JP2000001340A - 親水性被膜の製造方法 - Google Patents

親水性被膜の製造方法

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JP2000001340A
JP2000001340A JP10164771A JP16477198A JP2000001340A JP 2000001340 A JP2000001340 A JP 2000001340A JP 10164771 A JP10164771 A JP 10164771A JP 16477198 A JP16477198 A JP 16477198A JP 2000001340 A JP2000001340 A JP 2000001340A
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layer
film
metal oxide
coating
titania
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Kazuo Hirota
和男 広田
Seiji Yamazaki
誠司 山崎
Satoko Sugawara
聡子 菅原
Yasuaki Kai
康朗 甲斐
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Central Glass Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Ichikoh Industries Ltd
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Central Glass Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Ichikoh Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/3411Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2217/00Coatings on glass
    • C03C2217/70Properties of coatings
    • C03C2217/71Photocatalytic coatings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親水性に優れ、かつ安定した長期安定性に優
れた親水性被膜の製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 かかる目的達成のため、本発明は基板上
に、第1層として金属酸化物の被膜、第2層としてシリ
カおよび/またはアルミナの微粒子、チタニアおよび非
晶質の金属酸化物からなる被膜を有する2層構造の親水
性被膜の製造方法であって、基板上に第1層の金属酸化
物膜をゾルゲル法により形成し、得られた被膜を15〜
40℃で乾燥し、次いで第2層の被膜を形成するための
塗布に用いるゾル液として、そのゾル液に含まれる溶媒
の溶解パラメーターが11.5以下である溶液を用い、
シリカおよび/またはアルミナの微粒子、チタニアおよ
び非晶質の金属酸化物からなる被膜を前記第1層の被膜
上に形成し、次いで焼成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス、ミラー、
金属等基板の表面に、親水性を長く持続する親水性被膜
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無機ガラス等は従来から透明基材として
の性質を活かして例えぱ窓ガラス、鏡面、眼鏡レンズな
どの物品に広く利用されている。しかしながら、これら
透明基材を用いた物品の欠点は高温高湿の場所または温
度や湿度差の大きい境界面などにおいて使用すると物品
の表面に結露を生じ、これに起因して物品の表面が曇り
を帯びることである。とくに透明基材のうちでも窓ガラ
ス、眼鏡レンズ、鏡などにおいて製品の表面が曇った
り、あるいは傷がつきやすいということは重大な問題で
ある。従って各方面からこれらの改良に関する要望がな
されており、これまでに透明基材をはじめとする各種物
品に対して親水性および耐久性を付与しようとする試み
が種々提案されている。
【0003】基材表面の曇りを防止する方法として、ガ
ラス等の表面に親水性の被膜を形成することが行われて
いる。最も簡単な手段として、界面活性剤を表面に塗布
することで曇りを防ぐことができることは古くから知ら
れている。界面活性剤にポリアクリル酸やポリビニルア
ルコールなどの水溶性ポリマーを配合することでその効
果の持続性を上げる試みがなされている(例えば、特開
昭52-101680 号公報等)。しかしながら、この様な方法
においては一時的に親水性を付与するのみであり連続的
な効果を期待することはできない。
【0004】また、特開昭55-154351 号公報には、ガラ
ス基材表面に、モリブデン酸化物とタングステン酸化物
のうちいずれか一種以上とリン酸化物とを含む薄膜を物
理蒸着、化学蒸着等で形成することにより親水性に優れ
た親水性薄膜を得る方法が提案されている。特開昭54-1
05120 号公報には、P2O を含むガラスに、P2O5の液体ま
たは蒸気を接触させることにより親水性を付与する方法
が提案されている。特開昭53-58492号公報には、スルホ
ン酸型両性界面活性剤および無機塩あるいは酢酸塩を含
む組成物を低級アルコール溶液を用いて基材に塗布する
ことにより密着性に優れた親水膜を形成する方法が提案
されている。しかし、上記のいずれの方法によって得ら
れた親水膜もその親水性能の長期持続性に劣るという欠
点があった。
【0005】性能の持続性に優れた親水膜としては、チ
タニアの光触媒性能を利用したものがある(PCT/JP96/0
0733など)。これは、紫外線が照射されることによって
親水性が発現するとともに、疎水性物質の付着による親
水性の低下を、付着物を光分解し除去することによって
回復し、親水性能を長期間持続させるものである。チタ
ニアの光触媒性能を利用する場合、基板とチタニア層の
間に基板からのNa+ 等のチタニア層への拡散を防止する
ためのパシべ一ション膜を設けると、光分解の感度が向
上することは良く知られている。このような2層構造の
親水膜を形成する方法としては蒸着などもあるが、設備
が簡単ですみ、また大面積での成膜が容易な点ではゾル
ゲル法が優れでいる。
【0006】ゾルゲル法で2層構造の親水膜を形成する
場合には、1層目のパシベーション膜を形成した後一旦
加熱処理し、溶媒を蒸発させてパシベーション層をある
程度硬化させてから第2層を形成することが必要であっ
た。そうしないと第2層の塗布液に含まれる溶媒によっ
て第1層が溶けて白化したり、第2層が均一に塗布でき
ずにムラになるなどの問題があった。一方、第1層を加
熱処理してから第2層を形成する2層構造の親水膜製造
方法では、第1層と第2層の間の密着性が不安定で、厳
しい環境では第2層目のチタニア層の剥離が発生し、耐
久性が不足してくるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り、従来の技
術においては、長期の耐久性を安定して満足する親水性
被膜の形成方法は存在しなかった。本発明は、かかる従
来技術の欠点を解消しようとするものであり、親水性に
優れ、かつ安定した長期耐久性に優れた親水性被膜の製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、基板上に、
第1層として金属酸化物膜、第2層としてシリカおよび
/またはアルミナの微粒子、チタニアと非晶質の金属酸
化物からなる被膜を有する2層構造の親水性皮膜の製造
方法として、第1層の金属酸化物膜をゾルゲル法により
形成した後に、15℃〜40℃で乾燥し、ついで第2層の被
膜を形成するための塗布に用いるゾル液として、そのゾ
ル液に含まれる溶媒の溶解パラメーターが11.5以下であ
る溶液を用い、シリカおよび/またはアルミナの微粒
子、チタニアおよび非晶質の金属酸化物からなる被膜を
前記第1層の被膜上に形成し、焼成を行うことによっ
て、膜の白化なども発生せず均一な親水膜が得られると
ともに、第1層と第2層の問の密着性が向上するため、
上記目的が達成されることを見出した。また、チタニア
の光触媒活性によって表面に付着する汚れの分解除去性
が付与され極めて長寿命の親水表面を得ることも可能で
ある。さらに、親水性に非常に優れた表面となるため親
水効果が高く、また光があたらない場所でも長時間効果
を持続する。
【0009】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。使用する基板としては、金属、ガラスおよびセラミ
ックス等があげられる。また、透明基材、不透明基材、
または、透明基材の片面にミラー処理された鏡体であっ
ても使用することができる。また、透明機材を用いて本
発明による親水性皮膜を形成した後に皮膜を形成したの
と反対側の面にミラー処理を施し、鏡体としてもよい。
【0010】第1層の金属酸化物膜は、基板がソーダラ
イムガラス等の場合には、基板からのNaの第2層ヘの拡
散を防止するためのパシべ一ション膜として働く。第2
層中にNaが拡散すると光触媒活性が阻害され十分な効果
が得られなくなる。また、基板がNaを含有しない場合に
も、第1層を設けることによって第2層の密着性が高ま
るため、厳しい使用環境にも耐える耐久性が得られるよ
うになる。第1層の金属酸化物としては、特にシリカお
よび/またはチタニア、および/またはアルミナなどが
好適に用いられる。
【0011】基板上に第1層の金属酸化物膜を形成する
方法としては、ゾルゲル法が好ましく用いられる。この
場合、第1層の金属酸化物を形成するための塗布液に使
用するゾルとしては、金属アルコキシドから作製するこ
とができる。シリカゾルとしては、例えぱTEOS(テ
トラエトキシシラン)などのようなシリコンアルコキシ
ドを加水分解、脱水縮合して得ることも出来る。また、
金属酸化物として市販されでいるものを用いることもで
きる。具体的には例えばシリカゾルとしては商品名HA
S(コルコート社製)、商品名アトロンSiN-500 (日本
曹達(株)製)、商品名CGS-D1-0600 (チッソ(株)
製)などを利用することができる。チタニアゾルやアル
ミナゾルとして、チタンやアルミニウムの各種アルコキ
シドを加水分解、脱水縮合して得ることができる。ま
た、アトロンTiN-500 (日本曹達(株)製)などの市販
のゾルなどを利用することもできる。また、各種の硫酸
塩、硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、ステアリン酸塩、またア
セチルアセトナト化合物などを利用してもよい。
【0012】上記ゾル溶液は、必要に応じて水や有機溶
媒などで希釈して用いることができる。使用する有機溶
媒としでは、コーティング液中に含まれる金属酸化物ゾ
ルが溶解するものであれば何でもよいが、例えば、メタ
ノール、エタノール、プロピルアルコール等の1級アル
コール、イソプロピルアルコール等の2級アルコール、
ターシヤルブタノール等の3級アルコール、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、エーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、ペンタン、ヘ
キサン、シクロヘキサン等の脂肪族、芳香族、脂環式の
炭化水素等の一般的な溶媒が挙げられ、これらを単独
で、または混合して用いるができる。
【0013】基板上に上記のゾル溶液を塗布する方法と
しては、浸潰引き上げ法(ディッピング法)、スプレー
法、フローコート法、スピンコート法などの既知の塗布
手段が適宜採用できる。形成した膜は15℃〜40℃の温度
で表面がタックフリーになるまで乾操する。乾操する方
法としては、そのまま室内で風乾してもよいし、低温の
乾燥機を使用してもよい。40℃を超える高温で乾操する
と形成した膜の硬化反応が進みすぎて、上に形成する第
2層膜との反応性が悪くなり密着性が低下し、得られる
親水性皮膜の耐久性が低下する原因となる。一方、15℃
未満の温度で乾燥すると、溶媒の蒸発速度が遅すぎ、乾
燥不足になりやすく、2層を塗布するときに1層が浸さ
れるなどの問題が発生するため不都合である。またなか
なかタックフリーとならないため、ほこりが付着するな
どによる表面欠陥が形成されやすいなどの不都合もあ
る。
【0014】本発明のように、第1層を低温(15〜40
℃)で乾燥させただけの状態で上の第2層を形成し焼成
を行うことによって、第1層と第2層の界面の反応性が
高まり、両方の金属酸化物同士がよく結合した状態とな
ると思われる。このため、親水性皮膜の密着性が向上す
るものと推測できる。従って、本発明方法では、第1層
の形成・乾燥後、その上に第2層膜を形成する。
【0015】第2層としては、シリカおよび/またはア
ルミナの微粒子を含有し、チタニア微粒子および/また
はチタニア前駆体と非晶質金属酸化物またはこの金属酸
化物の前駆体からなる塗布液を用いて形成する。シリカ
の微粒子としては、一般に市販されているものを用いる
ことができるが、特にコロイド溶液となっているものを
使用するのが好ましい。具体的には、たとえば商品名ス
ノーテツクス(日産化学工業(株)製)、商品名 CATAL
OID (触媒化成工業(株)製)、商品名 OSCAL(触媒化
成工業(株)製)などがあげられる。ここで、シリカお
よび/またはアルミナの微粒子の粒径は5〜30nmで
あるのが好ましい。
【0016】アルミナの微粒子としては、一般に市販さ
れているものを用いることができるが、特にコロイド溶
液となっているものを使用するのが好ましい。具体的に
は、たとえぱ商品名アルナゾルー 100、アルミナゾルー
200、アルミナゾルー 520(目産化学工業(株)製)な
どがあげられる。
【0017】第2層のチタニアを形成するための塗布液
には一般的なチタニアゾルを使用することができる。使
用するゾルとしては、チタンアルコキシドから作製する
ことができる。例えばチタンイソプロポキシドを加水分
解、脱水縮合して得ることが出来る。また、チタニアゾ
ルとして市販されているものを用いることもできる。
【0018】チタニアを形成するための塗布液として
は、上記のようなチタニア前駆体(例えば上記のチタン
イソプロポキシド)を用いるのが望ましいが、微粒子か
らなるチタニアコロイドをチタニアの1部に用いてもよ
い。チタニアコロイドとしては、例えぱ商品名TA-10, T
A-15(日産化学工業(株)製)、商品名 STS(石原産業
(株)製)などがある。非晶質の金属酸化物としては各
種のもの、例えばシリカその他アルミナなどを用いるこ
とができるが、特に望ましいのはシリカである。
【0019】焼成することによって非晶質の金属酸化物
を形成する金属酸化物の前駆体を用いることもでき、こ
の金属酸化物の前駆体としては、一般的な金属酸化物ゾ
ルを用いることができる。具体的には例えぱシリカゾル
としては、商品名アトロンSiN-500(日本曹達(抹)
製)、商品名 CGS-D1-0600(チッソ(株)製)などを利
用することができる。あるいは、シランアルコキシド化
合物を加水分解・脱水縮合して得たものを用いてもよ
い。
【0020】シリカおよび/またはアルミナの微粒子は
親水性が高いためこれを添加することによって、膜の親
水性を向上し、光が当たらない状況でも親水性を持続す
る効果が得られる。ただし、添加量が少なくても十分な
効果が得られず、多すぎてもチタニアの光触媒性能が不
足したり、膜強度が低下するなど悪影響がある。効果的
な添加量は、膜中の金属酸化物の中で微粒子からなるシ
リカおよび/またはアルミナが10〜50重量%となる範囲
である。
【0021】チタニアは、光触媒効果を発現し、光があ
たることによって親水性を回復するが、添加量が少ない
と光触媒性能が不足し、多すぎると光が当たらない場合
親水維持性能が悪くなったり、膜がもろくなり耐久性が
不足する。効果的な添加量は、膜中の金属酸化物の中で
チタニアが45〜85重量%となる範囲である。非晶質の金
属酸化物は膜の機械的強度を高めるために添加する。高
温で焼成したチタニア膜は結晶性であるため脆く、耐摩
耗性にやや劣る。ゾルゲル法でチタニア膜を形成する場
合、非晶質の金属酸化物を添加すると結晶性が悪くな
り、光触媒性能が得られにくくなる。
【0022】しかし、非晶質金属酸化物の添加量がある
範囲であれば、チタニアの結晶成長が適度に抑えられる
ために、光触媒性能を低下させずに膜の耐摩耗性を向上
することができる。非晶質の金属酸化物の効果的な添加
量は、膜中の金属酸化物の中の5〜20重量%となる範囲
である。
【0023】上記配合によるゾル溶液を第2層形成用塗
布液として用いる場合には、塗布液中に含まれる溶媒成
分の溶解パラメーターが11.5以下となるように水や有機
溶媒、例えば、メタノール等のアルコール、アセトン等
のケトン類、エーテル類、ベンゼン等の芳香族炭化水素
等で希釈する。このように希釈することによって、第1
層を高温で乾操・焼成しなくてもその上に第2層膜を均
一に形成することができる。溶媒成分の溶解パラメータ
が11.5を超える場合、第1層が侵されて白濁した
り、第2層の均一な形成が妨げられる。
【0024】基板上に上記のゾル溶液を塗布する方法と
しては、浸漬引き上げ法(ディッピング法)、スプレー
法、フローコート法、スピンコート法などの既知の塗布
手段が適宜採用できる。塗布風乾した後に焼成すること
によって親水性被膜が得られる。最終的な焼成温度とし
ては 550℃〜750 ℃とすると、優れた膜性能が得られ
る。焼成温度が低いと膜の耐久性が不足し、高すぎると
チタニアの結晶型がルチルに転移するため、十分な光触
媒性が得られにくくなる。
【0025】該親水性被膜の焼成後の膜厚としては、第
1層は50nm〜200nm が好ましい。薄すぎると、基板がソ
ーダライムガラスなどの場合にはNaの第2層ヘの拡散が
防止できないために、光触媒性能が低下する。厚すぎる
と、焼成時にクラックが発生したり反りがでたりしやす
くなる。該親水性被膜の焼成後の膜厚としては、第2層
は50〜300nm が好ましい。薄すぎると親水性能や光触媒
性能が不足し、厚すぎると焼成時にクラックが発生した
り反りがでたりしやすくなる。
【0026】
【実施例】以下本発明における効果をより明確にするた
め、実施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。性能の評価は膜表面の水滴接
触角によって行った。親水性の有無の判断としては、接
触角が10°以下であれぱ濡れ効果と防曇効果にすぐれ、
20°以下であれぱ濡れ効果があると見ることができる。
光触媒性能はオレイン酸を塗布した被膜表面を、2mw/
cm2 の照射強度のブラックライトで12時間照射して評価
した。光分解後の水滴接触角によって触媒性を判断し
た。親水性の維持能力は紫外線強度が0.01mw/cm2 以下
の環境に48時間放置し、水滴接触角の増加によって測定
した。また、耐久性の評価は、摩耗子にキヤンバス布を
用い、100g/cm2の荷重で3000回の摺動試験を実施し耐摩
耗性試験を実施することにより行った。さらに、3%塩
水で5分問煮沸浸潰し、膜の外観異常の有無を調べるこ
とによって膜の化学的耐久性を調べた。
【0027】実施例1 基板としてはソーダライムガラスを用い、ガラス洗浄用
のアルカリ性洗剤に10時間浸漬後、純水で洗浄し乾燥さ
せたものを使用した。第1層塗布用シリカゾルとして、
CSG-DI-0600(チッソ(株)製)をシリカ濃度が2重量
%となるように IPAで希釈したものを用い、スピンコー
トにより第1層シリカ膜を形成した。その後室温(23
℃)で15分そのまま放置し、表面がタックフリーになる
まで乾燥させた。第2層塗布用のチタニアゾルは以下の
ようにして合成した。チタンのアルコキシドとしてチタ
ンテトライソプロポキシドをエタノールに 0.5mol/L と
なるように溶解し、これに2−メチル−2,4−ペンタ
ンジオールをアルコキシドlmolに対してlmol加えて1時
間還流した。室温まで冷却し、この中に硝酸を添加し酸
性になるよう調整した後、水をアルコキシドと等モル量
滴下し、1時問の還流を行ない、チタニアゾルを得た。
【0028】上述のようにして得られたチタニアゾル溶
液に、非晶質金属酸化物として市販のシリカゾル(アト
ロン NSi-500、日本曹達株式会社製の商品名)と、市販
のシリカコロイド溶液(ST-O、日産化学工業株式会社製
の商品名)を混合し、すべての金属酸化物の合計量を固
形分濃度とした場合に2重量%となるように調整した。
塗布液に含まれる溶媒成分の溶解パラメタは約11.2とな
るようにブタノールとエタノールを混合(本実施例では
重量比で1:1)して希釈溶媒として用いた。焼成後の
シリカ微粒子:チタニア:非晶質シリカの比率は重量比
で10:85:5となるように配合した。
【0029】前述のように基板上に第1層を塗布・乾燥
した上に、上記第2層用塗布溶液をスピンコーティング
法により、コーティングした。風乾後 600℃で15分焼成
した。得られた被膜は、膜厚が第1層が約100nm 、第2
層が約120nm で透明なものであった。得られた被膜の光
触媒性評価後の水滴接触角、親水維持性評価後の水滴接
触角、さらに、耐摩耗性評価結果、塩水試験結果を表1
にまとめた。得られた被膜は触媒性能、親水維持性にす
ぐれ、耐久性も満足する性能を有することがわかった。
【0030】実施例2 第1層塗布後の乾燥を、17℃の室温で行った以外は実施
例1と同様にして親水性皮膜を作製した。得られた皮膜
の評価結果は表1に示すように親水性、耐久性ともに優
れたものであった。
【0031】実施例3 第1層塗布後の乾燥を、40℃の乾燥機で10分問行った以
外は実施例1と同様にして親水性皮膜を作製した。得ら
れた皮膜の評価結果は表1に示すように親水性、耐久性
ともに優れたものであった。
【0032】実施例4 第2層塗布液に添加するシリカコロイドをアルミナコロ
イド(商品名アルミナゾル 200、目産化学工業(株)
製)に変えた以外は、実施例1と同様にして親水性皮膜
を作製した。得られた皮膜の評価結果は表1に示すよう
に親水性、耐久性ともに優れたものであつた。
【0033】実施例5 第2層の塗布液に含まれるチタニアゾルの1部をチタニ
ア微粒子の分散液(商品名 STS-01 、石原産業(株)
製)で置き換え、焼成後の金属酸化物が、シリカ微粒
子:チタニア:チタニア微粒子:非晶質シリカの比率が
10:70:15:5となるように配合した以外は実施例1と
同様にして親水性皮膜を作製した。得られた皮膜の評価
結果は表1に示すように親水性、耐久性ともに優れたも
のであった。
【0034】実施例6 第2層焼成後の金属酸化物がシリカ微粒子:チタニア:
非晶質シリカの比率が表1の実施例6−イ) 、ロ)、
ハ)に示す比率となるように第2層塗布液を配合した以
外は実施例1と同様にして親水性皮膜を作製したっ得ら
れた皮膜の評価結果はそれぞれ表1に示すように親水
性、耐久性ともに優れたものであった。
【0035】実施例7 第2層焼成後の金属酸化物がシリカ微粒子:チタニア:
非晶質シリカの比率が表1の実施例7−イ)、ロ)、
ハ)に示す比率となるように第2層塗布液を配合した以
外は実施例1と同様にして親水性皮膜を作製した。得ら
れた皮膜の評価結果はそれぞれ表1に示すように親水
性、耐久性の1部で性能がやや劣る部分が見られたが、
それ以外の部分で特に優れた性能が得られており、使用
目的によっては十分に実用に耐えるものである。
【0036】実施例8 第1層の塗布液に第2層塗布溶液に使用するのと同じチ
タニアゾルを添加し、シリカ=チタニアが重量で93:7
となるように配合したものを使用した以外は、実施例1
と同様にして親水性皮膜を作製した。得られた皮膜の評
価結果はそれぞれ表1に示すように親水性、耐久性とも
に優れたものであった。
【0037】実施例9 第1層の塗布液として、硝酸アルミニウム9水和物を焼
成後のシリカ:アルミナが重量で80=20になるような配
合比で添加し、金属酸化物で計算した固形分濃度が2重
量%となるようにエタノールで希釈したものを用いた以
外は、実施例1と同様にして親水性皮膜を作製した。得
られた皮膜の評価結果はそれぞれ表1に示すように親水
性、耐久性ともに優れたものであった。
【0038】実施例10 第1層および第2層の塗布液において、金属酸化物で計
算した固形分濃度が0.5 〜6重量%となる範囲で希釈倍
率を変化させ、実施例と同様にして親水性皮膜を作製し
た。その結果表1実施例10−イ)、ロ)、ハ)、ニ)、
ホ)、ヘ)、ト)、チ)に示す膜厚の親水性皮膜が得ら
れた。得られた皮膜の評価結果はそれぞれ表1に示すよ
うに、第1層および第2層の膜厚によって異なり、ニ)
とチ)では外観上やや濁りが見られるほか、光触媒性能
がやや劣るものも見られた。
【0039】実施例11 基板として、石英基板をもちい、第2層形成後の親水性
皮膜の焼成温度を500℃、600 ℃、700 ℃、800 ℃とし
焼成時間を10分とした以外は実施例1と同様に親水性皮
膜を作製した。得られた皮膜の評価結果は、それぞれ表
1に示すように、焼成条件によってことなり、温度が低
いと耐久性能がやや劣り、逆に高いと触媒性能が若干低
下していた。
【0040】
【表1】
【0041】比較例1 第1層を形成しないで第2層を実施例と同様に形成して
1層構造の親水性皮膜を作製した。得られた皮膜の評価
結果を表2に示す。触媒性能と耐久性能に問題があり、
実用に適さないことがわかった。
【0042】比較例2 第1層塗布後の乾燥を 100℃で30分行った以外は実施例
1と同様に親水性皮膜を作製した。得られた皮膜は、評
価結果を表2に示すように、耐久性能に問題があるもの
であった。
【0043】比較例3 第2層塗布液へのシリカコロイドの添加を省き、焼成後
の金属酸化物をチタニア:非晶質シリカの比率が重量で
80:20となるように配合した以外は実施例1と同様に親
水性皮膜を作製した。得られた皮膜は、評価結果を表2
に示すように、親水維持性能に問題があるものであっ
た。
【0044】比較例4 第2層塗布液ヘの非晶質シリカを形成するシリカ前駆体
であるシリカゾルの添加を省き、焼成後の金属酸化物を
チタニア:微粒子シリカの比率が重量で80:20となるよ
うに配合した以外は実施例1と同様に親水性皮膜を作製
した。得られた皮膜は、評価結果を表2に示すように、
耐摩耗性能に問題があるものであった。
【0045】比較例5 第2層塗布液を希釈する際、メタノールを用いて行った
以外は、実施例1と同様にして親水性皮膜を作製した。
この場合の塗布液に含まれる溶媒成分の溶解パラメータ
は12.3になる。その結果、第2層をコーティングした直
後に膜が部分的に白く濁り、また、第2層も均一には形
成できなかった。
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、基板上
に、第1層として金属酸化物の被膜、第2層としてシリ
カおよび/またはアルミナの微粒子、チタニアおよび非
晶質の金属酸化物からなる被膜を有する2層構造の親水
性被膜の製造方法であって、基板上に第1層の金属酸化
物膜をゾルゲル法により形成し、得られた被膜を15〜
40℃で乾燥し、次いで第2層の被膜を形成するための
塗布に用いるゾル液として、そのゾル液に含まれる溶媒
の溶解パラメーターが11.5以下である溶液を用い、
シリカおよび/またはアルミナの微粒子、チタニアおよ
び非晶質の金属酸化物からなる被膜を前記第1層の被膜
上に形成し、焼成するように構成したものであるから、
優れた親水性とその持続性および優れた光触媒性さらに
厳しい使用環境にも耐える耐久性(例えば耐摩耗性、お
よび耐塩水性)を備えた親水性被膜を得る効果を奏す
る。
フロントページの続き (72)発明者 広田 和男 神奈川県伊勢原市坂戸80番地 市光工業株 式会社伊勢原製造所内 (72)発明者 山崎 誠司 三重県松阪市大口町1510 (72)発明者 菅原 聡子 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 甲斐 康朗 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4G059 AA01 AA11 AB11 AB13 AC05 AC21 EA01 EA02 EA04 EA18 EB07 EB09 GA02 GA12 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA02A BA02B BA04A BA04B BA14B BA37 BA38 BA48A BC50B BC50C BE06B BE06C BE11C CA01 CA11 EA08 EB15X ED02 ED03 ED10 EE06 FA02 FB23 FB30 FB57 FC07 FC08 4G075 AA24 CA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、第1層として金属酸化物の被
    膜、第2層としてシリカおよび/またはアルミナの微粒
    子、チタニアおよび非晶質の金属酸化物からなる被膜を
    有する2層構造の親水性被膜の製造方法であって、基板
    上に第1層の金属酸化物膜をゾルゲル法により形成し、
    得られた被膜を15〜40℃で乾燥し、次いで第2層の
    被膜を形成するための塗布に用いるゾル液として、その
    ゾル液に含まれる溶媒の溶解パラメーターが11.5以
    下である溶液を用い、シリカおよび/またはアルミナの
    微粒子、チタニアおよび非晶質の金属酸化物からなる被
    膜を前記第1層上に形成し、次いで焼成することを特徴
    とする、前記親水性被膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 第2層を形成するための塗布液が、シリ
    カおよび/またはアルミナの微粒子とチタニアの微粒子
    および/またはチタニア前駆体と、非晶質の金属酸化物
    の前駆体を含有し、かつ含まれる溶媒の溶解パラメータ
    ーが11.5以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    親水性被膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2層を形成するための塗布液に含まれ
    る金属酸化物の割合が、シリカおよび/またはアルミナ
    の微粒子10〜50重量%に対して、チタニア45〜85重量
    %、非晶質の金属酸化物5〜20重量%であることを特徴
    とする、請求項1又は2に記載の親水性被膜の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 非晶質の金属酸化物がシリカであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の親水
    性被膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1層の金属酸化物が、シリカ、チタニ
    アおよびアルミナから選ばれる少なくとも一種であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の親水性被膜の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 第1層の塗布溶液が、チタニウムおよび
    /またはアルミニウムの塩、アセチルアセトナート化合
    物、アルコキシド化合物、およびシリカの前駆体を含有
    することを特徴とする請求項1に記載の親水性被膜の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 焼成後の膜厚が第1層が50〜200nm 、第
    2層が50〜300nm であることを特徴とする請求項1に記
    載の親水性被膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 焼成の温度が 550〜750 ℃であることを
    特徴とする請求項1に記載の親水性被膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の2層構造の被膜を形成
    し焼成した後に、該皮膜を形成した側と反対側の基板面
    に反射膜を形成することを特徴とする親水性ミラーの製
    造方法。
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