JP2000006685A - 車間距離制御装置 - Google Patents

車間距離制御装置

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JP2000006685A
JP2000006685A JP17634598A JP17634598A JP2000006685A JP 2000006685 A JP2000006685 A JP 2000006685A JP 17634598 A JP17634598 A JP 17634598A JP 17634598 A JP17634598 A JP 17634598A JP 2000006685 A JP2000006685 A JP 2000006685A
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直 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 割込車があった場合にも、自車の走行速度の
変化率を大きくすることなく、割込車との車間距離を安
全に維持することができる車間距離制御装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 割込車検出部12で割込車を検出するよ
うにしておき、割込車に割込まれる前の先行車の走行状
況に基づいて、割込車挙動予測部6で割込車の挙動を予
測し、この割込車挙動予測結果に基づいて、目標車速生
成部7で目標車速の生成を行い、車速制御部8で制駆動
力を制御して車速を目標車速に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行車との車間距
離を制御する車間距離制御装置に関し、特に、割込車が
あった場合にも、車両の急減速を避けることができる車
間距離制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車間距離制御装置としては、割込
車の発生を考慮せずに、単に、先行車のみを監視対象と
して、車間距離制御を行うものが知られている。
【0003】一方、割込車の発生を考慮する技術として
は、特開平6−72184号公報に、割込車に対して急
減速を避ける技術が報告されている。この技術では、割
込車が発生した場合に、目標車間距離との差及び相対速
度に基づいて車両の加減速率を求め、加減速率と目標車
速に基づいて新たな目標車速を決定して、車両の急減速
を防止するように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、割込車は減速
ぎみに割り込んだ後、割込車の前を走行する先行車が加
速ぎみのときには、割込車も先行車に追随して加速する
ようになる。特に、割込前に先行車が加速中である場合
には、自車も加速中である場合が多い。
【0005】このような場合、従来の車間距離制御装置
にあっては、割込車を新たな先行車として扱うため、車
間距離を大きく取るために自車は一旦ブレーキを掛けて
急減速するので、乗り心地が悪化するといった問題があ
った。この原因は、割込車の前方の先行車が加速中であ
り、割込車もそれに追随して加速することを考慮してい
なかったことにある。
【0006】また、特開平6−72184号公報に報告
されているような急減速を避ける技術を用いたとして
も、図26に示す動作特性例グラフのように、割込車が
発生した時点(30sec)以後では、自車速度は割込
車と比較してやや減速気味になり、円滑な追従走行がで
きないといった問題が依然として解消されていなかっ
た。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的として、割込車があった場合にも、自車の走行
速度の変化率を大きくすることなく、割込車との車間距
離を安全に維持することができる車間距離制御装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、自車と先行車との車間距離を
検出する車間距離検出手段と、自車の車速を検出する車
速検出手段と、制駆動力を制御して車速を目標車速に制
御する車速制御手段と、車速を制御して車間距離を目標
車間距離に制御する車間距離制御手段を備えた車間距離
制御装置において、割込車を検出する割込車検出手段
と、割込車に割込まれる前の先行車の走行状況に基づい
て、割込車の挙動を予測する割込車挙動予測手段と、割
込車挙動予測結果に基づいて、前記車間距離制御手段に
出力するための目標車間距離の生成、または、前記車速
制御手段に出力するための目標車速の生成を行う目標車
速生成手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、先行車の加速度を検出する先行車加速度検出手
段を備え、前記割込車挙動予測手段は、割込車に割り込
まれる前の先行車の加速度に基づいて、割込車の挙動を
予測することを要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、相対速度を検出する相対速度検出手段を備え、
前記割込車挙動予測手段は、割込車に割込まれる前の先
行車と自車との相対速度に基づいて、割込車の挙動を予
測することを要旨とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、相対加速度を検出する相対加速度検出手段を備
え、前記割込車挙動予測手投は、割込車に割込まれる前
の先行車と自車との相対加速度に基づいて、割込車の挙
動を予測することを要旨とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記割込車挙動予測手段は、割込車に割込まれ
る前の先行車に対して、割込車がどのように追従してい
くかを自車の車間距離制御則を当てはめて予測すること
を要旨とする。
【0013】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記割込車挙動予測手段は、割込車に割込まれ
る前の先行車の状態に基づいて、前の先行車の走行状態
を推定し、割込車がどのように追従するかを自車の車間
距離制御則を当てはめて予測することを要旨とする。
【0014】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記割込車挙動予測手段は、先行車に割込車が
どのように追従するかを自車の車間距離制御則を当ては
めて目標車速を生成し、この目標車速を割込車と自車の
車間距離を制御する目標車速へ徐々に近付ける第2の目
標車速生成手段を備えたことを要旨とする。
【0015】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記目標車速生成手段は、前記割込車挙動予測
手段により割込車が加速すると予測した場合には、車速
あるいは加速度を一定に保持するように目標車速を生成
することを要旨とする。
【0016】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記目標車速生成手段は、割込車が加速すると
予測された場合に、車速あるいは加速度を一定に保持す
るように目標車速出力により現在の自車速を得ていると
きに、割込車との車間距離を制御する目標車速が前記現
在の自車速より大きくなったときには、前記割込車との
車間距離を制御する目標車速に切り換えることを要旨と
する。
【0017】請求項10記載の発明は、上記課題を解決
するため、前記目標車速生成手段は、割込車が加速する
と予測された場合に、車速あるいは加速度を一定に保持
するように目標車速出力により現在の自車速を得ている
ときに、割込車が所定の距離以内に接近したときには、
前記割込車との車間距離を制御する目標車速に切り換え
ること要旨とする。
【0018】請求項11記載の発明は、上記課題を解決
するため、割込車挙動予測結果と、割込車との車間距離
に応じて、目標車間距離を生成する目標車間距離生成手
段を備えたことを要旨とする。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、割込車
を検出するようにしておき、割込車に割込まれる前の先
行車の走行状況に基づいて、割込車の挙動を予測し、こ
の割込車挙動予測結果に基づいて、目標車間距離の生
成、または、目標車速の生成を行い、車速を制御して車
間距離を目標車間距離に制御し、または、制駆動力を制
御して車速を目標車速に制御することで、無駄な減速を
省き、割込車に対する円滑な追従走行ができるようにな
る。
【0020】請求項2記載の本発明によれば、先行車の
加速度を検出するようにしておき、割込車に割り込まれ
る前の先行車の加速度に基づいて、割込車の挙動を予測
するようにしたので、先行車の加速度を考慮した上での
割込車に対する円滑な追従走行ができるようになる。
【0021】請求項3記載の本発明によれば、相対速度
を検出するようにしておき、割込車に割込まれる前の先
行車と自車との相対速度に基づいて、割込車の挙動を予
測するようにしたので、自車と先行車との相対速度を考
慮した上での割込車に対する円滑な追従走行ができるよ
うになる。
【0022】請求項4記載の本発明によれば、相対加速
度を検出するようにしておき、割込車に割込まれる前の
先行車と自車との相対加速度に基づいて、割込車の挙動
を予測するようにしたので、自車と先行車との相対加速
度を考慮した上での割込車に対する円滑な追従走行がで
きようになる。
【0023】請求項5記載の本発明によれば、割込車に
割込まれる前の先行車に対して、割込車がどのように追
従していくかを自車の車間距離制御則を当てはめて予測
するようにしたので、先行車の状況を考慮した上での割
込車に対する円滑な追従走行ができるようになる。
【0024】請求項6記載の本発明によれば、割込車に
割込まれる前の先行車の状態に基づいて、前の先行車の
走行状態を推定し、割込車がどのように追従するかを自
車の車間距離制御則を当てはめて予測するようにしたの
で、先行車に対する割込車の追従動作を推定した上での
割込車に対する円滑な追従走行ができるようになる。
【0025】請求項7記載の本発明によれば、先行車に
割込車がどのように追従するかを自車の車間距離制御則
を当てはめて目標車速を生成し、この目標車速を割込車
と自車の車間距離を制御する目標車速へ徐々に近付ける
ことで、先行車に対する割込車の予測される追従動作に
合わせて割込車に対する円滑な追従走行ができるように
なる。
【0026】請求項8記載の本発明によれば、割込車が
加速すると予測した場合には、車速あるいは加速度を一
定に保持するように目標車速を生成するようにしたの
で、割込車があった場合にも現在の自車の速度を大きく
変化させることのない、円滑な追従走行ができるように
なる。
【0027】請求項9記載の本発明によれば、割込車が
加速すると予測された場合に、車速あるいは加速度を一
定に保持するように目標車速出力により現在の自車速を
得ているときに、割込車との車間距離を制御する目標車
速が前記現在の自車速より大きくなったときには、前記
割込車との車間距離を制御する目標車速に切り換えるよ
うにしたので、割込車があって割込車の速度乃至は加速
度が大きい場合にも、割込車との車間距離が引き離され
ることのない円滑な追従走行ができるようになる。
【0028】請求項10記載の本発明によれば、割込車
が加速すると予測された場合に、車速あるいは加速度を
一定に保持するように目標車速出力により現在の自車速
を得ているときに、割込車が所定の距離以内に接近した
ときには、前記割込車との車間距離を制御する目標車速
に切り換えるようにしたので、割込車があって割込車の
速度が小さいか又は減速中の場合にも、割込車との車間
距離を所定の範囲に保った、安全かつ円滑な追従走行が
できるようになる。
【0029】請求項11記載の本発明によれば、割込車
挙動予測結果と、割込車との車間距離に応じて、目標車
間距離を生成するようにしたので、割込車があって割込
車の速度や加減速度にかかわらず、割込車との車間距離
を所定の範囲に保った、安全かつ円滑な追従走行ができ
るようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る車間距離制御装置の全体構成を示す図である。
【0031】車間距離検出部1は、レーザレーダ等を用
いて先行車と自車との車間距離を検出する。車速検出部
2は、車輪の回転に応じて、パルス信号を発生する車輪
速センサ等を用いて自車の車速を検出する。相対速度演
算部3は、先行車と自車との車間距離を微分や差分演算
することにより相対速度を求める。
【0032】先行車速度演算部4は、自車の車速に相対
速度を加えて先行車速度を求める。車間距離制御部5
は、車間距離を制御するための目標車速を演算する。割
込車挙動予測部6は、先行車速度に基づいて先行車加速
度を演算して、割込車の割込後の挙動を予測する。
【0033】目標車速生成部7は、割込車予測結果に応
じて自車の車速あるいは加速度を保持する。車速制御部
8は、自車の車速を目標車速になるように制御するため
の駆動力を演算する。駆動軸トルク制御部9は、目標ト
ルクになるよに駆動軸トルクをなすスロットル開度及び
ブレーキ減圧を制御する。なお、上記の各部は、CP
U、ROM、RAM、タイマ等を有するマイクロコンピ
ュータにより構成するようにしてもよい。
【0034】スロットルアクチュエータ10は、モータ
でワイヤを引っ張る方式や、電子スロットル等を用い
る。ブレーキアクチュエータ11は、モータなどにより
ピストンを制御する方式のもの等を用いることができ
る。
【0035】次に、本発明の第1の実施の形態に係る車
間距離制御装置の各構成要素の作用を説明する。図1に
おいて、車間距離検出部1により先行車と自車との車間
距離Lを検出し、相対速度演算部3により車間距離を微
分あるいは差分演算することにより先行車と自車との相
対速度を求める。一方、車速検出部2により自車の車速
を検出する。
【0036】そして、先行車速度演算部4は、自車速度
spと相対速度dL/dtに基づいて、先行車速度V
spfを下記の(1)式から求める。
【0037】
【数1】 Vspf=Vsp+dL/dt (1) 車間距離制御部5は、車速制御系を目標車速Vsprに対
する実車速Vspの応答が時定数τvの1次遅れ系で近似
できるものとすると、例えば図2に示す構成となり、車
間距離Lvを目標車間距離Lrに制御するための目標車速
sprを、下記の(2)式のように車間距離検出値Lと
相対速度dL/dtと先行車速度Vspfに応じて求め
る。
【0038】
【数2】 Vspr=−KL・(Lr−L)−Kv・dL/dt+Vspf (2) 但し、KL,KVは制御ゲインである。このとき、目標車
間距離Lrから車間距離Lまでの伝達特性は下記の
(3)式のようになる。
【0039】
【数3】 制御ゲインKL,KVを適当な値に設定することで、追従
特性を所望の応答に一致させることができる。割込車検
出部12は、例えば前回の車間距離検出値より今回の検
出値の方が所定値以下に短くなった場合に割込車と判断
する。
【0040】次に本発明の特徴である割込車挙動予測部
6、目標車速生成部7について説明する。割込車挙動予
測部6は、(1)式で演算した先行車速度Vspfを微分
あるいは差分演算することにより、先行車の加速度を演
算する。割込車挙動予測部6は、割込車を検出して、割
込前の先行車の加速度αFが正、すなわち下記(4)式
の条件で示される場合は、割込車が加速すると予測す
る。逆に、割込前の先行車の加速度αFが負、すなわち
下記の(4)式が成り立たない場合は割込車が減速する
と予測する。
【0041】
【数4】 αF>0 (4) 目標車速生成部7は、図3に示す構成となり、割込車挙
動予測部6は、割込車が加速すると予測した場合は、保
持車速を出力し、一方、割込車が減速すると予測した場
合は、割込車と車間制御する目標速度を出力する。
【0042】ここで、保持車速は、割込車を検出した時
の自車速を記憶した値である。また、目標車速生成部7
は、割込車が加速すると予測して、割込車と車間制御す
る目標速度が保持車速より大きくなった場合は、割込車
と車間制御する目標速度を出力する。さらに、割込車が
所定距離以内に接近した場合は、割込車と車間制御する
目標速度を出力する。
【0043】図7は、本発明の第1の実施の形態に係る
車間距離制御装置の割込車挙動予測部6、目標車速生成
部7の動作を示すフローチャートである。以下、図1を
参照しつつ、図7に示す本発明の第1の実施の形態に係
る車間距離制御装置の割込車挙動予測部6、目標車速生
成部7の動作を説明する。
【0044】まず、ステップS801では、割込車挙動
予測部6で割込車の挙動を予測する。
【0045】以下は、目標車速生成部7の動作である。
まず、ステップS803では、割込車挙動予測部6にお
いて割込車が加速すると予測されたか否かを判断する。
割込車が加速すると予測されていない場合には、ステッ
プS811に移り、割込車との車間距離を制御して終了
する。
【0046】一方、割込車が加速すると予測された場合
には、下記のステップS805以下の処理に移る。ステ
ップS805では、自車の現在の状態、すなわち割込車
が発生する前の車速もしくは加速度を維持する。そし
て、ステップS807では、割込車と自車との車間距離
を制御する場合の目標速度が現在の自車速度よりも大き
いか否かを判断する。割込車と自車との車間距離を制御
する場合の目標速度が現在の自車速度よりも大きい場合
には上記のステップS811に移る。
【0047】割込車と自車との車間距離を制御する場合
の目標速度が現在の自車速度よりも大きくない場合に
は、ステップS809では、割込車が所定距離内に接近
しているか否かを判断する。割込車が自車に所定距離内
に接近している場合には、上記のステップS811に移
る。
【0048】一方、割込車が自車に所定距離内に接近し
ていない場合には、自車の現在の状態、すなわち割込車
が発生する前の車速もしくは加速度を維持したまま終了
する。
【0049】車速制御部8は、目標車速生成部7で演算
した目標車速Vsprを指令値とし、選択された車速指令
値に実車速を一致させる。車速制御系は例えば図4に示
す構成となる。なお、図4に示す車速制御系では、駆動
軸トルク制御系の伝達遅れは無視できるものとする。
【0050】走行抵抗推定部51は、駆動軸トルク指令
値Twrと車速Vspとに基づいて、下記の(5)式を用い
て走行抵抗Tdhを推定し、フイードバックすることで勾
配や空気抵抗、及び、転がり抵抗等の走行抵抗による影
響を削除する。
【0051】
【数5】 Tdh=H(s)・Mv・s・Vsp−H(s)・Twr (5) ここで、Mvは車両質量、H(s)はゲイン1のローパス
フィルタである。
【0052】車速制御部8は、実車速Vspを指令値V
sprに制御するための駆動軸トルク指令値Twrを走行低
抗補正値Tdhを用いて下記の(6)式により演算する。
【0053】
【数6】 Twr=Ksp・(Vspr−Vsp)−Tdh (6) ただし、Espは制御ゲインである。走行抵抗の補正によ
って、制御系への外乱が排除されたこととすると、車速
指令値から実車速までの伝達特性は、下記の(7)式と
なる。
【0054】
【数7】 (7)式から、Kspを適当な値に設定することで、車速
制御系の応答性を所望の応答に一致させることができ
る。
【0055】駆動軸トルク制御部9は、車速制御部8が
(6)式で演算した目標駆動軸トルクを満たすためのス
ロットル開度指令値及びブレーキ液圧指令値を演算して
求める。制御系を簡略化するためトルクコンバータのト
ルク増幅率を無視した場合には、駆動軸トルク指令値T
wrに対してエンジントルク指令値は下記の(8)式とな
る。
【0056】
【数8】 但し、Kdefはデフアレンシヤルギヤ比、Eatはトラン
スミッションの変速比である。
【0057】次に、(8)式で求めたエンジントルク指
令値と、エンジン回転数とに基づいて、図5に示すエン
ジンマップを用いてスロットル開度指令値Thcmdを求め
る。一方、ブレーキは、スロットル開度がゼロのときに
作動させるものとすれば、ブレーキによる駆動軸トルク
wrcは、駆動軸トルク指令値Twrからエンジンブレー
キによる駆動軸トルク分Tebを差し引く必要がある。従
って、駆動軸トルクTwrcは下記の(9)式となる。
【0058】
【数9】 Twrc=Twr−Teb (9) 但し、Tebは下記の(10)式で演算され、Teng0はス
ロットル開度がゼロのときのエンジントルクである。
【数10】 Teb=Kdef・Kat・Teng0 (10) ブレーキシリンダ面積をSb,ブレーキローター半径を
b,ブレーキパッド摩擦係数をμbとし、マスタシリン
ダ液庄が4輪に等しく分配されると仮定すると、駆動軸
トルク指令値Twrcに対してプレーキ液庄指令値Pbr
下記の(11)式となる。
【0059】
【数11】 以上の駆動軸トルク制御系をまとめると、図6に示す機
能構成となる。スロットルアクチュエータ9は、スロッ
トル開度を指令値として制御する。ブレーキアクチュエ
ータ10は、ブレーキ液庄を指令値として制御する。
【0060】図8は、本発明の第1の実施の形態に係る
車間距離制御装置の全体の動作を示すフローチャートで
ある。以下、図1〜図7を参照しつつ、図8に示すフロ
ーチャートに基づいて車間距離制御装置の全体動作を説
明する。
【0061】まず、ステップS901では、車間距離検
出部1は、先行車と自車との車間距離を読み込む。そし
て、ステップS903では、相対速度演算部3は、車間
距離検出部1で検出された車間距離に基づいて、自車と
先行車との相対速度を演算する。そして、ステップS9
05では、車速検出部2は、自車速度の読み込みを行
う。
【0062】そして、ステップS907では、先行車速
度演算部4は、相対速度に自車速度を加えて先行車の速
度を算出する。そして、ステップS909では、割込車
挙動予測部6は、先行者速度演算部4で演算された先行
車の速度に基づいて先行車の加速度を算出する。
【0063】そして、ステップS911では、割込車検
出部12は、割込車を検出したか否かを判断し、割込車
を検出した場合にはステップS931以下の動作に移
る。一方、割込車を検出していない場合にはステップS
913以下の動作に移る。
【0064】割込車を検出していない場合、ステップS
913では、車間距離制御部5は、先行車と自車との車
間距離を制御するための目標車速を算出する。そして、
ステップS915では、目標車速生成部7は、車速制御
の指令値として上記の先行車と自車との車間距離を制御
するための目標車速を設定する。
【0065】そして、ステップS917では、車速制御
部8は、車速を制御するための駆動軸トルク制御量を演
算して算出する。そして、ステップS919では、駆動
軸トルク制御部9は、駆動軸トルク制御のためのアクチ
ュエータ制御量を算出する。そして、ステップS921
では、駆動軸トルク制御部9で算出されたアクチュエー
タ制御量に応じて、スロットルアクチュエータ10とブ
レーキアクチュエータ11を制御して制駆動を発生す
る。
【0066】一方、ステップS931では、車間距離制
御部5は、割込車と自車との車間距離を制御するための
目標車速を演算して算出する。そして、ステップS93
3では、ステップS909で算出しておいた割込車を検
出する前の先行車の加速度が零よりも大であるか否かを
判断し、零よりも大きい場合には割込車が加速すると予
測してステップS935以下の動作に移る。一方、先行
者の加速度が零よりも大きくない場合には割込車が減速
すると予測してステップS941以下の動作に移る。
【0067】先行者の加速度が零よりも大きい場合、ス
テップS935では、目標車速生成部7は、車速制御の
ための指令値として、現在の自車速度の保持を設定す
る。
【0068】そして、ステップS937では、目標車速
生成部7は、ステップS931で算出しておいた割込車
と自車との車間距離を制御するための目標車速が現在の
自車の保持速度よりも大きいか否かを判断し、割込車と
自車との車間距離を制御するための目標車速が現在の自
車の保持速度よりも大きい場合にはステップS941以
下の動作に移り、さもなければ、ステップS939以下
の動作に移る。
【0069】そして、ステップS939では、割込車挙
動予測部6は、現在の割込車と自車との車間距離が所定
距離よりも小さいか否かを判断し、現在の割込車と自車
との車間距離が所定距離よりも小さい場合にはステップ
S941以下の動作に移り、さもなければ、上記のステ
ップS917の動作に移る。
【0070】ここで、ステップS941では、目標車速
生成部7は、車速制御のための指令値として、ステップ
S931で算出しておいた割込車と自車との車間距離を
制御するための目標車速を設定し、上記のステップS9
17の動作に移る。
【0071】次に、図9は、本発明の第1の実施の形態
に係る車間距離制御装置において、割込車の挙動予測が
加速すると判断し、実際でも割込車が加速した場合の動
作特性例を示すグラフである。
【0072】図9に示すように、割込車が発生する前の
時点(16〜30sec)で先行車が加速していたの
で、上述したように、割込前の先行車の加速度αFが正
となり、(4)式が成り立つため、割込車挙動予測部6
は、割込車も加速すると予測する。従って、目標車速生
成部7は保持車速を目標車速として生成し、車速が保持
される(30〜36sec)。次に、割込車と自車との
間での車間制御するための目標速度が保持車速より大き
くなった時点(36sec)で、割込車と自車との間で
の車間制御に切り換わる。
【0073】図10は、本発明の第1の実施の形態に係
る車間距離制御装置において、割込車の挙動予測が加速
すると判断し、実際には割込時に減速してから、直ぐに
加速した場合の動作特性例を示すグラフである。
【0074】図9に示す動作特性グラフと同様に、割込
車が発生する前の時点(16〜30sec)で先行車が
加速していたので、割込前の先行車の加速度αFが正と
なり、(4)式が成り立つため、割込車挙動予測部6
は、割込車が加速すると予測する。従って、目標車速生
成部7は、保持車速を目標車速として生成し、車速が維
持される(30〜45sec)。一方、この予測と反
し、実際には割込車が減速した場合には、前の先行車が
加速していたので、割込車もすぐに加速するため、自車
は不必要な減速を避けることができる。
【0075】次に、割込車と自車との間での車間制御す
るための目標速度が保持車速より大きくなった時点(4
5sec)で、割込車と自車との間での車間制御に切り
換わる。
【0076】次に、図11は、本発明の第1の実施の形
態に係る車間距離制御装置において、割込車の挙動予測
が減速すると判断し、実際でも割込車が減速した場合の
動作特性例を示すグラフである。
【0077】割込前の時点(16〜30sec)で先行
車が減速していたので、すなわち、割込前の先行車の加
速度αFが負となり、(4)式が成り立たないため、割
込車挙動予測部6は、割込車が減速すると予測する。従
って、目標車速生成部7は、直ちに割込車と自車との間
での車間制御するための目標速度を出力するため、割込
車と自車との間での車間制御が行われる。
【0078】(第2の実施の形態)図12は、本発明の
第2の実施の形態に係る車間距離制御装置の全体構成を
示す図である。本実施の形態に係る車間距離制御装置の
全体構成は、第1の実施の形態に係る車間距離制御装置
とは異なって、割込車挙動予測部6は、割込前の先行車
との相対速度に基づいて、割込車の割込後の挙動を予測
する。
【0079】次に、第2の実施の形態に係る車間距離制
御装置の各構成要素の作用を説明する。第1の実施の形
態に係る車間距離制御装置と比べ、割込車挙動予測部6
に特徴があるので、以下、割込車挙動予測部6について
説明する。
【0080】割込車挙動予測部6は、割込車を検出し
て、割込前の先行車との相対速度が正の値であり、先行
車から離れることを示している場合、すなわち上記の相
対速度が下記の(12)式で示される場合は、割込車が
加速するものと予測する。逆に割込前の先行車との相対
速度が負の値であり、先行車に近づくことを示している
場合、すなわち下記の(12)式が成り立たない場合
は、割込車が減速するものと予測する。
【0081】
【数12】 dL/dt>0 (12) 図13は、本発明の第2の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。図1
3に示す本発明の第2の実施の形態に係る車間距離制御
装置の全体の動作を示すフローチャートは、図8に示す
本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御装置の全
体の動作を示すフローチャートと比べてステップS93
3だけがステップS9331に置き代わったものであ
り、他の処理ステップについては図7に示すフローチャ
ートと同様である。
【0082】従って、以下、図12を参照しつつ、図1
3に示す本発明の第2の実施の形態に係る車間距離制御
装置のステップS9331の動作についてのみ説明す
る。
【0083】ステップS9331では、ステップS90
3で算出しておいた割込車検出前の先行車と自車との相
対速度が零よりも大きいか否かを判断し、零よりも大き
い場合には、ステップS935以下の動作に移り、さも
なければ、ステップS941以下の動作に移る。
【0084】図14は、本発明の第2の実施の形態に係
る車間距離制御装置の割込車挙動予測部6において、割
込車は加速すると判断し、実際には割込時に減速してか
ら、直ぐに加速した場合の動作特性例を示すグラフであ
る。割込前の時点(16〜30sec)では先行車が加
速していたので、すなわち相対速度が正となり、(1
2)式が成り立つため、割込車挙動予測部6は、割込車
が加速すると予測する。従って、目標車速生成部7は、
保持車速を目標車速として生成し、車速が保持される。
この予測と反し、実際には割込車は減速したは、前の先
行車が加速していたので、割込車もすぐに加速したた
め、自車は不必要な減速を避けることができる。
【0085】次に、割込車と自車との間での車間制御す
るための目標速度が保持車速より大きくなった時点(4
5sec)で、割込車との車間制御に切り換わる。
【0086】(第3の実施の形態)図15は、本発明の
第3の実施の形態に係る車間距離制御装置の全体構成を
示す図である。相対加速度演算部14は、例えば相対速
度を疑似微分や差分することにより相対加速度を求め
る。割込車挙動予測部6は、自車と割込前の先行車との
相対加速度から、割込車の割込後の挙動を予測する。
【0087】次に、第3の実施の形態に係る車間距離制
御装置の各構成要素の作用を説明する。第1及び第2の
実施の形態と比べて特徴がある割込車挙動予測部6につ
いて説明する。
【0088】割込車挙動予測部6は、割込車を検出し
て、割込前の先行車との相対加速度が正の値であり、先
行車から離れることを示している場合、すなわち上記の
相対加速度が下記の(13)式で示される場合は、割込
車が加速するものと予測する。逆に割込前の先行車との
相対加速度が負の値であり、先行車に近づくことを示し
ている場合、すなわち下記の(13)式が成り立たない
場合は、割込車が減速するものと予測する。
【0089】
【数13】 d2L/dt2>0 (13) 図16は、本発明の第3の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。図1
6に示す本発明の第3の実施の形態に係る車間距離制御
装置の全体の動作を示すフローチャートは、図8に示す
本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御装置の全
体の動作を示すフローチャートと比べてステップS93
3だけがステップS9332に置き代わったものであ
り、他の処理ステップについては図8に示すフローチャ
ートと同様である。
【0090】従って、以下、図15を参照しつつ、図1
6に示す本発明の第3の実施の形態に係る車間距離制御
装置の全体動作をステップS9332について説明す
る。
【0091】ステップS9332では、ステップS90
3で算出しておいた割込車検出前の先行車と自車との相
対速度から相対加速度を算出し、該相対加速度が零より
も大であるか否かを判断し、零よりも大きい場合には、
ステップS935以下の動作に移り、さもなければ、ス
テップS941以下の動作に移る。
【0092】図17は、本発明の第3の実施の形態に係
る車間距離制御装置の割込車挙動予測部6において、割
込車は加速すると判断し、実際にも割込車が加速した場
合の動作特性例を示すグラフである。
【0093】割込前の時点(10〜20sec)で先行
車が加速していたので、すなわち(13)式が成り立つ
ため、割込車挙動予測部6は、割込車が加速すると予測
する。従って、目標車速生成部7は、保持車速を目標車
速として生成し、車速が保持される。
【0094】次に、割込車と自車との間での車間制御す
るための目標速度が保持車速より大きくなった時点(2
6sec)で、割込車と自車との間での車間制御に切り
換わる。
【0095】(第4の実施の形態)図18は、本発明の
第4の実施の形態に係る車間距離制御装置の全体構成を
示す図である。目標車間距離生成部13は、割込車の割
込車挙動予測結果に基づいて、目標車間距離を生成す
る。
【0096】次に、第4の実施の形態に係る車間距離制
御装置の各構成要素の作用を説明する。第1〜第3の実
施の形態と比べて特徴がある部分は、目標車速生成部7
に代えて、目標車間距離生成部13が設置されて、その
出力が車間距離生成部5に入力される。
【0097】割込車挙動予測部6により、割込車が加速
すると予測された場合は、目標車間距離生成部13は、
目標車間距離Lrを変更する。例えば、下記の(14)
式に示すLr′のように、割込車検出時の割込車との車
間距離Lwに目標距離を変更して、徐々に元の目標車間
距離に近付ける。
【0098】
【数14】 Lr′=Lw・(1−k)+Lr・k (14) 但し、(14)式におけるkは、下記の(15)式で示
される。
【0099】
【数15】 k=C・t (0<k<1) (15) 但し、(15)式において、tは時間であり、Cは定数
である。例えば、C=0.0333とすれば30秒で元
の目標車間距離に切り換わる。
【0100】車間距離制御部5は、この目標車間距離L
r′に車間距離を制御する。
【0101】図19は、本発明の第4の実施の形態に係
る車間距離制御装置の全体の動作を示すフローチャート
である。図19に示す本発明の第4の実施の形態に係る
車間距離制御装置の全体の動作を示すフローチャート
は、図8に示す本発明の第1の実施の形態に係る車間距
離制御装置の全体の動作を示すフローチャートと比べて
ステップS931以下の一連の動作だけがステップS1
01以下の一連の動作に置き代わったものであり、他の
処理ステップについては図8に示すフローチャートと同
様である。従って、以下、図18を参照しつつ、図19
に示す本発明の第4の実施の形態に係る車間距離制御装
置のステップS101以下の動作について説明する。
【0102】ステップS101では、割込車挙動予測部
6は、割込車の挙動を予測する。
【0103】次に、ステップS103では、目標車間距
離生成部13は、上記の割込車挙動予測結果に基づい
て、目標車間距離を算出する。次に、ステップS105
では、車間距離制御部5は、割込車と自車との車間距離
を制御するための目標車速を算出する。
【0104】次に、ステップS107では、車速制御部
8は、車速制御の指令値を、上記の割込車と自車との車
間距離を制御するための目標車速に設定し、ステップS
917の動作に移る。
【0105】図20は、本発明の第4の実施の形態に係
る車間距離制御装置の割込車挙動予測部6において、割
込車の挙動予測が加速すると判断し、実際でも割込車が
加速した場合の動作特性例を示すグラフである。割込車
が割込む前の時点(16〜30sec)で先行車が加速
していたので、すなわち、相対速度が正となり(12)
式が成り立つため、割込車挙動予測部6は、割込車が加
速すると予測する。従って、目標車間距離生成部13
は、(14)式のように目標車間距離を生成し、割込車
と車間距離制御が行われる。
【0106】(第5の実施の形態)図21は、本発明の
第5の実施の形態に係る車間距離制御装置の全体構成を
示す図である。図22は、本発明の第5の実施の形態に
係る車間距離制御装置の割込車挙動予測部6,目標車速
生成部7,車間距離制御部5を中心にした機能構成を示
す図である。
【0107】本実施の形態に係る車間距離制御装置の割
込車挙動予測部6は、その構成要素として、先行車モデ
ル61と、車間距離制御モデル62と、割込車モデル6
3とを擁している。次に、第5の実施の形態に係る車間
距離制御装置の各構成要素の作用を説明する。第1〜第
4の実施の形態と比べて特徴がある割込車挙動予測部
6、目標車速生成部7について説明する。
【0108】割込車挙動予測部6は、割込前の先行車と
の車間距離と相対速度,割込車との車間距離と相対速度
に基づいて、自車の車間距離制御のモデルを割込車に当
てはめて、割込車の割込後の挙動を予測する。すなわ
ち、割込車検出部12が割込車を検出すると、割込車挙
動予測部6は、先行車モデル61、車間距離制御モデル
62、割込車モデル63により、自車の車間距離制御部
5を割込車に当てはめて、割込車の挙動を予測する。
【0109】先行車モデル61は、下記の(16)式に
示すように、割込車が発生する前の、先行車と自車の相
対加速度d2L/dt2と、自車加速度dVsp/dtとの
和から、先行車加速度αFを求め、割込時の先行車速度
を初期値として、上記の先行車加速度αFを積分して、
下記の(17)式に示すように、先行車速度VFMを演算
する。
【0110】
【数16】 αF =d2L/dt2+dVsp/dt (16) 但し、(16)式に示す自車加速度dVsp/dtは、自
車速度を疑似微分や差分して演算する。
【0111】
【数17】 VFM=1/s・αF+VFMO (17) 但し、(17)式のsは、ラプラス演算子を示し、初期
値VFM0は、割込車認識時点の先行車の速度を示す。
【0112】次に、下記の(18)式に示すように、割
込車速度を初期値として出力する割込車モデルの車速を
先行車車速から差し引いた値を積分して車間距離LW
演算する。
【0113】
【数18】 Lw=1/s・(VFM−VSWP)+LW0 (18) 但し、(18)式に示す車間距離の初期値LW0は、割込
車認識時点における先行車と割込車の車間距離とする。
【0114】車間距離制御モデル62は、(18)式で
演算した車間距離と自車と同じ目標車間距離に基づい
て、割込車の目標車速Vspwrを求める。車間距離制御に
使用する数式は、自車の車間距離制御と同様の(2)式
を用いる。
【0115】割込車モデル63は、1次遅れで近似した
車速制御モデルを用いて、割込車の速度Vspwを演算す
る。
【0116】目標車速生成部7は、割込車挙動予測部6
により生成した割込車の目標車速Vspwr、および(2)
式に示す割込車と自車を制御する目標車速Vsprとを配
分して、下記の(19)式に示すように、自車の車速制
御系への指令値Vspr2を演算する。
【0117】
【数19】 Vspr2=Vspwr・(1−p)+Vspr・p (19) ここで、(19)式に示すpは、目標車速の配分率であ
り、下記の(20)式で求める。
【0118】
【数20】 p=C・t (0<p<1) (20) 但し、tは時間、Cは定数である。例えばCを0.1と
おけば、10秒間かけて車速指令値がVspwrからVspr
へ徐々に変化する。また、下記の(21)式で演算すれ
ば(19)式に示すpは、C2から始まる。例えばC2
0.5とおけばpは0.5から1まで変化する。
【0119】
【数21】 p=C・t+C2 (C2<p<1) (21) 図23は、本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。図2
3に示す本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制御
装置の全体の動作を示すフローチャートは、図8に示す
本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御装置の全
体の動作を示すフローチャートと比べてステップS93
1以下の一連の動作だけがステップS101以下の一連
の動作に置き代わったものであり、他の処理ステップに
ついては図8に示すフローチャートと同様である。
【0120】従って、以下、図21,22を参照しつ
つ、図23に示す本発明の第5の実施の形態に係る車間
距離制御装置の全体動作をステップS201以下の動作
について説明する。
【0121】まず、ステップS201では、車間距離制
御部5は、割込車と自車との車間距離を制御する目標車
速を算出する。次に、ステップS203では、先行車モ
デル61は、割込車が発生する前の、先行車と自車の相
対加速度d2L/dt2と、自車加速度dVsp/dtとの
和から、先行車加速度αFを求め、割込時の先行車速度
を初期値として、上記の先行車加速度αFを積分して、
上記の(17)式に示すように、先行車速度VFMを算出
する。
【0122】次に、ステップS205では、車間距離制
御モデル62は、(18)式で演算した車間距離と自車
と同じ目標車間距離に基づいて、割込車の目標車速V
spwrを求める。車間距離制御に使用する数式は、自車の
車間距離制御と同様の(2)式を用いる。
【0123】次に、ステップS207では、割込車モデ
ル63は、1次遅れで近似した車速制御モデルを用い
て、割込車の速度Vspwを算出する。次に、ステップS
209では、目標車速生成部7は、車速制御の指令値と
して、割込車挙動予測部6により生成した割込車の目標
車速Vspwrに(1−p)を乗じた商に、割込車と自車を
制御する目標車速Vsprにpを乗じた商を加算した和を
設定する。ここで、pは上記の通り、目標車速の配分率
であり、0〜1の範囲で徐々に増加する。
【0124】次に、ステップS211では、目標車速生
成部7は、上記の目標車速の配分率pを上記によって更
新し、ステップS917の動作に移る。図24は、本発
明の第5の実施の形態に係る車間距離制御装置の割込車
挙動予測部6において、自車と先行車の車間距離が大き
く離れている時に割込車が自車の手前に進入しており、
先行車は緩やかに加速している場合の動作特性例を示す
グラフである。
【0125】図24に示す各グラフからは、割込車が発
生した時点(30sec)で、自車と割込車との間の車
間距離Aが短くても、急減速は起こらず、緩やかに加速
して車間距離を目標車間距離に制御できていることが読
み取れる。
【0126】図25は、本発明の第5の実施の形態に係
る車間距離制御装置の割込車挙動予測部6において、自
車と先行車の車間距離が目標車間距離に一致している時
に、割込車が自車の手前に進入しており、先行車は緩や
かに減速している場合の動作特性例を示すグラフであ
る。
【0127】この場合は、自車と割込車の車間距離Aが
短く、更に割込車は減速すると予測されるので、自車も
減速を行い、車間距離を目標車間距離に制御できてい
る。減速が必要な場合は、遅れなく減速していることが
読み取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の車間距離制御部5を中心とする機能構成を示す図
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の目標車速生成部7を中心とする機能構成を示す図
である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の車速制御部8を中心とする車速制御系の機能構成
を示す図である。
【図5】エンジントルク指令値とエンジン回転数に基づ
いて、スロットル開度指令値Thcmdを求めるためのエン
ジンマップを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の駆動軸トルク制御部9を中心とする駆動輪軸トル
ク制御系の機能構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の割込車挙動予測部6、目標車速生成部7の動作を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置の全体動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制御
装置において、割込車の挙動予測が加速すると判断し、
実際でも割込車が加速した場合の動作特性例を示すグラ
フである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制
御装置において、割込車の挙動予測が加速すると判断
し、実際には割込時に減速してから、直ぐに加速した場
合の動作特性例を示すグラフである。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る車間距離制
御装置において、割込車の挙動予測が減速すると判断
し、実際でも割込車が減速した場合の動作特性例を示す
グラフである。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体構成を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る車間距離制
御装置の割込車挙動予測部6において、割込車は加速す
ると判断し、実際には割込時に減速してから、直ぐに加
速した場合の動作特性例を示すグラフである。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体構成を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る車間距離制
御装置の割込車挙動予測部6において、割込車は加速す
ると判断し、実際にも割込車が加速した場合の動作特性
例を示すグラフである。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体構成を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係る車間距離制
御装置の割込車挙動予測部6において、割込車の挙動予
測が加速すると判断し、実際でも割込車が加速した場合
の動作特性例を示すグラフである。
【図21】本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体構成を示す図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制
御装置の割込車挙動予測部6,目標車速生成部7,車間
距離制御部5を中心にした機能構成を示す図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制
御装置の全体の動作を示すフローチャートである。
【図24】本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制
御装置の割込車挙動予測部6において、自車と先行車の
車間距離が大きく離れている時に割込車が自車の手前に
進入しており、先行車は緩やかに加速している場合の動
作特性例を示すグラフである。
【図25】本発明の第5の実施の形態に係る車間距離制
御装置の割込車挙動予測部6において、自車と先行車の
車間距離が目標車間距離に一致している時に、割込車が
自車の手前に進入しており、先行車は緩やかに減速して
いる場合の動作特性例を示すグラフである。
【図26】割込車を考慮する従来の車間距離制御装置の
制御動作の動作特性例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 車間距離検出部 2 車速検出部 3 相対速度演算部 4 先行車速度演算部 5 車間距離制御部 6 割込車挙動予測部 7 目標車速生成部 8 車速制御部 9 駆動軸トルク制御部 10 スロットルアクチュエータ 11 ブレーキアクチュエータ 12 割込車検出部 13 目標車間距離生成部 14 相対加速度演算部 61 先行車モデル 62 車間距離制御モデル 63 割込車モデル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 吉典 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D044 AA01 AA25 AB01 AC26 AC28 AC55 AC59 AD04 AD21 AE19 AE27 3G093 AA01 BA23 CB10 DB05 DB16 EA09 EB04 FA03 FA10 5H180 CC03 CC14 EE02 LL01 LL04 LL09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車と先行車との車間距離を検出する車
    間距離検出手段と、 自車の車速を検出する車速検出手段と、 制駆動力を制御して車速を目標車速に制御する車速制御
    手段と、 車速を制御して車間距離を目標車間距離に制御する車間
    距離制御手段を備えた車間距離制御装置において、 割込車を検出する割込車検出手段と、 割込車に割込まれる前の先行車の走行状況に基づいて、
    割込車の挙動を予測する割込車挙動予測手段と、 割込車挙動予測結果に基づいて、前記車間距離制御手段
    に出力するための目標車間距離の生成、または、前記車
    速制御手段に出力するための目標車速の生成を行う目標
    車速生成手段とを備えたことを特徴とする車間距離制御
    装置。
  2. 【請求項2】 先行車の加速度を検出する先行車加速度
    検出手段を備え、 前記割込車挙動予測手段は、 割込車に割り込まれる前の先行車の加速度に基づいて、
    割込車の挙動を予測することを特徴とする請求項1記載
    の車間距離制御装置。
  3. 【請求項3】 相対速度を検出する相対速度検出手段を
    備え、 前記割込車挙動予測手段は、 割込車に割込まれる前の先行車と自車との相対速度に基
    づいて、割込車の挙動を予測することを特徴とする請求
    項1記載の車間距離制御装置。
  4. 【請求項4】 相対加速度を検出する相対加速度検出手
    段を備え、 前記割込車挙動予測手投は、 割込車に割込まれる前の先行車と自車との相対加速度に
    基づいて、割込車の挙動を予測することを特徴とする請
    求項1記載の車間距離制御装置。
  5. 【請求項5】 前記割込車挙動予測手段は、 割込車に割込まれる前の先行車に対して、割込車がどの
    ように追従していくかを自車の車間距離制御則を当ては
    めて予測することを特徴とする請求項1記載の車間距離
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記割込車挙動予測手段は、 割込車に割込まれる前の先行車の状態に基づいて、前の
    先行車の走行状態を推定し、割込車がどのように追従す
    るかを自車の車間距離制御則を当てはめて予測すること
    を特徴とする請求項5記載の車間距離制御装置。
  7. 【請求項7】 前記割込車挙動予測手段は、 先行車に割込車がどのように追従するかを自車の車間距
    離制御則を当てはめて目標車速を生成し、この目標車速
    を割込車と自車の車間距離を制御する目標車速へ徐々に
    近付ける第2の目標車速生成手段を備えたことを特徴と
    する請求項1,5又は6記載の車間距離制御装置。
  8. 【請求項8】 前記目標車速生成手段は、 前記割込車挙動予測手段により割込車が加速すると予測
    した場合には、車速あるいは加速度を一定に保持するよ
    うに目標車速を生成することを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の車間距離制御装置。
  9. 【請求項9】 前記目標車速生成手段は、 割込車が加速すると予測された場合に、車速あるいは加
    速度を一定に保持するように目標車速出力により現在の
    自車速を得ているときに、割込車との車間距離を制御す
    る目標車速が前記現在の自車速より大きくなったときに
    は、前記割込車との車間距離を制御する目標車速に切り
    換えることを特徴とする請求項8記載の車間距離制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記目標車速生成手段は、 割込車が加速すると予測された場合に、車速あるいは加
    速度を一定に保持するように目標車速出力により現在の
    自車速を得ているときに、割込車が所定の距離以内に接
    近したときには、前記割込車との車間距離を制御する目
    標車速に切り換えることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれか1項に記載の車間距離制御装置。
  11. 【請求項11】 割込車挙動予測結果と、割込車との車
    間距離に応じて、目標車間距離を生成する目標車間距離
    生成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の車間距離制御装置。
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