JP2000005092A - ウェットシート包装体の製造方法 - Google Patents
ウェットシート包装体の製造方法Info
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- JP2000005092A JP2000005092A JP17359698A JP17359698A JP2000005092A JP 2000005092 A JP2000005092 A JP 2000005092A JP 17359698 A JP17359698 A JP 17359698A JP 17359698 A JP17359698 A JP 17359698A JP 2000005092 A JP2000005092 A JP 2000005092A
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- packaging bag
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産効率のよい、ウェットシート包装体の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 シート材に含浸液を含浸されたウェット
シートが包装袋に封入されてなるウェットシート包装体
を製造する方法であり、図1に示すように、包装袋用連
続シート11’から連続的に形成された上部開口11a
を有する包装袋11にシート材10を装填する装填工程
と、装填後若しくは装填と併行して包装袋11に上記含
浸液を注入する注入工程、及び該上部開口11aを密封
する密封工程とを行うウェットシート包装体の製造方
法。
造方法を提供すること。 【解決手段】 シート材に含浸液を含浸されたウェット
シートが包装袋に封入されてなるウェットシート包装体
を製造する方法であり、図1に示すように、包装袋用連
続シート11’から連続的に形成された上部開口11a
を有する包装袋11にシート材10を装填する装填工程
と、装填後若しくは装填と併行して包装袋11に上記含
浸液を注入する注入工程、及び該上部開口11aを密封
する密封工程とを行うウェットシート包装体の製造方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産効率のよいウ
ェットシート包装体の製造方法に関する。
ェットシート包装体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シート
材に含浸液を含浸させたウェットシートを包装袋に封入
してなるウェットシート包装体は、広く流通している。
このようなウェットシート包装体は、ウェットシートを
袋に封入することにより製造されていた。しかし、この
製造方法は、含浸液中に含まれる分散剤等の無機塩や各
種ポリマー及び研磨剤等の粉体が製造工程中に付着、析
出し、製造工程に用いる装置等の清掃に時間を要し生産
効率が低下する問題がある。この問題は、特にシート材
が紙でなく、合成繊維100%のもので含浸性が悪い場
合に、特に顕著である。
材に含浸液を含浸させたウェットシートを包装袋に封入
してなるウェットシート包装体は、広く流通している。
このようなウェットシート包装体は、ウェットシートを
袋に封入することにより製造されていた。しかし、この
製造方法は、含浸液中に含まれる分散剤等の無機塩や各
種ポリマー及び研磨剤等の粉体が製造工程中に付着、析
出し、製造工程に用いる装置等の清掃に時間を要し生産
効率が低下する問題がある。この問題は、特にシート材
が紙でなく、合成繊維100%のもので含浸性が悪い場
合に、特に顕著である。
【0003】本発明の目的は、生産効率のよい、ウェッ
トシート包装体の製造方法を提供することにある。
トシート包装体の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート材に含
浸液を含浸させたウェットシートを包装袋に封入してな
るウェットシート包装体の製造方法において、包装袋用
連続シートから連続的に形成された上部開口を有する包
装袋に上記シート材を装填する装填工程と、該シート材
の装填後若しくは装填と併行して包装袋に上記含浸液を
注入する注入工程、及び該上部開口を密封する密封工程
とを具備することを特徴とするウェットシート包装体の
製造方法を提供することにより、上記目的を達成したも
のである。
浸液を含浸させたウェットシートを包装袋に封入してな
るウェットシート包装体の製造方法において、包装袋用
連続シートから連続的に形成された上部開口を有する包
装袋に上記シート材を装填する装填工程と、該シート材
の装填後若しくは装填と併行して包装袋に上記含浸液を
注入する注入工程、及び該上部開口を密封する密封工程
とを具備することを特徴とするウェットシート包装体の
製造方法を提供することにより、上記目的を達成したも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウェットシートの
製造方法について図面を参照して説明する。ここで、図
1は、本発明のウェットシートの製造方法の要部を示す
概略図である。
製造方法について図面を参照して説明する。ここで、図
1は、本発明のウェットシートの製造方法の要部を示す
概略図である。
【0006】本発明に用いられるシート材としては、下
記するものなどを用いることができる。ナイロン(N
y)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエチレン
(PE)繊維及び/又はポリエチレンテレフタレート
(PET)繊維からなるスパンボンド不織布;PP繊
維、PET繊維、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)繊維及び/又はポリウレタン繊維からなるメルトブ
ロー不織布;PET繊維、PP繊維、レーヨン繊維及び
/又はアクリル繊維からなるスパンレース不織布;PE
T繊維、PE繊維及び/又はPP繊維からなるサーマル
ボンド不織布;及びこれらの複合材料。
記するものなどを用いることができる。ナイロン(N
y)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエチレン
(PE)繊維及び/又はポリエチレンテレフタレート
(PET)繊維からなるスパンボンド不織布;PP繊
維、PET繊維、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)繊維及び/又はポリウレタン繊維からなるメルトブ
ロー不織布;PET繊維、PP繊維、レーヨン繊維及び
/又はアクリル繊維からなるスパンレース不織布;PE
T繊維、PE繊維及び/又はPP繊維からなるサーマル
ボンド不織布;及びこれらの複合材料。
【0007】また、上記含浸液は、界面活性剤、アルカ
リ剤、キレート剤、分散剤及び研磨剤の1種以上と、溶
剤及び/又は水とからなる液体配合組成物(エマルジョ
ンを含む)を用いることができる。尚、各成分として
は、通常、種々用途におけるウェットシートに用いられ
ているものであれば特に制限なく用いることができる。
リ剤、キレート剤、分散剤及び研磨剤の1種以上と、溶
剤及び/又は水とからなる液体配合組成物(エマルジョ
ンを含む)を用いることができる。尚、各成分として
は、通常、種々用途におけるウェットシートに用いられ
ているものであれば特に制限なく用いることができる。
【0008】包装袋の形成材料としては、下記するもの
などを用いることができる。PET/Al/未延伸ポリ
プロピレン(CPP)ラミネートフィルム、延伸ポリプ
ロピレン(OPP)/Al/CPPラミネートフィル
ム、PET/Al/PEラミネートフィルム、OPP/
Al/PEラミネートフィルム、OPP/CPPラミネ
ートフィルム、OPP/PEラミネートフィルム、PP
単層フィルム、PE単層フィルム等。
などを用いることができる。PET/Al/未延伸ポリ
プロピレン(CPP)ラミネートフィルム、延伸ポリプ
ロピレン(OPP)/Al/CPPラミネートフィル
ム、PET/Al/PEラミネートフィルム、OPP/
Al/PEラミネートフィルム、OPP/CPPラミネ
ートフィルム、OPP/PEラミネートフィルム、PP
単層フィルム、PE単層フィルム等。
【0009】本発明は、シート材に含浸液を含浸された
ウェットシートが包装袋に封入されてなるウェットシー
ト包装体を製造する方法であり、図1に示すように、包
装袋用連続シート11’から連続的に形成された上部開
口11aを有する包装袋11にシート材10を装填する
装填工程と、装填後若しくは装填と併行して包装袋11
に上記含浸液を注入する注入工程、及び該上部開口11
aを密封する密封工程とを行うことにより実施できる。
尚、装填・注入工程以外の工程は、特に制限されず、常
法を用いて行うことができる。
ウェットシートが包装袋に封入されてなるウェットシー
ト包装体を製造する方法であり、図1に示すように、包
装袋用連続シート11’から連続的に形成された上部開
口11aを有する包装袋11にシート材10を装填する
装填工程と、装填後若しくは装填と併行して包装袋11
に上記含浸液を注入する注入工程、及び該上部開口11
aを密封する密封工程とを行うことにより実施できる。
尚、装填・注入工程以外の工程は、特に制限されず、常
法を用いて行うことができる。
【0010】以下、更に詳述する。上記装填工程におい
ては、2つ折りにした包装袋用連続シートをその幅方向
に所定間隔でシールして、上部開口を有し所定の横長さ
の包装袋を形成し、該上部開口から一旦載置台に載置さ
れたシート材を折り込みながら且つガイド部材により案
内しつつ、押し込んで装填し、上記注入工程において
は、装填終了後、包装袋中に含浸液を注入し、上記密封
工程においては、含浸液の注入後、上部開口をシール
し、上記各工程を、連続的に行う。上記載置台や上記ガ
イド部材については、後述する。
ては、2つ折りにした包装袋用連続シートをその幅方向
に所定間隔でシールして、上部開口を有し所定の横長さ
の包装袋を形成し、該上部開口から一旦載置台に載置さ
れたシート材を折り込みながら且つガイド部材により案
内しつつ、押し込んで装填し、上記注入工程において
は、装填終了後、包装袋中に含浸液を注入し、上記密封
工程においては、含浸液の注入後、上部開口をシール
し、上記各工程を、連続的に行う。上記載置台や上記ガ
イド部材については、後述する。
【0011】上記の各工程は、下記製造装置を用いて行
うことができる。包装袋用連続シートを2つ折りにする
シート折り込み部、2つ折りにされた包装袋用連続シー
トを所定位置で所定間隔をもってその幅方向にシールす
る2本一組の第1シール部材、2組の該シール用部材で
区切られて形成された包装袋の上部に位置する上部開口
に挿入される、ガイド部材、該ガイド部材の上方に開口
部が位置するようになされており、シート材を載置可能
になされたシート材載置台、該開口部を通してシート材
を折り込みつつガイド部材に押し込むシート材押し込み
部材、折り込まれたシート材に含浸液を含浸させるべ
く、包装袋中に含浸液を注入する含浸液注入用部材、及
び注入後の包装袋の上部開口をシールする第2シール部
材を具備してなる製造装置。
うことができる。包装袋用連続シートを2つ折りにする
シート折り込み部、2つ折りにされた包装袋用連続シー
トを所定位置で所定間隔をもってその幅方向にシールす
る2本一組の第1シール部材、2組の該シール用部材で
区切られて形成された包装袋の上部に位置する上部開口
に挿入される、ガイド部材、該ガイド部材の上方に開口
部が位置するようになされており、シート材を載置可能
になされたシート材載置台、該開口部を通してシート材
を折り込みつつガイド部材に押し込むシート材押し込み
部材、折り込まれたシート材に含浸液を含浸させるべ
く、包装袋中に含浸液を注入する含浸液注入用部材、及
び注入後の包装袋の上部開口をシールする第2シール部
材を具備してなる製造装置。
【0012】上記製造装置としては、図1に示すロータ
リー充填機2が好ましく用いられる。図1に示す上記ロ
ータリー充填機2について詳述すると、該ロータリー充
填機2は、包装袋用連続シート11’を2つ折りにする
シート折り込み部(図示せず)、2つ折りにされた包装
袋用連続シート11’を所定位置で所定間隔をもってそ
の幅方向にシールする2本一組の第1シール部材として
の縦シールバー21、2組の該縦シールバー21で区切
られて形成された包装袋11の上部に位置する上部開口
11aに挿入される、漏斗の如く上方開口22aが下方
開口22bに比して広くなされたガイド部材としてのシ
ュート22、該シュート22の上方開口22aに対応し
て開口部23aが位置するようになされており、シート
受け台23bによりシート材10を載置可能になされた
シート材載置台としてのロータリーテーブル23、該開
口部23aを通してシート材10を折り込みつつシュー
ト22内に押し込むシート材押し込み部材としての2枚
一組のプッシャー24、2枚のプッシャー24,24間
に位置し折り込まれたシート材10に含浸液を含浸させ
るべく、包装袋11中に含浸液を注入する含浸液注入用
部材としての含浸液注入用ノズル25、及び注入後の包
装袋11の上部開口11aをシールする2枚の円盤状の
ローラー26aからなる第2シール部材としてのトップ
シール部材26を具備してなる。
リー充填機2が好ましく用いられる。図1に示す上記ロ
ータリー充填機2について詳述すると、該ロータリー充
填機2は、包装袋用連続シート11’を2つ折りにする
シート折り込み部(図示せず)、2つ折りにされた包装
袋用連続シート11’を所定位置で所定間隔をもってそ
の幅方向にシールする2本一組の第1シール部材として
の縦シールバー21、2組の該縦シールバー21で区切
られて形成された包装袋11の上部に位置する上部開口
11aに挿入される、漏斗の如く上方開口22aが下方
開口22bに比して広くなされたガイド部材としてのシ
ュート22、該シュート22の上方開口22aに対応し
て開口部23aが位置するようになされており、シート
受け台23bによりシート材10を載置可能になされた
シート材載置台としてのロータリーテーブル23、該開
口部23aを通してシート材10を折り込みつつシュー
ト22内に押し込むシート材押し込み部材としての2枚
一組のプッシャー24、2枚のプッシャー24,24間
に位置し折り込まれたシート材10に含浸液を含浸させ
るべく、包装袋11中に含浸液を注入する含浸液注入用
部材としての含浸液注入用ノズル25、及び注入後の包
装袋11の上部開口11aをシールする2枚の円盤状の
ローラー26aからなる第2シール部材としてのトップ
シール部材26を具備してなる。
【0013】そして、上記装填工程は、以下のように行
う。先ず、2つ折りにした包装袋用連続シート11’
を、縦シールバー21で挟み、その幅方向にシールする
と共に、所定の間隔を開けて複数の縦シールバー21で
挟持させることにより、所定の長さを有し、上部のみに
一つの上部開口11aを有する包装袋11を形成する。
次いで、上部開口11aにシュート22をその上方が上
部開口11aより上方に位置して露出されるように挿入
する。更に、上方開口22a上に開口部23aが位置す
るようにロータリーテーブル23を配し、シート材10
(本形態においては4つ折りにしたシート材)をその長
手方向中心部が開口部23aの中央に位置するように載
置する。その後、プッシャー24によりシート材10の
長手方向中心部を押し込んでシュート22をガイドとし
てシート材10を包装体前駆体11中にV字折りして8
つ折り形状にて装填する。この際に、八つ折りされたシ
ートの反発力が強くても、シュートがガイドとなってい
るので、シート材が反発して広がることなく、スムーズ
にフィルム内に挿入される。
う。先ず、2つ折りにした包装袋用連続シート11’
を、縦シールバー21で挟み、その幅方向にシールする
と共に、所定の間隔を開けて複数の縦シールバー21で
挟持させることにより、所定の長さを有し、上部のみに
一つの上部開口11aを有する包装袋11を形成する。
次いで、上部開口11aにシュート22をその上方が上
部開口11aより上方に位置して露出されるように挿入
する。更に、上方開口22a上に開口部23aが位置す
るようにロータリーテーブル23を配し、シート材10
(本形態においては4つ折りにしたシート材)をその長
手方向中心部が開口部23aの中央に位置するように載
置する。その後、プッシャー24によりシート材10の
長手方向中心部を押し込んでシュート22をガイドとし
てシート材10を包装体前駆体11中にV字折りして8
つ折り形状にて装填する。この際に、八つ折りされたシ
ートの反発力が強くても、シュートがガイドとなってい
るので、シート材が反発して広がることなく、スムーズ
にフィルム内に挿入される。
【0014】上記注入工程は、次のように行う。装填終
了後、含浸液注入用ノズル25をプッシャー24と同期
して移動させその先端が包装袋11中におけるシート材
10に当接し、更に下死点に達するまで挿入し、挿入終
了と同時にプッシャー24を抜き取りながらノズル25
より、包装袋中に含浸液注入を開始する。好ましくは、
プッシャー抜取後注入するとプッシャーが汚れない。こ
の時には縦シールバー21により包装袋11の左右両側
はシールされているので、ここから含浸液がもれること
はない。尚、縦シールバー21及びトップシール部材2
6は、いずれもヒートシール用の部材である。プッシャ
ー24、ノズル25の抜取り時には、シュート22の下
部がシート材10の上昇を防止する。
了後、含浸液注入用ノズル25をプッシャー24と同期
して移動させその先端が包装袋11中におけるシート材
10に当接し、更に下死点に達するまで挿入し、挿入終
了と同時にプッシャー24を抜き取りながらノズル25
より、包装袋中に含浸液注入を開始する。好ましくは、
プッシャー抜取後注入するとプッシャーが汚れない。こ
の時には縦シールバー21により包装袋11の左右両側
はシールされているので、ここから含浸液がもれること
はない。尚、縦シールバー21及びトップシール部材2
6は、いずれもヒートシール用の部材である。プッシャ
ー24、ノズル25の抜取り時には、シュート22の下
部がシート材10の上昇を防止する。
【0015】上記密封工程は、以下のように行う。含浸
液の注入後、含浸液注入用ノズル25及びシュート22
を包装袋11から抜き取り、縦シールバー21も取り外
す。最終に上部開口11aをトップシール部材26によ
りシールすることにより行う。そして、縦シールバー2
1によりシールされた部分を常法に従いカットして、個
々の包装体とすることにより、ウェットシート包装体1
が得られる。
液の注入後、含浸液注入用ノズル25及びシュート22
を包装袋11から抜き取り、縦シールバー21も取り外
す。最終に上部開口11aをトップシール部材26によ
りシールすることにより行う。そして、縦シールバー2
1によりシールされた部分を常法に従いカットして、個
々の包装体とすることにより、ウェットシート包装体1
が得られる。
【0016】図1に示すように、上述の各工程の動作
は、ロータリーRを回ることにより行われる。また、シ
ュート22、縦シールバー21、ロータリーテーブル2
3、プッシャー24及び含浸液注入用ノズル25は、そ
れぞれ同期して回転して繰り返し使用され、これによ
り、装填工程、注入工程及び密封工程を連続的に行うよ
うになされている。また、装填工程と注入工程とは、ロ
ータリーの内の角度θ(図1のθ、好ましくは125〜
145°)の円弧状の部分で行う。なお、包装袋内に充
填された含浸液は、シート材が合成繊維100%のシー
トなどの含浸しにくい素材からなっていても、毛細管作
用により時間の経過と共にシート内での含浸が促進され
るため、少なくとも24時間程度経過後にはシート材全
体に均一に含浸させることが可能である。
は、ロータリーRを回ることにより行われる。また、シ
ュート22、縦シールバー21、ロータリーテーブル2
3、プッシャー24及び含浸液注入用ノズル25は、そ
れぞれ同期して回転して繰り返し使用され、これによ
り、装填工程、注入工程及び密封工程を連続的に行うよ
うになされている。また、装填工程と注入工程とは、ロ
ータリーの内の角度θ(図1のθ、好ましくは125〜
145°)の円弧状の部分で行う。なお、包装袋内に充
填された含浸液は、シート材が合成繊維100%のシー
トなどの含浸しにくい素材からなっていても、毛細管作
用により時間の経過と共にシート内での含浸が促進され
るため、少なくとも24時間程度経過後にはシート材全
体に均一に含浸させることが可能である。
【0017】本発明のウェットシート包装体の製造方法
によれば、上述の如くして、ウェットシート包装体を製
造するので、シート材が折り加工時に反発力の強い厚手
の素材又は合成繊維100%のシートなどの含浸液の含
浸しにくい素材からなるものであっても、安定的に高速
で生産することができる。この効果は、特に、下記の
〜の構成により顕著に奏される。 含浸液を包装袋にシート材を入れた後に含浸させる。 シートをガイド部材により案内しつつ包装袋に装填す
る。 包装袋に入れたシート材が包装袋から飛び出さないよ
うに、シート材の上部をガイド部材で押さえる。 シート材をシート押し込み部材により折り込みながら
包装袋に装填する。 シート材を包装袋に装填する際に、一旦シート材載置
台に載置し、その後、押し込む。また、包装袋内の経時
的な含浸の促進により、シート材の自重の5倍以上の高
含浸率の製品であっても均一な含浸状態で製造すること
ができる。
によれば、上述の如くして、ウェットシート包装体を製
造するので、シート材が折り加工時に反発力の強い厚手
の素材又は合成繊維100%のシートなどの含浸液の含
浸しにくい素材からなるものであっても、安定的に高速
で生産することができる。この効果は、特に、下記の
〜の構成により顕著に奏される。 含浸液を包装袋にシート材を入れた後に含浸させる。 シートをガイド部材により案内しつつ包装袋に装填す
る。 包装袋に入れたシート材が包装袋から飛び出さないよ
うに、シート材の上部をガイド部材で押さえる。 シート材をシート押し込み部材により折り込みながら
包装袋に装填する。 シート材を包装袋に装填する際に、一旦シート材載置
台に載置し、その後、押し込む。また、包装袋内の経時
的な含浸の促進により、シート材の自重の5倍以上の高
含浸率の製品であっても均一な含浸状態で製造すること
ができる。
【0018】尚、本発明のウェットシートの製造方法
は、上述の形態に制限されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、
シート材は8つ折りでなくてもよく、2つ折りや4つ折
りとすることができる。また、上記装填工程と上記注入
工程とは、装填と注入とが別々でなく併行するように行
ってもよい。
は、上述の形態に制限されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、
シート材は8つ折りでなくてもよく、2つ折りや4つ折
りとすることができる。また、上記装填工程と上記注入
工程とは、装填と注入とが別々でなく併行するように行
ってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、生産効率よく、ウェッ
トシート包装体を製造できる。
トシート包装体を製造できる。
【図1】図1は、本発明のウェットシートの製造方法の
要部を示す概略図である。
要部を示す概略図である。
1 ウェットシート包装体 10 シート材 11 包装袋 11a 上部開口 11’ 包装袋用連続シート 2 ロータリー充填機 21 縦シールバー 22 シュート 23 ロータリーテーブル 23a 開口部 23b シート受け台 24 プッシャー 25 含浸液注入用ノズル 26 トップシール部材 26a ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 孝信 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 折井 孝男 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 長谷川 行夫 大阪府大阪市平野区加美東6−15−10 株 式会社トパック内 Fターム(参考) 2D034 AE00
Claims (5)
- 【請求項1】 シート材に含浸液を含浸させたウェット
シートを包装袋に封入してなるウェットシート包装体の
製造方法において、 包装袋用連続シートから連続的に形成された上部開口を
有する包装袋に上記シート材を装填する装填工程と、該
シート材の装填後若しくは装填と併行して包装袋に上記
含浸液を注入する注入工程、及び該上部開口を密封する
密封工程とを具備することを特徴とするウェットシート
包装体の製造方法。 - 【請求項2】 上記装填工程においては、2つ折りにし
た包装袋用連続シートをその幅方向に所定間隔でシール
して、上部開口を有し所定の横長さの包装袋を形成し、
該上部開口から一旦載置台に載置されたシート材を折り
込みながら且つガイド部材により案内しつつ、押し込ん
で装填し、 上記注入工程においては、装填終了後、包装袋中に含浸
液を注入し、 上記密封工程においては、含浸液の注入後、上部開口を
シールし、 上記各工程を、連続的に行うことを特徴とする請求項1
記載のウェットシート包装体の製造方法。 - 【請求項3】 上記シート材は、スパンボンド不織布、
メルトブロー不織布、スパンレース不織布、サーマルボ
ンド不織布又はこれらの複合材料であることを特徴とす
る請求項1記載のウェットシート包装体の製造方法。 - 【請求項4】 上記含浸液は、界面活性剤、アルカリ
剤、キレート剤、分散剤及び研磨剤の1種以上と、溶剤
及び/又は水とからなる液体配合組成物であることを特
徴とする請求項1記載のウェットシート包装体の製造方
法。 - 【請求項5】 請求項1記載のウェットシート包装体の
製造方法に用いられる製造装置であって、 包装袋用連続シートを2つ折りにするシート折り込み
部、2つ折りにされた包装袋用連続シートを所定位置で
所定間隔をもってその幅方向にシールする2本一組の第
1シール部材、2組の該シール用部材で区切られて形成
された包装袋の上部に位置する上部開口に挿入される、
ガイド部材、該ガイド部材の上方に開口部が位置するよ
うになされており、シート材を載置可能になされたシー
ト材載置台、該開口部を通してシート材を折り込みつつ
ガイド部材に押し込むシート材押し込み部材、折り込ま
れたシート材に含浸液を含浸させるべく、包装袋中に含
浸液を注入する含浸液注入用部材、及び注入後の包装袋
の上部開口をシールする第2シール部材を具備してなる
ことを特徴とする製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17359698A JP2000005092A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ウェットシート包装体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17359698A JP2000005092A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ウェットシート包装体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=15963539
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2000005092A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1249199A1 (en) * | 2001-04-12 | 2002-10-16 | Yen Sun Technology Corp. | Japanese style wet towel dispenser |
JP2008079814A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Daio Paper Corp | 収納容器付きウェットティシューの製造方法 |
JP2016067762A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大王製紙株式会社 | ウェットワイパー積層体の製造方法 |
JP2019010528A (ja) * | 2018-08-31 | 2019-01-24 | 大王製紙株式会社 | ウェットワイパー積層体の製造方法 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP17359698A patent/JP2000005092A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1249199A1 (en) * | 2001-04-12 | 2002-10-16 | Yen Sun Technology Corp. | Japanese style wet towel dispenser |
JP2008079814A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Daio Paper Corp | 収納容器付きウェットティシューの製造方法 |
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