JP2000008866A - エンジンの可変吸気装置 - Google Patents

エンジンの可変吸気装置

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JP2000008866A
JP2000008866A JP10180979A JP18097998A JP2000008866A JP 2000008866 A JP2000008866 A JP 2000008866A JP 10180979 A JP10180979 A JP 10180979A JP 18097998 A JP18097998 A JP 18097998A JP 2000008866 A JP2000008866 A JP 2000008866A
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JP
Japan
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surge tank
axial
axial direction
intake
engine
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JP10180979A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Hattori
邦亮 服部
Atsushi Ito
篤史 伊藤
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い寸法精度を必要とすることなく、サージ
タンク回転時の摺動抵抗の増大を抑制しつつ、隣合う延
長部間を気密的に隔離し所望の吸気慣性効果を得るこ
と。 【解決手段】 サージタンク30の回転に応じてサージ
タンクの下流側の吸気通路長さを可変とするエンジンの
可変吸気装置において、各軸方向隔壁部24の内周とサ
ージタンクの外周間に夫々設けられ軸方向に隣合う延長
部23間をシールするシール部材50を各軸方向隔壁部
の内周又は各軸方向隔壁部の内周に対向するサージタン
クの外周部位に嵌着させると共に、シール部材に径方向
に延在し、隣合う延長部間の圧力差に応じて軸方向に変
形して各軸方向隔壁部の内周に対向するサージタンクの
外周部位の軸方向端面又は各軸方向隔壁部の軸方向端面
に気密的に摺接する少なくとも1つの環状リップ部50
b、50cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気の慣性効果を
利用する形式のエンジンの可変吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン回転数の低速域から高速
域までの全域において吸気の充填効率を高めてエンジン
出力の向上を図るために、吸気通路の長さを変化させて
エンジン回転数の全域で吸気の慣性効果を利用すること
が知られている。この種のエンジンの可変吸気装置とし
て、例えば、特開昭60−224923号公報に開示さ
れるものがある。
【0003】この可変吸気装置は、エンジンの吸気系に
回転可能に配設されその内部が外気と連通される有底円
筒状のサージタンクと、該サージタンクを回転可能に支
持すると共にサージタンクの外周を覆う吸気マニホルド
と、サージタンクの下流側に吸気マニホルドに設けられ
エンジンの各気筒に夫々接続される分岐吸気通路と、吸
気マニホルドに形成される軸方向隔壁部によりサージタ
ンクの周囲に設けられ各分岐吸気通路の一部を構成する
延長部と、サージタンクの周壁に形成され各延長部とサ
ージタンク内部を夫々連通する連通口と、各軸方向隔壁
部の内周とサージタンクの外周間に夫々設けられ軸方向
に隣合う延長部間を気密的に隔離するリング状のシール
部材とを備え、エンジンの回転数に応じてサージタンク
を回転させることでサージタンクの下流側の吸気通路長
さを可変とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】吸気の慣性効果は、エ
ンジンの吸気行程において、ピストンの下降に伴い燃焼
室内に発生する負圧が吸気弁の開弁作動によって圧力波
を発生させ、この圧力波が負圧波として吸気通路内を音
速で伝播し、サージタンク壁面で反射して正圧力波とな
り、吸気弁の開弁期間中に燃焼室内に戻されることで得
られる。上記した従来の装置では、サージタンクを回転
させることで延長部長さを可変として、上記正圧力波が
エンジン回転数の全域において吸気弁の開弁期間中に燃
焼室内に戻されるようにしている。
【0005】ところで、上記慣性効果は、圧力波が乱れ
たり、大きく減衰したりすることなく吸気通路内を伝播
することにより得られるものであり、上記した従来の装
置においては、切欠部を有するリング状のテフロン等の
材料から成るシール部材を吸気マニホルドの各軸方向隔
壁部の内周面に形成される環状溝に嵌着し、該シール部
材の内周面をサージタンクの外周面に摺接させることで
隣合う延長部間を気密的に隔離して延長部内での圧力波
の乱れ及び減衰を抑制しようとしている。
【0006】しかしながら、上記した従来の装置におい
ては、常に各シール部材の内周面をサージタンクの外周
面に摺接させているため、サージタンクの自重によりシ
ール部材の面圧が周方向にばらつく状態の中で、サージ
タンク回転時の摺動抵抗の増大を抑制しつつ、隣り合う
延長部間の気密的な隔離を達成するために高い寸法精度
が必要となり、当該エンジンの可変吸気装置の製造コス
トが増大するという問題があった。
【0007】ゆえに、本発明は、当該エンジンの可変吸
気装置において、高い寸法精度を必要とすることなく、
サージタンク回転時の摺動抵抗の増大を抑制しつつ、隣
合う延長部間を気密的に隔離し所望の吸気慣性効果を得
ることを、その課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、エンジンの吸気系に回転可能に
配設されその内部が外気と連通される有底円筒状のサー
ジタンクと、該サージタンクを回転可能に支持すると共
に前記サージタンクの外周を覆う吸気マニホルドと、前
記サージタンクの下流側に前記吸気マニホルドに設けら
れエンジンの各気筒に夫々接続される分岐吸気通路と、
前記吸気マニホルドに形成される軸方向隔壁部により前
記サージタンクの周囲に軸方向に夫々隔離されて設けら
れ前記各分岐吸気通路の一部を構成する延長部と、前記
サージタンクの周壁に形成され前記各延長部と前記サー
ジタンク内部を夫々連通する連通口と、前記各軸方向隔
壁部の内周と前記サージタンクの外周間に夫々設けられ
軸方向に隣合う前記延長部間をシールするシール部材と
を備え、前記サージタンクの回転に応じて前記サージタ
ンクの下流側の吸気通路長さを可変とするエンジンの可
変吸気装置において、前記シール部材を前記各軸方向隔
壁部の内周又は前記各軸方向隔壁部の内周に対向する前
記サージタンクの外周部位に嵌着させると共に、前記シ
ール部材に径方向に延在し、隣合う前記延長部間の圧力
差に応じて軸方向に変形して前記各軸方向隔壁部の内周
に対向する前記サージタンクの外周部位の軸方向端面又
は前記各軸方向隔壁部の軸方向端面に気密的に摺接する
少なくとも1つの環状リップ部を設けたことである。
【0009】上記した手段によれば、各シール部材の環
状リップ部は通常時、各軸方向隔壁部の内周に対向する
前記サージタンクの外周部位の軸方向端面又は各軸方向
隔壁部の軸方向端面と非接触状態にあり、圧力差が生じ
た隣合う延長部間に配置されるシール部材のみがその環
状リップ部を各軸方向隔壁部の内周に対向する前記サー
ジタンクの外周部位の軸方向端面又は各軸方向隔壁部の
軸方向端面に気密的に当接させ、圧力差が生じた隣合う
延長部間をシールする。これにより、サージタンク回転
時の摺動抵抗が小さくされると共に、環状リップ部の変
形により寸法精度のばらつきが吸収され、高い寸法精度
が必要とされることなく、所望の吸気慣性効果が得られ
る。
【0010】上記した手段において、前記シール部材を
前記各軸方向隔壁部の内周に気密的に嵌着させ、前記各
軸方向隔壁部の内周に対向する前記サージタンクの外周
部位に径方向外方に環状に突出する凸部を設けると共
に、該凸部の外周面に環状溝を設け、前記環状リップ部
を隣合う前記延長部間の圧力差に応じて前記環状溝の軸
方向端面に気密的に摺接させることが望ましい。更に、
前記シール部材に隣合う前記延長部間の圧力差に応じて
軸方向に変形して各凸部の軸方向端面に気密的に摺接す
る一対の第2の環状リップ部を設けても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従ったエンジンの
可変吸気装置の実施形態を図面に基づき、説明する。
【0012】図1乃至図3において、10は4気筒型エ
ンジンで、ピストン14が往復動するシリンダ13が形
成されるシリンダブロック12と、ピストン14の頭部
との間に燃焼室15を形成するシリンダヘッド11を有
している。シリンダヘッド11には、燃焼室15にそれ
らの一端が開口する吸気ポート11a及び排気ポート1
1bが形成されており、各吸気ポート11a及び排気ポ
ート11bは図示しない吸気弁及び排気弁により開閉さ
れる。シリンダヘッド11には、各吸気ポート11aの
他端に夫々連通される独立吸気管21をその出口側に有
する吸気マニホルド20が固定されている。吸気マニホ
ルド20の入口側に連通される集合吸気通路の先端には
エアクリーナ25が設けられ、その下流にはエアフロー
メータ26が設けられている。エアフローメータ26の
下流には、スロットルバルブ27が配設され、スロット
ルバルブ27の下流には回転可能にサージタンク30が
設けられている。
【0013】図2に示すように、サージタンク30は一
端が開口した有底円筒状を呈し、吸気マニホルド20の
円筒部内に軸方向に延在している。吸気マニホルド20
の円筒部の一端側には、後述するウォームホイール40
等が収容されるケース36が固定されており、サージタ
ンク30の一端底部に形成される軸部32が軸受34を
介してケース36に回転自在に支承されている。吸気マ
ニホルド20の円筒部の他端側(吸気マニホルド20の
入口側)には、集合吸気管が固定され、該集合吸気管に
サージタンク30の他端に形成される小径筒部31が軸
受33を介して回転自在に支承されていて、サージタン
ク30の内部空間が連通孔を介して集合吸気通路に連通
されている。
【0014】吸気マニホルド20の円筒部には、独立吸
気管21内の分岐通路22にその一端を連通される延長
部23が、内方に向かってサージタンク30に巻き付く
ように渦巻き状に形成されている。延長部23は、図3
に示すように、サージタンク30の径方向において、そ
の内側を独立吸気管21の管壁の延長線上に連続してサ
ージタンク30側に延びる隔壁20bとサージタンク3
0の外周とで画成され、その外側を独立吸気管21にな
だらかに接続される外壁20aと隔壁20bとで画成さ
れている。吸気マニホルド20の円筒部には、これら延
長部23を軸方向に区画する軸方向隔壁部24が形成さ
れ、これら各軸方向隔壁部24の内周面に対向するサー
ジタンク30の外周部位に径方向外方に環状に突出する
凸部37が設けられていて、各凸部37の外周面には図
4及び図5に示すように環状溝37aが夫々形成されて
いる。
【0015】また、各軸方向隔壁部24の内周面には、
径方向外方のその軸方向開口幅が径方向内方の底部の幅
よりも小さくされた環状溝24aが形成されている。図
4及び図5に示されるように、各環状溝24aには、ゴ
ム等の弾性材料から成るリング状のシール部材50の外
周に形成される環状凸部50aが夫々気密的に嵌合され
ている。環状凸部50aは、環状溝24aの断面形状に
沿った断面形状を有していて、シール部材50は環状凸
部50aを環状溝24aに嵌合されることで、軸方向及
び径方向に移動不能とされている。
【0016】本実施形態においては、各シール部材50
には、その内周面に径方向内方に延在する第1環状リッ
プ部50c及び第2環状リップ部50bが設けられてい
る。第1環状リップ部50cは、図4に示すように軸方
向に対に形成されて環状溝37a内に延在しており、通
常時には環状溝37aの軸方向端面に非接触となってい
る。また、第2環状リップ部50bは、シール部材50
の軸方向両端にて凸部37の軸方向両端面に沿って径方
向に延在しており、通常時には凸部37の軸方向両端面
に非接触となっている。第1及び第2環状リップ部50
c、50bは、隣合う延長部23間の圧力差により軸方
向に変形(撓む)可能となっていて、図5に示すよう
に、例えば左側の延長部の圧力が右側に比し低くなる
と、左側の第1環状リップ部50cが環状溝37aの軸
方向一端面に気密的に当接すると共に、右側の第2環状
リップ部50bが凸部37の軸方向一端面に気密的に当
接し、隣合う延長部23間を気密的に隔離する。
【0017】軸方向隔壁部24の間に位置されるサージ
タンク30の筒部には、周方向において同位置にてサー
ジタンク30の内部空間と延長部23とを夫々連通する
連通口35が設けられている。これにより、各延長部2
3がサージタンク30の内部空間を介して集合吸気通路
と連通されている。
【0018】ケース36内には、図2に示すように、軸
部32が突出していて、軸部32の先端がケース36に
軸受41を介して回転自在に支持されていると共に、該
軸部32の外周にウォームホイール40が固定されてい
る。該ウォームホイール40には、電動モータ42の出
力軸に固定される図示しないウォームギヤが噛合されて
おり、電動モータ42の回転によりサージタンク30が
回転されるようになっている。また、軸部32の先端に
は、図示しないポテンショメータ等からなる周知の角度
センサが設けられ、該角度センサの検出信号は図示しな
いコントローラへ送られるようになっていて、電動モー
タ42の回転はエンジンの運転状態(エンジン回転数
等)に応じてコントローラにより制御される。
【0019】以上の構成において、エンジン10の運転
中、吸気は、エアクリーナ25、エアフローメータ26
及びスロットルバルブ27を介してサージタンク30の
内部空間に導入され、連通口35から延長部23及び分
岐通路22を通って各燃焼室15に導かれる。このと
き、ピストン14が上死点から下降し始める際、負圧波
が発生し、この負圧波は各吸気ポート11a、分岐通路
22及び延長部23を上流側に伝播し、連通口35を介
してサージタンク30内に入ってその壁面で反射して正
負が反転するとともに、燃焼室15に伝播して吸気の慣
性効果をもたらし、充填効率が向上させられる。ここ
で、サージタンク30は、エンジン10の回転数に応じ
てサージタンク30の下流側の吸気通路長さを変化すべ
く、連通口35の位置が図3に示すように低速位置LO
と高速位置HIとの間に位置されるように電動モータ4
2により回転制御される。これにより、エンジン回転数
の低速域から高速域までの全域において吸気の慣性効果
を利用でき、吸気の充填効率が高められエンジン出力の
向上が図られる。
【0020】本実施形態においては、各シール部材50
の第1及び第2環状リップ部50c、50bは通常時、
上述したように、各環状溝37aの軸方向端面及び各凸
部37の軸方向端面と非接触状態(図4)にあり、圧力
差が生じた隣合う延長部23間に配置されるシール部材
50のみがその第1及び第2環状リップ部50c、50
bを環状溝37aの軸方向端面及び凸部37の軸方向端
面に気密的に当接させ、圧力差が生じた隣合う延長部2
3間をシールする(図5)。これにより、隣合う延長部
間をシールする各シール部材が常に気密的に摺接させら
れる従来装置に比し、サージタンク30の回転時の摺動
抵抗を小さくすることができ、電動モータ42の小型化
を図ることができる。
【0021】また、各第1及び第2環状リップ部50
c、50bの変形により寸法精度のばらつきが吸収され
ると共に、サージタンク30の自重の影響を第1及び第
2環状リップ部50c、50bの変形は受けることがな
いので、高い寸法精度を必要とすることなく、安定した
摺動抵抗と、隣り合う延長部23間の良好な気密的な隔
離を達成することができる。
【0022】以上のように、本実施形態によれば、高い
寸法精度を必要とすることなく、サージタンク回転時の
摺動抵抗の増大を抑制しつつ、隣合う延長部間を気密的
に隔離し所望の吸気慣性効果を得ることができる。
【0023】図6乃至図9は、シール部材150、25
0、350、450の変形例を示す。図6に示す第1変
形例では、上記した実施形態では第1及び第2環状リッ
プ部による二重シールにより隣合う延長部23間をシー
ルしたのに対し、第2環状リップ部を廃止し、環状溝3
7a内に延在される一対の第1環状リップ部150bの
みとしている。図7に示す第2変形例は、この第1変形
例に対して第1環状リップ部250bを1つにしてい
る。また、図8に示す第3変形例では、この第2変形例
に対してシール部材350の軸方向両端に凸部37の軸
方向両端に沿って径方向に延びる一対の第2環状リップ
部350bを設け、この第2環状リップ部350bと第
1環状リップ部350cの二重シール構造となってい
る。また、図9に示す第4変形例では、図8の第3変形
例の第1環状リップ部を廃止し、凸部37の軸方向両端
に沿って径方向に延びる一対の第2環状リップ部450
bのみを設けている。図6乃至図9に示すいずれの変形
例においても、シール部材150、250、350、4
50は、環状凸部50aを環状溝24aに嵌合されるこ
とで各軸方向隔壁部24に軸方向及び径方向に移動不能
に取付けられ、上記した実施形態と同様に通常時は、環
状溝37aの軸方向端面や凸部37の軸方向端面に非接
触状態で、隣合う延長部23間に圧力差が生じた時に接
触状態となって隣合う延長部23間をシールし、上記し
た実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0024】尚、上記した実施形態及び変形例では、各
シール部材の外周を各軸方向隔壁部に気密的に取付け、
内周にサージタンク外周に気密的に摺接可能な環状リッ
プ部を設ける構成としたが、各シール部材の内周をサー
ジタンク外周に気密的に取付け、外周に各軸方向隔壁部
に気密的に摺接する環状リップ部を設ける構成として本
発明を実施することも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、各シール
部材の環状リップ部は通常時、各軸方向隔壁部の内周に
対向する前記サージタンクの外周部位の軸方向端面又は
各軸方向隔壁部の軸方向端面と非接触状態にあり、圧力
差が生じた隣合う延長部間に配置されるシール部材のみ
がその環状リップ部を各軸方向隔壁部の内周に対向する
前記サージタンクの外周部位の軸方向端面又は各軸方向
隔壁部の軸方向端面に気密的に当接させ、圧力差が生じ
た隣合う延長部間をシールするので、サージタンク回転
時の摺動抵抗を小さくでき、サージタンクの回転のため
の駆動機構の小型化を図ることができる。
【0026】また、各環状リップ部の変形により寸法精
度のばらつきが吸収されると共に、サージタンクの自重
の影響を環状リップ部の変形は受けることがないので、
高い寸法精度を必要とすることなく、安定した摺動抵抗
と、隣り合う延長部間の良好な気密的な隔離を達成する
ことができて、当該エンジンの吸気装置の製造コストを
増大することなく、所望の吸気慣性効果を得ることがで
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った可変吸気装置を備えたエンジン
の外観図である。
【図2】本発明に従ったエンジンの可変吸気装置の一実
施形態を示す図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】隣合う延長部間に圧力差がない通常状態におけ
る図2のC部拡大図である。
【図5】隣合う延長部間に圧力差があるシール状態にお
ける図2のC部拡大図である。。
【図6】図4及び図5に示すシール部材の第1変形例を
示す断面図である。
【図7】図4及び図5に示すシール部材の第2変形例を
示す断面図である。
【図8】図4及び図5に示すシール部材の第3変形例を
示す断面図である。
【図9】図4及び図5に示すシール部材の第4変形例を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 エンジン 11 シリンダヘッド 20 吸気マニホルド 21 独立吸気管 22 分岐通路 23 延長部 24 軸方向隔壁部 30 サージタンク 31、32 軸部 35 連通口 36 ケース 37 凸部 37a 環状溝 40 ウォームホイール 42 電動モータ 50、150、250、350、450 シール部材 50c、150b、250b、350c 第1環状リッ
プ部 50b、350b、450b 第2環状リップ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気系に回転可能に配設され
    その内部が外気と連通される有底円筒状のサージタンク
    と、該サージタンクを回転可能に支持すると共に前記サ
    ージタンクの外周を覆う吸気マニホルドと、前記サージ
    タンクの下流側に前記吸気マニホルドに設けられエンジ
    ンの各気筒に夫々接続される分岐吸気通路と、前記吸気
    マニホルドに形成される軸方向隔壁部により前記サージ
    タンクの周囲に軸方向に夫々隔離されて設けられ前記各
    分岐吸気通路の一部を構成する延長部と、前記サージタ
    ンクの周壁に形成され前記各延長部と前記サージタンク
    内部を夫々連通する連通口と、前記各軸方向隔壁部の内
    周と前記サージタンクの外周間に夫々設けられ軸方向に
    隣合う前記延長部間をシールするシール部材とを備え、
    前記サージタンクの回転に応じて前記サージタンクの下
    流側の吸気通路長さを可変とするエンジンの可変吸気装
    置において、前記シール部材を前記各軸方向隔壁部の内
    周又は前記各軸方向隔壁部の内周に対向する前記サージ
    タンクの外周部位に嵌着させると共に、前記シール部材
    に径方向に延在し、隣合う前記延長部間の圧力差に応じ
    て軸方向に変形して前記各軸方向隔壁部の内周に対向す
    る前記サージタンクの外周部位の軸方向端面又は前記各
    軸方向隔壁部の軸方向端面に気密的に摺接する少なくと
    も1つの環状リップ部を設けたことを特徴とするエンジ
    ンの可変吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部材を前記各軸方向隔壁部の
    内周に気密的に嵌着させ、前記各軸方向隔壁部の内周に
    対向する前記サージタンクの外周部位に径方向外方に環
    状に突出する凸部を設けると共に、該凸部の外周面に環
    状溝を設け、前記環状リップ部を隣合う前記延長部間の
    圧力差に応じて前記環状溝の軸方向端面に気密的に摺接
    させることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの可
    変吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記シール部材に隣合う前記延長部間の
    圧力差に応じて軸方向に変形して各凸部の軸方向端面に
    気密的に摺接する一対の第2の環状リップ部を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のエンジンの可変吸気装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1283335A3 (de) * 2001-08-09 2003-11-26 Pierburg GmbH Luftansaugkanalsystem für Brennkraftmaschinen

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