JP2000002197A - プロペラファン - Google Patents
プロペラファンInfo
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- propeller fan
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Abstract
4と円形に形成する背面側周縁5とからハブ2の周縁3
を形成し、非円形の前面側周縁4と円形の背面側周縁5
との境界部で、且つ、前面側周縁4の隣接する突出端2
A・2A同士の間の曲率が小さくて長い円弧状周縁6の
部分に羽根1を、ハブ2が回転する側に片寄せて取り付
けるようにした。
Description
どに組み込まれて送風用途に使用されるプロペラファン
に関するものである。
ように複数の羽根1を円筒形のハブ2の外周面に取り付
けたものが一般的である。このような形状のプロペラフ
ァンPFにおいては、主に羽根1の外周側後端部におい
て送風作用が行われ、ハブ2寄りの内周部分では空気の
流れがないか遅く殆ど送風作用は行われていない。
側後端部にプロペラファンPFが送風する空気の大半が
集中するため、この部分での空気の流速が速く、空気が
羽根1から離れるときの騒音が大きくなる。
寄りの内周部分では、外周側を高速で流れる空気の影響
を受けて空気の流れが乱されており、さらにその一部が
羽根1の取着部前端1Aの近傍から圧力の低い空気の吸
入側に逆流するなどして騒音を一層大きくしている。
込みと補助翼とを設けるなどして騒音を減らすようにし
たプロペラファンが、例えば実公平1−21198号公
報、特開平3−88999号公報などに提案されてい
る。
1198号公報、特開平3−88999号公報などに提
案されたプロペラファンにおいても、騒音の充分な低減
が達成されたとは云い難く、一層の騒音削減が求められ
ていた。また、ハブに加工を施した上記従来のプロペラ
ファンでは、構造が複雑になると云った問題点もあり、
構造を複雑化させることなく、騒音を減らす必要があっ
た。さらに、昨今の地球温暖化の問題から、上記課題の
解決と同時に省エネルギー化、すなわち送風効率を向上
させる必要があった。
課題を解決するため、回転手段により回転駆動されるハ
ブの前面側周縁を円以外の回転対称の形状に形成し、背
面側周縁を円形に形成し、ハブの非円形周縁と円形周縁
との境界部で、非円形に形成した前面側周縁の隣接する
突出端同士の間の部分に羽根を1枚づつ取着するように
した第1の構成のプロペラファンと、
て、ハブの前面側非円形周縁を曲率の異なる円弧状曲線
を連設して形成し、羽根を曲率の小さくて長いハブの周
縁に取着するようにした第2の構成のプロペラファン
と、
ンにおいて、羽根をハブの隣接する突出端同士の間の周
縁の回転側に片寄せて取着するようにした第3の構成の
プロペラファンとを提供するものである。
〜図8に基づいて説明する。なお、理解を容易にするた
め、これらの図においても前記図9において説明した部
分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付し
た。
リプロピレンやアクリルニトリルースチレン共重合体な
どのプラスチックなどによって一体成形により形成され
る。羽根1が取着されるハブ2の周縁3は、非円形の回
転対称に形成された前面側周縁4と、円形に形成された
背面側周縁5とからなっている。
円弧状周縁6と、曲率の大きい円弧状周縁7とが交互に
連設されて、3箇所に突出端2Aが丸みを持った略三角
形の回転対称の形状に形成されている。
面側周縁4と、円形に形成された背面側周縁5との境界
部で、且つ、隣接する突出端2A・2A同士の間の曲率
が小さくて長い円弧状周縁6の部分に羽根1が、ハブ2
が回転する側に片寄せて取り付けられている。
転軸21を差し込んで固定する取付穴8が形成されてい
るハブ2の中心部から、曲率が小さくて長い、羽根1が
取着されている円弧状周縁6に至るリブ9Aと9Bとが
配設されている。
羽根1のハブ2への取着部前端1Aに片寄せ、リブ9B
は取着部前端1Aの反対側に位置する羽根1のハブ2へ
の取着部後端1Bに片寄せ、且つ、羽根1の取着部前端
1Aとリブ9Aの取着端部との間の寸法は、羽根1の取
着部後端1Bとリブ9Bの取着端部との間の寸法より小
さくなるように取り付けられている。
に構成されているので、電動モータ20によって矢印方
向に回転されたときには、ハブ2の前面側周縁4の突出
端2Aより回転する側に位置する部分では空気が圧縮さ
れて高圧となり、その反対側は低圧となるので、図4に
示すように羽根1の外周側を流れる空気の一部はハブ2
寄りの内周側に流れる。
掛けて空気が平均化されて流れるようになり、外周部後
端での空気の流速が低下し、これによって空気流が羽根
1の外周部後端を離れるときの騒音発生が抑制される。
一定の流速以上の空気の流れができており、且つ、羽根
1が回転側の突出端2Aに片寄せて取り付けられている
ので、空気の乱れた流れや、空気の吸入側への逆流もな
くなり、これによってハブ2寄り内周部分での騒音の発
生も防止される。
交換器23、および図示しないベルマウス、パネルなど
を備えた室外機100に取り付けた状態のフロントパネ
ル前方1mの位置で、本発明のプロペラファンPFと、
ハブ2の周縁3全体を円筒形に形成した従来のプロペラ
ファンPFとの騒音を測定して比較したものである。こ
の比較図から判るように、本発明のプロペラファンPF
による騒音は、何れの風量においても従来のプロペラフ
ァンPFより1dB程度低くなっている。
ァンPFと従来のプロペラファンPFとのファンモータ
消費電力比較を室外機100に取り付けた状態で行い、
測定結果を図6に示した。この比較図から判るように、
本発明のプロペラファンPFによるファンモータ消費電
力は、同風量の従来のプロペラファンPFの消費電力よ
り、何れの風量においても少なくなっている。
ハブ2の前面側周縁4が略三角形の形に形成されて羽根
1の面積が増加したことと、羽根1の外周部だけでな
く、内周側でも有効な送風作用を行うために、低騒音化
およびトータルの送風効率が向上したものである。
面側周縁4の形状は、図7(a)に示したように突出端
2Aを尖らせた正三角形の状態に形成することもでき
る。また、図7(b)に示したように、隣接する突出端
2A同士の間の前面側周縁4、すなわち曲率の小さい円
弧状周縁6が凹むようにハブ2を形成し、この部分に羽
根1を取り付けるように構成することもできる。また、
図7(c)に示したように突出端2Aと曲率の小さい円
弧状周縁6との接続部が、片側では滑らかに接続し、他
方では屈曲状態に接続するようにハブ2を形成しても良
い。
ように、突出端2Aを4箇所に備えたハブ2を、突出端
2Aを3箇所に有する図7などに示した前記ハブ2と同
様に、曲率の異なる円弧状周縁4と5とを接続して形成
することもできる。
を5箇所以上に形成し、隣接する突出端2A同士の間の
周縁3それぞれに羽根1を取り付けるようにすることも
できるが、突出端2Aの設置数が多いほど、突出端2A
から回転側に位置する前面側周縁4での空気を圧縮して
高圧にする作用が乏しくなり、その反対側では低圧とな
る程度が小さくなって、騒音の低減効果、送風効率の向
上効果が損なわれるので、突出端2Aの数を増やし過ぎ
るのは好ましくない。
ァンによれば、騒音は減少し、送風効率が向上すると云
った顕著な作用効果がある。
ば、羽根のハブ寄り内周部分でも空気の吸入側への逆流
が防止され、これにより騒音の一層の低減が図れる。
は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図で
ある。
方から見た説明図、(b)は後方から見た説明図であ
る。
態を示す説明図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転手段により回転駆動されるハブの前
面側周縁が円以外の回転対称の形状に形成され、背面側
周縁が円形に形成され、ハブの非円形周縁と円形周縁と
の境界部で、非円形に形成された前面側周縁の隣接する
突出端同士の間の部分に羽根が1枚づつ取着されたこと
を特徴とするプロペラファン。 - 【請求項2】 ハブの前面側非円形周縁が曲率の異なる
円弧状曲線を連設して形成され、羽根が曲率の小さくて
長いハブの周縁に取着されたことを特徴とする請求項1
記載のプロペラファン。 - 【請求項3】 羽根がハブの隣接する突出端同士の間の
周縁の回転側に片寄せて取着されたことを特徴とする請
求項1または2記載のプロペラファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16884798A JP3806513B2 (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | プロペラファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16884798A JP3806513B2 (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | プロペラファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000002197A true JP2000002197A (ja) | 2000-01-07 |
JP3806513B2 JP3806513B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=15875651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16884798A Expired - Fee Related JP3806513B2 (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | プロペラファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3806513B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174206A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Fujitsu General Ltd | プロペラファン |
JP2013174205A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Fujitsu General Ltd | プロペラファン |
CN104085196A (zh) * | 2014-07-31 | 2014-10-08 | 杜怀月 | 喷头自动清理装置和方法 |
CN105102822A (zh) * | 2013-04-04 | 2015-11-25 | 三菱电机株式会社 | 螺旋桨风扇、送风装置及室外机 |
WO2020083002A1 (zh) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 美的集团股份有限公司 | 轴流风轮、空调室外机和空调器 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP16884798A patent/JP3806513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP2982866A4 (en) * | 2013-04-04 | 2016-11-23 | Mitsubishi Electric Corp | PROPELLER FAN, FAN AND OUTSIDE DEVICE |
US9970454B2 (en) | 2013-04-04 | 2018-05-15 | Mitsubishi Electric Corporation | Propeller fan, blower device, and outdoor equipment |
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