、９の間に図２Ｃに示すように固定される。ま
た、本発明は、シーツにも適用することができる。シー
ツに適用するには、断熱シート７は、織地又は、編地等
よりなる２枚のシーツ地の間の、下半身が載置される部
分に固定する。シーツの場合は、敷布団やベッドパッド
を包むように大きく形成されているので、断熱シート７
は、シーツ下方全面に設ける必要はなく、実質的に下半
身が接することになる部分に設ければ十分である。
図２に示すように寝具の表側布２及び裏側布３の間の就
寝者の略下半身と相対する部分、即ち、衿部４を除き、
腹部５から足側下方部６にわたる略下半身に対する部分
に断熱シートを固定する。断熱シート７は、寝具が掛布
団である場合は、図２Ａに示すように表側布２及び裏側
布３の間に綿、羽毛等の詰物８を封入した掛布団の表側
布２に接して上記個所、略下半身を覆う部分に接着、縫
合等の手段で固定する。また、寝具がベッドパットや羊
毛敷布団等の敷布団である場合は、掛布団の場合とは反
対に、断熱シート７は、図２Ｂに示すように裏側布３に
接するように下半身載置部分に固定する。更に、寝具が
敷掛両用の綿毛布等である場合は、断熱シート７は、綿
毛布９、９の間に図２Ｃに示すように固定される。ま
た、本発明は、シーツにも適用することができる。シー
ツに適用するには、断熱シート７は、織地又は、編地等
よりなる２枚のシーツ地の間の、下半身が載置される部
分に固定する。シーツの場合は、敷布団やベッドパッド
を包むように大きく形成されているので、断熱シート７
は、シーツ下方全面に設ける必要はなく、実質的に下半
身が接することになる部分に設ければ十分である。
【０００７】断熱シート７は、断熱性、通気性、伸縮性
を有する素材であれば、特に限定されるものではない
が、通気性、伸縮性の点からエアロフィル（登録商標）
を使用することが好ましい。該断熱シートは、図３に示
すような構造を有する。即ち伸縮性、ストレッチ性を有
する編地１０の表面に、金属或いは非金属よりなる反射
皮膜層１１を真空蒸着、転写等の手段によって形成し、
該編地に合成繊維、天然繊維等よりなる含気断熱繊維層
１２をニードリングにより一体に固定している。
を有する素材であれば、特に限定されるものではない
が、通気性、伸縮性の点からエアロフィル（登録商標）
を使用することが好ましい。該断熱シートは、図３に示
すような構造を有する。即ち伸縮性、ストレッチ性を有
する編地１０の表面に、金属或いは非金属よりなる反射
皮膜層１１を真空蒸着、転写等の手段によって形成し、
該編地に合成繊維、天然繊維等よりなる含気断熱繊維層
１２をニードリングにより一体に固定している。
【０００８】次に、特殊な構造を有する羽毛布団に断熱
シート７を固定した本発明の寝具の他の実施態様を図
４、図５によって説明する。
シート７を固定した本発明の寝具の他の実施態様を図
４、図５によって説明する。
【０００９】該寝具１は、羽毛布団１０１であり、表側
布２、裏側布３と表裏側布２、３に上下端部を縫着した
襠布１３によって羽毛収容室１４，１５を構成し、羽毛
収容室１４，１５に吹込み等の手段により羽毛を封入し
て得られる。
布２、裏側布３と表裏側布２、３に上下端部を縫着した
襠布１３によって羽毛収容室１４，１５を構成し、羽毛
収容室１４，１５に吹込み等の手段により羽毛を封入し
て得られる。
【００１０】本実施態様の羽毛布団１０１においては、
図面に示すように、羽毛布団１０１の周縁部に沿って複
数個の羽毛収容室１５を形成し、羽毛収容室１５に囲ま
れた羽毛布団中央部に羽毛収容室１５より大きい容積を
有する羽毛収容室１４を配置するようにした。従って、
羽毛収容室１４の表側布によって形成される部分１４ａ
の面積は、周縁部に位置する羽毛収容室１５の表側布に
よって形成される部分１５ａの面積より大きい。このよ
うに、羽毛布団１０１の中央部分の羽毛収容室１４の室
容積を大きくすることは、収容室内での羽毛の動きを助
長し、身体への羽毛の添いを良好にすることが可能とな
る。
図面に示すように、羽毛布団１０１の周縁部に沿って複
数個の羽毛収容室１５を形成し、羽毛収容室１５に囲ま
れた羽毛布団中央部に羽毛収容室１５より大きい容積を
有する羽毛収容室１４を配置するようにした。従って、
羽毛収容室１４の表側布によって形成される部分１４ａ
の面積は、周縁部に位置する羽毛収容室１５の表側布に
よって形成される部分１５ａの面積より大きい。このよ
うに、羽毛布団１０１の中央部分の羽毛収容室１４の室
容積を大きくすることは、収容室内での羽毛の動きを助
長し、身体への羽毛の添いを良好にすることが可能とな
る。
【００１１】また、上記のように羽毛布団１０１の中央
部分の羽毛収容室１４の室容積を周縁部の羽毛収容室１
５の容積より大きくしたのみでは、中央部分の羽毛収容
室１４中に存在する羽毛が羽毛収容室１４中の特定の部
位に片寄ることがある。そこで、上記のような構成の羽
毛布団１０１において、羽毛布団の中央部分に位置する
羽毛布団収容室１４には、周縁部に位置する羽毛収容量
１５に封入する羽毛より、より多量の羽毛を封入するこ
とが好ましい。即ち、羽毛収容室１４の表側布によって
形成される部分１４ａの単位面積当たりの羽毛量が、羽
毛収容室１５の表側布によって形成される部分１５ａの
単位面積当たりの羽毛量より大きいように、羽毛を封入
することによって本発明の羽毛布団１０１を得る。この
ように、多量の羽毛を封入することにより、羽毛収容室
１４内での羽毛の片寄りを防止することができる。本発
明においては、上記のように構成した羽毛布団１０１
に、更に就寝者の下半身を覆う部分に、上記した反射皮
膜層を形成した編地に含気断熱繊維層を固定してなる断
熱シート７を、表側布２に接して固定する。
部分の羽毛収容室１４の室容積を周縁部の羽毛収容室１
５の容積より大きくしたのみでは、中央部分の羽毛収容
室１４中に存在する羽毛が羽毛収容室１４中の特定の部
位に片寄ることがある。そこで、上記のような構成の羽
毛布団１０１において、羽毛布団の中央部分に位置する
羽毛布団収容室１４には、周縁部に位置する羽毛収容量
１５に封入する羽毛より、より多量の羽毛を封入するこ
とが好ましい。即ち、羽毛収容室１４の表側布によって
形成される部分１４ａの単位面積当たりの羽毛量が、羽
毛収容室１５の表側布によって形成される部分１５ａの
単位面積当たりの羽毛量より大きいように、羽毛を封入
することによって本発明の羽毛布団１０１を得る。この
ように、多量の羽毛を封入することにより、羽毛収容室
１４内での羽毛の片寄りを防止することができる。本発
明においては、上記のように構成した羽毛布団１０１
に、更に就寝者の下半身を覆う部分に、上記した反射皮
膜層を形成した編地に含気断熱繊維層を固定してなる断
熱シート７を、表側布２に接して固定する。
【００１２】（実施例）以下に、２０代、及び４０代の
冷え性の女性を被験者とし、本発明の寝具を使用した場
合の下腿と足背（図９参照）の皮膚温度の変化と、足背
の皮膚の血流量の変化を測定して、本発明の効果を確認
した。使用した寝具は、図４、図５に示した羽毛布団で
あって、羽毛収容室１４ａの羽毛収容量１００ｇ、羽毛
収容室１５ａの羽毛収容量４５ｇで、合計１．３２ｋｇ
の羽毛を使用したものである。この羽毛布団に上記断熱
シートを固定しないものをブランクとし、断熱シートを
固定した本発明の寝具である羽毛布団及びブランクの羽
毛布団についての測定結果を図６、図７、図８にそれぞ
れ示す。
冷え性の女性を被験者とし、本発明の寝具を使用した場
合の下腿と足背（図９参照）の皮膚温度の変化と、足背
の皮膚の血流量の変化を測定して、本発明の効果を確認
した。使用した寝具は、図４、図５に示した羽毛布団で
あって、羽毛収容室１４ａの羽毛収容量１００ｇ、羽毛
収容室１５ａの羽毛収容量４５ｇで、合計１．３２ｋｇ
の羽毛を使用したものである。この羽毛布団に上記断熱
シートを固定しないものをブランクとし、断熱シートを
固定した本発明の寝具である羽毛布団及びブランクの羽
毛布団についての測定結果を図６、図７、図８にそれぞ
れ示す。
【００１３】図６Ａ、図６Ｂは、４０代女性と２０代女
性とが、本発明寝具で就寝した際の足背の皮膚温度の時
間的変化をそれぞれ示したものである。測定結果より、
特に２０代女性において本発明の寝具の保温効果が顕著
であることが明らかである。又、図７Ａ、図７Ｂは、４
０代女性と２０代女性とが、本発明寝具で就寝した際
の、足背の皮膚血流量の時間的変化をそれぞれ示したも
のである。測定結果より本発明の寝具は保温効果が良好
で、血流量が時間と共に増加することが解る。
性とが、本発明寝具で就寝した際の足背の皮膚温度の時
間的変化をそれぞれ示したものである。測定結果より、
特に２０代女性において本発明の寝具の保温効果が顕著
であることが明らかである。又、図７Ａ、図７Ｂは、４
０代女性と２０代女性とが、本発明寝具で就寝した際
の、足背の皮膚血流量の時間的変化をそれぞれ示したも
のである。測定結果より本発明の寝具は保温効果が良好
で、血流量が時間と共に増加することが解る。
【００１４】更に、図８に、４０代女性と２０代女性の
下腿と足背における皮膚血流量増加率を、ブランクを１
００とした場合の増加率（％）として棒グラフに示し
た。いずれの場合も１００％以上の増加、即ち、ブラン
クに対して保温効果による血流量の増加が見られ、本発
明の寝具が冷え性の就寝者にとって効果のあることを示
している。
下腿と足背における皮膚血流量増加率を、ブランクを１
００とした場合の増加率（％）として棒グラフに示し
た。いずれの場合も１００％以上の増加、即ち、ブラン
クに対して保温効果による血流量の増加が見られ、本発
明の寝具が冷え性の就寝者にとって効果のあることを示
している。
【００１５】
【発明の効果】本発明の寝具は、表側布及び裏側布の間
の就寝者の略下半身に相対する部分を含む布団足側下方
部に、編地の表面に反射皮膜層を形成し、該編地に含気
断熱繊維層を一体に固定した断熱シートを固定した寝具
であるので、布団足側下方部において断熱保温効果がよ
り大きくなり、特に、冷え性の人が使用すれば快適な睡
眠が得られる。又、本発明においては、柔軟性と、伸縮
性のある断熱シートを使用するものであるので、寝具が
就寝者の体に良く添い、下半身の冷えを防止する効果が
ある。
の就寝者の略下半身に相対する部分を含む布団足側下方
部に、編地の表面に反射皮膜層を形成し、該編地に含気
断熱繊維層を一体に固定した断熱シートを固定した寝具
であるので、布団足側下方部において断熱保温効果がよ
り大きくなり、特に、冷え性の人が使用すれば快適な睡
眠が得られる。又、本発明においては、柔軟性と、伸縮
性のある断熱シートを使用するものであるので、寝具が
就寝者の体に良く添い、下半身の冷えを防止する効果が
ある。
【００１６】又、本発明の寝具である羽毛掛布団は、表
側布と裏側布と、両者に上下端縁を縫着した襠布とによ
り構成した羽毛収容室内に羽毛を封入し、断熱シートを
表側布に接する掛布団足側下方部に固定する。更に、該
羽毛布団において、羽毛布団中央部に位置する羽毛収容
室の表側布または、裏側布によって形成される部分の面
積が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室の表側布又
は裏側布によって形成される部分の面積より大きく、羽
毛中央部に位置する羽毛収容室の単位面積当たりの羽毛
収容量が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室の単位
面積当たりの羽毛収容量より多いものとすると、布団中
央部では、羽毛が収容室内で移動することが出来るの
で、布団のドレープ性を高めると共に、収容される羽毛
量を多くしているので羽毛の片寄りを防止することが出
来る。このように構成された本発明の羽毛布団は、下腿
と足背における皮膚温度を上昇せしめ、皮膚血流量を増
加する著しい効果があり、特に、冷え性の就寝者にとっ
て好ましい寝具である。
側布と裏側布と、両者に上下端縁を縫着した襠布とによ
り構成した羽毛収容室内に羽毛を封入し、断熱シートを
表側布に接する掛布団足側下方部に固定する。更に、該
羽毛布団において、羽毛布団中央部に位置する羽毛収容
室の表側布または、裏側布によって形成される部分の面
積が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室の表側布又
は裏側布によって形成される部分の面積より大きく、羽
毛中央部に位置する羽毛収容室の単位面積当たりの羽毛
収容量が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室の単位
面積当たりの羽毛収容量より多いものとすると、布団中
央部では、羽毛が収容室内で移動することが出来るの
で、布団のドレープ性を高めると共に、収容される羽毛
量を多くしているので羽毛の片寄りを防止することが出
来る。このように構成された本発明の羽毛布団は、下腿
と足背における皮膚温度を上昇せしめ、皮膚血流量を増
加する著しい効果があり、特に、冷え性の就寝者にとっ
て好ましい寝具である。
【図１】本発明の寝具の平面図である。
【図２】図１の寝具のII−II線における断面図であり、
Ａは掛布団断面図、Ｂは敷布団断面図、Ｃは綿毛布断面
図である。
Ａは掛布団断面図、Ｂは敷布団断面図、Ｃは綿毛布断面
図である。
【図３】断熱シートの拡大断面図である。
【図４】本発明による羽毛布団の平面図である。
【図５】図４の羽毛布団の一部を切除した斜視図であ
る。
る。
【図６】就寝者の足背の、皮膚温度の時間による変化を
表すグラフであり、Ａは、被験者が４０代女性であり、
Ｂは、被験者が２０代女性である。
表すグラフであり、Ａは、被験者が４０代女性であり、
Ｂは、被験者が２０代女性である。
【図７】就寝者の足背の、皮膚血流量の時間による変化
を表すグラフであり、Ａは、被験者が４０代女性であ
り、Ｂは、被験者が２０代女性である。
を表すグラフであり、Ａは、被験者が４０代女性であ
り、Ｂは、被験者が２０代女性である。
【図８】就寝者の下腿と足背における皮膚血流量増加率
を、ブランクを１００とした場合の増加率で示したグラ
フである。
を、ブランクを１００とした場合の増加率で示したグラ
フである。
【図９】被験者の測定個所を示す説明図である。
１ 寝具 ２ 表側布 ３ 裏側布 ６ 布団足側下方部 ７ 断熱シート ８ 詰物 ９ 綿毛布 １０ 編地 １１ 反射皮膜層 １２ 含気断熱繊維層 １３ 襠布 １４ 羽毛収容室 １５ 羽毛収容室 １０１ 羽毛布団
Claims (7)
- 【請求項１】 表側布及び裏側布の間の就寝者の略下半
身に相対する部分を含む布団足側下方部に、編地の表面
に熱反射皮膜層を形成し、該編地に含気断熱繊維層を一
体に固定した断熱シートを固定してなる寝具。 - 【請求項２】 該寝具が、表側布と裏側布との間に詰物
を封入した掛布団であって、断熱シートが表側布に接す
る掛布団足側下方部に固定されている請求項１に記載の
寝具。 - 【請求項３】 該寝具が、表側布と裏側布との間に詰物
を封入した敷布団であって、断熱シートが裏側布に接す
る敷布団足側下方部に固定されている請求項１に記載の
寝具。 - 【請求項４】 該表側布と裏側布とが綿毛布よりなり、
断熱シートが表側布と裏側布との間の綿毛布足側下方部
に固定されている請求項１に記載の寝具。 - 【請求項５】 該表側布と裏側布とが、編織地よりなる
シーツ地であって、断熱シートが表側布と裏側布の間の
シーツ足側下方部に固定されている請求項１に記載の寝
具。 - 【請求項６】 該寝具が、表側布と裏側布と、両者に上
下端縁を縫着した襠布とにより構成した羽毛収容室内に
羽毛を封入した羽毛掛布団であって、断熱シートが表側
布に接する布団足側下方部に固定されている請求項１に
記載の寝具。 - 【請求項７】 羽毛布団中央部に位置する羽毛収容室の
表側布または、裏側布によって形成される部分の面積
が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室の表側布又は
裏側布によって形成される部分の面積より大きく、羽毛
中央部に位置する羽毛収容室の単位面積当たりの羽毛収
容量が、羽毛布団周縁部に位置する羽毛収容室の単位面
積当たりの羽毛収容量より多いものである請求項６に記
載の寝具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18666998A JP2932180B1 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 寝 具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18666998A JP2932180B1 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 寝 具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2932180B1 JP2932180B1 (ja) | 1999-08-09 |
| JP2000014512A true JP2000014512A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16192597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18666998A Expired - Fee Related JP2932180B1 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 寝 具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2932180B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4497816B4 (de) * | 1993-10-15 | 2010-01-07 | Jervis B. Webb International Co., Farmington Hills | Verfahren zum Verfolgen einer Last auf einem Gurtförderband |
| CN105394978A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-03-16 | 红豆集团（无锡）纺织品有限公司 | 儿童保暖被 |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP18666998A patent/JP2932180B1/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| DE4497816B4 (de) * | 1993-10-15 | 2010-01-07 | Jervis B. Webb International Co., Farmington Hills | Verfahren zum Verfolgen einer Last auf einem Gurtförderband |
| CN105394978A (zh) * | 2015-12-24 | 2016-03-16 | 红豆集团（无锡）纺织品有限公司 | 儿童保暖被 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2932180B1 (ja) | 1999-08-09 |
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