JP5319180B2 - X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5319180B2
JP5319180B2 JP2008166518A JP2008166518A JP5319180B2 JP 5319180 B2 JP5319180 B2 JP 5319180B2 JP 2008166518 A JP2008166518 A JP 2008166518A JP 2008166518 A JP2008166518 A JP 2008166518A JP 5319180 B2 JP5319180 B2 JP 5319180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
blood vessel
dimensional
ray
depth information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008166518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009034494A (ja
Inventor
友寛 川崎
仁 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008166518A priority Critical patent/JP5319180B2/ja
Publication of JP2009034494A publication Critical patent/JP2009034494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5319180B2 publication Critical patent/JP5319180B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

この発明は、X線アンギオ装置などのX線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムに関し、特に、PCI(Percutaneous Coronary Intervention;経皮的冠動脈形成術)治療等、ガイドワイヤなどの線状構造物を血管に挿入して行われる治療において術者を支援するための技術に関する。
従来、心臓の冠動脈にガイドワイヤやカテーテルなどの線状構造物を挿入して、冠動脈の狭くなった部分、または、つまっている部分を広げる治療法がある。この治療法は、「PCI治療」と呼ばれている。かかるPCI治療では、X線アンギオ装置などのX線撮影装置が用いられる。X線アンギオ装置は、PCI治療時には、ガイドワイヤを病変部(冠動脈狭窄部)まで挿入する際のガイド画像としてX線透視投影画像(以下、「X線画像」と呼ぶ)を表示する。
この一方で、冠動脈を診断する方法として、「冠動脈解析ソフトウェア」と呼ばれるX線CT装置向けの臨床アプリケーションソフトウェアが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。このソフトウェアには、心臓領域の3次元ボリュームデータを使用して、冠動脈の血管芯線や、血管内壁、推定正常血管内壁などを3次元データとして求める機能がある。
そこで、PCI治療時において、X線画像をガイド画像として参照するだけでは冠動脈狭窄領域の内腔形状の把握が難しく、術式の精度が落ちてしまうような場合には、上記の冠動脈解析ソフトウェアで得られた冠動脈内壁の画像をX線アンギオ装置とは別の装置に表示したり、フィルムに現像して参照したりすることによって、術者への支援が行われていた。
特開2004−283373号公報
しかしながら、上述した冠動脈解析ソフトウェアを用いたとしても、狭窄部位の形状によっては、ガイドワイヤの挿入が難しい場合がある。その場合、ガイドワイヤの先端が狭窄部の血管病変部位(たとえば、プラーク(動脈硬化斑)など)に接触して、血管内でガイドワイヤを進行させることができない場合がある。
図14は、ガイドワイヤの向きと狭窄部位との関係を説明するための図である。たとえば、同図(a)に示すように、冠動脈の内壁に血管病変部位(プラーク部位)が形成されていた場合、同図(b)に示すようにガイドワイヤを回転させれば、同図(c)に示すように、ガイドワイヤの先端を通過させることができる。
しかし、たとえば、同図(a)に示す矢印のような方向から冠動脈が撮影されていた場合、術者は、血管病変部位が手前にあるのか奥にあるのかを把握することができない。この場合、術者は、ガイドワイヤをどちらの方向に回転させればよいかが分からず、血管内でガイドワイヤを進行させることができない。
本来、このような事態を回避するために、前述した冠動脈解析ソフトウェアが用いられる。しかしながら、前述したように、従来の方法では、ソフトウェアにより得られた冠動脈内壁の画像を別の装置に表示したり、フィルムに現像して参照したりしているため、狭窄部の位置や向きについて、X線画像との対応関係を把握しづらい。さらに、治療中、術者はX線画像を見ながらガイドワイヤを操作している状況にあるため、別の画像に目を向ける余裕がない。このように、従来の技術では、冠動脈解析ソフトウェアを用いても、術者を十分に支援することができないという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、奥行きに関する情報を表示することによって、術者が、血管内でガイドワイヤを容易に進行させることができるX線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、被検体にX線を照射し、透過したX線を検出して該被験者の画像を撮影するX線撮影装置であって、医用画像診断装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報を生成する3次元血管情報生成手段と、前記3次元血管情報生成手段により生成された3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報に基づいて、血管病変部位が投影方向に対して当該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかによって当該血管病変部位の表示を変えた血管病変部位奥行き情報画像を作成する血管病変部位奥行き情報画像作成手段と、前記血管病変部位奥行き情報画像作成手段により作成された血管病変部位奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示するX線画像表示手段と、を備えたこと特徴とする。
また、発明は、被検体にX線を照射し、透過したX線を検出して該被験者の画像を撮影するX線撮影装置により撮影された画像を処理する画像処理装置であって、医用画像診断装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報を生成する3次元血管情報生成手段と、前記3次元血管情報生成手段により生成された3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報に基づいて、血管病変部位が投影方向に対して当該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかによって当該血管病変部位の表示を変えた血管病変部位奥行き情報画像を作成する血管病変部位奥行き情報画像作成手段と、前記血管病変部位奥行き情報画像作成手段により作成された血管病変部位奥行き情報画像をX線画像の上に表示するX線画像表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、発明は、被検体にX線を照射し、透過したX線を検出して該被験者の画像を撮影するX線撮影装置により撮影された画像を処理する画像処理プログラムであって、医用画像診断装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報を生成する3次元血管情報生成手順と、前記3次元血管情報生成手順により生成された3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報に基づいて、血管病変部位が投影方向に対して当該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかによって当該血管病変部位の表示を変えた血管病変部位奥行き情報画像を作成する血管病変部位奥行き情報画像作成手順と、前記血管病変部位奥行き情報画像作成手順により作成された血管病変部位奥行き情報画像をX線画像の上に表示するX線画像表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
発明によれば、奥行きに関する情報を表示することによって、術者が、血管内でガイドワイヤを容易に進行させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るX線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、冠動脈など血管のX線撮影を行うX線アンギオ装置に本発明を適用した場合について説明する。また、以下では、血管に生じる血管病変部位の一例として、プラーク(動脈硬化斑)を例にあげて説明するが、他の種類の血管病変部位にも同様に適用が可能である。
まず、本実施例1に係るX線アンギオ装置による奥行き情報表示の概念について説明する。図1は、本実施例1に係るX線アンギオ装置による奥行き情報表示の概念を説明するための図である。本実施例1に係るX線アンギオ装置は、PCI治療前に、あらかじめX線CT(computed tomography)装置により撮影されたCT画像から得られる3次元ボリュームデータ(3次元画像データ)に基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線およびプラークの位置に係る情報を生成する。
一方、PCI治療中には、X線アンギオ装置は、治療前に生成した3次元血管芯線およびプラークの位置に係る情報に基づいて、投影方向に対して3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかに応じて表示を変えたプラーク領域情報の画像を作成する。具体的には、同図に示すように、X線アンギオ装置は、3次元血管芯線より手前にある場合には赤色のプラーク領域情報の画像を作成し、奥にある場合には青色のプラーク画像領域情報の画像を作成する。そして、X線アンギオ装置は、図1に示すように、作成したプラーク領域情報の画像を、位置合わせを行ったうえで治療中の血管のX線画像に重畳して表示する。この時、手前と奥の両側にプラークがあった場合には、重なった部分のプラーク領域情報の画像は紫色に表示される。
このように、本実施例1に係るX線アンギオ装置は、PCI治療中に、血管芯線の手前にあるか奥にあるかに応じて表示(ここでは、色)を変えたプラーク領域情報の画像を治療中の血管のX線画像に重畳して表示する点に主な特徴がある。この特徴により、本実施例1に係るX線アンギオ装置では、狭窄の位置を把握して、ガイドワイヤをどちらの方向に回転させればよいかを判断することを可能にし、術者が、血管内でガイドワイヤを容易に進行させることができるようにしている。
次に、本実施例1に係るX線アンギオ装置の構成について説明する。図2は、本実施例1に係るX線アンギオ装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このX線アンギオ装置は、X線発生部1と、X線検出部2と、機構部3と、高電圧発生部4と、Cアーム5と、天板6と、画像処理部100と、表示部7と、操作部8と、システム制御部9とを有する。
X線発生部1は、天板6上の被検体に照射するX線を発生する装置であり、高電圧発生部4から供給される高電圧を用いてX線を発生するX線管、X線管が発生したX線の一部を遮蔽することによって照射野を制御するX線絞り器を有する。
X線検出部2は、被検体を透過したX線を検出してX線画像データを生成する装置であり、X線を検出する平面検出器、平面検出器から電荷を取り出すゲートドライバ、ゲートドライバにより取り出された電荷を電圧に変換する電荷・電圧変換器、電荷・電圧変換器により変換された電圧をデジタル値に変換するA/D変換器を有する。
機構部3は、Cアーム5ならびに天板6を移動する装置であり、Cアーム5を回転したり移動したりするCアーム回動・移動機構、天板6を移動する天板移動機構、システム制御部9の指示に基づいてCアーム回動・移動機構および天板移動機構を制御する機構制御部を有する。
高電圧発生部4は、X線発生部1がX線の発生に必要とする高電圧を供給する装置であり、システム制御部9の指示に基づいて高電圧の発生を制御してX線の発生を制御するX線制御部、高電圧を発生する高電圧発生器を有する。Cアーム5は、X線発生部1やX線検出部2を保持するアームであり、天板6は、被検体を載せる板である。
画像処理部100は、X線検出部2により生成されたX線画像データを処理する処理部であり、CT画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいてプラーク画像を作成し、作成したプラーク画像を、PCI治療中の血管のX線画像に重畳して表示する。なお、この画像処理部100については、後に詳細に説明する。
表示部7は、画像処理部100によって処理された画像を表示する装置であり、画像を表示するモニタ、モニタへの表示を制御する表示制御部を有する。操作部8は、マウスやキーボード、ジョイスティックなどから構成され、術者による操作を受け付けるコンソールである。システム制御部9は、術者の操作に基づいてX線アンギオ装置全体を制御する装置である。
次に、画像処理部100の詳細について説明する。図3は、本実施例1に係る画像処理部100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この画像処理部100は、記憶部110と、制御部120とを有する。
記憶部110は、制御部120による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段であり、本発明に関連するものとしては、3次元ボリュームデータ保存部111と、X線画像保存部112とを有する。
3次元ボリュームデータ保存部111は、X線CT装置により冠動脈造影を行って撮影された心臓領域の画像の3次元ボリュームデータを保存する記憶部である。この3次元ボリュームデータ保存部111には、PCI治療前に、あらかじめX線CT装置により撮影された画像の3次元ボリュームデータが保存されていることとする。
X線画像保存部112は、X線アンギオ装置により撮像された心臓領域のX線画像を保存する記憶部である。このX線画像保存部112には、PCI治療中に、X線画像が一定の時間間隔でリアルタイムに収集されて、保存されることとする。なお、X線画像がI.I.(イメージインテンシファイヤ)によって撮像される場合には、I.I.の画像の歪みをリアルタイムに補正する必要がある。
制御部120は、システム制御部9による制御のもと、X線検出部2から受け取ったX線画像データの処理を制御する制御部であり、本発明に関連するものとしては、3次元血管芯線抽出部121と、3次元血管内壁抽出部122と、3次元推定正常血管内壁抽出部123と、3次元プラーク領域算出部124と、位置合せ情報算出部125と、プラーク奥行き情報画像作成部126と、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127と、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像表示部128とを有する。
3次元血管芯線抽出部121は、3次元ボリュームデータ保存部111により保存されている3次元ボリュームデータのCT値に基づいて、PCI治療が行われる冠動脈の芯線を表すデータ(以下、「3次元血管芯線データ」と呼ぶ)を生成する処理部である。図4は、冠動脈の血管芯線、血管内壁、推定正常血管内壁およびプラーク領域の一例を示す図である。
たとえば、この3次元血管芯線抽出部121は、同図(a)に示す3次元血管芯線のような血管芯線を表す3次元血管芯線データを生成する。ここで、3次元血管芯線データは、3次元の点列データとして生成され、そのデータ構造および生成アルゴリズムは、たとえば特許文献1に記載されている技術など、公知の技術におけるデータ構造および生成アルゴリズムを用いる。
3次元血管内壁抽出部122は、3次元ボリュームデータ保存部111により保存されている3次元ボリュームデータのCT値、および、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線に基づいて、血管芯線周りの血管内壁に係るデータを表すデータ(以下、「3次元血管内壁データ」と呼ぶ)を生成する処理部である。
たとえば、この3次元血管内壁抽出部122は、は、図4(a)に示す3次元血管内壁のような血管内壁を表す3次元血管内壁データを生成する。ここで、3次元血管内壁データは、3次元の点列データとして生成され、そのデータ構造および生成アルゴリズムは、たとえば特許文献1に記載されている技術など、公知の技術におけるデータ構造および生成アルゴリズムを用いる。
3次元推定正常血管内壁抽出部123は、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線データ、および、3次元血管内壁抽出部122により生成された3次元血管内壁データに基づいて、血管芯線周りの推定正常血管内壁を表すデータ(以下、「3次元推定正常血管内壁データ」と呼ぶ)を生成する処理部である。
たとえば、この3次元推定正常血管内壁抽出部123は、図4(a)に示す3次元推定正常血管内壁のような推定正常血管内壁を表す3次元推定正常血管内壁データを生成する。ここで、3次元推定正常血管内壁データは、3次元の点列データとして生成され、そのデータ構造および生成アルゴリズムは、たとえば特許文献1に記載されている技術など、公知の技術におけるデータ構造および生成アルゴリズムを用いる。
3次元プラーク領域算出部124は、3次元血管内壁抽出部122により生成された3次元血管内壁データ、および、3次元推定正常血管内壁抽出部123により生成された3次元推定正常血管内壁データに基づいて、プラークが形成されている領域(プラーク領域)を表すデータ(以下、「3次元プラーク領域データ」と呼ぶ)を算出する処理部である。
たとえば、この3次元プラーク領域算出部124は、図4(a)に示す3次元プラーク領域のようなプラーク領域を表す3次元プラーク領域データを算出する。具体的には、3次元プラーク領域算出部124は、たとえば、3次元血管内壁データから算出される「3次元血管内腔領域」(同図(b)を参照)と、3次元推定正常血管内壁データから算出される「3次元推定正常血管内腔領域」(同図(c)を参照)との差分領域をプラーク領域として算出する。
位置合せ情報算出部125は、3次元ボリュームデータ保存部111により保存された3次元ボリュームデータから、X線画像保存部112により保存されたX線画像と同じ投影方向、位置および拡大率の画像を作成するために必要となる投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ取得する処理部である。
ここで、位置合せ情報算出部125は、各位置合せパラメータをシステム制御部9から取得することとする。なお、ここで取得される投影方向、位置、拡大率の各位置パラメータの基準となる座標系は、X線CT画像の付帯情報として得られるこれらのパラメータの基準となる座標系と等しいか、または、1対1に変換できるものとする。
プラーク奥行き情報画像作成部126は、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線データ、3次元プラーク領域算出部124により算出された3次元プラーク領域データ、位置合せ情報算出部125により取得された位置合せパラメータ(投影方向、位置および拡大率)に基づいて、プラーク奥行き情報画像を作成する処理部である。図5は、プラーク奥行き情報画像の作成方法を説明するための図である。なお、同図では、投影方向に対してプラーク領域が3次元血管芯線より奥にあった場合を一例として示している。
具体的には、このプラーク奥行き情報画像作成部126は、同図に示すように、プラーク奥行き情報画像10として、位置合せ情報算出部125により取得された位置合せパラメータの条件で、3次元プラーク領域算出部124により算出された3次元プラーク領域データで表されるプラーク領域11を投影した2次元グラフィック画像を作成する。
この時、プラーク奥行き情報画像作成部126は、投影方向に対して3次元血管芯線より手前に存在するプラーク領域11は赤色、3次元血管芯線より奥に存在するプラーク領域11は青色、それ以外の領域は無色としてプラーク奥行き情報画像10を作成する。
かかるプラーク奥行き情報画像10は、32ビットカラー(RGBA)画像であり、透明度を表すA値を、プラーク領域については255(不透明)、それ以外の領域は0(透明)として作成される。なお、手前にも奥にもプラーク領域11が存在する場合には、それぞれが重なった部分の色は合成されて紫色になる。
続いて、プラーク領域が投影方向に対して血管芯線より手前に存在するか奥に存在するかの判定方法について説明する。図6は、プラーク領域の位置判定を説明するための図である。同図では、プラーク領域が3次元血管芯線より奥に存在する場合を一例として示している。
たとえば、同図に示すように、プラーク奥行き情報画像上のあるひとつの画素Gについて考える。まず、プラーク奥行き情報画像上で画素Gに最も近い2次元血管芯線上の点Cと、点Cに対応する3次元血管芯線上の点Cとの間の距離を算出する。続いて、算出した距離と同じ長さの距離だけ、画素Gを投影rayに沿って移動し、その位置の点をGとする。
そして、投影ray上にあるプラーク領域が点Gよりも手前にあるか奥にあるかを判定し、その判定結果に基づいて、画素Gが、投影方向に対して血管芯線より手前に存在するプラーク領域を示すか、または、奥に存在するプラーク領域を示すかを決定する。すなわち、プラーク領域が点Gよりも手前にあった場合は、画素Gの色を赤色にし、奥にあった場合は画素Gの色を青色にする。
なお、プラーク奥行き情報画像における、血管芯線より手前にあった場合のプラーク領域の色、および、奥にあった場合のプラーク領域の色は、それぞれ、色(RGB値)および透明度(A値)をユーザが自由に設定できるようにしてもよい。
また、プラーク奥行き情報画像に、3次元血管芯線抽出部121によって生成された3次元血管芯線データおよび3次元血管内壁抽出部122によって生成された3次元血管内壁データを、位置合せ情報算出部125によって取得された位置合せパラメータの条件で投影した画像を、さらに描画するようにしてもよい。これにより、プラーク奥行き情報画像が、生成されたX線画像と、プラーク奥行き情報の位置とが多少ずれた場合でも、それぞれの対応関係が把握しやすい画像となる。
プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127は、X線画像保存部112により保存されたX線画像を取得し、そのX線画像に、プラーク奥行き情報画像作成部126により作成されたプラーク奥行き情報画像を重畳した2次元画像(以下、「プラーク奥行き情報重畳表示X線画像」と呼ぶ)を作成する処理部である。
たとえば、このプラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127は、図1に示したようなプラーク奥行き情報重畳表示X線画像を作成する。なお、かかるプラーク奥行き情報重畳表示画像を作成する際、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127は、32ビットのカラー画像であるプラーク奥行き情報画像を合成するために、8ビットのX線画像を24ビットカラー(RGB)画像に変換する。
プラーク奥行き情報重畳表示X線画像表示部128は、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127により作成されたプラーク奥行き情報重畳表示X線画像を、表示部7に表示する処理部である。
次に、本実施例1に係る画像処理部100の処理手順について説明する。図7は、本実施例1に係る画像処理部100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この画像処理部100では、PCI治療前には、まず、3次元血管芯線抽出部121が、3次元ボリュームデータ保存部111により保存されている3次元ボリュームデータのCT値に基づいて、PCI治療が行われる冠動脈の3次元血管芯線データを生成する(ステップS101)。
続いて、3次元血管内壁抽出部122が、3次元ボリュームデータ保存部111により保存されている3次元ボリュームデータのCT値、および、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線に基づいて、血管芯線周りの3次元血管内壁データを生成する(ステップS102)。
さらに続いて、3次元推定正常血管内壁抽出部123が、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線データ、および、3次元血管内壁抽出部122により生成された3次元血管内壁データに基づいて、血管芯線周りの3次元推定正常血管内壁データを生成する(ステップS103)。
その後、3次元プラーク領域算出部124が、3次元血管内壁抽出部122により生成された3次元血管内壁データ、および、3次元推定正常血管内壁抽出部123により生成された3次元推定正常血管内壁データに基づいて、3次元プラーク領域データを算出する(ステップS104)。
そして、PCI治療中には、位置合せ情報算出部125が、3次元ボリュームデータ保存部111により保存された3次元ボリュームデータから、X線画像保存部112により保存されたX線画像と同じ投影方向、位置および拡大率の画像を作成するために必要となる、投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ取得する(ステップS105)。
続いて、プラーク奥行き情報画像作成部126が、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線データ、3次元プラーク領域算出部124により算出された3次元プラーク領域データ、位置合せ情報算出部125により取得された位置合せパラメータに基づいて、プラーク奥行き情報画像を作成する(ステップS106)。
さらに続いて、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127が、X線画像保存部112により保存されたX線画像を取得し、そのX線画像に、プラーク奥行き情報画像作成部126により作成されたプラーク奥行き情報画像を重畳したプラーク奥行き情報重畳表示X線画像を作成する(ステップS107)。
そして、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像表示部128が、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127により作成されたプラーク奥行き情報重畳表示X線画像を、表示部7に表示する(ステップS108)。
上述してきたように、本実施例1では、PCI治療前に、X線CT装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、3次元血管芯線抽出部121が3次元血管芯線データを生成し、3次元血管内壁抽出部122が3次元血管内壁データを生成し、3次元推定正常血管内壁抽出部123が3次元推定正常血管内壁データを生成し、さらに、3次元プラーク領域算出部124が3次元プラーク領域データを算出する。
そして、PCI治療中には、位置合せ情報算出部125が、X線画像と同じ投影方向、位置および拡大率の画像を作成するために必要となる投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ算出する。これに続いて、プラーク奥行き情報画像作成部126が、投影方向に対して該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかによってプラークの表示を変えたプラーク奥行き情報画像を作成する。
さらに続いて、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部127が、プラーク奥行き情報画像をX線画像に重畳してプラーク奥行き情報重畳表示X線画像を作成する。その後、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像表示部128がプラーク奥行き情報重畳表示X線画像を表示部7に表示する。
以上の構成により、本実施例1では、奥行きに関する情報を表示することによって、術者が、血管内でガイドワイヤを進行させる際にガイドワイヤの適切な回転方向を容易に判断することができ、その結果、血管内でガイドワイヤを容易に進行させることができる。また、プラークを傷つけずに血管内でガイドワイヤを進行させることができるように術者を支援することができる。
ところで、本実施例1では、位置合せ情報算出部125が、位置合せパラメータ(投影方向、位置および拡大率)をシステム制御部9から取得する場合について説明したが、位置合せパラメータを得る方法はこれに限られず、他の方法を用いてもよい。以下、位置合せパラメータを取得する他の方法を説明するが、ここで示す位置合せのアルゴリズムは一例であり、他の一般的な手法を用いてもかまわない。
たとえば、システム制御部9から位置合せパラメータを取得できないような場合には、所定のユーザインタフェースを用いてユーザに投影方向を設定させ、その投影方向に基づいて、位置および拡大率を算出するようにしてもよい。
図8は、投影方向を設定するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。たとえば、位置合せ情報算出部125は、同図に示すように、X線画像12と、3次元ボリュームデータのMIP(Maximum Intensity Projection;最大値投影)画像13とをそれぞれ表示部7に表示し、操作部8のマウスなどを介して、MIP画像13に対する操作をユーザから受け付ける。
そして、ユーザがマウスなどを用いてMIP画像13をドラッグすると、位置合せ情報算出部125は、その操作に応じてレンダリングを行い、MIP画像13を回転させる。これにより、ユーザは、X線画像12と同じ投影方向となるようにMIP画像13を回転させて、MIP画像13の投影方向を設定する。
ユーザによってMIP画像13の投影方向が設定されると、位置合せ情報算出部125は、X線画像12に合わせて、MIP画像13の位置および拡大率を設定する。具体的には、まず、X線画像を、輝度値に基づいて、値「1」で表される造影血管領域と、値「0」で表されるそれ以外の領域とに2値化する。2つの領域に2値化する際の閾値としては、たとえば、輝度値の範囲が0〜255であった場合に、輝度値が128より小さい領域を値「1」(造影血管領域)とし、輝度値が128以上の領域を値「0」(それ以外の領域)とする。
ここで、2値化されたX線画像をf(x,y)とする。図9は、X線画像の2値化を説明するための図である。同図に示すように、X線画像をf(x,y)とした場合に、造影血管領域はf(x,y)=1で表され、それ以外の領域はf(x,y)=0で表される。
続いて、位置合せ情報算出部125は、ユーザによって設定された投影方向で3次元ボリュームデータを投影した場合のMIP画像を作成し、作成したMIP画像をX線画像と同様に2値化する。2つの領域に2値化する際の閾値としては、たとえば、CT値が128以上の領域を値「1」(造影血管領域)とし、CT値が128より小さい領域を値「0」(それ以外の領域)とする。ここで、2値化されたMIP画像をf(x,y)とする。
続いて、位置合せ情報算出部125は、X線画像の2値化画像f(x,y)とMIP画像の2値化画像f(x,y)とを位置合せするための平行移動量および拡大率を算出する。ここで、f(x,y)とf(x,y)との間の相関関数は以下に示す式1で表される。
この相関関数においてr(l,m,s)が最大となる(l,m,s)の組(l,m,s)を算出し、(l,m)を原点としてMIP画像の2値化画像f(x,y)をs倍に拡大すれば、X線画像の2値化画像f(x,y)に対して、MIP画像の2値化画像f(x,y)を位置合せすることができる。位置合せ情報算出部125は、この計算を行うことによって、MIP画像の平行移動量および拡大率を算出する。
以上のように、MIP画像の投影方向、平行移動量および拡大率を決定することによって、位置合せ情報算出部125は、X線画像と同じ投影方向、位置および拡大率の画像を作成するために必要となる、投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ算出することができる。
また、上記の例では、投影方向をユーザが手動で設定する場合について説明したが、式1の変数に投影方向を表す変数を追加することによって、相関関数を拡張するようにしてもよい。その場合、2値化によって投影方向も決まることになり、ユーザが手動で設定する手間を省くことができるようになる。
また、位置合せ情報算出部125が、X線画像から2次元血管芯線データを生成し、生成した2次元血管芯線データと、3次元血管芯線抽出部121によって抽出された3次元血管芯線データの2次元投影データとの非線形位置合せをさらに行って、位置合せパラメータを算出するようにしてもよい。これにより、プラーク奥行き情報画像作成部126によって行われる、X線画像とプラーク奥行き情報との合成の精度を高めることができる。
また、X線CT装置から時系列の1心拍分の複数ボリュームデータを収集して3次元ボリュームデータ保存部111に保存したうえで、各ボリュームデータに対して、図7に示したステップS101〜S104の手順を実施しておき、その中からX線画像収集時の心拍位相と同じ位相のボリュームデータを選んで、位置合せ情報算出部125による位置合せの対象とするようにしてもよい。これにより、プラーク奥行き情報画像作成部126によって行われる、X線画像とプラーク奥行き情報との合成の精度をさらに高めることができる。
また、本実施例1では、血管芯線より手前にあるプラーク領域は赤色にして表示し、血管芯線より奥にあるプラーク領域は青色にして表示し、また、血管芯線の手前および奥の両側にプラーク領域がある場合には、プラーク領域の重なった部分を紫色にして表示することとした。しかしながら、本発明はこれに限られるわけではなく、たとえば、プラーク領域の奥行き方向の長さに応じて、プラーク領域の色の濃度を変えるようにしてもよい。
この場合、具体的には、プラーク奥行き情報画像作成部126が、図6に示した投影ray上のプラーク領域の奥行き方向の長さ(同図における3次元プラーク領域上の黒い太線部分の長さ)に応じて、プラーク領域の表示色の濃度を変化させる。ここで、表示色の濃度としては、たとえば、手前にある場合には(R,G,B)=(0〜255,0,0)の範囲でR値を変化させ、奥にある場合には(R,G,B)=(0,0,0〜255)の範囲でB値を変化させ、両側にある場合には、重複箇所について(R,G,B)=(0〜255,0,0〜255)の範囲でR値およびB値を変化させる。この時、変化させる色の値は、冠動脈の太さが概ね3mm程度であることから、たとえば、255×プラーク領域の長さ[mm]/3mmとして算出する。
また、本実施例では、色付けされたプラーク領域を含むプラーク奥行き情報画像を、常時、X線画像に重ねて表示することとしたが、本発明はこれに限られるわけではなく、所定の時間のみプラーク奥行き情報画像を表示するようにしてもよい。
この場合、画像処理部100が、たとえば、機械的なボタンや表示装置の画面上に表示されたGUI(Graphical User Interface)のボタンなどを用いて操作者からの指示を受け付け、当該ボタンが押されている間のみ、プラーク奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示する。または、画像処理部100が、ON/OFFを切り替え可能なボタンを用いて操作者からの指示を受け付け、当該ボタンがONとされている間のみ、プラーク奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示するようにしてもよい。このように、操作者からの指示に基づいてプラーク奥行き情報画像を表示することによって、操作者が必要とする時間中のみプラーク奥行き情報画像を表示することが可能になる。
または、画像処理部100が、たとえば、3次元ボリュームデータと同じ心拍位相(たとえば、拡張末期)のX線画像を表示する間のみ、位置合せを行ったうえで、プラーク奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示するようにしてもよい。X線画像の心拍位相と3次元ボリュームデータの心拍位相とが異なっている場合には、プラーク奥行き情報画像の位置合せの精度が低くなって、X線画像の血管に対してプラーク領域の位置がずれてしまう場合が考えられる。しかし、上記のように、心拍位相が合う間のみプラーク奥行き情報画像を表示することよって、プラーク領域の位置が血管に対してずれない場合のみプラーク奥行き情報画像を表示することが可能になる。
このように、画像処理部100が、操作者が必要とする場合や、高精度で位置決めを行うことができる場合のみプラーク奥行き情報画像を表示することによって、PCI治療におけるX線画像の視認性を高めることができる。
ところで、上記実施例1では、プラーク奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示する場合について説明したが、撮影対象の血管が複雑な形状であった場合などには、プラーク奥行き情報画像によってX線画像が見にくくなってしまう場合もある。そこで、以下では実施例2として、プラーク奥行き情報を3次元ボリュームデータのMIP画像に重畳した画像を作成し、その画像を、X線画像の視認を妨げないような位置に並列表示する場合について説明する。
まず、本実施例2に係るX線アンギオ装置による奥行き情報表示の概念について説明する。図10は、本実施例2に係るX線アンギオ装置による奥行き情報表示の概念を説明するための図である。本実施例2に係るX線アンギオ装置は、実施例1に係るX線アンギオ装置がプラーク奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示するのに対し、同図に示すように、CT画像から得られる3次元ボリュームデータのMIP画像上にプラーク奥行き情報画像(血管芯線より手前にある場合は赤色、奥にある場合は青色、両側にある場合は紫色としたプラーク領域情報)を重畳した画像を生成し、その画像を縮小して、X線画像上の所定の位置に並列表示する。
このように、本実施例2に係るX線アンギオ装置は、PCI治療中に、血管芯線の手前にあるか奥にあるかに応じて表示(ここでは、色)を変えたプラーク領域情報の画像をMIP画像に重畳した画像をX線画像の上に並列表示する点に主な特徴がある。この特徴により、本実施例2に係るX線アンギオ装置では、X線画像の視認を妨げることなく奥行きに関する情報を表示することによって、術者が、血管内でガイドワイヤを容易に進行させることができるようにしている。
次に、本実施例2に係るX線アンギオ装置の構成について説明する。なお、本実施例2に係るX線アンギオ装置の構成は図2に示した構成と同じであり、画像処理部の詳細が異なるのみであるので、ここでは、本実施例2に係る画像処理部200の構成について説明する。なお、ここでは説明の便宜上、図3に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
図11は、本実施例2に係る画像処理部200の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この画像処理部200は、記憶部110と、制御部220とを有する。
制御部220は、システム制御部9による制御のもと、X線検出部2から受け取ったX線画像データの処理を制御する制御部であり、本発明に関連するものとしては、3次元血管芯線抽出部121と、3次元血管内壁抽出部122と、3次元推定正常血管内壁抽出部123と、3次元プラーク領域算出部124と、位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225と、プラーク奥行き情報画像作成部126と、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部227aと、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部227bと、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像表示部228とを有する。
位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225は、3次元ボリュームデータ保存部111により保存された3次元ボリュームデータから、X線画像保存部112により保存されたX線画像と同じ投影方向、位置および拡大率の画像を作成するために必要となる投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ取得し、さらに、取得した位置パラメータに基づいてMIP画像を作成する処理部である。
たとえば、この位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225は、実施例1で説明した式1で表される相関関数を用いて決定した原点位置および拡大率でMIP画像を作成する。
プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部227aは、位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225により作成されたMIP画像に、プラーク奥行き情報画像作成部126により作成されたプラーク奥行き情報画像を重畳した2次元画像(以下、「プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像」と呼ぶ)を作成する処理部である。
プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部227bは、X線画像保存部112により保存されたX線画像を取得し、そのX線画像上の所定の位置(たとえば、右下)に、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部227aにより作成されたプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像を縮小して重畳した2次元画像(以下、「プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像」と呼ぶ)を作成する処理部である。
プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像表示部228は、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部227bにより作成されたプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像を、表示部7に表示する処理部である。
次に、本実施例2に係る画像処理部200の処理手順について説明する。図12は、本実施例2に係る画像処理部200の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この画像処理部200では、PCI治療前には、まず、図7に示したステップS101〜S104と同様の処理を行う(ステップS201〜S204)。
そして、PCI治療中には、位置合せ情報算出部およびMIP画像作成部225が、3次元ボリュームデータ保存部111により保存された3次元ボリュームデータから、X線画像保存部112により保存されたX線画像と同じ投影方向、位置および拡大率の画像を作成するために必要となる投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ取得し(ステップS205)、さらに、取得した位置パラメータに基づいてMIP画像を作成する(ステップS206)。
続いて、プラーク奥行き情報画像作成部126が、3次元血管芯線抽出部121により生成された3次元血管芯線データ、3次元プラーク領域算出部124により算出された3次元プラーク領域データ、位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225により取得された位置合せパラメータに基づいて、プラーク奥行き情報画像を作成する(ステップS207)。
さらに続いて、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部227aが、位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225により作成されたMIP画像に、プラーク奥行き情報画像作成部126により作成されたプラーク奥行き情報画像を重畳したプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像を作成する(ステップS208)。
その後、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部227bが、X線画像保存部112により保存されたX線画像を取得し、そのX線画像上の所定の位置に、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部227aにより作成されたプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像を縮小して重畳したプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像を作成する(ステップS209)。
そして、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像表示部228が、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部227bにより作成されたプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像を、表示部7に表示する(ステップS210)。
上述してきたように、本実施例2では、PCI治療中には、位置合せ情報算出部およびMIP画像作成部225が、投影方向、位置および拡大率の位置合せパラメータをそれぞれ取得し、さらに、取得した位置パラメータに基づいてMIP画像を作成する。これに続いて、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部227aが、位置合せ情報算出およびMIP画像作成部225により作成されたMIP画像に、プラーク奥行き情報画像作成部126により作成されたプラーク奥行き情報画像を重畳したプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像を作成する。
さらに続いて、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部227bが、X線画像上の所定の位置にプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像を縮小して重畳したプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像を作成する。そして、プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像表示部228がプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像を表示部7に表示する。
以上の構成により、本実施例2では、X線画像の視認を妨げることなく奥行きに関する情報を表示することによって、術者が、血管内でガイドワイヤを容易に進行させることができる。また、プラークを傷つけずに血管内でガイドワイヤを進行させることができるように術者を支援することができる。
なお、本実施例2では、MIP画像を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、たとえば、AvIP(Average Intensity Projection;加重平均投影)や、VR(Volume Rendering)画像など他の3次元レンダリング画像を用いてもよい。
また、上記実施例では、色を変えることによって、血管芯線より手前にあるプラーク領域と、奥にあるプラーク領域との表示を変えるようにしたが、本発明はこれに限られるわけではなく、たとえば、模様を変えることにしてもよい。
また、上記実施例では、X線CT装置によって撮影された心臓領域の画像の3次元ボリュームデータを用いて、プラーク奥行き情報画像を作成する場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、X線診断装置やMRI(Magnetic Resonance Imaging;磁気共鳴イメージング)装置など他の医用画像診断装置により撮影された画像の3次元ボリュームデータを用いるようにしてもよい。
また、たとえば、X線アンギオ装置が、3次元ボリュームデータに基づいて、3次元血管芯線または前記X線画像に直交する断面画像または3次元レンダリング画像を直交画像として作成する直交画像作成部をさらに備え、直交画像作成部により作成された直交画像をX線画像に並列表示してもよい。
図13は、直交画像を表示する場合の画面表示の一例を示す図である。たとえば、直交画像作成部は、3次元ボリュームデータ保存部111に保存されている3次元ボリュームデータに基づいて、ガイドワイヤ先端位置の血管芯線に直行するMPR(Multi-Planar Reconstruction)断面画像や、仮想内視鏡画像(3次元パースペクティブレンダリング画像)、X線画像に直交するボリュームレンダリング(VR:Volume Rendering)画像であるX線画像直交VR画像などを、それぞれ直交画像として作成する。
そして、たとえば、プラーク奥行き情報重畳表示X線画像表示部128やプラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像表示部228が、図13に示すように、プラーク奥行き情報画像とともに、直交画像作成部によって作成された各直交画像を、それぞれX線画像に並べて表示する。
なお、同図において、X線画像直交VR画像には、プラーク奥行き情報画像に表示されているプラークと同じプラークが表示されており、各画像の間で、対応するプラークについては同じ色が付けられている。また、同図に示すように、MPR断面画像、仮想内視鏡画像およびX線画像直交VR画像の上に表示している目を模したマーク(同図に示す「視線方向」)は、それぞれ、目の視線方向がX線画像の投影方向を示している。
このように、X線アンギオ装置が、3次元血管芯線または前記X線画像に直交する断面画像または3次元レンダリング画像を直交画像として表示することによって、色の違いなどでは、X線画像に対して手前か奥かを直感的に判断できないような場合でも、術者が、直交画像を参照することによって、奥行き方向の位置を容易に把握することができるようになる。
以上のように、本発明に係るX線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムは、X線アンギオ装置など血管を撮影するX線撮影装置に有用であり、特に、冠動脈などのPCI治療に用いられるX線撮影装置に適している。
本実施例1に係るX線アンギオ装置による奥行き情報表示の概念を説明するための図である。 本実施例1に係るX線アンギオ装置の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例1に係る画像処理部の構成を示す機能ブロック図である。 冠動脈の血管芯線、血管内壁、推定正常血管内壁およびプラーク領域の一例を示す図である。 プラーク奥行き情報画像の作成方法を説明するための図である。 プラーク領域の位置判定を説明するための図である。 本実施例1に係る画像処理部の処理手順を示すフローチャートである。 投影方向を設定するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 X線画像の2値化を説明するための図である。 本実施例2に係るX線アンギオ装置による奥行き情報表示の概念を説明するための図である。 本実施例2に係る画像処理部の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例2に係る画像処理部の処理手順を示すフローチャートである。 直交画像を表示する場合の画面表示の一例を示す図である。 ガイドワイヤの向きと狭窄部位との関係を説明するための図である。
符号の説明
1 X線発生部
2 X線検出部
3 機構部
4 高電圧発生部
5 Cアーム
6 天板
7 表示部
8 操作部
9 システム制御部
10 プラーク奥行き情報画像
11 プラーク領域
12 X線画像
13 MIP画像
100,200 画像処理部
110 記憶部
111 3次元ボリュームデータ保存部
112 X線画像保存部
120,220 制御部
121 3次元血管芯線抽出部
122 3次元血管内壁抽出部
123 3次元推定正常血管内壁抽出部
124 3次元プラーク領域算出部
125 位置合せ情報算出部
126 プラーク奥行き情報画像作成部
127 プラーク奥行き情報重畳表示X線画像作成部
128 プラーク奥行き情報重畳表示X線画像表示部
225 位置合せ情報算出およびMIP画像作成部
227a プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像作成部
227b プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像作成部
228 プラーク奥行き情報重畳表示MIP画像付きX線画像表示部

Claims (7)

  1. 被検体にX線を照射し、透過したX線を検出して該被験者の画像を撮影するX線撮影装置であって、
    医用画像診断装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報を生成する3次元血管情報生成手段と、
    前記3次元血管情報生成手段により生成された3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報に基づいて、血管病変部位が投影方向に対して当該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかを区別可能に、当該3次元血管芯線を基準として、当該3次元血管芯線より手前に存在する血管病変部位の色相と当該3次元血管芯線より奥に存在する血管病変部位の色相とを変えた血管病変部位奥行き情報画像を作成する血管病変部位奥行き情報画像作成手段と、
    前記血管病変部位奥行き情報画像作成手段により作成された血管病変部位奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示するX線画像表示手段と、
    を備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記X線画像表示手段は、前記血管の投影方向、位置および拡大率に係る情報をそれぞれ取得し、取得した情報に基づいて血管の位置を合わせたうえで、前記血管病変部位奥行き情報画像をX線画像に重畳して表示することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 操作者からの操作に基づいて、前記血管の投影方向を設定する投影方向設定手段をさらに備え、
    前記X線画像表示手段は、前記投影方向設定手段により設定された投影方向に基づいて、前記位置および拡大率に係る情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. 前記3次元ボリュームデータに基づいて、前記血管の3次元レンダリング画像を作成し、作成した3次元レンダリング画像に前記血管病変部位奥行き情報画像作成手段により作成された血管病変部位奥行き情報画像を重畳した奥行き情報付きレンダリング画像を作成するレンダリング画像作成手段をさらに備え、
    前記X線画像表示手段は、前記レンダリング画像作成手段により作成された奥行き情報付きレンダリング画像を前記X線画像に並列表示することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  5. 前記3次元ボリュームデータに基づいて、前記3次元血管芯線および前記X線画像の少なくとも一方に直交する断面画像、または、前記3次元血管芯線および前記X線画像の少なくとも一方に直交する3次元レンダリング画像を直交画像として作成する直交画像作成手段をさらに備え、
    前記X線画像表示手段は、前記直交画像作成部により作成された直交画像を前記X線画像に並列表示することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  6. 被検体にX線を照射し、透過したX線を検出して該被験者の画像を撮影するX線撮影装置により撮影された画像を処理する画像処理装置であって、
    医用画像診断装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報を生成する3次元血管情報生成手段と、
    前記3次元血管情報生成手段により生成された3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報に基づいて、血管病変部位が投影方向に対して当該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかを区別可能に、当該3次元血管芯線を基準として、当該3次元血管芯線より手前に存在する血管病変部位の色相と当該3次元血管芯線より奥に存在する血管病変部位の色相とを変えた血管病変部位奥行き情報画像を作成する血管病変部位奥行き情報画像作成手段と、
    前記血管病変部位奥行き情報画像作成手段により作成された血管病変部位奥行き情報画像をX線画像の上に表示するX線画像表示手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 被検体にX線を照射し、透過したX線を検出して該被験者の画像を撮影するX線撮影装置により撮影された画像を処理する画像処理プログラムであって、
    医用画像診断装置により撮影された画像から得られる3次元ボリュームデータに基づいて、撮影対象の血管における3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報を生成する3次元血管情報生成手順と、
    前記3次元血管情報生成手順により生成された3次元血管芯線および血管病変部位の位置に係る情報に基づいて、血管病変部位が投影方向に対して当該3次元血管芯線より手前にあるか奥にあるかを区別可能に、当該3次元血管芯線を基準として、当該3次元血管芯線より手前に存在する血管病変部位の色相と当該3次元血管芯線より奥に存在する血管病変部位の色相とを変えた血管病変部位奥行き情報画像を作成する血管病変部位奥行き情報画像作成手順と、
    前記血管病変部位奥行き情報画像作成手順により作成された血管病変部位奥行き情報画像をX線画像の上に表示するX線画像表示手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2008166518A 2007-07-10 2008-06-25 X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム Active JP5319180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166518A JP5319180B2 (ja) 2007-07-10 2008-06-25 X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007180761 2007-07-10
JP2007180761 2007-07-10
JP2008166518A JP5319180B2 (ja) 2007-07-10 2008-06-25 X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009034494A JP2009034494A (ja) 2009-02-19
JP5319180B2 true JP5319180B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=40244279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008166518A Active JP5319180B2 (ja) 2007-07-10 2008-06-25 X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5319180B2 (ja)
CN (1) CN101342082B (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5675056B2 (ja) * 2008-07-04 2015-02-25 株式会社東芝 X線撮影装置および画像処理装置
EP2552320B1 (en) * 2010-03-31 2018-10-24 Koninklijke Philips N.V. Automated identification of an anatomy part
JP2012016575A (ja) * 2010-06-07 2012-01-26 Toshiba Corp 画像処理装置及び医用画像診断装置
US8494244B2 (en) * 2010-09-27 2013-07-23 General Electric Company System and method for blood vessel stenosis visualization and quantification using spectral CT analysis
JP2014503272A (ja) * 2010-12-15 2014-02-13 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 3d又は4dデータセットからの投影を生成及び表示するシステム並びに方法
CN103491877B (zh) * 2011-04-20 2015-11-25 株式会社日立医疗器械 医用图像显示装置、医用图像显示方法
JP6058290B2 (ja) * 2011-07-19 2017-01-11 東芝メディカルシステムズ株式会社 画像処理システム、装置、方法及び医用画像診断装置
JP5892361B2 (ja) * 2011-08-02 2016-03-23 ソニー株式会社 制御装置、制御方法、プログラム、及びロボット制御システム
MX2014003148A (es) * 2011-09-19 2014-04-30 Koninkl Philips Nv Adaptacion de una imagen esclava de rayos x a una imagen maestra de rayos x.
DE102011085597A1 (de) * 2011-11-02 2013-05-02 Siemens Aktiengesellschaft Medizinische Untersuchungsvorrichtung
JP6041504B2 (ja) * 2012-03-15 2016-12-07 富士フイルム株式会社 医用画像表示装置、医用画像表示方法および医用画像表示プログラム
JP6143425B2 (ja) * 2012-06-11 2017-06-07 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線診断装置
CN105228518B (zh) * 2013-03-12 2018-10-09 火山公司 用于诊断冠状微脉管疾病的系统和方法
US9349220B2 (en) * 2013-03-12 2016-05-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Curve correction in volume data sets
CN103247071B (zh) * 2013-03-29 2015-11-11 哈尔滨工业大学深圳研究生院 一种构建三维血管模型方法及设备
DE102015204957A1 (de) * 2014-03-27 2015-10-01 Siemens Aktiengesellschaft Bildgebendes Tomosynthesesystem, insbesondere Mammographiesystem
JP6677960B2 (ja) * 2014-06-26 2020-04-08 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
CN107316554A (zh) * 2017-06-14 2017-11-03 西安工业大学 一种心脏介入术虚拟训练系统
JP6956530B2 (ja) * 2017-06-14 2021-11-02 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 アンギオct装置
JP7179527B2 (ja) * 2017-10-12 2022-11-29 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び医用画像処理プログラム
US10639105B2 (en) * 2017-11-29 2020-05-05 Canon Medical Systems Corporation Navigation apparatus and method
JP2020156824A (ja) 2019-03-27 2020-10-01 富士フイルム株式会社 位置情報取得装置、方法およびプログラム、並びに放射線画像撮影装置
JP2020156825A (ja) 2019-03-27 2020-10-01 富士フイルム株式会社 位置情報表示装置、方法およびプログラム、並びに放射線画像撮影装置
CN111710028B (zh) * 2020-05-27 2023-06-30 北京东软医疗设备有限公司 三维造影图像的生成方法、装置、存储介质和电子设备
CN116433476B (zh) * 2023-06-09 2023-09-08 有方(合肥)医疗科技有限公司 Ct图像处理方法及装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4473358B2 (ja) * 1999-01-21 2010-06-02 株式会社東芝 診断装置
JP2002119502A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Toshiba Corp 医用装置
JP4776834B2 (ja) * 2001-09-19 2011-09-21 東芝医用システムエンジニアリング株式会社 画像処理装置
JP4421203B2 (ja) * 2003-03-20 2010-02-24 株式会社東芝 管腔状構造体の解析処理装置
DE102004043676B4 (de) * 2004-09-09 2014-01-09 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Visualisierung von Plaqueablagerungen aus 3D-Bilddatensätzen von Gefäßstrukturen
JP5002599B2 (ja) * 2005-12-14 2012-08-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 医用3dデータ画像表示面を互いに関係づけるための方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101342082A (zh) 2009-01-14
JP2009034494A (ja) 2009-02-19
CN101342082B (zh) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5319180B2 (ja) X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム
JP5405045B2 (ja) X線撮影装置および画像処理装置
US8064667B2 (en) X-ray apparatus, image processing display apparatus and computer program product
JP4901531B2 (ja) X線診断装置
JP3667813B2 (ja) X線診断装置
JP5965840B2 (ja) 血管ロードマッピング
JP6367026B2 (ja) 医用画像処理装置および医用画像処理方法
JP2010517632A (ja) 内視鏡の継続的案内のためのシステム
US20080317195A1 (en) Medical-diagnosis assisting apparatus, medical-diagnosis assisting method, and radiodiagnosis apparatus
JP2009022733A (ja) 医用診断支援装置、医用診断支援方法、及び放射線診断装置
JP2000217035A (ja) X線診断装置
JP6392040B2 (ja) 画像処理装置、及び、x線診断装置
US10433797B2 (en) Systems and methods for ultra low dose CT fluoroscopy
JP2009160205A (ja) 医療支援装置、医療支援プログラム及び放射線撮影装置
JP4686279B2 (ja) 医用診断装置及び診断支援装置
JP5641707B2 (ja) X線診断装置
JP2010154982A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置および画像処理装置
JP6750425B2 (ja) 放射線画像処理装置および放射線画像処理方法
JP5380231B2 (ja) 医用画像表示装置および方法ならびにプログラム
JP2009082407A (ja) 画像処理装置及び医用画像処理装置
JP5652994B2 (ja) X線診断装置
WO2010086909A1 (ja) 術具挿入支援システム
JP2007289569A (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
JP2020036819A (ja) X線撮影装置およびx線画像処理方法
JP5433253B2 (ja) X線診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5319180

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350