JP2000006961A - ラップフィルムの収納箱 - Google Patents
ラップフィルムの収納箱Info
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Abstract
切れ目が入った後は、切断が止まることなく連続的に伝
播するフィルムの切断性に優れたラップフィルムの収納
箱を提供すること。 【解決手段】 切断部の中央部分の各刃先の先端を結ぶ
仮想線が直線をなし、切断部の両端部分の各刃先の先端
を結ぶ仮想線が、切断部の両端に向かうほど順次緩やか
に底板方向に傾斜した複数の曲線又は直線の組み合わせ
からなり、且つその最両端の刃先は、中央部分の刃先の
位置より2〜15mm底板方向に突出しているラップフ
ィルム収納箱。
Description
売業等で、主として食品の直接包装用に汎用されている
ラップフィルムの収納箱に関する。特にラップフィルム
の切断性に優れた収納箱の技術に関する。
2、後板3及び脇板8の各壁面で形成される上部が開口
した長方体の収納室13と、その収納室13の後板3の
上端縁から開閉可能で収納室を覆う方向に接続した蓋板
4と、その蓋板4の前端縁から前板を覆う方向に延出し
た掩蓋片5、その両脇に設けられた掩蓋片脇板11の各
壁面で形成される蓋体とでなる直方体の箱で、収納室1
3に収納したフィルム巻回体RからフィルムFを引き出
し、上記掩蓋片5の先端縁部に配備した長尺状の切断部
Kで切断するラップフィルムの収納箱が知られている。
『持ち上げ切り』『水平開き切り』『中央回転切り』な
どの3種類に区別される。この切断方法はいずれも、掩
蓋片5の表面の長手中央を押さえた親指と、引き出した
フィルム端を保持した手との間でフィルムに張力を与
え、その張力でフィルムに刃先を食い込ませて切断する
点が共通しているが、張力の与え方で3通りとも相違し
ている。『持ち上げ切り』は、手で保持するフィルム端
を持ち上げ、切断部の一端から他端に向けて順次に当接
する方向にフィルムに張力を加えて、順次切断する切り
方である。
ルムとの水平関係は維持したまま、次に箱を保持してい
る手首を水平横に振り広げることでフィルムに張力を加
え、切断部の一端から他端に向けて順次切断する切り方
である。『中央回転切り』は、箱と引き出したフィルム
との水平関係は維持したまま、次に保持している箱を手
首で下方側に回転させて、フィルムに張力を加え、箱中
央部の突出した切断部によって、フィルム(幅)の中央
部から両側端に向けて順次切断する切り方である。これ
らは、いずれも箱部位の長手方向のほぼ全域に配置され
た長尺状の切断部のの刃先でフィルムを切断するもので
あり、それらに応じた切断方法を採用することで、フィ
ルムは切断部の形状に沿って正確に切断されるのであ
る。
は直線状のものが大部分で、使用者は『持ち上げ切り』
『水平開き切り』の様な、フィルム端部から切断するこ
とに慣れ親しんでおり、この種の切り方が圧倒的に多
い。従来よりこの2種の切り方におけるフィルムの切断
性の良し悪しは、軽い力で切断できるかどうかが重要視
されてきた。ラップフィルムは、一旦切れ目が入ると後
は伝播切れで軽く切れるが、初期の切れ目を入れる時に
最大の力が必要であり、前述の慣れ親しんだ切り方を合
わせ考えると、如何に軽い力でフィルム端部に初期の切
れ目を入れることが出来るかが問題となる。
は、切断部の中央部分が直線状であり、長手方向の両端
部分を底辺方向に1本の直線や円弧で傾斜させている切
断具を有する収納箱が開示されている。又、実開平3−
15330号公報には、切断部が中央を頂点として、そ
の両側が下向きに傾斜する逆V字形切断具を有する収納
箱が開示されている。
ィルム端部に軽い力で初期の切れ目を付けることが出来
るが、その後フィルムの切断を継続すると切断部の偏曲
点、つまり実開平2−138130号公報では両端部分
から中央部分への変わり目、実開平3−15330号公
報では切断部の中央部分で、切断が停止したり、切断抵
抗が急激に増大し切断途中で更に強い力を加える必要が
ある等、フィルム全幅に渡り一気に軽い力で切断が出来
ないという問題がある。本発明は、この様な問題を解決
し、フィルムへの初期の切れ目が軽く入り、一旦切れ目
が入った後は、切断が止まることなく連続的に伝播する
フィルムの切断性に優れたラップフィルムの収納箱を提
供することを目的とする。
達成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至っ
た。すなわち、本発明は、前板、底板、後板、及び脇板
の各壁面で形成される上部が開口した直方体の収納室
と、前記後板の上端縁から収納室を覆う方向に接続して
設けられた蓋板、前記蓋板の前端縁から前記前板を覆う
方向に延出した掩蓋片、全記掩蓋片の両脇に設けられた
掩蓋片脇板の各壁面で形成される蓋体とからなり、前記
掩蓋片の先端縁部に複数の刃山からなる長尺状切断部が
設けられているラップフィルムの収納箱において、前記
切断部の中央部分の各刃先の先端を結ぶ仮想線が直線を
なすこと、前記切断部の両端部分の各刃先の先端を結ぶ
仮想線が、切断部の両端に向かうほど順次緩やかに底板
方向に傾斜した複数の曲線、又は直線の組み合わせから
なり、且つその最両端の刃先は中央部分の刃先の位置よ
り2〜15mm底板方向に突出していることを特徴とす
るラップフィルムの収納箱であり、更には、切断部の中
央部分の各刃先の先端を結ぶ仮想線が、90〜220m
mの長さの範囲で直線である前記ラップフィルムの収納
箱、切断部の中央部分の各刃先の先端を結ぶ仮想線が、
底板と前板との稜線と実質的に平行である前記ラップフ
ィルムの収納箱である。以下本発明を詳細に説明する。
は、従来技術が、切断部の刃先の各先端を結ぶ仮想線が
長手方向の両端部を底板方向に傾斜させるのみであるに
対し、本発明はその両端部分の底板方向への突出量、中
央部分の底板と前板の間の稜線に実質平行な直線部分の
長さ、両端部の形状を特定することである。上記従来技
術と相違するところの本発明の構成要件の役割は、フィ
ルムへの初期の切れ目が軽く入り、その後止まることな
く軽い力で連続的に切断することである。
る。図2は、収納箱に配備した切断部によってフィルム
を切断する際の、切断に要する力を表す模式図(切断力
の細かな変動は省略してある)である。引き出したフィ
ルム端にフォースゲ−ジ(荷重計測器)を取り付け、収
納箱に配備した切断部によって切断する際の、切断に要
する力と時間を連続的に測定したものを波形として表し
た図で、縦軸は切断力、横軸は切断時間を示している。
図2aは従来技術である逆V字形切断具により、図2b
は従来技術である逆凹形切断具により、図2cは本発明
の切断具により、塩化ビニリデン系ラップフィルム(幅
30cm,厚み10ミクロン)を前述の『水平開き切
り』で切断した際の切断力ー切断時間の波形を示す。
な力のピークA1と、切断具の中央付近で刃の形状が変
化する偏曲点でのピークA2が発生する。図2bは、初
期の切れ目を入れるのに必要な力のピークB1と、切断
具の形状が変化する偏曲点でのピークB2,B3が発生
する。つまり、従来技術の切断具による切断は、切断途
中で再度力を加え直す必要があるような不連続点が見ら
れ、切断が止まることなく軽い力で連続的に切断するこ
とが出来ない。これに対し本発明の図2cは、従来技術
とは全く異なった挙動、即ち、初期の切れ目を入れるの
に必要な力のピークC1の発生以降は再度大きなピーク
が発生することなく、軽い力で連続的に切断されること
を示している。
本発明に係わるラップフィルムの収納箱を示した斜視図
である。まず、本発明の切断部の中央部分の各刃先の先
端を結ぶ仮想線B−Cは、直線が必要であり、特に90
〜220mmの長さの範囲で直線をなしていることが好
ましい。仮想線B−Cの長さが直線、特に90〜220
mmの長さの範囲で直線のものは、A−BとB−C及び
B−CとC−Dの交わる角度が緩やかで偏曲点での切断
抵抗は小さく、軽い力で連続した切断が可能である。仮
想線B−Cの長さが90mm未満の場合には、A−Bと
B−C及びB−CとC−Dの交わる角度が緩やかで偏曲
点での切断抵抗は小さいが、切断方向が連続的に変化す
る領域が長いので、切断の伝播部分の切断力の変化が長
時間持続し安定性が悪い。また、仮想線B−Cの長さが
220mmより長い場合には、切断部の中央部から両端
へ傾斜する部分の角度が急になるので、切断方向が急激
に変化する偏曲点が切断部に存在し、軽い力で連続した
切断が困難となる。
き切り』の様な、フィルム端部から切断する場合には、
フィルムの右端から切り始める人と左端からと切り始め
る人がいることを考慮すると、左右どちらから切り始め
ても同じ切断性能であることが好ましい。この点から、
本発明の収納箱においては、前述の仮想線B−Cは収納
箱の底板2と前板1との間の稜線Lに対して実質的に平
行な直線であることが好ましい。ここで、実質的に平行
な直線とは、B点から稜線Lへの垂線の長さとC点から
稜線Lへの垂線の長さが等しく、B−C間にあるほぼ全
ての刃山の先端がB−C間を結んだ直線上に位置するこ
とである。
の長手方向の両端部A−B、C−Dは緩やかに底板方向
に傾斜しており、最両端部A、Dの刃先は、中央部B−
Cの刃先の位置より2mm〜15mm下方の位置にある
ことが必要である。切断部の長手方向の両端部A−B、
C−Dが緩やかに底板方向に傾斜しているものは、フィ
ルムに初期の切れ目が入った後の切断の伝播において、
軽い力で連続した切断が可能である。急な傾斜では両端
部A−B、C−Dと中央部B−Cの切断線の交わる角度
が大きくなり、前述の通り切断が途中で止まるなど連続
した切断が困難である。最両端部の刃先が、中央部の刃
先の位置より2mm〜15mm下方の位置にあるのは、
この突出部によって極めて容易且つ軽い力で、フィルム
に初期の切れ目を形成させることと、ラップフィルム収
納箱としての使い勝手を両立させるためである。
た代表的な切断方法はいずれも、掩蓋片の表面の長手中
央を押さえた親指と、引き出したフィルム端を保持した
手との間でフィルムに張力を与え、その張力でフィルム
に刃先を食い込ませて切断するものであるが、図1のよ
うに一般に広く市販されている全体が平坦な直線状の切
断部を有する収納箱では、フィルムに強いひねりを与え
なければ、フィルムに初期の切れ目が入り難いという問
題がある。本発明の様に切断部の最両端部の突出量を2
mm〜15mmにすることで、適度のひねりで初期の切
れ目をつけることが可能になる。突出量が2mm未満で
は、全体が平坦な直線状の切断部と同程度の強いひねり
が必要となり、それでも切断が困難な場合は収納箱を引
き出したフィルム側に傾ける必要が生じ、消費者にとっ
ては習熟を要すほどの難しい切断方法となる。突出量が
15mmを超えるものは、両端部分の傾斜が大きすぎて
フィルムが刃先へ食い込む前に滑り、次々と刃先を滑り
フィルムに皺が発生し、切断困難となる。
部の中央部から両端へ緩やかに傾斜する部分A−B、C
−Dの各刃先の先端を結ぶ仮想線が、複数の曲線又は直
線の組み合わせからなることが必要である。図4は切断
部のA−B,B−Cの一部の拡大図である。図4aは複
数の曲線(円弧A−P,円弧P−Bの2本)、図4bは
複数の直線(図はA−Q,Q−Bの2本)の組み合わせ
からなるものを例示した。切断部の中央部から両端へ緩
やかに傾斜する部分A−B、C−Dの各刃先の先端を結
ぶ仮想線が、複数の曲線又は直線の組み合わせからなる
ことにより、フィルムに初期の切れ目が入った後の切断
の伝播において、更に強い力を加える必要がなく、軽い
力で一気に切断できる。なお、図4aは三角形状の刃山
が連続したもの、図4bは刃山間に平坦部を有するもの
を例示している。
一本の直線の場合には、切断線A−BとB−Cあるいは
C−DとB−Dの交わる角度が大きくなり、前述の図2
a,bで詳細に説明した通り、切断途中で何回かの切断
力のピークが発生し、軽い力で一気に切断することが難
しくなる。本発明の収納箱において切断部の配備位置は
掩蓋片の先端縁部であるが、切断部の長手方向の最両端
A、Dが収納箱の底板2と前板1の稜線Lから18mm
以下の位置に配備することで収納箱としての使い勝手、
つまりフィルムを引き出す際のフィルム端の摘み易さが
特に良くなる。使用者の多くは、フィルムを引き出す際
に長手方向中央部のフィルム端を摘む。切断部の中央部
B−Cが蓋板4の前端縁6に近い形状のもの、つまり1
8mmを越すものは、切断後に前板1の長手方向中央部
にかかるフィルムが短くなり摘み難くなり、更に前板上
中央部に切断後のフィルム端が収納箱内に巻き戻らない
ためにフィルム仮留め部を配備した収納箱において、そ
の現象が顕著である。18mm以下の下限は0mmで支
障ない。
部を構成する刃山の形状は、従来ラップフィルムを切断
するのに用いられている公知のものであれば特に制限は
ないが、刃山を構成する三角形の頂点Eを通る収納箱の
底板2と前板1の稜線Lの垂線が、その刃の頂点Eの角
度を二等分する様なものは、以下の点でより好ましい。
図5は切断部の刃山の拡大図である。点線は仮想した二
等辺三角形の頂点Eと底辺の中点Gとを結ぶ直線の延長
線であり、且つ収納箱の底板2と前板1の稜線Lに対す
る垂線を表す。図5に示すようにすることによって、引
き出したフィルム面に対し刃山の頂点Eがほぼ垂直に突
き刺さり、フィルムに切れ目を軽く入れることが出来
る。又、特開平8−318935号公報記載の刃山つま
り、高さ0.4mm以上0.6mm以下、頂角55度以
上65度以下、ピッチ(刃山間距離)0.72mm以上
1.46mm以下で相隣れる刃山間の形状が平坦状であ
るものは、フィルムの切断端部から意図しない方向への
裂けの防止から好適である。又、長尺状の切断部の全て
の刃山が同一の形状である必要はなく、例えば切断開始
の初期の切れ目を入れ易くするため両端部は、中央部よ
り刃山を高くしたり鋭利にしてもよい。
の材質は、特に制限はない。金属、バルカナイズド紙、
樹脂含浸硬化紙、砥粒、砥粒固着紙等、ラップフィルム
の切断具として従来公知のものでよい。金属製のもの
は、その材質特性(硬度や剛性)が他の材質と比べ優れ
ているので切断性能が良く好適である。その場合、切断
部の両端付近の箱体面との間に薄膜状体が両端からはみ
出す状態で介在しているものは、収納箱廃棄の際に金属
刃を分別廃棄し易く好ましい。
ニリデン系,塩化ビニル系,オレフィン系等の食品包装
に一般に用いられている合成樹脂フィルムであれば特に
制限はない。塩化ビニリデン系フィルムは引き裂き伝播
強度が小さいので切断性能が良く好ましい。又、フィル
ム幅は特に制限はないが、一般家庭用として広く市販さ
れているおよそ30cm幅以下のものが好適であり、ラ
ップフィルムの幅により収納箱の長手方向の長さと切断
部の長手方向の長さは適宜変えることができる。本発明
のフィルム収納箱の寸法は特に制限はないが、一般に高
さ44〜54mm、奥行き44〜54mm、長さ153
〜313mmである。
しく説明する。なお、本発明に用いた評価方法及び評価
尺度は次の通りである。 (1)切断性能 熟練した(感性の高い)モニター1人を厳選し官能テス
トを実施した。即ち、水平開き切りを繰り返し、フィル
ム切断時の感触(フィルム切断開始時の初期の切れ目の
入り易さ)で評価する。評価尺度を表1に示す。 (2)切断性能(切断力) 上記(1)と同一のモニターが、フィルム切断時にフィ
ルムの引き出し端の中央を荷重計測器(フォースゲー
ジ:FGX−2R,シンポ工業製)で保持し、箱を持っ
た手を操作することでフィルムを切断しその時の切断力
ー切断時間の波形で評価した。評価尺度を表2に示す。
部のフィルム端を摘む、約15cmほど引き出す、引き
出したフィルムを水平開き切りをする、と言う操作を巻
層フィルム(20m巻)1本分につき繰り返し実施し、
フィルムを引き出そうとする際の摘み易さ(前板側に垂
れ下がっているフィルムの摘み代の長さ)の感触で評価
する。表3に評価尺度を示す。 (4)総合評価 前記3項目の結果を総合して評価した。表4に評価尺度
を示す。
するが、これらは本発明の範囲を制限しない。実施例に
供する箱体の基本構造(切断部は除く)は図1に示すも
のと同じ、つまり前板、底板、後板、及び脇板の各壁面
で形成される上部が開口した、高さ46mm、奥行き4
6mm、長さが311mmの収納室と、その収納室の後
板の上端縁から開閉可能で収納室を覆う方向に連接した
蓋板と、その蓋板の前端縁から前板を覆う方向に延出し
た掩蓋片と脇掩蓋片の各壁面で形成される蓋体からなる
直方体の箱体であり、収納室に収納した巻回フィルム
(幅30cm×長さ20m×厚み10ミクロンの塩化ビ
ニリデン系フィルムを外径41mm長さ308mmの円
筒状の紙管に巻いたもの)からラップフイルムを必要量
引き出し、切断して用いるラップフイルムの収納箱であ
る。この収納箱を基本として、切断部のみを変更し実施
例1(実験NO.1〜8)、比較例(実験NO.9〜1
1)とした。
調質度DR−8,厚み0.17mm(JIS G330
3)]を用い、切断部の長手方向の長さを304mm、
刃山の形状を高さ0.50mm、頂角60度の二等辺三
角形に統一した。又、刃山間に平坦部を設ける場合、平
坦部の長さは0.5mmとした。切断部の配備位置は、
実施例,比較例共に、図1に示したような掩蓋片の先端
縁部であり、切断部の中央部分の直線状の刃山を結ぶ仮
想線と、底板2と前板1の稜線Lとの距離を18.0m
mに統一した。これらの切断部の詳細を表5に示し、上
記の評価項目で評価した結果を表6に示す。
m,15cm、それに対応して収納室の長手方向の長さ
を23,8cm,15.8cm及び切断部の長手方向の
長さを23.1cm,15.6cm,とそれぞれ変更し
たものを実施例2(実験NO.12,13)とした。こ
れらの切断部の詳細を表7に示し、上記の評価項目で評
価した結果を表8に示す。
験NO.1,3(実施例1)と実験NO.9,10(比
較例)より最両端部分の刃先は中央部分の刃先より2m
m〜15mmの範囲で底板方向に突出しているものが初
期の切れ目が入り易い。又、実験NO.3,4(実施例
1)と実験NO.7,8(実施例1)より中央部分の直
線の長さは90mm〜220mmの範囲ものが、初期の
切れ目の入り易さと切断力ー切断時間の波形との調和が
とれたものであると言うことである。
実験NO.11(比較例)より、両端部分の刃先を結ぶ
仮想線の形状は、1本の直線よりは複数の曲線又は直線
の組み合わせの方が、切断力ー切断時間の波形にフィル
ムに初期の切れ目を入れる時に発生するピーク力以外に
ピークが発生せず滑らかで一気に連続した切断が可能で
あると言うことである。又、表8の実施例2の結果より
ラップフィルムの幅を変更しても効果が発現することが
確認できる。
フィルム収納箱は、高水準の切断性能(フィルムの初期
の切れ目の入り易さと滑らかで一気に切断できる性能)
の発現と収納箱としての使い勝手(フィルムの摘み易
さ)を両立させる効果がある。
出した状態を示す斜視図である。
a,bは従来の切断部、図2cは本発明の切断部を用い
た時の波形を示す模式図である。
き出した状態を示す斜視図である。
かり易く示した模式図である。
易く示した模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 前板、底板、後板、及び脇板の各壁面で
形成される上部が開口した直方体の収納室と、前記後板
の上端縁から収納室を覆う方向に接続して設けられた蓋
板、前記蓋板の前端縁から前記前板を覆う方向に延出し
た掩蓋片、全記掩蓋片の両脇に設けられた掩蓋片脇板の
各壁面で形成される蓋体とからなり、前記掩蓋片の先端
縁部に複数の刃山からなる長尺状切断部が設けられてい
るラップフィルムの収納箱において、前記切断部の中央
部分の各刃先の先端を結ぶ仮想線が直線をなすこと、前
記切断部の両端部分の各刃先の先端を結ぶ仮想線が、切
断部の両端に向かうほど順次緩やかに底板方向に傾斜し
た複数の曲線又は直線の組み合わせからなり、且つその
最両端の刃先は中央部分の刃先の位置より2〜15mm
底板方向に突出していることを特徴とするラップフィル
ムの収納箱。 - 【請求項2】 切断部の中央部分の各刃先の先端を結ぶ
仮想線が、90〜220mmの長さの範囲で直線である
請求項1記載のラップフィルムの収納箱。 - 【請求項3】 切断部の中央部分の各刃先の先端を結ぶ
仮想線が、底板と前板との稜線と実質的に平行である請
求項1又は2記載のラップフィルムの収納箱。
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---|---|---|---|
JP17549498A JP2000006961A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ラップフィルムの収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17549498A JP2000006961A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ラップフィルムの収納箱 |
Publications (2)
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JP2000006961A true JP2000006961A (ja) | 2000-01-11 |
JP2000006961A5 JP2000006961A5 (ja) | 2005-07-21 |
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Family Applications (1)
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JP17549498A Pending JP2000006961A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ラップフィルムの収納箱 |
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