JP2000009477A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP2000009477A
JP2000009477A JP10189846A JP18984698A JP2000009477A JP 2000009477 A JP2000009477 A JP 2000009477A JP 10189846 A JP10189846 A JP 10189846A JP 18984698 A JP18984698 A JP 18984698A JP 2000009477 A JP2000009477 A JP 2000009477A
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Junichi Hashimoto
本 順 一 橋
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/N比の高い振動ジャイロを提供する。 【解決手段】 振動ジャイロ10の振動子12の基板1
4の中心に関して対称な四隅には、それぞれの幅方向が
基板14の対角線に沿って延びるよう振動片16a〜1
6dが形成される。基板14の振動片16a〜16dが
設けられている部分の裏面には、駆動用圧電素子22a
〜22dが設けられる。また、基板14の駆動用圧電素
子22a〜22dが設けられている面と同一面には、検
出用圧電素子24a〜24dが設けられる。検出用圧電
素子24a〜24dは、基板14の対角線に45度の角
度で交差して基板14の中心から延びる直線上に対称に
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動ジャイロに関
し、特にたとえば、カーナビゲーションシステムや車体
姿勢制御システムなどに使用される圧電振動ジャイロに
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の振動ジャイロに用いられ
る振動子の一例を示す図解図である。この振動子1は、
たとえば平面から見て正方形の基板2を含む。基板2の
4隅には、基板2の主面と直交する方向に延びるように
して、それぞれ断面正方形の四角柱状の振動片3a,3
b,3cおよび3dが一体に形成される。振動片3aと
3cは、基板2の一方の対角線方向に対向し、振動片3
bと3dは、基板2の他方の対角線方向に対向する。ま
た、振動片3a〜3dの外周の合計8つの面には、それ
ぞれ駆動用および検出用の圧電素子4が設けられる。そ
して、これらの圧電素子4は、図6に実線および破線の
矢印で示すように、一方の対の振動片3aおよび3cと
他方の対の振動片3bおよび3dとが内外逆方向に音叉
振動するよう励振される。さらに、この状態で角速度が
加わると、駆動振動に直交する方向にコリオリ力が生じ
て振動片3a〜3dが撓(たわ)む。この撓み量を圧電
素子4で検出することにより、角速度を検出することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す振動子1では、圧電素子4が駆動検出兼用であり駆
動振動時に最も応力の加わる位置に設けられているた
め、コリオリ力による撓みを検出する際に駆動振動によ
る撓みも同時に検出してしまう。しかし、コリオリ力に
よる撓みは、駆動振動による撓みに比べて小さいため、
駆動振動による撓みがコリオリ力に対して大きなノイズ
となる。その結果、振動ジャイロのS/N比が低下する
という不都合があった。また、図6に示す振動子1で
は、駆動検出兼用の圧電素子4を振動片3a〜3dの8
つの異なる向きの面に設けなくてはならず、それらの圧
電素子4からのリード線の引回しも面倒であった。
【0004】それゆえに、本発明の主たる目的は、S/
N比の高い振動ジャイロを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる振動ジャ
イロは、基板と、基板の中心に関して対称な位置におい
てそれぞれの幅方向が基板の中心を通る直線に沿って延
びるよう基板に形成された複数の板状の振動片と、複数
の振動片がそれぞれの幅方向へ振動するように基板を振
動させるために基板に設けられる駆動手段と、基板の主
面に直交する軸周りに角速度が加わったときに振動片の
厚み方向へコリオリ力が作用することにより生じる基板
の撓みを検出するために基板に設けられる検出手段とを
含む、振動ジャイロである。この振動ジャイロでは、駆
動手段で基板を振動させることにより、複数の振動片を
それぞれの幅方向へ振動させる。この駆動振動は、板状
の振動片自身は撓まない往復運動である。この状態で基
板の主面に直交する軸周りに角速度が加わると、それぞ
れの振動片の厚み方向にコリオリ力が作用して振動片が
撓む。そのため、振動片の振動方向が変化し、これに対
応して基板も撓む。この基板の撓みを検出手段によって
検出することにより、角速度を検知することができ、S
/N比の高い振動ジャイロを得ることができる。
【0006】また、複数の振動片は、それぞれの振動片
に作用するコリオリ力が全体として相殺されるよう駆動
手段によって励振されることが好ましい。この場合に
は、それぞれの振動片に作用するコリオリ力が振動子全
体としては相殺されるので、基板を回転させようとする
力による振動阻害が生じない。
【0007】また、振動片は、基板の中心に関して対称
な4か所において、基板の中心を通りかつ互いに直交す
る2つの直線上に幅方向が延びるよう形成され、基板の
中心を挟んで対向する一方の一対の振動片と、他方の一
対の振動片とが逆位相となるようにそれぞれの幅方向に
励振されてもよい。この場合には、基板の主面に直交す
る軸周りに角速度が加わったときに、基板の中心を挟ん
で対向する一方の一対の振動片に作用するコリオリ力の
方向と、他方の一対の振動片に作用するコリオリ力の方
向とが基板の中心から見て正反対になる。そのため、基
板を回転させようとする力による振動阻害が生じない。
【0008】また、駆動手段は、基板に振動片が形成さ
れている部分の裏面に設けられることが好ましい。この
場合には、駆動手段によって、基板を振動させることに
より振動片をそれぞれの幅方向に振動させ易い。
【0009】さらに、検出手段は、基板の外周方向に隣
り合う振動片の間において、隣り合う振動片のそれぞれ
から等距離の位置に設けられることが好ましい。この場
合には、検出手段によって、コリオリ力による撓みは検
出されやすく、ノイズとなる駆動振動による撓みは検出
されにくい。そのため、S/N比の高い振動ジャイロを
得ることができる。
【0010】また、本発明にかかる振動ジャイロにおい
て、振動片は、基板の中心に関して対称な4か所におい
て、基板の中心を通りかつ互いに直交する2つの直線上
に幅方向が延びるよう形成され、基板の中心を挟んで対
向する一方の一対の振動片と、他方の一対の振動片とが
逆位相となるようにそれぞれの幅方向に励振され、駆動
手段は、基板に振動片が形成されている部分の裏面に設
けられ、検出手段は、基板に駆動手段が設けられている
面と同一面において、基板の外周方向に隣り合う振動片
の間であって、隣り合う振動片のそれぞれの幅方向に延
びる直線に45度の角度で交差するよう基板の中心から
延びる直線上に設けられることが好ましい。この位置
は、駆動振動時には振動片の振動に対応する基板の振動
のノードになるため変位が最小となり、角速度が加わっ
た際には振動片に作用するコリオリ力による基板の撓み
の腹になるため変位が最大となる位置である。そのた
め、検出手段によって、コリオリ力による撓みは検出さ
れやすく、ノイズとなる駆動振動による撓みは検出され
にくい。したがって、S/N比の高い振動ジャイロを得
ることができる。また、この振動ジャイロは、駆動手段
と検出手段とが基板の同一面上に設けられるため、製造
時に駆動手段および検出手段を基板上に設ける工程が容
易化される。また、駆動手段および検出手段からリード
線を引き回す工程も容易化される。
【0011】本発明の上述の目的,その他の目的,特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の
形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る振動ジャイ
ロの振動子の一方主面側を示す斜視図であり、図2は他
方主面側を示す斜視図である。この振動ジャイロ10
は、エリンバなどの恒弾性金属材料で形成された振動子
12を含む。この振動子12は、平面から見て正方形の
基板14を含む。基板14の中心に関して対称な四隅に
は、基板14の主面と直交する方向に長手方向が延びる
ようにして、それぞれ短冊状の振動片16a,16b,
16cおよび16dが基板14と同じ材料で一体に形成
される。しかも、これらの振動片16a〜16dは、そ
れぞれの幅方向が基板14の中心と四隅とを通る直線す
なわち対角線に沿って延びるよう形成される。この基板
14は正方形なので、2つの対角線は基板14の中心を
通って互いに直交する。
【0013】また、基板14の振動片16a〜16dの
形成された面の中央部には、たとえば円筒状の支持部材
18が基板14と同一材料で一体に形成される。支持部
材18の他端部は、筐体20に固着される。
【0014】基板14に振動片16a〜16dが一体に
形成されている部分の裏面には、駆動手段としての駆動
用圧電素子22a〜22dが基板14の中心に関して対
称に設けられる。駆動用圧電素子22a〜22dは、た
とえば厚み方向に分極された短冊状の圧電体層の両面に
電極を形成したものである。駆動用圧電素子22a〜2
2dは、それぞれの長手方向が基板14上の4か所にお
いて対角線に沿うようにして基板14に接着、ろう付け
若しくはコーティングなどの公知の方法で取り付けられ
る。この場合、駆動用圧電素子22a〜22dの分極方
向はすべて同一方向になるよう配置される。また、駆動
用圧電素子22a〜22dは、それぞれ基板14の中心
からの距離が等しくなるよう設けられる。
【0015】また、基板14の駆動用圧電素子22a〜
22dが設けられている面と同一面には、検出手段とし
ての検出用圧電素子24a,24b,24cおよび24
dが基板14の中心に関して対称に設けられる。検出用
圧電素子24a〜24dは、たとえば厚み方向に分極さ
れた短冊状の圧電体層の両面に電極を形成したものであ
る。このうち検出用圧電素子24aは、振動片16aと
振動片16bとの間、すなわち振動片16aの設けられ
ている位置と振動片16bの設けられている位置との中
間部の裏面に配置される。この場合、基板14が正方形
なので、検出用圧電素子24aは、基板14の対角線に
45度の角度で交差して基板14の中心から延びる直線
上に配置されることになる。そして、検出用圧電素子2
4aは、その長手方向が基板14の中心から延びる直線
に直交する向きで基板14に接着、ろう付け若しくはコ
ーティングなどの公知の方法で取り付けられる。同様に
して、検出用圧電素子24bが振動片16bと振動片1
6cとの間に設けられ、検出用圧電素子24cが振動片
16cと振動片16dとの間に設けられ、検出用圧電素
子24dが振動片16dおよび振動片16aとの間に設
けられる。また、検出用圧電素子24a〜24dは、そ
れぞれ基板14の中心からの距離が等しくなるよう設け
られる。
【0016】さらに、筐体20には、図5に示すような
駆動検出回路26が収納されている。駆動検出回路26
の駆動回路部は、増幅回路28および第1の位相調整回
路30を含む。増幅回路28は、リード線32を介して
駆動用圧電素子22bの一方の電極に接続される。増幅
回路28で増幅された信号は、第1の位相調整回路30
で位相を90度遅らされた後、リード線34を介して駆
動用圧電素子22aの一方の電極に入力される。駆動用
圧電素子22a,22bの他方の電極は、それぞれ基板
14,支持部材18を介して駆動検出回路26の基準電
位に接続される。したがって、駆動用圧電素子22b,
増幅回路28,第1の位相調整回路30,駆動用圧電素
子22aで発振ループが構成される。
【0017】また、駆動検出回路26の検出回路部は、
差動増幅回路36,検波整流回路38,および第2の位
相調整回路40を含む。差動増幅回路36の一方の入力
端は、検出用圧電素子24bの一方の電極にリード線4
2を介して接続され、他方の入力端は、検出用圧電素子
24aの一方の電極にリード線44を介して接続され
る。検出用圧電素子24a,24bの他方の電極は、そ
れぞれ基板14,支持部材18を介して駆動検出回路2
6の基準電位に接続される。差動増幅回路36の出力
は、検波整流回路38に入力される。また、第2の位相
調整回路40によって、第1の位相調整回路30の出力
の位相が調整され、検波整流回路38に入力される。そ
して、検波整流回路38によって、差動増幅回路36の
出力が第2の位相調整回路40の出力に基づいて検波整
流される。検波整流回路38の出力がこの振動ジャイロ
10の出力となる。
【0018】この振動ジャイロ10では、上述した発振
ループを発振させることにより、基板14が振動し、こ
れに伴い振動片16a〜16dがそれぞれの幅方向すな
わち基板14の対角線の延びる方向に音叉状の往復振動
をする。この往復振動は、基板14の表面の一方の対角
線上において対向する振動片16aおよび16c(以
下、一方対という)と他方の対角線上において対向する
振動片16bおよび16d(以下、他方対という)とが
逆位相で、基板14の中心から見て内外交代となるよう
な振動である。つまり、この駆動振動では、図3(A)
に示す状態と図3(B)に示す状態とが繰り返される。
このときの基板14の撓みは、駆動用圧電素子22a〜
22dが設けられている部分でそれぞれ最大変位とな
り、検出用圧電素子24a〜24dが設けられている部
分でそれぞれ最小変位となる。
【0019】振動子12が駆動振動している状態で、基
板14の主面に直交する軸周りに角速度ωが加わると、
駆動振動に直交する方向すなわち振動片16a〜16d
の厚み方向にそれぞれコリオリ力が生じる。すると、そ
の方向には振動片16a〜16dの剛性が低いため、振
動片16a〜16dがそれぞれ隣り同士が近づいたり遠
ざかったりする方向に撓む。すなわちコリオリ力による
撓みだけを取り出して見れば、図4(A)に示した状態
と図4(B)に示した状態とが繰り返される。これに伴
い基板14にもその主面に直交する方向に撓みが生じ
る。この基板14の撓みは、検出用圧電素子24a〜2
4dが設けられている部分がそれぞれ最大変位となり、
しかも、その変位は隣り同士の検出用圧電素子24aと
24bとで逆位相となる。そのため、隣り同士の検出用
圧電素子24a,24bの差動を取ることにより、コリ
オリ成分の信号を倍増した出力が得られ、それを検波整
流することで角速度に対応した出力を得ることができ
る。
【0020】この振動ジャイロ10では、検出手段とし
ての検出用圧電素子24a,24bが、駆動振動時には
基板14の振動のノードになるため変位が最小となり、
角速度が加わった際には基板14の撓みの腹になるため
変位が最大となる位置に設けられている。そのため、検
出用圧電素子24a,24bによって、コリオリ力によ
る撓みが検出されやすく、ノイズとなる駆動振動による
撓みが検出されにくい。したがって、S/N比の高い振
動ジャイロ10を得ることができる。
【0021】また、それぞれの振動片16a〜16dに
作用するコリオリ力の向きが基板14の外周方向に同一
方向のときには、基板14を回転させようとする力が生
じてその力が支持部材18からの反力となり、基板14
の振動が阻害されるという不都合がある。しかし、本発
明にかかる振動ジャイロ10では、一方対の振動片16
a,16cと、他方対の振動片16b,16dとが逆位
相となるように励振され、それぞれの振動片に作用する
コリオリ力が全体として相殺される。そのため、基板1
4を回転させようとする力が生じないので、その力によ
る振動阻害を防止することができる。
【0022】さらに、この振動ジャイロ10は、駆動手
段としての駆動用圧電素子22a〜22dおよび検出手
段としての検出用圧電素子24a〜24dが基板14の
同一面上に設けられる。そのため、図6に示した従来例
のように向きの異なる面に設けることに比べて、駆動用
圧電素子22a〜22dおよび検出用圧電素子24a〜
24dを基板14上に設ける工程が容易化される。ま
た、駆動用圧電素子22a〜22dおよび検出用圧電素
子24a〜24dからリード線を引き回す工程も容易化
される。
【0023】なお、上述の実施形態では2枚の駆動用圧
電素子で発振ループを構成したが、これに限らず、2枚
の駆動用圧電素子から帰還信号を取り出し、残りの2枚
の駆動用圧電素子に入力することにより、4枚の駆動用
圧電素子で発振ループを構成してもよい。また、上述の
実施形態では基板14の外周方向に隣り合う2枚の検出
用圧電素子しか使用しなかったが、これに限らず、4枚
の検出用圧電素子を隣り同士の2枚を一組として二組に
分け、それぞれの組の差動出力を加算したものを検出信
号として用いてもよい。
【0024】また、振動子12を形成するための材料
は、エリンバに限るものではなく、たとえば鉄−ニッケ
ル合金、石英、ガラス、水晶、セラミックスなど一般的
に機械的な振動を生じる材料を用いることもできる。た
とえば振動子は、基板と振動片とをセラミックなどの圧
電体で一体に成形し、その表面に電極を形成することに
より形成してもよい。また、基板14は正方形に限らず
その他の多角形や円形のものを用いてもよい。さらに、
振動片は、4枚以上設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、S/N比の高い振動ジ
ャイロを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる振動ジャイロの振動子の一方主
面側を示す斜視図である。
【図2】図1に示す振動子の他方主面側を示す斜視図で
ある。
【図3】(A)は、駆動振動によって図1に示す振動子
の振動片16aと振動片16cとが離間し、振動片16
bと振動片16dとが接近した状態を示す図解図であ
る。(B)は、駆動振動によって図1に示す振動子の振
動片16aと振動片16cとが接近し、振動片16bと
振動片16dとが離間した状態を示す図解図である。
【図4】(A)は、コリオリ力により図1に示す振動子
の振動片16aと振動片16dとが接近し、かつ振動片
16bと振動片16cが接近した状態を示す図解図であ
る。(B)は、コリオリ力により図1に示す振動子の振
動片16aと振動片16bとが接近し、かつ振動片16
cと振動片16dとが接近した状態を示す図解図であ
る。
【図5】本発明にかかる振動ジャイロの駆動検出回路を
示す回路図である。
【図6】従来の振動ジャイロの振動子の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動子 14 基板 16a〜16d 振動片 18 支持部材 20 筐体 22a〜22d 駆動用圧電素子 24 検出用圧電素子 26 駆動検出回路 28 増幅回路 30 第1の位相調整回路 32,34,42,44 リード線 36 差動増幅回路 38 検波整流回路 40 第2の位相調整回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板の中心に関して対称な位置においてそれぞれの
    幅方向が前記基板の中心を通る直線に沿って延びるよう
    前記基板に形成された複数の板状の振動片と、 前記複数の振動片がそれぞれの幅方向へ振動するように
    前記基板を振動させるために前記基板に設けられる駆動
    手段と、 前記基板の主面に直交する軸周りに角速度が加わったと
    きに前記振動片の厚み方向へコリオリ力が作用すること
    により生じる前記基板の撓みを検出するために前記基板
    に設けられる検出手段とを含む、振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記複数の振動片は、それぞれの振動片
    に作用する前記コリオリ力が全体として相殺されるよう
    前記駆動手段によって励振される、請求項1に記載の振
    動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記振動片は、前記基板の中心に関して
    対称な4か所において、前記基板の中心を通りかつ互い
    に直交する2つの直線上に幅方向が延びるよう形成さ
    れ、 前記基板の中心を挟んで対向する一方の一対の前記振動
    片と、他方の一対の前記振動片とが逆位相となるように
    それぞれの幅方向に励振される、請求項1に記載の振動
    ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、前記基板に前記振動片
    が形成されている部分の裏面に設けられる、請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の振動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記基板の外周方向に
    隣り合う前記振動片の間において、前記隣り合う振動片
    のそれぞれから等距離の位置に設けられる、請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の振動ジャイロ。
  6. 【請求項6】 前記振動片は、前記基板の中心に関して
    対称な4か所において、前記基板の中心を通りかつ互い
    に直交する2つの直線上に幅方向が延びるよう形成さ
    れ、前記基板の中心を挟んで対向する一方の一対の前記
    振動片と、他方の一対の前記振動片とが逆位相となるよ
    うにそれぞれの幅方向に励振され、 前記駆動手段は、前記基板に前記振動片が形成されてい
    る部分の裏面に設けられ、 前記検出手段は、前記基板に前記駆動手段が設けられて
    いる面と同一面において、前記基板の外周方向に隣り合
    う前記振動片の間であって、前記隣り合う振動片のそれ
    ぞれの幅方向に延びる直線に45度の角度で交差するよ
    う前記基板の中心から延びる直線上に設けられる、請求
    項1に記載の振動ジャイロ。
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