JP2000004184A - スペクトル拡散通信のフレーム同期確立方法及び装置 - Google Patents

スペクトル拡散通信のフレーム同期確立方法及び装置

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JP2000004184A JP16855698A JP16855698A JP2000004184A JP 2000004184 A JP2000004184 A JP 2000004184A JP 16855698 A JP16855698 A JP 16855698A JP 16855698 A JP16855698 A JP 16855698A JP 2000004184 A JP2000004184 A JP 2000004184A
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Hiroshi Hanya
弘嗣 判谷
Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレーム同期確立を確実にし、キャラクタの復
調を確実にするスペクトル拡散通信のフレーム同期確立
方法の開示 【解決手段】送信側において、PN系列により送信デー
タを送信する際、送信データ内のフレームに所定のM系
列データを送信し、受信側においては、受信信号につき
データ1用及びデータ0用のPN系列の相関をとり、P
N系列の相関値の大小によりビット1、0の復調を行
う。この復調時に、受信側において、ビット同期確立
後、復調したM系列データと所定のM系列との相関を求
め、M系列との判定が成立した後に、フレームと判定し
て受信データの開始点を確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電灯線を情報の伝
送路とする通信に好適なスペクトル拡散通信のフレーム
同期確立方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スペクトル拡散通信方法として
は、特開平4-252531号公報が公開されている。
【0003】このスペクトル拡散通信方法は、送信対象
となる受信側固有の同一PN系列を論理シフトし、デー
タ1,データ0にPN系列を割り当てて変調した後に送
信し、受信側では受信側固有のPN系列コードを有する
データ1用相関器、データ0用相関器により、受信側の
PN系列コードと伝送路上のPN系列との相関をとり、
相関値の大小によりPN系列をビットデータに復調して
送信データを受信するものである。
【0004】また、電力線搬送通信調査委員会最終報告
書(昭和61年7月電力線搬送通信調査委員会発行)に
は、スペクトル拡散通信の同期方式として調歩同期方式
が示されいる。調歩同期方式以外のキャラクタ同期の取
り方には、BSC手順やHDLC手順が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電灯線
通信では、大きな雑音の発生やインピーダンスの不安定
などのため伝送路の特性が劣悪であり、通信の信頼性は
あまり高いと言えず、復調データに誤りをしばしば生ず
る。このような電灯線通信に調歩同調方式を用いた場
合、フレームのスタート・ストップビットに誤りが発生
すると、キャラクタ同期がとれなくなり、そのキャラク
タ及びそれ以降のキャラクタの認識ができなくなること
がある。
【0006】また、フレーム同期用にHDLCのような
プロトコルで使われているフラグシーケンスを採用した
場合でも、フレーム同期をとってキャラクタを認識する
ために、受信側ではフラグシーケンスの全ビット一致が
原則のため誤りは許容されない。このようにフレーム同
期の確立に失敗すると、送信されたフレーム全てを失う
こととなり、通信の信頼性が非常に低くなる。
【0007】特開平4-252531号の方法でも、フレーム同
期をとり、キャラクタの設定を行う方法についても調歩
同期方式を用いたり、BSC手順やHDLC手順を用い
ると、フレーム同期が確実にとれるとは限らなかった。
【0008】本発明は、このような問題に着目したもの
であり、フレームの判定及びキャラクタの設定を確実に
行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかるスペクトル拡散通信のフ
レーム同期確立方法は、送信データのフレームに、受信
側のビット同期確立用のビット同期データと、送信内容
データとが含まれ、前記送信データをPN系列化して送
信するスペクトル拡散通信のフレーム同期確立方法であ
って、送信時に前記ビット同期データの後ろにフレーム
同期のために所定のM系列からなるM系列データを含ま
せ、受信時に前記ビット同期データによるビット同期確
立後、復調したM系列データと前記所定のM系列との相
関を求め、前記M系列データと前記所定のM系列との相
関値が所定条件を満たす時に、前記フレームと判定して
受信データの開始点を確定することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2のスペクトル拡散通信の
フレーム同期確立方法は、送信側において、PN系列を
シフトしてビット1を表すPN1系列とビット0を表す
PN0系列とを作成し、このPN1系列とPN0系列に
より送信データをPN系列化して送信し、受信側におい
て、受信信号に関してPN1系列及びPN0系列のそれ
ぞれの相関をとり、その相関値の大小関係に基づいてビ
ット1、0の復調を行うスペクトル拡散通信のフレーム
同期確立方法であって、送信側において、送信データ内
のビット同期データの後ろにフレーム同期のための所定
のM系列からなるM系列データを含ませ、受信側におい
て、ビット同期確立後、復調したM系列データと前記所
定のM系列との相関を求め、M系列との判定が成立した
後に、前記フレームと判定して受信データの開始点を確
定することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3のスペクトル拡散通信の
フレーム同期確立方法は、請求項1,請求項2のいずれ
かのスペクトル拡散通信のフレーム同期確立方法におい
て、所定の時間内に前記M系列データが受信されないと
きに、フレーム同期不確立として、再度初期状態のビッ
ト同期確立を行うことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4のスペクトル拡散通信装
置の送信部は、送信データをスペクトル拡散変調して電
灯線に送り出すスペクトル拡散通信装置の送信部におい
て、ビット1を表すデータ1用PN系列を発生するデー
タ1用PN系列発生器と、前記データ1用PN系列を所
定位相シフトしてビット0を表すデータ0用PN系列を
発生するデータ0用PN系列発生器と、所定のM系列デ
ータを発生するM系列発生器と、送信データのフレーム
を構成し、前記送信データと合わせて前記所定のM系列
データをPN系列化して送信する制御部とを有すること
を特徴とする。
【0013】本発明の請求項5のスペクトル拡散通信装
置の受信部は、電灯線から受信したスペクトル拡散通信
信号をビット1,ビット0からなるデータに復調するス
ペクトル拡散通信装置の受信部において、受信信号とビ
ットデータ1を表すデータ1用PN系列との相関をとる
データ1用相関器と、前記受信信号とビットデータ0を
表すデータ0用PN系列との相関をとるデータ0用相関
器と、前記データ1用相関器及び前記データ0用相関器
からの出力を入力し、それぞれの相関値が所定条件を満
たすときに、ビットデータ1、0を復調する復調部と、
この復調部からの復調データを入力し、この復調データ
と所定のM系列との相関を求め、所定のM系列との相関
値が所定条件を満たすときにフレーム同期確立として、
フレーム同期確立信号を出力する制御部とを有すること
を特徴とする。
【0014】本発明の請求項6のスペクトル拡散通信装
置の受信部は、請求項5のスペクトル拡散通信装置の受
信部において、前記制御部は、前記復調データに所定の
M系列が所定時間内に受信されない場合に、スペクトル
拡散通信信号受信前の初期状態に遷移する機能を有する
ことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項7のスペクトル拡散通信装
置は、請求項4の送信部と、請求項5、6のいずれかの
受信部とからなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に,本発明の好ましい実施形態
にかかるスペクトル拡散通信装置の送信部及び受信部並
びに通信方法を図面に基づいて説明する。
【0017】このスペクトル拡散通信のフレーム同期確
立方法は、送信側において、同一疑似雑音信号からなる
PN系列を所定位相シフトして、ビット1を表すPN1
系列とビット0を表すPN0系列とを作成し、このPN
1系列とPN0系列により送信データをPN系列化して
送信する。この送信の際、送信側においては、送信デー
タ内のフレームデータの前部にフレーム同期のための所
定のM系列のビットデータからなるM系列データを送信
する。
【0018】又、受信側においては、受信信号につきP
N1系列及びPN0系列のそれぞれの相関をとり、PN
1系列及びPN0系列のそれぞれの相関値を大小関係に
基づいてビット1、0の復調を行う。この復調の時に、
受信側において、ビット同期確立後、復調したM系列デ
ータと所定のM系列との相関を求め、M系列との判定が
成立した後に、フレームと判定して復調を行う。
【0019】このように、送信データのフレームを構成
するように、送信データにM系列を含ませて送信し、受
信側では復調した受信データにM系列が含まれているか
どうかを判断し、M系列の存在が確認されることをもっ
てフレーム同期確立を判断する。この際に、M系列は自
己相関が高いので、復調時に誤りが発生しても、受信デ
ータの開始を認識してフレーム同期を正しくとることが
でき、キャラクタの設定ができる。この送信データに含
ませるM系列にはあまり長いものを使う必要がないの
で、高速にフレーム同期確立が行うことができる。
【0020】図1は本発明の実施形態にかかるスペクト
ル拡散通信装置の送信部を示す。
【0021】制御部1には送信データが入力される。こ
の送信データは、この実施形態の伝送制御方式では図7
に示すように、ヘッダ2とデータ3とで構成され、ヘッ
ダ2はビット同期確立部4とフレーム同期用M系列5と
からなる。
【0022】ビット同期確立部4は送信先固有のデータ
1用のPN1系列の連続で構成され、フレーム同期用M
系列5は、所定の1,0のビット列で構成される。
【0023】制御部1には、送信データ中にM系列発生
器6が接続されており、送信データのビット同期確立部
4の時系列的後部であってデータ3との間にM系列5を
挿入する。フレーム同期用のM系列は、シフトレジスタ
とその帰還回路で作成でき、例えば7ビットM系列であ
れば1110100、15ビットM系列であれば111
101011001000、31ビットM系列であれば
1111100110100100000101011
1011000等である。同じビット数のM系列はこれ
以外のものも知られている。シフトレジスタの段数をk
とするとM系列の周期は2k-1である。
【0024】送信部の制御部1は送信データに併せてM
系列を送信する。この送信方法は、図1のように、M系
列発生器6を用いても良いが、メモリにあらかじめ記憶
させていても良い。送信データを送信するときは、送信
データと組み合わせてフレームを構成し、各ビットをP
N1、PN0で変調して電灯線に送る。図7はビット同
期用にPN1を用いた場合についてのフレームの構成を
示す。フレーム同期用のヘッダはM系列を用いるが、M
系列の配置位置は必ずしもデータの前である必要はな
い。受信部側に十分なメモリがあり、このM系列が認識
できる構成であれば、データの途中や終わりにあっても
良い。ただし、ビット同期用ヘッダ4はスペクトル拡散
通信信号を認識するものであるから、フレームの最初に
配置される必要がある。
【0025】制御部1の出力は、PN系列発生器7とシ
フトレジスタ8とを選択するセレクタ9に入力され、セ
レクタ9は制御部1からのビット列1,0に対応してデ
ータ1を表すPN1系列発生器7とシフトレジスタ8の
出力を選択する。シフトレジスタ8からはPN1系列発
生器7からのPN1系列を所定位相だけ論理シフトして
PN0系列を出力する。セレクタ9では、制御部1から
の出力データビットが1の場合PN1系列発生器7を選
択し、制御部1からの出力データビットが0の場合、シ
フトレジスタ8を選択する。セレクタ9の出力は電灯線
搬送用のインターフェース(図示省略)に出力され電灯
線伝送路に送られる。
【0026】PN1系列発生器7は、図2に示すよう
に、5段シフトレジスタ10、EXORゲート11,1
2、アンドゲート13からなり、シフトレジスタ10の
第1段レジスタ10Aにはクロックイネーブル信号とク
ロック信号及びEXORゲート12の出力が入力され
る。また、シフトレジスタ10の格段のレジスタ10A
〜10Eにはセット端子14A〜14EからM系列の初
期値である所定のビット列が入力される。レジスタ10
A〜10Eはクロックイネーブル信号によりクロック信
号を入力可能となり、クロック信号により第1段レジス
タ10Aから第2段レジスタ10B〜第5段レジスタ1
0Eへと移動する。第5段レジスタ10Eの出力と第2
段レジスタ10Bの出力はEXORゲート12に入力さ
れ、EXORゲート12の出力は第1段レジスタ10A
に入力される。又、EXORゲート11には第5段レジ
スタ10Eの出力とクロック信号が入力され、EXOR
ゲート11からマンチェスタ符号化されたM系列が出力
される。
【0027】図3は、本発明の実施形態にかかるスペク
トル拡散通信装置の受信部を示す。
【0028】スペクトル拡散通信装置の受信部には、電
灯線からの受信信号が入力され、受信信号は復調部20
において復調される。復調部20の構成を図5に示す。
図5において、PN1系列用相関器21,PN0系列用
相関器22では、送信部で用いたものと同じPN1系列
及びPN0系列との相関がとられる。図6は、例えばP
N1系列相関器21の一例を示す。PN0系列相関器2
2の構成もPN1系列相関器21と同様である。PN1
系列相関器21は、PN1系列の1周期に相当する個数
のレジスタからなるシフトレジスタ23とシフトレジス
タ23に相対するPNコードパターン24とを備え、シ
フトレジスタ23とPNコードパターン24とが比較さ
れて一致した個数が加算器25にて加算される。ここで
相関値の定義通り一致した個数でも良いし、不一致の個
数でも良い。加算器25の加算結果は、相関出力として
図5のデータ判定部26及び同期制御部27に出力され
る。データ判定部26は、同期制御部27からの周期信
号によりPN系列の所定のクロック領域において、相関
器21,22からの加算結果を大小関係に基づいて比較
し、大きい方に対応するビット1,0を受信データとし
て出力する。
【0029】データ判定部26にて復調された復調デー
タは、図3の受信部側の制御部28に入力される。制御
部28はM系列判定部29を備えている。図4にM系列
判定部29の一構成例を示す。M系列判定部29はシフ
トレジスタ30とM系列パターン31と加算器32とコ
ンパレータ33からなる。シフトレジスタ30は、M系
列データのビット個数相当のレジスタからなり、復調デ
ータのビット列がクロック毎に順次入力される。M系列
パターン31は、M系列データを有するレジスタからな
る。シフトレジスタ30とM系列パターン31との一致
個数は加算器32において相関値の個数として加算され
る。この加算結果はコンパレータ33の所定値との大小
関係により、M系列を受信したかどうかを判断され、コ
ンパレータ33の所定値以上になるとM系列判定信号が
制御部28に出力される。制御部28はM系列判定信号
を元にしてフレーム同期確立信号を出力する。
【0030】このM系列の自己相関関数は図8に示すよ
うになる。所定値は全ビット一致でも良いが、伝送路の
状況に応じて数ビットの誤りを許容しても良い。
【0031】M系列の一例としては、15ビットM系列
111101011001000を用い、誤りの許容を2ビットまでと
する。すなわち所定値を13と設定している。なお、誤
りの許容数は、電灯線の状況に応じて決められるので、
必ずしも2ビットに限られるものではなく、1ビットや
3ビット以上の時もあり得る。ビット同期後、11110101
0001100が復調されると、加算器の出力は13となり
(ビットが一致したとき1、不一致の時0が加算器に入
力されるとする。)、M系列判定信号が出力される。11
0101011101001のときは加算器の出力は12となり、M
系列判定信号は出力されない。
【0032】制御部28はビット同期確立後、M系列判
定信号が出力されると、適切なタイミングでフレーム同
期確立信号をアクティブにし、図示しないCPU等に知
らせる。CPUはこのフレーム同期確立信号を元にして
データの開始点を決めキャラクタを設定・認識し、機器
のオン・オフ制御など定められた処理を行う。
【0033】CPUがパラレルでデータを扱う場合(4
ビット、8ビット、16ビット等)、M系列を長くする
と、通信時間が長くなり、フレーム同期確立までの時間
も長くなるので、M系列は短いほうが良い。また、M系
列を長くしても、復調したM系列中に発生するビット誤
りも増えるので、図4のしきい値もそれに合わせて下が
るだけで、フレーム同期をとるという効果そのものの向
上は期待できないが、M系列を短くすると、フレーム同
期において誤同期する確率が増える。これらのことによ
り、好ましいM系列の範囲としては7〜31ビットのM
系列であり、より好ましくは、15ビットのM系列であ
る。
【0034】制御部28は、あらかじめ決められた時間
又は復調データビット数に達するまでに、M系列判定信
号が得られなかったら、ビット同期の誤同期又はフレー
ム同期の失敗として現在のスペクトル拡散通信信号受信
を中止し、再度ビット同期確立の処理である受信初期状
態に遷移する。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1、2のスペクトル拡散
通信のフレーム同期確立方法及び請求項7のスペクトル
拡散通信装置によれば、送信データのフレームを構成す
るように、送信データにM系列を含ませて送信し、受信
側では復調した受信データにM系列が含まれているかど
うかを判断し、M系列の存在が確認されることをもって
フレーム同期確立を判断すると、M系列は自己相関が高
いので、復調時に誤りが発生しても、受信データの開始
を認識してフレーム同期を正しくとることができ、キャ
ラクタの設定ができる。この送信データに含ませるM系
列にはあまり長いものを使う必要がないので、高速にフ
レーム同期確立を行うことができる。
【0036】本発明の請求項3のスペクトル拡散通信の
フレーム同期確立方法及び請求項6のスペクトル拡散通
信装置によれば、所定時間内にM系列データが見つから
ない場合には、再度初期状態に戻って送信データのフレ
ーム同期確立を行うことができる。
【0037】本発明の請求項4のスペクトル拡散通信装
置の送信部によれば、送信データのフレームに所定のM
系列データを含ませることができ、受信側においてフレ
ーム同期確立を確実に行うことができる。
【0038】本発明の請求項5、6のスペクトル拡散通
信装置の受信部によれば、送信データに含まれる所定の
M系列データを見付けることにより、フレーム同期確立
を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態のスペクトル拡散通信装置
の送信部のブロック回路図
【図2】図1のPN系列発生器のブロック回路図
【図3】本発明の1実施形態のスペクトル拡散通信装置
の受信部のブロック回路図
【図4】図3の受信部のM系列判定部のブロック回路図
【図5】図3の復調部のブロック回路図
【図6】図5のPN系列相関器のブロック回路図
【図7】図1の送信部から送信される送信データのフレ
ーム構造を示す説明図
【図8】M系列の自己相関波形を示す図
【符号の説明】
1 制御部 2 ヘッダ 3 データ 4 ビット同期部 5 M系列データ部 6 M系列発生器 20 復調部 28 制御部 29 M系列判定部 30 シフトレジスタ 31 M系列パターン 32 加算器 33 コンパレータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信データのフレームに、受信側のビット
    同期確立用のビット同期データと、送信内容データとが
    含まれ、前記送信データをPN系列化して送信するスペ
    クトル拡散通信のフレーム同期確立方法であって、 送信時に前記ビット同期データの後ろにフレーム同期の
    ために所定のM系列からなるM系列データを含ませ、 受信時に前記ビット同期データによるビット同期確立
    後、復調したM系列データと前記所定のM系列との相関
    を求め、前記M系列データと前記所定のM系列との相関
    値が所定条件を満たす時に、前記フレームと判定して受
    信データの開始点を確定することを特徴とするスペクト
    ル拡散通信のフレーム同期確立方法。
  2. 【請求項2】送信側において、PN系列をシフトしてビ
    ット1を表すPN1系列とビット0を表すPN0系列と
    を作成し、このPN1系列とPN0系列により送信デー
    タをPN系列化して送信し、 受信側において、受信信号に関してPN1系列及びPN
    0系列のそれぞれの相関をとり、その相関値の大小関係
    に基づいてビット1、0の復調を行うスペクトル拡散通
    信のフレーム同期確立方法であって、 送信側において、送信データ内のビット同期データの後
    ろにフレーム同期のための所定のM系列からなるM系列
    データを含ませ、 受信側において、ビット同期確立後、復調したM系列デ
    ータと前記所定のM系列との相関を求め、M系列との判
    定が成立した後に、前記フレームと判定して受信データ
    の開始点を確定することを特徴とするスペクトル拡散通
    信のフレーム同期確立方法。
  3. 【請求項3】請求項1,請求項2のいずれかのスペクト
    ル拡散通信のフレーム同期確立方法において、 所定の時間内に前記M系列データが受信されないとき
    に、フレーム同期不確立として、再度初期状態のビット
    同期確立を行うことを特徴とするスペクトル拡散通信の
    フレーム同期確立方法。
  4. 【請求項4】送信データをスペクトル拡散変調して電灯
    線に送り出すスペクトル拡散通信装置の送信部におい
    て、 ビット1を表すデータ1用PN系列を発生するデータ1
    用PN系列発生器と、 前記データ1用PN系列を所定位相シフトしてビット0
    を表すデータ0用PN系列を発生するデータ0用PN系
    列発生器と、 所定のM系列データを発生するM系列発生器と、 送信データのフレームを構成し、前記送信データと合わ
    せて前記所定のM系列データをPN系列化して送信する
    制御部とを有することを特徴とするスペクトル拡散通信
    装置の送信部。
  5. 【請求項5】電灯線から受信したスペクトル拡散通信信
    号をビット1,ビット0からなるデータに復調するスペ
    クトル拡散通信装置の受信部において、 受信信号とビットデータ1を表すデータ1用PN系列と
    の相関をとるデータ1用相関器と、 前記受信信号とビットデータ0を表すデータ0用PN系
    列との相関をとるデータ0用相関器と、 前記データ1用相関器及び前記データ0用相関器からの
    出力を入力し、それぞれの相関値が所定条件を満たすと
    きに、ビットデータ1、0を復調する復調部と、 この復調部からの復調データを入力し、この復調データ
    と所定のM系列との相関を求め、所定のM系列との相関
    値が所定条件を満たすときにフレーム同期確立として、
    フレーム同期確立信号を出力する制御部とを有すること
    を特徴とするスペクトル拡散通信装置の受信部。
  6. 【請求項6】請求項5のスペクトル拡散通信装置の受信
    部において、 前記制御部は、前記復調データに所定のM系列が所定時
    間内に受信されない場合に、スペクトル拡散通信信号受
    信前の初期状態に遷移する機能を有することを特徴とす
    るスペクトル拡散通信装置の受信部。
  7. 【請求項7】請求項4の送信部と、請求項5、6のいず
    れかの受信部とからなることを特徴とするスペクトル拡
    散通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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