JP2000014319A - 起泡性コーヒー飲料の製造方法 - Google Patents

起泡性コーヒー飲料の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程中の起泡を抑制し、かつ加熱殺菌後
の製品において安定な泡を形成することのできる、起泡
性コーヒー飲料の製造方法の提供。 【解決手段】 乳成分を配合したコーヒー抽出液に脂肪
分解酵素(リパーゼ)を添加して酵素反応させることを
特徴とし、該酵素の添加量が、乳成分中の乳脂肪分に対
し0.5 〜10重量%であることを特徴とする、起泡性コー
ヒー飲料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造工程中の起泡
を抑制し、かつ加熱殺菌後の製品において安定な泡を形
成することのできる、起泡性コーヒー飲料の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粉末のインスタントコーヒー
では調製時にウインナコーヒー、カプチーノ、エスプレ
ッソ様の泡を形成できる製品が知られている。これらの
製品には一般に起泡効果のある素材、例えば脱脂粉乳
や、乳、小麦、大豆、卵白などの動植物蛋白の加水分解
分解物、多糖類、界面活性剤等が起泡剤として使用され
ている。
【0003】ところが、ミルク入り缶コーヒー飲料の場
合は上記のような起泡剤を配合すると、製造時の起泡が
多く、送液、充填ができないという種々の問題が生じ、
実用化が難しい。ミルク入り缶コーヒー飲料の製造は、
コーヒー液の抽出工程、粉乳類を溶解する溶解工程、そ
れらを混合する調合工程、および充填・殺菌工程より成
るが、例えば、溶解工程、調合工程では攪拌による空気
の衝撃や送液時の空気の抱き込みによって過剰な泡が発
生し、製造ラインに大きな支障をきたす。この溶解工程
での起泡の問題は、粉乳類、起泡剤、安定剤を個別に溶
解することによって泡の質を粗くし、消泡しやすくして
ある程度は回避することができる。また、調合工程以降
の起泡を抑えるには、通常シリコーン消泡剤、アルコー
ルなどが用いられる。しかし、シリコーン消泡剤は、加
熱後も残存して製品中の起泡を阻害するため、本発明の
意図するような起泡性のある製品には使用できない。
【0004】このように、ミルク入り缶コーヒー飲料で
は、製造工程中の起泡を抑制し、かつ加熱殺菌後の製品
の起泡に影響を与えないことが重要な課題となる。本発
明者は、脂肪のもつ消泡効果を利用し、配合する乳脂肪
分をコントロールすることによって、製造時の起泡を抑
え(15mm未満) 、かつ加熱殺菌後に望みとする安定な泡
(20mm 以上) を得る起泡性コーヒー飲料の製造方法を提
案した(特願平09-224672 号) 。しかしながら、加熱殺
菌後の製品について消費者が十分な泡立ちを実感するに
は、より飛躍的な泡(例えば30〜35mm程度以上) を形成
できることが要求される。
【0005】一方、食品の特性を維持するために、該食
品中の大きな分子量を有する蛋白質や炭水化物を酵素処
理することによって低分子化し、溶解性を向上させると
いう工夫が行われている。また、脂肪分も食品の特性を
損なう場合があるため、蛋白質等と同様に脂肪分解酵素
(リパーゼ)で分解する技術が開発されている。こうした
技術としては、例えば、リパーゼ、プロテアーゼ、グル
コアミラーゼを用いて不溶性成分(蛋白質、炭水化物、
脂肪)を加水分解し、透明なココア飲料を得る製造方法
(特公昭52−12269 号) 、カカオマスまたはカカオニブ
抽出液中の成分をアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ
で酵素処理して得られる独特のチョコレート風味をベー
スとしたチョコレート飲料の製造方法(特開平7−79749
号) 、乳脂肪分を配合した基質にリパーゼ、プロテアー
ゼ、乳酸菌を作用させて風味を改良した発酵乳フレーバ
ーの製造方法(特開平3−127962号)、澱粉質にアミラー
ゼ、リパーゼを作用させて加熱穀類およびビスケット風
の味を有するフレーバー付与剤を得る製造方法(特開平9
−163953号) がある。
【0006】また、脂肪分をリパーゼ処理して得られる
生成物の性質を利用する技術も開発されており、これに
は、リパーゼ処理により特定量のトリグリセリドを生成
させて乳化安定性を高めたコーヒークリームの製造方法
(特開平7−79698 号) 、天然物由来のレシチンをリパー
ゼで部分加水分解し、得られた生成物リゾレシチンを用
いて乳化安定性を高めた乳成分入りコーヒー飲料の製造
方法(特開平7−123956号) 、卵白中に混入した卵黄中の
脂肪をリパーゼにより分解し、起泡性を向上させた乾燥
卵白の製造方法(特公昭55−23号)がある。しかし、コー
ヒー飲料に起泡性を付与するためにリパーゼを使用した
例はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
工程中の起泡を抑制し、かつ加熱殺菌後の製品において
安定な泡を形成することのできる、起泡性コーヒー飲料
の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、乳成分、起泡剤そ
の他の成分を添加したコーヒー抽出液に脂肪分解酵素
(リパーゼ)を作用させることによって、製造工程中の
起泡を抑制し、しかも加熱殺菌後の製品において安定な
泡を形成できることを見いだし、本発明を完成させるに
到った。すなわち、本発明は、乳成分を配合したコーヒ
ー抽出液に脂肪分解酵素(リパーゼ)を添加して酵素反
応させることを特徴とする、起泡性コーヒー飲料の製造
方法である。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、起泡性コーヒー
飲料に配合するコーヒー抽出液は、コーヒー焙煎豆を抽
出して得られる。コーヒー豆の種類は、特に限定されな
いが、例えば、ブラジル、コロンビア、タンザニア、モ
カ等が挙げられる。コーヒー豆は1種でもよいし、また
は複数種をブレンドして用いてもよい。焙煎は通常の方
法で行えばよく、焙煎の程度は所望する呈味により適宜
調整すればよい。具体的には、焙煎を深くすると苦みが
強くなり、焙煎が浅いと酸味が強くなる。
【0010】コーヒー焙煎豆の抽出方法は、特に限定さ
れないが、例えば熱水抽出で行う。本発明における起泡
性コーヒー飲料には、乳成分として、牛乳、生乳、全粉
乳、脱脂粉乳、生クリーム、濃縮乳、脱脂乳、部分脱脂
乳、れん乳等を用いる。上記の乳成分は、いずれか1種
でもよく、または複数種を組み合わせて用いてもよい。
複数種を組み合わせる場合、好適には、牛乳と脱脂粉
乳、全粉乳と脱脂粉乳、あるいは牛乳と全粉乳と脱脂粉
乳の組み合わせが例示される。本発明においては、コー
ヒー飲料に所望の起泡性を付与するために、脂肪分解酵
素(リパーゼ)を使用する。
【0011】リパーゼによる起泡性の向上のメカニズム
は、脂肪が該酵素により加水分解され、脂肪のもつ消泡
効果が低減されることに起因すると考えられるが、リパ
ーゼの作用により生成した、1〜2個の脂肪酸のとれた
グリセリン脂肪酸モノエステルおよびジエステルが、殺
菌工程中に起泡素材として配合されている脱脂粉乳、卵
白ペプタイドと相互作用を起こすためとも考えられる。
【0012】本発明において使用するリパーゼは、植
物、動物、微生物由来のもののいずれでもよく、例え
ば、植物由来のリパーゼとしては、ライ麦、大麦、綿、
大豆、ヒマの種子を由来とするもの、動物由来のリパー
ゼとしては、ヒト、豚の膵臓を由来とするもの、微生物
由来のリパーゼとしては、糸状菌、細菌、酵母を由来と
するものが挙げられるが、コストの面から微生物由来の
ものが好ましい。具体的にはリパーゼA「アマノ」6(天
野製薬)、リパーゼM「アマノ」10(天野製薬)、リパーゼ
F「アマノ」(天野製薬)、リパーゼAY「アマノ」30(天野
製薬)、ニューラーゼF(天野製薬)等が好適に使用され
うる。
【0013】本発明においては、上記リパーゼを、製品
に配合する乳成分中の乳脂肪分に対して0.5 〜10重量
%、好ましくは1.0 〜3.0 重量%を添加する。リパーゼ
の添加量が製品に配合する乳成分中の乳脂肪分に対して
10重量%より多いとやや味の低下が見られ好ましくな
い。本発明による起泡性コーヒー飲料においては、乳脂
肪分を除去した乳成分により起泡性が付与されるが、さ
らに、起泡剤として、卵白ペプタイド、大豆タンパク、
小麦タンパク、ゼラチン、カゼインナトリウム等の動植
物起源の蛋白質またはその加水分解物を用いる。また、
起泡性は、副原料として用いる後記乳化剤、安定剤によ
っても付与される。
【0014】また、本発明における起泡性コーヒー飲料
に用いる糖分としては、ショ糖、グルコース、フルクト
ース、キシロース、果糖ブドウ糖液糖、糖アルコール等
から選ばれる少なくとも1種が挙げられるが、ショ糖が
好ましい。さらに、本発明における起泡性コーヒー飲料
には、副原料としてpH調整剤、乳化剤、安定剤、香料
等を用いる。pH調整剤は加熱殺菌による乳蛋白質の沈
殿生成を防止できるものであれば特に限定はされない
が、例えば重曹が好適に用いられる。
【0015】乳化剤としては、加熱殺菌による乳蛋白質
の沈殿生成や、脂肪の分離を防止できるものであれば特
に限定されないが、例えばショ糖脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、微結晶セルロース、レシチン、
サポニン等が好適に用いられる。安定剤としては、乳化
の安定化、ゲル化などの機能により、品質の安定化が望
めるものであれば特に限定されないが、例えばカラギナ
ン、アラビアガム、グアガム、キサンタンガム、ローカ
ストビーンガム、ペクチン、プルラン等の植物起源の多
糖類およびその誘導体が好適に用いられる。
【0016】本発明のミルク入りコーヒー飲料の製造方
法としては、具体的には、コーヒー抽出液に所定量の糖
分、例えばショ糖を加え溶解させた後、重曹にてpHを
6.8〜7.1 に調整する。これに、粉末の乳成分、乳化
剤、起泡剤、安定剤を溶解してホモゲナイズ処理した液
を牛乳とあわせて添加する。さらにリパーゼを添加し、
20〜30℃で30〜120 分間攪拌しながら酵素反応を行った
液に香料を加えてコーヒー調合液とする。これを例えば
60〜70℃に昇温後、ホモゲナイズ処理して均質化し、さ
らに90℃に昇温後、容器に充填して加熱殺菌する。加熱
殺菌は、例えば115 〜130 ℃、15〜30分間、10〜60Fに
て行う。ここで使用される容器としては、例えば缶(ア
ルミニウム、スチール)、瓶(ガラス)である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 〔実施例1〕 起泡性コーヒー飲料の製造 焙煎したブラジル豆(ブラジルサントスNo.2) を粉砕し
た後、攪拌を行いながら、15倍量の95℃の熱水で、15分
間抽出を行った。抽出終了後、市販の紙製の濾過フィル
ターで抽出液を濾過し、濾液を氷冷した。得られた液
(以下、コーヒー抽出液)の可溶性固形分(ブリック
ス;Brix )は2.0 であり、抽出率は25% であった。この
コーヒー抽出液を1000g 処方でのコーヒー焙煎豆の使用
量が40g になるように秤量した。この抽出液に、ショ糖
を50g 添加し完全に溶解した後、重曹を加えpHを6.9 に
調整した。これに、脱脂粉乳35g と全脂粉乳2.4g、乳化
剤としてショ糖脂肪酸エステル0.3g、起泡剤として卵白
ペプタイド(キューピー)0.5〜1.2g、安定剤としてカ
ラギナン0.2 〜0.7gを溶解し、ホモゲナイズ処理(1次
圧100kgf/cm2、2次圧50kgf/cm2 の計150kgf/cm2)した
ものを、牛乳2.5gと合わせて先の抽出液に添加した。さ
らにリパーゼAY「アマノ」 (30,000 unit/g)を乳成分中
の乳脂肪分に対して1.0 重量%となるように添加して、
常温、60分間攪拌しながら酵素反応を行った。酵素反応
終了後、香料を1g添加し、これを調合液とした。この調
合液をホモゲナイズ処理(1次圧150kgf/cm2 、2次圧5
0kgf/cm2の計200kgf/cm2)して均質化し、90℃に昇温
後、缶に充填し、加熱殺菌(124℃、20分、F0=39)を行
って目的とするミルク入り缶コーヒー飲料を得た。
【0018】〔試験例1〕 起泡性試験(1) (1) 試料 実施例1にて調製したコーヒー飲料(FC−2)について、
下記の方法にて起泡性試験を行った。また、比較として
特願平9−224672号に記載される乳脂肪分を調整する方
法により製造したコーヒー飲料(FC−1)についても同様
に起泡性試験を行った。製造時における起泡力は、ホモ
ゲナイズ処理を行なった調合液(加熱殺菌前)のものを、
また製品後の起泡力は、加熱殺菌後常温にて7日間保存
したものをそれぞれ試料とした。
【0019】(2) 測定方法 使用する試料は予め常温にする。市販のスピッツ管(容
量15ml、蓋付きプラスチック製)に泡立たないように注
意しながら試料10mlを計り取り、蓋を閉めた後、管を横
にした状態で5秒以上(15〜20回)激しく振とうする。試
験管立てに1分間静置後、泡の高さをmm単位で測定し、
平均値(n=3)を起泡力とした。
【0020】(3) 結果 結果を表1に示す。実施例1の方法にて調製したコーヒ
ー飲料(FC−2)では、製造時の泡立ちは12.8 mmと従来
法によるコーヒー飲料(FC−1)と同程度であるにもかか
わらず、製品の泡立ちは31.3 mmとなり、従来法に比べ
て約10 mm高くなり、製品の起泡性が著しく向上した。
【0021】
【表1】
【0022】〔試験例2〕 起泡性試験(2) リパーゼの添加量による起泡性の影響を調べるために、
乳成分中の乳脂肪分に対して表2に示す量のリパーゼを
添加し、実施例1と同様にしてコーヒー飲料を調製し、
それぞれについて試験例1と同様に起泡性試験を行っ
た。結果を表2に示す。製品において本発明の所望とす
る起泡力(30〜35 mm)を得るためには、乳成分中の乳脂
肪分に対して1.0 重量%以上添加する必要があることが
がわかった。ただし、1.0 重量%以上のリパーゼ添加量
では、リパーゼ添加量と起泡力の間に相関はみられなか
った。
【0023】
【表2】
【0024】〔試験例3〕 起泡性試験(3) リパーゼの種類の違いが起泡性に影響を及ぼすかどうか
を調べるために、実施例1で用いたリパーゼAY「アマノ」
(Candida rugosa 由来、30,000 unit/g)の他に、起源の
異なるリパーゼM「アマノ](Mucor javanicus由来、10,0
00 unit/g)、リパーゼF「アマノ」(Rhizopus sp. 由来、1
50,000 unit/g)を用いて実施例1と同様にしてコーヒー
飲料を調製し、それぞれについて試験例1と同様にして
起泡性試験を行った。結果を表3に示す。いずれのリパ
ーゼを使用して調製したコーヒ飲料についても同程度の
起泡力を有しており、リパーゼはその種類に関係なく製
品の起泡性を向上させることができた。
【0025】
【表3】
【0026】〔試験例4〕 起泡性試験(4) 乳成分中の脱脂粉乳含有量の起泡性に対する影響を調べ
るために、下記表4に示す処方にてコーヒー飲料を調製
し(FC-3、FC-4)、これらについて試験例1と同様にして
起泡性試験を行い、実施例1にて調製したコーヒー飲料
(FC-2)と比較した。結果を表5に示す。
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】FC−2の乳成分を脱脂粉乳に代えて調製し
たFC−3は、製品の泡立ち量が34.7mmとなり、FC−2と比
較して3.4mm泡立ちが向上したが、調合液の泡立ちが24.
3mmとなり、製造上問題となるレベルを示した。一方、
調合時の泡立ちを抑えるためにFC-3にさらに牛乳を20g
添加し酵素処理を施したFC-4は、製品の泡立ち量がFC-3
とほぼ同程度の35.3mmであるが、調合液の泡立ち量がFC
-3より11.3mm低い13mmとなり、調合時の泡立ちを抑制し
つつ、最大の泡立ち量を維持することが出来た。尚、脱
脂粉乳をさらに添加しても起泡力に変化は見られなかっ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程中の起泡を抑
制し、かつ加熱殺菌後の製品において安定な泡を形成す
ることのできる、起泡性コーヒー飲料の製造方法が提供
される。本方法で製造された起泡性コーヒー飲料は、飲
む前に缶を振ることにより適度な泡が形成されて、本格
的なウインナコーヒー、カプチーノ、エスプレッソ様仕
立てのコーヒーを手軽に楽しむことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳成分を配合したコーヒー抽出液に脂肪
    分解酵素(リパーゼ)を添加して酵素反応させることを
    特徴とする、起泡性コーヒー飲料の製造方法。
  2. 【請求項2】 脂肪分解酵素(リパーゼ)の添加量が、
    乳成分中の乳脂肪分に対し0.5 〜10重量%であることを
    特徴とする、請求項1記載の起泡性コーヒー飲料の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 脂肪分解酵素(リパーゼ)の添加量が、
    乳成分中の乳脂肪分に対し1.0 〜3.0 重量%であること
    を特徴とする、請求項1記載の起泡性コーヒー飲料の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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