JP2000002209A - ベルトクランプ - Google Patents

ベルトクランプ

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JP2000002209A
JP2000002209A JP16715598A JP16715598A JP2000002209A JP 2000002209 A JP2000002209 A JP 2000002209A JP 16715598 A JP16715598 A JP 16715598A JP 16715598 A JP16715598 A JP 16715598A JP 2000002209 A JP2000002209 A JP 2000002209A
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JP
Japan
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wire harness
belt clamp
wire
buckle
belt
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Pending
Application number
JP16715598A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yokota
宏 横田
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスに対するベルトクランプの締
め付け力が不足している場合でも、このベルトクランプ
がワイヤハーネスの周方向へ回動するのを防いで係止脚
の突出方向を規定方向に保持し、またワイヤハーネスに
対する実質的なクランプ幅を増大させることにより、ワ
イヤハーネスに対して軸線方向の圧縮力が作用した場合
でも、このワイヤハーネスが簡単に曲がるのを防止す
る。 【解決手段】 ワイヤハーネスを所定のパネルに沿って
配線するために、バックル部10に帯部20を挿通して
締め付けることにより、前記ワイヤハーネスの外周をク
ランプできるとともに、バックル部10に形成されてい
る係止脚30を前記パネルの取付孔に対して回転不能に
係止できる構成のベルトクランプであって、前記バック
ル部10は、帯部20で締め付けられた状態でのワイヤ
ハーネスの外周を受ける受承面14からワイヤハーネス
の長さ方向に沿って張り出した規制部16を備え、この
規制部16にはワイヤハーネスの電線束の間にくい込む
規制突起18が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ボデーなどの
パネルに沿ってワイヤハーネスを配線するために使用す
るベルトクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のベルトクランプは例えば
図6の斜視図で示すように、そのバックル部50、帯部
60及び係止脚70がそれぞれ一体に樹脂成形された構
造となっている。そしてバックル部50の受承面54に
載せたワイヤハーネス(図示外)の外周を帯部60で巻
くように、この帯部60をバックル部50の挿通口52
に挿通して締め付ける。これによってワイヤハーネスの
外周がクランプされ、帯部60はその係合歯(図示外)
とバックル部50の挿通口52内の係合舌片(図示外)
との係合により、クランプ状態に保持される。
【0003】このようにワイヤハーネスの所定箇所をベ
ルトクランプでクランプした後、各ベルトクランプの前
記係止脚70を、車両などのボデーパネルに予めあけら
れている取付孔(いずれも図示外)に差し込む。なお係
止脚70はパネルの取付孔に対し相互の形状によって回
転不能に係止される。またベルトクランプは、係止脚7
0のワイヤハーネス側からの突出方向が前記取付孔に対
応するよう、その方向を規制した状態でワイヤハーネス
に組み込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のベルトクランプ
にあっては、ワイヤハーネスに対する締め付け力が不足
している場合、例えばワイヤハーネスの納入時における
他部材との干渉などにより、ワイヤハーネスに対して周
方向に回転することがある。そうすると係止脚70の突
出方向が変わってしまい、ボデーパネルへの取り付け時
にワイヤハーネスをねじるなどして係止脚70の突出方
向をパネルの取付孔に合わせなければならない。
【0005】前記係止脚70はパネルの取付孔に対して
回らないように位置決めされるものの、前記帯部60の
幅、つまりワイヤハーネスに対する実質的なクランプ幅
は僅かである。このためワイヤハーネスに対して軸線方
向の圧縮力が作用すると、ワイヤハーネスが帯部60の
両側で簡単に曲がってしまい、配線経路が決まらないと
いった問題が生じる。これと同時に曲がった部分が近く
の部品に干渉してワイヤハーネスが破損するおそれもあ
る。
【0006】またワイヤハーネスに引張り力が働いたと
き、仮に前記帯部60による締め付け力が不足している
と、ワイヤハーネスがベルトクランプに対して引張り力
の方向へずれ動く場合がある。
【0007】本発明の目的は、ワイヤハーネスに対する
ベルトクランプの締め付け力が不足している場合でも、
このベルトクランプがワイヤハーネスの周方向へ回動す
るのを防いで係止脚の突出方向を規定方向に保持し、ま
たワイヤハーネスに対する実質的なクランプ幅を増大さ
せることにより、ワイヤハーネスに対して軸線方向の圧
縮力が作用した場合でも、このワイヤハーネスが簡単に
曲がるのを防止するとともに、ワイヤハーネスが引張り
力を受けてずれ動くことも防止し、パネルに対するワイ
ヤハーネスの配線位置を適正に維持することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ワイヤハーネスを所定のパネルに沿って配線するため
に、バックル部に帯部を挿通して締め付けることによ
り、前記ワイヤハーネスの外周をクランプできるととも
に、バックル部に形成されている係止脚を前記パネルの
取付孔に対して回転不能に係止できる構成のベルトクラ
ンプであって、前記バックル部は、帯部で締め付けられ
た状態でのワイヤハーネスの外周を受ける受承面からワ
イヤハーネスの長さ方向に沿って張り出した規制部を備
え、この規制部にはワイヤハーネスの電線束の間にくい
込む規制突起が形成されている。
【0009】したがって前記帯部の締め付けによってワ
イヤハーネスをクランプした状態では、前記規制部の規
制突起がワイヤハーネスの電線束の間にくい込む。この
ため帯部の締め付け力が不足している場合でも、ベルト
クランプがワイヤハーネスの周方向へ回動することが防
止される。これによって前記係止脚の突出方向が規定方
向に保持され、この係止脚をボデーパネルの取付孔に対
して容易に合わせて差し込むことができる。
【0010】前記のように規制突起がワイヤハーネスの
電線束の間にくい込むことにより、このワイヤハーネス
に対する実質的なクランプの範囲が長くなる。この結
果、ワイヤハーネスに対して軸線方向の圧縮力が作用し
ても、このワイヤハーネスが容易に曲がることは防止さ
れる。またワイヤハーネスに引張り力が働いた場合、そ
れに伴う帯部の変位によって規制部の規制突起がワイヤ
ハーネスの電線束の間に強くくい込み、ワイヤハーネス
が引張り力の方向へずれ動くことも防止される。これら
のことからパネルに対するワイヤハーネスの配線経路が
決定される。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のベ
ルトクランプであって、前記規制部がバックル部におけ
る受承面の両側にそれぞれ設けられている。これによっ
てワイヤハーネスに対する実質的なクランプの範囲をよ
り長くすることができ、このワイヤハーネスがさらに曲
がりにくくなるとともに、ワイヤハーネスに対して左右
いずれの方向の引張り力が作用してもワイヤハーネスの
ずれ動きを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はベルトクランプの形状を表した構成図であ
って、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図1
(C)は右側面図である。また図2は同じくベルトクラ
ンプの外観斜視図である。これらの図面で示すようにベ
ルトクランプは合成樹脂による一体成形品であって、バ
ックル部10、帯部20及び係止脚30を備えている。
バックル部10は帯部20をその先端側から挿通させる
ことが可能な挿通口12を有するとともに、その上面は
後述するワイヤハーネス40の受承面14となってい
る。
【0013】前記帯部20はバックル部10から一体に
延びており、ワイヤハーネス40の外周に巻きつけるの
に充分な長さと可撓性とを有している。また係止脚30
はバックル部10の下面から一体に突出しており、車両
のボデーパネルなどに予めあけられている取付孔に差し
込むことで、そこから抜けないように係止する形状とな
っている。
【0014】しかもこの係止脚30の断面形状と取付孔
の形状とは、係止脚30を回転不能に保持する楕円形状
などに設定されている。なお係止脚30の基部には皿形
状のスタビライザー32が一体に形成されており、この
スタビライザー32は係止脚30を取付孔に差し込んだ
ときにパネルの表面に弾性力をもって接触する。
【0015】前記バックル部10には、前記受承面14
を延長するように左右両方向へ張り出した規制部16が
それぞれ一体に形成されている。つまり両規制部16
は、ワイヤハーネス40をベルトクランプでクランプし
たときのワイヤハーネス40の長さ方向に沿ってそれぞ
れ張り出している。そして両規制部16における先端部
の上面には、クサビ形状の規制突起18が個々に形成さ
れている。
【0016】図3はワイヤハーネス40をベルトクラン
プでクランプした状態の斜視図、図4は図3のD−D線
断面図である。これらの図面で示すようにワイヤハーネ
ス40のクランプに際しては、そのクランプすべき箇所
をバックル部10の受承面14とその左右の規制部16
の上に載せる。そしてワイヤハーネス40の外周を帯部
20で巻くように、この帯部20をその先端部からバッ
クル部10の挿通口12に挿通して締め付ける。
【0017】このとき、図3で示すように帯部20の片
面に沿って形成されている係合歯22の列がバックル部
10の内部に形成されている係合舌片(図示外)に対し
て順次係合し、帯部20を充分に締め付けたところで、
その状態に保持される。この帯部20の締め付けによ
り、両規制部16の前記規制突起18が図4で示すよう
にワイヤハーネス40の電線束の間にくい込む。
【0018】この結果、帯部20の締め付け力が不足し
ている場合でも、ベルトクランプがワイヤハーネス40
の周方向へ回動することが防止され、前記係止脚30の
突出方向が規定方向に保持される。またワイヤハーネス
40はバックル部10の受承面14及び帯部20による
締め付け箇所と、その両側の規制部16との箇所でクラ
ンプされたこととなり、ベルトクランプによるワイヤハ
ーネス40の実質的なクランプ幅が大きくなる。したが
って係止脚30をパネルの取付孔に差し込んでワイヤハ
ーネス40を配線した状態において、このワイヤハーネ
ス40に軸線方向の圧縮力が作用しても、ベルトクラン
プによる実質的なクランプ幅が大きいことからワイヤハ
ーネス40が局部において簡単に曲がることは防止され
る。
【0019】図5はワイヤハーネス40に引張り力が作
用した場合の説明図であって、このワイヤハーネス40
は前記のように帯部20によって締め付けられていると
ともに、係止脚30はボデーパネル45の取付孔46に
差し込んで取り付けられている。この状態においてワイ
ヤハーネス40に矢印方向の引張り力が作用すると、そ
れに伴って帯部20が矢印の方向へ変位し、結果的に前
記規制部16が受承面14などと共に図5の仮想線で示
すように変形する。これによって片側(図面左側)の規
制突起18が、それまでにも増してワイヤハーネス40
の電線束の間にくい込むこととなり、ワイヤハーネス4
0が矢印の方向にずれ動くことを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルトクランプの形状を表した構成図。
【図2】ベルトクランプを表した外観斜視図。
【図3】ワイヤハーネスをベルトクランプでクランプし
た状態の斜視図。
【図4】図3のD−D線断面図。
【図5】ワイヤハーネスに引張り力が作用した場合の説
明図。
【図6】従来のベルトクランプを表した外観斜視図。
【符号の説明】
10 バックル部 14 受承面 16 規制部 18 規制突起 20 帯部 30 係止脚 40 ワイヤハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを所定のパネルに沿って
    配線するために、バックル部に帯部を挿通して締め付け
    ることにより、前記ワイヤハーネスの外周をクランプで
    きるとともに、バックル部に形成されている係止脚を前
    記パネルの取付孔に対して回転不能に係止できる構成の
    ベルトクランプであって、 前記バックル部は、帯部で締め付けられた状態でのワイ
    ヤハーネスの外周を受ける受承面からワイヤハーネスの
    長さ方向に沿って張り出した規制部を備え、この規制部
    にはワイヤハーネスの電線束の間にくい込む規制突起が
    形成されているベルトクランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベルトクランプであっ
    て、 前記規制部がバックル部における受承面の両側にそれぞ
    れ設けられているベルトクランプ。
JP16715598A 1998-06-15 1998-06-15 ベルトクランプ Pending JP2000002209A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030006355A (ko) * 2001-07-12 2003-01-23 기아자동차주식회사 결속구
JP2012115024A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Yazaki Corp ワイヤハーネス用クランプ

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KR20030006355A (ko) * 2001-07-12 2003-01-23 기아자동차주식회사 결속구
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