JP4122505B2 - カメラの防振レンズのロック機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラの防振レンズのロック機構に係り、特にテレビカメラ等に用いられ、カメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する防振レンズを一時鏡胴に固定するためのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の防振レンズを備えたカメラは、防振レンズをカメラの鏡胴内に撮影光軸と直交する面内で移動自在に支持し、カメラに振動が加わると、その振動を打ち消す方向に防振レンズをアクチュエータで移動させて像ぶれを補正している。
【0003】
ところで、このようなカメラには、カメラを運搬等する時に防振レンズが鏡胴内で動いて損傷しないように、また、振動が殆どなく防振機能を必要としていない時に、防振レンズを鏡胴側に固定するためのロック機構が設けられている。
従来のロック機構は、防振レンズのレンズ保持枠に孔を形成し、この孔に位置決めピンを挿入することにより、位置決めピンを介して防振レンズを鏡胴にロックするように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の防振レンズのロック機構は、ロック時のガタを無くすために孔と位置決めピンとの隙間を最小にする必要があるが、そうすると、ロック時/ロック解除時に位置決めピンを容易に抜き差しすることができず、手間がかかるという欠点がある。
【0005】
また、カメラの運搬時等に防振レンズをロックするのを忘れても、防振レンズがロックされていないことを積極的に認識させる手段がなかったため、運搬時等における防振レンズの損傷を確実に防止することができないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、防振レンズを簡単に且つ確実にロックすることができると共に、カメラの運搬時等に防振レンズのロックを確実に行わせるようにしたカメラの防振レンズのロック機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、鏡胴内で光軸と直交する面内で移動されることにより、カメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正するカメラの防振レンズのロック機構において、前記防振レンズを支持するレンズ保持枠に当接して前記防振レンズをロックするロック部材であって、前記レンズ保持枠と当接するロック位置と前記レンズ保持枠から離間した非ロック位置との間で移動されるロック部材と、前記鏡胴の後端部近傍の外周に前記鏡胴の軸方向に対して前側の位置と後側の位置との間で移動可能に配設されると共に前記ロック部材と連結して前記ロック部材を前記ロック位置と前記非ロック位置の間で移動させる操作部材であって、前記前側の位置に移動することによって前記ロック部材を前記ロック位置に設定し、前記後側の位置に移動することによって前記ロック部材を前記非ロック位置に設定する操作部材と、前記鏡胴の後端部に設けられた鏡胴側係合部であって、前記鏡胴の後部開口を遮蔽する主部と前記鏡胴の後端部外周に嵌合する周部とから形成された蓋形状のレンズキャップを前記鏡胴の後端部に取り付けるために、前記レンズキャップの内面側に設けられたキャップ側係合部と係合する鏡胴側係合部と、を備え、前記操作部材を前記前側の位置に移動させることにより前記ロック部材を前記ロック位置に設定した場合には、前記レンズキャップを前記鏡胴の後端部に嵌め合わせる際に、前記レンズキャップの周部が前記操作部材に当接する前に前記キャップ側係合部が前記鏡胴側係合部に係合する位置に到達し、前記鏡胴の後端部に前記レンズキャップを取り付けることが可能となり、前記操作部材を前記後側の位置に移動させることにより前記ロック部材を前記非ロック位置に設定した場合には、前記レンズキャップを前記鏡胴の後端部に嵌め合わせる際に、前記キャップ側係合部が前記鏡胴側係合部に係合する位置に到達する前に前記レンズキャップの周部が前記操作部材に当接、前記鏡胴の後端部に前記レンズキャップを取り付けることが不能となることを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、防振レンズのレンズ保持枠と当接することによって防振レンズをロックするロック部材と、該ロック部材が前記レンズ保持枠に当接するロック位置と前記レンズ保持枠から離間する非ロック位置との間で前記ロック部材を移動させる操作部材とによってロック機構を構成したため、操作部材の操作により防振レンズを簡単に且つ確実にロックすることができ、また、ロック部材が非ロック位置にある場合には鏡胴の後部開口にレンズキャップを取り付けることができないようにしたため、レンズキャップを取り付ける際に防振レンズが非ロック状態であることを容易に認識することができ、運搬時等に防振レンズのロックを確実に行わせることができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るカメラの防振レンズのロック機構の好ましい実施の形態を詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係るカメラの防振レンズのロック機構が適用された防振レンズを示す正面図である。同図に示すようにカメラレンズの鏡胴10内には、防振レンズ12がレンズ保持枠14に保持されて配置される。この防振レンズ12は、リニアモータ16、18によって撮影光軸Lと直交する面内で像ぶれを補正する方向に移動される。また、防振レンズ12は、4本のアーム20、22からなる平行リンク機構を介して鏡胴10に移動自在に支持されている。
【0009】
リニアモータ16は、防振レンズ12を図中左右方向に移動させるもので、モータ本体16A、及びロッド16Bから構成される。モータ本体16Aは、鏡胴10に固定され、前記ロッド16Bの先端はレンズ保持枠14の長孔24にローラ26を介して係合されている。前記長孔24はレンズ保持枠14の左側部に図中上下方向に形成され、よって、長孔24とローラ26とは相対的に図中上下方向に移動自在に係合されている。
【0010】
モータ本体16Aのロッド16Bが伸縮動作すると、レンズ保持枠14はロッド16Bに押されて、又はロッド16Bに引かれて図1上左右方向に移動する。また、レンズ保持枠14に上下方向の力が加わると、長孔24がローラ26にガイドされて防振レンズ12が上下方向に移動する。
前記リニアモータ16のロッド16Bには、連結枠28が固着されている。この連結枠28は上下方向に配設されて、中央部に前記ロッド16Bが固着され、上下端部がそれぞれリニアガイド30、30に摺動自在に支持されている。前記リニアガイド30、30は、ロッド16Bと平行に設けられており、これによって、ロッド16Bが伸縮されると、前記連結枠28はその姿勢を保持したまま左右に平行移動する。
【0011】
前記連結枠28には、位置センサ32の検出用接触針32Bの先端が押圧当接されている。前記位置センサ32は、前記検出用接触針32Bがロッド16Bと平行になる位置に、そのセンサ本体32Aが鏡胴10に固定され、ロッド16Bの伸縮動作で平行移動する連結枠28の移動量を検知する。
本実施の形態の位置センサ32は、検出用接触針32Bをレンズ保持枠14の周面に直接当接させるのではなく、防振レンズ12の移動量を間接的に検知することができる連結枠28に当接させている。連結枠28は、前述したようにロッド16Bの伸縮量に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移動中に検出用接触針32Bが連結枠28からズレたり滑ったりすることはない。
【0012】
符号34Aは、スピードジェネレータ34を構成するボビンで、符号34Bはスピードジェネレータ34を構成するコアであり、このコア34Bが連結枠28に固着されている。
一方、リニアモータ18は、防振レンズ12を上下方向に移動させるもので、モータ本体18A、ロッド18Bから構成される。モータ本体18Aは、鏡胴10に固定され、前記ロッド18Bの先端はレンズ保持枠14の長孔36にローラ38を介して係合されている。前記長孔36はレンズ保持枠14の下部に左右方向に形成され、よって、長孔36とローラ38とは相対的に左右方向に移動自在に係合されている。
【0013】
モータ本体18Aの駆動力でロッド18Bが伸縮動作すると、レンズ保持枠14はロッド18Bに押されて、又はロッド18Bに引かれて上下方向に移動する。また、レンズ保持枠14に左右方向の力が加わると、長孔36がローラ38にガイドされて防振レンズ12が左右方向に移動する。
前記リニアモータ18のロッド18Bには、連結枠40が固着される。連結枠40は左右方向に配設されて、中央部に前記ロッド18Bが固着され、左右端部がそれぞれリニアガイド42、42に摺動自在に支持されている。前記リニアガイド42、42は、ロッド18Bと平行に設けられ、これによって、ロッド18Bが伸縮されると、前記連結枠40はその姿勢を保持したまま上下に平行移動する。
【0014】
前記連結枠40には、位置センサ44の検出用接触針44Bの先端が押圧当接されている。位置センサ44は、検出用接触針44Bがロッド18Bと平行になる位置に、センサ本体44Aが鏡胴10に固定され、ロッド18Bの伸縮動作で平行移動する連結枠40の移動量を検知する。
この位置センサ44も位置センサ32と同様に、検出用接触針44Bをレンズ保持枠14の周面に直接当接させるのではなく、防振レンズ12の移動量を間接的に検知することができる連結枠40に当接させている。連結枠40は、ロッド18Bの伸縮量に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移動中に検出用接触針44Bが連結枠40からズレたり滑ったりすることはない。
【0015】
符号46Aは、スピードジェネレータ46を構成するボビンで、符号46Bはスピードジェネレータ46を構成するコアであり、このコア46Bが連結枠40に固着されている。
なお、前記鏡胴10には、図示しない角速度センサが2ヵ所設けられている。一方の角速度センサは鏡胴10の側部に、他方の角速度センサは鏡胴の上部に設けられている。前者の角速度センサは、鏡胴10に伝達された振動のうち左右方向成分の振動を検知するもので、この検知された情報は、図示しないCPUに出力される。CPUは、前記角速度センサからの情報に基づいて防振レンズ12に与えるべき左右方向の補正移動量を演算する。この左右方向の補正移動量を示す信号は、アンプで増幅されたのち、リニアモータ16に出力される。リニアモータ16は、CPUからの前記信号に応じた量だけロッド16Bを伸長又は収縮する。
【0016】
一方、後者の角速度センサは、鏡胴10に伝達された振動のうち上下方向成分の振動を検知するもので、検知された情報は前記CPUに出力される。CPUは、前記角速度センサからの情報に基づいて防振レンズ12に与えるべき上下方向の補正移動量を演算し、この上下方向の補正移動量を示す信号をアンプを介してリニアモータ18に出力する。リニアモータ18は、CPUからの信号に応じた量だけロッド18Bを伸長又は収縮する。これによって、カメラに加わった振動による像ぶれが防振レンズ12によって補正される。
【0017】
図2は、前記防振レンズ12のロック機構の実施の形態を示す要部断面図である。
同図に示すロック機構は、主としてロック部材50、圧縮バネ52、調整リング54、ロックリング(操作部材)56とから構成されている。前記ロック部材50は、リング状に形成されており、防振レンズ12の後部に光軸方向に移動自在に配置されると共に、その後方に配設された圧縮バネ52によって前方に付勢されている。ロック部材50には、光軸に垂直な面に対して略45度に傾斜したテーパ面50Aが形成され、防振レンズ12のレンズ保持枠14には、そのロック部材50のテーパ面50Aと傾斜角度が略一致するテーパ面14Aが形成される。従って、これらのテーパ面50Aとテーパ面14Aとが圧縮バネ52の作用によって圧接され、防振レンズ12が光軸原点でロックされるようになっている。
【0018】
前記調整リング54は、前記ロック部材50と鏡胴10の間に配置される。調整リング54の内径は、ロック部材50の外径と略同一となるように形成され、ロック部材50はこの調整リング54によって光軸と垂直な方向の位置が規制される。一方、調整リング54の外径は、鏡胴10の内径よりも小さく、鏡胴10内で光軸と垂直な方向に変位できるように形成されている。このように形成された調整リング54は、そのフランジ部54Aが鏡胴10の上下左右の4箇所に取り付けられたビス58の先端と当接することで位置決めされる。これにより、各ビス58のネジ込み量を調節して、ロック時における防振レンズ12の上下左右の位置を調節することができるようになっている。
【0019】
前記ロックリング56は、鏡胴10の外周面に外嵌され、ピン60によってロック部材50と連結される。このピン60は、鏡胴10と調整リング54に形成されたガイド溝10A、54Bに挿通され、一端がロック部材50に固着され、他端がロックリング56の内周に形成された溝56Aに摺動自在に嵌合される。尚、鏡胴10及びロックリング56の構造を図3の分解斜視図に示すと、同図に示す鏡胴10の周面に形成されている長孔が上記ピン60が挿通されるガイド溝10Aであり、ロックリング56の内周面に周方向に形成されている溝が上記ピン60と係合する溝56Aである。
【0020】
従って、ロックリング56に後方(図中右方向)への外力を加えると、図4に示すように圧縮バネ52の付勢力に抗してロックリング56が後方に移動すると共に、ロック部材50がレンズ保持枠14と当接するロック位置からレンズ保持枠14から離間した非ロック位置に退避し、防振レンズ12のロックが解除される。逆にロックリング56の後方への外力を解除すると、圧縮バネ52の付勢力によりロックリング56及びロック部材50が非ロック位置から前方のロック位置に移動し、図2に示したようにロック部材50のテーパ面50Aと防振レンズ12のレンズ保持枠14のテーパ面14Aとが圧接して、防振レンズ12がロックされるようになっている。
【0021】
また、図3に示すようにロックリング56が外嵌される鏡胴10の後面10Bには4つの孔62、62、62、62が形成されると共に、この後面10Bに対向するロックリング56内部の後面には、前記孔62、62、62、62に嵌入する4つの凸部64、64、64、64が前記孔62、62、62、62の位置に対応して設けられている。鏡胴10の孔62、62、62、62にロックリング56の凸部64、64、64、64が嵌入されると、ロックリング56が図2に示したようなロック位置にまで移動して防振レンズ12がロックされる。一方、ロックリング56をロック位置から後方に移動させ、鏡胴10の孔62、62、62、62からロックリング56の凸部64、64、64、64を外した状態でロックリング56を回動させると、図4に示すようにロックリング56の凸部64、64、64、64が鏡胴10の後面10Bと当接してロックリング56のロック位置への移動が規制される。これにより、ロックリング56の後方への外力を解除してもロックリング56及びロック部材50を非ロック位置に保持することができ、防振レンズ12の非ロック状態を維持することができるようになっている。このようにロックリング56を光軸方向又は回転方向に操作するだけで防振レンズ12のロックと非ロックとを切り替えることができるため、従来と比べて操作が簡単である。
【0022】
また、前記鏡胴10の後端には、図2乃至図4に示すようにこの鏡胴10をカメラ本体に連結させるためのバヨネット構造を有するマウント環66が形成される。鏡胴10をカメラ本体から取り外した際には、これらの図に示すようにマウント環66には鏡胴10の後部開口を覆うレンズキャップ68が装着されるようになっている。マウント環66及びレンズキャップ68のバヨネット構造について説明すると、図3では簡略化して示されているがマウント環66の外周の所定位置に突起66Aが形成される。一方、レンズキャップ68の内周には、突起66Aと係合してレンズキャップ68の脱落を防止する周方向の溝68Aと、突起66Aをこの溝68Aの位置まで進入させる光軸方向の溝68B(図4参照)とが形成される。従って、マウント環66の突起66Aの位置にレンズキャップ68の光軸方向の溝68Bの位置を合わせてレンズキャップ68をマウント環66に所定量押し込み、その後レンズキャップ68を回転させることによりレンズキャップ68の周方向の溝68Aをマウント環66の突起66Aに係合させてレンズキャップ68をマウント環66に取り付けることができるようになっている。
【0023】
ところで、このレンズキャップ68は、防振レンズ12がロックされている場合、即ち、ロックリング56がロック位置に設定されている場合には、図2に示すようにマウント環66の突起66Aにレンズキャップ68の周方向の溝68Aを係合させることができるが、防振レンズ12がロックされていない場合、即ち、ロックリング56が非ロック位置に設定されている場合には、図4に示すようにレンズキャップ68の周方向の溝68Aにマウント環66の突起66Aが到達する前にレンズキャップ68の先端部68Cがロックリング56の後面56Bに当接するようになっているため、レンズキャップ68をマウント環66に取り付けることができないようになっている。これにより、防振レンズ12が非ロックの場合には、レンズキャップ68を取り付ける際に非ロックであることを確実に認識することができ、非ロックのまま運搬時等の振動が防振レンズ12に加えられる不具合が防止される。
【0024】
尚、図2では、レンズキャップ68の先端部68Cをロックリング56の後面56Bの近傍まで延設してロックリング56が非ロック位置にある場合にはレンズキャップ68を取り付けることができないようにしたが、ロックリング56の後面を後方に突出させても同様の効果を得ることができる。
以上、上記実施の形態では、鏡胴10の孔62とロックリング56の凸部64を形成することによりロックリング56を非ロック位置で保持できるようにしたが、これに限らず、他の方法でロックリング56を非ロック位置に保持するようにしてもよい。例えば、鏡胴10の外周面とロックリング56の内周面とをヘイリコイドネジにより係合させてロックリング56を回動させることにより、ロックリング56及びロック部材50をロック位置と非ロック位置とで移動させるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカメラの防振レンズのロック機構によれば、防振レンズのレンズ保持枠と当接することによって防振レンズをロックするロック部材と、該ロック部材が前記レンズ保持枠に当接するロック位置と前記レンズ保持枠から離間する非ロック位置との間で前記ロック部材を進退移動させる操作部材とによってロック機構を構成したため、操作部材の操作により防振レンズを簡単に且つ確実にロックすることができ、また、ロック部材が非ロック位置にある場合には鏡胴の後部開口にレンズキャップを取り付けることができないようにしたため、レンズキャップを取り付ける際に防振レンズが非ロック状態であることを容易に認識することができ、運搬時等に防振レンズのロックを確実に行わせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るカメラの防振レンズのロック機構が適用された防振レンズの正面図である。
【図2】図2は、防振レンズのロック機構の実施の形態を示す要部断面図である。
【図3】図3は、ロック機構に係る鏡胴及びロックリングの構造を示した分解斜視図である。
【図4】図4は、防振レンズが非ロックの場合を示した要部断面図である。
【符号の説明】
10…鏡胴
12…防振レンズ
14…レンズ保持枠
16、18…リニアモータ
50…ロック部材
52…圧縮バネ
54…調整リング
56…ロックリング
68…レンズキャップ

Claims (1)

  1. 鏡胴内で光軸と直交する面内で移動されることにより、カメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正するカメラの防振レンズのロック機構において、
    前記防振レンズを支持するレンズ保持枠に当接して前記防振レンズをロックするロック部材であって、前記レンズ保持枠と当接するロック位置と前記レンズ保持枠から離間した非ロック位置との間で移動されるロック部材と、
    前記鏡胴の後端部近傍の外周に前記鏡胴の軸方向に対して前側の位置と後側の位置との間で移動可能に配設されると共に前記ロック部材と連結して前記ロック部材を前記ロック位置と前記非ロック位置の間で移動させる操作部材であって、前記前側の位置に移動することによって前記ロック部材を前記ロック位置に設定し、前記後側の位置に移動することによって前記ロック部材を前記非ロック位置に設定する操作部材と、
    前記鏡胴の後端部に設けられた鏡胴側係合部であって、前記鏡胴の後部開口を遮蔽する主部と前記鏡胴の後端部外周に嵌合する周部とから形成された蓋形状のレンズキャップを前記鏡胴の後端部に取り付けるために、前記レンズキャップの内面側に設けられたキャップ側係合部と係合する鏡胴側係合部と、
    を備え、
    前記操作部材を前記前側の位置に移動させることにより前記ロック部材を前記ロック位置に設定した場合には、前記レンズキャップを前記鏡胴の後端部に嵌め合わせる際に、前記レンズキャップの周部が前記操作部材に当接する前に前記キャップ側係合部が前記鏡胴側係合部に係合する位置に到達し、前記鏡胴の後端部に前記レンズキャップを取り付けることが可能となり
    前記操作部材を前記後側の位置に移動させることにより前記ロック部材を前記非ロック位置に設定した場合には、前記レンズキャップを前記鏡胴の後端部に嵌め合わせる際に、前記キャップ側係合部が前記鏡胴側係合部に係合する位置に到達する前に前記レンズキャップの周部が前記操作部材に当接、前記鏡胴の後端部に前記レンズキャップを取り付けることが不能となることを特徴とするカメラの防振レンズのロック機構。
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