JP2000002901A - カメラの防振レンズのロック機構 - Google Patents

カメラの防振レンズのロック機構

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JP2000002901A
JP2000002901A JP16556298A JP16556298A JP2000002901A JP 2000002901 A JP2000002901 A JP 2000002901A JP 16556298 A JP16556298 A JP 16556298A JP 16556298 A JP16556298 A JP 16556298A JP 2000002901 A JP2000002901 A JP 2000002901A
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Toshiaki Takeda
俊明 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防振レンズ12のレンズ枠体14の両側にロッ
クリング50、52を配置し、ロックリング50、52
を操作リング54を回動して互いに近づく方向に移動さ
せ、レンズ枠体14をロックリング50、52で挟圧保
持することにより、防振レンズ12を容易に且つ確実に
鏡胴10にロックする。 【解決手段】本発明の防振レンズのロック機構は、ロッ
クリング50、52、操作リング54から構成される。
ロックリング50、52は、光軸の前後から防振レンズ
12のレンズ枠体14を挟む位置に配置される。ロック
リング50、52は、ピン58によって光軸L方向に前
後移動自在にガイドされると共に、操作リング54によ
って互いに近づく方向に連動して移動される。即ち、防
振レンズ12をロックする場合には、操作リング54を
操作してロックリング50、52を互いに近づけ、ロッ
クリング50、52でレンズ枠体14を挟圧保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラの防振レンズ
のロック機構に係り、特にカメラに加わった振動によっ
て生じる像ぶれを補正する防振レンズを一時鏡胴に固定
するためのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防振レンズを備えたカメ
ラは、防振レンズをカメラの鏡胴内に撮影光軸と直交す
る面内で移動自在に支持し、カメラに振動が加わると、
その振動を打ち消す方向に防振レンズをアクチュエータ
で移動させて像ぶれを補正している。
【0003】ところで、このようなカメラには、カメラ
を輸送等する時に防振レンズが鏡胴内で動いて損傷しな
いように、また、振動が殆どなく防振機能を必要として
いない時に、防振レンズを鏡胴側に固定するためのロッ
ク機構が設けられている。従来のロック機構は、防振レ
ンズのレンズ保持枠に孔を形成し、この孔に位置決めピ
ンを挿入することにより、位置決めピンを介して防振レ
ンズを鏡胴にロックするように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防振レンズのロック機構は、ロック時のガタを無くすた
めに孔と位置決めピンとの隙間を最小にする必要がある
が、そうすると、ロック時/ロック解除時に位置決めピ
ンを容易に抜き差しすることができず、手間がかかると
いう欠点がある。また、従来のロック機構は、防振レン
ズを1ヶ所でロックしているので、その位置決めピンを
中心に回転方向のガタが発生し、また、防振レンズに倒
れも発生するという欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、防振レンズを簡単に且つ確実にロックすること
ができるカメラの防振レンズのロック機構を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、鏡胴内で光軸と直交する面内で移動され
ることにより、カメラに加わった振動によって生じる像
ぶれを補正するカメラの防振レンズのロック機構におい
て、前記ロック機構は、前記鏡胴に支持されると共に、
前記防振レンズを支持するレンズ保持枠の両側に光軸方
向に移動自在に配置された一対の挟圧部材と、前記一対
の挟圧部材を相対的に進退移動させることができる操作
部材と、から構成され、前記操作部材で前記一対の挟圧
部材を相対的に近づく方向に移動させて、該一対の挟圧
部材によって前記レンズ保持枠を挟圧保持することによ
り防振レンズを鏡胴に対してロックしたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、操作部材を
操作して一対の挟圧部材を相対的に近づく方向に移動さ
せ、一対の挟圧部材によって防振レンズのレンズ保持枠
を挟圧保持する。これにより、本発明は、防振レンズを
容易に且つ確実にロックすることができる。請求項2記
載の発明によれば、一対の挟圧部材を、レンズ保持枠の
全周を挟圧保持するようにリング状に形成したので、防
振レンズを更に確実にロックすることができる。これに
より、本発明は、防振レンズに回転方向のガタや倒れが
発生するのを防止できる。
【0008】請求項3記載の発明によれば、一対の挟圧
部材を互いに逆ねじで操作部材に螺合連結したので、操
作部材の一方向の回動で一対の挟圧部材を互いに近づく
方向に移動することができ、他方向の回動で一対の挟圧
部材を互いに遠ざかる方向に移動することができる。よ
って、本発明は、一対の挟圧部材を容易に操作すること
ができる。
【0009】請求項4記載の発明によれば、挟圧部材の
挟圧支持部とレンズ保持枠の当接部とを互いにテーパ面
で形成し、挟圧支持部のテーパ面を当接部のテーパ面に
押圧することにより、挟圧支持部のテーパ面でレンズ保
持枠をガイドして防振レンズの光軸を光学系全体の光軸
に合わせたので、防振レンズをロックして撮影に使用す
る場合に特に有利になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの防振レンズのロック機構の好ましい実施の形
態を詳述する。図1は、本発明の実施の形態に係るカメ
ラの防振レンズのロック機構が適用された防振レンズを
示す正面図である。同図に示すようにカメラレンズの鏡
胴10内には、防振レンズ12がレンズ枠体14に保持
されて配置される。この防振レンズ12は、リニアモー
タ16、18によって撮影光軸Lと直交する面内で像ぶ
れを補正する方向に移動される。また、防振レンズ12
は、4本のアーム20、22からなる平行リンク機構を
介して鏡胴10に移動自在に支持されている。
【0011】リニアモータ16は、防振レンズ12を図
中左右方向に移動させるもので、モータ本体16A、及
びロッド16Bから構成される。モータ本体16Aは、
鏡胴10に固定され、前記ロッド16Bの先端はレンズ
枠体14の長孔24にローラ26を介して係合されてい
る。前記長孔24はレンズ枠体14の左側部に図中上下
方向に形成され、よって、長孔24とローラ26とは相
対的に図中上下方向に移動自在に係合されている。
【0012】モータ本体16Aのロッド16Bが伸縮動
作すると、レンズ枠体14はロッド16Bに押されて、
又はロッド16Bに引かれて図1上左右方向に移動す
る。また、レンズ枠体14に上下方向の力が加わると、
長孔24がローラ26にガイドされて防振レンズ12が
上下方向に移動する。前記リニアモータ16のロッド1
6Bには、連結枠28が固着されている。この連結枠2
8は上下方向に配設されて、中央部に前記ロッド16B
が固着され、上下端部がそれぞれリニアガイド30、3
0に摺動自在に支持されている。前記リニアガイド3
0、30は、ロッド16Bと平行に設けられており、こ
れによって、ロッド16Bが伸縮されると、前記連結枠
28はその姿勢を保持したまま左右に平行移動する。
【0013】前記連結枠28には、位置センサ32の検
出用接触針32Bの先端が押圧当接されている。前記位
置センサ32は、前記検出用接触針32Bがロッド16
Bと平行になる位置に、そのセンサ本体32Aが鏡胴1
0に固定され、ロッド16Bの伸縮動作で平行移動する
連結枠28の移動量を検知する。本実施の形態の位置セ
ンサ32は、検出用接触針32Bをレンズ枠14の周面
に直接当接させるのではなく、防振レンズ12の移動量
を間接的に検知することができる連結枠28に当接させ
ている。連結枠28は、前述したようにロッド16Bの
伸縮量に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するの
で、その移動中に検出用接触針32Bが連結枠28から
ズレたり滑ったりすることはない。
【0014】符号34Aは、スピードジェネレータ34
を構成するボビンで、符号34Bはスピードジェネレー
タ34を構成するコアであり、このコア34Bが連結枠
28に固着されている。一方、リニアモータ18は、防
振レンズ12を上下方向に移動させるもので、モータ本
体18A、ロッド18Bから構成される。モータ本体1
8Aは、鏡胴10に固定され、前記ロッド18Bの先端
はレンズ枠体14の長孔36にローラ38を介して係合
されている。前記長孔36はレンズ枠体14の下部に左
右方向に形成され、よって、長孔36とローラ38とは
相対的に左右方向に移動自在に係合されている。
【0015】モータ本体18Aの駆動力でロッド18B
が伸縮動作すると、レンズ枠体14はロッド18Bに押
されて、又はロッド18Bに引かれて上下方向に移動す
る。また、レンズ枠体14に左右方向の力が加わると、
長孔36がローラ38にガイドされて防振レンズ12が
左右方向に移動する。前記リニアモータ18のロッド1
8Bには、連結枠40が固着される。連結枠40は左右
方向に配設されて、中央部に前記ロッド18Bが固着さ
れ、左右端部がそれぞれリニアガイド42、42に摺動
自在に支持されている。前記リニアガイド42、42
は、ロッド18Bと平行に設けられ、これによって、ロ
ッド18Bが伸縮されると、前記連結枠40はその姿勢
を保持したまま上下に平行移動する。
【0016】前記連結枠40には、位置センサ44の検
出用接触針44Bの先端が押圧当接されている。位置セ
ンサ44は、検出用接触針44Bがロッド18Bと平行
になる位置に、センサ本体44Aが鏡胴10に固定さ
れ、ロッド18Bの伸縮動作で平行移動する連結枠40
の移動量を検知する。この位置センサ44も位置センサ
32と同様に、検出用接触針44Bをレンズ枠14の周
面に直接当接させるのではなく、防振レンズ12の移動
量を間接的に検知することができる連結枠40に当接さ
せている。連結枠40は、ロッド18Bの伸縮量に関係
なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移動中
に検出用接触針44Bが連結枠40からズレたり滑った
りすることはない。
【0017】符号46Aは、スピードジェネレータ46
を構成するボビンで、符号46Bはスピードジェネレー
タ46を構成するコアであり、このコア46Bが連結枠
40に固着されている。なお、前記鏡胴10には、図示
しない角速度センサが2ヵ所設けられている。一方の角
速度センサは鏡胴10の側部に、他方の角速度センサは
鏡胴の上部に設けられている。前者の角速度センサは、
鏡胴10に伝達された振動のうち左右方向成分の振動を
検知するもので、この検知された情報は、図示しないC
PUに出力される。CPUは、前記角速度センサからの
情報に基づいて防振レンズ12に与えるべき左右方向の
補正移動量を演算する。この左右方向の補正移動量を示
す信号は、アンプで増幅されたのち、リニアモータ16
に出力される。リニアモータ16は、CPUからの前記
信号に応じた量だけロッド16Bを伸長又は収縮する。
【0018】一方、後者の角速度センサは、鏡胴10に
伝達された振動のうち上下方向成分の振動を検知するも
ので、検知された情報は前記CPUに出力される。CP
Uは、前記角速度センサからの情報に基づいて防振レン
ズ12に与えるべき上下方向の補正移動量を演算し、こ
の上下方向の補正移動量を示す信号をアンプを介してリ
ニアモータ18に出力する。リニアモータ18は、CP
Uからの信号に応じた量だけロッド18Bを伸長又は収
縮する。これによって、カメラに加わった振動による像
ぶれが防振レンズ12によって補正される。
【0019】図2は、前記防振レンズ12のロック機構
の第1の実施の形態を示す要部断面図である。同図に示
すロック機構は、一対のロックリング(挟圧部材)5
0、52、及び操作リング(操作部材)54から構成さ
れている。前記ロックリング50は、防振レンズ12の
レンズ枠体14の光軸Lに対して前方に配置され、ま
た、ロックリング52は、前記レンズ枠体14の光軸L
に対して後方に配置されている。
【0020】前記ロックリング50、52には、それぞ
れ光軸Lと平行に穴56が形成されている。この穴56
は、ロックリング50、52の表面に所定の間隔で数カ
所形成されており、この穴56、56…に、鏡胴10側
から突設されたピン58、58…が遊挿されている。し
たがって、前記ロックリング50、52は、前記ピン5
8、58…を介して鏡胴10に支持されると共に、ピン
58、58…にガイドされて光軸L方向に前後移動自在
に配置されている。また、ロックリング50、52の移
動ストロークは、ロックリング50、52でレンズ枠体
14を十分に挟圧保持できる位置と、レンズ枠体14か
ら所定量離れる位置との間に設定されている。
【0021】前記ロックリング50の外周面にはヘイリ
コイドねじ60が形成され、このヘリコイドねじ60が
前記操作リング54の前方側内周面に形成されたヘリコ
イドねじ62に螺合されている。また、ロックリング5
2の外周面にもヘリコイドねじ64が形成され、このヘ
リコイドねじ64が操作リング54の後方側内周面に形
成されたヘリコイドねじ66に螺合されている。したが
って、操作リング54を一方向に回動すると、前記ヘリ
コイドねじの作用とピン58の直進作用とによってロッ
クリング50、52が互いに近づく方向に移動する。ま
た、操作リング54を他方向に回動すると、前記作用に
よってロックリング50、52が互いに遠ざかる方向に
移動することができる。なお、前記操作リング54は、
鏡胴10の外側に位置する外周面が操作面54Aとして
形成され、手動操作で操作されるように構成されてい
る。
【0022】ところで、ロックリング50の挟圧支持部
68は、図2上左下がりのテーパ面に形成されている。
この挟圧支持部68に対向するレンズ枠体14の当接部
70も同様に左下がりのテーパ面に形成されている。一
方、ロックリング52の挟圧支持部72は、図2上右下
がりのテーパ面に形成され、この挟圧支持部72に対向
するレンズ枠体14の当接部74も同様に右下がりのテ
ーパ面に形成されている。したがって、ロックリング5
0、52が互いに近づく方向に移動してくると、挟圧支
持部68が当接部70に、そして、挟圧支持部72が当
接部74に押圧当接する。そして、ロックリング50、
52の継続する移動によって、レンズ枠体14が挟圧支
持部68、72のテーパ面にガイドされて微小量移動さ
れていく。そして、防振レンズ12の光軸が光学系全体
の光軸Lに合わされる。このように、前記テーパ面が形
成されている。
【0023】したがって、前記の如く構成された第1の
実施の形態のロック機構によれば、操作リング54を回
動操作し、一対のロックリング50、52を互いに近づ
く方向に移動させて、ロックリング50、52によって
防振レンズ12のレンズ枠体14を光軸Lの前後から挟
圧保持する。これにより、防振レンズ12を容易に且つ
確実にロックすることができる。
【0024】また、第1の実施の形態ではロックリング
50、52、レンズ枠体14の全周を挟圧保持するよう
にリング状に形成しているので、レンズ枠体14の一部
分だけを挟圧保持するよりも、防振レンズ12を更に確
実にロックすることができる。これにより、防振レンズ
12に回転方向のガタや倒れが発生するのを確実に防止
できる。
【0025】また、第1の実施の形態では、ロックリン
グ50、52を互いに逆ねじで操作リング54に螺合連
結したので、操作リング54の一方向の回動でロックリ
ング50、52を互いに近づく方向に移動させることが
でき、他方向の回動でロックリング50、52を互いに
遠ざかる方向に移動させることができる。よって、ロッ
クリング50、52の操作が非常に簡単になる。
【0026】更に、第1の実施の形態では、ロックリン
グ50、52とレンズ枠体14の挟圧支持部をテーパ面
で形成し、ロックリング50、52でレンズ枠体14を
挟圧保持した時に、防振レンズ12の光軸を光学系全体
の光軸Lに合わせるようにしたので、防振レンズ12を
ロックして使用する場合に特に有利になる。図3は、ロ
ック機構の第2の実施の形態を示す要部断面図であり、
図2に示したロック機構と同一若しくは類似の部材につ
いて同一の符号を付してその説明は省略する。
【0027】図3のロック機構と図2のロック機構との
相違点は、操作リング54をロックリング50用の操作
リング54Aと、ロックリング52用の操作リング54
Bとで別々に構成し、これらの操作リング54A、54
Bをねじ55によって連結した点である。このように操
作リングを別々に形成すると、操作リング側のヘリコイ
ドねじ62、66の形成が容易になる。
【0028】図4は、ロック機構の第3の実施の形態を
示す要部断面図であり、図2に示したロック機構と同一
若しくは類似の部材について同一の符号を付してその説
明は省略する。図4のロック機構と図2のロック機構と
の相違点は、操作リング54をロックリング50用の操
作リング80と、ロックリング52用の操作リング82
とで別々に構成し、これらの操作リング80、82に同
一方向のヘリコイドねじ84、86を形成し、ヘリコイ
ドねじ84をロックリング50のヘリコイドねじ88に
螺合させ、ヘリコイドねじ86をロックリング52のヘ
リコイドねじ90に螺合させて構成した点である。操作
リングに対するアクセスは、2ヶ所になるが、操作リン
グが別々に操作できるものでも良いことを例示した。
【0029】また、図4の如く操作リング80、82を
別々に操作可能に構成することで、図5のようにロック
リング50(ロックリング52でも良い)の挟圧支持部
68を鉛直方向に延びたストレート面に形成することが
でき、また、レンズ枠体14の当接部70(当接部74
でも良い)もストレート面に形成することができる。即
ち、図5のロック機構によれば、まず、ロックリング5
0をレンズ枠体14に向けて移動させて、ロックリング
50の挟圧支持部68をレンズ枠体14の当接部70に
当接させてレンズ枠体14を位置決めする。この後に、
ロックリング52をレンズ枠体14に向けて移動させ
て、ロックリング52の挟圧支持部72をレンズ枠体1
4の当接部74に押圧当接させる。これにより、防振レ
ンズ12の光軸が光学系全体の光軸Lに合わされて、レ
ンズ枠体14がロックリング50、52によって挟圧保
持される。
【0030】なお、本実施の形態では、挟圧部材として
リング状に形成されたロックリング50、52を例示し
て説明したが、挟圧部材の形状はリング状に限定される
ものではなく、レンズ枠体14を挟圧保持できる形状で
あれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の防振レンズのロック機構によれば、操作部材で一対の
挟圧部材を相対的に近づく方向に移動させ、一対の挟圧
部材によって防振レンズのレンズ保持枠を挟圧保持した
ので、防振レンズを容易に且つ確実にロックすることが
できる。
【0032】また、本発明は、レンズ保持枠の全周を挟
圧保持するように一対の挟圧部材をリング状に形成した
ので、防振レンズを更に確実にロックすることができ
る。更に、本発明は、一対の挟圧部材を互いに逆ねじで
操作部材に螺合連結したので、一対の挟圧部材の操作が
容易になる。また、本発明は、挟圧部材の挟圧支持部と
レンズ保持枠の当接部とを互いにテーパ面で形成し、挟
圧支持部のテーパ面でレンズ保持枠をガイドして防振レ
ンズの光軸を光学系全体の光軸に合わせるようにしたの
で、防振レンズをロックして使用する場合に特に有利に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの防振レンズのロック機構
が適用された防振レンズの正面図
【図2】防振レンズのロック機構の第1の実施の形態を
示す要部断面図
【図3】防振レンズのロック機構の第2の実施の形態を
示す要部断面図
【図4】防振レンズのロック機構の第3の実施の形態を
示す要部断面図
【図5】防振レンズのロック機構の第4の実施の形態を
示す要部断面図
【符号の説明】
10…鏡胴 12…防振レンズ 14…レンズ枠体 16、18…リニアモータ 50、52…ロックリング 54…操作リング 56…直進用の穴 58…直進用のピン 68、72…ロックリング側の挟圧支持部 70、74…レンズ枠体側の当接部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡胴内で光軸と直交する面内で移動される
    ことにより、カメラに加わった振動によって生じる像ぶ
    れを補正するカメラの防振レンズのロック機構におい
    て、 前記ロック機構は、 前記鏡胴に支持されると共に、前記防振レンズを支持す
    るレンズ保持枠の両側に光軸方向に移動自在に配置され
    た一対の挟圧部材と、 前記一対の挟圧部材を相対的に進退移動させることがで
    きる操作部材と、 から構成され、前記操作部材で前記一対の挟圧部材を相
    対的に近づく方向に移動させて、該一対の挟圧部材によ
    って前記レンズ保持枠を挟圧保持することにより防振レ
    ンズを鏡胴に対してロックしたことを特徴とするカメラ
    の防振レンズのロック機構。
  2. 【請求項2】前記一対の挟圧部材は、前記レンズ保持枠
    の全周を挟圧保持するようにリング状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラの防振レンズの
    ロック機構。
  3. 【請求項3】前記一対の挟圧部材のうち一方の挟圧部材
    と他方の挟圧部材とは、前記操作部材に対して互いに逆
    ねじで螺合連結されていることを特徴とする請求項1記
    載のカメラの防振レンズのロック機構。
  4. 【請求項4】前記一対の挟圧部材のうち少なくとも一方
    の挟圧部材の挟圧支持部と、該挟圧支持部が当接される
    前記レンズ保持枠の当接部とは、互いにテーパ面で形成
    され、前記挟圧支持部のテーパ面を前記当接部のテーパ
    面に押圧することにより、挟圧支持部のテーパ面でレン
    ズ保持枠をガイドして前記防振レンズの光軸を光学系全
    体の光軸に合わせることを特徴とする請求項1、2記載
    のカメラの防振レンズのロック機構。
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