JP7179527B2 - X線診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び医用画像処理プログラム - Google Patents

X線診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び医用画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び医用画像処理プログラムに関する。
従来、カテーテルを用いた治療(手術)では、X線診断装置により撮影したX線画像(透視画像)上でカテーテルの位置を確認しながら手技を行うことが一般的である。また、この手技において、医師を支援するための技術が種々提案されている。
カテーテルを用いた治療を行う操作者(医師)を支援するための技術として、カテーテルを目標部位まで挿入するための経路を事前にシミュレーションする技術がある。例えば、この技術では、X線CT(Computed Tomography)装置により撮影した3次元のCT画像データから、被検体内の血管構造を抽出し、目標部位へ通ずる血管の適切な経路を決定する。決定された経路は、カテーテル治療が行われる際に操作者に提示される。操作者は、提示された経路を画面上で確認しながら、目標部位へカテーテルを誘致することができる。
特開2009-072317号公報
本発明が解決しようとする課題は、カテーテルの誘致を支援することができるX線診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び医用画像処理プログラムを提供することである。
実施形態のX線診断装置は、抽出部と、決定部と、出力制御部とを備える。抽出部は、手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する。決定部は、前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定する。出力制御部は、前記経路上の各位置における前記先端方向を含む経路情報を出力する。
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2Aは、第1の実施形態に係るガイドワイヤの先端部の形状の一例を示す図である。 図2Bは、第1の実施形態に係るガイドワイヤの先端部の形状の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図5Aは、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図5Bは、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図6Aは、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図6Bは、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図6Cは、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図7は、第1の実施形態に係るX線診断装置における経路推定処理を説明するための図である。 図8は、第1の実施形態に係るX線診断装置におけるガイド処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態に係るX線診断装置におけるガイド処理を説明するための図である。 図10は、その他の実施形態に係る医用情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係るX線診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び医用画像処理プログラムを説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
(第1の実施形態)
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成の一例を説明する。図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、X線診断装置100は、撮影装置10とコンソール装置20とを備える。撮影装置10及びコンソール装置20は、互いに通信可能に接続される。
撮影装置10は、X線高電圧装置11と、X線管12と、X線絞り13と、天板14と、Cアーム15と、X線検出器16と、Cアーム回転・移動機構17と、天板移動機構18と、制御回路19とを備える。X線高電圧装置11、X線管12、X線絞り13、天板14、Cアーム15、X線検出器16、Cアーム回転・移動機構17、天板移動機構18、及び制御回路19は、必要に応じて互いに通信可能に接続される。
X線高電圧装置11は、後述する処理回路25による制御の下、高電圧を発生し、発生した高電圧をX線管12に供給する高電圧電源である。例えば、X線高電圧装置11は、インバータ回路、高電圧を生成する高電圧トランス、及び高圧整流回路などにより構成される。
X線管12は、X線高電圧装置11から供給される高電圧を用いて、X線を発生する装置である。X線管12は、X線高電圧装置11から高電圧の供給を受けて、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射する真空管から構成される。
X線絞り13は、後述する制御回路19による制御の下、X線管12が発生したX線を、被検体Pにおける撮影対象領域に選択的に照射されるよう絞り込む部材である。例えば、X線絞り13は、絞り羽根及びフィルタにより構成される。絞り羽根は、例えば、スライド可能な4枚の板状部材であり、制御回路19によりスライドされることで、X線管12が発生したX線を絞り込む。また、フィルタは、被検体Pに対して照射されるX線を調節(減衰)するためのX線フィルタである。例えば、フィルタは、その材質や厚みによって透過するX線の線質を変化させることで、X線管12が発生したX線を調節する。
天板14は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。なお、被検体Pは、X線診断装置100に含まれない。
Cアーム15は、X線管12、X線絞り13、及びX線検出器16を支持する支持部材である。X線管12及びX線絞り13と、X線検出器16とは、Cアーム15により被検体Pを挟んで対向するように配置される。
X線検出器16は、マトリックス状に配列された検出素子を有し、被検体Pを透過したX線を検出する。例えば、X線検出器16は、検出素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)を有する。各検出素子は、被検体Pを透過したX線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積した電気信号を生成回路23に送信する。
Cアーム回転・移動機構17は、Cアーム15を回転及び移動させるための動力機構である。例えば、Cアーム回転・移動機構17は、モータ等のアクチュエータが発生させた動力を用いて、Cアーム15を回転及び移動させる。
天板移動機構18は、天板14を移動させるための動力機構である。例えば、天板移動機構18は、アクチュエータが発生させた動力を用いて、天板14を移動させる。
制御回路19は、撮影装置10の動作を制御する電子回路である。例えば、制御回路19は、処理回路25による制御の下、Cアーム回転・移動機構17及び天板移動機構18を制御する。例えば、制御回路19は、Cアーム回転・移動機構17及び天板移動機構18を制御することで、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。
また、制御回路19は、処理回路25による制御の下、X線絞り13の動作を制御する。例えば、制御回路19は、X線絞り13が有する絞り羽根をスライドさせることで、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。また、制御回路19は、X線絞り13が有するフィルタの位置を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の線量の分布を制御する。
また、コンソール装置20は、入力回路21と、ディスプレイ22と、生成回路23と、記憶回路24と、処理回路25とを備える。入力回路21、ディスプレイ22、生成回路23、記憶回路24、及び処理回路25は、互いに通信可能に接続される。
入力回路21は、各種指示や各種設定などを行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード等によって実現される。入力回路21は、処理回路25に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し処理回路25へと出力する。
ディスプレイ22は、操作者の指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)やX線画像を表示する表示装置である。例えば、ディスプレイ22は、処理回路25によるフィルタ処理後のX線画像を表示する。
生成回路23は、医用画像データを生成する電子回路である。例えば、生成回路23は、X線検出器16によってX線から変換された電気信号を用いてX線画像データを生成し、生成したX線画像データを記憶回路24に格納する。例えば、生成回路23は、X線検出器16から受信した電気信号に対して、電流・電圧変換やA(Analog)/D(Digital)変換、パラレル・シリアル変換を行い、X線画像データ(透視画像など)を生成する。そして、生成回路23は、生成したX線画像データを記憶回路24に格納する。なお、生成回路23は、生成部の一例である。
記憶回路24は、生成回路23によって生成されたX線画像データを受け付けて記憶する記憶装置である。また、記憶回路24は、処理回路25によるフィルタ処理後のX線画像データを記憶する。また、記憶回路24は、図1に示す各回路によって読み出されて実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。
処理回路25は、X線診断装置100全体の動作を制御する電子回路である。例えば、処理回路25は、入力回路21から転送された操作者の指示に従ってX線高電圧装置11を制御し、X線管12に供給する電圧を調整することで、被検体Pに照射するX線の線量やON/OFFを制御する。また、例えば、処理回路25は、操作者の指示に従って制御回路19を制御し、Cアーム15の回転や移動、天板14の移動を調整する。また、処理回路25は、制御回路19の制御を通じて、X線の線量の分布を制御する。また、処理回路25は、生成回路23を制御することにより、X線検出器16によってX線から変換された電気信号に基づく画像データ生成処理を制御することで、X線画像データを収集する。また、処理回路25は、フィルタ処理後のX線画像をディスプレイ22に表示させたり、操作者の指示を受け付けるためのGUIをディスプレイ22に表示させたりする。
また、例えば、処理回路25は、X線診断装置100以外の医用画像診断装置により撮像された医用画像データ(CT(Computed Tomography)画像データやMRI(Magnetic Resonance Imaging)画像データ等)をネットワーク経由で受信する。そして、処理回路25は、受信した医用画像データを、記憶回路24に格納する。また、処理回路25は、受信した医用画像データを、自装置が撮像したX線画像データとともにディスプレイ22に表示させる。なお、表示される医用画像データは、画像処理(レンダリング処理)された画像であってもよい。また、X線画像データとともに表示される医用画像データは、CD-ROM、MO、DVD等の記憶媒体を介して取得される場合であっても良い。
また、処理回路25は、抽出機能25Aと、決定機能25Bと、検出機能25Cと、位置合わせ機能25Dと、出力制御機能25Eとを実行する。なお、抽出機能25Aは、抽出部の一例である。また、決定機能25Bは、決定部の一例である。また、検出機能25Cは、検出部の一例である。また、位置合わせ機能25Dは、位置合わせ部の一例である。また、出力制御機能25Eは、出力制御部の一例である。また、処理回路25が実行する抽出機能25A、決定機能25B、検出機能25C、位置合わせ機能25D、及び出力制御機能25Eの処理内容については、後述する。
ここで、例えば、図1に示す処理回路25の構成要素である抽出機能25A、決定機能25B、検出機能25C、位置合わせ機能25D、及び出力制御機能25Eが実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路24に記録されている。処理回路25は、各プログラムを記憶回路24から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路25は、図1の処理回路25内に示された各機能を有することとなる。
ところで、カテーテルを用いた治療では、目標部位へカテーテルを誘致するために、カテーテルに先行してガイドワイヤが挿入されることがある。ガイドワイヤは、管状に形成されるカテーテルの内部を通過して被検体内に挿入される器具(手術デバイス)であり、先端部が湾曲した形状を有する。
図2A及び図2Bを用いて、ガイドワイヤの先端部の形状について説明する。図2A及び図2Bは、第1の実施形態に係るガイドワイヤの先端部の形状の一例を示す図である。図2A及び図2Bに示すように、ガイドワイヤ40は、本体部41と、先端部42とを有する。なお、ガイドワイヤ40は、手術デバイスの一例である。
本体部41は、ガイドワイヤ40が挿入される血管の形状に沿って変形(湾曲)可能な程度の可撓性を有する材料により構成される。本体部41は、その先端において先端部42と連結される。先端部42は、形状を記憶することが可能な程度の強度(剛性)を有する材料により構成される。例えば、操作者は、被検体Pにカテーテルを挿入する前に、先端部42を任意の形状に湾曲させる。この結果、ガイドワイヤ40は、軸(中心軸)に対して先端部が湾曲した形状となる。これにより、先端部42は、カテーテルに被覆されたとしてもほとんど変形せず、操作者により規定された湾曲形状を維持することができる。
ここで、先端部42の湾曲形状を利用して、ガイドワイヤ40の「先端方向」を定義することができる。例えば、図2Aでは、先端部42が本体部41の中心軸(破線部)に対して上方に位置している。この場合、ガイドワイヤ40の先端方向は、矢印43で示される方向(図中の上方向)であると定義できる。また、図2Bでは、先端部42が本体部41の中心軸(破線部)に対して下方に位置している。この場合、ガイドワイヤ40の先端方向は、矢印44で示される方向(図中の下方向)であると定義できる。
例えば、操作者(医師)は、ガイドワイヤ40の先端方向を利用して、カテーテルを任意の方向に進入させることができる。例えば、操作者は、カテーテルに先行して、ガイドワイヤ40を血管内に進入させる。操作者は、血管の分岐部など、所望の位置にガイドワイヤ40が到達すると、ガイドワイヤ40の位置を固定して、カテーテルを挿入する。挿入されたカテーテルは、本体部41を覆ったままの状態で、本体部41に沿って血管内を進行する。そして、カテーテルは、本体部41から先端部42へ到達すると、先端部42の形状に沿って湾曲(変形)して進行する。
例えば、ガイドワイヤ40の先端方向が上方向である場合(図2Aの場合)において、操作者がカテーテルを挿入すると、カテーテルは、先端部42の湾曲形状に沿って矢印43の方向へ湾曲する。つまり、操作者は、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印43の方向に向けることで、カテーテルを矢印43の方向に進入させることができる。
また、ガイドワイヤ40の先端方向が下方向である場合(図2Bの場合)において、操作者がカテーテルを挿入すると、カテーテルは、先端部42の湾曲形状に沿って矢印44の方向へ湾曲する。つまり、操作者は、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印44の方向に向けることで、カテーテルを矢印44の方向に進入させることができる。
このように、操作者は、先端部42の湾曲形状を利用して、ガイドワイヤ40の先端方向に沿った方向へカテーテルを進入させることができる。これにより、操作者は、様々な方向に湾曲或いは分岐する血管内において任意の方向へカテーテルを進入させることができ、目標部位へカテーテルを誘致することができる。
しかしながら、冠動脈などのように、分岐が複雑であり、かつ、細い血管にカテーテルを誘致する場合には、X線画像のみでは分岐部の方向がわかり難く、先端方向をどの向きに向けるべきかがわからない。このため、目標部位へのカテーテルの誘致に時間がかかってしまうと、X線の被爆量や造影剤の投与量が増大してしまう。
そこで、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、カテーテルの誘致を支援するために、以下の処理機能を実行する。
なお、以下では、「先端方向」は、図2A及び図2Bにて説明した定義を用いて説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。「先端方向」については様々な定義が可能であると考えられるが、先端方向がどのように定義されようとも、以下の実施形態の適用可否に影響を与えるものではない。
例えば、図2A及び図2Bでは、先端方向が、本体部41の軸方向に沿った方向(図中の破線部)に対して直交する場合を例示したが、必ずしも直交している必要は無い。先端部42の湾曲形状は操作者が任意に変更可能であるので、例えば、操作者が先端部を浅い角度で湾曲させた場合には、先端方向は、軸方向に沿った方向に対して浅い角度と定義されても良い。また、操作者が先端部を深い角度で湾曲させた場合には、先端方向は、軸方向に沿った方向に対して深い角度と定義されても良い。
すなわち、本実施形態にて説明するガイドワイヤ40の先端方向は、先端部42の湾曲形状に応じて定義される方向である。具体的には、ガイドワイヤ40の先端方向は、ガイドワイヤ40(本体部41)の軸方向に沿った方向に対して交わる方向である。換言すると、ガイドワイヤ40の先端方向は、少なくとも本体部41の軸方向に対する直交断面(例えば、後述する直行断面62,65等)上で提示可能な方向である。
また、本体部41は、先端部42に連なる主軸部に対応する。つまり、ガイドワイヤ40は、主軸部である本体部41と、先端部42とを有する。ここで、本体部41は、常に直線状とは限らず、被検体内の管状部位の形状に合わせて曲がりくねった形で体内に配置される可能性が高い。この場合、ガイドワイヤ40の先端方向は、本体部41(主軸部)が伸びる方向(延長方向)に対して交わる方向であると言える。なお、本体部41が伸びる方向とは、例えば、曲がりくねった本体部41の曲線形状を数学的に延長させた方向であっても良いし、先端部42と本体部41との連結部分における本体部41に対する接線方向であっても良い。また、本体部41が伸びる方向とは、ガイドワイヤ40が挿入されている血管肢の延在方向であっても良い。
以下、第1の実施形態では、経路推定処理と、ガイド処理とを順に説明する。ここで、経路推定処理とは、目標部位へ通ずる経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を決定するシミュレーション処理である。また、ガイド処理とは、カテーテルの誘致を支援するために、カテーテルの進行に応じて、適切なガイドワイヤ40の先端方向を提示する処理(ナビゲーション処理)である。
(経路推定処理)
まず、経路推定処理について説明する。X線診断装置100は、経路推定処理として、次の処理機能を実行する。つまり、抽出機能25Aは、先端部42が湾曲したガイドワイヤ40を挿入するための経路の決定に用いられた3次元医用画像データから、ガイドワイヤ40を挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する。また、決定機能25Bは、特徴部位に基づいて、経路上の各位置において、先端部42の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定する。
なお、第1の実施形態では、経路推定処理がX線診断装置100(コンソール装置20)において実行される場合を説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、経路推定処理は、X線CT装置やMRI装置等、他の医用画像診断装置において実行されてもよい。また、経路推定処理は、ワークステーション等の医用画像処理装置において実行されてもよい。
図3を用いて、第1の実施形態に係るX線診断装置100における経路推定処理について説明する。図3は、第1の実施形態に係るX線診断装置100における経路推定処理の処理手順を示すフローチャートである。図3に示す処理手順は、経路推定処理を開始する旨の入力を操作者から受け付けた場合に開始される。
図3では、図4、図5A、図5B、図6A、図6B、図6C、及び図7を参照しつつ説明する。図4、図5A、図5B、図6A、図6B、図6C、及び図7は、第1の実施形態に係るX線診断装置100における経路推定処理を説明するための図である。
なお、以下の経路推定処理の説明では、CT画像データ上で経路推定処理を実行する場合を説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、X線診断装置100は、CT画像データに限らず、任意の医用画像診断装置にて被検体Pが撮像された3次元の医用画像データ上で経路推定処理を実行可能である。例えば、X線診断装置100は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置によって撮像されたMR画像データ上で経路推定処理を実行しても良い。
ステップS101において、処理回路25は、経路推定処理を開始する旨の入力を操作者から受け付けたか否かを判定する。例えば、操作者は、入力回路21を用いて、経路推定処理を開始する旨の入力を行う。入力回路21は、操作者により入力された経路推定処理を開始する旨の情報を、処理回路25へ出力する。処理回路25は、経路推定処理を開始する旨の情報を入力回路21から受け付けた場合に、経路推定処理を開始する旨の入力を受け付けたと判定し(ステップS101肯定)、ステップS102以降の処理を開始する。なお、処理回路25は、経路推定処理を開始する旨の入力を受け付けるまで(ステップS101否定)、ステップS102以降の処理を開始せず、待機状態である。
ステップS102において、処理回路25は、CT画像データを読み出す。例えば、処理回路25は、CT画像データを記憶回路24から読み出す。ここで、このCT画像データは、例えば、X線CT装置により被検体Pの心臓を含む領域(例えば胸部)が撮像された画像データである。CT画像データが記憶回路24に記憶されていない場合には、処理回路25は、ネットワークを介して接続された、X線CT装置、又は、医用画像データ保管用の外部記憶装置などから取得することも可能である。
ステップS103において、処理回路25は、CT画像データを用いて、カテーテルを挿入するための経路を決定する。なお、ここで決定される経路とは、カテーテルを目標部位まで挿入するための血管(血管肢)を示す情報であり、経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を含まない情報である。つまり、ここで処理回路25が実行する処理は、目標部位へ通ずる血管(血管肢)を特定する処理である。
例えば、図4に示すように、処理回路25は、セグメンテーション処理により、被検体内を走行する冠動脈の血管構造をCT画像データ50から抽出する。ここで、血管構造は、例えば、複数の血管肢により構成される構造として抽出される。そして、処理回路25は、操作者により指定された目標部位へ通ずる血管(血管肢)を示す経路51を決定する。なお、目標部位へ通ずる経路51を決定する処理は、上述した処理内容に限らず、従来の如何なる技術が適用されても良い。
なお、図4及び以下の実施形態では、一例として、カテーテルが冠動脈に挿入される場合を説明するが、実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態は、カテーテルを挿入可能な任意の管状部位に挿入される治療(手術)に対して広く適用可能である。
ステップS104において、抽出機能25Aは、経路(例えば、図4の経路51)上で、カテーテルを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する。例えば、抽出機能25Aは、特徴部位として、カテーテルが挿入される血管の分岐部及び湾曲部、血管内に形成された構造物、並びに、血管壁の薄い部分のうち、少なくとも一つを抽出する。
例えば、抽出機能25Aは、分岐部、湾曲部、プラーク、及び血管壁の薄い部分などの画像上の特徴(特徴情報)を用いたパターンマッチング処理により、分岐部、湾曲部、プラーク、及び血管壁の薄い部分をCT画像データから抽出する。なお、パターンマッチングに用いられる特徴情報は、例えば、一部の画像領域のテンプレート、又は特徴に応じたCT値等の情報であり、記憶回路24に予め記憶されている。また、ここでは、構造物の一例としてプラークを挙げて説明したが、これに限らず、結石や石灰化部位、神経なども同様に抽出可能である。
ステップS105において、決定機能25Bは、経路上での特徴部位の分布に基づいて、経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を決定する。例えば、決定機能25Bは、特徴部位として分岐部又は湾曲部が抽出された場合には、ガイドワイヤ40の先端部42が進行方向に向くように、先端方向を決定する。また、決定機能25Bは、特徴部位として構造物(プラークなど)又は血管壁の薄い部分が抽出された場合には、ガイドワイヤ40が構造物又は血管壁の薄い部分に当たらないように、先端方向を決定する。
図5A及び図5Bを用いて、プラークを避けて分岐血管に進行する場合の処理を説明する。図5A及び図5Bでは、血管肢V1の位置P1においてプラーク60が存在し、位置P2において血管肢V2に分岐する場合を例示する。なお、図5A及び図5Bにおいて、上方向は、実空間における鉛直方向の上方向として定義されても良いし、被検体Pの頭部が存在する方向として定義されても良い。
図5Aに示すように、プラーク60が存在する場合、ガイドワイヤ40は、矢印61に示すようにプラーク60に当たらないように挿入される。そこで、決定機能25Bは、位置P1における血管肢V1の直交断面62において、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印63の方向に決定する。
具体例を挙げると、決定機能25Bは、先端部42の幅の長さを用いて、ガイドワイヤ40の先端方向を決定する。先端部42の幅の長さとは、例えば、ガイドワイヤ40の軸方向の直交断面に対して先端部42の形状を投影した投影像の長軸の長さに対応する。ここで、矢印63の長さは、先端部42の幅の長さに対応する。また、矢印63の先端(矢先)は、先端部42の先端に対応する。また、矢印63の末端(先端の逆側の端部)は、先端部42の背側部分(先端部42と本体部41との連結部分に相当する部分)に対応する。
一例としては、決定機能25Bは、直交断面62において、矢印63が血管肢V1の血管壁及びプラーク60から最も離れた位置に配置されるように、矢印63の位置を決定する。そして、決定機能25Bは、決定した矢印63の方向を、ガイドワイヤ40の先端方向として決定する。
図5Aに示す例では、操作者は、ガイドワイヤ40の先端位置が位置P1に到達する前までに、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印63の方向へ向けておく。そして、操作者は、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印63の方向に向けた状態で、位置P1を通過させる。これにより、操作者は、プラーク60を避けてガイドワイヤ40を進入させることができる。
なお、矢印63の方向の決定方法は、これに限らず、例えば、プラーク60との位置関係により決定しても良い。例えば、図5Aでは、プラーク60が血管肢V1の下方に位置するので、プラーク60が位置する方向から90度回転させた方向(つまり、水平方向)をガイドワイヤ40の先端方向として決定しても良い。
次に、図5Bに示すように、血管肢V1から分岐した血管肢V2へカテーテルを挿入する場合、ガイドワイヤ40は、矢印64に示すように血管肢V2の方向に向けて挿入される。そこで、決定機能25Bは、位置P2における血管肢V1の直交断面65において、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印66の方向に決定する。
図5Bに示す例では、操作者は、位置P2において、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印66の方向へ向ける。そして、操作者は、ガイドワイヤ40の位置を固定して、カテーテルを挿入する。これにより、操作者は、カテーテルを血管肢V2へ挿入させることができる。なお、ここでは説明を省略したが、決定機能25Bは、湾曲部においても分岐部と同様に、ガイドワイヤ40の先端方向を進行方向である血管肢の方向へ向けることで、カテーテルの挿入を支援することができる。
また、図6A、図6B、及び図6Cを用いて、プラークと分岐部が近い場合の処理を説明する。図6A、図6B、及び図6Cでは、血管肢V3の位置P3においてプラーク67が存在し、位置P5において血管肢V4に分岐する場合を例示する。なお、図6A、図6B、及び図6Cにおいて、上方向は、実空間における鉛直方向の上方向として定義されても良いし、被検体Pの頭部が存在する方向として定義されても良い。
図6Aに示すように、プラーク67が存在する場合、ガイドワイヤ40は、矢印68に示すようにプラーク67に当たらないように挿入される。そこで、決定機能25Bは、位置P3における血管肢V3の直交断面69において、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印70の方向に決定する。なお、この決定処理は、図5Aにて説明した処理と同様である。
次に、図6Bに示すように、決定機能25Bは、矢印71に示すようにプラーク67から十分離れた位置P4まで、ガイドワイヤ40の先端部42の位置を誘導する。これは、プラーク67の付近でガイドワイヤ40を回転させると、先端部42が誤ってプラーク67に当たってしまう可能性があるからである。そこで、決定機能25Bは、例えば、プラーク67の位置(位置P3)と血管肢V4への分岐位置(位置P5)との間の距離が閾値未満である場合には、プラーク67に当たってしまう可能性が低いと考えられる程度に十分に離れた位置P4へ、先端部42の位置を誘導する。そして、決定機能25Bは、位置P4における血管肢V3の直交断面72においてガイドワイヤ40の先端が血管肢V4の方向に向くように、先端方向を矢印73の方向に決定する。
そして、図6Cに示すように、決定機能25Bは、矢印74に示すようにガイドワイヤ40を位置P5まで引くように誘導する。これにより、操作者は、ガイドワイヤ40がプラーク67に当たってしまう可能性を抑えつつ、直交断面75に示すように、分岐した血管肢V4へカテーテルを誘致することが可能となる。
また、図7を用いて、血管壁の薄い部分を避けて分岐血管に進行する場合の処理を説明する。図7では、血管肢V5の位置P6において、血管壁の薄い部分である部分領域76が存在する場合を例示する。なお、図7において、上方向は、実空間における鉛直方向の上方向として定義されても良いし、被検体Pの頭部が存在する方向として定義されても良い。
図7に示すように、矢印77に沿って進行してきたガイドワイヤ40の前方に部分領域76が存在する場合、決定機能25Bは、位置P6における血管肢V5の直交断面78において、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印79の方向に決定する。ここで、矢印79の長さは、先端部42の幅の長さに対応する。また、矢印79の先端(矢先)は、先端部42の先端に対応する。また、矢印79の末端(先端の逆側の端部)は、先端部42の背側部分(先端部42と本体部41との連結部分に相当する部分)に対応する。
一例としては、決定機能25Bは、直交断面78において、ガイドワイヤ40の先端部42が部分領域76から最も離れた位置に配置されるように、矢印79の位置を決定する。そして、決定機能25Bは、決定した矢印79の方向を、ガイドワイヤ40の先端方向として決定する。
図7に示す例では、操作者は、ガイドワイヤ40の先端位置が位置P6に到達する前までに、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印79の方向へ向けておく。そして、操作者は、ガイドワイヤ40の先端方向を矢印79の方向に向けた状態で、位置P6を通過させる。これにより、操作者は、血管壁の薄い部分である部分領域76を避けてガイドワイヤ40を進入させることができる。
なお、矢印79の方向の決定方法は、これに限らず、例えば、血管壁の薄い部分との位置関係により決定しても良い。例えば、図7では、部分領域76が血管肢V5の下方に位置するので、部分領域76が位置する方向から90度回転させた方向(つまり、水平方向)をガイドワイヤ40の先端方向として決定しても良い。言い換えると、決定機能25Bは、先端方向として、先端部42の湾曲形状に応じて定義される軸回転の角度(方向)を決定する。ここで、軸回転の角度とは、例えば、軸(中心軸)まわりの方向であり、ある代表的な方向(鉛直方向又は水平方向)を基準(0度)とした角度で表される。
このように、決定機能25Bは、経路上における特徴部位に基づいて、経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を決定する。なお、図5A、図5B、図6A、図6B、図6C、及び図7にて説明した先端方向を決定する処理はあくまで一例であり、上述した内容に限定されるものではない。
図3の説明に戻る。ステップS106において、出力制御機能25Eは、経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を含む経路情報を記憶回路24に格納する。例えば、出力制御機能25Eは、経路51を示す情報と、決定機能25Bにより決定された経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を示す情報とを含む情報を、経路情報として記憶回路24に格納する。記憶回路24に格納された経路情報は、必要に応じて適宜読み出され、後述するガイド処理に利用される。なお、経路情報は、「経路ガイド」とも呼ばれる。
(ガイド処理)
次に、ガイド処理について説明する。X線診断装置100は、ガイド処理として、次の処理機能を実行する。つまり、検出機能25Cは、X線画像から、被検体に挿入されている手術デバイスの先端位置及び先端方向を検出する。また、位置合わせ機能25Dは、X線画像と、3次元医用画像データとの位置合わせを行う。出力制御機能25Eは、位置合わせの結果に基づいて、3次元医用画像データに基づくレンダリング画像上に、先端位置及び先端方向を表示させる。
図8を用いて、第1の実施形態に係るX線診断装置100におけるガイド処理について説明する。図8は、第1の実施形態に係るX線診断装置100におけるガイド処理の処理手順を示すフローチャートである。図8に示す処理手順は、ガイド処理を開始する旨の入力を操作者から受け付けた場合に開始される。図8では、図9を参照しつつ説明する。図9は、第1の実施形態に係るX線診断装置100におけるガイド処理を説明するための図である。
ステップS201において、処理回路25は、ガイド処理を開始する旨の入力を操作者から受け付けたか否かを判定する。例えば、操作者は、入力回路21を用いて、ガイド処理を開始する旨の入力を行う。入力回路21は、操作者により入力されたガイド処理を開始する旨の情報を、処理回路25へ出力する。処理回路25は、ガイド処理を開始する旨の情報を入力回路21から受け付けた場合に、ガイド処理を開始する旨の入力を受け付けたと判定し(ステップS201肯定)、ステップS202以降のガイド処理を開始する。なお、処理回路25は、ガイド処理を開始する旨の入力を受け付けるまで(ステップS201否定)、ステップS202以降のガイド処理を開始せず、ガイド処理については待機状態である。
ステップS202において、出力制御機能25Eは、レンダリング画像及びカラースケール画像を表示させる。例えば、図9に示すように、出力制御機能25Eは、経路推定処理により決定された経路情報に基づいて、レンダリング画像80及びカラースケール画像90をディスプレイ22に表示させる。
ここで、出力制御機能25Eは、経路情報として、経路上の各位置に対してガイドワイヤ40の先端方向に応じた画素値が割り当てられた3次元医用画像データのレンダリング画像80を表示させる。例えば、レンダリング画像80は、CT画像データに基づいて生成されるボリュームレンダリング画像である。また、レンダリング画像80には、経路51が描出される。拡大図81に示すように、経路51は、部分領域82,83,84,85を含む。各部分領域82,83,84,85には、ガイドワイヤ40の先端方向に応じた画素値が割り当てられている。なお、拡大図81は、レンダリング画像80内に描出される破線で囲まれた矩形領域に含まれる経路51を拡大した図である。また、レンダリング画像80は、ボリュームレンダリング画像に限らず、サーフェスレンダリング画像などの任意のレンダリング画像であってもよい。
また、出力制御機能25Eは、画素値に応じた方向を示すカラースケール画像90を表示させる。カラースケール画像90は、円周方向に沿って画素値が段階的に変化するリング状の領域91を含む。この領域91における画素値は、レンダリング画像80の経路上に割り当てられた画素値と対応しており、ガイドワイヤ40の先端方向を示す指標(スケール)となる。
図9において、部分領域82の画素値は、領域91の部分領域92の画素値と一致している。これは、ガイドワイヤ40の先端部42が部分領域82に存在する場合には、ガイドワイヤ40の先端方向を、部分領域92によって示される方向(つまり、図中の上方向)に向けることが適切であることを示す。また、部分領域83の画素値は、領域91の部分領域93の画素値と一致している。これは、ガイドワイヤ40の先端部42が部分領域83に存在する場合には、ガイドワイヤ40の先端方向を、部分領域93によって示される方向(つまり、図中の右方向)に向けることが適切であることを示す。また、部分領域84の画素値は、領域91の部分領域94の画素値と一致している。これは、ガイドワイヤ40の先端部42が部分領域84に存在する場合には、ガイドワイヤ40の先端方向を、部分領域94によって示される方向(つまり、図中の下方向)に向けることが適切であることを示す。また、部分領域85の画素値は、領域91の部分領域95の画素値と一致している。これは、ガイドワイヤ40の先端部42が部分領域85に存在する場合には、ガイドワイヤ40の先端方向を、部分領域95によって示される方向(つまり、図中の左方向)に向けることが適切であることを示す。
また、出力制御機能25Eは、カラースケール画像90上に、特徴部位の模式図を表示させる。例えば、図9に示すように、出力制御機能25Eは、ガイドワイヤ40の現在の先端位置に対応する位置において、CT画像データからプラークが抽出されていた場合には、当該位置にプラーク画像97を表示させる。
ステップS203において、生成回路23は、X線画像データを生成する。例えば、生成回路23は、X線検出器16により検出されたX線に基づいて、X線画像データを生成する。なお、カテーテルを用いた治療では、通常、造影剤を用いて血管を造影した造影画像が撮影されるが、造影の有無は本実施形態の適用可否に影響を与えるものではない。
ステップS204において、出力制御機能25Eは、X線画像を表示させる。例えば、出力制御機能25Eは、図9に示すように、生成回路23により生成されたX線画像データに基づいて、X線画像99を表示させる。つまり、出力制御機能25Eは、レンダリング画像80及びカラースケール画像90とともに、X線画像99を表示させる。なお、リアルタイムによるX線撮影(透視)が行われる場合、出力制御機能25Eは、最新のX線画像がディスプレイ22に表示されるように逐次更新する。
ステップS205において、検出機能25Cは、X線画像データから、ガイドワイヤ40の先端位置及び先端方向を検出する。例えば、検出機能25Cは、パターンマッチング処理を用いて、X線画像データからガイドワイヤ40の先端位置及び先端方向を検出する。なお、ガイドワイヤ40の先端位置及び先端方向については、一方向から投影されたX線画像や2方向から投影されたX線画像(例えばステレオ表示画像)等を用いて検出する種々の技術が存在する。検出機能25Cは、従来の如何なる技術により先端位置及び先端方向を検出しても良い。
ステップS206において、位置合わせ機能25Dは、X線画像データとCT画像データとを位置合わせする。例えば、位置合わせ機能25Dは、X線画像に描出される血管及び心臓の構造的な特徴のパターンを用いたパターンマッチング処理を用いて、X線画像データとCT画像データとの位置合わせを行う。
ステップS207において、出力制御機能25Eは、レンダリング画像上に、先端位置を示すマーカを表示させる。例えば、図9に示すように、出力制御機能25Eは、位置合わせ機能25Dによる位置合わせの結果に基づいて、レンダリング画像80上において、検出機能25Cにより検出されたガイドワイヤ40の現在の先端位置に対応する位置を特定する。そして、出力制御機能25Eは、特定した位置にマーカ86を表示させる。なお、リアルタイムによるX線撮影(透視)が行われる場合、出力制御機能25Eは、最新の位置にマーカ86が表示されるように逐次更新する。
ステップS208において、出力制御機能25Eは、カラースケール画像上に、先端方向を示すマーカを表示させる。例えば、図9に示すように、出力制御機能25Eは、位置合わせ機能25Dによる位置合わせの結果に基づいて、カラースケール画像90上において、検出機能25Cにより検出されたガイドワイヤ40の現在の先端方向に対応する方向を特定する。そして、出力制御機能25Eは、特定した方向にマーカ96を表示させる。なお、リアルタイムによるX線撮影(透視)が行われる場合、出力制御機能25Eは、最新の方向にマーカ96が表示されるように逐次更新する。
図9に示す例では、現在の先端位置を示すマーカ86は、部分領域83上に存在する。この部分領域83の画素値は、カラースケール画像90の部分領域93の画素値と同程度である。これにより、操作者は、現在の先端位置において適切なガイドワイヤ40の先端方向が、部分領域93により示される方向(図中の右方向)であると把握することができる。具体的には、操作者は、マーカ96により示される現在の先端方向を、右方向に回転させる必要があることを把握することができる。
ステップS209において、処理回路25は、ガイド処理を終了するか否かを判定する。例えば、操作者は、入力回路21を用いて、ガイド処理を終了する旨の入力を行う。入力回路21は、操作者により入力されたガイド処理を終了する旨の情報を、処理回路25へ出力する。処理回路25は、ガイド処理を終了する旨の情報を入力回路21から受け付けた場合に、ガイド処理を終了すると判定し(ステップS209肯定)、ガイド処理を終了する。一方、処理回路25は、ガイド処理を終了すると判定するまで(ステップS209否定)、ステップS203の処理へ移行し、ステップS203~ステップS208の処理を繰り返し実行する。
なお、図8に示した処理手順はあくまで一例であり、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、上述した処理手順は、処理内容に矛盾が生じない範囲で適宜変更可能である。
また、図9に示した内容はあくまで一例であり、実施形態はこれに限定されるものではない。ディスプレイ22に表示される表示内容は、図9に示した内容に限らず、適宜変更可能である。例えば、図9では、ガイドワイヤ40の先端方向に応じた画素値が、レンダリング画像80に描出される場合を説明したが、X線画像99に描出されても良い。つまり、X線画像99上の経路51に対応する位置に、ガイドワイヤ40の先端方向に応じた画素値が割り当てられても良い。
また、例えば、出力制御機能25Eは、血管モデルを表示してもよい。ここで、血管モデルとは、例えば、図5A~図7に示したような血管肢のイラストである。血管モデルには、例えば、ガイドワイヤ40の進行方向を示す矢印(例えば、矢印61)や、プラーク60等、図5A~図7にて説明した各腫のオブジェクトが描出可能である。
上述したように、第1の実施形態に係るX線診断装置100において、抽出機能25Aは、先端部42が湾曲したガイドワイヤ40を挿入するための経路の決定に用いられた3次元医用画像データから、ガイドワイヤ40を挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する。また、決定機能25Bは、特徴部位に基づいて、経路上の各位置において、先端部42の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定する。また、出力制御機能25Eは、経路上の各位置における先端方向を含む経路情報を出力する。これによれば、X線診断装置100は、カテーテルの誘致を支援することができる。
例えば、X線診断装置100は、冠動脈などのように、分岐が複雑であり、かつ、細い血管にカテーテルを誘致する場合においても、ガイドワイヤ40の現在の先端位置に応じた先端方向を提示することができる。このため、操作者は、進行方向の血管肢が画像上で見え難かったとしても、正しい進行方向へカテーテルを挿入することができる。また、操作者は、画像上でプラークや薄い部分が見え難かったとしても、それらを避けてカテーテルを誘致することができる。したがって、操作者は、目標部位へのカテーテルの誘致をより短時間で行えることが可能となるので、X線の被爆量や造影剤の投与量を低減させることができる。
(第1の実施形態の変形例1)
本実施形態は、上述した実施形態以外にも、種々の形態にて実現可能である。例えば、図8にて説明したステップS205~208の処理は、必ずしも実行されなくてもよい。この場合、図9において、マーカ86とマーカ96が表示されない。しかしながら、操作者は、X線画像99上でガイドワイヤ40の現在の先端位置を把握することができるので、X線画像99とレンダリング画像80とを照らし合わせることにより、レンダリング画像80上での現在の先端位置も概ね把握することができる。そして、操作者は、レンダリング画像80上での現在の先端位置に応じた画素値を把握することができるので、カラースケール画像90を参照することで、その画素値に応じた現在の先端方向も把握することができる。なお、この場合、X線診断装置100は、検出機能25C及び位置合わせ機能25Dを有していなくても良い。
(第1の実施形態の変形例2)
また、例えば、X線診断装置100は、検出された現在の先端方向を適切な先端方向へ向けるためのガイドワイヤ40の回転方向を、カラースケール画像90上に表示させてもよい。
例えば、出力制御機能25Eは、検出された現在の先端方向と、経路情報に含まれる先端方向との違いに基づいて、ガイドワイヤ40を回転させる回転方向を示すマーカをカラースケール画像90上に表示させる。具体的には、出力制御機能25Eは、経路情報から読み出した先端位置に対応する先端方向(角度)から、検出機能25Cにより検出された現在の先端方向(角度)を差分することで、回転角度を算出する。出力制御機能25Eは、算出した回転角度の符号(正負)に基づいて、回転方向を決定する。
なお、決定機能25Bは、ガイドワイヤ40の回転により、ガイドワイヤ40がプラークや血管壁の薄い部分に当たってしまう場合には、ガイドワイヤ40の先端部及び当該先端の背側部分がプラーク又は血管壁の薄い部分に当たらないように、ガイドワイヤ40を回転させる回転方向を決定してもよい。また、決定機能25Bは、ガイドワイヤ40がプラークや血管壁の薄い部分に当たらない場合には、先端方向を回転させる角度が小さくなるように、回転方向を決定すればよい。
(第2の実施形態)
例えば、第2の実施形態では、レンダリング画像80に描出される心臓が、被検体Pの心拍に伴って拍動しているかのように表示することが可能である。
例えば、第2の実施形態に係るX線診断装置100において、処理回路25は、時系列に沿った複数のボリュームデータを撮像するダイナミックボリュームスキャン(「ダイナミックスキャン」とも称される)により収集された4次元CT画像データ(「4DCT画像データ」とも称される)を、X線CT装置から取得する。ここで、4次元CT画像データは、少なくとも1心拍分に対応する複数時相のCT画像データを含む画像データである。
そして、処理回路25は、4次元CT画像データに含まれる複数時相のCT画像データ同士の間で、位置合わせを行う。これにより、処理回路25は、複数時相のCT画像データのうち、一時相のCT画像データを用いて経路情報が決定されれば、他の時相のCT画像データに対しても決定された経路情報を適用することができる。つまり、処理回路25は、複数時相のレンダリング画像のそれぞれにおいて、経路上の各位置に対してガイドワイヤ40の先端方向に応じた画素値を割り当てることができる。
そして、出力制御機能25Eは、少なくとも1心拍分に対応する複数時相の3次元医用画像データそれぞれから生成される複数時相のレンダリング画像を、被検体Pの心電信号に応じて切り替えながら表示させる。例えば、出力制御機能25Eは、X線診断装置100に接続された心電計から心電信号を受信する。そして、出力制御機能25Eは、受信した心電信号を解析し、現在の心時相を特定する。そして、出力制御機能25Eは、特定した心時相に対応するCT画像データのレンダリング画像を、ディスプレイ22に表示させる。なお、いずれの時相のレンダリング画像が表示されたとしても、そのレンダリング画像の経路上の各位置に対して、ガイドワイヤ40の先端方向に応じた画素値が割り当てられている。これにより、出力制御機能25Eは、図9に示したレンダリング画像80に描出される心臓を、被検体Pの心拍に伴って拍動しているかのように表示することが可能となる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてもよい。
(カテーテルの利用)
上記の実施形態では、ガイドワイヤ40の先端方向を決定したり、ガイドワイヤ40の先端方向を提示したりする場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、X線診断装置100は、カテーテルの先端方向を定義可能な場合には、カテーテルの先端方向を決定したり、カテーテルの先端方向を提示したりすることも可能である。
(カテーテルの利用例1)
例えば、予め先端部が湾曲した形状を有するタイプのカテーテル(例えば、ガイディングカテーテル)が知られている。このカテーテルは、上述したガイドワイヤ40と同様に先端方向を定義することができる。例えば、カテーテルの中心軸に対して先端部が存在している方向を、先端方向を定義する。
X線診断装置100は、予め先端部が湾曲した形状を有するタイプのカテーテルが利用される場合において、経路推定処理及びガイド処理を実行する。なお、ここで実行される経路推定処理及びガイド処理は、ガイドワイヤ40に代えてカテーテルが利用される点を除き、上述した経路推定処理及びガイド処理と同様である。
これにより、操作者は、予め先端部が湾曲した形状を有するタイプのカテーテルが利用される場合において、カテーテルの湾曲した先端部をどの方向に向けるのが適切であるかを把握することができる。
(カテーテルの利用例2)
また、被検体内で先端部を自在に湾曲可能なタイプのカテーテルが知られている。このカテーテルは、先端部の湾曲後の方向を先端方向として定義することができる。例えば、決定機能25Bは、先端方向として、先端部の湾曲後の方向を決定する。具体的には、決定機能25Bは、湾曲後において、カテーテルの中心軸に対して先端部が存在している方向を、先端方向を定義する。
X線診断装置100は、被検体内で先端部を自在に湾曲可能なタイプのカテーテルが利用される場合において、経路推定処理及びガイド処理を実行する。なお、ここで実行される経路推定処理及びガイド処理は、ガイドワイヤ40に代えてカテーテルが利用される点を除き、上述した経路推定処理及びガイド処理と同様である。
例えば、X線診断装置100は、ガイド処理の結果、図9に例示した表示画面と同様の表示画面をディスプレイ22に表示させる。図9に示す例では、現在の先端位置を示すマーカ86は、部分領域83上に存在する。この部分領域83の画素値は、カラースケール画像90の部分領域93の画素値と同程度である。これにより、操作者は、現在の先端位置において適切なカテーテルの先端方向が、部分領域93により示される方向(図中の右方向)であると把握することができる。この場合、操作者は、カテーテルの先端を、右方向に湾曲させる。
これにより、操作者は、被検体内で先端部を自在に湾曲可能なタイプのカテーテルが利用される場合において、カテーテルの先端部をどの方向に湾曲させるのが適切であるかを把握することができる。
(カテーテルの利用例3)
また、被検体内で先端部を所定方向にのみ湾曲可能なタイプのカテーテルが知られている。このカテーテルは、先端部の湾曲後の方向を先端方向として定義することができる。例えば、決定機能25Bは、先端方向として、先端部の湾曲後の方向を決定する。具体的には、決定機能25Bは、湾曲後において、カテーテルの中心軸に対して先端部が存在している方向を、先端方向を定義する。
X線診断装置100は、被検体内で先端部を所定方向にのみ湾曲可能なタイプのカテーテルが利用される場合において、経路推定処理及びガイド処理を実行する。なお、ここで実行される経路推定処理及びガイド処理は、ガイドワイヤ40に代えてカテーテルが利用される点を除き、上述した経路推定処理及びガイド処理と同様である。
例えば、X線診断装置100は、ガイド処理の結果、図9に例示した表示画面と同様の表示画面をディスプレイ22に表示させる。図9に示す例では、現在の先端位置を示すマーカ86は、部分領域83上に存在する。この部分領域83の画素値は、カラースケール画像90の部分領域93の画素値と同程度である。これにより、操作者は、現在の先端位置において適切なカテーテルの先端方向が、部分領域93により示される方向(図中の右方向)であると把握することができる。この場合、操作者は、右方向に湾曲可能になるようにカテーテルを軸回転させてから、カテーテルの先端を右方向に湾曲させる。
これにより、操作者は、被検体内で先端部を所定方向にのみ湾曲可能なタイプのカテーテルが利用される場合において、カテーテルの先端部をどの方向に湾曲させるのが適切であるかを把握することができる。
(医用情報処理システム)
例えば、上述した実施形態にて説明した各種の処理機能は、医用情報処理システムに適用可能である。
図10を用いて、その他の実施形態に係る医用情報処理システム200の構成の一例を説明する。図10は、その他の実施形態に係る医用情報処理システム200の構成の一例を示すブロック図である。
図10に示すように、医用情報処理システム200は、X線診断装置100と、医用画像処理装置30とを備える。X線診断装置100及び医用画像処理装置30は、ネットワークを介して相互に通信可能に接続される。
X線診断装置100において、処理回路25は、例えば、検出機能25Cと、位置合わせ機能25Dと、出力制御機能25Eとを実行する。検出機能25C、位置合わせ機能25D、及び出力制御機能25Eは、第1の実施形態にて説明した検出機能25C、位置合わせ機能25D、及び出力制御機能25Eと同様であるので、説明を省略する。また、X線診断装置100は、処理回路25以外の構成については、図1に示したX線診断装置100の構成と同様であるので説明を省略する。
医用画像処理装置30は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション等の情報処理装置、又は、X線CT装置に含まれるコンソール装置等の医用画像診断装置の制御装置に対応する。医用画像処理装置30は、入力回路31、ディスプレイ32、記憶回路33、及び処理回路34を備える。入力回路31、ディスプレイ32、記憶回路33、及び処理回路34は、相互に通信可能に接続される。
入力回路31は、マウス、キーボード、タッチパネル等、操作者からの各種の指示や設定要求を受け付けるための入力装置である。ディスプレイ32は、医用画像を表示したり、操作者が入力回路31を用いて各種設定要求を入力するためのGUIを表示したりする表示装置である。
記憶回路33は、例えば、NAND(Not AND)型フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)であり、医用画像データやGUIを表示するための各種のプログラムや、当該プログラムによって用いられる情報を記憶する。
処理回路34は、医用画像処理装置30における処理全体を制御する電子機器(プロセッサ)である。処理回路34は、抽出機能34Aと、決定機能34Bと、出力制御機能34Cとを実行する。処理回路34が実行する各処理機能は、例えば、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路33内に記録されている。処理回路34は、各プログラムを読み出し、実行することで読み出した各プログラムに対応する機能を実現する。
例えば、抽出機能34Aは、図1に示した抽出機能25Aと基本的に同様の処理を実行可能である。つまり、抽出機能34Aは、先端部42が湾曲したガイドワイヤ40を挿入するための経路の決定に用いられた3次元医用画像データから、ガイドワイヤ40を挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する。また、決定機能34Bは、図1に示した決定機能25Bと基本的に同様の処理を実行可能である。つまり、決定機能34Bは、特徴部位に基づいて、経路上の各位置において、先端部42の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定する。また、出力制御機能34Cは、図1に示した出力制御機能25Eと基本的に同様の処理を実行可能である。つまり、出力制御機能34Cは、経路上の各位置におけるガイドワイヤ40の先端方向を含む経路情報を記憶回路24に格納する。
つまり、医用画像処理装置30は、抽出機能34A、決定機能34B、及び出力制御機能34Cにより、図3に示した経路推定処理を実行する。そして、医用画像処理装置30は、経路推定処理により決定した経路情報を、X線診断装置100へ送信する。X線診断装置100は、医用画像処理装置30により送信された経路情報に基づいて、図8に示したガイド処理を実行する。これにより、医用情報処理システム200は、カテーテルの誘致を支援することができる。
(造影剤量に応じた経路の決定)
また、例えば、ステップS103では、目標部位に応じて経路が一意に決定される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、冠動脈では、狭窄などの影響によって血管の迂回路が形成された結果、目標部位へ通ずる経路が複数存在する場合が考えられる。このような場合には、処理回路25は、それぞれの経路において造影剤の使用量を算出し、造影剤の使用量が少ない経路を決定しても良い。この場合、処理回路25は、各経路に含まれる血管肢の太さ及び長さをCT画像データから算出し、太さ×長さによって各経路の血管体積を求めることにより、造影剤の使用量を算出する。
(仮想内視鏡表示との組み合わせ)
また、例えば、仮想内視鏡表示と組み合わせることができる。
例えば、出力制御機能25Eは、CT画像データに基づいて、先端位置を視点として管腔内を投影した投影画像データを生成する。具体的には、出力制御機能25Eは、検出機能25Cにより検出された先端位置を視点とし、ガイドワイヤ40の進行方向を視線方向とした投影により、投影画像データを生成する。そして、出力制御機能25Eは、生成した投影画像データを、図9に示したカラースケール画像90の内周側に表示させる。具体的には、出力制御機能25Eは、投影画像データを、リング状の領域91の内周側に重畳表示させる。これにより、操作者は、ガイドワイヤ40の先端位置から進行方向を内視鏡で見たかのような画像を閲覧することができる。また、操作者は、投影画像上で適切な先端方向を示すマーカ96を閲覧することができるので、適切な先端方向を容易に把握することが可能となる。
(バイプレーン撮像方式の利用)
また、上記の実施形態では、3次元医用画像データ(CT画像データ)を利用する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、バイプレーン(Bi-plane)撮像方式を用いて撮像されたバイプレーン画像データを利用しても良い。
例えば、X線診断装置100は、バイプレーン画像データとして、Frontal側画像データ及びLateral側画像データを撮像する。そして、X線診断装置100は、Frontal側画像データ及びLateral側画像データを用いて、上述した経路推定処理及びガイド処理を実行する。これにより、X線診断装置100は、カテーテルの誘致を支援することができる。
なお、必ずしもFrontal側画像データ及びLateral側画像データに限定されるものではない。例えば、X線診断装置100は、投影方向が互いに異なる複数の投影画像データを用いて、上述した経路推定処理及びガイド処理を実行することができる。
なお、本実施形態においては、単一の処理回路25にて、以下に説明する各処理機能が実現されるものとして説明するが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路24に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路24にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。更に、各図における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。更に、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上述した実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の一部を手動的に行なうこともでき、或いは、手動的に行なわれるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行なうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、上述した実施形態で説明した画像処理方法は、予め用意された画像処理プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この画像処理方法は、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この画像処理方法は、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
また、上記の実施形態及び変形例において、リアルタイムとは、処理対象となる各データが発生するたびに、即時に各処理を行うことを意味する。例えば、リアルタイムで画像を表示する処理は、被検体が撮像される時刻と画像が表示される時刻とが完全に一致する場合に限らず、画像処理などの各処理に要する時間によって画像がやや遅れて表示される場合を含む概念である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、カテーテルの誘致を支援することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 X線診断装置
20 コンソール装置
25 処理回路
25A 抽出機能
25B 決定機能
25C 検出機能
25D 位置合わせ機能
25E 出力制御機能

Claims (21)

  1. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する抽出部と、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端方向を決定する決定部と、
    前記経路上の各位置における前記先端方向を含む経路情報を出力する出力制御部と
    を備える、X線診断装置。
  2. 前記手術デバイスは、軸に対して先端部が湾曲したガイドワイヤ又はカテーテルであり、
    前記決定部は、前記先端方向として、前記先端部の湾曲形状に応じて定義される軸回転の角度を決定する、
    請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記手術デバイスは、軸に対して先端部を被検体内で自在又は所定方向に湾曲可能なカテーテルであり、
    前記決定部は、前記先端方向として、前記被検体内で前記先端部が湾曲された場合の前記先端部の湾曲後の方向を決定する、
    請求項1に記載のX線診断装置。
  4. 前記先端方向は、前記手術デバイスの先端部に連なる主軸部が伸びる方向に対して交わる方向である、
    請求項1に記載のX線診断装置。
  5. 前記出力制御部は、
    前記経路情報として、前記経路上の各位置に対して前記先端方向に応じた画素値が割り当てられた前記医用画像データのレンダリング画像を表示させるとともに、
    前記画素値に応じた方向を示す方向スケールを表示させる、
    請求項1~4のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  6. X線画像を生成する生成部を更に備え、
    前記出力制御部は、前記レンダリング画像及び前記方向スケールとともに、前記X線画像を表示させる、
    請求項5に記載のX線診断装置。
  7. 前記X線画像から、被検体に挿入されている手術デバイスの先端位置を検出する検出部と、
    前記X線画像と、前記医用画像データとの位置合わせを行う位置合わせ部と
    を更に備え、
    前記出力制御部は、前記位置合わせの結果に基づいて、前記レンダリング画像において前記先端位置に対応する位置に、前記先端位置を示すマーカを表示させる、
    請求項6に記載のX線診断装置。
  8. 前記検出部は、更に、前記X線画像から、前記被検体に挿入されている手術デバイスの現在の先端方向を検出し、
    前記出力制御部は、検出された前記現在の先端方向を示すマーカを前記方向スケール上に表示させる、
    請求項7に記載のX線診断装置。
  9. 前記出力制御部は、検出された前記現在の先端方向と、前記経路情報に含まれる前記先端方向との違いに基づいて、前記手術デバイスを回転させる回転方向を示すマーカを前記方向スケール上に表示させる、
    請求項8に記載のX線診断装置。
  10. 前記出力制御部は、前記方向スケール上に、前記特徴部位の模式図を表示させる、
    請求項5~のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  11. 前記特徴部位は、前記手術デバイスが挿入される血管の分岐部及び湾曲部、血管内に形成された構造物、並びに、血管壁の薄い部分のうち、少なくとも一つである、
    請求項1~10のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  12. 前記決定部は、前記特徴部位として前記分岐部又は前記湾曲部が抽出された場合には、前記手術デバイスの先端が進行方向に向くように、前記先端方向を決定する、
    請求項11に記載のX線診断装置。
  13. 前記決定部は、前記特徴部位として前記構造物又は前記血管壁の薄い部分が抽出された場合には、前記手術デバイスが前記構造物又は前記血管壁の薄い部分に当たらないように、前記先端方向を決定する、
    請求項11又は12に記載のX線診断装置。
  14. 前記出力制御部は、少なくとも1心拍分に対応する複数時相の前記医用画像データそれぞれから生成される複数時相のレンダリング画像を、被検体の心電信号に応じて切り替えながら表示させる、
    請求項1~13のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  15. 前記医用画像データは、3次元の画像データ、又は、投影方向が互いに異なる複数の投影画像データである、
    請求項1~14のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  16. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する抽出部と、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定する決定部と、
    前記経路上の各位置における前記先端方向を含む経路情報を出力する出力制御部と
    を備える、医用画像処理装置。
  17. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出する抽出部と、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定する決定部と
    を備える、医用画像処理装置と、
    前記経路上の各位置における前記先端方向を含む経路情報を出力する出力制御部を備える、X線診断装置と
    を含む、医用画像処理システム。
  18. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を抽出し、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状に応じて定義される先端方向を決定し、
    前記経路上の各位置における前記先端方向を含む経路情報を出力する
    各処理をコンピュータに実行させる、医用画像処理プログラム。
  19. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を、前記特徴部位の画像上の特徴情報に基づいて抽出する抽出部と、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状又は湾曲後の形状に応じて定義される軸回転の角度である好適な先端方向を決定する決定部と、
    経路情報として、前記経路上の各位置における前記軸回転の角度を出力する出力制御部と
    を備える、X線診断装置。
  20. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を、前記特徴部位の画像上の特徴情報に基づいて抽出する抽出部と、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状又は湾曲後の形状に応じて定義される軸回転の角度である好適な先端方向を決定する決定部と、
    経路情報として、前記経路上の各位置における前記軸回転の角度を出力する出力制御部と
    を備える、医用画像処理装置。
  21. 手術デバイスを挿入するための経路の決定に用いられた医用画像データから、前記手術デバイスを挿入する上での制約となる管腔内の特徴部位を、前記特徴部位の画像上の特徴情報に基づいて抽出する抽出部と、
    前記特徴部位に基づいて、前記経路上の各位置において、前記手術デバイスの先端部の湾曲形状又は湾曲後の形状に応じて定義される軸回転の角度である好適な先端方向を決定する決定部と
    を備える、医用画像処理装置と、
    経路情報として、前記経路上の各位置における前記軸回転の角度を出力する出力制御部を備える、X線診断装置と
    を含む、医用画像処理システム。
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