JP2000006667A - 自動車用サンルーフディフレクタ - Google Patents

自動車用サンルーフディフレクタ

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JP2000006667A
JP2000006667A JP17515198A JP17515198A JP2000006667A JP 2000006667 A JP2000006667 A JP 2000006667A JP 17515198 A JP17515198 A JP 17515198A JP 17515198 A JP17515198 A JP 17515198A JP 2000006667 A JP2000006667 A JP 2000006667A
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JP
Japan
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sunroof
deflector
opening
sunroof deflector
automobile
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JP17515198A
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English (en)
Inventor
Takero Nunoi
岳郎 布井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音性、気密性に優れるとともにウィンドス
ロッブ現象を有効に解消し得る自動車用サンルーフディ
フレクタを提供する。 【解決手段】 サンルーフディフレクタ10をサンルー
フ開口3の前縁部に沿って配置し、スライドルーフの開
閉に連動して上下動可能に装着すると共に、サンルーフ
開口3の後縁部よりも高い位置まで突出するように構成
する。サンルーフディフレクタ10は、分割構成した第
1および第2ディフレクタ11,12を有し、突出時に
結合部13にて一体化する。結合部13は、鍵型もしく
はコ字型断面の係合部14,15を有する。結合部13
に弾性部材16が挿着される。第2ディフレクタ12
は、突出時にサンルーフ開口3の前縁部適所に引っ掛か
るストッパ17を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おけるサンルーフ開口に装着されるサンルーフディフレ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、この種の車両におけるサンルー
フ開口部まわりの構成を示している。ルーフ1のアウタ
パネル2の所定部位にサンルーフ開口3が開設されてお
り、ルーフ1の下側には前後にスライド可能(両矢印参
照)なスライドルーフ、つまりサンルーフガラス4が装
着されている。なお、アウタパネル2には、図示のよう
に湾曲成形されたインナパネル5が接合されている。
【0003】サンルーフディフレクタ6は、サンルーフ
開口3の前縁部に沿って配置され、サンルーフガラス4
の開閉に連動して、点線で示すように一定ストローク上
下動可能に装着されている。なお、図6において矢印F
rおよびRrは、それぞれ前後方向を示している。ここ
で、図中の符号A〜Hは、構成部材の主要な位置または
寸法等を表しており、その内容を以下に示す。
【0004】 A;格納時のサンルーフディフレクタ6の位置 B;機能時もしくは使用時のサンルーフディフレクタ6
の位置 C;ルーフパネル(アウタパネル2)とサンルーフディ
フレクタ6との高低差 D;サンルーフディフレクタ6の高さ E;サンルーフディフレクタ6の前側の隙間 F;サンルーフディフレクタ6の前後方向の寸法幅 G;サンルーフ実開口(設計寸法) H;車室内から見える開口寸法
【0005】上記の場合、サンルーフディフレクタ6が
下方位置にあるAの状態でサンルーフガラス4が全閉可
能としなければならないため、サンルーフディフレクタ
6の高さDを大きくし過ぎることはできない。外観意匠
の関係でルーフパネル(アウタパネル2)とサンルーフ
ディフレクタ6との高低差Cの寸法が大きくなり、ルー
フ面が上がってしまう。またサンルーフ実開口Gを大き
く確保したいが、ルーフ全体の面積との関係から制約を
受ける。このため寸法幅Fを可能な範囲で小さくし、開
口寸法Hを大きく確保するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空洞共鳴の
理論から所謂ウィンドスロッブ現象が発生し易くなり、
これを解消するために従来ではサンルーフディフレクタ
6に適宜の孔をあけることで、乱流を生じさせるように
していた。ところが、その場合そのままでは風切音性能
を低下させる原因となる。
【0007】近年、この種の車両において車内騒音性能
を向上させるために遮音性および気密性が高くなってき
ている。そのためサンルーフを装備した車両にあっては
ウィンドスロッブ現象が発生し易くなる。したがって、
気密性を確保、向上させたままウィンドスロッブ現象を
解消し得るものが待望されていた。
【0008】本発明は以上の点に鑑み、遮音性、気密性
に優れるとともにウィンドスロッブ現象を有効に解消し
得る自動車用サンルーフディフレクタを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の自動車用サンルーフディフ
レクタは、サンルーフ開口の前縁部に沿って配置され、
スライドルーフの開閉に連動して上下動可能に装着され
たサンルーフディフレクタであって、サンルーフ開口の
後縁部よりも高い位置まで突出するように構成されたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1の構
成において、サンルーフディフレクタが分割構成された
第1および第2ディフレクタを有し、突出時に結合部に
て一体化するようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2の構成において、前記結合部が、鍵型もしくはコ字型
断面の係合部を有し、この係合部に弾性部材が挿着され
ていることを特徴とする。
【0012】また、請求項4に記載の発明では、請求項
2又は3の構成において、前記第2ディフレクタが、突
出時にサンルーフ開口の前縁部適所に引っ掛かるストッ
パを有していることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、2段に分割構成された第
1および第2ディフレクタを有し、これらを引き延ばす
ことで突出時にはサンルーフディフレクタがサンルーフ
開口の後縁部よりも高い位置まで突出する。この場合、
ルーフ面を前方から流れてきた風は、このように突出し
たサンルーフディフレクタを介してサンルーフ開口を飛
び越し、キャビン(車室内)への流入が抑制される。し
たがってウィンドスロッブ現象の発生を防ぐことに加
え、サンルーフディフレクタ自体に孔等を設けていない
ため風切音性能を実質的に向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に基づき、従来
例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用
いて、本発明による自動車用サンルーフディフレクタの
好適な実施の形態を説明する。
【0015】図1は、この実施形態におけるサンルーフ
ディフレクタ(格納時)まわりの要部構成を示してい
る。ルーフ1のアウタパネル2の所定部位にサンルーフ
開口3が開設されており、サンルーフ開口3には前後に
スライド可能にサンルーフガラス(従来例を示す図6の
符号4を参照)が装着されている。なお、アウタパネル
2には図1に示すように湾曲成形されたインナパネル5
が接合されている。これらの構成は、実質的に従来の場
合と同様である(図6参照)。
【0016】サンルーフ開口3の前縁部に沿って、この
実施形態に係るサンルーフディフレクタ10が配置され
る。サンルーフディフレクタ10はサンルーフガラスの
開閉に連動して、一定ストローク上下動可能に装着され
ているものとする。サンルーフディフレクタ10の駆動
機構の詳細な説明は、ここでは省略する。なお、図1に
おいて矢印FrおよびRrは、それぞれ前後方向を示し
ている。
【0017】本発明においてサンルーフディフレクタ1
0は、後述するようにサンルーフ開口3の後縁部よりも
高い位置まで突出するように構成されている。サンルー
フディフレクタ10は、分割構成された第1および第2
ディフレクタ11および12を有し、突出時に結合部1
3にて一体化するようになっている(図4)。
【0018】第1ディフレクタ11は、図1に示すよう
に後方へ湾曲成形されており、その下端には鍵型もしく
はコ字型断面の係合部14を有する。第2ディフレクタ
12は、比較的ストレート形状に形成され、その上端に
は鍵型もしくはコ字型断面の係合部15を有している。
そして、それぞれの係合部14および係合部15により
結合部13を構成するようにしている。
【0019】また、第2ディフレクタ12の係合部15
には、結合部13における段付形状をなくするとともに
異音発生防止を図るためのゴム材等でなる弾性部材16
が挿着されている。すなわち、結合部13に弾性部材1
6を挿着することで、結合部13にて第1および第2デ
ィフレクタ11および12を滑らかに結合させ、風切音
性能の向上を図ることができる。
【0020】第2ディフレクタ12は、突出時にサンル
ーフ開口3の前縁部の適所に引っ掛かるストッパ17を
有している。このストッパ17は、図1に示したように
第2ディフレクタ12の下端に突設される。
【0021】本発明による自動車用サンルーフディフレ
クタは、上記のように構成されており、つぎにその作用
を説明する。格納時には図1のように、サンルーフディ
フレクタ10はルーフ所定部位に格納されている。な
お、このときサンルーフガラスは全閉している。
【0022】つぎに、サンルーフガラスが後方へ1/4
ストローク程度スライドすると、図2に示されるように
第1および第2ディフレクタ11および12が一緒に上
昇する。なお、このとき第2ディフレクタ12のストッ
パ17は働いていない。
【0023】サンルーフガラスが後方へ1/2ストロー
ク程度スライドすると、図3に示されるようにまず第2
ディフレクタ12のストッパ17がサンルーフ開口3の
前縁部の適所に引っ掛かる。これにより第2ディフレク
タ12の上昇が規制され、この位置で停止する。サンル
ーフガラスがさらに後方へスライドするのに連動して、
第1ディフレクタ11のみが上昇する。
【0024】サンルーフガラスが後方へ3/4ストロー
ク程度スライドした時点で、図4に示すように第1およ
び第2ディフレクタ11および12のそれぞれ係合部1
4および係合部15が係合する。これにより第1ディフ
レクタ11、つまりサンルーフディフレクタ10の上昇
が規制されて機能もしくは使用状態となり、ここまでの
一連の動作が完了する。なお、図5(A),(B),
(C)は、使用時のサンルーフディフレクタ10の様子
を示す側断面図、斜視図および正面図である。
【0025】このように2段に分割構成された第1およ
び第2ディフレクタ11および12を上昇させて、両者
を引き延ばすことでルーフ面からの突出時にはサンルー
フディフレクタ10がサンルーフ開口3の後縁部よりも
高い位置まで突出する。この使用時にはルーフ面を前方
から流れてきた風は、上記のように突出したサンルーフ
ディフレクタ10を介してサンルーフ開口3を飛び越
し、キャビン(車室内)への流入が抑制される。したが
ってウィンドスロッブ現象の発生を防ぎ、しかも遮音性
および気密性を有効に確保、向上させることができるこ
とになる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のサンルーフディフレクタにおいて、第1および第
2ディフレクタ11,12をサンルーフ開口の後縁部よ
りも高い位置まで突出させることにより、キャビンへの
風の流入を抑制しウィンドスロッブ現象の発生を防ぐこ
とができる。また、サンルーフディフレクタ自体に孔等
を設けていないため、風切音性能を実質的に向上させる
ことができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用サンルーフディフレクタの格
納時における要部構成を示す断面図である。
【図2】本発明の自動車用サンルーフディフレクタのサ
ンルーフガラス1/4ストロークスライド時における要
部構成を示す断面図である。
【図3】本発明の自動車用サンルーフディフレクタのサ
ンルーフガラス1/2ストロークスライド時における要
部構成を示す断面図である。
【図4】本発明の自動車用サンルーフディフレクタのサ
ンルーフガラス3/4ストロークスライド時における要
部構成を示す断面図である。
【図5】本発明の自動車用サンルーフディフレクタの使
用時の様子を示すそれぞれ側断面図、斜視図および正面
図である。
【図6】従来のサンルーフディフレクタに係るサンルー
フ開口部まわりの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 2 アウタパネル 3 サンルーフ開口 4 サンルーフガラス 5 インナパネル 10 サンルーフディフレクタ 11 第1ディフレクタ 12 第2ディフレクタ 13 結合部 14,15 係合部 16 弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンルーフ開口の前縁部に沿って配置さ
    れ、スライドルーフの開閉に連動して上下動可能に装着
    された自動車用サンルーフディフレクタであって、サン
    ルーフ開口の後縁部よりも高い位置まで突出するように
    構成されたことを特徴とする自動車用サンルーフディフ
    レクタ。
  2. 【請求項2】 分割構成された第1および第2ディフレ
    クタを有し、突出時に結合部にて一体化するようにした
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動車用サンルー
    フディフレクタ。
  3. 【請求項3】 前記結合部は、鍵型もしくはコ字型断面
    の係合部を有し、この係合部に弾性部材が挿着されてい
    ることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車
    用サンルーフディフレクタ。
  4. 【請求項4】 前記第2ディフレクタは、突出時にサン
    ルーフ開口の前縁部適所に引っ掛かるストッパを有して
    いることを特徴とする、請求項2または3に記載の自動
    車用サンルーフディフレクタ。
JP17515198A 1998-06-22 1998-06-22 自動車用サンルーフディフレクタ Pending JP2000006667A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341368A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Aisin Seiki Co Ltd サンルーフ装置
US9233601B2 (en) 2013-10-22 2016-01-12 Hyundai Motor Company Structure of sunroof deflector

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341368A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Aisin Seiki Co Ltd サンルーフ装置
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