JP7225043B2 - 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7225043B2
JP7225043B2 JP2019127898A JP2019127898A JP7225043B2 JP 7225043 B2 JP7225043 B2 JP 7225043B2 JP 2019127898 A JP2019127898 A JP 2019127898A JP 2019127898 A JP2019127898 A JP 2019127898A JP 7225043 B2 JP7225043 B2 JP 7225043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lane
vehicles
unit
merging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019127898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021012659A (ja
Inventor
歩 堀場
忠彦 加納
勝也 八代
ちひろ 小黒
雄太 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019127898A priority Critical patent/JP7225043B2/ja
Priority to CN202010638006.7A priority patent/CN112208530B/zh
Publication of JP2021012659A publication Critical patent/JP2021012659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7225043B2 publication Critical patent/JP7225043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/18Propelling the vehicle
    • B60W30/18009Propelling the vehicle related to particular drive situations
    • B60W30/18163Lane change; Overtaking manoeuvres

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムに関する。
従来、自車両を前走車両に追従させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-182525号公報
ところで、自車線に合流車線が合流する合流箇所において、合流車線を走行する他車両を、自車両と前走車両との間に何台合流させるかは、合流箇所の土地柄や交通状況等に応じて異なる場合がある。従来の技術では、合流箇所の特徴に応じた台数の他車両が自車線に合流するように、自車両を制御することができなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、合流箇所の特徴に応じた台数の他車両が自車線に合流するように、自車両を制御することができる車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1)この発明の一態様の車両制御システムは、自車両の周辺環境を認識する認識部と、前記認識部の認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御する運転制御部と、前記認識部の認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の台数をカウントするカウント部と、前記カウント部によってカウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定する台数決定部とを備え、前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御するものである。
(2)の態様は、上記(1)の態様に係る車両制御システムにおいて、前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された台数分の前記他車両が前記自車線における前記前走車両の間への車線変更を完了した場合、前記他車両に対して前記自車両を追従させるものである。
(3)の態様は、上記(1)または(2)の態様に係る車両制御システムが、前記自車両の乗員の操作を受け付ける受付部を更に備え、前記台数決定部は、前記受付部によって台数を指定する操作が受け付けられた場合、指定された台数を前記許容する台数として決定するものである。
(4)の態様は、上記(3)の態様に係る車両制御システムにおいて、前記受付部には、ブレーキペダル、又はアクセルペダルに取り付けられた操作検出センサが含まれるものである。
(5)の態様は、上記(1)から(4)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記隣接車線は、自車線に合流する車両が走行する合流車線であるものである。
(6)の態様は、上記(1)から(5)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記運転制御部は、前記認識部によって前記隣接車線を走行する車列が停滞していることが認識された場合に、前記台数決定部によって決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御するものである。
(7)の態様は、上記(1)から(6)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記台数決定部は、前記自車両の運転者が周辺監視を行っているか否かに基づいて、前記許容する台数決定するものである。
(8)の態様は、上記(1)から(7)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記台数決定部は、前記認識部によって認識された後方車両の挙動が、先を急ぐような第1挙動である場合、前記後方車両の挙動が前記第1挙動でない場合に比して、前記許容する台数を小さい値に決定するものである。
(9)の態様は、上記(1)から(8)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記台数決定部は、前記自車線と、前記隣接車線との相対速度、又は相対距離に基づいて、前記許容する台数を決定するものである。
(10)の態様は、上記(1)から(9)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記台数決定部は、前記認識部によって認識された前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更する他車両の車両種別に基づいて、前記許容する台数を決定するものである。
(11)の態様は、上記(1)から(10)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記台数決定部は、前記自車両の到着予定時刻が遅れている場合、前記到着予定時刻が遅れていない場合に比して、第2台数を小さい値に決定するものである。
(12)の態様は、上記(1)から(11)のいずれかの態様に係る車両制御システムにおいて、前記カウント部は、前記認識部によって認識された前記前走車両の徐行時間、又は停車時間の少なくとも一方に基づいて、台数をカウントするものである。
(13)この発明の他の態様の車両制御方法は、コンピュータが、自車両の周辺環境を認識し、認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御し、認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の台数をカウントし、カウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定し、決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御するものである。
(14)この発明の他の態様のプログラムは、コンピュータに、自車両の周辺環境を認識させ、認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御させ、認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の台数をカウントさせ、カウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定させ、決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御させるものである。
(1)~(13)によれば、合流箇所の特徴に応じた台数の他車両が自車線に合流するように、自車両を制御することができる。この結果、他車両を過剰に優先することを抑制できるため、乗員にとっての利便性が向上する。
(3)~(4)によれば、乗員が所望する程度によって自車両を他車両よりも優先させる、又は他車両を自車両よりも優先させることができる。
(6)によれば、乗員の行動に応じて自車両の走行を継続させることができる。
(7)によれば、後方車両の走行を妨げないようにすることができる。
(8)によれば、自車両を優先すべき場面において自車両を他車両よりも優先させ、他車両を優先すべき場面において他車両を自車両よりも優先させることができる。
(10)によれば、当初到着予定時刻よりも到着時刻が遅れている場合、他車両よりも自車両を優先して走行させることができる。
(11)によれば、前走車両の前方に進入する他車両が認識しづらい場合であっても、前走車両と自車両の間に進入させる他車両の台数を決定することができる。
実施形態に係る車両制御システム1の構成図である。 実施形態に係る自動運転制御装置100の第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。 第1前走車両mA1の位置に基づいて第1台数NV1をカウントする処理を模式的に示す図である。 第1前走車両mA1の挙動、又は合流他車両mBの挙動に基づいて第1台数NV1をカウントする処理を模式的に示す図である。 第2台数NV2を受け付ける際のHMI30の表示の一例を示す図である。 自車両Mの運転操作に係る第1のタスク以外の第2のタスクを行っている場面の一例を示す図である。 第1挙動情報182の内容の一例を示す図である。 第1前走車両mA1と自車両Mとの間に合流他車両mBを割り込ませる処理の一例を示すフローチャートである。 条件(2-1)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。 条件(2-2)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。 条件(2-3)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。 条件(2-4)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。 条件(2-5)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。 自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、及びプログラムの実施形態について説明する。以下では、左側通行の法規が適用される国または地域を前提として説明するが、右側通行の法規が適用される場合、左右を逆に読み替えればよい。
<実施形態>
[全体構成]
図1は、実施形態に係る車両制御システム1の構成図である。車両制御システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。
車両制御システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、車内カメラ70と、運転操作子80と、自動運転制御装置(Automated Driving Control Device)100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両制御システム1が搭載される車両(以下、自車両M)の任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、自車両Mの周辺にミリ波などの電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM-CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ14は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ14は、自車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。ファインダ14は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度などを認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してよい。車両制御システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi-Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、自車両Mの周辺に存在する他車両と通信し、或いは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。
HMI30は、自車両Mの乗員に対して各種情報を提示すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30は、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キーなどを含む。
車両センサ40は、自車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、自車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、自車両Mが、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報などが含まれてよい。第2地図情報62は、通信装置20が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。
車内カメラ70は、例えば、CCDやCMOS等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。車内カメラ70は、車両制御システム1が搭載される自車両Mの車室内の任意の箇所に取り付けられる。車内カメラ70は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの車室内を撮像する。車内カメラ70は、ステレオカメラであってもよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160と、記憶部180とを備える。第1制御部120と第2制御部160は、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。記憶部180は、前述した記憶装置により実現される。記憶部180には、例えば、第1挙動情報182が記憶される。第1挙動情報182の詳細は、後述する。
図2は、実施形態に係る自動運転制御装置100の第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。第1制御部120は、例えば、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示などがある)に基づく認識とが並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部130は、例えば、他車両認識部131と、カウント部132と、台数決定部133とを備える。他車両認識部131と、カウント部132と、台数決定部133との詳細については、後述する。
行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、自車両Mの周辺状況に対応できるように、自車両Mが自動的に(Automatedly)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、自車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの自車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。行動計画生成部140は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、定速走行イベント、追従走行イベント、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント、テイクオーバーイベントなどがある。
行動計画生成部140は、例えば、追従走行制御部141を備える。追従走行制御部141の詳細については、後述する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
第2制御部160は、例えば、取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166とを備える。取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、自車両Mの前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。また、行動計画生成部140と、第2制御部160とを合わせたものが、「運転制御部」の一例である。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。ECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
他車両認識部131は、カメラ10によって撮像された画像に基づいて、自車両Mの周辺を走行する他車両の動作を認識する。他車両認識部131は、例えば、自車両Mの前方を自車両Mと同じ方向に走行する前走車両であり、自車両Mの直前を走行する車両(以下、第1前走車両mA1)と、第1前走車両mA1の前方を第1前走車両mA1と同じ方向に走行する車両であり、第1前走車両mA1の直前を走行する車両(以下、第2前走車両mA2)と、自車両Mが走行する自車線に隣接する車線を走行する他車両mとを少なくとも認識する。
なお、「自車両Mと同じ方向」は、自車両Mが走行する方向と全く同じ方向に限られず、自車両Mが走行する車線において、一般にその車線を走行する車両が走行する方向と合致する方向であってもよい。また、自車両Mの直前は、自車両Mと、第1前走車両mA1との間に他の車両が介在しないことを示し、第1前走車両mA1の直前は、第1前走車両mA1と第2前走車両mA2との間に他の車両が介在しないことを示す。
カウント部132は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、所定の被合流場面において自車線L1における第1前走車両mA1と第2前走車両mA2との間に進入(割込み)した車両の数(以下、第1台数NV1)をカウントする。所定の被合流場面は、例えば、自車線L1の左側に隣接し、自車線L1に合流する合流車線L2を走行する他車両mが、自車線L1と合流車線L2の合流箇所において自車線L1に進入(割込み)する場面であり、合流車線L2を走行する車列が停滞している場面である。カウント部132が第1台数NV1をカウントする処理の詳細については、後述する。以降の説明において、合流車線L2を走行する他車両mを、「合流他車両mB」とも記載する。
台数決定部133は、カウント部132によってカウントされた第1台数NV1に基づいて、第1前走車両mA1と自車両Mの間への進入を許容する合流他車両mBの台数(以下、第2台数NV2)を決定する。カウント部132が第2台数NV2を決定する処理の詳細については、後述する。
追従走行制御部141は、追従走行イベントにおいて、自車両Mの前方を自車両Mと同じ方向に走行する車両に追従して走行するように自車両Mの目標軌道を生成する。例えば、追従走行制御部141は、追従走行イベントにおいて、第1前走車両mA1を追従するように自車両Mの目標軌道を生成する。そして、追従走行制御部141は、他車両認識部131によって決定された第2台数NV2分の合流他車両mBが、自車線L1における第1前走車両mA1と自車両Mの間への車線変更を完了するまでの間、合流箇所において停止させる、又は合流箇所まで徐行させる。追従走行制御部141は、第2台数NV2分の合流他車両mBの車線変更が完了した後、第2台数NV2分の合流他車両mBのうち、最後に自車線L1に進入した合流他車両mBに自車両Mを追従させるように、自車両Mの目標軌道を生成する。
なお、追従走行制御部141は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、第1前走車両mA1と自車両Mの間に進入させた合流他車両mBの車両種別や車両長を特定し、特定した車両種別や車両長に基づいて台数を導出してもよい。例えば、追従走行制御部141は、進入させた合流他車両mBの車両長が通常の車両長の2倍程度である場合、当該合流他車両mBを1台ではなく2台として換算してもよい。車両種別や車両長と、合流他車両mBの台数との対応は、予め定められていてもよく、対応を示す情報が記憶部180に記憶されていてもよい。
[第1台数NV1をカウントする処理]
以下、カウント部132が第1台数NV1をカウントする処理の詳細について説明する。カウント部132は、以下の5つの条件に基づいて、第1台数NV1を決定する。
(1-1):第1前走車両mA1の位置
(1-2):第1前走車両mA1の挙動
(1-3):合流他車両mBの挙動
(1-4):第1前走車両mA1の停車/徐行時間
(1-5):合流他車両mBの停車/徐行時間
カウント部132は、例えば、条件(1-1)~(1-5)のうち、少なくともいずれか1つの条件に基づいて、第1台数NV1をカウントしてもよく、条件(1-1)~(1-5)に基づいてカウントされた第1台数NV1のうち、各条件に予め対応付けられた優先度が最も高い条件に基づいて決定された第1台数NV1を採用してもよく、条件(1-1)~(1-5)のうち、いずれかの条件に基づいてカウントされた第1台数NV1の統計値(例えば、中央値、平均値、最大値、最小値等)を第1台数NV1としてカウントしてもよい。
[(1-1):第1前走車両mA1の位置]
図3は、第1前走車両mA1の位置に基づいて第1台数NV1をカウントする処理を模式的に示す図である。図中、L1は自車線を表し、L2は自車線L1の左側に隣接して自車線L1に合流する合流車線を表し、SLは自車線L1と合流車線L2の道路区画線を表している。また、Xは、道路の延在方向または自車両Mの進行方向を表し、Yは、X方向に直交する車幅方向を表している。また、図3において、合流車線L2が自車線L1への合流を開始する位置(以下、合流開始位置)は、道路区画線SLが消失する位置であり、合流車線L2が自車線L1への合流が完了する位置(以下、合流終了位置)は、合流車線L2が消失する位置である。以下、合流開始位置から合流終了位置までの範囲を、「合流箇所」とも記載する。
カウント部132は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、第1前走車両mA1が合流開始位置に達してから合流終了位置に達するまでに、自車線L1における第2前走車両mA2と第1前走車両mA1の間に、合流車線L2から進入した合流他車両mBの数を、第1台数NV1としてカウントする。この場合、他車両認識部131は、例えば、第2地図情報62に基づいて、又はカメラ10によって撮像された自車線L1、及び合流車線L2を区画する道路区画線(例えば、白線)の形状に基づいて、合流開始位置や、合流終了位置を認識する。図3において、合流終了位置に達した第1前走車両mA1と第2前走車両mA2との間には、合流他車両mB1~mB2の2台の合流他車両mBが存在するため、カウント部132は、第1台数NV1を「2」とカウントする。
[(1-2):第1前走車両mA1の挙動]
図4は、第1前走車両mA1の挙動、又は合流他車両mBの挙動に基づいて第1台数NV1をカウントする処理を模式的に示す図である。カウント部132は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、第1前走車両mA1が合流他車両mBに進路を譲る挙動を開始してから終了するまでの間に、自車線L1において第2前走車両mA2と第1前走車両mA1の間に、合流車線L2から進入した合流他車両mBの数を、第1台数NV1としてカウントする。
カウント部132は、第1前走車両mA1が、合流開始位置において停止した、合流開始位置において徐行を開始した、又は合流開始位置の手前において徐行を開始したことを他車両認識部131の認識結果が示す場合、第1前走車両mA1が合流他車両mBに進路を譲る挙動を開始したと認識する。また、カウント部132は、第1前走車両mA1が、停止している状態から走行を開始した、又は徐行を止めた(例えば、通常の速度で走行を開始した、又は加速の程度が所定の大きさとなった)ことを他車両認識部131の認識結果が示す場合、第1前走車両mA1が合流他車両mBに進路を譲る挙動を終了したと認識する。カウント部132は、譲る挙動を開始してから終了するまでの間に、自車線L1において第2前走車両mA2と第1前走車両mA1の間に、合流車線L2から進入した合流他車両mBの数を第1台数NV1としてカウントする。
図4において、第1前走車両mA1は、合流開始位置において停止し、合流他車両mB1~mB2に対して進路を譲る挙動を開始する。そして、第1前走車両mA1は、合流他車両mB3が自車線L1に進入するよりも前に進路を譲る挙動を終了する。この場合、第1前走車両mA1と第2前走車両mA2との間には、合流他車両mB1~mB2の2台の合流他車両mBが存在するため、カウント部132は、第1台数NV1を「2」とカウントする。
[(1-3):合流他車両mBの挙動]
カウント部132は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、第2前走車両mA2が合流開始位置に達してから、合流他車両mBが第1前走車両mA1に進路を譲る挙動を開始するまでの間に、自車線L1において第2前走車両mA2と第1前走車両mA1の間に、合流車線L2から進入した合流他車両mBの数を、第1台数NV1としてカウントする。
カウント部132は、他車両認識部131の認識結果が、X方向に仮想的に延伸した道路区画線SLにおいて、又は仮想的に延伸した道路区画線SLの手前において、合流他車両mBが停止した、又は徐行を開始したことを示す場合、当該合流他車両mBが第1前走車両mA1に進路を譲る挙動を開始したと認識する。カウント部132は、第2前走車両mA2が合流開始位置に達してから、合流他車両mBが第1前走車両mA1に進路を譲る挙動を開始するまでの間に、自車線L1において第2前走車両mA2と第1前走車両mA1の間に、合流車線L2から進入した合流他車両mBの数を第1台数NV1としてカウントする。
図4において、第2前走車両mA2が合流開始位置に達した後、合流他車両mB1~mB2が自車線L1に進入する。そして、合流他車両mB3が第1前走車両mA1に進路を譲る動作を開始する(つまり、停止、又は徐行する)。この場合、第1前走車両mA1と第2前走車両mA2との間には、合流他車両mB1~mB2の2台の合流他車両mBが存在するため、カウント部132は、第1台数NV1を「2」とカウントする。
[(1-4):第1前走車両mA1の停車/徐行時間]
カウント部132は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、第1前走車両mA1が合流他車両mBに進路を譲る挙動を見せた時間を取得し、取得した時間に基づいて、第1台数NV1を推定(カウント)する。
カウント部132は、第2前走車両mA2が合流開始位置に達してから、第1前走車両mA1が合流開始位置において停止した後、再度走行を開始するまでの時間(つまり、停車時間)を、合流他車両mBに進路を譲る挙動を見せた時間として取得する。また、カウント部132は、第2前走車両mA2が合流開始位置に達してから、第1前走車両mA1が合流開始位置において、又は合流開始位置の手前において徐行を開始し、徐行を止める(つまり、通常の速度で走行を開始する、又は加速の程度が所定の大きさとなる)までの時間(つまり、徐行時間)を、合流他車両mBに進路を譲る挙動を見せた時間として取得する。
記憶部180には、1台の合流他車両mBが合流車線から自車線への合流を完了するまでに要する一般的な合流所要時間を示す情報が記憶されており、カウント部132は、例えば、取得した時間を合流所要時間によって除した値を、第1台数NV1として推定する。これにより、カウント部132は、他車両認識部131が第2前走車両mA2と第1前走車両mA1の間に進入する合流他車両mBが認識しづらい、又は認識できない場合であっても、第1台数NV1を推定(カウント)することができる。
[(1-5):合流他車両mBの停車/徐行時間]
カウント部132は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、第2前走車両mA2が合流開始位置に達してから、合流他車両mBが第1前走車両mA1に進路を譲る挙動を見せるまでの時間を取得し、取得した時間に基づいて、第1台数NV1を推定(カウント)する。
カウント部132は、第2前走車両mA2が合流開始位置に達してから、合流他車両mBがX方向に仮想的に延伸した道路区画線SLにおいて、又は仮想的に延伸した道路区画線SLの手前において、停止するまで、又は徐行を開始するまでの時間(つまり、停車時間、又は徐行時間)を、合流他車両mBが第1前走車両mA1に進路を譲る挙動を見せるまでの時間として取得する。
記憶部180には、1台の合流他車両mBが合流車線から自車線への合流を完了するまでに要する合流所要時間を示す情報が記憶されており、カウント部132は、例えば、取得した時間を合流所要時間によって除した値を、第1台数NV1として推定する。
[第2台数NV2を決定する処理]
以下、台数決定部133が第2台数NV2を決定する処理の詳細について説明する。台数決定部133は、以下の5つの条件に基づいて、第2台数NV2を決定する。
(2-1):自車線L1の車速と合流車線L2の車速
(2-2):自車両Mの乗員の操作
(2-3):自車両Mの運転操作に係る第1のタスク以外の第2のタスク
(2-4):自車両Mの乗員の挙動
(2-5):当初到着予定時刻からの遅れ
台数決定部133は、例えば、条件(2-1)~(2-5)のうち、少なくともいずれか1つの条件に基づいて、第2台数NV2を決定してもよく、条件(2-1)~(2-5)に基づいて決定された第2台数NV2のうち、各条件に予め対応付けられた優先度が最も高い条件に基づいて決定された第2台数NV2を採用してもよく、条件(2-1)~(2-5)のうち、いずれかの条件に基づいて決定された第2台数NV2の統計値を第2台数NV2として採用してもよい。
[(2-1):自車線L1の車速と合流車線L2の車速]
台数決定部133は、カウント部132によってカウントされた第1台数NV1と、自車線L1の車速と、合流車線L2の車速とに基づいて、第2台数NV2を決定する。自車線L1の車速とは、自車線L1を走行する一以上の車両の車速の統計値であり、合流車線L2の車速とは、合流車線L2を走行する一以上の車両の車速の統計値である。台数決定部133は、自車線L1の車速が合流車線L2の車速と比して遅い場合、合流他車両mBよりも、自車線L1を走行する第1前走車両mA1、第2前走車両mA2、及び自車両Mを優先すべきであるものとみなし、第1台数NV1よりも小さい値に第2台数NV2を決定する。台数決定部133は、例えば、第1台数NV1から所定の値を差し引いた値を第2台数NV2としてもよく、第1台数NV1から自車線L1の車速と合流車線L2の車速との差に応じた値を差し引いて第2台数NV2としてもよい。
また、台数決定部133は、合流車線L2の車速が自車線L1の車速と比して遅い場合、自車線L1を走行する第1前走車両mA1、第2前走車両mA2、及び自車両Mよりも合流他車両mBを優先すべきであるものとみなし、第1台数NV1よりも大きい値に第2台数NV2を決定する。台数決定部133は、例えば、第1台数NV1に所定の値を足し合わせた値を第2台数NV2としてもよく、第1台数NV1に自車線L1の車速と合流車線L2の車速との差に応じた値を足し合わせて第2台数NV2としてもよい。これにより、台数決定部133は、自車両Mを優先すべき場面において自車両Mを合流他車両mBよりも優先させ、合流他車両mBを優先すべき場面において合流他車両mBを自車両Mよりも優先させることができる。
なお、台数決定部133は、自車線L1の車速と合流車線L2の車速とに代えて、自車線L1と合流車線L2との相対速度に基づいて第2台数NV2を決定してもよい。ここで、相対速度が、自車線L1を基準とする速度である場合、台数決定部133は、相対速度が負の値(つまり、合流車線L2の車速が自車線L1の車速に比して遅い)場合に、第1台数NV1に所定の値を足し合わせた値を第2台数NV2としてもよく、第1台数NV1に相対速度に応じた値を足し合わせて第2台数NV2としてもよい。また、台数決定部133は、自車線L1の車速と合流車線L2の車速とに代えて、自車線L1の車列と、合流車線L2の車列とに、ある時点においてそれぞれ定められた車幅方向に同じ2つのポイント間の、ある時点から所定時間経過後の相対距離に基づいて、第2台数NV2を決定してもよい。ここで、相対距離が、自車線L1を基準とし、自車両Mの前方を正の値、且つ自車両Mの後方を負の値として示す距離である場合、台数決定部133は、相対距離が負の値(つまり、合流車線L2の車列に定められたポイントが自車線L1の車列に定められたポイントに比して後方に存在する)場合に、第1台数NV1に所定の値を足し合わせた値を第2台数NV2としてもよく、第1台数NV1に相対距離に応じた値を足し合わせて第2台数NV2としてもよい。
[(2-2):自車両Mの乗員の操作]
台数決定部133は、HMI30によって受け付けられた自車両Mの乗員の操作に基づいて、第2台数NV2を決定する。図5は、第2台数NV2を受け付ける際のHMI30の表示の一例を示す図である。台数決定部133は、例えば、HMI30を制御して、自車両Mの乗員に対して第2台数NV2の指定を促すメッセージMSを含む画像IMを、HMI30の表示装置に表示させる。台数決定部133が画像IMをHMI30の表示装置に表示させるタイミングは、例えば、自車両Mの乗員が乗車したタイミングや、自車両Mの自動運転が開始されるタイミングである。メッセージMSは、例えば、「被合流場面において、他車両の進入を何台まで許容しますか?(MS1)」等のメッセージである。また、画像IMには、第2台数NV2の台数を指定するテンキーKYと、テンキーKYによって入力された数を表示するボックスBXと、ボックスBXに示された数を第2台数NV2として決定する決定ボタンB1と、第2台数NV2の決定を台数決定部133に委ねるおまかせボタンB2とが含まれる。自車両Mの乗員は、HMI30に示されるテンキーKY、決定ボタンB1、及びおまかせボタンB2を操作することにより、第2台数NV2を指定する。HMI30は、「受付部」の一例である。
台数決定部133は、HMI30によって受け付けられた操作に基づいて、第2台数NV2を決定する。台数決定部133は、例えば、テンキーKYによって第2台数NV2の数が指定された場合、当該数を第2台数NV2として決定する。また、台数決定部133は、おまかせボタンB2が操作された場合、所定の値、又は第1台数NV1を第2台数NV2として決定する。これにより、台数決定部133は、自車両Mの乗員が所望する程度によって、自車両Mを合流他車両mBよりも優先させる、又は合流他車両mBを自車両Mよりも優先させることができる。
なお、自車両Mの乗員が運転中である場合、台数決定部133は、HMI30のスピーカによってメッセージMSの音声を出力し、HMI30のマイクによって検出された音声であり、自車両Mの乗員が第2台数NV2の値を指定する音声に基づいて、第2台数NV2を決定してもよい。
また、上述では、HMI30が第2台数NV2の指定に係る乗員の操作を受け付ける場合について説明したが、これに限られない。例えば、第2台数NV2の指定に係る乗員の操作は、HMI30に代えて、ブレーキペダル、又はアクセルペダルに取り付けられた操作検出センサが受け付けるものであってもよい。例えば、自動運転に係るイベント(例えば、追従走行イベント)において、ブレーキペダルのブレーキに係る操作、及びアクセルペダルのアクセルに係る操作は無効にされる。この時、ブレーキペダルには、第2台数NV2の値を増加させる操作が、アクセルペダルには、第2台数NV2の値を減少させる操作が予め対応付けられ、台数決定部133は、各ペダルに取り付けられた操作検出センサの検出結果に基づき、増加、又は減少された値を第2台数NV2として決定する。
[(2-3):自車両Mの運転操作に係る第1のタスク以外の第2のタスク]
図6は、自車両Mの運転操作に係る第1のタスク(例えば、周辺監視)以外の第2のタスクを行っている場面の一例を示す図である。第2のタスクとは、自車両Mの乗員が自車両Mの車内において行うセカンダリアクティビティのことであり、自車両Mの乗員が自動運転制御装置100からの運転交代の要求に応えられる状態において行うことが可能な行動(具体的には、コンテンツの視聴、通話、情報端末装置の操作等)である。図6において、自車両Mの乗員は、HMI30において再生されるコンテンツを視聴している。
まず、台数決定部133は、車内カメラ70が自車両Mの車室内を撮像し、生成した画像に基づいて、自車両Mの乗員の状態を認識する。そして、台数決定部133は、認識結果が自車両Mの乗員が第2のタスクを行っていることを示す場合、自車両Mよりも合流他車両mBを優先するように、第1台数NV1よりも大きい値に第2台数NV2を決定する。また、台数決定部133は、認識結果が自車両Mの乗員が第2のタスクを行っていないことを示す場合(例えば、自車両Mの乗員が周囲監視を行っている場合等)、合流他車両mBよりも自車両Mを優先するように、第1台数NV1よりも小さい値に第2台数NV2を決定する。
自車両Mの乗員が第2のタスクを行っている場合、自動運転制御装置100は、自車両Mの乗員が第2のタスクが完了するまで(例えば、コンテンツの視聴が終わるまで、通話が終わるまで、情報端末装置による処理が完了するまで)の間、自車両Mに走行を継続させる(例えば、目的地に到着しない)ことが好ましい場合がある。この場合、台数決定部133は、自車両Mの乗員が第2のタスクを行っている場合、合流他車両mBを自車両Mよりも優先させることにより、自車両Mに走行を継続させることができ、自車両Mの乗員が第2のタスクを行っていない場合、走行を継続させる必要がないため、自車両Mを合流他車両mBよりも優先させることができる。
[(2-4):自車両Mの乗員の挙動]
台数決定部133は、他車両認識部131の認識結果と、第1挙動情報182とに基づいて、自車両Mの後方を自車両Mと同じ方向に走行する後方車両の挙動が、第1挙動であるか否かを判定する。第1挙動は、例えば、先を急ぐような挙動である。図7は、第1挙動情報182の内容の一例を示す図である。第1挙動情報182は、第1挙動とみなされる所定の挙動を示す情報である。図7において、第1挙動情報182には、第1挙動とみなす所定の挙動として、「車幅方向にオフセットしている」こと、「道路区画線を超えて走行している」こと、「パッシングしている」こと、「自車両Mとの車間距離が所定の基準よりも短い」ことが含まれる。台数決定部133は、他車両認識部131によって認識された後方車両が、第1挙動情報182に含まれる第1挙動を行っていると判定した場合、後方車両が第1挙動を行っていないと判定した場合に比して、小さい値に第2台数NV2を決定する。例えば、台数決定部133は、後方車両が第1挙動を行っていると判定した場合、第1台数NV1から所定の値を差し引いた値を第2台数NV2として決定し、後方車両が第1挙動を行っていないと判定した場合、第1台数NV1を第2台数NV2として決定する。これにより、台数決定部133は、自車両Mが自車両Mよりも合流他車両mBを優先することで、後方車両の走行を妨げてしまわないようにすることができる。
[(2-5):当初到着予定時刻からの遅れ]
台数決定部133は、自車両Mの目的地が設定されている場合、当該設定が行われた際に導出された到着予定時刻と、現時点での到着予定時刻とを取得する。以下、目的地が設定された際に導出された到着予定時刻を「当初到着予定時刻」と記載する。台数決定部133は、現時点での到着予定時刻が当初到着予定時刻よりも遅れていると判定した場合、第1台数NV1よりも小さい値に第2台数NV2を決定する。これにより、台数決定部133は、当初到着予定時刻よりも到着時刻が遅れている場合、合流他車両mBよりも自車両Mを優先して走行させることができる。
[動作フロー]
図8は、第1前走車両mA1と自車両Mとの間に合流他車両mBを割り込ませる処理の一例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、自車両Mが合流箇所を走行する場合に実行される。まず、他車両認識部131は、自車両Mが分岐箇所の手前において、第1前走車両mA1と、第2前走車両mA2を認識する(ステップS100)。次に、カウント部132は、第1前走車両mA1と、第2前走車両mA2の間に進入した合流他車両mBの台数(つまり、第1台数NV1)をカウントする(ステップS102)。上述したように、カウント部132は、条件(1-1)~(1-5)のうち、少なくともいずれか1つの条件に基づいて、第1台数NV1をカウントしてもよく、条件(1-1)~(1-5)に基づいてカウントされた第1台数NV1のうち、各条件に予め対応付けられた優先度が最も高い条件に基づいて決定された第1台数NV1を採用してもよく、条件(1-1)~(1-5)のうち、いずれかの条件に基づいてカウントされた第1台数NV1の統計値(例えば、中央値、平均値、最大値、最小値等)を第1台数NV1としてカウントしてもよい。
台数決定部133は、第2台数NV2を決定する(ステップS104)。上述したように、台数決定部133は、条件(2-1)~(2-5)のうち、少なくともいずれか1つの条件に基づいて、第2台数NV2を決定してもよく、条件(2-1)~(2-5)に基づいて決定された第2台数NV2のうち、各条件に予め対応付けられた優先度が最も高い条件に基づいて決定された第2台数NV2を採用してもよく、条件(2-1)~(2-5)のうち、いずれかの条件に基づいて決定された第2台数NV2の統計値を第2台数NV2として採用してもよい。条件(2-1)~(2-5)のそれぞれに係る第2台数NV2の決定処理の詳細については、後述する。追従走行制御部141は、台数決定部133によって決定された第2台数NV2分の合流他車両mBが自車線L1への進入を完了したか否かを判定する(ステップS106)。追従走行制御部141は、第2台数NV2分の合流他車両mBが自車線L1への進入を完了したと判定した場合、第2台数NV2分の合流他車両mBのうち、最後に自車線L1に進入した合流他車両mBに自車両Mを追従させる追従走行イベントを実行する(ステップS108)。
[動作フロー:条件(2-1)]
図9は、条件(2-1)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、上述したステップS104において選択的に実行される。まず、台数決定部133は、他車両認識部131の認識結果に基づいて、自車線L1の車速と合流車線L2の車速を取得し、自車線L1の車速が、合流車線L2の車速に比して遅いか否かを判定する(ステップS200)。台数決定部133は、自車線L1の車速が、合流車線L2の車速に比して遅いと判定した場合、第1台数NV1よりも小さい値を第2台数NV2として決定する(ステップS202)。台数決定部133は、自車線L1の車速が、合流車線L2の車速に比して遅くないと判定した場合、合流車線L2の車速が、自車線L1の車速に比して遅いか否かを判定する(ステップS204)。台数決定部133は、合流車線L2の車速が、自車線L1の車速に比して遅いと判定した場合、第1台数NV1よりも大きい値を第2台数NV2として決定する(ステップS206)。台数決定部133は、自車線L1の車速と合流車線L2の車速とが合致すると判定した場合、第1台数NV1を第2台数NV2として決定する(ステップS208)。
[動作フロー:条件(2-2)]
図10は、条件(2-2)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、上述したステップS104において選択的に実行される。台数決定部133は、HMI30によって第2台数NV2を指定する自車両Mの乗員の操作が受け付けられたか否かを判定する(ステップS300)。台数決定部133は、第2台数NV2を指定する自車両Mの乗員の操作が受け付けられたと判定した場合、当該操作によって指定された値を第2台数NV2として決定する(ステップS302)。台数決定部133は、第2台数NV2を指定する自車両Mの乗員の操作が受け付けられなかったと判定した場合、又は第2台数NV2の決定を台数決定部133に委ねる操作が受け付けられたと判定した場合、第1台数NV1を第2台数NV2として決定する(ステップS304)。
[動作フロー:条件(2-3)]
図11は、条件(2-3)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートは、上述したステップS104において選択的に実行される。台数決定部133は、車内カメラ70によって生成された画像に基づいて、自車両Mの乗員が第2のタスクを行っているか否かを判定する(ステップS400)。台数決定部133は、自車両Mの乗員が第2のタスクを行っていると判定した場合、第1台数NV1よりも大きい値を第2台数NV2として決定する(ステップS402)。台数決定部133は、自車両Mの乗員が第2のタスクを行っていないと判定した場合、第1台数NV1を第2台数NV2として決定する(ステップS404)。
[動作フロー:条件(2-4)]
図12は、条件(2-4)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。図12に示すフローチャートは、上述したステップS104において選択的に実行される。台数決定部133は、他車両認識部131の認識結果と、第1挙動情報182とに基づいて、後方車両の挙動が第1挙動であるか否かを判定する(ステップS500)。台数決定部133は、後方車両の挙動が第1挙動であると判定した場合、第1台数NV1よりも小さい値を第2台数NV2として決定する(ステップS502)。台数決定部133は、後方車両の挙動が第1挙動ではないと判定した場合、第1台数NV1を第2台数NV2として決定する(ステップS504)。
[動作フロー:条件(2-5)]
図13は、条件(2-5)に係る第2台数NV2の決定処理の一例を示すフローチャートである。台数決定部133は、現時点での到着予定時刻と、当初到着予定時刻とを取得し、現時点での到着予定時刻が当初到着予定時刻よりも遅れているか否かを判定する(ステップS600)。台数決定部133は、現時点での到着予定時刻が当初予定時刻よりも遅れていると判定した場合、第1台数NV1よりも小さい値を第2台数NV2として決定する(ステップS602)。台数決定部133は、当初到着予定時刻よりも遅れていないと判定した場合、第1台数NV1を第2台数NV2として決定する(ステップS604)。
以上説明した実施形態の自動運転制御装置100によれば、合流箇所の特徴に応じた台数の他車両が自車線に合流するように、自車両を制御することができる。この結果、他車両を過剰に優先することを抑制できるため、乗員にとっての利便性が向上する。
また、上記説明では、割込み元の範囲と自車両Mが走行する走路との間に道路区画線が存在しない場合について言及していないが、その場合、道路区画線に相当する位置に仮想線を設定して、上記と同様の処理を行ってもよい。
また、上記説明では、車両制御装置が自動運転制御装置に適用されることを前提としたが、車両制御装置は、いわゆるACC(Adaptive Cruise Control)、すなわち車間距離制御や定速走行制御を主に行う運転支援装置などに適用されてもよい。
[ハードウェア構成]
図14は、自動運転制御装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、自動運転制御装置100は、通信コントローラ100-1、CPU100-2、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)100-3、ブートプログラムなどを格納するROM(Read Only Memory)100-4、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置100-5、ドライブ装置100-6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ100-1は、自動運転制御装置100以外の構成要素との通信を行う。記憶装置100-5には、CPU100-2が実行するプログラム100-5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM100-3に展開されて、CPU100-2によって実行される。これによって、認識部130、行動計画生成部140、および第2制御部160のうち一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
自車両の周辺環境を認識し、
認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御し、
認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の台数をカウントし、
カウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定し、
決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御する、
ように構成されている、車両制御装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…車両制御システム、10…カメラ、12…レーダ装置、14…ファインダ、16…物体認識装置、20…通信装置、40…車両センサ、50…ナビゲーション装置、51…GNSS受信機、52…ナビHMI、53…経路決定部、54…第1地図情報、61…推奨車線決定部、62…第2地図情報、70…車内カメラ、80…運転操作子、100…自動運転制御装置、120…第1制御部、130…認識部、131…他車両認識部、132…カウント部、133…台数決定部、140…行動計画生成部、141…追従走行制御部、160…第2制御部、162…取得部、164…速度制御部、166…操舵制御部、180…記憶部、182…第1挙動情報、200…走行駆動力出力装置、210…ブレーキ装置、220…ステアリング装置、mA1…第1前走車両、mA2…第2前走車両、mB、mB1、mB2、mB3…合流他車両、NV1…第1台数、NV2…第2台数

Claims (11)

  1. 自車両の周辺環境を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御する運転制御部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する第1前走車両と、前記第1前走車両の前方を走行する第2前走車両との間、前記第1前走車両が所定の合流開始位置から合流終了位置に達するまでに隣接車線から実際に車線変更した他車両の台数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によってカウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記第1前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定する台数決定部とを備え、
    前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記第1前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御する、
    車両制御システム。
  2. 前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された台数分の前記他車両が前記自車線における前記第1前走車両の間への車線変更を完了した場合、前記自車両が前記他車両に追従するように前記自車両を制御する、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記隣接車線は、自車線に合流する車両が走行する合流車線である、
    請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記運転制御部は、前記認識部によって前記隣接車線を走行する車列が停滞していることが認識された場合に、前記台数決定部によって決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記第1前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御する、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の車両制御システム。
  5. 自車両の周辺環境を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御する運転制御部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の第1台数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によってカウントされた第1台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する第2台数を決定する台数決定部とを備え、
    前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された前記第2台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御し、
    前記台数決定部は、前記自車両の運転者が周辺監視を行っている場合、前記第2台数を前記第1台数よりも小さい値として決定する、
    車両制御システム。
  6. 自車両の周辺環境を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御する運転制御部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の第1台数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によってカウントされた第1台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する第2台数を決定する台数決定部とを備え、
    前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された前記第2台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御し、
    前記台数決定部は、前記認識部によって認識された後方車両の挙動が、先を急ぐような第1挙動である場合、前記第2台数を前記第1台数よりも小さい値として決定し、前記後方車両の挙動が前記第1挙動ではない場合、前記第1台数を前記第2台数として決定する、
    車両制御システム。
  7. 自車両の周辺環境を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御する運転制御部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の第1台数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によってカウントされた第1台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する第2台数を決定する台数決定部とを備え、
    前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された前記第2台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御し、
    前記台数決定部は、前記自車線の車速が前記隣接車線の車速よりも遅い場合、前記第2台数を前記第1台数よりも小さい値として決定し、前記隣接車線の車速が前記自車線の車速よりも遅い場合、前記第2台数を前記第1台数よりも大きい値として決定する
    車両制御システム。
  8. 自車両の周辺環境を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御する運転制御部と、
    前記認識部の認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する前走車両の前方に隣接車線から車線変更した他車両の第1台数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によってカウントされた第1台数に基づいて、前記自車両と前記前走車両との間に、隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する第2台数を決定する台数決定部とを備え、
    前記運転制御部は、前記台数決定部によって決定された前記第2台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御し、
    前記台数決定部は、前記自車両の到着予定時刻が遅れている場合、前記第2台数を前記第1台数よりも小さい値として決定し、前記自車両の到着予定時刻が遅れていない場合、前記第1台数を前記第2台数として決定する
    車両制御システム。
  9. 前記カウント部は、前記認識部によって認識された前記第1前走車両の徐行時間、又は停車時間の少なくとも一方に基づいて、台数をカウントする、
    請求項1に記載の車両制御システム。
  10. コンピュータが、
    自車両の周辺環境を認識し、
    認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御し、
    認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する第1前走車両と、前記第1前走車両の前方を走行する第2前走車両との間、前記第1前走車両が所定の合流開始位置から合流終了位置に達するまでに隣接車線から実際に車線変更した他車両の台数をカウントし、
    カウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記第1前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定し、
    決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記第1前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御する、
    車両制御方法。
  11. コンピュータに、
    自車両の周辺環境を認識させ、
    認識結果に基づいて前記自車両の速度又は操舵を制御させ、
    認識結果に基づいて、自車線において前記自車両の前方を走行する第1前走車両と、前記第1前走車両の前方を走行する第2前走車両との間、前記第1前走車両が所定の合流開始位置から合流終了位置に達するまでに隣接車線から実際に車線変更した他車両の台数をカウントさせ、
    カウントされた台数に基づいて、前記自車両と前記第1前走車両との間に、前記隣接車線から車線変更してくる他車両の進入を許容する台数を決定させ、
    決定された前記台数の他車両を、前記自車線における前記自車両と前記第1前走車両との間に進入させるように前記自車両を制御させる、
    プログラム。
JP2019127898A 2019-07-09 2019-07-09 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム Active JP7225043B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019127898A JP7225043B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム
CN202010638006.7A CN112208530B (zh) 2019-07-09 2020-07-03 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019127898A JP7225043B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021012659A JP2021012659A (ja) 2021-02-04
JP7225043B2 true JP7225043B2 (ja) 2023-02-20

Family

ID=74059544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019127898A Active JP7225043B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7225043B2 (ja)
CN (1) CN112208530B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20240079532A1 (en) 2021-01-29 2024-03-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Phosphor, light emitting device, sensing system light source, and sensing system illumination system
WO2023068162A1 (ja) * 2021-10-22 2023-04-27 株式会社デンソー 自動運行装置、合流車応答制御方法
CN114512010B (zh) * 2021-11-19 2023-04-07 贵州省交通规划勘察设计研究院股份有限公司 适用于缓堵路况下的车辆引导系统及装置
CN114454885B (zh) * 2022-02-28 2024-03-08 重庆长安汽车股份有限公司 一种主动创造换道条件的方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006685A (ja) 1998-06-23 2000-01-11 Nissan Motor Co Ltd 車間距離制御装置
JP2002264688A (ja) 2001-03-07 2002-09-18 Honda Motor Co Ltd オートクルーズ装置
JP2004268644A (ja) 2003-03-06 2004-09-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用走行制御装置
JP2015066962A (ja) 2013-09-26 2015-04-13 日産自動車株式会社 運転支援装置
JP2018101330A (ja) 2016-12-21 2018-06-28 株式会社デンソーテン 運転支援装置、運転支援システムおよび運転支援方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013012122B4 (de) * 2013-07-19 2015-02-05 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines Fahrerassistenzsystems eines Kraftwagens und Fahrerassistenzsystem für einen Kraftwagen
JP6543828B2 (ja) * 2017-06-01 2019-07-17 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006685A (ja) 1998-06-23 2000-01-11 Nissan Motor Co Ltd 車間距離制御装置
JP2002264688A (ja) 2001-03-07 2002-09-18 Honda Motor Co Ltd オートクルーズ装置
JP2004268644A (ja) 2003-03-06 2004-09-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用走行制御装置
JP2015066962A (ja) 2013-09-26 2015-04-13 日産自動車株式会社 運転支援装置
JP2018101330A (ja) 2016-12-21 2018-06-28 株式会社デンソーテン 運転支援装置、運転支援システムおよび運転支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN112208530B (zh) 2024-04-23
JP2021012659A (ja) 2021-02-04
CN112208530A (zh) 2021-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6931370B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
JP7225043B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、及びプログラム
WO2018123344A1 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
JP7201550B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
US20210039649A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and medium
JP7085371B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP6975255B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP7159109B2 (ja) 車両制御装置、車両制御装方法、およびプログラム
CN110001641B (zh) 车辆控制装置、车辆控制方法及存储介质
JP7112374B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP7199150B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
JP2019156272A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
JP2021028210A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
US11260866B2 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium
JP7474136B2 (ja) 制御装置、制御方法、およびプログラム
US20210070291A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium
JP2019147486A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
US20220234599A1 (en) Vehicle control apparatus
US20220080967A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and non-transitory computer readable storage medium
WO2019167247A1 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
US11654914B2 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium
JP7091290B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP2022142264A (ja) 移動体制御システム、移動体制御方法、およびプログラム
JP2022185787A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP7396906B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7225043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150