JP2000012238A - 有機el素子、有機el素子製造用マスク及び有機el素子の製造方法 - Google Patents

有機el素子、有機el素子製造用マスク及び有機el素子の製造方法

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JP2000012238A JP10182337A JP18233798A JP2000012238A JP 2000012238 A JP2000012238 A JP 2000012238A JP 10182337 A JP10182337 A JP 10182337A JP 18233798 A JP18233798 A JP 18233798A JP 2000012238 A JP2000012238 A JP 2000012238A
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寿男 宮内
Yoshihisa Tsuruoka
誠久 鶴岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】XYマトリクスの有機EL素子において、上側
電極形成用マスクの治具を小型化する。 【解決手段】基板の上に第1電極と有機層と第2電極を
積層したXYマトリクス駆動の有機EL素子は、第2電
極と平行なダミー電極を有する。第2電極とダミー電極
の蒸着用のマスク2は、複数本の帯状のマスキング部12
を一対の連結部13で連結した電極マスク部10と、電極マ
スク部の上下両端を覆う2個の端子マスク部11を有す
る。有機層の上に電極マスク部10を配置してマスキング
部12に所定の張力を加え、両端の各マスキング部12の少
なくとも各一部を覆うように、端子マスク部11を電極マ
スク部10の上に配置し、電極マスク部10と端子マスク部
11を介して基板側に第2電極を形成する物質を蒸着し、
第2電極とダミー電極を形成する。マスクにかけるテン
ションを小さくすることが可能となり、蒸着装置内で使
用する治具の小型化、軽量化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機発光層を備え
た有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL
素子とも呼ぶ)に関する。特に本発明は、ストライプパ
ターンの電極構造を有する有機EL素子と、かかる有機
EL素子の製造に適したマスクと、かかるマスクを用い
た有機EL素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、電子注入電極と正孔注
入電極の間に蛍光性有機化合物を含む薄膜を挟んだ構造
を有し、前記薄膜に電子および正孔を注入して再結合さ
せることにより励起子(エキシトン)を生成させ、この
エキシトンが失活する際の光の放出(蛍光・燐光)を利
用して表示を行う表示素子である。電子注入電極と正孔
注入電極の間には、前述のように蛍光性有機化合物を含
む薄膜である発光層が少なくとも設けられているが、そ
の他に有機又は無機の正孔注入層、正孔輸送層、電子輸
送層、電子注入層等の各層が必要に応じて形成されてい
る。
【0003】前記有機EL素子の基本構成の一つを図7
に示した。この有機EL素子は、ガラス製の基板100
上の正孔注入電極101にITO(Indium Tin Oxide)、
正孔輸送層102としてトリフェニルアミン誘導体(Dia
mine) 、有機発光層103としてトリス(8−キノリラ
イト)アルミニウム(III) (Alq3)、電子注入電極104
としてマグネシウムと銀の合金を使用している。有機の
各層の厚みは50nm程度である。各層の成膜は真空蒸
着で行っている。この有機EL素子において、電子注入
電極がマイナス、正孔注入電極をプラスとする10Vの
直流電圧を加えると、1000cd/m2 程度の緑色の
発光が得られる。
【0004】このような構造の有機EL素子において、
有機層を挟む2つの電極をそれぞれ互いに直交するスト
ライプパターンに形成し、両電極の交点を画素として任
意のグラフィック表示を行えるようにした表示素子が研
究されている。
【0005】図4は、このような所謂XYマトリクス表
示用の有機EL素子の構造を模式的に示すものである。
絶縁性の基板200の片面に、第1電極201が形成さ
れている。第1電極201は帯状であり、互いに所定間
隔をおいて複数本がストライプ状に形成されている。第
1電極201の上には、有機層202が形成されてい
る。有機層202の上には、第1電極201と交差する
ように、互いに所定間隔をおいて複数本の帯状の第2電
極203がストライプ状に形成されている。
【0006】第1電極201又は第2電極203の一方
を走査し、この走査に同期して他方の電極に表示信号を
与える。選択された両電極の交点に相当する有機層20
2の発光部分が発光し、この発光の組み合わせによって
任意の図形・文字表示が行われる。
【0007】前記XYマトリクス表示用の有機EL素子
は、ガラス基板の上にフォトリソグラフィ法等によって
第1電極をパターニングしておき、その上に有機層と第
2電極を真空蒸着法により順次積層して形成する。第2
電極のパターニングは、有機層の損傷を防ぐ意味でドラ
イプロセスにより行う必要がある。微細なピッチの第2
電極をドライプロセスでパターニングする方法として
は、次のような方法が試みられている。
【0008】レーザーによるパターニング(特開平5
−3076号) 予めパターニングされた壁と斜め蒸着によるパターニ
ング(特開平5−275172号) 予めパターニングされたオーバーハング部を有する隔
壁によるパターニング(特開平8−315981号) 成膜時のマスクによるパターニング
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のパターニング方法にはそれぞれ次のような問題があ
った。 レーザーによるパターニングでは、レーザーを走査す
る必要があり、生産性が悪い。 壁と斜め蒸着によるパターニングでは、蒸着前に壁を
形成しなければならず、壁形成の工程が増える。また、
斜め蒸着の精度や、工程の複雑さ等にも問題がある。 オーバーハング部を有する隔壁によるパターニングで
は、蒸着前にオーバーハング部を有する隔壁を形成しな
ければならず、複雑な隔壁形成工程が増える。また、成
膜条件を工夫しないと、第1電極と第2電極が短絡する
危険性がある。
【0010】成膜時のマスクによるパターニングは、
最も簡単な方法であり、生産性もよいが、特に形成する
ストライプパターンが微細ピッチの場合、問題が生じ
る。即ち、上部電極(基板から遠い方の電極、前記例で
は第2電極)を形成するには、ストライプ状の開口部を
有するマスクを有機層の上に配置し、このマスクを介し
て電極形成物質を蒸着させる。
【0011】図8に示したような有機EL素子におい
て、成膜時にマスクを用いるパターニング法で第2電極
を形成するには、従来は図9に示すような構造のマスク
300が用いられていた。このマスク300は、ほぼ正
方形の板の略中央に、複数本の帯状のマスキング部30
1(電極のギャップに相当する部分)が、所定の間隔
(形成される第2電極の幅に相当)で形成されている。
あるいは、形成される第2電極の幅に相当する帯状の溝
302が、所定ピッチで必要な電極の本数だけ形成され
ている。マスキング部301の太さ(前記ギャップ)は
例えば0.1mm、ピッチ(第2電極の幅)は例えば
0.6mmである。マスキング部301(又は溝30
2)の並列方向の両端(図5において板の上下両部分)
には、マスキング部301(又は溝302)と平行に、
孔・溝のない矩形板状の端子マスク部303が残されて
いる。この端子マスク部303は、第2電極203の蒸
着工程において基板200上の第1電極201の端子を
覆い、電極形成物質の不用な付着を防止する部分であ
る。
【0012】このような構造のマスク300において、
形成するストライプ状の電極のピッチが微細になると、
帯状のマスキング部301(電極のギャップに相当する
部分)が細くなるため、たるみが生じて正確なパターニ
ングができない。このため、この部分には適当な力でテ
ンションをかける必要がある。
【0013】従来、前記マスク300は1枚の板から形
成されていたため、前記テンションは、細い帯状のマス
キング部301と、幅広で断面積の大きな端子マスク部
303の両方に加えられていた。板状のマスク300の
全体に加える力は、テンションが加わる部分の断面積に
比例する。従って、帯状のマスキング部301に加える
力はたるみを防止するために必要であるが、それ以外の
端子マスク部303に働くテンションによる力は無駄で
あり、このためにマスク300の全体を引っ張る力が大
きくなっていた。特に、マスキング部301が微細ピッ
チになると、端子マスク部303の断面積は細い帯状の
マスキング部301の断面積に比べてかなり大きなもの
となる。即ち、この部分に働く無駄なテンションによる
力は一層大きくなる。
【0014】マスク300に加える力が大きくなると、
マスク300に力を加えるための治具は頑丈なものが必
要になり、大型で重量も大きくなる。
【0015】また、製造しようとする有機EL素子の外
形が大きくなり、基板のサイズが大型化した場合にも、
これに応じて前記マスクを保持する治具は大型化する。
【0016】このように、前記マスクを保持してテンシ
ョンを与える治具が大型化すると、蒸着装置内における
前記治具の取り回しが悪くなる。このため、実際には前
記治具の寸法・重量は蒸着装置による制限を受けること
となる。
【0017】本発明は、XYマトリクスの電極構造を有
する有機EL素子において、上側の電極をマスクで形成
する際にマスクに加えるテンションが小さくて済むよう
にすることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された有
機EL素子(1)は、絶縁性の基板(3)と、前記基板
の上に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第1
電極(4)と、前記第1電極の上に形成された有機層
(5)と、前記第1電極と交差するように前記有機層の
上に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第2電
極(7)とを有する有機EL素子において、前記第2電
極の並列方向の両端に前記第2電極と平行にダミー電極
(8)を設けたことを特徴としている。
【0019】請求項2に記載された有機EL素子は、請
求項1記載の有機EL素子(1)において、前記ダミー
電極(8)に、前記第2電極(7)とは逆の電圧が常時
印加されることを特徴としている。
【0020】請求項3に記載された有機EL素子は、請
求項2記載の有機EL素子(1)において、前記ダミー
電極(8)の幅が、前記第2電極(7)の幅以下である
ことを特徴としている。
【0021】請求項4に記載された有機EL素子は、請
求項2記載の有機EL素子(1)において、前記ダミー
電極(8a)の幅が、前記第2電極(7)の幅よりも大
きいことを特徴としている。
【0022】請求項5に記載された有機EL素子は、請
求項2記載の有機EL素子(1)において、前記ダミー
電極(8b)が、複数本形成されたことを特徴としてい
る。
【0023】請求項6に記載された有機EL素子は、請
求項1記載の有機EL素子(1)において、前記第1電
極(4)の端部は、前記有機層(5)から突出して前記
基板(3)の縁辺に外部端子(6)を構成していること
を特徴としている。
【0024】請求項7に記載された有機EL素子は、請
求項1記載の有機EL素子(1)において、発光を取り
出す側に円偏光フィルタを設けたことを特徴としてい
る。
【0025】請求項8に記載された有機EL素子製造用
マスク(2)は、絶縁性の基板(3)と、前記基板の上
に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第1電極
(4)と、前記第1電極の上に形成された有機層(5)
と、前記第1電極と交差するように前記有機層の上に所
定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第2電極
(7)とを有する有機EL素子(1)の製造工程におい
て、前記第2電極の製造に使用される有機EL素子製造
用マスクである。このマスク(2)は、電極マスク部
(10)と、一対の端子マスク部(11)を有してい
る。電極マスク部(10)は、前記第2電極を形成する
とともに前記第2電極の並列方向の両端に前記第2電極
よりも細いダミー電極(8)を形成するために、前記第
2電極のギャップに相当する幅を備え、前記第2電極の
幅に相当するギャップをおいて前記第2電極と平行に並
設された複数本の帯状のマスキング部(12)と、複数
本の前記マスキング部の両端部をそれぞれ連結する一対
の連結部(13)とを備えている。端子マスク部(1
1)は、前記マスキング部と実質的に平行な縁辺を有
し、前記マスキング部の並設方向の両端にある各2本の
前記マスキング部の間に該縁辺が位置することにより前
記第2電極よりも細い前記ダミー電極(8)を区画し、
さらに前記有機層から突出して前記基板の縁辺に形成さ
れた前記第1電極(4)の外部端子(6)を覆うように
前記電極マスク部(10)に対して位置決めされる。
【0026】請求項9に記載された有機EL素子製造用
マスク(2a)は、絶縁性の基板(3)と、前記基板の
上に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第1電
極(4)と、前記第1電極の上に形成された有機層
(5)と、前記第1電極と交差するように前記有機層の
上に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第2電
極(7)とを有する有機EL素子(1a)の製造工程に
おいて、前記第2電極の製造に使用される有機EL素子
製造用マスクである。このマスク(2a)は、電極マス
ク部(10a)と、一対の端子マスク部(11a)を有
している。電極マスク部(10a)は、前記第2電極を
形成するとともに前記第2電極の並列方向の両端に前記
第2電極よりも太いダミー電極(8a)を形成するため
に、前記第2電極のギャップに相当する幅を備え、前記
第2電極の幅に相当するギャップをおいて前記第2電極
と平行に並設された複数本の帯状のマスキング部(12
a)と、複数本の前記マスキング部の両端部をそれぞれ
連結する一対の連結部(13a)とを備えている。前記
端子マスク部(11a)は、前記マスキング部(12
a)と実質的に平行な縁辺を有し、前記マスキング部
(12a)の並設方向の両端にある前記各マスキング部
(12a)の外側において前記一対の連結部(11a)
の間に設けられることにより前記第2電極(7)よりも
太い前記ダミー電極(8a)を区画し、さらに前記有機
層(5)から突出して前記基板(3)の縁辺に形成され
た前記第1電極(4)の外部端子(6)を覆うように前
記電極マスク部(10a)に対して位置決めされる。
【0027】請求項10に記載された有機EL素子製造
用マスク(2b)は、絶縁性の基板(3)と、前記基板
の上に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第1
電極(4)と、前記第1電極の上に形成された有機層
(5)と、前記第1電極と交差するように前記有機層の
上に所定間隔をおいて形成された複数本の帯状の第2電
極(7)とを有する有機EL素子(1b)の製造工程に
おいて、前記第2電極(7)の製造に使用される有機E
L素子製造用マスクである。このマスク(2b)は、電
極マスク部(10b)と、一対の端子マスク部(11
b)を有している。電極マスク部(10b)は、前記第
2電極(7)を形成するとともに前記第2電極の並列方
向の両端に複数本のダミー電極(8b)を形成するため
に、前記第2電極のギャップに相当する幅を備え、前記
第2電極の幅に相当するギャップをおいて前記第2電極
と平行に並設された複数本の帯状のマスキング部(12
b)と、複数本の前記マスキング部の両端部をそれぞれ
連結する一対の連結部(13b)とを備えている。端子
マスク部(11b)は、前記マスキング部(12b)と
実質的に平行な縁辺を有し、前記マスキング部(12
b)の並設方向の両端において前記第2電極(7)に隣
接して複数本の前記ダミー電極(8b)が区画され、さ
らに前記有機層(5)から突出して前記基板の縁辺に形
成された前記第1電極(4)の外部端子(6)を覆うよ
うに前記電極マスク部(12b)に対して位置決めされ
る。
【0028】請求項11に記載された有機EL素子の製
造方法は、請求項8又は9又は10に記載した有機EL
素子製造用マスク(2,2a,2b)を用いる有機EL
素子(1,1a,1b)の製造方法において、前記有機
層(5)の上に前記電極マスク部(10,10a,10
b)を配置して前記マスキング部(12,12a,12
b)の長手方向に沿って所定の張力を加え、前記マスキ
ング部の長手方向と直交する方向の両端にダミー電極
(8,8a,8b)が構成されるとともに、前記第1電
極(4)の外部端子(6)を覆うように前記端子マスク
部(11,11a,11b)を前記電極マスク部(1
0,10a,10b)に対して位置決めし、前記電極マ
スク部と前記端子マスク部を介して前記基板(3)乃至
有機層(5)の上に第2電極(7)を形成する物質を蒸
着し、前記第2電極(7)と前記ダミー電極(8,8
a,8b)を形成することを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
及び図2を参照して説明する。本例は、XYマトリクス
電極を有する有機EL素子1と、その製造方法と、該製
造方法に有用な蒸着用のマスク2に関するものである。
【0030】図1に示す本例の有機EL素子1は、XY
マトリクス電極を有するグラフィック用である。絶縁性
の基板3の上には所定間隔をおいて複数本の帯状の第1
電極4(下部電極)が形成されている。第1電極4の上
には有機層5が形成されている。この有機層5は少なく
とも発光層を有しており、例えば正孔輸送層と発光層の
組み合わせでもよいし、電子輸送層と発光層の組み合わ
せでもよいし、正孔輸送層と発光層と電子輸送層の組み
合わせでもよい。第1電極4の端部は、この有機層5か
ら突出して基板3の縁辺上に伸び、外部端子部6を構成
している。この有機層5の上には、前記第1電極4と交
差(本例では直交)するように、互いに所定間隔をおい
て複数本の帯状の第2電極7(上部電極)が形成されて
いる。
【0031】第2電極7の並列方向(電極の長手方向と
直交する方向)の両端には、第2電極7と平行に帯状の
ダミー電極8が設けられている。本例におけるダミー電
極8の幅は、第2電極7の幅よりも小さい。このダミー
電極8は発光しないように制御される。本例では、ダミ
ー電極8には第2電極7とは逆の電圧が常時印加され
る。
【0032】本例の有機EL素子1は、基板3側の第1
電極4がITOであり、第2電極7がMg−Ag合金を
用いている。有機層5における発光は、第1電極4と基
板3を通して基板3の外側から観察される。しかしなが
ら、適当な材料を選択することにより、第2電極7の側
から発光を取り出すようにしてもよい。また、基板3の
上に積層された構造の全体を別の基板によって封止し、
外部環境の水分等によって有機層5が劣化しないように
してもよい。
【0033】図2は、前述した本例の有機EL素子1を
製造する際に、第2電極7の製造において蒸着工程で使
用する有機EL素子製造用マスク2である。このマスク
2は、図5を参照して説明した従来の一体型のマスク3
00と異なり、3つの別体の部品に分かれている。即
ち、1個の電極マスク部10と2個の端子マスク部11
である。
【0034】図2に示すように、電極マスク部10は、
多数本の帯状(乃至線状)のマスキング部12を有して
いる。マスキング部12は、第2電極7のギャップに相
当する幅を備えており、蒸着マスクとして第2電極7を
形成するとともに、第2電極7の並列方向(第2電極7
の長手方向と直交する方向)の両端に1本ずつ(合計2
本)のダミー電極8を形成する。複数本のマスキング部
12の一方の端部同士と、他方の端部同士は、それぞれ
連結部13によって連結されている。連結部13は電極
の長手方向と直交する帯状の部材である。その幅は電極
よりもやや大きい。使用時(蒸着工程)、マスキング部
12には、たるみを防止するために長手方向に沿って所
定のテンションが加えられる。
【0035】端子マスク部11は矩形の板材であり、そ
の長手方向の縁辺は、帯状のマスキング部12と実質的
に平行である。端子マスク部11は、マスキング部12
の並列方向の両端にある2本のマスキング部12の少な
くとも各一部を覆う。図2では、各端子マスク部11
は、端部のマスキング部12の全部を覆っている。そし
て、その縁辺は、一番端にある2本のマスキング部1
2,12の間に位置している。この間隙の部分は、前記
ダミー電極8を形成するための部分である。従って、本
例のダミー電極8は、前述したように第2電極7よりも
幅が狭くなっている。端子マスク部11が、一番端のマ
スキング部12の一部のみを覆うようにすれば、ダミー
電極8の幅は最大となり、第2電極7と同一になる。こ
の端子マスク部11は、有機層5から突出して前記基板
3の縁辺に形成された第1電極4の外部端子部6を覆っ
ている。
【0036】第2電極7の製造工程を説明する。このマ
スク2は、たるみ防止のための治具に取り付けられ、電
極パターンの蒸着に用いる真空容器内で使用する。具体
的には、電極マスク部10の2本の連結部13を、真空
容器内の治具に取り付ける。そして、治具によって2本
の連結部13,13に離れる方向の力を加え、マスキン
グ部12に長手方向の引っ張りを与える。
【0037】従来と異なり、本例において力が作用する
のは細いマスキング部12のみである。従来と異なり、
マスキング部12の並列方向の両側に大断面積の板状の
部分(図5の303の部分)はない。従ってマスキング
部12に従来と同一のテンションを加えるとすれば、治
具が電極マスク部10の全体に与える力は従来よりも少
なくて済む。前記板状の部分はなく、引っ張り力が働く
のは、たるみを防止するために力を加えたい細いマスキ
ング部12のみですむからである。逆に言えば、従来よ
りも小さい引っ張り力で各マスキング部12に従来と同
様のテンションを与えることができる。従って、治具の
大きさは従来よりも小さくできる。
【0038】有機層5が形成された基板3を、有機層5
を下向きにして真空容器内の所定位置に水平に設置す
る。この基板3の下側に、前述した配置で電極マスク部
10と端子マスク部11を設ける。端子マスク部11は
電極マスク部10の上下どちら側に設けてもよい。端子
マスク部11は、電極マスク部10に対して固定しても
よいし、相対的な位置関係がずれないように、電極マス
ク部10以外のものに固定してもよい。又は、端子マス
ク部11は電極マスク部10の上に脱落しないように載
せてもよい。このように所定の位置関係で組み合わせた
電極マスク部10と端子マスク部11を、基板3の下側
(有機層5の下側)に配置し、基板3に対して位置決め
する。
【0039】マスク2の下方から上方に向けて蒸着を行
う。気化した物質はマスク2の開口部から基板3上の有
機層5及び基板3に被着し、前述した所定パターンの第
2電極とダミー電極8を形成する。なお、基板3とマス
ク2の位置関係及び蒸着方向はこれに限定されない。
【0040】本例によれば、治具による荷重を小さくす
るために、下部電極をマスクする部分を2個の端子マス
ク部11として分離し、電極マスク部10のみに張力を
加える構造とした。このように3つに分かれたマスク部
品を位置合わせするのは困難であるが、本例では電極マ
スク部10の両端にダミー電極8用のマスキング部12
を設けてあり、前記位置合わせが多少ずれても、発光に
関与しないダミー電極8の幅に多少の差異が生じるだけ
なので問題がない。
【0041】本例の有機EL素子1を駆動した場合、ダ
ミー電極8には第2電極7とは逆の電圧が常時印加され
るので発光しない。発光しないダミー電極8は、表示部
に比較して黒っぽく観察される。従って、発光しないダ
ミー電極8で挟まれ、ダミー電極8と隣接している表示
部のコントラストは向上する。従来はXYマトリクスの
表示部の端は、特に暗く観察される部分に隣接している
訳ではなかった。このため、表示部の輪郭部分のコント
ラストが必ずしも良好といえなかった。本例では発光し
ないように制御されたダミー電極8によって隣接する発
光部のコントラストを向上させることができた。なお、
本例では、第2電極7に隣接してダミー電極8を設けた
が、さらに第1電極4(下部電極)にもダミー電極を設
けて同様の効果を得てもよい。
【0042】また、本例の有機EL素子1を円偏光フィ
ルタと組み合わせれば、ダミー電極8によって発光部周
辺の反射が減り、コントラストがさらに改善される。円
偏光フィルタは、偏光板と位相差板を張り合わせたもの
であり、外光の反射を抑えた光学素子である。
【0043】また、本例の有機EL素子1によれば、ダ
ミー電極8によって放熱効果が得られ、発光素子として
の信頼性が向上する。
【0044】本発明の実施の形態の第2の例を図3及び
図4を参照して説明する。本例においては、ダミー電極
の幅が第2電極の幅よりも大きい。それ以外の構成は第
1の例と略同一である。機能上第1の例に相当する部分
については、第1の例の参照符号に添え字aを付したも
のを本例の符号として使用し、その説明は必要に応じて
省略する。
【0045】本例の有機EL素子製造用マスクは、電極
マスク部10aと、一対の端子マスク部11aを有して
いる。電極マスク部10aは、第2電極7のギャップに
相当する幅を備え、第2電極7の幅に相当するギャップ
をおいて前記第2電極7と平行に並設された複数本の帯
状のマスキング部12aと、複数本のマスキング部12
aの両端部をそれぞれ連結する一対の連結部13aとを
備えており、第2電極7を形成するとともに第2電極7
の並列方向の両端に第2電極7よりも太いダミー電極8
aを形成することができる。端子マスク部11aは、マ
スキング部12aと実質的に平行な縁辺を有している。
各マスキング部12aの並設方向の両端の外側におい
て、一対の連結部11aの間に端子マスク部11aを設
ける。これにより、第2電極7よりも太いダミー電極8
aがマスキング部12aとの間に区画される。さらに、
第2電極7を覆うことなく、第1電極4の外部端子6を
完全に覆うことができる。
【0046】本発明の実施の形態の第2の例を図5及び
図6を参照して説明する。本例においては、ダミー電極
が複数本(3本)である。それ以外の構成は第1の例と
略同一である。機能上第1の例に相当する部分について
は、第1の例の参照符号に添え字bを付したものを本例
の符号として使用し、その説明は必要に応じて省略す
る。
【0047】本例の有機EL素子製造用マスク2bは、
電極マスク部10bと、一対の端子マスク部11bを有
している。電極マスク部10bは、第2電極7のギャッ
プに相当する幅を備え、第2電極7の幅に相当するギャ
ップをおいて第2電極7と平行に並設された複数本の帯
状のマスキング部12bと、複数本のマスキング部12
bの両端部をそれぞれ連結する一対の連結部13bとを
備えており、第2電極7を形成するとともに第2電極7
の並列方向の両端に複数本のダミー電極8bを形成す
る。端子マスク部11bは、マスキング部12bと実質
的に平行な縁辺を有し、マスキング部12bの並設方向
の両端に設けられ、第1電極4の外部端子6を覆う。第
2電極7の両側には、それぞれ複数本のダミー電極8b
が区画される。内側の2本のダミー電極は第2電極7と
同一寸法であり、一番外側のダミー電極は、第1の例の
ダミー電極と同じ幅である。なお、本例においては、ダ
ミー電極の本数は任意であり、その幅(太さ)も任意で
ある。
【0048】第2の例と第3の例によっても、第1の例
と略同一の効果を得ることができる。また、
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、XYマトリクスの電極
構造を有する有機EL素子において、上側の第2電極の
並列方向の両端に第2電極と平行にダミー電極を設けた
ので、第2電極を蒸着する際に用いるマスクの設計の自
由度を上げることができる。例えば、マスクにかけるテ
ンションを小さくすることが可能となり、蒸着装置内で
使用する治具の小型化、軽量化が実現できる。このた
め、基板サイズが大きくなっても、生産性の良好なマス
ク設計が可能となる。
【0050】さらに円偏光フィルタと組み合わせた場
合、ダミー電極によって発光部周囲の反射が減り、コン
トラストが改善される。
【0051】また、ダミー電極による放熱効果が得ら
れ、発光・表示素子としての信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である有機EL素子
の平面図である。
【図2】(a)は本例の有機EL素子の上部電極を蒸着
工程で製造する際に用いるマスクの平面図である。
(b)は同マスクを分解した状態を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の第2の例である有機EL
素子の平面図である。
【図4】(a)は第2の例の有機EL素子の上部電極を
蒸着工程で製造する際に用いるマスクの平面図である。
(b)は同マスクを分解した状態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態の第3の例である有機EL
素子の平面図である。
【図6】(a)は第3の例の有機EL素子の上部電極を
蒸着工程で製造する際に用いるマスクの平面図である。
(b)は同マスクを分解した状態を示す平面図である。
【図7】有機EL素子の構造の一例を示す模式的な断面
図である。
【図8】従来の有機EL素子の一例の平面図である。
【図9】従来の有機EL素子の上部電極を蒸着工程で製
造する際に用いるマスクの平面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 有機EL素子 2,2a,2b 有機EL素子製造用マスクであるマス
ク 3 基板 4 第1電極(下部電極) 5 有機層 7 第2電極(上部電極) 8,8a,8b ダミー電極 10,10a,10b 電極マスク部 11,11a,11b 端子マスク部 12,12a,12b マスキング部 13,13a,13b 連結部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の基板と、前記基板の上に所定間
    隔をおいて形成された複数本の帯状の第1電極と、前記
    第1電極の上に形成された有機層と、前記第1電極と交
    差するように前記有機層の上に所定間隔をおいて形成さ
    れた複数本の帯状の第2電極とを有する有機EL素子に
    おいて、 前記第2電極の並列方向の両端に前記第2電極と平行に
    ダミー電極を設けたことを特徴とする有機EL素子。
  2. 【請求項2】 前記ダミー電極には、前記第2電極とは
    逆の電圧が常時印加されることを特徴とする請求項1記
    載の有機EL素子。
  3. 【請求項3】 前記ダミー電極の幅が、前記第2電極の
    幅以下である請求項2記載の有機EL素子。
  4. 【請求項4】 前記ダミー電極の幅が、前記第2電極の
    幅よりも大きい請求項2記載の有機EL素子。
  5. 【請求項5】 前記ダミー電極が、複数本形成された請
    求項2記載の有機EL素子。
  6. 【請求項6】 前記第1電極の端部は、前記有機層から
    突出して前記基板の縁辺に外部端子を構成している請求
    項1記載の有機EL素子。
  7. 【請求項7】 発光を取り出す側に円偏光フィルタを設
    けた請求項1記載の有機EL素子。
  8. 【請求項8】 絶縁性の基板と、前記基板の上に所定間
    隔をおいて形成された複数本の帯状の第1電極と、前記
    第1電極の上に形成された有機層と、前記第1電極と交
    差するように前記有機層の上に所定間隔をおいて形成さ
    れた複数本の帯状の第2電極とを有する有機EL素子の
    製造工程において、前記第2電極の製造に使用される有
    機EL素子製造用マスクであって、 前記第2電極を形成するとともに前記第2電極の並列方
    向の両端に前記第2電極よりも細いダミー電極を形成す
    るために、前記第2電極のギャップに相当する幅を備
    え、前記第2電極の幅に相当するギャップをおいて前記
    第2電極と平行に並設された複数本の帯状のマスキング
    部と、複数本の前記マスキング部の両端部をそれぞれ連
    結する一対の連結部とを備えた電極マスク部と、 前記マスキング部と実質的に平行な縁辺を有し、前記マ
    スキング部の並設方向の両端にある各2本の前記マスキ
    ング部の間に該縁辺が位置することにより前記第2電極
    よりも細い前記ダミー電極を区画し、さらに前記有機層
    から突出して前記基板の縁辺に形成された前記第1電極
    の外部端子を覆うように前記電極マスク部に対して位置
    決めされる一対の端子マスク部と、 を有することを特徴とする有機EL素子製造用マスク。
  9. 【請求項9】 絶縁性の基板と、前記基板の上に所定間
    隔をおいて形成された複数本の帯状の第1電極と、前記
    第1電極の上に形成された有機層と、前記第1電極と交
    差するように前記有機層の上に所定間隔をおいて形成さ
    れた複数本の帯状の第2電極とを有する有機EL素子の
    製造工程において、前記第2電極の製造に使用される有
    機EL素子製造用マスクであって、 前記第2電極を形成するとともに前記第2電極の並列方
    向の両端に前記第2電極よりも太いダミー電極を形成す
    るために、前記第2電極のギャップに相当する幅を備
    え、前記第2電極の幅に相当するギャップをおいて前記
    第2電極と平行に並設された複数本の帯状のマスキング
    部と、複数本の前記マスキング部の両端部をそれぞれ連
    結する一対の連結部とを備えた電極マスク部と、 前記マスキング部と実質的に平行な縁辺を有し、前記マ
    スキング部の並設方向の両端にある前記各マスキング部
    の外側において前記一対の連結部の間に設けられること
    により前記第2電極よりも太い前記ダミー電極を区画
    し、さらに前記有機層から突出して前記基板の縁辺に形
    成された前記第1電極の外部端子を覆うように前記電極
    マスク部に対して位置決めされる一対の端子マスク部
    と、 を有することを特徴とする有機EL素子製造用マスク。
  10. 【請求項10】 絶縁性の基板と、前記基板の上に所定
    間隔をおいて形成された複数本の帯状の第1電極と、前
    記第1電極の上に形成された有機層と、前記第1電極と
    交差するように前記有機層の上に所定間隔をおいて形成
    された複数本の帯状の第2電極とを有する有機EL素子
    の製造工程において、前記第2電極の製造に使用される
    有機EL素子製造用マスクであって、 前記第2電極を形成するとともに前記第2電極の並列方
    向の両端に複数本のダミー電極を形成するために、前記
    第2電極のギャップに相当する幅を備え、前記第2電極
    の幅に相当するギャップをおいて前記第2電極と平行に
    並設された複数本の帯状のマスキング部と、複数本の前
    記マスキング部の両端部をそれぞれ連結する一対の連結
    部とを備えた電極マスク部と、 前記マスキング部と実質的に平行な縁辺を有し、前記マ
    スキング部の並設方向の両端において前記第2電極に隣
    接して複数本の前記ダミー電極が区画され、さらに前記
    有機層から突出して前記基板の縁辺に形成された前記第
    1電極の外部端子を覆うように前記電極マスク部に対し
    て位置決めされる一対の端子マスク部と、 を有することを特徴とする有機EL素子製造用マスク。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9又は10に記載した有
    機EL素子製造用マスクを用いる有機EL素子の製造方
    法において、 前記有機層の上に前記電極マスク部を配置して前記マス
    キング部の長手方向に沿って所定の張力を加え、 前記マスキング部の長手方向と直交する方向の両端にダ
    ミー電極が構成されるとともに、前記第1電極の外部端
    子を覆うように前記端子マスク部を前記電極マスク部に
    対して位置決めし、 前記電極マスク部と前記端子マスク部を介して前記基板
    乃至有機層の上に第2電極を形成する物質を蒸着し、 前記第2電極と前記ダミー電極を形成することを特徴と
    する有機EL素子の製造方法。
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