JP2000003565A - ヘッドキャリッジ機構 - Google Patents

ヘッドキャリッジ機構

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JP2000003565A
JP2000003565A JP16532698A JP16532698A JP2000003565A JP 2000003565 A JP2000003565 A JP 2000003565A JP 16532698 A JP16532698 A JP 16532698A JP 16532698 A JP16532698 A JP 16532698A JP 2000003565 A JP2000003565 A JP 2000003565A
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flexible cable
driving motor
head
disk
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JP16532698A
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Kazuhiko Inoue
和彦 井上
Atsushi Abe
淳 阿部
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はヘッドキャリッジ駆動用モータに接
続されるフレキシブルケーブルの損傷を防止することを
課題とする。 【解決手段】 ヘッドキャリッジ18は、リードスクリ
ュウ24を回転駆動するヘッドキャリッジ駆動用モータ
25の回転駆動力によりガイドシャフト23及びリード
スクリュウ24にガイドされてディスク半径方向に移動
する。ヘッドキャリッジ駆動用モータ25の外周には、
フレキシブルケーブル65が接続される接続端子67が
設けられている。フレキシブルケーブル65の一端65
aは、接続端子67が挿通される挿通孔68と、フレキ
シブルケーブル65の他端65bがU字状に折り返され
たとき挿通孔68に対向する位置に設けられた長方形状
の開口69とが設けられている。そのため、フレキシブ
ルケーブル65が接続端子67の先端に接触することが
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘッドキャリッジを
ディスク状記録媒体の半径方向に移動させるヘッドキャ
リッジ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、可撓性の磁気ディスクが装着さ
れる磁気ディスク装置では、ヘッドキャリッジをディス
ク半径方向に移動させて磁気ヘッドを磁気ディスクの所
定トラックに摺接させて磁気記録(書き込み)又は再生
(読み取り)を行う。この種の磁気ディスク装置に用い
られるヘッドキャリッジ機構は、リードスクリュウをヘ
ッドキャリッジ駆動用モータで回転駆動することにより
ヘッドキャリッジを移動させる構成となっている。そし
て、ヘッドキャリッジは、リードスクリュウの外周にら
せん状に形成されたねじ山間に係合する係合ピンを有
し、モータの回転によりリードスクリュウが回動される
と、リードスクリュウの回動角度に応じた距離だけ移動
することができる。
【0003】このヘッドキャリッジの移動量は、ヘッド
キャリッジ駆動用モータのモータ軸の回転角、すなわち
リードスクリュウの回転角と対応しているため、ヘッド
キャリッジ駆動用モータの周方向の取付位置を調整する
ことによりヘッドキャリッジの移動量が磁気ディスクの
最内周トラックから最外周トラックまでカバーできるよ
うに調整する必要がある。
【0004】そのため、ヘッドキャリッジ駆動用モータ
は、フレームの取付面に対して周方向に回動可能に取り
付けられ、位置調整後に複数のボルトによりフレームの
取付面に固定される。また、ヘッドキャリッジ駆動用モ
ータの外周には、複数の接続端子が突出しており、この
接続端子にはフレキシブルケーブルが半田付けされる。
そして、ヘッドキャリッジ駆動用モータを取り付ける
際、フレキシブルケーブルをU字状に折り返して弛ませ
た状態に配設することにより、モータ取付位置の調整を
可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構成とされたヘッドキャリッジ機構においては、ヘッ
ドキャリッジ駆動用モータの取付位置によってU字状に
折り返されたフレキシブルケーブルがヘッドキャリッジ
駆動用モータの外周に突出する接続端子の端部に接触し
てしまい、フレキシブルケーブルの表面が損傷するおそ
れがあった。
【0006】また、ヘッドキャリッジ駆動用モータの接
続端子を短くすることも考えられるが、その場合フレキ
シブルケーブルとの半田付け部分を確保できなかった
り、接続端子の先端を切断する作業が増えて組立作業効
率が低下するといった問題が生じる。そこで、本発明は
上記問題を解決したヘッドキャリッジ機構を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、ヘ
ッドキャリッジと、記録媒体の半径方向に前記ヘッドキ
ャリッジを移動させるキャリッジ駆動用モータと、一端
が前記キャリッジ駆動用モータの外周に突出した接続端
子に半田付けされ他端がU字状に折り返されるフレキシ
ブルケーブルとを有するヘッドキャリッジ機構におい
て、前記接続端子を覆うように折り返された前記フレキ
シブルケーブルの前記接続端子に対向する部分に開口を
設けたことを特徴とするものである。
【0008】従って、本発明によれば、キャリッジ駆動
用モータの接続端子を覆うように折り返されたフレキシ
ブルケーブルの接続端子に対向する部分に開口を設けた
ため、キャリッジ駆動用モータの接続端子がフレキシブ
ルケーブルに接触して損傷することを防止でき、キャリ
ッジ駆動用モータの動作制御の信頼性を高めることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になるヘッドキャリ
ッジ機構の一実施例が適用された磁気ディスク装置11
の概略構成を示す分解斜視図である。また、図2はカバ
ー、スライダ、ホルダ、フレームを拡大して示す分解斜
視図である。また、図3(A)〜(C)はスライダとホ
ルダとを組み合わせた状態を示す平面図、背面図、側面
図である。
【0010】図1乃至図3に示されるように、磁気ディ
スク装置11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が
挿入されるディスクホルダ12と、前後方向に摺動して
ディスクホルダ12を昇降させるスライダ13とが重ね
合わせた状態でフレーム14上に取り付けられる。ま
た、フレーム14には、ヘッドキャリッジ機構10が設
けられている。このヘッドキャリッジ機構10は、後述
するように磁気ヘッド16,17を支持するキャリッジ
18と、キャリッジ18の移動方向をガイドするガイド
シャフト23と、ヘッドキャリッジ18を駆動するリー
ドスクリュウ24と、リードスクリュウ24を回転駆動
するキャリッジ駆動用モータ25とからなる。
【0011】スライダ13はディスクホルダ12上を
A,B方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッ
ジの挿入操作によりA方向に摺動してディスクホルダ1
2をカートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッ
ジ装着位置へ降下させる。ディスクホルダ12は、天板
12aと、天板12aの両側からディスクカートリッジ
を抱え込むように折曲されたカートリッジガイド部12
b,12cとからなる。従って、天板12aと両側のカ
ートリッジガイド部12b,12cに囲まれた空間がカ
ートリッジ挿入部となる。また、ディスクホルダ12の
天板12aには、ヘッドキャリッジ18が移動するため
開口12dが設けられ、開口12dの左側にはリフトア
ーム42を回動可能に支持する一対の支持部12hが切
り起こされている。また、天板12aの中央に設けられ
た開口12dの輪郭を形成する切り起こし部分には、デ
ィスクカートリッジ挿入前の撓みを防止するため、スラ
イダ13に係合するための嵌合孔12gが設けられてい
る。
【0012】スライダ13は、ディスクホルダ12の上
方で摺動する平板13aと、平板13aの両側より下方
に折曲された側面13b,13cと、側面13b,13
cに設けられディスクホルダ12の係合ピン12eが嵌
合する傾斜溝13dと、フレーム14の両側面14e,
14fの上端に当接する当接部13eと、イジェクト動
作によりディスクホルダ12の天板12aの中央部に設
けられた嵌合孔12gに係合する係合部13fとを有す
る。
【0013】そのため、本実施例では、ディスクホルダ
12の嵌合孔12gとスライダ13の係合部13fとに
より、ディスクカートリッジ挿入によりディスクカート
リッジ前端が下側磁気ヘッドに衝突することを防止する
ディスクカートリッジ当接防止機構が構成されている。
そして、スライダ13の平板13aには、スライダ13
をA方向に付勢するコイルバネ51,52が装架される
開口13g,13hが設けられている。この開口13
g,13hは、A,B方向に延在形成されており、B方
向の端部にコイルバネ51,52の一端が掛止される掛
止部13i,13jが突出している。尚、コイルバネ5
1,52の他端は、ディスクホルダ12の天板12aに
突出する掛止部12i,12jに掛止される。そのた
め、スライダ13は、コイルバネ51,52のバネ力に
よりA方向に付勢されている。
【0014】図4(A)はフレーム14の構成を示す平
面図である。また、図4(B)はフレーム14の構成を
示す背面図である。図1乃至図4に示されるように、ま
た、フレーム14の平面14a上には、ディスクをクラ
ンプするターンテーブル15が挿入される円形の開口1
4bと、磁気ヘッド16,17を支持するヘッドキャリ
ッジ18がA,B方向に摺動可能に取り付けられるキャ
リッジ取付部14cとが設けられている。また、フレー
ム14の後部には、ヘッドキャリッジ18を駆動するヘ
ッドキャリッジ駆動用モータ25が取り付けられるモー
タ取付部14dが設けられている。
【0015】そして、キャリッジ取付部14c及びモー
タ取付部14dの両側は、矩形状にカットされている。
そのため、フレーム14の後部は、キャリッジ取付部1
4c及びモータ取付部14dのみが後方に突出した形状
となっている。また、フレーム14の両側面14e,1
4fの内壁の中間位置には、ディスクホルダ12の昇降
動作をガイドするガイド溝14g,14hが設けられて
いる。さらに、フレーム14の下面側には、ターンテー
ブル15及びターンテーブル15を回転駆動するディス
クモータ19が搭載された回路基板20が取り付けられ
る。
【0016】ヘッドキャリッジ18は、先端上面に下側
磁気ヘッド16を支持するキャリッジ本体21と、先端
下面に上側磁気ヘッド17を支持しキャリッジ本体21
に対し回動可能に取り付けられたヘッドアーム22とを
有する。また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト23及びリー
ドスクリュウ24にガイドされながらリードスクリュウ
24の回転方向に応じた方向へリードスクリュウ24の
回転量に応じた距離だけディスク半径方向に移動する。
ガイドシャフト23は、フレーム14の平面14a上に
板状の押さえ部材(図示せず)により保持されると共
に、キャリッジ本体21の右側面に設けられた嵌合部2
1aに挿通される。また、リードスクリュウ24は、キ
ャリッジ本体21の反対側の左側面に設けられた螺合部
(図示せず)に螺合されている。
【0017】そして、リードスクリュウ24を回転駆動
するヘッドキャリッジ駆動用モータ25は、フレーム1
4の後部に設けられたモータ取付部14dの下面に取り
付けられる。そのため、ヘッドキャリッジ18は、リー
ドスクリュウ24を回転駆動するヘッドキャリッジ駆動
用モータ25の回転駆動力によりガイドシャフト23及
びリードスクリュウ24にガイドされてディスク半径方
向(A,B方向)に移動する。これにより、ヘッドキャ
リッジ18に支持された磁気ヘッド16,17は、ディ
スクカートリッジ内に収納された磁気ディスク(図示せ
ず)の所望とするトラックに摺接させて磁気記録・再生
を行うことができる。
【0018】また、フレーム14の平面14a上には、
ディスクホルダ12に挿入されたディスクカートリッジ
の端部が下側磁気ヘッド16に衝突することを防止する
プロテクタ26が平面14a上に突出するピン14iに
ガイドされてC,D方向に摺動可能に設けられている。
このプロテクタ26は、L字状のリンク27の一端に設
けられたピン27aに連結され、リンク27の他端に設
けられたピン27bがスライダ13の係合部13kに係
合している。
【0019】そのため、ディスクカートリッジがディス
クホルダ12に挿入される前は、プロテクタ26が下側
磁気ヘッド16の側方に近接している。その際、プロテ
クタ26はフレーム14の平面14a上に形成された傾
斜部28に乗り上げて下側磁気ヘッド16より上方に持
ち上げられる。よって、ディスクカートリッジは、プロ
テクタ26を摺接して下側磁気ヘッド16の上方を移動
して下側磁気ヘッド16に衝突することが防止される。
【0020】そして、スライダ13がA方向に摺動する
と共に下側磁気ヘッド16から離間する方向に摺動す
る。そのため、スライダ13がA方向に摺動することに
よりプロテクタ26がD方向に摺動して傾斜部28より
下方に降下すると共に下側磁気ヘッド16に磁気ディス
クを当接させる。図1及び図5に示されるように、ディ
スクホルダ12の上面後部には、スライダ13を掛止す
るラッチ機構36が設けられている。このラッチ機構3
6は、ディスクホルダ12の上面に回動自在に支承され
たラッチレバー38と、ラッチレバー38を反時計方向
に回動付勢するコイルスプリング39と、スライダ13
の天板13aに設けられたカム部46とより構成されて
いる。
【0021】図6(A)〜(E)はラッチレバーの形状
を説明するための平面図、側面図、背面図、拡大平面
図、拡大側面図である。図6(A)〜(E)に示される
ように、ラッチレバー38は、一端にディスクホルダ1
2の上面後部の軸が挿通される軸孔38aと、他端にデ
ィスクカートリッジのシャッタ(図示せず)を開く爪部
38bとを有する。また、ラッチレバー38は、長手方
向の中間にコイルスプリング39の一端が掛止される掛
止部38cと、スライダ13のカム部に摺接する摺接部
38dとを有する。尚、コイルスプリング39の他端
は、ディスクホルダ12の天板12aに設けられた掛止
部12kに掛止されている。
【0022】また、摺接部38dの上端には、スライダ
13の抜けを防止する掛止部38eが折り曲げられてい
る。そして、爪部38bの上部には、爪部38bがディ
スクホルダ12内に挿入されるディスクカートリッジの
挿入高さ位置に保持されるように回動高さ位置を規制す
る規制部38fが設けられている。図5はラッチ機構の
構成を説明するための分解斜視図である。
【0023】図5に示されるように、ディスクホルダ1
2の天板12aの後部には、上記ラッチレバー38の軸
孔38aに挿通されてラッチレバー38をE,F方向に
回動可能に支持する軸12mと、組み付け時にラッチレ
バー38の溝38gに挿通されてその後ラッチレバー3
8の上方への移動を規制する抜け防止部12nが突出し
ている。抜け防止部12nは、ラッチレバー38が軸1
2mから外れないようにラッチレバー38の上面の高さ
位置を規制する突起12n1 が水平方向に突出してい
る。さらに、ディスクホルダ12の天板12aには、扇
形状の開口12oが設けられている。この開口12oに
は、ラッチレバー38の爪部38bが挿通される。
【0024】さらに、ディスクホルダ12の両側には、
スライダ13に係合する係合ピン12eが一対ずつ設け
られ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12
fが突出している。このガイド部12fは、フレーム1
4の側壁14e,14fに設けられたガイド溝14g,
14hに嵌合してディスクホルダ12の昇降動作をガイ
ドする。
【0025】また、ディスクホルダ12の上面には、デ
ィスクカートリッジが挿入されていない非挿入状態のと
き、ヘッドアーム22をディスクカートリッジに当接し
ない上昇位置に保持するヘッドアームリフト機構41が
設けられている。この、ヘッドアームリフト機構41
は、ヘッドアーム22の下面に当接するリフトアーム4
2と、非挿入状態のときリフトアーム42を上方に押圧
するリフタ43と、リフトアーム42を下方に押圧する
押圧バネ44とからなる。
【0026】また、リフトアーム42は、ヘッドアーム
22の両側より突出する突出部22aの下面側に当接
し、押圧バネ44の両端部を軸として上下方向に回動可
能に取り付けられている。そして、リフトアーム42の
下方には、スライダ13の摺動動作によりA,B方向に
摺動するリフタ43が設けられている。そのため、ディ
スクカートリッジが非挿入状態のとき、リフタ43はリ
フトアーム42を上方に押圧しており、これによりヘッ
ドアーム22が上方に回動して上側磁気ヘッド17をデ
ィスクホルダ12の上方へ退避させる。
【0027】また、ディスクカートリッジがディスクホ
ルダ12内に挿入されてスライダ13がA方向に摺動す
ると共に、リフタ43もリフトアーム42から離間す
る。これにより、リフトアーム42は、リフタ43によ
る保持力が除去された状態でディスクホルダ12が装着
位置に降下する。そのため、ディスクカートリッジ内に
収納された磁気ディスクは、ヘッドアーム22が下方に
回動すると共に、下側磁気ヘッド16と上側磁気ヘッド
17との間で挟持されて磁気記録又は再生が行われる。
【0028】また、上記リフトアーム42は、押圧バネ
44の両端がリフトアーム42の切り起こし部42aを
貫通してディスクホルダ12の天板12aに起立された
支持部12hにより支持される。この支持部12hが
E,F方向に延在する向きに形成されているため、リフ
トアーム42はキャリッジ移動方向(A,B方向)と直
交する上下方向に回動可能に取り付けられる。
【0029】また、スライダ13の上方には、フレーム
14の上部を覆うように取り付けられるカバー45が設
けられている。このカバー45は、フレーム14に両側
面をネジ止めされ、スライダ13の上方への浮き上がり
を防止し、更にスライダ13の前後方向(A,B方向)
の移動をもガイドする。図1、図2、図3、図7に示さ
れるように、スライダ13の平板13aには、前述した
ラッチレバー38を掛止するためのカム部46が設けら
れている。カム部46は、ディスクカートリッジが挿入
される過程でラッチレバー38の摺接部38dが回動方
向に移動しながら摺接する円弧状部47と、ディスクカ
ートリッジの挿入が完了した時点で円弧状部47を通過
した摺接部38dから離間方向に形成された逃げ部48
とを有する。
【0030】そして、スライダ13の平板13aには、
上記カム部46を形成すると共に、摺接部38dが挿通
された状態で移動するための扇状の開口49が設けられ
ている。また、開口49の外側には、ラッチレバー38
の先端に設けられ、ディスクカートリッジのシャッタに
係合する爪部38bの回動範囲に対向する円弧状の開口
50が設けられている。
【0031】さらに、スライダ13の平板13aの後部
には、B方向に延在する当接部53が設けられている。
この当接部53は、スライダ13がA,B方向に摺動す
る間フレーム14の後部に設けられたモータ取付部14
dの上方に起立するガイド壁52に当接し、スライダ1
3の摺動動作をガイドすると共に、イジェクト操作時に
スライダ13が回動動作することを防止する。
【0032】図8はフレーム14の平面図である。図8
に示されるように、リードスクリュウ24は、一端がヘ
ッドキャリッジ駆動用モータ25の回転軸に結合され、
他端が軸受40により回転可能に軸承されている。ま
た、ヘッドキャリッジ18は、キャリッジ本体21の左
側面からC方向に延在する突出部60にリードスクリュ
ウ24に係合する係合ピン61を有する。この係合ピン
31は、リードスクリュウ24の外周に形成されたらせ
ん状のねじ山間に係合するように突出部60に固定され
ている。
【0033】また、キャリッジ本体21の右側面には、
ガイドシャフト23に摺動可能に嵌合する軸受け部6
2,63が設けられている。このように、係合ピン61
がリードスクリュウ24の外周に係合しているため、リ
ードスクリュウ24の回動位置によって磁気ヘッド1
6,17の移動範囲とリードスクリュウ24の回転量、
すなわちヘッドキャリッジ駆動用モータ25の回転角と
が一致しない場合がある。そのため、組立工程におい
て、ヘッドキャリッジ駆動用モータ25自体を周方向に
回動させて取付位置を調整することより、磁気ヘッド1
6,17が磁気ディスクの最内周トラックに摺接すると
きヘッドキャリッジ駆動用モータ25の回転角がスター
ト位置となるようにして磁気ヘッド16,17が磁気デ
ィスクの全トラック位置を摺接可能となるように設定す
る。
【0034】図9はヘッドキャリッジ駆動用モータ25
の取付状態を示す背面図である。また、図10はフレー
ム14の左側面図である。また、図11はヘッドキャリ
ッジ駆動用モータ25の取付状態を示す斜視図である。
図9乃至図11に示されるように、ヘッドキャリッジ駆
動用モータ25は、フレーム14のモータ取付部14d
に2本のねじ64により固着されている。そのため、ヘ
ッドキャリッジ駆動用モータ25は、外周にねじ64に
よって挟持される鍔部25aが半径方向に突出している
ので、2本のねじ64を弛めることにより鍔部25aを
周方向に回動させることが可能となり、回転方向の位置
調整が行えるように取り付けられている。
【0035】そして、ヘッドキャリッジ駆動用モータ2
5の外周には、フレキシブルケーブル65が接続される
接続部66が設けられ、この接続部66には4本の接続
端子67が突出している。また、フレキシブルケーブル
65の一端65aは、接続端子67が挿通された状態で
半田付けされ、フレキシブルケーブル65の他端65b
は、U字状に折り返されて側方に延在される。
【0036】図12はフレキシブルケーブル65の形状
を示す平面図である。図12に示されるように、フレキ
シブルケーブル65の一端65aは、他端65bよりも
幅広に形成されており、接続端子67が挿通される挿通
孔68と、フレキシブルケーブル65の他端65bがU
字状に折り返されたとき挿通孔68に対向する位置に設
けられた長方形状の開口69とが設けられている。開口
69の幅及び長さ寸法は、4本の接続端子67が設けら
れた配置スペースより大きくなるように形成されてい
る。
【0037】挿通孔68の周囲は、接続端子67が半田
付けされるように絶縁性のレジスト膜が除去されて内部
の銅泊部分71が露出されている。そして、組立工程で
は、フレキシブルケーブル65の挿通孔68がヘッドキ
ャリッジ駆動用モータ25の接続端子67に挿通された
状態で半田付けされる。この後、フレキシブルケーブル
65の開口69が接続端子67と対向するように他端6
5bがU字状に折り返される。
【0038】図13はフレキシブルケーブル65の取付
状態を示す斜視図である。図13に示されるように、フ
レキシブルケーブル65が半田付け後にU字状に折り返
されると、接続端子67の先端が開口69に対向した状
態となるため、フレキシブルケーブル65が接続端子6
7の先端に接触することが防止される。また、開口69
は長手方向に延在する長方形であるため、前述したよう
にヘッドキャリッジ駆動用モータ25を周方向に回動さ
せても各接続端子67に対向しており、調整後もフレキ
シブルケーブル65が接続端子67の先端に接触するこ
とが防止される。
【0039】これにより、ヘッドキャリッジ駆動用モー
タ25がフレーム14に取り付けられた後、フレキシブ
ルケーブル65の損傷が防止され、モータ制御動作の信
頼性が確保される。また、ヘッドキャリッジ駆動用モー
タ25の接続端子67を短くせずにフレキシブルケーブ
ル65の損傷を防止できるので、接続端子67の半田強
度を確保できると共に、接続端子67の先端を切断する
必要がなく、組立作業効率の低下を防止できる。
【0040】尚、上記実施の形態では、可撓性の磁気デ
ィスクが装着される磁気ディスク装置を一例として説明
したが、これに限らず、ディスク状の記録媒体を使用す
る構成されたディスク装置であれば、他の形式の装置に
も適用できるのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、キャリッ
ジ駆動用モータの接続端子を覆うように折り返されたフ
レキシブルケーブルの接続端子に対向する部分に開口を
設けたため、キャリッジ駆動用モータの接続端子がフレ
キシブルケーブルに接触して損傷することを防止でき、
キャリッジ駆動用モータの動作制御の信頼性を高めるこ
とができる。また、ヘッドキャリッジ駆動用モータの接
続端子を短くせずにフレキシブルケーブルの損傷を防止
できるので、接続端子の半田強度を確保できると共に、
接続端子の先端を切断する必要がなく、組立作業効率の
低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるヘッドキャリッジ機構の一実施例
が適用された磁気ディスク装置の概略構成を示す分解斜
視図である。
【図2】カバー、スライダ、ホルダ、フレームを拡大し
て示す分解斜視図である。
【図3】スライダとホルダとを組み合わせた状態を示す
図である。
【図4】フレームの構成を示す図である。
【図5】ラッチ機構の構成を説明するための分解斜視図
である。
【図6】ラッチレバーの形状を説明するための図であ
る。
【図7】スライダの形状を説明するための図である。
【図8】フレーム14の平面図である。
【図9】ヘッドキャリッジ駆動用モータ25の取付状態
を示す背面図である。
【図10】フレーム14の左側面図である。
【図11】ヘッドキャリッジ駆動用モータ25の取付状
態を示す斜視図である。
【図12】フレキシブルケーブル65の形状を示す平面
図である。
【図13】フレキシブルケーブル65の取付状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 ヘッドキャリッジ機構 11 ディスク装置 12 ホルダ 13 スライダ 14 フレーム 15 ターンテーブル 16,17 磁気ヘッド 18 ヘッドキャリッジ 23 ガイドシャフト 24 リードスクリュウ 25 ヘッドキャリッジ駆動用モータ 61 係合ピン 64 ねじ 65 フレキシブルケーブル 66 接続部 67 接続端子 68 挿通孔 69 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドキャリッジと、記録媒体の半径方
    向に前記ヘッドキャリッジを移動させるキャリッジ駆動
    用モータと、一端が前記キャリッジ駆動用モータの外周
    に突出した接続端子に半田付けされ他端がU字状に折り
    返されるフレキシブルケーブルとを有するヘッドキャリ
    ッジ機構において、 前記接続端子を覆うように折り返された前記フレキシブ
    ルケーブルの前記接続端子に対向する部分に開口を設け
    たことを特徴とするヘッドキャリッジ機構。
JP16532698A 1998-06-12 1998-06-12 ヘッドキャリッジ機構 Pending JP2000003565A (ja)

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JP16532698A JP2000003565A (ja) 1998-06-12 1998-06-12 ヘッドキャリッジ機構
CNB991083717A CN1142543C (zh) 1998-06-12 1999-06-11 具有改进磁头座结构的磁盘设备
US09/330,632 US6282065B1 (en) 1998-06-12 1999-06-11 Disk apparatus having an improved head carriage structure

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