WO2023162888A1 - 光学装置及び測距装置 - Google Patents

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Abstract

光学装置を小型化する。光学装置(50)は、光源部(40)と、第1のレンズ(31)と、第2のレンズ(30)と、受光素子(10)と、導光部(20)とを有する。光源部(40)は、出射光を出射する。第1のレンズ(31)は、出射光を射出する。第2のレンズ(30)は、第1のレンズ(31)により射出された出射光を対象物に投光するとともに当該投光された出射光が対象物に反射された反射光を射出する。受光素子(10)は、第2のレンズ(30)により射出された反射光を受光する。導光部(20)は、第1のレンズ(31))により射出された出射光を第2のレンズ(30)に導光しながら、第2のレンズ(30)により射出された反射光を導光して第1のレンズ(31)により射出された出射光と略平行な方向に受光素子(10)に対して出射する。

Description

光学装置及び測距装置
 本開示は、光学装置及び測距装置に関する。
 ToF(Time of Flight)法により対象物までの距離を測定する測距装置が使用されている。この測距装置は、対象物に光を照射し、対象物により反射される反射光を受光して光の飛行時間を計測することにより対象物までの距離を測定する装置である。このような測距装置として、例えば、出射光を投光する投光部及び対象物からの反射光を受光する受光部を備え、出射光の投光から反射光の受光までの時間を計測する測距システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
 この測距システムは、広視野領域の測距を出射光の投光及び反射光の受光を共通の光路を介して行う。具体的には、共通の光路となる広角レンズを介して出射光を投光し、当該広角レンズを介して反射光を受光する。広角レンズに隣接してビームスプリッタが配置される。このビームスプリッタは、広角レンズに出射光を導光する光路と広角レンズからの反射光を導光する光路とを分岐するものである。このビームスプリッタにより出射光及び反射光のそれぞれの光路は90度異なる方向に分岐される。
特開2020-153798号公報
 しかしながら、上記の従来技術では、出射光及び反射光が分岐されるため、投光部及び受光部が離れた位置に配置されるという問題がある。このため、上記の従来技術では、装置が大型化するという問題がある。
 そこで、本開示では、装置を小型化する光学装置及び測距装置を提案する。
 本開示に係る光学装置は、光源部と、第1のレンズと、第2のレンズと、受光素子と、導光部とを有する。光源部は、出射光を出射する。第1のレンズは、上記出射光を射出する。第2のレンズは、上記第1のレンズにより射出された上記出射光を対象物に投光するとともに当該投光された上記出射光が上記対象物に反射された反射光を射出する。受光素子は、上記第2のレンズにより射出された上記反射光を受光する。導光部は、上記第1のレンズにより射出された上記出射光を上記第2のレンズに導光しながら、上記第2のレンズにより射出された上記反射光を導光して上記受光素子に出射するとともに上記第1のレンズにより射出された上記出射光と略平行な方向に上記反射光を上記出射する。
 本開示に係る測距装置は、光源部と、第1のレンズと、第2のレンズと、受光素子と、導光部と、測距部とを有する。光源部は、出射光を出射する。第1のレンズは、上記出射光を射出する。第2のレンズは、上記第1のレンズにより射出された上記出射光を対象物に投光するとともに当該投光された上記出射光が上記対象物に反射された反射光を射出する。受光素子は、上記第2のレンズにより射出された上記反射光を受光する。導光部は、上記第1のレンズにより射出された上記出射光を上記第2のレンズに導光しながら、上記第2のレンズにより射出された上記反射光を導光して上記受光素子に出射するとともに上記第1のレンズにより射出された上記出射光と略平行な方向に上記反射光を上記出射する。測距部は、上記反射光に基づいて上記受光素子により生成される画像信号に基づいて上記対象物までの距離を測定する。
本開示の実施形態に係る測距装置の構成例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る光源部の構成例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る測距方法の一例を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る光学装置の他の構成例を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る光源部の構成例を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る測距方法の一例を示す図である。 本開示の第4の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。 本開示の第4の実施形態に係る出射光偏光方向変更部及び反射光偏光方向変更部の構成例を示す図である。 本開示の第5の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。 本開示の実施形態の変形例に係る光学装置の構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る光源駆動部の構成例を示す図である。 本開示の実施形態に係る光源部の構成例を示す図である。 受光素子の構成例を表すブロック図である。
 以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。説明は、以下の順に行う。なお、以下の各実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
1.第1の実施形態
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
6.変形例
7.光源駆動部及び光源部の構成例
8.受光素子の構成例
 (1.第1の実施形態)
 [測距装置の構成]
 図1は、本開示の実施形態に係る測距装置の構成例を示す図である。同図は、測距装置1の構成例を表すブロック図である。測距装置1は、対象物までの距離を測定する装置である。同図の測距装置1は、対象物801に出射光802を出射し、対象物801により反射された反射光803を受光する。その際、出射光802の出射から反射光803の受光までの時間である飛行時間を計時することにより、対象物801までの距離を測定することができる。
 測距装置1は、光学装置50と、光源駆動部2と、制御部3と、画像信号処理部4と、記憶部5とを備える。光学装置50は、光源部(光源部40)及び受光素子(受光素子10)を備えて出射光802の出射及び反射光803の受光を行うものである。光源駆動部2は、光学装置50の光源部40を駆動するものである。制御部3は、光源駆動部2及び光学装置50の受光素子10を制御するものである。画像信号処理部4は、受光素子10から出力される信号(画像信号)の処理を行うものである。この画像信号処理部4は、受光素子10から出力される画像信号から対象物801までの距離を検出し、距離データとして出力する。記憶部5は、画像信号処理部4における処理のデータ等を保持するものである。
 光学装置50は、光源部40と、第1のレンズ31と、導光部20と、第2のレンズ30と、受光素子10とを備える。
 光源部40は、出射光を出射するものである。この光源部40は、例えば、レーザダイオード等の光源を備え、光源駆動部2の制御に基づいて発光し、出射光として出射する。光源部40の構成の詳細については後述する。
 第1のレンズ31は、光源レンズであり、光源部40から出射された出射光を射出するレンズであるる。この第1のレンズ31は、光源部40からの出射光を、例えば、略平行光に射出する。第1のレンズ31により略平行光化された出射光は、導光部20に入射される。
 第2のレンズ30は、中間像レンズであり、第1のレンズ31により略平行光化された出射光を対象物に投光するとともに反射光を射出するレンズである。同図の第2のレンズ30は、出射光を略平行光に射出する場合の例を表したものである。また、同図の第2のレンズ30は、出射光を射出して投受光光学系80を介して対象物に投光する。同図に表したように、第2のレンズ30は、出射光802及び反射光803の共通の光路を構成する。
 導光部20は、第1のレンズ31により略平行光化された出射光を第2のレンズ30に導光しながら第2のレンズ30により略平行光化された反射光を導光して受光素子10に対して出射するものである。なお、導光部20は、第2のレンズ30により射出された出射光と略平行な方向に反射光を導光する。同図の点線の矢印は、導光部20における出射光及び反射光の導光の様子を表したものである。導光部20の構成の詳細については後述する。
 受光素子10は、第2のレンズ30により略平行光化された反射光を受光するものである。この受光素子10は、光電変換を行う光電変換部を有する画素(後述する画素100)が2次元行列状に配置されて構成されるものである。この光電変換部には、半導体基板に形成されたフォトダイオードを適用することができる。それぞれの画素100は、受光した反射光に基づいて画像信号を生成する。また、画素100は、生成した画像信号を画像信号処理部4に対して出力する。後述するように、受光素子10は、光源部40に隣接して配置される。受光素子10の構成の詳細については後述する。なお、受光素子10は、請求の範囲に記載の受光部の一例である。
 [光学装置の構成]
 図2は、本開示の第1の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。同図は、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図を使用して光学装置50の構成を説明する。同図の光学装置50には、投受光光学系80、偏光状態変更部60、第3のレンズ32、フィルタ70及び遮光膜92を更に備える。なお、同図の実線の矢印は光源部40から出射される出射光51を表す。また、同図の破線の矢印は反射光52を表す。
 投受光光学系80は、第2のレンズ30から投光される出射光を対象物に投光するとともに対象物からの反射光を受光するものである。同図の投受光光学系80は、レンズバレル89及び複数のレンズ88により構成される例を表したものである。この投受光光学系80を配置することにより、広視野領域の測距を行うことができる。なお、複数のレンズ88は、請求の範囲に記載のレンズ群の一例である。
 同図の導光部20は、プリズム21乃至23と、第2の分岐部25と、第1の分岐部24とを備える。
 第2の分岐部25は、プリズム21及び22の接合面に形成されて、出射光を反射するものである。同図に表したように、プリズム21及び22の接合面は、出射光の出射方向に対して45度の角度に形成される。このプリズム21及び22の接合面に配置された反射膜が第2の分岐部25を構成する。
 第1の分岐部24は、プリズム22及び23の接合面に形成されて、出射光及び反射光の一方を透過するとともに出射光及び反射光の他方を反射するものである。同図の第1の分岐部24は、第2の分岐部25により反射された出射光を第2のレンズ30の方向に反射し、対象物からの反射光を受光素子10の方向に透過する。プリズム22及び23の接合面は、出射光の出射方向に対して45度の角度に形成される。このプリズム22及び23の接合面に第1の分岐部24が配置される。
 第1の分岐部24は、例えば、偏光ビームスプリッタ(PBS:Polarizing Beam Splitter)により構成することができる。この偏光ビームスプリッタは、S偏光の光を反射するとともにP偏光の光を透過させるものである。この偏光ビームスプリッタを第1の分岐部24に使用することにより、第2の分岐部25により反射された出射光の内のS偏光の出射光が反射されて第2のレンズ30の方向に導光される。一方、P偏光の出射光は、第1の分岐部24を透過して遮光膜92により遮光される。
 同図の導光部20は、第2の分岐部25及び第1の分岐部24が出射光51を順に反射することにより導光し、第1の分岐部24が反射光52を透過することにより導光する。第1のレンズ31及び第2のレンズ30により導光部20を通過する出射光51及び反射光52は、略平行光となる。
 第3のレンズ32は、結像レンズであり、導光部20から出射される反射光52を受光素子10に射出するレンズである。なお、同図の第3のレンズ32、第2のレンズ30及び第1のレンズ31は、マイクロレンズアレイにより構成される例を表したものである。
 偏光状態変更部60は、出射光51を直線偏光から円偏光に変換するとともに反射光52を円偏光から直線偏光に変換するものである。この偏光状態変更部60は、例えば、1/4波長板により構成することができる。
 フィルタ70は、反射光52のうちの所定の波長の反射光52を透過するものである。このフィルタ70には、例えば、近赤外光バンドパスフィルタ等の赤外光を透過するフィルタを適用することができる。このフィルタ70は、導光部20及び受光素子10の間に配置することができる。フィルタ70を配置することにより、不要な環境光等を除去することができる。
 基板91は、光源部40及び受光素子10が配置される基板である。同図に表したように、光源部40及び受光素子10は、基板91の同一の面に隣接して配置される。
 遮光膜92は、導光部20からの迷光を遮光する膜である。
 光源部40から出射された出射光51は、導光部20の第2の分岐部25により反射されて第1の分岐部24に入射する。この第1の分岐部24により出射光51の内のS偏光の成分が再度反射されて第2のレンズ30に入射する。第2のレンズ30により射出された出射光51が、偏光状態変更部60により円偏光に変更されて投受光光学系80を介して出射される。その後、対象物により反射された反射光52が投受光光学系80により射出されて偏光状態変更部60に入射する。偏光状態変更部60により反射光52は、P偏光に変更される。このP偏光の反射光52が第2のレンズ30により略平行光化されて導光部20の第1の分岐部24に入射する。P偏光の反射光52は、第1の分岐部24を透過して受光素子10の方向に導光される。導光部20からの反射光52は、第3のレンズ32及びフィルタ70を介して受光素子10に入射する。受光素子10は、この反射光52に基づいて2次元的な距離情報を生成する。
 第1の分岐部24により反射されたS偏光の出射光は、偏光状態変更部60により円偏光に変更されて光学装置50から出射される。この円偏光の出射光は、略同量のP偏光及びS偏光の直線偏光成分を含む出射光である。このため、P偏光及びS偏光の何れかの反射率が極端に小さい表面を有する対象物であっても、反射光を得ることができ、測距を行うことができる。
 このように、導光部20により光源部40から出射光及び受光素子10に入射する反射光が平行な方向に導光される。これにより、光源部40及び受光素子10を隣接して配置することができる。例えば、光源部40及び受光素子10を同一の基板91に隣接して配置することができる。また、導光部20により、出射光及び反射光を分離するため、これらの光路の干渉を低減することができる。また、投受光光学系80を配置して出射光を投光するとともに反射光を射出することにより、広視野領域の測距を行うことができる。また、投受光光学系80及び第2のレンズ30を出射光及び反射光の共通の光路にすることができるため、出射光及び反射光の視野ずれの発生を防ぐことができる。距離に変化に応じた撮影像の位置ずれを防ぐことができる。
 また、導光部20の第1の分岐部24にビームスプリッタを使用することにより、出射光及び反射光の視差を略0にすることができる。このため、測定距離の変化に応じた受光素子10の面上におけるスポットずれの発生を防ぐことができる。また、導光部20の前後に第2のレンズ30と第1のレンズ31及び第3のレンズ32とを配置することにより出射光及び反射光を略平行光束の状態にするため、第1の分岐部24への入射角度の範囲を狭くすることができる。このため、第1の分岐部24において所定のS偏光反射率以上及びP偏光透過率以上を発揮する入射角度範囲より外側の入射角の光量を低減することができる。また、第1の分岐部24及び受光素子10に対して直交する方向に光を導光することができる。これにより、反射光等の斜めの入射を防ぐことができ、効率の低下を防ぐことができる。
 また、第1の分岐部24に偏光ビームスプリッタを使用することにより、外部の環境光のP偏光成分及びS偏光成分の比率が等しいと仮定した場合において、環境光をP偏光成分のみの50%に減衰することができる。このため、環境光に起因するノイズ成分を半減することができ、S/N比を向上させることが出来る。これにより、測距範囲を広くすることができる。
 光源部40の発光点(後述する発光素子41等)の直上に1対1に対応したマイクロレンズアレイにより構成される第1のレンズ31を配置するため、各発光点からの主光線は光源部40の光源面に垂直に出射される。光源部40の光源ピッチと第1のレンズ31のピッチとを等しくすることができる。また、第1のレンズ31の各レンズと1対1に対応するマイクロレンズアレイである第2のレンズ30を配置する。この第2のレンズ30は、第1のレンズ31と等しいピッチに構成される。また、この第2のレンズ30の各レンズと1対1に対応したマイクロレンズアレイにより構成される第3のレンズ32を更に配置する。これにより、第2のレンズ30及び第3のレンズ32のピッチは等しくなる。これにより、光源部40、第1のレンズ31、第2のレンズ30、第3のレンズ32及び受光素子10の射出点はそれぞれ1対1のピッチやサイズとなる。そのため、光源領域と受光素子上の受光領域を略等しい大きさにすることができる。
 なお、光学装置50の構成は、この例に限定されない。例えば、第1のレンズ31、第2のレンズ30及び第3のレンズ32をマイクロレンズアレイ以外の部材により構成することができる。例えば、第1のレンズ31等をウェハーレベルレンズ(Wafer Level Lens)により構成することができる。ウェハーレベルレンズを使用することにより、より薄く小さいレンズを低コストにて作製することができる。
 また、第2のレンズ30等を軸ずらしレンズにより構成することもできる。この軸ずらしレンズは、光源部40から出射光等の主光線(中央光線)とレンズの光軸が不一致に構成されるレンズである。この軸ずらしレンズを使用することにより、光源部40からの光を略平行光に屈折させながら光軸に対して所定の角度の主光線を有する出射光にすることができる。この場合、第1のレンズ31及び第2のレンズ30を異なるピッチに構成することができる。これにより、光源部40の発光領域と受光素子10の受光領域とを異なるサイズに構成することができる。第1のレンズ31等の倍率を調整することにより、サイズが異なる光源部40及び受光素子10を使用することができる。
 [光源部の構成]
 図3は、本開示の第1の実施形態に係る光源部の構成例を示す図である。同図は、光源部40の構成例を表す平面図である。光源部40は、複数の発光素子41及び42が2次元に配置されて構成されたものである。発光素子41及び42は、例えば、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)により構成することができる。
 なお、発光素子41等としてフォトニック結晶レーザ使用することもできる。フォトニック結晶レーザは、上部電極と、下部電極と、上部電極及び下部電極の間に配置される活性層及びフォトニック結晶層とを有する面発光型のレーザである。このフォトニック結晶レーザは、活性層により生成される光波をフォトニック結晶により共振させるレーザである。このフォトニック結晶は、発振波長と同程度の周期の2次元屈折率分布を有する光ナノ構造を有するものである。フォトニック結晶の光ナノ構造として、格子構造を採ることができる。この格子構造には、例えば、2次元格子状に配列された複数の穴を有する構造が該当する。この格子構造を調整することにより、レーザ光の偏光方向を変えることができる。例えば、上述の発光素子41及び42においてフォトニック結晶の格子構造(孔の形状や間隔等)を変えることにより、発光素子41及び42の出射光の偏光方向を異なる方向(直交する方向)に調整することができる。すなわち発光素子41及び42は、共通の面発光型のレーザに形成され、フォトニック結晶の格子構造が異なる構成となる。
 また、レーザダイオードに偏光フィルタを配置して偏光方向を揃えた発光素子を使用することもできる。この偏光フィルタには、例えば、偏光変換器(PLC:Polarization Converter)やメタサーフェス(Meta-Surface)技術を用いた偏光子を適用することができる。例えば、発光素子41にP偏光の偏光フィルタを配置し、発光素子42にS偏光の偏光フィルタを配置する。すなわち、発光素子41及び42は、光源であるレーザダイオードに付加される偏光フィルタが異なる構成となる。これにより、発光素子41にP偏光の光を出射させ、発光素子42にS偏光の光を出射させることができる。同図の光源部40は、発光素子41及び42が市松模様状に配置される例を表したものである。
 なお、同図は、発光素子41及び42を1つのVCSELにより構成する場合を想定したものである。これに対し、光源部40に複数のVCSELを有する区画を市松模様状に配置する構成を適用することもできる。この場合、区画毎にP偏光及びS偏光に区分されて構成される。
 前述のように、光源部40は、光源駆動部2により駆動される。光源駆動部2は、光源部40の発光素子41及び42を同時に発光させることができる。また、光源駆動部2は、発光素子41及び42の何れかを発光させることもできる。なお、発光素子41は、請求の範囲に記載のP偏光出射部の一例である。発光素子42は、請求の範囲に記載のS偏光出射部の一例である。
 [測距方法]
 図4は、本開示の第1の実施形態に係る測距方法の一例を示す図である。同図は、測距装置1における測距方法の一例を表す流れ図である。まず、光源部40が出射光を出射する(ステップS100)。次に、受光素子10が反射光を受光し(ステップS101)、画像信号を生成する(ステップS102)。次に、画像信号処理部4が対象物までの距離を測定する(ステップS103)。この際、画像信号処理部4は、測距情報から対象物の表面形状を取得する。次に、画像信号処理部4は、対象物の面の法線方向を算出する(ステップS104)。この面の法線方向から、前記対象物への入射角を検出することができる。次に、画像信号処理部4は、画像信号に基づいて対象物の面毎の反射情報を生成する(ステップS105)。更に物体のP偏光とS偏光の反射率が既知の情報である場合には、物体の表面状態を推定することが可能となる。次に、画像信号処理部4は、反射情報を出力する(ステップS106)。
 [光学装置の他の構成]
 図5は、本開示の第1の実施形態に係る光学装置の他の構成例を示す図である。同図は、図3と同様に、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図の光学装置50は、投受光光学系80及び第2のレンズ30が光源部40の直上に配置される点で、図3の光学装置50と異なる。
 同図の導光部20は、第1の分岐部24及び第2の分岐部25の位置が図3の導光部20と異なる。光源部40からの出射光51は、第1のレンズ31を介して第1の分岐部24に入射する。この入射した出射光51の内のP偏光の出射光が第1の分岐部24を透過して導光部20から出射される。この出射光51は、偏光状態変更部60により円偏光に変更されて対象物に投光される。一方、反射光52は、偏光状態変更部60によりS偏光に偏光されて第1の分岐部24に入射する。このS偏光の反射光は、第1の分岐部24により反射されて第2の分岐部25に到達し、第2の分岐部25により更に反射されて受光素子10に入射する。
 同図の導光部20は、第1の分岐部24が出射光を透過させることにより導光し、第1の分岐部24及び第2の分岐部25が反射光を順に反射することにより導光する。第1のレンズ31及び第2のレンズ30により導光部20を通過する出射光51及び反射光52は、略平行光となる。
 なお、導光部20は、投受光光学系80と光源部40及び受光素子10が実装された基板91との間に配置される。また、導光部20は、基板91の鉛直方向からの平面視において光源部40及び受光素子10と重なる位置に配置される。投受光光学系80は、基板91の鉛直方向からの平面視において光源部40及び受光素子10の何れか一方と重なる位置に配置される。導光部20の基板91に近い面を第1面、この第1面の反対側の面を第2面とする。導光部20は、光源部40からの出射光を第1面から第2面に導光し、投受光光学系80から入射光を第2面から第1面に導光すると捉えることもできる。
 このように、本開示の第1の実施形態の光学装置50は、共通の光学系を通過する出射光及び反射光を分岐させるとともに平行な方向に導光する導光部20を備える。これにより、出射光を出射する光源部40及び反射光を受光する受光素子10を隣接して配置することができ、光学装置50を小型化することができる。
 (2.第2の実施形態)
 上述の第1の実施形態の光学装置50は、発光素子41及び42を有する光源部40を備えていた。これに対し、本開示の第2の実施形態の光学装置50は、補正光源を有する光源部40を備える点で、上述の第1の実施形態と異なる。
 [測距装置の構成]
 図6は、本開示の第2の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。同図は、図2と同様に、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図の光学装置50は、補正光源を有し、反射膜93を更に備える点で、図2の光学装置50と異なる。
 同図の光源部40は、補正光源(後述する発光素子43)を備える。同図の一点鎖線の矢印は、補正光源から出射される参照光を表す。この参照光は、導光部20を構成するプリズム21乃至23のずれを検出するための出射光である。
 反射膜93は、参照光を反射するとともに偏光状態を変換するものである。光源部40から出射された参照光は、第2の分岐部25により反射されて第1の分岐部24に到達する。この参照光の内のP偏光の参照光が第1の分岐部24を透過して反射膜93に到達する。反射膜93に到達した参照光は、S偏光に変換されるとともに第1の分岐部24の方向に反射される。この反射されたS偏光の参照光は、第1の分岐部24により反射されて受光素子10に入射し、参照光情報が生成される。この参照光情報には、例えば、参照光に基づいて生成される画像が該当する。この参照光情報に基づいて、プリズム21乃至23のずれを検出することができる。製造時において、検出したずれに基づいてプリズム21乃至23を調整することにより、位置ずれを補正することができる。また、経時的なプリズムの位置ずれも参照光情報から検出することが出来るため、製造後に生じた出射光及び反射光の受光素子10の面上におけるスポットずれを補正することも出来る。
 なお、参照光を距離の測定における時間調整に適用することもできる。参照光は光学装置50内部を伝播するため、参照光の飛行時間が一定となる。この参照光の飛行時間に基づいて時間調整を行うことができる。
 [光源部の構成]
 図7は、本開示の第2の実施形態に係る光源部の構成例を示す図である。同図は、光源部40の構成例を表す平面図である。同図の光源部40は、中央部に複数の発光素子41が2次元に配置され、周縁部に発光素子43が配置される。この発光素子43は、P偏光の光を出射する。この発光素子43は、上述の補正光源を構成する。
 これ以外の測距装置1の構成は本開示の第1の実施形態における測距装置1の構成と同様であるため、説明を省略する。
 このように、本開示の第2の実施形態の光学装置50は、光源部40に補正光源を配置することにより、導光部20のプリズム21乃至23の補正を行うことができる。また、補正光源の出射光により距離の測定における時間調整を行うこともできる。
 (3.第3の実施形態)
 上述の第1の実施形態の光学装置50は、投受光光学系80を備えていた。これに対し、本開示の第3の実施形態の光学装置50は、出射光の光学系を更に備える点で、上述の第1の実施形態と異なる。
 [測距装置の構成]
 図8は、本開示の第3の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。同図は、図2と同様に、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図の光学装置50は、投光光学系81、第4のレンズ33及び偏光状態変更部61を更に備える点で、図2の光学装置50と異なる。
 同図の導光部20は、第2の分岐部25及び第1の分岐部24の代わりに第3の分岐部26及び第4の分岐部27を備える。
 第3の分岐部26は、プリズム21及び22の接合面に形成されて、偏光方向に応じて出射光を透過方向及び反射方向に分岐させるものである。具体的には、第3の分岐部26は、P偏光の出射光51を透過させて第4のレンズ33及び投光光学系81の方向に導光し、S偏光の出射光51を第4の分岐部27の方向に反射する。第3の分岐部26は、第1の分岐部24と同様に偏光ビームスプリッタにより構成することができる。
 第4の分岐部27は、プリズム22及び23の接合面に形成されて、第3の分岐部26により反射方向に分岐された出射光を反射するとともに反射光を透過するものである。具体的には、第4の分岐部27は、第3の分岐部26により反射されたS偏光の出射光51を反射して第2のレンズ30及び投受光光学系80の方向に導光し、P偏光の反射光52を透過して受光素子10の方向に導光する。第4の分岐部27は、偏光ビームスプリッタにより構成することができる。
 第4のレンズ33は、中間像レンズであり、導光部20の第3の分岐部26を透過したP偏光の出射光51を射出するものである。同図の第4のレンズ33は、第1のレンズ31と同様にマイクロレンズアレイにより構成することができる。
 投光光学系81は、第4のレンズ33から投光される出射光を対象物に投光するものである。同図の投光光学系81は、投受光光学系80と同様にレンズバレル89及び複数のレンズ88により構成することができる。
 偏光状態変更部61は、導光部20の第3の分岐部26を透過したP偏光の出射光51を円偏光の出射光に変更するものである。この偏光状態変更部61は、偏光状態変更部60と同様に1/4波長板により構成することができる。この際、偏光状態変更部60及び61の旋回方向を右回り及び左回りの何れかに一致させる。これにより、投光光学系81からの出射光に基づく反射光と投受光光学系80からの出射光に基づく反射光とをP偏光に変更することができる。なお、偏光状態変更部61は、請求の範囲に記載の第2の出射光偏光状態変更部の一例である。偏光状態変更部60は、請求の範囲に記載の反射光偏光方向変更部の一例である。
 同図の光学装置50は、P偏光の出射光51を投光光学系81から出射し、S偏光の出射光51を投受光光学系80から出射する。光源部40の出射光をP偏光及びS偏光に切り替えることにより、出射する光学系を選択することができる。例えば、投光光学系81を投受光光学系80とは異なる投影画角に構成し、対象物の大きさや距離に応じて切り替えて使用することができる。これにより、最適な空間分解能や視野角度において測距を行うことができる。
 また、同図の光学装置50において、偏光状態変更部60及び61を省略した場合には、P偏光の出射光及びS偏光の出射光を切り替えて出射することができる。この場合には、異なる偏光方向の出射光を対象物に照射することにより、対象物の表面状態を検出することもできる。この応用例について次に説明する。
 [測距方法]
 図9は、本開示の第3の実施形態に係る測距方法の一例を示す図である。同図は、図4と同様に測距装置1における測距方法の一例を表す流れ図である。まず、光源部40がP偏光の出射光を出射する(ステップS130)。次に、受光素子10が反射光を受光し(ステップS131)、画像信号を生成する(ステップS132)。次に光源部40がS偏光の出射光を出射する(ステップS133)。次に、受光素子10が反射光を受光し(ステップS134)、画像信号を生成する(ステップS135)。次に、画像信号処理部4が対象物までの距離を測定する(ステップS136)。この際、画像信号処理部4は、ステップS132及びステップS135において生成した画像信号に基づいて距離を測定し、対象物の表面形状を取得する。次に、画像信号処理部4は、対象物の面の法線方向を算出する(ステップS137)。次に、画像信号処理部4は、P偏光及びS偏光毎の反射率を参照する(ステップS138)。これは、記憶部5に保持されたP偏光及びS偏光毎の反射率を読み出すことにより行うことができる。次に、画像信号処理部4は、面毎の表面状態を検出し(ステップS139)、出力する(ステップS140)。
 これ以外の光学装置50の構成は本開示の第1の実施形態における光学装置50の構成と同様であるため、説明を省略する。
 このように、本開示の第3の実施形態の光学装置50は、投受光光学系80及び投光光学系81の2つの方向に出射光を分岐させて出射することができる。これにより、2つの光学系を切り替えて測距を行うことができる。
 (4.第4の実施形態)
 上述の第3の実施形態の光学装置50は、1/4波長板による偏光状態変更部60及び61を使用して出射光の偏光状態を円偏光にしていた。これに対し、本開示の第4の実施形態の光学装置50は、1/2波長板を使用して偏光状態を変更する点で、上述の第3の実施形態と異なる。
 [測距装置の構成]
 図10は、本開示の第4の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。同図は、図8と同様に、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図の光学装置50は、偏光状態変更部60及び61の代わりに反射光偏光方向変更部62及び出射光偏光方向変更部63を備える点で、図8の光学装置50と異なる。
 反射光偏光方向変更部62は、反射光の偏光方向を変更するものである。また、出射光偏光方向変更部63は、出射光の偏光方向を変更するものである。これら反射光偏光方向変更部62及び出射光偏光方向変更部63は、1/2波長板により構成することができる。
 [偏光方向変更部の構成]
 図11は、本開示の第4の実施形態に係る出射光偏光方向変更部及び反射光偏光方向変更部の構成例を示す図である。同図は、出射光偏光方向変更部63及び反射光偏光方向変更部62の構成例を表す図であり、出射光偏光方向変更部63及び反射光偏光方向変更部62の動作を説明する図である。同図の実線の円は、出射光偏光方向変更部63及び反射光偏光方向変更部62を表す。これらの円に記載された直線は、1/2波長板における光学軸の方位を表す。また、同図の点線の円は、出射光51及び反射光52を表す。これらの円に記載された矢印は、偏光方向を表す。
 光源部40から出射されたP偏光の出射光51は、出射光偏光方向変更部63によりアジマス偏光の出射光51’に変更される。また、光源部40から出射されたS偏光の出射光51は、反射光偏光方向変更部62によりラジアル偏光の出射光51”に変更される。一方、アジマス偏光の反射光52’は、反射光偏光方向変更部62によりP偏光の反射光52に偏光されて受光素子10に入射する。対象物の表面が測距装置1に正対した壁のような形状であり、P偏光の反射率がS偏光の反射率より大きい場合に、出射光をアジマス偏光にして出射する。これにより、全ての画角方向に対してS偏光の反射光のみに出来るため、信号のノイズに対する比率であるSN比の上昇に伴い距離距離及び測距精度を向上させることができる。
 これ以外の光学装置50の構成は本開示の第1の実施形態における光学装置50の構成と同様であるため、説明を省略する。
 このように、本開示の第4の実施形態の光学装置50は、偏光方向を変更した出射光を出射することにより、ノイズの影響を低減することができる。
 (5.第5の実施形態)
 上述の第3の実施形態の光学装置50は、受光素子10が反射光の撮像を行っていた。これに対し、本開示の第5の実施形態の光学装置50は、受光素子10が可視光の撮像を行う点で、上述の第3の実施形態と異なる。
 [測距装置の構成]
 図12は、本開示の第5の実施形態に係る光学装置の構成例を示す図である。同図は、図8と同様に、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図の光学装置50は、投光光学系81、第2のレンズ30及び出射光偏光方向変更部63の代わりに受光光学系82、第5のレンズ34及び可視光フィルタ71を備える点で、図8の光学装置50と異なる。なお、同図の投受光光学系80、反射光偏光方向変更部62及び第2のレンズ30は、光源部49の直上に配置される。
 受光光学系82は、入射光57を第5のレンズ34の焦点位置に射出するものである。また、第5のレンズ34は、中間像レンズであり、入射光57を射出するレンズである。同図の第5のレンズ34は、入射光57を略平行光に射出する例を表したものである。
 可視光フィルタ71は、可視光を透過するフィルタである。この可視光フィルタ71を配置することにより、可視光を受光素子19に入射させることができる。可視光フィルタ71には、例えば、赤外光カットフィルタを適用することができる。
 同図の導光部20は、第5の分岐部28と、赤外光フィルタ72と、第6の分岐部29とを備える。第5の分岐部28は、偏光方向に応じて出射光51を透過方向及び反射方向に分岐させるとともに自身に入射する反射光56を反射するものである。赤外光フィルタ72は、第5の分岐部28により反射された反射光56のうち赤外光を透過する。この赤外光フィルタ72には、近赤外光バンドパスフィルタを適用することができる。
 第6の分岐部29は、受光光学系82及び第5のレンズ34を介して自身に入射する入射光57及び赤外光フィルタ72を透過した反射光56を合波して受光素子19に入射させるものである。この第6の分岐部29には、可視光を透過するとともに赤外光を反射するダイクロイックミラーを使用することができる。
 同図の光源部49は、赤外光の出射光を出射する光源部である。この赤外光の出射光のうちP偏光の出射光は、第5の分岐部28を透過し、第2のレンズ30及び投受光光学系80を介して対象物に投光される。なお、第2のレンズ30及び投受光光学系80は、赤外光用に最適化すると好適である。
 同図の受光素子19は、投受光光学系80及び第2のレンズ30を通過した赤外光の反射光56を受光するとともに受光光学系82及び第5のレンズ34を通過した可視光の入射光57を受光する。この受光素子19には、可視光の画像信号を生成する画素と赤外光の画像信号を生成する画素とを含む受光素子を使用することができる。
 これ以外の光学装置50の構成は本開示の第1の実施形態における光学装置50の構成と同様であるため、説明を省略する。
 このように、本開示の第5の実施形態の光学装置50は、可視光の撮像を行うことができる。
 (6.変形例)
 上述の第1の実施形態の光学装置50は、導光部20に第1のレンズ31及び第3のレンズ32が配置されていたが、光源部40及び受光素子10に配置されてもよい。
 [測距装置の構成]
 図13は、本開示の実施形態の変形例に係る光学装置の構成例を示す図である。同図は、図2と同様に、光学装置50の構成例を表す断面図である。同図の光学装置50は、光源部40に第1のレンズ31が配置され、受光素子10に第3のレンズ32が配置される点で、図2の光学装置50と異なる。
 これ以外の光学装置50の構成は本開示の第1の実施形態における光学装置50の構成と同様であるため、説明を省略する。
 このように、本開示の実施形態の変形例に係る光学装置50は、光源部40及び受光素子10に第1のレンズ31及び第3のレンズ32が配置される。第1のレンズ31及び第3のレンズ32を半導体プロセスにより製造することができ、光軸に対する位置精度を向上させることができる。
 (7.光源駆動部及び光源部の構成例)
 上述の光学装置50に適用可能な光源駆動部及び光源部について説明する。
 [光源駆動部の構成]
 図14は、本開示の実施形態に係る光源駆動部の構成例を示す図である。同図は、光源駆動部2の構成例を表す回路図である。なお、同図には光源部40の回路も記載した。同図の発光素子41及び42は、VCSELを想定したものである。
 光源駆動部2は、駆動制御部201と、NOTゲート202及び203と、定電流回路204と、MOSトランジスタ205乃至207と、スイッチ素子211乃至214とを備える。なお、MOSトランジスタ205乃至207には、pチャネルMOSトランジスタを使用することができる。
 駆動制御部201は、発光素子41及び42に発光電流を流すための制御信号を生成するものである。この駆動制御部201は、信号線221及び222を介して制御信号を出力する。
 MOSトランジスタ205は、定電流回路204の電流をカレントミラー回路の参照電流として流すMOSトランジスタである。
 MOSトランジスタ206は、発光素子41に発光電流を供給するMOSトランジスタである。このMOSトランジスタ206は、MOSトランジスタ205とカレントミラー接続される。MOSトランジスタ206が導通するとカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタ206の参照電流に応じた電流が流れ、発光素子41に供給される。
 MOSトランジスタ207は、発光素子41に発光電流を供給するMOSトランジスタである。このMOSトランジスタ207は、MOSトランジスタ206と同様に、MOSトランジスタ205とカレントミラー接続されて、導通時にMOSトランジスタ205の参照電流に応じた電流が流れる。この電流が発光素子42に供給される。
 スイッチ素子211及び212は、MOSトランジスタ206のゲートに駆動信号を印加する素子である。スイッチ素子212の制御入力には、NOTゲート202を介して信号線221の制御信号が入力される。また、スイッチ素子211の制御入力には信号線221の制御信号が直列入力される。これら、スイッチ素子211及び212は排他的に導通状態になり、スイッチ素子211が導通するとMOSトランジスタ206が導通状態になる。スイッチ素子213及び214についても同様である。
 なお、同図のMOSトランジスタ206及び207の回路は、光源部40の発光素子41及び42毎に配置される。
 駆動制御部201は、図1の制御部3の制御に基づいて制御信号を生成し、信号線221及び222に出力する。駆動制御部201は、発光素子41及び42を同時に発光させる制御を行うことができる。また、駆動制御部201は、発光素子41及び42の何れか一方を発光させる制御を行うこともできる。
 なお、光源駆動部2の構成は、この例に限定されない。例えば、スイッチ素子212及び214並びにNOTゲート202及び203を省略することもできる。
 [光源部の構成]
 図15は、本開示の実施形態に係る光源部の構成例を示す図である。同図は、光源部40の変形例を表す図である。同図の光源部40は、発光素子41及び42が同図の縦方向の列状に配置されるとともに発光素子41及び42の列が交互に配置される例を表したものである。
 (8.受光素子の構成例)
 上述の受光素子10について説明する。
 [受光素子の構成]
 図16は、受光素子10の構成例を表すブロック図である。受光素子10は、対象物の画像データを生成する半導体素子である。受光素子10は、画素アレイ部11と、垂直駆動部12と、カラム信号処理部13と、制御部14とを備える。
 画素アレイ部11は、複数の画素100が配置されて構成されたものである。同図の画素アレイ部11は、複数の画素100が2次元行列の形状に配列される例を表したものである。ここで、画素100は、入射光の光電変換を行う光電変換部を備え、照射された入射光に基づいて対象物の画像信号を生成するものである。この光電変換部には、例えば、フォトダイオードを使用することができる。それぞれの画素100には、信号線15及び16が配線される。画素100は、信号線15により伝達される制御信号により制御されて画像信号を生成し、信号線16を介して生成した画像信号を出力する。なお、信号線15は、2次元行列の形状の行毎に配置され、1行に配置された複数の画素100に共通に配線される。信号線16は、2次元行列の形状の列毎に配置され、1列に配置された複数の画素100に共通に配線される。
 垂直駆動部12は、上述の画素100の制御信号を生成するものである。同図の垂直駆動部12は、画素アレイ部11の2次元行列の行毎に制御信号を生成し、信号線15を介して順次出力する。
 カラム信号処理部13は、画素100により生成された画像信号の処理を行うものである。同図のカラム信号処理部13は、信号線16を介して伝達される画素アレイ部11の1行に配置された複数の画素100からの画像信号の処理を同時に行う。この処理として、例えば、画素100により生成されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するアナログデジタル変換や画像信号のオフセット誤差を除去する相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)を行うことができる。処理後の画像信号は、受光素子10の外部の回路等に対して出力される。
 制御部14は、垂直駆動部12及びカラム信号処理部13を制御するものである。同図の制御部14は、外部の回路等から入力されたクロックや動作モードなどを指令するデータに基づいて、垂直駆動部12及びカラム信号処理部13を制御する制御信号を生成する。次に制御部14は、信号線17及び18を介して制御信号をそれぞれ出力して垂直駆動部12及びカラム信号処理部13を制御する。
 同図の制御部14は、図1の制御部3の制御に基づいて受光素子10の各部を制御する。また、同図のカラム信号処理部13から出力される画像信号は、図1の画像信号処理部4に入力される。
 なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
 なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
 出射光を出射する光源部と、
 前記出射光を射出する第1のレンズと、
 前記第1のレンズにより射出された前記出射光を対象物に投光するとともに当該投光された前記出射光が前記対象物に反射された反射光を射出する第2のレンズと、
 前記第2のレンズにより射出された前記反射光を受光する受光素子と、
 前記第1のレンズにより射出された前記出射光を前記第2のレンズに導光しながら、前記第2のレンズにより射出された前記反射光を導光して前記受光素子に出射する導光部と
 を有し、
 前記導光部は、前記第1のレンズにより射出された前記出射光と略平行な方向に前記反射光を前記出射する
 光学装置。
(2)
 前記導光部は、前記出射光及び前記反射光の一方を透過するとともに前記出射光及び前記反射光の他方を反射する第1の分岐部と、前記出射光及び前記反射光の他方を反射する第2の分岐部とを備える
前記(1)に記載の光学装置。
(3)
 前記導光部は、前記第2の分岐部及び前記第1の分岐部が前記出射光を順に反射することにより導光し、前記第1の分岐部が前記反射光を透過することにより導光する
前記(2)に記載の光学装置。
(4)
 前記導光部は、前記第1の分岐部が前記出射光を透過させることにより導光し、前記第1の分岐部及び前記第2の分岐部が前記反射光を順に反射することにより導光する
前記(2)に記載の光学装置。
(5)
 前記光源部は、P偏光成分及びS偏光成分を有する前記出射光を出射し、
 前記導光部は、前記出射光及び前記反射光の一方のP偏光成分を透過するとともに前記出射光及び前記反射光の他方のS偏光成分を反射する前記第1の分岐部を備える
前記(2)に記載の光学装置。
(6)
 前記導光部からの前記出射光を直線偏光から円偏光に変換するとともに前記反射光を円偏光から直線偏光に変換する偏光状態変更部
を更に有する前記(5)に記載の光学装置。
(7)
 前記導光部から出射される前記反射光を射出する第3のレンズ
を更に有し、
 前記受光素子は、前記第3のレンズにより射出された前記反射光を受光する
前記(1)から(6)の何れかに記載の光学装置。
(8)
 前記第2のレンズから投光される前記出射光を前記対象物に投光するとともに前記対象物からの前記反射光を射出する投受光光学系
を更に有する前記(1)から(7)の何れかに記載の光学装置。
(9)
 前記導光部から出射される前記反射光のうちの所定の波長の前記反射光を透過するフィルタ
を更に有する前記(1)から(8)の何れかに記載の光学装置。
(10)
 前記導光部は、偏光方向に応じて前記出射光を透過方向及び反射方向に分岐させる第3の分岐部と、前記第3の分岐部により反射方向に分岐された前記出射光を反射するとともに前記反射光を透過する第4の分岐部とを備え、前記第3の分岐部を透過した前記出射光を前記対象物に投光する
前記(1)から(9)の何れかに記載の光学装置。
(11)
 前記第3の分岐部を透過した前記出射光を射出する第4のレンズ
を更に有する前記(10)に記載の光学装置。
(12)
 前記第4のレンズにより射出された前記出射光を前記対象物に投光する投光光学系
を更に有する前記(11)に記載の光学装置。
(13)
 前記第3の分岐部を透過した前記出射光を直線偏光から円偏光に変換する出射光偏光状態変更部と、
 前記反射光を円偏光から直線偏光に変換する反射光偏光状態変更部と
を更に有する前記(10)に記載の光学装置。
(14)
 前記第3の分岐部を透過した前記出射光の偏光方向を変更する第2の出射光偏光状態変更部と、
 前記反射光の偏光方向を変更する反射光偏光方向変更部と
を更に有する前記(10)に記載の光学装置。
(15)
 前記光源部は、赤外光を前記出射光として出射し、
 前記導光部は、偏光方向に応じて前記出射光を透過方向及び反射方向に分岐させるとともに自身に入射する前記反射光を反射する第5の分岐部と、前記第5の分岐部により反射された前記反射光のうち赤外光を透過する赤外光フィルタと、自身に入射する入射光及び前記赤外光フィルタを透過した前記反射光を合波して前記受光素子に入射させる第6の分岐部とを備える
前記(1)から(9)の何れかに記載の光学装置。
(16)
 前記入射光を射出する第5のレンズ
を更に有する前記(15)に記載の光学装置。
(17)
 前記入射光を前記第5のレンズに射出する受光光学系
を更に有する前記(16)に記載の光学装置。
(18)
 前記第6の分岐部に入射する前記反射光のうち可視光を透過する可視光フィルタ
を更に有する前記(15)に記載の光学装置。
(19)
 前記光源部は、P偏光成分の前記出射光を出射するP偏光出射部及びS偏光成分の前記出射光を出射するS偏光出射部を備える
前記(1)から(18)の何れかに記載の光学装置。
(20)
 前記光源部及び前記受光素子が隣接して配置される基板
を更に有する前記(1)から(19)の何れかに記載の光学装置。
(21)
 前記第1のレンズは、前記出射光を略平行光に射出し、
 前記第2のレンズは、前記反射光を略平行光に射出する
前記(1)から(20)の何れかに記載の光学装置。
(22)
 基板と、
 前記基板上に配置され、出射光を出射する光源部と、
 前記光源部に隣接して前記基板上に配置され、フォトダイオードを有する半導体基板を含む受光部と、
 前記光源部と前記受光部とに対して平面視で重なるように配置され、前記基板に近い第1面と、前記第1面と反対側の第2面とを有する導光部と、
 前記光源部及び前記受光部の少なくとも一方と平面視で重なるように配置されるレンズ群と、
 前記レンズ群を支持するレンズバレルと
 を備え、
 前記導光部は、前記出射光を前記第1面から前記第2面へ導光し、前記レンズ群からの入射光を前記第2面から前記第1面へ導光する
 光学装置。
(23)
 前記光源部及び前記導光部の間に配置されて前記出射光を透過する第1のレンズを更に有する前記(22)に記載の光学装置。
(24)
 前記導光部は、ビームスプリッタを含む前記(23)に記載の光学装置。
(25)
 出射光を出射する光源部と、
 前記出射光を射出する第1のレンズと、
 前記第1のレンズにより射出された前記出射光を対象物に投光するとともに当該投光された前記出射光が前記対象物に反射された反射光を射出する第2のレンズと、
 前記第2のレンズにより射出された前記反射光を受光する受光素子と、
 前記第1のレンズにより射出された前記出射光を前記第2のレンズに導光しながら、前記第2のレンズにより射出された前記反射光を導光して前記受光素子に出射する導光部と、
 前記反射光に基づいて前記受光素子により生成される画像信号に基づいて前記対象物までの距離を測定する測距部と
 を有し、
 前記導光部は、前記第1のレンズにより射出された前記出射光と略平行な方向に前記反射光を前記出射する
 測距装置。
 1 測距装置
 2 光源駆動部
 4 画像信号処理部
 10、19 受光素子
 20 導光部
 24 第1の分岐部
 25 第2の分岐部
 26 第3の分岐部
 27 第4の分岐部
 28 第5の分岐部
 29 第6の分岐部
 30 第2のレンズ
 31 第1のレンズ
 32 第3のレンズ
 33 第4のレンズ
 34 第5のレンズ
 40 光源部
 41~43 発光素子
 50 光学装置
 60、61 偏光状態変更部
 62 反射光偏光方向変更部
 63 出射光偏光方向変更部
 70 フィルタ
 71 可視光フィルタ
 72 赤外光フィルタ
 80 投受光光学系
 81 投光光学系
 82 受光光学系
 88 レンズ
 89 レンズバレル
 91 基板
 100 画素

Claims (20)

  1.  出射光を出射する光源部と、
     前記出射光を射出する第1のレンズと、
     前記第1のレンズにより射出された前記出射光を対象物に投光するとともに当該投光された前記出射光が前記対象物に反射された反射光を射出する第2のレンズと、
     前記第2のレンズにより射出された前記反射光を受光する受光素子と、
     前記第1のレンズにより射出された前記出射光を前記第2のレンズに導光しながら、前記第2のレンズにより射出された前記反射光を導光して前記受光素子に出射する導光部と
     を有し、
     前記導光部は、前記第1のレンズにより射出された前記出射光と略平行な方向に前記反射光を前記出射する
     光学装置。
  2.  前記導光部は、前記出射光及び前記反射光の一方を透過するとともに前記出射光及び前記反射光の他方を反射する第1の分岐部と、前記出射光及び前記反射光の他方を反射する第2の分岐部とを備える
    請求項1に記載の光学装置。
  3.  前記導光部は、前記第2の分岐部及び前記第1の分岐部が前記出射光を順に反射することにより導光し、前記第1の分岐部が前記反射光を透過することにより導光する
    請求項2に記載の光学装置。
  4.  前記導光部は、前記第1の分岐部が前記出射光を透過させることにより導光し、前記第1の分岐部及び前記第2の分岐部が前記反射光を順に反射することにより導光する
    請求項2に記載の光学装置。
  5.  前記光源部は、互いに直交する直線偏光成分を有する前記出射光を出射し、
     前記導光部は、前記出射光及び前記反射光の一方の直線偏光成分を透過するとともに前記出射光及び前記反射光の他方向の直線偏光成分を反射する前記第1の分岐部を備える
    請求項2に記載の光学装置。
  6.  前記導光部からの前記出射光を直線偏光から円偏光に変換するとともに前記反射光を円偏光から直線偏光に変換する偏光状態変更部
    を更に有する請求項5に記載の光学装置。
  7.  前記導光部から出射される前記反射光を射出する第3のレンズ
    を更に有し、
     前記受光素子は、前記第3のレンズにより射出された前記反射光を受光する
    請求項1に記載の光学装置。
  8.  前記第2のレンズから投光される前記出射光を前記対象物に投光するとともに前記対象物からの前記反射光を射出する投受光光学系
    を更に有する請求項1に記載の光学装置。
  9.  前記導光部から出射される前記反射光のうちの所定の波長の前記反射光を透過するフィルタ
    を更に有する請求項1に記載の光学装置。
  10.  前記光源部は、赤外光を前記出射光として出射し、
     前記導光部は、偏光方向に応じて前記出射光を透過方向及び反射方向に分岐させるとともに自身に入射する前記反射光を反射する第5の分岐部と、前記第5の分岐部により反射された前記反射光のうち赤外光を透過する赤外光フィルタと、自身に入射する入射光及び前記赤外光フィルタを透過した前記反射光を合波して前記受光素子に入射させる第6の分岐部とを備える
    請求項1に記載の光学装置。
  11.  前記入射光を射出する第5のレンズ
    を更に有する請求項10に記載の光学装置。
  12.  前記入射光を前記第5のレンズに射出する受光光学系
    を更に有する請求項11に記載の光学装置。
  13.  前記第6の分岐部に入射する前記反射光のうち可視光を透過する可視光フィルタ
    を更に有する請求項10に記載の光学装置。
  14.  前記光源部は、P偏光成分の前記出射光を出射するP偏光出射部及びS偏光成分の前記出射光を出射するS偏光出射部を備える
    請求項1に記載の光学装置。
  15.  前記光源部及び前記受光素子が隣接して配置される基板
    を更に有する請求項1に記載の光学装置。
  16.  前記第1のレンズは、前記出射光を略平行光に射出し、
     前記第2のレンズは、前記反射光を略平行光に射出する
    請求項1に記載の光学装置。
  17.  基板と、
     前記基板上に配置され、出射光を出射する光源部と、
     前記光源部に隣接して前記基板上に配置され、フォトダイオードを有する半導体基板を含む受光部と、
     前記光源部と前記受光部とに対して平面視で重なるように配置され、前記基板に近い第1面と、前記第1面と反対側の第2面とを有する導光部と、
     前記光源部及び前記受光部の何れか一方と平面視で重なるように配置されるレンズ群と、
     前記レンズ群を支持するレンズバレルと
     を備え、
     前記導光部は、前記出射光を前記第1面から前記第2面に導光し、前記レンズ群からの入射光を前記第2面から前記第1面に導光する
     光学装置。
  18.  前記光源部及び前記導光部の間に配置されて前記出射光を透過する第1のレンズを更に有する請求項17に記載の光学装置。
  19.  前記導光部は、ビームスプリッタを含む請求項17に記載の光学装置。
  20.  出射光を出射する光源部と、
     前記出射光を射出する第1のレンズと、
     前記第1のレンズにより射出された前記出射光を対象物に投光するとともに当該投光された前記出射光が前記対象物に反射された反射光を射出する第2のレンズと、
     前記第2のレンズにより射出された前記反射光を受光する受光素子と、
     前記第1のレンズにより射出された前記出射光を前記第2のレンズに導光しながら、前記第2のレンズにより射出された前記反射光を導光して前記受光素子に出射する導光部と、
     前記反射光に基づいて前記受光素子により生成される画像信号に基づいて前記対象物までの距離を測定する測距部と
     を有し、
     前記導光部は、前記第1のレンズにより射出された前記出射光と略平行な方向に前記反射光を前記出射する
     測距装置。
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