JP2000341261A - 同期確立方法、同期確立装置および通信システム - Google Patents

同期確立方法、同期確立装置および通信システム

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JP2000341261A
JP2000341261A JP15007599A JP15007599A JP2000341261A JP 2000341261 A JP2000341261 A JP 2000341261A JP 15007599 A JP15007599 A JP 15007599A JP 15007599 A JP15007599 A JP 15007599A JP 2000341261 A JP2000341261 A JP 2000341261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相関器の回路規模を低減し、高いフレーム使
用効率を実現し、しかも遅延波の影響をなくすことがで
きる同期確立を実現すること。 【解決手段】 周期が「15」のM系列であるPN符号
M15a,M15bの基本系列長に対する繰返し数が1
を超える値であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の
同期語UW1,UW2をフレーム1中に一定の規則で挿
入して送信し、送信されたフレーム1を受信し、受信し
たフレーム1中に挿入された複数の同期語UW1,UW
2と、PN符号M15a,M15bとの相関値を用いて
同期を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車電話等の
通信システムに関し、特に同期確立のための回路規模を
低減し、フレーム使用効率を向上し、さらに遅延波の影
響をなくすことができる同期確立方法、同期確立装置お
よび通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型の移動通信端末等の普及を
はじめとして、移動通信技術は脚光を浴びているが、こ
のディジタル移動通信システムでは、フレームあるいは
バーストと呼ばれるデータ単位を用いて通信が行われ
る。このディジタル移動通信システムでは、端末等の移
動によって電波の伝播環境が時々刻々と変化して、複数
のパスが受信端末に到来し、フェージングが生じる。特
に遅延波が存在する場合には、フェージング対策とし
て、受信機の復調時に等化器を用いる必要がある。
【0003】たとえば、欧州ディジタル自動車電話方式
(GSM)では、適応等化器を必須の付加装置とし、符
号間干渉の低減を図っている。そして、適応等化器を用
いる際における電波の伝播環境を知るために、既知系列
を用いたトレーニング系列としての同期語をフレーム中
に挿入し、誤差推定を行うようにしている。なお、以
下、トレーニング系列と同期語とを同一の概念として説
明する。
【0004】たとえば、図8は、上述したGSMで用い
られるフレーム構成を示す図である。図8において、G
SMのフレーム100は、データ間に64ビットの同期
語UW101と26ビットの同期語UW102とを挿入
している。同期語UW101はランダム系列101によ
って構成される。ランダム系列101は、系列内部に特
定の系列が繰り返し入っていない系列である。また、同
期語UW102は、16ビットの基本系列SE16とこ
の基本系列SE16の両端にそれぞれ付加された5ビッ
トの繰返し系列とを有している。この場合、同期語UW
102のビット長は26ビットであり、基本系列SE1
6のビット長が16ビットであることから、この同期語
UW102は、基本系列SE16を26ビット/16ビ
ット≒1.625回、繰り返していることになる。
【0005】ところで、上述したフレーム内に挿入され
た同期語を用いて受信同期を行う場合、通常、相関器が
用いられる。相関器は、受信側に予め設けられた同期語
の既知系列と、同期語の既知系列を含む受信したフレー
ムのデータとの排他的論理和を順次演算し、その演算結
果が最も大きい、すなわち相関値が最も大きいときのタ
イミングを同期時点として、その後の同期制御に用いら
れることになる。
【0006】図9(a)は、ランダム系列101に対す
る相関出力の一例を示し、図9(b)は、基本系列10
2に対する相関出力の一例を示している。図9(a)に
おいて、ランダム系列101の系列長は、64ビットで
あり、同期語UW102の26ビットに比べて系列長が
長いため、大きな相関出力を得ることができる。
【0007】一方、図9(b)において、同期語UW1
02には、繰返し系列が付加され、遅延波が存在すると
きには、付加した繰返し分に相当するサイドローブが出
現し、このサイドローブを用いることによって遅延波を
キャンセルすることができる。ところで、大きな相関出
力を得るためには、系列長を長くとる必要があり、たと
えば64ビットのランダム系列(基本系列)101に対
しては、相関器の参照系列長を64ビット長とする必要
があり、相関器の回路規模が大きくなる。
【0008】一方、特開平10−70526号公報に
は、図10に示すように、フレーム中に周期が「31」
のPN(擬似ランダム雑音)符号を3回繰り返した同期
語UWを挿入してフレーム同期を確立する技術が記載さ
れている。同期語UWは、PN符号PN31を基本系列
しているため、基本系列に対する相関値のピークが3回
到来し、これによって同期検出性能は向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、GSM
では、1フレーム中に異なる同期語UW101,UW1
02を挿入して同期をとるようにしているが、同期語U
W101の基本系列長が64ビットという長い系列長で
あるために、大きな相関値を得ることができるものの、
相関器の回路規模が大きくなるという問題点があった。
【0010】一方、図10に示した従来のフレーム同期
方法では、同期語UWが93ビットと長いが、基本系列
長は31ビットであるため、相関器の回路規模が小さく
することができる。しかし、1フレーム中に93ビット
の同期語UWを挿入すると、1フレーム中におけるデー
タの割合を示すフレーム使用効率が低下し、通信効率が
低下するとともに、同期語UWが基本系列のみで、基本
系列の繰返し数が整数となっているため、遅延波の影響
を吸収することができないという問題点があった。
【0011】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
相関器の回路規模を低減し、高いフレーム使用効率を実
現し、しかも遅延波の影響をなくすことができる同期確
立方法、同期確立装置および通信システムを得ることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる同期確立方法は、複数ビットから
なる既知パターンの同期語を一定の規則でフレーム中に
挿入し、該挿入された同期語を用いて同期を確立する同
期確立方法において、基本系列の基本系列長に対する繰
返し数が1を超える値であり、かつ異なる繰返し数を有
する複数の同期語を前記フレーム中に前記一定の規則で
挿入して送信する送信工程と、前記送信工程によって送
信されたフレームを受信し、該受信したフレーム中に前
記一定の規則で挿入された前記複数の同期語を用いて同
期を確立する受信工程と、を含むことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、まず、送信工程によっ
て、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を超え
る値であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の同期語
をフレーム中に一定の規則で挿入して送信し、その後、
受信工程によって、前記送信工程によって送信されたフ
レームを受信し、該受信したフレーム中に前記一定の規
則で挿入された前記複数の同期語を用いて同期を確立す
るようにしている。
【0014】つぎの発明にかかる同期確立方法は、複数
ビットからなる既知パターンの同期語を一定の規則でフ
レーム中に挿入し、該挿入された同期語を用いて同期を
確立する同期確立方法において、基本系列の基本系列長
に対する繰返し数が1以上の異なる値であり、かつ、そ
れぞれ異なる基本系列を用いた複数の同期語を前記フレ
ームに前記一定の規則で挿入して送信する送信工程と、
前記送信工程によって送信されたフレームを受信し、該
受信したフレーム中に前記一定の規則で挿入された前記
複数の同期語を用いて同期を確立する受信工程と、を含
むことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、まず、送信工程によっ
て、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の
異なる値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用い
た複数の同期語をフレームに一定の規則で挿入して送信
し、その後、受信工程によって、前記送信工程によって
送信されたフレームを受信し、該受信したフレーム中に
前記一定の規則で挿入された前記複数の同期語を用いて
同期を確立するようにしている。
【0016】つぎの発明にかかる同期確立方法は、上記
の発明において、前記複数の同期語の基本系列長は同じ
であることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、基本系列の基本系列長
を同じとした複数の同期語をフレーム内に挿入し、この
挿入した複数の同期語を用いて同期確立を行うようにし
ている。
【0018】つぎの発明にかかる同期確立方法は、上記
の発明において、前記基本系列は、M系列であることを
特徴とする。
【0019】この発明によれば、高い自己相関特性をも
つM系列を基本系列とする複数の同期語をフレーム内に
挿入し、この挿入した複数の同期語を用いて同期確立を
行うようにしている。
【0020】つぎの発明にかかる同期確立装置は、複数
ビットからなる既知パターンの同期語を一定の規則でフ
レーム中に挿入して送信し、該挿入された同期語を用い
て受信側装置に対して同期を確立させる同期確立装置に
おいて、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を
超える値であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の同
期語を前記フレーム中に前記一定の規則で挿入して送信
する送信手段を備えたことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、送信手段が、基本系列
の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値であり、
かつ異なる繰返し数を有する複数の同期語をフレーム中
に一定の規則で挿入して送信するようにしている。
【0022】つぎの発明にかかる同期確立装置は、複数
ビットからなる既知パターンの同期語を一定の規則でフ
レーム中に挿入して送信し、該挿入された同期語を用い
て受信側装置に対して同期を確立させる同期確立装置に
おいて、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以
上の異なる値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を
用いた複数の同期語を前記フレームに前記一定の規則で
挿入して送信する送信手段を備えたことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、送信手段が、基本系列
の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異なる値であ
り、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いた複数の同期
語を前記フレームに前記一定の規則で挿入して送信する
ようにしている。
【0024】つぎの発明にかかる同期確立装置は、複数
ビットからなる既知パターンの同期語が一定の規則でフ
レーム中に挿入された信号を受信し、該受信信号のフレ
ーム内に挿入された同期語を用いて受信信号に対する同
期を確立する同期確立装置において、基本系列の基本系
列長に対する繰返し数が1を超える値であり、かつ異な
る繰返し数を有する前記フレーム内の複数の同期語と前
記基本系列との相関をとる相関手段と、前記相関手段の
結果をもとに前記受信信号との同期を確立させる制御を
行う同期制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0025】この発明によれば、相関手段が、基本系列
の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値であり、
かつ異なる繰返し数を有するフレーム内の複数の同期語
と前記基本系列との相関をとり、同期制御手段が、前記
相関手段の結果をもとに前記受信信号との同期を確立さ
せる制御を行うようにしている。
【0026】つぎの発明にかかる同期確立装置は、複数
ビットからなる既知パターンの同期語が一定の規則でフ
レーム中に挿入された信号を受信し、該受信信号のフレ
ーム内に挿入された同期語を用いて受信信号に対する同
期を確立する同期確立装置において、基本系列の基本系
列長に対する繰返し数が1以上の異なる値であり、か
つ、それぞれ異なる基本系列を用いた前記フレーム内の
複数の同期語と前記基本系列との相関をとる相関手段
と、前記相関手段の結果をもとに前記受信信号との同期
を確立させる制御を行う同期制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0027】この発明によれば、相関手段が、基本系列
の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異なる値であ
り、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いたフレーム内
の複数の同期語と前記基本系列との相関をとり、同期制
御手段が、前記相関手段の結果をもとに前記受信信号と
の同期を確立させる制御を行うようにしている。
【0028】つぎの発明にかかる同期確立装置は、上記
の発明において、前記複数の同期語の基本系列長は同じ
であることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、基本系列の基本系列長
を同じとした複数の同期語をフレーム内に挿入し、この
挿入した複数の同期語を用いて同期確立を行うようにし
ている。
【0030】つぎの発明にかかる同期確立装置は、上記
の発明において、前記相関手段は、前記受信信号を順次
シフトするシフトレジスタと、各前記基本系列を保持す
る複数のレジスタと、前記複数のレジスタを選択切替す
る切替手段と、前記切替手段によって選択切替されたレ
ジスタと前記シフトレジスタの受信信号との各ビットの
排他的論理和を演算する演算手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0031】この発明によれば、切替手段が、一定の規
則に対応して複数のレジスタから1つのレジスタを選択
切替し、演算手段がこの選択切替されたレジスタとシフ
トレジスタの受信信号との各ビットの排他的論理和を演
算し、この演算結果をもとに同期確立を行うようにして
いる。
【0032】つぎの発明にかかる同期確立装置は、前記
基本系列は、M系列であることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、高い自己相関特性をも
つM系列を基本系列とする複数の同期語をフレーム内に
挿入し、この挿入した複数の同期語を用いて同期確立を
行うようにしている。
【0034】つぎの発明にかかる通信システムは、複数
ビットからなる既知パターンの同期語を一定の規則でフ
レーム中に挿入し、該挿入された送信信号を受信側装置
に送信し、受信側装置が該送信された信号を受信し、受
信信号のフレーム内に挿入された同期語を用いて該受信
信号に対する同期を確立する通信システムにおいて、前
記送信側装置は、基本系列の基本系列長に対する繰返し
数が1を超える値であり、かつ異なる繰返し数を有する
複数の同期語を前記フレーム中に前記一定の規則で挿入
して送信する送信手段を備え、前記受信側装置は、前記
フレーム内の複数の同期語と前記基本系列との相関演算
を行う相関手段と、前記相関手段の結果をもとに前記受
信信号に対する同期を確立させる制御を行う同期制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0035】この発明によれば、送信側装置では、送信
手段が、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を
超える値であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の同
期語をフレーム中に一定の規則で挿入して送信し、受信
側装置では、相関手段が、前記フレーム内の複数の同期
語と前記基本系列との相関演算を行い、同期制御手段
が、前記相関手段の結果をもとに前記受信信号に対する
同期を確立させる制御を行うようにしている。
【0036】つぎの発明にかかる通信システムは、複数
ビットからなる既知パターンの同期語を一定の規則でフ
レーム中に挿入し、該挿入された送信信号を受信側装置
に送信し、受信側装置が該送信された信号を受信し、受
信信号のフレーム内に挿入された同期語を用いて該受信
信号に対する同期を確立する通信システムにおいて、前
記送信側装置は、基本系列の基本系列長に対する繰返し
数が1以上の異なる値であり、かつ、それぞれ異なる基
本系列を用いた複数の同期語を前記フレームに前記一定
の規則で挿入して送信する送信手段を備え、前記受信側
装置は、前記フレーム内の複数の同期語と前記基本系列
との相関演算を行う相関手段と、前記相関手段の結果を
もとに前記受信信号に対する同期を確立させる制御を行
う同期制御手段と、を備えたことを特徴とする通信シス
テム。
【0037】この発明によれば、送信側装置では、送信
手段が、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以
上の異なる値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を
用いた複数の同期語をフレームに一定の規則で挿入して
送信し、受信側装置では、相関手段が、前記フレーム内
の複数の同期語と前記基本系列との相関演算を行い、同
期制御手段が、前記相関手段の結果をもとに前記受信信
号に対する同期を確立させる制御を行うようにしてい
る。
【0038】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
の発明において、前記複数の同期語の基本系列長は同じ
であることを特徴とする。
【0039】この発明によれば、基本系列の基本系列長
を同じとした複数の同期語をフレーム内に挿入し、この
挿入した複数の同期語を用いて同期確立を行うようにし
ている。
【0040】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
の発明において、前記基本系列は、M系列であることを
特徴とする。
【0041】この発明によれば、高い自己相関特性をも
つM系列を基本系列とする複数の同期語をフレーム内に
挿入し、この挿入した複数の同期語を用いて同期確立を
行うようにしている。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる同期確立方法および同期確立装置および通
信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0043】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態
1である通信システムに用いるフレーム構成を示す図で
ある。図1において、フレーム1内には、64ビットの
同期語UW1と26ビットの同期語UW2とがデータD
1〜D3の間に挿入される。フレーム1内における同期
語UW1とUW2との設置数は、任意であるが、フレー
ム1内の所定位置に一定の規則をもって挿入される。
【0044】同期語UW1は、周期が「15」のPN系
列であるPN符号M15aを4回繰返し、その両端に2
ビットの繰返しパターンを付加している。ここでは、P
N系列として高い自己相関特性をもつM系列(maximum
length code)を用いている。この場合における基本系
列の繰返し数は、64ビット/15ビット≒4.27回
である。
【0045】一方、同期語UW2は、周期が「15」の
PN系列であるPN符号M15bを1回繰返し、その両
端に5ビットと6ビットの繰返しパターンを付加してい
る。このPN符号M15bは、PN符号M15aと異な
る既知系列パターンであり、ここでは、PN系列として
高い自己相関特性をもつM系列(maximum length cod
e)を用い、PN符号15aのM系列パターンと異なる
M系列パターンを設定している。この場合における基本
系列の繰返し数は、26ビット/15ビット≒1.73
回である。
【0046】図2は、図1に示した同期語UW1,UW
2が一定の規則で挿入されたフレーム1を含む送信信号
を送信する送信機を示す図である。図2において、フレ
ーム生成部11は、PN符号M15a,15bを用いて
同期語UW1,UW2を生成し、この生成した同期語U
W1,UW2を一定の規則でデータ間に挿入したフレー
ムを生成する。変調器12は、フレーム生成11によっ
て生成されたフレームのデータを順次変調し、送信部1
3に出力する。送信部13は、変調器12から出力され
る変調データを周波数変換、増幅を行ってアンテナ14
から無線信号として出力する。
【0047】図3は、図1に示した同期語UW1,UW
2が一定の規則で挿入されたフレーム1を含む送信信号
を受信する受信機を示す図である。図3において、受信
部21は、アンテナ20を介してフレーム1が含まれる
受信信号を受信し、周波数変換、低雑音増幅、帯域制限
等を行ったベースバンド信号を復調器22に出力する。
復調器22は、入力したベースバンド信号を復調し、受
信データS20およびクロックS21を相関器23,2
4および復号器28に出力する。
【0048】相関器23は、15ビットのシフトレジス
タ23a、PN符号M15aを保持するPN符号レジス
タ23c、およびシフトレジスタ23aの各ビット出力
とPN符号レジスタ23cの各ビット出力との排他的論
理和を演算し、演算結果をパラレル出力するEX−OR
回路23bを有する。シフトレジスタ23aには、復調
器22から出力される受信データS20を順次、クロッ
クS21をもとに入力し、シフトするとともにシフトレ
ジスタ上の15ビットをEX−OR回路23bに出力す
る。EX−OR回路23bは、シフトレジスタ23aか
ら入力される15ビットとPN符号レジスタ23cの1
5ビットとをそれぞれ対応させて排他的論理和を演算
し、この演算結果を同時に判定部25に出力する。
【0049】同様に、相関器24は、15ビットのシフ
トレジスタ24a、PN符号M15bを保持するPN符
号レジスタ24c、およびシフトレジスタ24aの各ビ
ット出力とPN符号レジスタ24cの各ビット出力との
排他的論理和を演算し、演算結果をパラレル出力するE
X−OR回路24bを有する。シフトレジスタ24aに
は、復調器22から出力される受信データS20を順
次、クロックS21をもとに入力し、シフトするととも
にシフトレジスタ上の15ビットをEX−OR回路24
bに出力する。EX−OR回路24bは、シフトレジス
タ24aから入力される15ビットとPN符号レジスタ
24cの15ビットとをそれぞれ対応させて排他的論理
和を演算し、この演算結果を同時に判定部26に出力す
る。
【0050】判定部25,26は、それぞれEX−OR
回路23b,24bからの演算結果をもとに相関電力値
を算出し、この相関電力値をもとに同期時点を判定す
る。これらの判定結果は同期制御部27に送出され、同
期制御部27は、判定部25,26の判定結果をもと
に、フレーム同期およびビットタイミング同期の同期制
御を復調器22に対して行う。フレーム同期は、フレー
ム単位の大まかな同期確立であり、同期語UW1によっ
て主に行われ、前方保護および後方保護等の制御も行
う。ビットタイミング同期は、復調器22が各ビットタ
イミングを得るための同期確立であり、同期語UW2に
よって主に行われる。
【0051】特に、フレーム1内の同期語UW2の数
は、同期語UW1に比べてフレーム1内に分散して配置
され、常時変化する電波環境に対応する同期確立を行う
ようにしている。一方、復号器28は、同期制御部27
によって同期制御された受信データS20およびクロッ
クS21をもとに復号した復号データを出力する。
【0052】図4(a)は、相関器23からの相関出力
を示す図である。図4(a)に示すように、相関器23
からの相関出力は、PN符号M15aが4回繰り返され
るのに対応して4つのピークをもった相関出力が15ビ
ット単位で出力されるので、高い同期検出を行うことが
できる。また、同期語UW1には、4回繰り返されるP
N符号M15aの両端にそれぞれ2ビットの繰返し系列
が付加されているため、遅延波が存在する場合には、図
4(a)に示すように、2ビットまでの遅延波に対応す
るサイドローブが出現するため、このサイドローブの検
出によって同期制御部27は遅延波の影響をなくすこと
ができる。
【0053】図4(b)は、相関器24からの相関出力
を示す図である。図4(b)に示すように、相関器24
からの相関出力は、PN符号M15bが1回繰り返され
るのに対応して一つのピークをもった相関出力が出力さ
れ、これによって同期検出を行うことができる。また、
同期語UW2は、一つのPN符号M15bの両端には、
5ビットと6ビットの繰返し系列が付加されているた
め、5ビットあるいは6ビットまでの遅延波が存在する
場合には、図4(b)に示すように、5ビットあるいは
6ビットまでの遅延波に対応するサイドローブが出現す
るため、このサイドローブの検出によって同期制御部2
7は遅延波の影響をなくすことができる。特に、移動通
信の場合には、5ビットあるいは6ビットに渡る遅延波
が生じる場合があり、このような遅延波が生じる場合に
もフェージング対策を確実に行うことができ、高品質の
データ伝送を行うことができる。
【0054】なお、上述した実施の形態1では、同期語
UW1の基本系列、すなわちPN符号M15aを4回繰
り返すようにしているが、この基本系列の繰返しは任意
である。たとえば、PN符号M15aを3回繰り返し、
両端にそれぞれ2ビットの繰返し系列を付加し、同期語
UW1に対して一つのPN符号M15aのビットが削除
された49ビットの同期語UW1’を用いるようにして
もよい。この場合における基本系列長の繰返し数は、4
9ビット/15ビット≒3.27回となる。このように
基本系列を少なくすることによって、さらにフレーム使
用効率が高まることになる。
【0055】この実施の形態1によれば、基本系列長の
繰返し数の異なる複数の同期語UW1,UW2を一定の
規則で挿入したフレーム1によって構成される送受信デ
ータを用いて同期確立を行うようにしているので、基本
系列の繰返しによって相関器の装置規模を抑えながら、
同期検出性能を向上させることができ、しかも少なくと
も一つの同期語UW1,UW2の両端には、繰返し系列
が付加されているので、遅延波の影響を有効に除去する
ことができる。
【0056】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。実施の形態1では、同期語U
W1,UW2内の基本系列は、いずれも15ビットで同
じ基本系列長であったが、この実施の形態2では、異な
る基本系列長をもつ複数の同期語を用いるようにしてい
る。
【0057】図5は、この発明の実施の形態2である通
信システムに用いるフレーム構成を示す図である。図5
において、フレーム1内には、64ビットの同期語UW
1と26ビットの同期語UW2とがデータD1〜D3の
間に挿入される。フレーム1内における同期語UW1と
UW2との設置数は、任意であるが、フレーム1内の所
定位置に一定の規則をもって挿入される。この点は、実
施の形態1と同じである。
【0058】しかし、同期語UW11は、周期が「3
1」のPN系列であるPN符号M31を2回繰返し、そ
の両端に1ビットの繰返しパターンを付加している。こ
こでは、PN系列として高い自己相関特性をもつM系列
(maximum length code)を用いている。この場合にお
ける基本系列の繰返し数は、64ビット/31ビット≒
2.06回である。
【0059】一方、同期語UW12は、周期が「15」
のPN系列であるPN符号M15を1回繰返し、その両
端に5ビットと6ビットの繰返しパターンを付加してい
る。従って、同期語UW12は、実施の形態1における
同期語UW2と同じである。また、ここでは、PN系列
として高い自己相関特性をもつM系列(maximum length
code)を用いている。この場合における基本系列の繰
返し数は、26ビット/15ビット≒1.73回であ
る。
【0060】この同期語UW11,UW12が挿入され
たフレーム1は、実施の形態1と同様な送信機および受
信機を用いた通信システムを構築することができる。こ
の場合、図3に示した相関器24の構成はそのまま実施
の形態2に適用することができるが、相関器23の構成
は、基本系列であるPN符号M31のビット数がPN符
号15のビット数と異なるため、シフトレジスタ23a
は、31ビット長のシフトレジスタとし、PN符号レジ
スタ23cは、PN符号M31を保持する31ビットの
PN符号レジスタとし、さらにEX−OR回路23b
は、31ビットの排他的論理和の演算を行う演算回路と
する必要がある。
【0061】したがって、相関器の回路規模は大きくな
るが、PN符号M31を2回用いているため、周期が
「63」のPN符号を用いるまでもなく、相関器の回路
規模を抑えつつ、高い相関出力によって高い同期検出を
行うことができる。
【0062】この実施の形態2によれば、基本系列長の
繰返し数が異なり、基本系列も異なる複数の同期語UW
11,UW12を一定の規則で挿入したフレーム1によ
って構成される送受信データを用いて同期確立を行うよ
うにしているので、基本系列の繰返しによって相関器の
装置規模を抑えながら、同期検出性能を向上させること
ができ、しかも少なくとも一つの同期語UW1,UW2
の両端には、繰返し系列が付加されているので、遅延波
の影響を有効に除去することができる。しかも、基本系
列が異なるので、同期語UW11,UW12の相関をフ
レーム上の配置関係とは無関係に確実に峻別して行うこ
とができ、同期語UW11,UW12の目的に合った同
期確立を確実に行うことができる。
【0063】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。上述した実施の形態1では、
パターンは異なるが、同じ基本系列長をもつ基本系列を
同期語UW1,UW2に用い、これら各同期語UW1,
UW2のそれぞれに対応した相関を演算するために、二
つの相関器23,24を設けるようにしていたが、この
実施の形態3では、同一の相関器によって各同期語UW
1,UW2に対する相関演算を時間的に分離して行うよ
うにしている。
【0064】図6は、図1に示した同期語UW1,UW
2が一定の規則で挿入されたフレーム1を含む送信信号
を受信する受信機の構成を示す図である。図6におい
て、受信部31は、アンテナ30を介してフレーム1が
含まれる受信信号を受信し、周波数変換、低雑音増幅、
帯域制限等を行ったベースバンド信号を復調器32に出
力する。復調器32は、入力したベースバンド信号を復
調し、受信データS30およびクロックS31を相関器
33および復号器38に出力する。
【0065】相関器33は、15ビットのシフトレジス
タ33a、PN符号M15aを保持するPN符号レジス
タ33c、PN符号M15bを保持するPN符号レジス
タ33d、シフトレジスタ33aの各ビット出力とPN
符号レジスタ33cまたはPN符号レジスタ33dの各
ビット出力との排他的論理和を演算し、演算結果をパラ
レル出力するEX−OR回路33b、およびPN符号レ
ジスタ33cに保持されたPN符号M15aとPN符号
レジスタ33dに保持されたPN符号M15bとを切替
出力するセレクタ34を有する。
【0066】シフトレジスタ33aには、復調器32か
ら出力される受信データS30を順次、クロックS31
をもとに入力し、シフトするとともにシフトレジスタ上
の15ビットをEX−OR回路33bに出力する。EX
−OR回路33bは、シフトレジスタ33aから入力さ
れる15ビットと、セレクタ34を介して出力されるP
N符号レジスタ33cまたはPN符号レジスタ33dの
15ビットとをそれぞれ対応させて排他的論理和を演算
し、この演算結果を同時に判定部25に出力する。
【0067】セレクタ34は、同期制御部37からの選
択信号をもとにPN符号レジスタ33cとPN符号レジ
スタ33dとの切替出力を行う。フレーム1上の同期語
UW1がシフトレジスタ33aにシフトされる場合、セ
レクタ34は、PN符号レジスタ33cを選択し、PN
符号M15aをEX−OR回路33bに出力する。ま
た、フレーム1上の同期語UW2がシフトレジスタ33
aにシフトされる場合、セレクタ34は、PN符号レジ
スタ33dを選択し、PN符号M15bをEX−OR回
路3bに出力する。このセレクタ34を用いたPN符号
M15aとPN符号M15bとの切替によって、シフト
レジスタ33aおよびEX−OR回路33bを重複して
設ける必要がなくなり、相関器の回路規模を低減するこ
とができる。
【0068】図7は、相関器33からの相関出力の一例
を示す図である。図7において、セレクタ34によるP
N符号M15a,M15bの切替設定によって、同一の
相関器33から同期語UW1に対する相関出力と、同期
語UW2に対する相関出力とが、フレーム内の配置構成
に従って順次出力されることになる。図7では、まずP
N符号レジスタ33cのPN符号M15aが選択設定さ
れ、同期語UW1がシフトレジスタ33aに入力される
ことによって、このPN符号M15aと符号語UW1と
の相関出力が出力され、その後、セレクタ34によって
PN符号レジスタ33dのPN符号M15bが選択設定
され、同期語UW2がシフトレジスタ33aに入力され
ると、この同期語UW2とPN符号M15bとの相関出
力が出力されることになる。
【0069】判定部35は、判定部25,26と同じよ
うに、EX−OR回路33bからの演算結果をもとに相
関電力値を算出し、この相関電力値をもとに同期時点を
判定する。これらの判定結果は同期制御部37に送出さ
れ、同期制御部37は、判定部35の判定結果をもと
に、フレーム同期およびビットタイミング同期の同期制
御を復調器32に対して行う。一方、復号器38は、同
期制御部37によって同期制御された受信データS30
およびクロックS31をもとに復号した復号データを出
力する。
【0070】この実施の形態3によれば、同一基本系列
長をもった複数の同期語がフレーム内に挿入される場合
に、参照符号としての基本系列を順次切替設定するよう
にしているので、相関器の回路規模を削減することがで
きる。
【0071】なお、上述した実施の形態1〜3におい
て、基本系列としてM系列を用いて説明したが、これに
が限らず、他の基本系列をたとえばGOLD符号系列等
のPN系列を用いてもよい。
【0072】また、上述した実施の形態1〜3において
は、いずれも検出した同期タイミングを復調器の制御用
に用いた例を示しているが、この同期タイミングを他の
同期制御に用いるようにしてもよいのは言うまでもな
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、まず、送信工程によって、基本系列の基本系列長に
対する繰返し数が1を超える値であり、かつ異なる繰返
し数を有する複数の同期語をフレーム中に一定の規則で
挿入して送信し、その後、受信工程によって、前記送信
工程によって送信されたフレームを受信し、該受信した
フレーム中に前記一定の規則で挿入された前記複数の同
期語を用いて同期を確立するようにしているので、相関
演算は、繰り返される基本系列の相関演算を行えばよい
ので相関器の回路規模を低減し、基本系列の繰返し数を
小さく設定することによって高いフレーム使用効率を維
持することができ、同期語内の基本系列以外の繰返し系
列を有効利用することによって遅延波を検出し、これに
よって遅延波の影響を削除する同期確立が可能となると
いう効果を奏する。
【0074】つぎの発明によれば、まず、送信工程によ
って、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以上
の異なる値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用
いた複数の同期語をフレームに一定の規則で挿入して送
信し、その後、受信工程によって、前記送信工程によっ
て送信されたフレームを受信し、該受信したフレーム中
に前記一定の規則で挿入された前記複数の同期語を用い
て同期を確立するようにしているので、相関演算は繰り
返される基本系列の相関演算を行えばよいので相関器の
回路規模を低減し、基本系列の繰返し数を小さく設定す
ることによって高いフレーム使用効率を維持することが
でき、同期語内の基本系列以外の繰返し系列を有効利用
することによって遅延波を検出し、これによって遅延波
の影響を削除する同期確立が可能となるとともに、異な
る基本系列を用いるようにしているので、フレーム上に
おける同期語の配置関係とは関係なく、各同期語に対す
る相関出力を確実に得ることができ、各同期語の目的に
合った同期確立制御を行うことができるという効果を奏
する。
【0075】つぎの発明によれば、基本系列の基本系列
長を同じとした複数の同期語をフレーム内に挿入し、こ
の挿入した複数の同期語を用いて同期確立を行うように
しているので、各同期語の生成処理および各同期語に対
する相関処理が容易になるという効果を奏する。
【0076】つぎの発明によれば、高い自己相関特性を
もつM系列を基本系列とする複数の同期語をフレーム内
に挿入し、この挿入した複数の同期語を用いて同期確立
を行うようにしているので、一層、高い相関出力を得る
ことができ、同期確立を確実に行うことができる効果を
奏する。
【0077】つぎの発明によれば、送信手段が、基本系
列の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値であ
り、かつ異なる繰返し数を有する複数の同期語をフレー
ム中に一定の規則で挿入して送信するようにしているの
で、受信側装置は、この送信手段によって送信されたフ
レーム内の同期語を用い、繰り返される基本系列の相関
演算を行えばよいので相関器の回路規模を低減し、基本
系列の繰返し数を小さく設定することによって高いフレ
ーム使用効率を維持することができ、同期語内の基本系
列以外の繰返し系列を有効利用することによって遅延波
を検出し、これによって遅延波の影響を削除する同期確
立が可能となるという効果を奏する。
【0078】つぎの発明によれば、送信手段が、基本系
列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異なる値で
あり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いた複数の同
期語を前記フレームに前記一定の規則で挿入して送信す
るようにしているので、受信側装置は、この送信手段に
よって送信されたフレーム内の同期語を用い、繰り返さ
れる基本系列の相関演算を行えばよいので相関器の回路
規模を低減し、基本系列の繰返し数を小さく設定するこ
とによって高いフレーム使用効率を維持することがで
き、同期語内の基本系列以外の繰返し系列を有効利用す
ることによって遅延波を検出し、これによって遅延波の
影響を削除する同期確立が可能となるとともに、異なる
基本系列を用いるようにしているので、フレーム上にお
ける同期語の配置関係とは関係なく、各同期語に対する
相関出力を確実に得ることができ、各同期語の目的に合
った同期確立制御を行うことができるという効果を奏す
る。
【0079】つぎの発明によれば、相関手段が、基本系
列の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値であ
り、かつ異なる繰返し数を有するフレーム内の複数の同
期語と前記基本系列との相関をとり、同期制御手段が、
前記相関手段の結果をもとに前記受信信号との同期を確
立させる制御を行うようにしているので、受信側装置
は、同期確立に際し、繰り返される基本系列の相関演算
を行えばよいので相関器の回路規模を低減し、基本系列
の繰返し数を小さく設定することによって高いフレーム
使用効率を維持することができ、同期語内の基本系列以
外の繰返し系列を有効利用することによって遅延波を検
出し、これによって遅延波の影響を削除する同期確立が
可能となるという効果を奏する。
【0080】つぎの発明によれば、相関手段が、基本系
列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異なる値で
あり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いたフレーム
内の複数の同期語と前記基本系列との相関をとり、同期
制御手段が、前記相関手段の結果をもとに前記受信信号
との同期を確立させる制御を行うようにしているので、
受信側装置は、同期確立に際し、繰り返される基本系列
の相関演算を行えばよいので相関器の回路規模を低減
し、基本系列の繰返し数を小さく設定することによって
高いフレーム使用効率を維持することができ、同期語内
の基本系列以外の繰返し系列を有効利用することによっ
て遅延波を検出し、これによって遅延波の影響を削除す
る同期確立が可能となるとともに、異なる基本系列を用
いるようにしているので、フレーム上における同期語の
配置関係とは関係なく、各同期語に対する相関出力を確
実に得ることができ、各同期語の目的に合った同期確立
制御を行うことができるという効果を奏する。
【0081】つぎの発明によれば、基本系列の基本系列
長を同じとした複数の同期語をフレーム内に挿入し、こ
の挿入した複数の同期語を用いて同期確立を行うように
しているので、各同期語の生成処理および各同期語に対
する相関処理が容易になるという効果を奏する。
【0082】つぎの発明によれば、切替手段が、一定の
規則に対応して複数のレジスタから1つのレジスタを選
択切替し、演算手段がこの選択切替されたレジスタとシ
フトレジスタの受信信号との各ビットの排他的論理和を
演算し、この演算結果をもとに同期確立を行うようにし
ているので、一つのシフトレジスタと一つの演算手段と
を用いて相関処理を行うことができ、結果的に簡易な構
成によって相関器が実現され、相関器の回路規模を一層
低減することができるという効果を奏する。
【0083】つぎの発明によれば、高い自己相関特性を
もつM系列を基本系列とする複数の同期語をフレーム内
に挿入し、この挿入した複数の同期語を用いて同期確立
を行うようにしているので、一層、高い相関出力を得る
ことができ、同期確立を確実に行うことができる効果を
奏する。
【0084】つぎの発明によれば、送信側装置では、送
信手段が、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1
を超える値であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の
同期語をフレーム中に一定の規則で挿入して送信し、受
信側装置では、相関手段が、前記フレーム内の複数の同
期語と前記基本系列との相関演算を行い、同期制御手段
が、前記相関手段の結果をもとに前記受信信号に対する
同期を確立させる制御を行うようにしているので、相関
器は繰り返される基本系列の相関演算を行えばよいので
相関器の回路規模を低減し、基本系列の繰返し数を小さ
く設定することによって高いフレーム使用効率を維持す
ることができ、同期語内の基本系列以外の繰返し系列を
有効利用することによって遅延波を検出し、これによっ
て遅延波の影響を削除する同期確立が可能となるという
効果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、送信側装置では、送
信手段が、基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1
以上の異なる値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列
を用いた複数の同期語をフレームに一定の規則で挿入し
て送信し、受信側装置では、相関手段が、前記フレーム
内の複数の同期語と前記基本系列との相関演算を行い、
同期制御手段が、前記相関手段の結果をもとに前記受信
信号に対する同期を確立させる制御を行うようにしてい
るので、相関器は繰り返される基本系列の相関演算を行
えばよいので相関器の回路規模を低減し、基本系列の繰
返し数を小さく設定することによって高いフレーム使用
効率を維持することができ、同期語内の基本系列以外の
繰返し系列を有効利用することによって遅延波を検出
し、これによって遅延波の影響を削除する同期確立が可
能となるとともに、異なる基本系列を用いるようにして
いるので、フレーム上における同期語の配置関係とは関
係なく、各同期語に対する相関出力を確実に得ることが
でき、各同期語の目的に合った同期確立制御を行うこと
ができるという効果を奏する。
【0086】つぎの発明によれば、基本系列の基本系列
長を同じとした複数の同期語をフレーム内に挿入し、こ
の挿入した複数の同期語を用いて同期確立を行うように
しているので、各同期語の生成処理および各同期語に対
する相関処理が容易になるという効果を奏する。
【0087】つぎの発明によれば、高い自己相関特性を
もつM系列を基本系列とする複数の同期語をフレーム内
に挿入し、この挿入した複数の同期語を用いて同期確立
を行うようにしているので、一層、高い相関出力を得る
ことができ、同期確立を確実に行うことができる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である通信システム
に用いるフレーム構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である通信システム
の送信機の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である通信システム
の受信機の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示した二つの相関器からの相関出力例
を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2である通信システム
に用いるフレーム構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3である通信システム
の受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示した相関器からの相関出力例を示す
図である。
【図8】 欧州自動車通信システムが用いるフレーム構
成を示す図である。
【図9】 図8に示したフレーム構成内の同期語に対す
る相関出力例を示す図である。
【図10】 従来におけるフレーム同期用の同期語構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム、11 フレーム生成部、12 変調器、
13 送信部、14,20,30 アンテナ、21,3
1 受信部、22,32 復調器、23,24,33
相関器、23a,24a,33a シフトレジスタ、2
3b,24b,33b EX−OR回路、23c,24
c,33c,33d PN符号レジスタ、25,26,
35 判定部、27,37 同期制御部、28,38
復号器、34 セレクタ、UW1,UW2,UW11,
UW12 同期語、D1〜D3データ、M15a,M1
5b,M15,M31 PN符号。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビットからなる既知パターンの同期
    語を一定の規則でフレーム中に挿入し、該挿入された同
    期語を用いて同期を確立する同期確立方法において、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値
    であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の同期語を前
    記フレーム中に前記一定の規則で挿入して送信する送信
    工程と、 前記送信工程によって送信されたフレームを受信し、該
    受信したフレーム中に前記一定の規則で挿入された前記
    複数の同期語を用いて同期を確立する受信工程と、 を含むことを特徴とする同期確立方法。
  2. 【請求項2】 複数ビットからなる既知パターンの同期
    語を一定の規則でフレーム中に挿入し、該挿入された同
    期語を用いて同期を確立する同期確立方法において、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異な
    る値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いた複
    数の同期語を前記フレームに前記一定の規則で挿入して
    送信する送信工程と、 前記送信工程によって送信されたフレームを受信し、該
    受信したフレーム中に前記一定の規則で挿入された前記
    複数の同期語を用いて同期を確立する受信工程と、 を含むことを特徴とする同期確立方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の同期語の基本系列長は同じで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の同期確
    立方法。
  4. 【請求項4】 前記基本系列は、M系列であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の同期確立
    方法。
  5. 【請求項5】 複数ビットからなる既知パターンの同期
    語を一定の規則でフレーム中に挿入して送信し、該挿入
    された同期語を用いて受信側装置に対して同期を確立さ
    せる同期確立装置において、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値
    であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の同期語を前
    記フレーム中に前記一定の規則で挿入して送信する送信
    手段を備えたことを特徴とする同期確立装置。
  6. 【請求項6】 複数ビットからなる既知パターンの同期
    語を一定の規則でフレーム中に挿入して送信し、該挿入
    された同期語を用いて受信側装置に対して同期を確立さ
    せる同期確立装置において、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異な
    る値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いた複
    数の同期語を前記フレームに前記一定の規則で挿入して
    送信する送信手段を備えたことを特徴とする同期確立装
    置。
  7. 【請求項7】 複数ビットからなる既知パターンの同期
    語が一定の規則でフレーム中に挿入された信号を受信
    し、該受信信号のフレーム内に挿入された同期語を用い
    て受信信号に対する同期を確立する同期確立装置におい
    て、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値
    であり、かつ異なる繰返し数を有する前記フレーム内の
    複数の同期語と前記基本系列との相関をとる相関手段
    と、 前記相関手段の結果をもとに前記受信信号との同期を確
    立させる制御を行う同期制御手段と、 を備えたことを特徴とする同期確立装置。
  8. 【請求項8】 複数ビットからなる既知パターンの同期
    語が一定の規則でフレーム中に挿入された信号を受信
    し、該受信信号のフレーム内に挿入された同期語を用い
    て受信信号に対する同期を確立する同期確立装置におい
    て、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異な
    る値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いた前
    記フレーム内の複数の同期語と前記基本系列との相関を
    とる相関手段と、 前記相関手段の結果をもとに前記受信信号との同期を確
    立させる制御を行う同期制御手段と、 を備えたことを特徴とする同期確立装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の同期語の基本系列長は同じで
    あることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記
    載の同期確立装置。
  10. 【請求項10】 前記相関手段は、 前記受信信号を順次シフトするシフトレジスタと、 各前記基本系列を保持する複数のレジスタと、 前記複数のレジスタを選択切替する切替手段と、 前記切替手段によって選択切替されたレジスタと前記シ
    フトレジスタの受信信号との各ビットの排他的論理和を
    演算する演算手段と、 を備えたことを特徴とする請求項9に記載の同期確立装
    置。
  11. 【請求項11】 前記基本系列は、M系列であることを
    特徴とする請求項5〜10のいずれか一つに記載の同期
    確立装置。
  12. 【請求項12】 複数ビットからなる既知パターンの同
    期語を一定の規則でフレーム中に挿入し、該挿入された
    送信信号を受信側装置に送信し、受信側装置が該送信さ
    れた信号を受信し、受信信号のフレーム内に挿入された
    同期語を用いて該受信信号に対する同期を確立する通信
    システムにおいて、 前記送信側装置は、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1を超える値
    であり、かつ異なる繰返し数を有する複数の同期語を前
    記フレーム中に前記一定の規則で挿入して送信する送信
    手段を備え、 前記受信側装置は、 前記フレーム内の複数の同期語と前記基本系列との相関
    演算を行う相関手段と、 前記相関手段の結果をもとに前記受信信号に対する同期
    を確立させる制御を行う同期制御手段と、 を備えたことを特徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】 複数ビットからなる既知パターンの同
    期語を一定の規則でフレーム中に挿入し、該挿入された
    送信信号を受信側装置に送信し、受信側装置が該送信さ
    れた信号を受信し、受信信号のフレーム内に挿入された
    同期語を用いて該受信信号に対する同期を確立する通信
    システムにおいて、 前記送信側装置は、 基本系列の基本系列長に対する繰返し数が1以上の異な
    る値であり、かつ、それぞれ異なる基本系列を用いた複
    数の同期語を前記フレームに前記一定の規則で挿入して
    送信する送信手段を備え、 前記受信側装置は、 前記フレーム内の複数の同期語と前記基本系列との相関
    演算を行う相関手段と、 前記相関手段の結果をもとに前記受信信号に対する同期
    を確立させる制御を行う同期制御手段と、 を備えたことを特徴とする通信システム。
  14. 【請求項14】 前記複数の同期語の基本系列長は同じ
    であることを特徴とする請求項12または13に記載の
    通信システム。
  15. 【請求項15】 前記基本系列は、M系列であることを
    特徴とする請求項12〜14のいずれか一つに記載の通
    信システム。
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