JP2000007394A - 人工骨材の製造方法およびこの方法により得られた人工骨材 - Google Patents

人工骨材の製造方法およびこの方法により得られた人工骨材

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JP2000007394A JP17550598A JP17550598A JP2000007394A JP 2000007394 A JP2000007394 A JP 2000007394A JP 17550598 A JP17550598 A JP 17550598A JP 17550598 A JP17550598 A JP 17550598A JP 2000007394 A JP2000007394 A JP 2000007394A
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Takeshi Naganami
武 長南
Koji Kawamoto
孝次 川本
Atsushi Kagakui
敦 加岳井
Shingo Sudo
真悟 須藤
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は簡単かつ安価に製造することが
可能で、入手が容易で低価格な添加剤を添加することに
より、高強度、高品質、かつ低吸水率な非焼成型の人工
骨材を製造する方法およびこの方法により得られた人工
骨材の提供を課題とする。 【解決手段】 石炭灰と、硫酸カルシウムと、セメン
ト、酸化カルシウム、水酸化カルシウムの3種から選ば
れた少なくとも1種とを混合して平均粒径を15ミクロ
ン以下、好ましくは10ミクロン以下に粉砕し、該粉砕
物に要すれば発泡剤と水とを添加してスラリ−化したあ
と型枠に鋳込んで養生し、半硬化させ、得られた半硬化
物を所望のサイズに成型し、その後高圧蒸気養生して硬
化物を得、次いで得た硬化物の表面に防水剤を含有させ
て乾燥して人工骨材を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人工骨材に関し、具
体的には石炭火力発電所や石炭焚きボイラーなどから発
生する石炭灰を、土木・建築用などを人工骨材として再
資源化するための人工骨材の製造方法、およびこの方法
により得られた人工骨材に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭は、石油に比べて資源が豊富で単位
発熱量あたりの価格も安価なことから、特に発電用燃料
として大幅な使用量の増加が計画または実施されつつあ
る。その結果、石炭火力発電所や石炭焚きボイラーなど
から発生する石炭灰が、石炭使用量にほぼ比例して増加
し、あるいは増加が予測されている。そのため急増する
石炭灰の有効利用法が大きな課題となっている。
【0003】多量に発生する石炭灰を有効利用するため
には、大きな需要量が見込まれる物に再利用することが
必要であり、この点より人工骨材としての利用が最適と
されている。事実、石炭灰はシンターグレート方式で一
部が骨材化されている。しかし、大多数の石炭灰は国内
では人工骨材として再利用されていない。その原因は、
石炭火力発電所や石炭焚きボイラーなどでは、ボイラー
の水管やボイラー壁への灰の付着を軽減するために、高
融点の灰を発生する石炭を選択して使用しているところ
にある。
【0004】すなわち、上記石炭より発生する高融点の
石炭灰を使用しようとすると、軽量骨材化するために多
量の低融点の粘土や頁岩を石炭灰に混合して焼成しなけ
ればならないが、これらの粘土や頁岩を多量に確保する
のが困難であること、これらの粘土や頁岩を用いるため
には、採掘、運搬、前処理といった工程で多額の費用を
要する結果、人工骨材の製造コストが高くなること、ま
た単位製品あたりの石炭灰の使用率を低くせざるを得
ず、石炭灰の有効利用上必ずしも好ましとは言えないこ
と、さらにはこのようにして得られた従来の人工骨材は
吸水率が高く、骨材として使用するに際して種々の困難
があることなどの問題が有るからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記状況より
なされたものであり、簡単かつ安価に製造することが可
能で、入手が容易で低価格な添加剤を添加することによ
り、高強度、高品質、かつ低吸水率な非焼成型の人工骨
材を製造する方法およびこの方法により得られた人工骨
材の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、単位製品
当たりの石炭灰の使用率を増加してその有効利用率を高
め、高強度で低吸水率の人工骨材の安価な製造方法につ
いて鋭意検討した結果、石炭灰と、セメントと、硫酸カ
ルシウムと、酸化カルシウムおよび/または水酸化カル
シウムから選ばれた少なくとも1種との混合粉砕物に、
所定量の水を添加してスラリ−化したあと型枠に鋳込ん
で養生し、得られた半硬化物を所望のサイズに成型した
あと高圧蒸気養生を施して人工骨材とし、該人工骨材の
表面に防水剤を含有させて乾燥することにより、上記問
題点を解決できることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、上記課題を解決するための本第
1の発明は、石炭灰と、硫酸カルシウムと、セメント、
酸化カルシウム、水酸化カルシウムの3種から選ばれた
少なくとも1種とを混合して平均粒径を15ミクロン以
下、好ましくは10ミクロン以下に粉砕し、該粉砕物に
要すれば発泡剤と水とを添加してスラリ−化したあと型
枠に鋳込んで養生し、半硬化させ、得られた半硬化物を
所望のサイズに成型し、その後高圧蒸気養生して硬化物
を得、次いで得た硬化物の表面に防水剤を含有させて乾
燥して人工骨材を得るものである。
【0008】本発明において、硫酸カルシウムの添加量
は、人工骨材の強度と吸水率および石炭灰の有効利用率
の点より、CaSO4換算で0.5〜10重量%である
ことが望ましい。また、セメント、酸化カルシウム、水
酸化カルシウムの添加量は合量1〜50重量%であるこ
とが望ましい。なお、この際酸化カルシウムと水酸化カ
ルシウムの量はCaO換算にて計算する。
【0009】高圧蒸気養生は、生産性および骨材強度の
点から120℃〜250℃で1時間以上、好ましくは3
時間以上とすることが好ましい。
【0010】本発明において使用しうる防水剤は特に限
定されないが、シリコ−ンオイル、アルキルシリケ−ト
およびその部分重合体などの有機ケイ素化合物が好まし
い。また、骨材重量に対する防水剤の添加量は、コスト
の点から2重量%以下、好ましくは1重量%以下であ
る。
【0011】また、本第2の発明は、前記第1の発明よ
り得られる人工骨材であり、嵩比重が0.5〜1.5
で、かつ吸水率が10%以下である人工骨材である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細およびその作
用についてさらに具体的に説明する。
【0013】本発明は石炭灰と、硫酸カルシウムと、セ
メント、酸化カルシウム、水酸化カルシウムの内から選
ばれる少なくとも1種とを15μm以下、好ましくは1
0μm以下に粉砕し、得た粉砕物に、所定量の水と要す
れば発泡剤とを添加してスラリ−化したあと型枠に鋳込
んで室温で養生し、得られた半硬化物を成型して所定の
蒸気養生を施して人工骨材とし、該人工骨材の表面に防
水剤を含有させて乾燥することによって安価に人工骨材
を製造できるという特徴がある。
【0014】本発明に用いる石炭灰は特に限定されるも
のでなく、例えばフライアッシュとシンダアッシュの混
合物である原粉、JIS A6201に適合するような
フライアッシュ、粗粉、クリンカアッシュを含む全ての
石炭灰を用いることができる。また、前記石炭灰の粒度
は特に限定されるものではない。
【0015】また本発明で用いるセメントは特に限定さ
れないが、例えばJIS規格で規定されている普通ポル
トランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強
ポルトランドセメント、中庸ポルトランドセメント、耐
硫酸塩ポルトランドセメント、白色セメント、超速硬セ
メント、アルミナセメント、シリカセメント、高炉セメ
ント、フライアッシュセメントなどが挙げられる。
【0016】必要に応じ添加されるカルシウム源は石炭
灰中の主成分であるシリカやアルミナとのポゾラン反応
によってさらに高強度を発現させるために、酸化カルシ
ウム、水酸化カルシウムが好ましい。また、硫酸カルシ
ウムも特に限定されず、二水石膏、半水石膏、排煙脱硫
石膏などが挙げられる。
【0017】そして、前記石炭灰と、硫酸カルシウム
と、セメント、酸化カルシウム、水酸化カルシウムの内
の少なくとも1種との混合物は平均粒径15μm以下、
好ましくは10μm以下になるように微粉砕することが
必要である。この際用いる粉砕方法は所定の平均粒径ま
で粉砕できるものであればよく特に限定しない。例え
ば、ポットミル、振動ミル、遊星ミルなどのボ−ルミ
ル、衝突式のジェット粉砕機、タ−ボ粉砕機などが挙げ
られる。なお、混合物を上記平均粒径に粉砕するのは、
最終的に得られる建材の強度と吸水率の点からである。
【0018】骨材化における硫酸カルシウムの配合量
は、人工骨材の強度と吸水率および石炭灰の利用率向上
の点からCaSO4換算で0.5〜10重量%が好まし
く、セメント、酸化カルシウム、水酸化カルシウムとか
らなる群より選ばれた少なくとも1種の配合量は、同様
の理由から1〜50重量%が好ましい。これらの範囲を
外れると得られる人工骨材の強度が劣り、吸水率が高ま
り、かつ石炭灰の利用率を向上することができないから
である。なお、酸化カルシウムと水酸化カルシウムの添
加量の計算はCaO換算で行う。
【0019】また、骨材重量に対する防水剤の添加量
は、コストの点から外割で2重量%以下、好ましくは1
重量%以下である。
【0020】また、石炭灰と硫酸カルシウムと、セメン
ト、酸化カルシウム、水酸化カルシウムとの混合物は所
定量の水で湿式混練するが、採用する混練装置も特に限
定されず汎用の混練装置を用いることができる。
【0021】湿式混練に用いる水量は、固形分に対して
60〜100重量%とすることが好ましい。60重量%
未満では粘性が高く、実操業の際にノズルから吐出し難
い。一方、100重量%を超えると半硬化状態となるま
でに長時間を要するため、生産性が悪くなる。
【0022】前記のような湿式混練時に、必要に応じて
発泡剤を添加する。発泡剤はアルミニウム粉末が好まし
く、添加量は特に限定されるものではないが固形分に対
して0.1重量%以下が好ましい。なお、このとき同時
に気泡安定剤を併用することが好ましい。
【0023】このようにして調整したスラリ−を型枠に
鋳込んで養生するが、型枠は特に限定されず、例えばバ
ッチ式の箱形や半硬化体を細分するピアノ線メッシュを
備え、かつ押し切り装置に合わせた大きさで連続的に鋳
込み細分化が可能な型枠などが挙げられる。ピアノ線メ
ッシュの線径や目開きも特に限定されるものでなく、所
望の粒径の骨材が得られるように適宜選択すればよい。
そして、養生時の温度は生産性を考慮した場合、30〜
90℃が好ましい。
【0024】半硬化体を所望の大きさに切断するには、
例えば張力をかけたピアノ線で切断するか、または鋼製
の丸棒などで破断して細粒化し、これを転動造粒機にか
けて角取りを行うと同時に表層の細孔を潰して緻密化さ
せる。次に、このように成形した半硬化体を更に養生す
る。
【0025】養生方法は、湿潤養生、常圧の蒸気養生お
よび高圧の蒸気養生が知られているが、本発明では高圧
蒸気養生法を用いる。常圧蒸気養生のみでは強度発現ま
で長期間の養生を要するために生産性が悪く、また高圧
蒸気養生を施した骨材と比較して強度の点で劣るといっ
た欠点がある。高圧蒸気養生はオ−トクレ−ブ中で行う
が、硫酸カルシウム、セメント、酸化カルシウム、水酸
化カルシウムなどの割合によって最適条件が変化するた
めに予めこれらの割合に応じて条件を求めておくことが
好ましいが、生産性および骨材強度の点から120℃〜
250℃で1時間以上、好ましくは3時間以上養生す
る。
【0026】このように高圧蒸気養生を施して骨材化し
た後、得られた骨材の表面に防水剤を含有させて乾燥す
ることが好ましい。この際使用する防水剤は特に限定さ
れないが、シリコ−ンオイル、アルキルシリケ−トおよ
びその部分重合体などの有機ケイ素化合物が挙げられ
る。また、骨材重量に対する防水剤の添加量は、コスト
の点から2重量%以下、好ましくは1重量%以下であ
る。
【0027】
【実施例】以下の実施例および比較例により、本発明を
さらに説明する。ただし、本発明は下記実施例に限定さ
れるものでない。
【0028】なお、用いた石炭灰の主成分は、Si
2:56.20% ,Al23:32.10%, F
23:3.57%, CaO:0.59%, Mg
O:1.40%, Na2O:0.22% , K2O:
0.48%のものである。
【0029】[実施例1]石炭灰79重量%、セメント
20重量%、半水石膏1重量%からなる骨材配合原料
を、ボ−ルミルにて平均粒径が5μmとなるように混合
粉砕した。該粉砕物130gと水86.7gを万能混合
攪拌機にて混練してスラリ−化し、これを40℃に保持
した型枠に流し込み40℃で相対湿度95%雰囲気下に
おいて3.5時間の養生を行った。半硬化した成形体を
脱型後、目開き10mm、線径0.25mmφのピアノ
線メッシュで押し切りながら直径約10mmの立方体状
に切断し、パンペレタイザ−で転動しながら約10mm
φの球状に加工した。これをオ−トクレ−ブに充填し、
185℃(蒸気圧10.5kg/cm2)で8時間の高
圧蒸気養生を行った。
【0030】得られた骨材を有機変性シリコ−ンオイル
(東レ・ダウコ−ニング・シリコ−ン社製 BY16−
846)を25%含有するトルエン溶液を含浸させた
後、120℃で2時間乾燥して0.7%のシリコ−ンオ
イル被覆人工骨材を得た。 このようにして得た人工骨
材の評価として、嵩比重と吸水率および圧漬強度(一軸
圧縮破壊荷重)の測定を行った。なお、圧潰強度は圧潰
試験機によって、吸水率はJIS A 1110によっ
て直径10mmの各人工骨材について測定し、その平均
値を求めた。評価結果を表1に示した。
表1に示すように、嵩比重1.44、吸水率
4.3%、圧潰強度105kgfの骨材が得られた。
【0031】[実施例2]有機変性シリコ−ンオイルの
添加量を0.9重量%となるした以外は実施例1と同様
にして実施例2を得た。評価結果を表1に併せて示す。
表1に示すように、実施例2は嵩比重1.45、吸水率
2.2%、圧潰強度110kgfの骨材が得られた。
【0032】[実施例3]石炭灰89重量%、セメント
10重量%、半水石膏1重量%とした以外は実施例1と
同様にして実施例3を得た。評価結果を表1に併せて示
す。表1に示すように、嵩比重1.46、吸水率3.9
%、圧潰強度36kgfの骨材が得られた。
【0033】[実施例4]石炭灰85重量%、セメント
10重量%、酸化カルシウム4重量%、半水石膏1重量
%とした以外は実施例1と同様にして実施例4を得た。
評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比
重1.44、吸水率5.4%、圧潰強度69kgfの骨
材が得られた。
【0034】[実施例5]混練時に、発泡剤としてアル
ミニウム粉末0.026gおよび気泡安定剤としてオレ
イン酸0.09gを添加し、4時間かけて半硬化した以
外は、実施例1と同様にして実施例5を得た。評価結果
を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比重1.2
6,吸水率4.6%、圧潰強度61kgfの骨材が得ら
れた。
【0035】[実施例6]アルミニウム粉末0.078
gとした以外は、実施例5と同様にして実施例6を得
た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、
嵩比重1.04、吸水率5%、圧潰強度30kgfの骨
材が得られた。
【0036】[実施例7]石炭灰84重量%、セメント
15重量%、半水石膏1重量%とした以外は、実施例5
と同様にして実施例7を得た。評価結果を表1に併せて
示す。表1に示すように、嵩比重1.24、吸水率4.
1%、圧潰強度40kgfの骨材が得られた。
【0037】[実施例8]骨材配合原料を平均粒径10
μmになるように粉砕し、4.5時間かけて半硬化した
以外は実施例5と同様にして実施例8を得た。評価結果
を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比重1.2
2、吸水率4.5%、圧潰強度60kgfの骨材が得ら
れた。
【0038】[実施例9]骨材配合原料を平均粒径14
μmになるように粉砕し、7時間かけて半硬化した以外
は実施例5と同様にして実施例9を得た。評価結果を表
1に併せて示す。表1に示すように、嵩比重1.17,
吸水率4.5%、圧潰強度53kgfの骨材が得られ
た。
【0039】[実施例10]半硬化体を1辺が約10m
mの立方体状に切断した後、パンペレタイザ−で極緩く
転動させた以外は実施例5と同様にして実施例10を得
た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、
嵩比重0.89、吸水率7.7%、圧潰強度43kgf
の骨材が得られた。
【0040】[実施例11]石炭灰69重量%、セメン
ト30重量%とした以外は、実施例10と同様にして実
施例11を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に
示すように、嵩比重0.96、吸水率7.3%、圧潰強
度82kgfの骨材が得られた。
【0041】[実施例12]石炭灰59重量%、セメン
ト40重量%とした以外は、実施例10と同様にして実
施例12を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に
示すように、嵩比重0.99、吸水率7.4%、圧潰強
度101kgfの骨材が得られた。
【0042】[実施例13]石炭灰49重量%、セメン
ト50重量%とした以外は、実施例10と同様にして実
施例13を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に
示すように、嵩比重1.11、吸水率7.1%、圧潰強
度111kgfの骨材が得られた。
【0043】[実施例14]石炭灰79重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で20重量%とした以外は、実施
例1と同様にして実施例14を得た。評価結果を表1に
併せて示す。表1に示すように、嵩比重1.31、吸水
率7.7%、圧潰強度93kgfの骨材が得られた。
【0044】[実施例15]有機変性シリコ−ンオイル
の添加量を0.9重量%となるした以外は実施例1と同
様にして実施例15を得た。評価結果を表1に併せて示
す。表1に示すように、実施例14は嵩比重1.33、
吸水率4.5%、圧潰強度96kgfの骨材が得られ
た。
【0045】[実施例16]石炭灰89重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で10重量%、半水石膏1重量%
とした以外は実施例1と同様にして実施例16を得た。
評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比
重1.43、吸水率7.8%、圧潰強度90kgfの骨
材が得られた。
【0046】[実施例17]石炭灰85重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で10重量%、セメント4重量
%、半水石膏1重量%とした以外は実施例1と同様にし
て実施例4を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1
に示すように、嵩比重1.50、吸水率7.5%、圧潰
強度103kgfの骨材が得られた。
【0047】[実施例18]混練時に、発泡剤としてア
ルミニウム粉末0.026gおよび気泡安定剤としてオ
レイン酸0.09gを添加し、4時間かけて半硬化した
以外は、実施例14と同様にして実施例18を得た。評
価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比重
1.15,吸水率8.2%、圧潰強度54kgfの骨材
が得られた。
【0048】[実施例19]アルミニウム粉末0.07
8gとした以外は、実施例18と同様にして実施例19
を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すよう
に、嵩比重0.95、吸水率9.0%、圧潰強度27k
gfの骨材が得られた。
【0049】[実施例20]石炭灰84重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で15重量%、半水石膏1重量%
とした以外は、実施例18と同様にして実施例20を得
た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、
嵩比重1.17、吸水率8.0%、圧潰強度49kgf
の骨材が得られた。
【0050】[実施例21]骨材配合原料を平均粒径1
0μmになるように粉砕し、4.5時間かけて半硬化し
た以外は実施例18と同様にして実施例21を得た。評
価結果を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比重
1.13、吸水率8.4%、圧潰強度51kgfの骨材
が得られた。
【0051】[実施例22]骨材配合原料を平均粒径1
4μmになるように粉砕し、7時間かけて半硬化した以
外は実施例18と同様にして実施例22を得た。評価結
果を表1に併せて示す。表1に示すように、嵩比重1.
07,吸水率8.8%、圧潰強度46kgfの骨材が得
られた。
【0052】[実施例23]半硬化体を1辺が約10m
mの立方体状に切断した後、パンペレタイザ−で極緩く
転動させた以外は実施例18と同様にして実施例23を
得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すよう
に、嵩比重0.81、吸水率9.7%、圧潰強度40k
gfの骨材が得られた。
【0053】[実施例24]石炭灰69重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で30重量%とした以外は、実施
例23と同様にして実施例24を得た。評価結果を表1
に併せて示す。表1に示すように、嵩比重0.83、吸
水率9.8%、圧潰強度50kgfの骨材が得られた。
【0054】[実施例25]石炭灰59重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で40重量%とした以外は、実施
例23と同様にして実施例25を得た。評価結果を表1
に併せて示す。表1に示すように、嵩比重0.84、吸
水率9.2%、圧潰強度55kgfの骨材が得られた。
【0055】[実施例26]石炭灰49重量%、酸化カ
ルシウムをCaO換算で50重量%とした以外は、実施
例23と同様にして実施例26を得た。評価結果を表1
に併せて示す。表1に示すように、嵩比重0.85、吸
水率8.8%、圧潰強度59kgfの骨材が得られた。
【0056】[比較例1]有機変性シリコーンオイルの
添加量を0重量%とした以外は実施例1と同様にして比
較例1を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示
すように嵩比重1.44、吸水率32.1%、圧潰強度
103kgfと吸水率が30%以上と高い骨材であっ
た。
【0057】[比較例2]高圧蒸気養生を行わず常圧蒸
気養生のみ7日間行った以外は、実施例5と同様にして
比較例2を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1に
示すように、嵩比重1.33、吸水率が4.8%、圧潰
強度11kgfと圧潰強度が低い骨材であった。 [比較例3]有機変性シリコーンオイルの添加量を0重
量%とした以外は実施例14と同様にして比較例3を得
た。評価結果を表1に併せて示す。表1に示すように嵩
比重1.31、吸水率40.5%、圧潰強度91と吸水
率が30%以上と高い骨材であった。
【0058】[比較例4]高圧蒸気養生を行わず常圧蒸
気養生のみ7日間行った以外は、実施例14と同様にし
て比較例4を得た。評価結果を表1に併せて示す。表1
に示すように、嵩比重1.23、吸水率が8.3%、圧
潰強度5kgfと圧潰強度は低い骨材であった。 [従来例1,2]市販の人工骨材であるメサライト(従
来例1)とエフエイライト(従来例2)の評価結果を表
1に併せて示す。
表1に示すように、いずれの骨材も高強度である
が、吸水率が10%以上と高い。
【0059】
【0060】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、石炭火力発電所や石炭焚きボイラーなどから発生す
る石炭灰を原料として、非焼成型の人工骨材を低コスト
で効率的に生産することができる。従って、産業廃棄物
を埋め立てて処理することなく、特に土木・建築材料な
どに再資源化できることから、環境の保全とエネルギー
の安定供給に寄与するところ大である。
フロントページの続き (72)発明者 須藤 真悟 千葉県 市川市 中国分 3−18−5 住 友金属鉱山株式会社中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭灰と、硫酸カルシウムと、セメン
    ト、酸化カルシウム、水酸化カルシウムの3種から選ば
    れた少なくとも1種とを混合して混合物を得、該混合物
    を平均粒径15ミクロン以下に粉砕し、該粉砕物に要す
    れば発泡剤と水とを添加してスラリ−化した後、型枠に
    鋳込んで養生し、半硬化させ、得られた半硬化物を所望
    のサイズに成型し、その後高圧蒸気養生して硬化物を
    得、次いで得た硬化物の表面に防水剤を含有させて乾燥
    して人工骨材を得ることを特徴とする人工骨材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 防水剤がシリコ−ンオイル、アルキルシ
    リケ−トおよびその部分重合体などの有機ケイ素化合物
    の少なくともいずれか1種であり、防水剤の添加量が、
    骨材重量に対して2重量%以下である請求項1記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 硫酸カルシウムの添加量が、CaSO4
    換算で0.5〜10重量%であり、セメント、酸化カル
    シウム、水酸化カルシウムの内の少なくとも1種の添加
    量が、単独あるいは合量で1〜50重量%であり、この
    際に酸化カルシウムと水酸化カルシウムの量をCaO換
    算にて計算する請求項1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 120℃〜250℃で1時間以上、好ま
    しくは3時間以上の高圧蒸気養生をすることを特徴とす
    る請求項1〜3記載のいずれかの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載のいずれかの方法で得
    られる人工骨材であり、嵩比重が0.5〜1.5で、か
    つ吸水率が10%以下である人工骨材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015067526A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 太平洋セメント株式会社 石炭灰の処理方法及びその処理産物の石炭灰残渣硬化物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015067526A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 太平洋セメント株式会社 石炭灰の処理方法及びその処理産物の石炭灰残渣硬化物

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