JP2000003147A - 大型表示物のフレーム - Google Patents

大型表示物のフレーム

Info

Publication number
JP2000003147A
JP2000003147A JP16552498A JP16552498A JP2000003147A JP 2000003147 A JP2000003147 A JP 2000003147A JP 16552498 A JP16552498 A JP 16552498A JP 16552498 A JP16552498 A JP 16552498A JP 2000003147 A JP2000003147 A JP 2000003147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
connecting member
edge
frame member
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16552498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4095720B2 (ja
Inventor
Keiji Kasahara
敬次 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abisare Co Ltd
Original Assignee
Abisare Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Abisare Co Ltd filed Critical Abisare Co Ltd
Priority to JP16552498A priority Critical patent/JP4095720B2/ja
Publication of JP2000003147A publication Critical patent/JP2000003147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4095720B2 publication Critical patent/JP4095720B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部を確実に固定できて接続強度を高くで
きるようにされる簡単な構成の接続構造を備えた大型表
示物のフレームを提供する。 【解決手段】 フレーム部材2は一辺の先端縁内側と他
辺の中間部内側とにコーナー部に向いた鉤形リップが全
長に亙り設けられて、それら鉤形リップの内側に掛け止
め溝4,6が形成されており、かかるフレーム部材2,
2を直線部で突き合せ接続するのに用いる連結部材10
は、所要長さでアングル形の一辺端部を全長に亙り外向
き鉤状に屈曲形成された係止縁14を有するとともに、
その係止縁14を備える辺13の中間部に所要の間隔で
複数のねじ孔16が設けられ、この連結部材10の一方
の縁15を前記フレーム部材2端部の掛け止め溝4に係
合させるとともに、他方の係止縁14を前記フレーム部
材2中間部の掛け止め溝6に係合させるように嵌め合わ
せ、その連結部材10の各ねじ孔16に締結ボルト18
を螺合させて当該連結部材10を引き寄せると、前記両
縁部14,15を掛け止め溝6,4に係止させてフレー
ム部材2,2が連結固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型のポスターや
横長の横断幕のようなシート状のものを取付けて支持す
る組立用接続構造を備えた大型表示物のフレームに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横断幕のように横長の表示物を緊
張させて支持するには、例えば所要寸法の梯子状に枠組
されたフレームに、目的の横長の表示物(プリントされ
た布やシート)を取付けて支持するようにされている。
このような表示物を支持するフレームとしては、その運
搬などを容易にするために、長さ方向に分割されたもの
を用意して、使用現場で継ぎ足して所定の寸法に組み立
てた後、表示物をフレームに付属させた止め具によって
緊張状態にして支持されるように構成されている。
【0003】このようなことから、前述の表示物を支持
するフレームとしては、例えば図5(a)および(b)
に示されるようなフレームの連結構造が用いられてい
る。すなわち、フレーム101の継手部としては、接続
する断面がリップ付きL型をした同一断面形状のフレー
ム部材102とフレーム部材103に対して、その内側
二面に沿わせて前記両フレーム部材102,103より
も小型のアングル形をした連結部材104をあてがい、
フレーム部材102,103の外側から連結部材104
の内側に複数本の小ネジ105を貫通させて、それぞれ
ナット106によって締め付けて固定する方式が採用さ
れている。
【0004】また、図6に別例の大型表示物の支持フレ
ームにおける接続要部断面図が示されている。この表示
物の支持フレーム110は、そのフレーム部材111の
断面をリップ付きL型の内側において一辺の端部ともう
一辺の中間部とにT字形の溝112,112を長手方向
にそれぞれ突出形成されたアルミニウム製の部材とさ
れ、このような断面形状のフレーム部材111を突き合
わせて接続するに際し、内側に前記フレーム部材111
の各辺よりも小さくて所要長さのアングル形をした連結
部材104をあてがって、前記各T字形の溝112に嵌
め込まれた偏平なナット116に対して前記連結部材1
04の外側からボルト孔を通じて小ネジ115を捩じ込
んで締結固定する方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の表
示物の支持フレームにおける接続方式にあって、前者
(図5(a),(b)で示される)では、小ネジとナッ
トとによる締結であるため、フレームの表面に小ネジの
頭部が現れて美観を損なうという問題点がある。しか
も、フレーム部材の接合部を密着させるとき、その接合
部の両方のフレーム部材端を隙間が開かないように押し
付けながら固定用の小ネジを締め付けなくてはならず、
一人が接合部での隙間を無くすように押し付け、もう一
人が小ネジを締め付ける作業を行う必要があり、手数を
要するという問題がある。
【0006】また、後者(図6で示される)では、締結
のための小ネジに対するナットをフレーム部材内側のT
字形の溝に差し込むのに、連結部材の両方の面に対応す
る締結位置をそれぞれ合わせることが必要となり、その
操作に手間取るという問題がある。さらに、ボルト(小
ネジ)とナットによる締め付け部で直接接触している面
積が接合部の固定力となっているので、接続部としての
強度を得ようとすると締結のために8〜12本以上のボ
ルトとナットで締め付ける必要がある。その結果、締め
付け取り外しの作業に多くの時間を要する、という問題
点がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、簡単な構成で接続部を確実に固定
できて接続強度を高くできるようにされる接続構造を備
えた大型表示物のフレームを提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による大型表示物の
フレームは、フレーム部材を方形に枠組して形成される
大型表示物のフレームにおいて、そのフレーム部材は一
辺の先端縁内側と他辺の中間部内側とにコーナー部に向
いた鉤形リップが全長に亙り設けられて、それら鉤形リ
ップの内側に掛け止め溝が形成されており、かかるフレ
ーム部材を直線部で突き合せ接続するのに用いる連結部
材は、所要長さでアングル形の一辺端部を全長に亙り外
向き鉤状に屈曲形成される係止縁を有するとともに、そ
の係止縁を備える辺の中間部に所要の間隔で複数のねじ
孔が設けてあり、この連結部材の一方の直線縁を前記フ
レーム部材の端部掛け止め溝に係合させるとともに、他
方の前記係止縁を前記フレーム部材の中間部掛け止め溝
に係合させるように嵌め合わせ、その連結部材の各ねじ
孔にボルトを螺合させて当該連結部材を引き寄せると、
前記両縁部をフレーム部材の掛け止め溝に係止させて連
結固定できる構成であることを特徴とするものである。
【0009】このように構成された本発明によれば、接
合しようとする両フレーム部材の内側で、所要長さの連
結部材を、その縁部をフレーム部材の掛け止め溝内に差
し込むようにして組み合わせ、その後において接続する
両フレーム部材の端面を接合させてねじ孔に螺合させた
ボルトを捩じ込んで連結部材を手前に引き寄せること、
言い換えれば、締結ボルトを捩じ込む操作を行うことに
より、その連結部材の両縁部が、一方はフレーム部材の
先端の掛け止め溝底に押し付けられ、他方はフレーム部
材の中間部にある掛け止め溝の側面に押し付けられて、
この連結部材とフレーム部材とが接触する全長に亙って
強固に固定される。しかも、連結部材はアングル形でか
つ一方の縁部を外向きに屈曲させて鉤形に形成されてい
るので、断面の強度が高められ、連結固定時に加えられ
る曲げ力にて歪むことなく連結部を強固に支持できると
いう効果を奏するのである。
【0010】その上、連結部材とフレーム部材との接続
に際しては、ボルトによる締結力を局部的な接触ではな
く小さな面積ではあるが連結部材の全長を有効に利用し
て固定できるので、少ない数のボルトでもって有効かつ
確実に固定することができ、取付あるいは取り外しの操
作が簡単に行える利点を有する。しかも、フレーム部材
の表面には締結具が一切表れないようにできるので、美
観を損なうことがないという効果を奏する。また、連結
部材のフレーム部材接続部に対する組み込みは、水平方
向と垂直方向の一方に嵌め合わせる掛け止め溝の隙間に
余裕をとっておくだけでよいので、少ない面積でスムー
ズな差込作業が可能になり、フレームを小型化できる利
点がある。
【0011】前記フレーム部材における内側中間部で、
前記連結部材の係止縁の掛け止め溝部とコーナー部との
間に長手方向に補強リブを設け、この補強リブに対して
前記連結部材に設けられる締結用のボルト先端が当接す
るように構成されるのがよい。こうすると、接合するフ
レーム部材を、連結部材を介して接続する際に、締結用
のボルトが押し付けられてもフレーム部材が局部的な変
形を生じることなく連結部材によるフレーム部材の固定
反力を受け止めることができる。
【0012】さらに、前記フレーム部材における内側中
間部に設けられる掛け止め溝の間隙を大きく形成してお
くのがよい。こうすると、接続するフレーム部材と組み
合わせてボルトによる締結で連結部材が引き寄せられる
際に、前記掛け止め溝部分では間隙が大きいのでその分
大きく移動変位して、その連結部材が傾斜し、締結ボル
トの先端とフレーム部材との接触部が平行でなくなるこ
とによりボルトの回転による水平方向の分力を利用して
フレーム部材の接合間隙を縮めるように作用させ、作業
性を向上させる効果を奏する。なお、このような効果を
高めるために接続手順を決めて行うほか、接合部に対し
て一方の側のボルトは右ねじに、他方の側のボルトは左
ねじのものを使用するのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による大型表示物の
フレームの具体的な実施の形態につき、図面を参照しつ
つ説明する。
【0014】図1に示されるのは、本実施例に係る大型
表示物のフレームを一部省略して表わす全体図である。
図2は、フレームの部材接続部の構造を接合前の状態で
示す斜視図である。図3は、図2における締結要部の拡
大縦断面図である。
【0015】これらの図によって示されるのは、横断幕
を表示するのに用いられるフレームの一具体例である。
フレーム1は高さ寸法に比べて長さ寸法が非常に長い形
状のもので、例えばアルミニウムの押し出し成形で形成
されたフレーム部材2を長方形に繋いで枠組形成された
ものである。なお、中間部において複数箇所にて上下の
長寸部材間を別途補強部材によって繋がれて保形されて
いる。このようなフレーム1に対して、表示させる横断
幕は図示されていない公知の係止金具によってフレーム
1の内側要所にて緊張支持されるようになっている。
【0016】このようなフレーム1は、全長が長くて、
しかも軽量に作られるので、通常使用場所に運搬するま
では、その取扱が容易なように少なくとも二個に分割さ
れている。そこで、このフレーム1を構成するフレーム
部材2は、使用に際して分割された個所で連結部材10
を用い接続して一個のフレームに組み立てられるように
なされる。
【0017】フレーム1を構成するフレーム部材2は、
図1および図3によって示されるように、フレーム1と
して組み立てられた状態で正面となる部分を形成する辺
2aが周面となる辺2bの長さよりも長くて、その周面
となる辺2bとほぼ同じ長さ位置から先端部までを内側
へ傾斜面にして先端2cを内側に屈曲させた不等辺L字
形断面の型材である。そして、このフレーム部材2は、
その周面となる辺2bの先端縁部3に内側へ屈曲させた
鉤形リップを形成させて、その鉤形リップを備える縁部
3の内部に、内側面に平行する向きで掛け止め溝4が形
成されている。また、正面部を形成する辺2aの内側中
間部にはその辺2a内側面に平行する向きで鉤形に屈曲
された鉤形リップ5が一体に突設され、この鉤形リップ
5の内側に掛け止め溝6が形成されている。なお、フレ
ーム部材2の内側で、前記鉤形リップ5とコーナー部2
dとの中間位置にT字形をした補強リブ7が設けられ、
正面部を形成する辺2aを補強している。
【0018】前記フレーム部材2の接続に用いられる連
結部材10は、例えば鋼板をプレス成形して所要寸法形
状に形成されて、接続時フレーム部材2に対する差込幅
の少なくとも8〜10倍程度の長さ寸法(ただし、この
数値に限定されない。)にされている。この連結部材1
0は、図2および図3によって示されるように、前記フ
レーム部材2の掛け止め溝4,6に差し込み得る厚み
で、全長に亙り主体部11をアングル形に屈曲形成さ
れ、その一辺12(フレーム部材2の周面となる辺2b
に対応する辺)に対して直角に屈曲する辺13の先端側
を前記辺12と反対の方向に屈曲させるとともに、さら
に先端部を主体部11の辺13に平行するようにその延
長方向に折り曲げて係止縁14とされている。また、こ
の連結部材10の主体部11における辺13には、組み
合わせ時前記フレーム部材2の内側に設けられたT字形
の補強リブ7に対向する線上で適宜間隔にて締結ボルト
18を螺合させるねじ孔16が設けられている。このね
じ孔16を設けるには、例えば、連結部材10の一部を
内向き(図において上側)にプレスして折り返し部のあ
る孔を形成し、この孔の内面にねじを形成する。あるい
は、別途パイプを溶接してその内部にねじ孔を形成する
か、ナットを溶接するなどの手段により形成するのがよ
い。
【0019】このように構成されるフレーム部材2,2
を接続するには、まず一方のフレーム部材2に対して連
結部材10を、そのフレーム部材2内側の掛け止め溝4
に連結部材10の一方の縁部15を、掛け止め溝6に他
方の係止縁14をそれぞれ嵌め合わせて所要の長さ差し
込む。この状態で、連結部材10の主体部11に設けら
れたねじ孔16に締結ボルト18を螺合して締め込む
と、その締結ボルト18の先端が補強リブ7の上面に接
触して進入が停止することによりねじ孔16側が後退し
て、結果的に連結部材10が締結ボルト18の捩じ込み
方向と反対側(矢印a方向)へ引き寄せられる。したが
って、締結ボルト18を更に捩じ込む操作を続けると、
引き寄せられる連結部材10の辺12縁部15が掛け止
め溝4の底に当接し、併せて他方の係止縁14が掛け止
め溝6の内側面に当接して係止される。
【0020】このようにして連結部材10と一方のフレ
ーム部材2とが複数本の締結ボルト18(具体例では2
本)によって固定されたならば、先にフレーム部材2に
半分を挿入固定された連結部材10の残りの部分を、図
2において示されるように、他方(図上右側)のフレー
ム部材2における内側に沿わせて前記要領で係止縁14
および辺12の縁部15を掛け止め溝6および4に差し
込み、先に連結部材10を固定されたフレーム部材2の
端面に、接続しようとする他方のフレーム部材2の端面
が密接する状態まで移動させて接合させる。その後にお
いて、フレーム部材2に差し込まれた連結部材10上の
残りの締結ボルト18を捩じ込むと、前記要領で連結部
材10の一方の縁部15と係止縁14とが係合する掛け
止め溝4の底面および掛け止め溝6の側面に当接して、
締結ボルト18による補強リブ7に対する押し付けの反
作用力で連結部材10とフレーム部材2とが固定され、
接続されるのである。
【0021】こうして接続された両フレーム部材2,2
は、前述のようにいずれも複数の締結ボルト18によっ
て両フレーム部材2,2の端部を跨いで差し込まれてい
る連結部材10を、内側でコーナー部2dに向かって開
口する掛け止め溝4,6において、予め設けたギャップ
c(差し込まれる連結部材10の縁部15端と掛け止め
溝4の底面との隙間、および係止縁14の一方の面と掛
け止め溝6の一側面との隙間)分引き寄せることによ
り、その連結部材10の両縁部14,15と掛け止め溝
4,6での全長に亙る接触押圧力(摩擦力)によって固
定されることになって、簡単な操作で強固に接続固定で
きるのである。
【0022】しかも、前記接続部では、締結ボルト18
はフレーム部材2の内側で補強リブ7に当接する状態で
固定することになるので、フレーム1の外面には全く取
付け部が表れず外観を損なうことがない。また、前述の
ようにフレーム部材2の内側において係止縁14を形成
されるように辺13側を外向きに屈曲された構造の連結
部材10を用いることで、接続操作によってその連結部
材10とフレーム部材2とにより、接続部では内側に角
パイプ状の断面構造が形成され、フレーム強度を高める
働きをし、長尺のフレームとなっても接続部で外力を受
けて曲がるようなことなく安定状態を保ち得るという効
果が併せ得られるのである。
【0023】さらに、フレーム部材2の接続操作に際し
て、前述のように締結ボルト18を捩じ込むだけで水平
方向と垂直方向の両方の締結を同時に行えるので、従来
8〜12本のボルトを必要としたのが、具体例では4本
のボルトによって締結できることになり、接続作業をよ
り簡便に行えるという効果を奏するのである。したがっ
て、例えば展示会場での大型フレームの組立作業が短時
間でスムーズに行えることになった。なお、フレーム1
の解体に際しては、前記組立の手順と逆に締結ボルト1
8を緩めることにより、簡単に分解でき傷めることもな
い。
【0024】次に、図4にて示されるのは、他の実施例
におけるフレーム接続要部の縦断面図で、(a)は締結
前の状態を表わす図、(b)は締結された状態を表わす
図である。
【0025】これらの図で示される実施例では、基本的
に前記実施例の場合と同様であるが、フレーム部材2A
に対する連結部材10の固定状態が少し異なる構成とさ
れるものである。したがって、前記実施例と同一構造の
部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0026】この実施例のフレーム部材2Aは、フレー
ム1としての正面側となる辺2aの内側面に平行する向
きで設けられる鉤形に屈曲された鉤形リップ5aの内側
に形成された掛け止め溝6aを幅広にされたものであ
る。その他の部分については、ほぼ前記実施例のものと
同じ構造にされている。また、連結部材10は前記実施
例にて説明のものと同じ形状構造のものが採用される。
【0027】このようなフレーム部材2Aを用いてフレ
ームの接続組立を行うには、接続する両フレーム部材2
A,2Aに対してその内側に所要長さの連結部材10
を、前述の要領で差し込んで締結ボルト18を捩じ込め
ば、その締結ボルト18と連結部材10側のねじ孔16
との螺合による連結部材10の引き寄せにより、フレー
ム部材2Aの掛け止め溝4に対する連結部材10の縁部
15が当接しても、他方の係止縁14が差し込まれてい
る掛け止め溝6aでは、その溝幅が広くされて掛け止め
溝4におけるギャップcに対するギャップc′が大きい
ので、締結ボルト18を捩じ込むほどに連結部材10の
係止縁14が掛け止め溝6a内でのギャップc′分変位
して傾斜状態になって固定される。この際締結ボルト1
8の先端が当接する補強リブ7との接触面が次第に傾い
て捩じ込み回転力の水平分力が作用してフレーム部材2
Aをねじの右回転運動により右方向への水平移動させる
働きをし、接合部の隙間を狭くすることになる。したが
って、組み立て操作時、先に右側となるフレーム部材に
対して連結部材を固定し、その後に左側のフレーム部材
を連結部材10に固定するように操作することで、前記
接合部の隙間を密接させる効果が発揮できる。なお、接
続するフレーム部材に一方には右ねじの締結ボルトを、
他方には左ねじの締結ボルトを取付けるようにすれば、
取付順序を選択して締結しなくとも前記効果を得ること
ができる。もちろん、接続を解くときには逆の作用力が
働き取り外しが容易になる。
【0028】上述の実施例においては、使用されるフレ
ーム部材が断面L字形のものであったが、このほかに断
面U字形もしくは断面コ字形のものについても、図示省
略するが、前記要領で正面側の辺と周面側の辺との内側
に連結部材の掛け止め溝を設け、そのフレーム部材の開
口する側から締結ボルトをねじ込む操作ができるように
して、前記実施例のものと同様の連結部材によってフレ
ーム部材を接続することができる。
【0029】また、前記連結部材10において、前述の
係止縁14(図3参照)を有しない構造のものを使用す
ることができる。この場合、図示省略するが、連結部材
における直線側の縁部を対応するフレーム部材の掛け止
め溝に嵌め込んで、前記要領で締結ボルトをねじ込む操
作をすると、連結部材が前記掛け止め溝と嵌り合う直線
側の縁部を基点にして前記係止縁を有しない側の端部が
大きく引き戻されて(傾斜して)対向する鉤形リップの
先端部に接触することになり、その鉤形リップの先端部
と連結部材の端部側面との接触および直線側の縁部と係
合する掛け止め溝との接触摩擦力によってフレーム部材
を固定して接続することができる。
【0030】以上に説明したのは、横断幕のように細長
い表示物を支持するフレームについてであったが、本発
明の趣旨に基づけば、縦横寸法がそれぞれ長い例えば大
型寸法(A0,B0判など)のポスター等を表示させる
大型表示物のフレームに適用することも任意になし得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例に係る大型表示物のフレーム
を一部省略して表わす全体図である。
【図2】図2は、フレームの部材接続部の構造を接合前
の状態で示す斜視図である。
【図3】図3は、図2における締結要部の拡大縦断面図
である。
【図4】図4は、他の実施例におけるフレーム接続要部
の縦断面図で、(a)は締結前の状態を表わす図、
(b)は締結された状態を表わす図である。
【図5】図5は、従来の大型表示物のフレームにおける
接続構造を示す図であって、(a)はその一例の斜視
図、(b)は締結部の縦断面図である。
【図6】図6は、従来の別例大型表示物の支持フレーム
における接続要部断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2,2A フレーム部材 3 縁部 4,6,6a 掛け止め溝 5,5a 鉤形リップ 7 補強リブ 10 連結部材 11 連結部材の主体部 12 連結部材の一方の辺 13 連結部材の他方の辺 14 係止縁 15 連結部材の直線側の縁部 16 ねじ孔 18 締結ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム部材を方形に枠組して形成され
    る大型表示物のフレームにおいて、 そのフレーム部材は一辺の先端縁内側と他辺の中間部内
    側とにコーナー部に向いた鉤形リップが全長に亙り設け
    られて、それら鉤形リップの内側に掛け止め溝が形成さ
    れており、かかるフレーム部材を直線部で突き合せ接続
    するのに用いる連結部材は、所要長さでアングル形の一
    辺端部を全長に亙り外向き鉤状に屈曲形成される係止縁
    を有するとともに、その係止縁を備える辺の中間部に所
    要の間隔で複数のねじ孔が設けてあり、この連結部材の
    一方の直線縁を前記フレーム部材の端部掛け止め溝に係
    合させるとともに、他方の前記係止縁を前記フレーム部
    材の中間部掛け止め溝に係合させるように嵌め合わせ、
    その連結部材の各ねじ孔にボルトを螺合させて当該連結
    部材を引き寄せると、前記両縁部をフレーム部材の両掛
    け止め溝に係止させて連結固定できる構成であることを
    特徴とする大型表示物のフレーム。
  2. 【請求項2】 前記フレーム部材における内側中間部
    で、前記連結部材の係止縁の掛け止め溝部とコーナー部
    との間に長手方向に補強リブを設け、この補強リブに対
    して前記連結部材に設けられる締結用のボルト先端が当
    接するように構成される請求項1に記載の大型表示物の
    フレーム。
JP16552498A 1998-06-12 1998-06-12 大型表示物のフレーム Expired - Fee Related JP4095720B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16552498A JP4095720B2 (ja) 1998-06-12 1998-06-12 大型表示物のフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16552498A JP4095720B2 (ja) 1998-06-12 1998-06-12 大型表示物のフレーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000003147A true JP2000003147A (ja) 2000-01-07
JP4095720B2 JP4095720B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=15814037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16552498A Expired - Fee Related JP4095720B2 (ja) 1998-06-12 1998-06-12 大型表示物のフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4095720B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171097A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Yoshiyuki Hayashi 枠体装置
JP2014019520A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベヤ、及び乗客コンベヤの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171097A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Yoshiyuki Hayashi 枠体装置
JP4672355B2 (ja) * 2004-12-13 2011-04-20 義幸 林 枠体装置
JP2014019520A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベヤ、及び乗客コンベヤの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4095720B2 (ja) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0612428B1 (en) Mounting devices
JP2000003147A (ja) 大型表示物のフレーム
JP3490035B2 (ja) サイディングパネルの取付装置
JPS62174458A (ja) 作業用手摺り
JP2003096915A (ja) Zクリップ回転防止金具及び建材の留付構造
JPH0734979Y2 (ja) 方立と横材の連結装置
JP3718026B2 (ja) 壁形成用の役物の取り付け構造
JP2003129698A (ja) 膜材の定着構造
JP2565711Y2 (ja) 窓枠の取付け装置
JPH0516143Y2 (ja)
JPH0849345A (ja) 梁の補強部材
JP2726921B2 (ja) 金属パネル
JPH0610029Y2 (ja) 目地棒の取付構造
JPH0621481B2 (ja) 可動間仕切壁
JP2554324Y2 (ja) パネル取付用金具
JPH0723444Y2 (ja) 外壁パネルの接続構造
KR200317108Y1 (ko) 긴장력을 이용한 형강 부착용 클램프
JP2560456Y2 (ja) 枠体の連結構造
JP3839198B2 (ja) 外壁パネルの固定金具
JP2733668B2 (ja) 壁パネル取付工法及び該工法に用いるフックボルト並びにスペーサー
JPH0455126Y2 (ja)
JPH07207882A (ja) 折板固定構造
JP3107748B2 (ja) スチ−ルハウスのフレ−ムの結合構造
JPH06185142A (ja) 壁パネルの接続構造
JPS6344840Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080310

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees