JP2000000225A - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置

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JP2000000225A
JP2000000225A JP10166607A JP16660798A JP2000000225A JP 2000000225 A JP2000000225 A JP 2000000225A JP 10166607 A JP10166607 A JP 10166607A JP 16660798 A JP16660798 A JP 16660798A JP 2000000225 A JP2000000225 A JP 2000000225A
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JP
Japan
Prior art keywords
nail
pattern
personal identification
moiré
identification device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10166607A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitoshi Ito
嘉敏 伊藤
Yoshio Watanabe
▲吉▼雄 渡辺
Hitoshi Nakamura
斉 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】盗用による個人情報の漏洩,経済的被害等を受
ける危険性がない個人識別方法および装置を提供する。 【解決手段】爪の上に格子状パターンを投影し、爪の表
面上に映った格子パターンを格子マスクを通して撮像装
置で観察する。撮像装置の映像には爪の上の格子パター
ンとマスクの格子パターンの光学的な干渉により爪の形
状を反映したモアレパターンが現われる。得られたモア
レパターン画像とデータベース18−1に登録してある
モアレパターン画像とを照合し、個人識別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行口座への入出
金やICカードの使用など、個人を識別するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICカードの使用、コンピュータ
へのアクセスなどにおける個人識別にはパスワードが広
く用いられていた。しかし、パスワードは盗難の恐れが
あるため、代わって、指紋などの生体の特徴を利用した
個人識別方式が開発されている。例えば、指紋を利用す
る方式は特開昭62−55776 号に、また、署名を利用する
方法は特願昭49−98019 号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、指紋を用いる
方法は、使用者が犯罪者扱いをされているとの忌避感情
を持ちやすく、また、装置が高価になる等の欠点があ
る。署名を利用する方法には利用者に負担をかける等の
問題がある。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、利用者に負担をかけず、かつ忌避感
情を起こさせない生体情報利用の個人識別装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するための識別装置として、手の爪の3次元形状
を計測し、その特徴を個人識別に利用する。
【0006】具体的には、まず、爪の上に格子状のパタ
ーンを投影する。爪の上に投影された格子パターンは爪
の凹凸により変形するので、この変形格子パターンを、
格子マスクを通して観察するとモアレパターンが観測さ
れる。このモアレパターンは爪の3次元形状を反映して
おり、爪の形状が異なればこのモアレパターンは異なっ
た形になる。各人のモアレパターンを撮像装置で撮影
し、あらかじめ登録しておいた各人の爪のモアレパター
ンと照合することにより、個人識別を行う。
【0007】
【発明の実施の形態】本実施例では透明基板に印した格
子パターンを爪の上に投影し、その透明基板を通して爪
を撮像すると、爪の上に投影した格子パターンと透明基
板上の格子パターンとが重なり合い、爪の映像に重なっ
てモアレが生ずる。このモアレを利用して個人識別を行
う。
【0008】図1に本実施例の装置構成を示す。図1に
おいて11は爪、12は格子パターンを印刷した透明基
板、13は格子パターンを爪の上に投影するための照明
装置、14は撮像装置である。また、15はデータ処理
装置、16は各個人が氏名や暗証番号などを入力するた
めの入力装置、17は画像記憶装置、18はデータベー
ス化した個人情報を記憶させる記憶装置、19は表示装
置で、使用希望者に対して指示や連絡等の情報を伝える
ための装置である。
【0009】次に発生するモアレが等高線となること
を、図2を用いて説明する。図2において21は計測対
象となる物体である。22は格子パターンを印刷した透
明基板、23は照明光源である。光源23から透明基板
22に照射した光24は透明基板22の格子パターンに
よって部分的に遮られるが、透明基板を透過した光は物
体21の上に格子パターンを投影する。
【0010】透明基板22を透過した光は物体上の28
−1,28−2,28−3などを部分的に照明する。照
明光が当たらない部分が物体上に透明基板の格子パター
ンの影となる。この物体表面を透明基板22を通して撮
像装置26で見ると、視線27−1,27−2,27−
3などと交差する物体上の部分が見える。
【0011】図2において光源23と撮像装置26の間
隔をLとし、光源と透明基板22の間隔をb、透明基板
上の格子間隔をp、透明基板22と物体21の間隔をh
とするとき、hがp×b/(L−p)と等しくなると物
体上の照明部分が透明基板22の格子パターンを通して
観察できる。すなわち、透明基板からの間隔が等しい距
離にある部分がみえることになる。
【0012】物体と透明基板の間隔hがp×b/(L−
p)の倍数の場合にも同じように物体上の照明部分が観
察できる。この場合は図2に示した高さとは異なる高さ
の部分となる。
【0013】物体と透明基板の間隔hが上記の値と異な
る場合は撮像装置からの視線と交差する部分には照明光
が当たらないため撮像装置では見えなくなる。図2では
物体表面を平面としたが、凹凸のある物体のばあいには
透明基板22の格子を通して観察できる部分は物体上の
同じ高さの部分であるため等高線となる。
【0014】物体の代わりに爪を配置すると、例えば図
3に示すように爪の形状と一緒にモアレパターンが観察
できる。モアレの各縞の高さは異なるため、この等高線
の間隔を小さくすると等高線の本数が増え、ちょうど指
紋のような様相になる。そのパターンは爪の凹凸を反映
しており、爪の3次元的な形の変化が異なったパターン
となって観察できる。
【0015】つぎにこの装置の作用を、図4を用いて説
明する。図4において装置が稼働を始めると、使用希望
者のID番号とパスワードの入力依頼表示が表示装置1
9に出され、入力待ちとなる。使用希望者がID番号と
パスワードを、入力装置16を用いて入力すると、指を
所定の位置におくように依頼表示が出される。表示装置
19には撮像装置14で撮影した指の映像が表示され、
画面上の所定位置に指映像が映るようにすることにより
所定位置に指をおいたことが確認できる。
【0016】図には示していないが、センサにより指の
位置を感知し所定位置に指をおいたことを確認した後、
光源13を点灯し格子マスクを印した透明基板12を通
して所定位置におかれた使用希望者の爪を照明する。撮
像装置14により爪の上のモアレパターンを撮影し画像
を画像記憶装置17に保存する。
【0017】次に、モアレパターンをデータ処理装置1
5により二値化処理し、モアレ計測時には画像に存在し
ていた画像ノイズの除去を行いモアレパターンのみを取
り出す。次に取り出したモアレパターンから特徴量の抽
出をデータ処理装置15により行う。
【0018】特徴量としては、爪の中心点を通る直線上
のモアレ縞の本数や間隔、モアレ縞間隔の比率、あるい
はそれらの組み合わせを用いる。爪の上の直線としては
爪の生え際から先端部への方向を基準とし、その基準線
上あるいは基準線に対して各人ごとに設定した角度だけ
方向が異なった直線を用いてもよい。
【0019】次に、使用希望者に対して、登録希望かあ
るいは使用希望かの入力依頼を表示装置19に表示す
る。登録希望の場合には、特徴量を、ID番号とパスワ
ードに関連づけて記憶装置18に保存する。使用希望の
場合にはデータベースからID番号とパスワードに対応
した特徴量を取り出し、画像記憶装置17に保存してあ
る特徴量との照合を行う。
【0020】使用希望での照合の結果、本人であるとの
確認ができた場合は使用許可情報を発行し、さらに、記
憶装置18に保存してある使用希望者の特徴量を画像記
憶装置17に保存してある特徴量に変更し記録データの
更新を行う。また、登録希望の場合は上記特徴量をI
D、パスワードと関連づけてデータベース18に登録す
る。
【0021】前記称号の結果、本人であるとの確認がで
きなかった場合には、不許可情報の発行を行い、使用希
望者に対し一定時間、再度の確認処理の実行依頼表示を
する。その際、確認に利用する指の爪を指定する表示を
出してもよい。
【0022】一定時間内に確認作業が継続された場合に
は初めから確認処理を行う。この確認作業の繰り返し回
数は所定回数に設定してもよい。一定時間内に確認処理
が再開されなかった場合には、その使用希望者に対する
確認作業を終了する。
【0023】
【発明の効果】本発明は爪の3次元形状を個人識別に利
用することにより、安全で、かつ、指紋利用の個人識別
装置のように利用者に忌避感情を持たせることがなく、
また、利用者の負担が少ない個人識別装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の識別装置の構成を示すブロ
ック図。
【図2】爪のモアレ計測の原理の説明図。
【図3】爪のモアレパターンの一例を示す平面図。
【図4】本発明の実施例の装置における認識処理手順の
フロー図。
【符号の説明】
11…爪、12…格子パターンを印した透明基板、13
…照明装置、14…撮像装置、15…データ処理装置、
16…入力装置、17…画像記憶装置、18…データベ
ース(記憶装置)、19…表示装置、21…物体、22
…格子パターンを印した透明基板、23…照明光源、2
4…照明光、25−1〜25−3…格子パターン透過
光、26…撮像装置、27…視線、28…格子パターン
透過光、25−1〜25−3による照明部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 斉 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 2F065 AA61 BB13 BB24 CC16 DD00 FF06 HH12 JJ03 JJ26 LL28 LL41 QQ04 QQ24 RR09 4C038 VA07 VB13 VC02 VC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人識別情報として爪の3次元形状を用い
    ることを特徴とする個人識別方法。
  2. 【請求項2】個人識別情報として爪の3次元形状を用い
    ることを特徴とする個人識別装置。
  3. 【請求項3】爪の3次元形状の計測を、爪の上に格子パ
    ターンを投影し、上記格子パターンを印した透明基板を
    通して撮影した爪の映像に生じるモアレパターンを用い
    て行うことを特徴とする請求項2記載の個人識別装置。
  4. 【請求項4】爪のモアレパターン計測手段と、上記モア
    レパターン計測手段の出力から特徴量を抽出するための
    特徴量抽出手段と、登録者の爪のモアレパターンから抽
    出した特徴量を保存する記憶手段と、上記モアレ計測手
    段の出力から抽出された特徴量と記憶手段に保存された
    特徴量とを照合する照合手段と、データ入力手段と、表
    示手段からなることを特徴とする個人識別装置。
  5. 【請求項5】上記特徴量が、爪の上に設定した直線と交
    差するモアレ縞の間隔と、爪の上に設定した直線と交差
    するモアレ縞の本数であることを特徴とする請求項4記
    載の個人識別装置。
  6. 【請求項6】上記特徴量が、爪の上に複数の直線を設定
    し、設定した各直線と交差するモアレ縞の間隔と、爪の
    上に設定した各直線と交差するモアレ縞の本数であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の個人識別装置。
  7. 【請求項7】上記爪のモアレパターン計測時に、表示装
    置に表示した爪の映像を表示装置画面上に設定した範囲
    内に映るようにすることで、爪をモアレパターン計測可
    能域に設定したことを確認する手段を設けたことを特徴
    とする請求項3ないし6のいずれか記載の個人識別装
    置。
JP10166607A 1998-06-15 1998-06-15 個人識別装置 Pending JP2000000225A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030047491A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 주식회사 미래시스 손톱 하부면 조배아층의 광스케닝 센싱에 의한 개인인증방법 및 장치
JP2003534083A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 パール テクノロジー ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー インクジェットを使用した手指爪および足指爪の装飾
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CN110796056A (zh) * 2019-10-22 2020-02-14 北京微芯边缘计算研究院 基于指甲的身份识别方法及装置

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