WO2023120226A1 - 油性睫毛化粧料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、温水による除去性能と耐水性とを両立した油性睫毛化粧料を提供するものである。本発明による油性睫毛化粧料は、(A)糖類脂肪酸エステル、プルロニック類、アルカノールアミド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、およびトリオレイルリン酸からなる群から選択され、かつ20℃の水に均一に溶解しない親水性非イオン性界面活性剤、(B)油溶性被膜形成化合物、および(C)油分を含んでなる。

Description

油性睫毛化粧料
 本発明は油性睫毛化粧料に関し、特にお湯で容易に落とすことができ、耐水性にも優れる油性睫毛化粧料に関するものである。
 マスカラ等に代表される睫毛用化粧料には、睫毛を濃く長くみせる、睫毛にボリューム感を与える等の効果のほか、カール効果(睫毛をカールさせて上向きにする効果)、カール保持効果(経時でカールを持続させる効果)、経時での化粧持ち効果(耐水性、耐皮脂性)等の機能面からの効果が求められている。しかしながら、耐水性や耐皮脂性を高めると、その効果の高さゆえに、クレンジング料や洗顔料でも除去しにくく、アイメーキャップリムーバーを用いないと落ちない製品もある。
 近年では、そのようなリムーバーを用いず、温水で除去可能な睫毛化粧料が開発されてきている。このような睫毛化粧料は、一般的に水性化粧料や水中油型化粧料である。したがって、温水を用いることで容易に除去可能であるが、耐水性が不足して、雨などでも落ちてしまうことがある。
 一方、油性睫毛化粧料は、カール効果等の機能は優れているものの、水や温水で落とすことは困難である。
 このような観点から、温水(触れると少し温かい程度の水、すなわち35~45℃程度の水)で除去可能な油性睫毛化粧料の改良が検討されている(例えば特許文献1)。しかしながら、温水による除去性能と、耐水性とを、より高いレベルで両立した油性睫毛化粧料の開発が望まれている。
特許第5927328号明細書
 本発明は、温水による除去性能と耐水性との両方に優れた油性化粧料を提供するものである。
 本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1] (A)糖類脂肪酸エステル、プルロニック類、アルカノールアミド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、およびトリオレイルリン酸からなる群から選択され、かつ20℃の水に均一に溶解しない親水性非イオン性界面活性剤、
(B)油溶性被膜形成化合物、および
(C)油分
を含んでなる、油性睫毛化粧料。
[2] (A)成分が、糖類と炭素数8~20の脂肪酸とのエステルである、[1]に記載の化粧料。
[3] (A)成分が、ショ糖脂肪酸のモノエステル、ジエステル、トリエステル、またはテトラエステルである、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4] (A)成分のHLBが5~18である、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5] (B)成分が、シリコーン化合物、デキストリンと脂肪酸とのエステル化物、炭化水素樹脂、酢酸ビニル系樹脂、およびテルペン系樹脂からなる群から選択される、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6] (B)成分が、シリコーン化プルラン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、およびデキストリンと脂肪酸のエステル化物からなる群から選択される、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7] (C)成分が、揮発性油分である、[1]~[6]のいずれかに記載の化粧料。
[8] (D)ポリアルキレンオキシド鎖を含む非イオン性界面活性剤をさらに含む、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9] 前記化粧料の総質量を基準として、(A)成分の含有率が1~10質量%であり、(B)成分の含有率が1~10質量%である、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10] 前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の比が0.2~2である、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
 本発明によれば、カール効果、カール保持効果、耐皮脂性などを保持しながら、温水による除去性能と耐水性とを同時に改良した油性睫毛化粧料が提供される。
発明の具体的説明
 本発明にかかる油性睫毛化粧料(以下、簡単に化粧料ということがある)は、(A)20℃の水に均一に溶解しない親水性非イオン性界面活性剤、(B)油溶性被膜形成化合物、および(C)油分、さらに必要に応じてその他の成分を含むものである。以下、本発明による化粧料に用いられる各成分について説明する。
[(A)親水性非イオン性界面活性剤]
 本発明による化粧料は親水性非イオン性界面活性剤(以下、(A)成分ということがある)を含んでなる。この(A)成分は、糖類脂肪酸エステル、プルロニック類、アルカノールアミド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、およびトリオレイルリン酸からなる群から選択され、かつ20℃の水に均一に溶解しないという特徴を有する。
 本発明による化粧料は油性であり、水は含まないか、含む場合であっても少量の水を含むだけである。しかしながら、温水によって除去するために、水に対する親和性を有することが好ましい。本発明による化粧料おいて(A)成分は温水との親和性改良に寄与するものと考えられる。
 一方で、(A)成分の水に対する親和性が高すぎると化粧料の耐水性が劣る場合があるが、化粧料には優れた耐水性も求められる。このため、(A)成分は、20℃の水に均一に溶解しないものが用いられる。
 このような親水性非イオン性界面活性剤は、糖類脂肪酸エステル、プルロニック類、アルカノールアミド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、およびトリオレイルリン酸などから選択される。
 (A)成分は、これらのうち、糖類と炭素数8~20の脂肪酸とのエステルであることが好ましい。さらに、ショ糖脂肪酸のモノエステル、ジエステル、トリエステル、またはテトラエステルであることがより好ましい。また、(A)成分はポリオキシアルキレン鎖を含まないものであることが好ましい。
 また、(A)成分の親水性は、HLBによって示すことも可能である。本発明において(A)成分のHLBは5~18であることが好ましく、11~17であることがより好ましい。
 (A)成分の含有率は、前記化粧料の総質量を基準として、(A)成分の含有率が1~10質量%であることが好ましく、2~5質量%であることがより好ましい。
[(B)油溶性被膜形成化合物]
 本発明による化粧料は、睫毛に塗布した際に、睫毛を被覆する被膜を形成する化合物として、油溶性被膜形成化合物(以下、(B)成分ということがある)を含んでなる。ここで、「油溶性」とは、化粧料に用いられる、揮発性油などの有機溶媒に可溶であることを意味する。そして、(B)成分は、睫毛に塗布して有機溶媒が蒸発した後に、非流動性の被膜で睫毛を被覆する。一般的に被膜は、比較的分子量が大きいポリマーまたは樹脂から形成されることが多いが、その前駆体となる低分子量化合物であってもよいこのような化合物は、化粧料に通常用いられているものから選択できるが、例えばシリコーン化合物、デキストリンと脂肪酸とのエステル化物、炭化水素樹脂、酢酸ビニル系樹脂、およびテルペン系樹脂からなる群から選択することができる。
 シリコーン樹脂としては、トリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルランなどのシリコーン化プルラン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、シリコーン/ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、(アクリレーツ/ メタクリル酸プロピルトリメチコン) コポリマー、(アクリル酸アルキル/ ジメチコン) コポリマー、ポリエーテルグラフトアクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、フロロ変成シリコーンレジンなどが挙げられる。
 デキストリンと脂肪酸のエステル化物としては、炭素数8~24の脂肪酸と、平均重合度10~50のデキストリンとのエステル化合物が好ましい。例えば、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸ステアリン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン、(パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸)デキストリン等が挙げられる。
 炭化水素樹脂としては、脂肪族炭化水素樹脂、や脂環式炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂のいずれを用いることもできる。
 酢酸ビニル系樹脂としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アクリル酸酢酸ビニル共重合体、などが挙げられる。
 テルペン系樹脂としては、芳香族変性テルペン重合体、テルペンフェノール共重合体などが挙げられる。
 これらのうち、特にシリコーン化プルラン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、およびデキストリンと脂肪酸のエステル化物からなる群から選択されるものが好ましい。
 (B)成分の含有率は、前記化粧料の総質量を基準として、(B)成分の含有率が1~15質量%であることがこのましく、1~10質量%であることがより好ましく、2~7質量%であることがさらに好ましい。
 なお、本発明においては、(A)成分と(B)成分との配合比によって、化粧料の性能バランスが変化する。このため、前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の比が0.2~2.5であることが好ましく、0.2~2であることがより好ましい。
[(C)油分]
 本発明による化粧料は、(A)成分および(B)成分を溶解または分散させるために油分(以下、(C)成分ということがある)を含んでなる。一般に、睫毛化粧料は液状であり、コーム状またはブラシ状のアプリケーターで塗布することが多い。このため、化粧料を液状とすることが好ましいので、本発明による化粧料は、液状油分を含むことが好ましい。さらに、塗布後に被膜が速やかに形成されるように、油分は揮発性油分であることがより好ましい。
 本発明による化粧料に用いることができる揮発性油分としては、例えば、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素油、低分子量揮発性ジメチルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン油、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン油等が挙げられる。
 揮発性油分の配合率は、化粧料の総質量を基準として、10~80質量%が好ましく、30~60質量%がより好ましい。揮発性油分の配合率量が10質量%未満では、塗布しづらくなる場合がある。また、80質量%を超えると、粘度が保てなくなる場合がある。 
 本発明による化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で、揮発性油分の他に、難揮発性または固形油分を含むこともできる。難揮発性油分としては、例えば、(a)重質イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素油、(b)セチル-2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、2-オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコールー2-エチルヘキサノエート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート等のエステル類、(c)オリーブ油、アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、椿油、マカデミアナッツ油、ミンク油、液状ラノリン、酢酸ラノリン、ヒマシ油等の油脂、(d)ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系油分、(e)フッ素変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン、パーフロロポリエーテル、パーフロロカーボン等のフッ素系油分
等が挙げられる。
 また、固形油分としては、例えば、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、セレシン、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、シュガーワックス、パラフィン等が挙げられる。
[(D)ポリアルキレンオキシド鎖を含む非イオン性界面活性剤]
 本発明による化粧料は、(A)成分のほかの界面活性剤として、ポリアルキレンオキシド鎖を含む非イオン性界面活性剤(以下、(D)成分ということがある)をさらに含んでなることが好ましい。このような界面活性剤を組み合わせることで、さらに温水除去性能を改善することができる。
 ポリアルキレンオキシド鎖を含む非イオン性界面活性剤は、化粧品分野においてはよく知られているものであり、(D)成分はそれらの中から任意に選択することができる。
 このような(D)成分としては、
(d1)ブロック型アルキレンオキシド誘導体、例えばPOE(35)POP(40)ジメチルエーテル、POE(50)POP(40)ジメチルエーテル、POE(22)POP(40)ジメチルエーテル、POE(55)POP(30)ジメチルエーテル、POE(30)POP(34)ジメチルエーテル、POE(25)POP(30)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(52)POP(32)ジメチルエーテル、POE(35)POP(32)ジメチルエーテル等(ここで、POE、POPは、それぞれポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基を示す)、
(d2)高級アルコールのポリオキシアルキレンエーテル、例えばPPG-2-デセス-12、ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル等、
(d3)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、例えば、ポリソルベート2 1、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート65、ポリソルベート80、ポリソルベート85、PEG-20ソルビタンココエート、ステアリン酸PEG-6ソルビタン、オレイン酸PEG-6ソルビタン、イソステアリン酸PEG-20ソルビタン、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、PEG-20ソルビタンココエート等、
(d4)ポリエーテル変性シリコーン、例えば、PEG-11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG-20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-3ジメチコン、PEG-9メチルエーテルジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-32メチルエーテルジメチコン等、
(d5)ポリグリセリン変性シリコーン、例えば、ポリグリセリル-3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等、
(d6)ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、例えば、ジイソステアリン酸PEG-8、ジイソステアリン酸PEG-12、ジオレイン酸PEG-8等
が挙げられる。
 (D)成分の含有率は、前記化粧料の総質量を基準として、(D)成分の含有率が1~10質量%であることが好ましく、2~7質量%であることがより好ましい。
[その他の成分]
 本発明による化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲内で、上記の(A)~(D)成分以外の成分を含むことができる。このような成分として、有機変性粘土鉱物、色材、(B)成分以外の皮膜剤、繊維、保湿剤、薬剤、防腐剤、増粘剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。
 有機変性粘土鉱物は、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等の天然または合成のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニピア、ラポナイト等)およびナトリウムシリシックマイカやナトリウムまたはリチウムテニオライトの名で知られる合成雲母等の粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られる。例えば、ジステアルジモニウムヘクトライト、ジメチルアルキルアンモニウムヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げられる。
 有機変性粘土鉱物の配合率は、1~10質量%が好ましく、2~8質量%がより好ましい。粘土鉱物の配合量が1質量%未満では、チキソトロピー性が得られない場合がある。また、10質量%を超えると、均一な塗布が困難となる場合がある。
 色材としては、一般に化粧料に用いられるものであれば特に制限されるものではないが、疎水性のものが好適に用いられる。例えば、
赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、無機白色顔料(例えば、酸化亜鉛等);
無機赤色系顔料(例えば、チタン酸鉄等);
無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);
無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);
無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);
パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);
金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);
ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号等);
天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等
が挙げられる。
 色材の配合率は、1~30質量%が好ましく、2~20質量%がより好ましい。
 (B)成分以外の皮膜剤としては、例えば、ジメチルアミノメタクリレート4級化塩、ビニルピロリドン・メタクリル酸-N,N-ジメチル-エチルアンチニオエチル塩共重合体、シリコーン/ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリルアルキル)コポリマー、デキストリン、(ビニルピロリドン/VA)コポリマー、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸エチル、(アクリル酸アルキル/オクチルアクリルアミド)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸プロピルトリメチコン)コポリマー、ポリ酢酸ビニル、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー、ポリエーテルグラフトアクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、フロロ変成シリコーンレジン等が挙げられる。
 繊維は、睫毛化粧料において、睫毛に付着することによって睫毛を長くする効果が得られるものである。このような繊維としては、ナイロンファイバー、レーヨンファイバー、ポリエステルファイバー、セルロースファイバー、アセテートファイバーなどが挙げられる。これらの繊維を2種類以上組み合わせて用いることもできる。
 本発明による化粧料は、低温である汗や水に濡れても、軽く押さえる程度であれば落ちたり崩れたりすることはない。一方で、温水を用いると、指や掌でこするだけで油性化粧料が皮膚から除去されるので、メーキャップリムーバー等のクレンジング料や洗顔料などの洗浄料を用いずにお湯のみでメーク落としができる。なお、油性化粧料を落とす際には、布、ガーゼ、コットン等に温水を染みこませて落とすこともできる。
 なお、本発明において、温水とは、35~45℃程度の水を指すが、肌への負担や熱刺激の点から、化粧料除去に用いる温水は40℃程度であることが好ましい。
 本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれにより限定されるものではない。配合率は特記しない限り、その成分が配合される試料の総質量に対する質量%で示す。
[実施例1~16、比較例1~5]
 表1に示された成分を配合して、油性睫毛化粧料を調製した。各例の化粧料について、以下の基準で評価した。得られた結果も表1に示す。
(1)耐水性
 ガラス板上に試料を0.2g塗布し、37℃恒温槽で1時間乾燥し、その後、さらに20℃の水に30秒間浸漬したあと、被膜表面を指で50回擦り、除去される試料の量に応じて、以下の基準で評価した。
A:10%以下
B:10%超~50%以下
C:90%超
D:50回擦る前に90%以上除去される
(2)温水除去性能
 ガラス板上に試料を0.2g塗布し、37℃恒温槽で1時間乾燥し、その後、さらに40℃の水に30秒間浸漬したあと、被膜表面を指で50回擦り、除去される試料の量に応じて、以下の基準で評価した。
A:50回擦る前に90%以上除去できる
B:90%超
C:10%超~50%以下
D:10%以下
(3)滑らかさ
 調製した試料を専門パネラー10名により使用してもらい、以下の基準で評価した。 <評価基準> 
A:9人以上が滑らかな使用性であると評価した 
B:7~8人が滑らかな使用性であると評価した 
C:4~6人が滑らかな使用性であると評価した 
D:3人以下が滑らかな使用性であると評価した
(4)カール
 調製した試料を専門パネラー10名により使用してもらい、以下の基準で評価した。 <評価基準> 
A:9人以上がカール効果があると評価した 
B:7~8人がカール効果があると評価した 
C:4~6人がカール効果があると評価した 
D:3人以下がカール効果があると評価した
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002

Claims (10)

  1. (A)糖類脂肪酸エステル、プルロニック類、アルカノールアミド、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、およびトリオレイルリン酸からなる群から選択され、かつ20℃の水に均一に溶解しない親水性非イオン性界面活性剤、
    (B)油溶性被膜形成化合物、および
    (C)油分
    を含んでなる、油性睫毛化粧料。
  2.  (A)成分が、糖類と炭素数8~20の脂肪酸とのエステルである、請求項1に記載の化粧料。
  3.  (A)成分が、ショ糖脂肪酸のモノエステル、ジエステル、トリエステル、またはテトラエステルである、請求項1または2に記載の化粧料。
  4.  (A)成分のHLBが5~18である、請求項1または2に記載の化粧料。
  5.  (B)成分が、シリコーン化合物、デキストリンと脂肪酸とのエステル化物、炭化水素樹脂、酢酸ビニル系樹脂、およびテルペン系樹脂からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
  6.  (B)成分が、シリコーン化プルラン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、およびデキストリンと脂肪酸のエステル化物からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
  7.  (C)成分が、揮発性油分である、請求項1または2に記載の化粧料。
  8.  (D)ポリアルキレンオキシド鎖を含む非イオン性界面活性剤をさらに含む、請求項1または2に記載の化粧料。
  9.  前記化粧料の総質量を基準として、(A)成分の含有率が1~10質量%であり、(B)成分の含有率が1~15質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
  10.  前記(B)成分の含有量に対する、前記(A)成分の含有量の比が0.2~2.5である、請求項1または2に記載の化粧料。
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