JP3865793B2 - バンドクランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、単線やワイヤハーネスなどの被結束物を結束して所定の配線箇所に止め付ける際に使用するバンドクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のバンドクランプは、バンド部とバックル部とが一体に形成されているとともに、このバンド部をバックル部に挿通して引き締めることにより被結束物を結束できるようになっている。そしてバンド部の片側面には結束時において被結束物の周面に食い込んでこの被結束物の横ずれを防止するように機能するリブが一体に形成されている。そしてこのリブは、太さの異なる各種の被結束物に対応できるように前記バンド部の片側面に対し、その先端側の一部を除く長さ方向の全域にわたって連続して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで被結束物が細線の場合、この被結束物は前記バンド部におけるバックル部との接合付近で結束されることとなる。しかしバンド部のこの部分は、前記リブの存在が大きく影響するため小さな曲率で曲げることができず、したがって細線を充分に締付けることが困難であった。
そこでバンド部におけるバックル部との接合付近では前記リブを廃止し、この部分を小さな曲率で曲げれるようにしたバンドクランプも提案されている。これによって被結束物が細線であっても充分に締付けれる反面、この細線の周面に対してはその一部にしかリブが接触せず、横ずれ防止機能が低下する。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、被結束物が細線であってもバンド部を充分に引き締めて結束し、しかもこの結束状態では細線の周面に対してリブをしっかり食い込ませて横ずれしないように保持することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のバンドクランプはつぎのように構成されている。
すなわち、バンド部とバックル部とが一体に形成され、このバンド部をバックル部に挿通して引き締めた結束時において被結束物の横ずれを防止するためのリブがバンド部の片側面に設けられているバンドクランプであって、前記リブは、バンド部におけるバックル部との接合部付近に位置するとともに、左右で対をなし、かつ、バンド部の長さ方向に複数個に分断されたリブと、バンド部の幅方向の中央においてバックル部と一体に形成されたリブとを備えている。さらにバンド部は、バックル部と一体に形成されたリブが入る大きさで、このリブとバンド部との干渉を避ける開口部を備えている。
【0006】
【作用】
この構成によれば、バンド部をその先端側からバンド部に挿通させて被結束物を結束するに際し、その被結束物が細線の場合、バックル部の幅方向中央に比較的大きめのリブがバンド部側へ張り出しているにもかかわらず、このリブとバンド部との干渉が避けられてバンド部におけるバックル部との接合部付近が小さな曲率で曲がり、かつ、バックル部のリブがバンド部の左右で対をなすリブの間に細線を押し込むような格好で、この細線の外周に食い込む。したがって、細線は横ずれを起こさない状態で、充分に締付けられて結束される。
【0007】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1はバンドクランプを表した平面図であり、図2は図1のA−A線断面図である。
これらの図面で示すようにバンドクランプは、バンド部10とその一端部に一体に形成されたバックル部30とを主体として構成されている。そしてバンド部10の下面には、そのバックル部30との接合部12の付近及び先端側の所定範囲を除く領域において長さ方向に沿って一定のピッチで凹凸を繰り返す係合歯列14が形成されている。またバンド部10の上面両縁には、前記係合歯列14が形成されている領域とほぼ同じ領域において長さ方向に連続するリブ16が一体に形成されている。
【0008】
一方、前記バックル部30は、バンド部10をその先端側から挿通させるための挿通孔32を備えている。この挿通孔32における出口側の内壁部には、係合舌片34が一体に形成されている。この係合舌片34は、バンドクランプを成形している樹脂材の弾性により挿通孔32の内壁部に対して撓むことができるとともに、その先端部には挿通孔32に挿通されたバンド部10の前記係合歯列14に係合可能な二つの係合突起36が形成されている。
なおバックル部30の背面部には係止脚38と皿形状のスタビライザー39とがそれぞれ一体に形成されている。この係止脚38は、前記バンド部10によって後述するように単線やワイヤハーネスなどの被結束物を結束した後に、その配線箇所の取付け孔(図示外)に差し込まれ、被結束物を配線箇所に止める機能を果たす。
【0009】
図3にバンドクランプの一部が斜視図で示されている。この図面からも明らかなように、前記バンド部10におけるバックル部30との接合部12付近の上面には左右で対をなすリブ18が、このバンド部10の長さ方向に関する三箇所に分断されて計六個形成されている。
さらに前記バックル部30の前壁板31には、バンド部10の幅方向に関する中央部において一個のリブ20が形成されている。またバンド部10の接合部12においてバックル部30のリブ20と対応する中央部には、このリブ20の出入りが可能な大きさの開口部22が形成されている。
【0010】
前記構成のバンドクランプによって単線やワイヤハーネスなどの被結束物を結束するには、前記バンド部10を被結束物の外周に巻回し、かつその先端部を前記バックル部30の挿通孔32に挿入する。つづいてこの挿通孔32の出口側からバンド部10の先端を引っ張って引き締めることにより、このバンド部10の前記係合歯列14がバックル部30の前記係合舌片34を撓ませてその係合突起36を通過しては係合するといった作用を繰り返す。
したがって被結束物をバンド部10で適度に締付けた状態においても、このバンド部10はその係合歯列14のいずれかと前記係合舌片34の係合突起36との係合によって弛むことなく保持される。そしてこの状態ではバンド部10の前記の連続したリブ16の一部、あるいは分断されたリブ18やバックル部30のリブ20のいずれかが被結合物の外周面に食い込んでおり、被結束物はバンドクランプによって相対的な横ずれが起きないように結束される。
【0011】
さて図4に被結束物として細線Kを結束した状態のバンドクランプが断面図で示されている。この図面で明らかようにバンド部10における前記接合部12の付近は細線Kの外周に添って小さな曲率で曲がっており、この接合部12の付近で細線Kを締付けている。つまりこの接合部12の付近では、前記リブ18がバンド部10の長さ方向に分断されているとともに、前記バックル部30のリブ20がバンド部10と干渉することなく前記開口部22に入り込んでいるので、これらのリブ18,20の存在にかかわらず、前記接合部12の付近が小さな曲率で曲がるのである。この結果、細線Kは前記バンド部10によって充分に締付けられ、しかも細線Kの周面に対しては前記リブ18,20が図4で示すようにしっかり食い込んでおり、細線Kとバンドクランプとの相対的な横ずれが防止される。
なお前記の連続したリブ16についてもバンド部10の長さ方向に関して適度のピッチで分断し、このバンド部10を全長にわたって曲げやすい構成とすることも可能である。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、バンド部におけるバックル部との接合部の付近にまでリブを備えたままで、しかもこの部分を小さな曲率で曲げれるので、被結束物が細線であってもバンド部を充分に引き締めて結束でき、しかも細線の周面に対してはリブをしっかり食い込ませて横ずれしないように結束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンドクランプを表した平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】バンドクランプの一部を表した斜視図である。
【図4】細線を結束した状態のバンドクランプを表した断面図である。
【符号の説明】
10 バンド部
12 接合部
18 分断されたリブ
20 バックル部のリブ
22 開口部
30 バックル部

Claims (1)

  1. バンド部とバックル部とが一体に形成され、このバンド部をバックル部に挿通して引き締めた結束時において被結束物の横ずれを防止するためのリブがバンド部の片側面に設けられているバンドクランプであって、
    前記リブは、バンド部におけるバックル部との接合部付近に位置するとともに、左右で対をなし、かつ、バンド部の長さ方向に複数個に分断されたリブと、バンド部の幅方向の中央においてバックル部と一体に形成されたリブとを備え、さらにバンド部は、バックル部と一体に形成されたリブが入る大きさで、このリブとバンド部との干渉を避ける開口部を備えていることを特徴としたバンドクランプ。
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