JP2005089461A - 無機フィラーのコロイド状粒子を含む化粧品組成物 - Google Patents

無機フィラーのコロイド状粒子を含む化粧品組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005089461A
JP2005089461A JP2004267337A JP2004267337A JP2005089461A JP 2005089461 A JP2005089461 A JP 2005089461A JP 2004267337 A JP2004267337 A JP 2004267337A JP 2004267337 A JP2004267337 A JP 2004267337A JP 2005089461 A JP2005089461 A JP 2005089461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition according
skin
oil
composition
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004267337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4559169B2 (ja
Inventor
Guillaume Cassin
ギョーム・カサン
Veronique Roger
ヴェロニク・ロジェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=34178909&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2005089461(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2005089461A publication Critical patent/JP2005089461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4559169B2 publication Critical patent/JP4559169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/25Silicon; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/26Aluminium; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/58Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing atoms other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen, sulfur or phosphorus
    • A61K8/585Organosilicon compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8105Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8111Homopolymers or copolymers of aliphatic olefines, e.g. polyethylene, polyisobutene; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/008Preparations for oily skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/08Anti-ageing preparations

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Gerontology & Geriatric Medicine (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 従来技術の粒子の、有益な引き締め効果を与える一方で、揮発性油の存在下で処方された場合、皮膚にてかりを与えるという欠点、及び適用の後の皮膚に視覚的に美しくない痕跡を残すという欠点を解消する組成物の提供。
【解決手段】 有利には1:1から3:1の間の重量比で揮発性油と不揮発性油との混合物の存在下で、コロイド状粒子を処方することによって、引き締め効果を有し、皮膚をてからせることなくしわ及び小じわを視覚的に目立たなくして、それによって従来技術の欠点を解消することが可能な化粧品組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、少なくとも一つの揮発性油及び少なくとも一つの不揮発性油を含む生理学的に許容可能な媒体に、少なくとも一つの無機フィラー−特にシリカ−のコロイド状粒子の分散物を含み、シクロペンタシロキサンを含まない、皮膚に対する局所適用に適した組成物に関する。
本発明はまた、皮膚の欠陥を和らげるための、特にしわ及び小じわを隠す及び/または目立たなくするための、及び/または皮膚のつやを消すための、前述の組成物の美容的使用、並びに前述の組成物の皮膚に対する適用を含む、顔及び/または首の、特に老化した皮膚または脂っぽい皮膚のケアまたはメイクアップのための美容方法に関する。
老化現象の間で、この老化に非常に特徴的な各種の兆候が皮膚に現れ、特に皮膚の構造及び機能の改変を導く。主たる臨床上の皮膚老化の兆候は、特に年齢と共に増加する深いしわ及び小じわの出現である。
α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸、及びレチノイドのような、老化を打ち消すことができる活性剤を含む化粧品または皮膚科学的組成物を使用して、これらの老化の兆候を処理することが知られている。これらの活性剤は、皮膚から死んだ細胞を除去することによって、及び細胞の再生の工程を促進することによって、しわに作用する。しかしながらこれらの活性剤は、一定期間の適用の後のみで、しわの処理に有効であるという欠点を有する。そこで、使用される活性剤の迅速な効果を得ることがますます求められている。
この目的に対して、適用の後に迅速に、しわ及び小じわをなめらかにし、疲労の痕跡を減弱するように寄与する、引き締め効果を有する活性剤が、ここ数年間で提案されている。これらの化合物は、表皮の表面の角質状の層である角質層の収縮を引き起こすフィルムを形成することによって作用する。
これらの引き締め剤としては、シリカのような無機フィラーのコロイド状粒子が挙げられる。
US-4,819,825 US-4,777,041 US2002/0098220 FR-2 823 113 FR-2 659 551 WO 02/15873 FR 2 838 343 FR 2 843 024
しかしながら実際には、これらの粒子は有益な引き締め効果を与える一方で、揮発性油の存在下で処方された場合、皮膚にてかりを与えるという欠点を有し、適用の後の皮膚に視覚的に美しくない痕跡を残すべきでない化粧品製品における使用に対して負に影響してしまう。
しかしながら本出願人は、有利には1:1から3:1の間の重量比で揮発性油と不揮発性油との混合物の存在下で、これらのコロイド状粒子を処方することによって、引き締め効果を有し、皮膚をてからせることなくしわ及び小じわを視覚的に目立たなくして、それによって従来技術の欠点を解消することが可能な化粧品組成物を得ることができることを見出した。
実際に、文献US-4,819,825、US-4,777,041、及びUS2002/0098220は、引き締め効果によってしわを目立たなくするための、無機フィラー、特にシリカのコロイド状または非コロイド状粒子の水性分散物を使用を開示している。しかしながらこれらの文献に記載されている組成物は、油を含まないものである。
他の文献は、油の存在下で製剤化されたシリカのコロイド状または非コロイド状粒子を含む抗しわ組成物を記載している(FR-2 823 113;FR-2 659 551;WO 02/15873)。これらの文献では、油は揮発性または不揮発性のいずれかであって良い油の膨大なリストから選択されて良い。しかしながら、これらの二つのタイプの油を同時に含む製剤の実施例は示されていない。
しかしながら本出願人は、揮発性油及び不揮発性油の組み合わせが、適用の際にてからない一方で、満足な引き締め効果を示す組成物を得るために必須であることを示した。
特許出願FR 2 838 343及びFR 2 843 024は、揮発性油及び不揮発性と混合した無機粒子のコロイド状分散物を含む化粧品組成物を開示している。しかしながらこれらの組成物は、一貫してシクロペンタシロキサンを含む。
それゆえ本発明の主題は、少なくとも一つの揮発性油と少なくとも一つの不揮発性油とを含む生理学的に許容可能な媒体に、少なくとも一つの無機フィラーの、増粘特性を有しないコロイド状粒子の分散物を含み、シクロペンタシロキサンを含まない、皮膚に対する局所適用に適した組成物である。
本発明の目的のための用語「増粘特性を有しないコロイド状粒子」は、数値として0.1から100nmの間、好ましくは3から30nmの間、より好適には10から15nmの間の平均径を有する粒子の分散物を意味すると解される。これらの粒子は、凝集物を形成することなく、それらを含む組成物中で前記の直径を保持し、それ故、水、アルコール、または油のようないずれかの溶媒中で15重量%以上の濃度で、本発明に係るコロイド状粒子は、10-1sに等しい剪断速度について0.05Pa.s未満の粘度を有し、当該粘度は60mmの直径と2°の角度を有する円錐面配置におけるHAAKE RheoStress RS150レオメーターの補助で25℃で測定される。
かくしてこれらの粒子分散物は、「フュームド」シリカ粒子の分散物とは本質的に異なり、後者は非常の高温での四塩化ケイ素の加水分解によって、気相に従って一般的に得られ、凝集物の形態で一般的に存在し、そのためそれらは「コロイド状シリカ分散物」と称されている。かくして、本発明に係る無機フィラーはシリカからなり、フュームドタイプのものではない。
本発明に係るコロイド状粒子の分散物は、アルコールのような溶媒に可溶化した対応する金属塩またはアルコキシドから、当業者に周知の「ゾル-ゲル」法と称される方法によって調製されて良い。次いで加水分解反応を実施して、非晶質沈降物を形成する。次いでこれは、所望のpHに従って酸または塩基で分散され、沈降物のペプチド化と結晶化が導かれる。結晶性の酸化物が、この態様で溶媒中に形成される。
そのようなコロイド状懸濁物は、例えばSiO2についてJ. Colloid Interface Sci., 26, p. 62-69, 1968、TiO2についてAppli. Opt. 26, 4688, 1987、ZrO2についてInorg. Chem., 3, 146, 1964、CaF2及びMgF2についてAppl. Opt., 27, 3356, 1988に記載された方法によって調製されて良い。
これらの懸濁物は、クロリド、オキシクロリド、パークロリド、ニトラート、オキシニトラート、またはアセタートからしばしば選択されるイオン性前駆体、あるいは好ましくはモル式M(OR)n(Mは金属を表し、ORは1から6の炭素原子のアルコキシ基を表し、nは金属の結合価を表す)を有するアルコキシドから選択される分子前駆体を使用して調製される。前述の方法では、前駆体は加水分解またはフッ素化され、次いで最終生成物まで重合され、それは選択された溶媒に不溶性であり、核を有するコロイド状懸濁物と称されるものが得られる。アルコキシドの場合、加水分解は厳密に制御されて良く、これらの有機金属性誘導体の非常に親水性の特性を与える。
そのような生成物を調製する別の方法は、J. LIVAGE等, "SOL-GEL SYNTHESIS OF METAL OXIDE CLUSTERS AND COLLOIDS" (MAT. RES. SOC. SYNT. PROC., Volume 272, pages 3〜14)に記載されている。
本発明に係る組成物で使用される無機フィラーは、特にシリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、アルミナ、炭酸ケイ素、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、及び白金から選択されて良い。
本発明によって使用できるコロイド状シリカの例として、商標名COSMO(登録商標)S-40及びCOSMO(登録商標)S-50でCATALYSTS & CHEMICALS社により市販されているものが挙げられる。
コロイド状粒子は、変形例として、混合酸化物、特にシリカ-アルミナ複合フィラーからなっても良い。
本発明の目的のための用語「シリカ-アルミナ複合フィラーの粒子」は、酸化ケイ素からなる粒子で、多くともアルミニウムの一分子層を形成するアルミニウム原子で、ケイ素原子の少なくともあるものを置換するように化学的に変性された表面を有する粒子を意味するように解される。そのアルミニウム被覆表面部分は、一般的に1から100%の間、好ましくは1から10%の間、より好適には4から6%の間である。
これらの粒子は一般的に、COULTER Scientific Instrument DELSA 440SX装置の補助で測定すると、25℃でpH7で、-20mV未満、より好ましくは-25mV未満のゼータ電位を有する。
それらは特に、特許US-2,892,797に記載されたように、シリカゾルをアルミン酸ナトリウムと混合することによって調製できる。それらはさらに、商標名Ludox(登録商標)AM、Ludox(登録商標)HSA、及びLudox(登録商標)TMAの名称で、GRACE社から市販されている。
前述のように、本発明に係る組成物は、前記粒子が皮膚に適用された際に一般的に観察される皮膚のてかりを避けることが可能な、揮発性油及び不揮発性油の混合物を含む。
本発明の目的のための用語「油」は、水中に不溶性であり(25℃で少なくとも1重量%の活性剤の量の量で、pHを変更することなく)、30℃以下の温度で液体であり、二つの以下の文献:McCutcheon's: Emulsifiers and Detergents, International Edition、及びInternational Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook (CTFA)の少なくとも一方において、界面活性剤として考慮されていない物質を意味するように解される。
用語「揮発性油」は、20℃の温度で1ミリバールより大きい蒸気圧を有する油を特に意味するように解される。蒸気圧は液体及びその蒸気が所定の温度で平衡状態にある圧力として定義される。揮発性油としては、とりわけ2から6のケイ素原子を含む環状または直鎖状シリコーン、例えばシクロヘキサシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ブチルトリシロキサン、及びエチルトリシロキサンが挙げられる。例えばイソドデカンのような分枝状炭化水素、及び3M社により"PF(登録商標)5050"及び"PF(登録商標)5060"の名称で市販されているドデカフルオロペンタン及びテトラデカフルオロヘキサンのような揮発性パーフルオロアルカン、並びに3M社により"PF(登録商標)5052"の名称で市販されている4-トリフルオロメチルパーフルオロモルホリンのようなパーフルオロモルホリン誘導体を使用することも可能である。
不揮発性油の例として、植物起源の炭化水素油;動物、無機、または合成起源の直鎖状または分枝状炭化水素;C8-C30脂肪酸とC3-C30モノアルコールとのエステル;酸及び/またはアルコール鎖が8から29の炭素原子を含むヒドロキシ酸のエステル;ペンタエリトリチルエステル;フッ素化油;シリコーン油;及びこれらの混合物が挙げられる。
植物起源の炭化水素油の中では、4から10の炭素原子を含む脂肪酸の液体トリグリセリド、例えばヘプタン酸またはオクタン酸のトリグリセリド、あるいは例えば植物油、例えばヒマワリ油、トウモロコシ油、ダイズ油、ヒョウタン油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アンズ油、マカダミア油、ナンキンマメ油、ヒマワリ油、ヒマシ油、アボカド油、ホホバ油、及びシアバター油、並びにStearineries Dubois社により市販されているもの、及びDynamit Nobel社によりMyglyol 810、812及び818の名称で市販されているもののようなカプリル酸/カプリン酸のトリグリセリドが挙げられる。
動物起源の炭化水素としては、パーヒドロスクアレンが挙げられ、無機または合成起源の炭化水素としては、パラフィン油及びそれらの誘導体、ワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えばパーリーム油が挙げられる。
本発明に係る組成物で使用できる他の不揮発性油は、エステル、特にC8-C30脂肪酸とC3-C30モノアルコールとのエステル、例えばパーセリン油、イソノニルイソノナノアート、イソプロピルミリスタート、2-エチルヘキシルパルミタート、2-オクチルドデシルステアラート、2-オクチルドデシルエルカート、イソステアリルイソステアラート;並びに酸及び/またはアルコール鎖が8から29の炭素原子を含むヒドロキシル酸のエステル、例えばイソステアリルラクタート、オクチルヒドロキシステアラート、オクチルドデシルヒドロキシステアラート、ジイソステアリルマラート、及びトリイソセチルシトラート;並びにペンタエリトリチルエステル、例えばペンタエリトリチルテトライソステアラートである。
変形例として、本発明に係る組成物で使用される不揮発性油は、8から26の炭素原子を有する直鎖状または分枝状アルコール、例えばオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、オレイルアルコール、またはリノレイルアルコールであって良い。
本発明に係る組成物で使用できるフッ素化油は、文献JP-A-2-295912に記載されたものであっても良い。フッ素化油としては、BNFL Fluorochemicals社により"FLUTEC(登録商標)PC1"及び"FLUTEC(登録商標)PC3"の名称で市販されている、パーフルオロメチルシクロペンタン及びパーフルオロ(1,3-ジメチルシクロヘキサン);Atochem社により"FORALKYL(登録商標)"の名称で市販されているブロモフルオロオクチル;3M社により"MSX(登録商標)4518"の名称で市販されているノナフルオロメトキシブタン、及びノナフルオロエトキシイソブタンが挙げられる。
最後に、シリコーン油としては、直鎖状のケイ素鎖を含む化合物、特にシリコーン鎖にペンダント状にまたはその鎖の末端に存在する、2から24の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、またはフェニル基を含むポリジメチルシロキサン;フェニル化シリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリカート、及びポリメチルフェニルシロキサンが挙げられる。
本発明に係る組成物は、好ましくは0.5から80重量%、好ましくは1から55重量%、より好適には1から25重量%の揮発性油及び不揮発性油の総量を含む。本発明の特に好ましい実施態様によれば、揮発性油:不揮発性油の重量比は、1:1から3:1の間である。
本発明に係る組成物は、皮膚に対する局所適用に適しており、それ故生理学的に許容可能な媒体、即ち皮膚及び/またはその表面の身体成長部と適合的である媒体を一般的に含む。かくして、本発明に係る組成物は好ましくは、8未満、より好適には7以下、さらに好適には6から7の間のpHを有する。
組成物に存在するコロイド状粒子の量は、所望の効果によって大きな度合いで変化してよい。例として、これらの粒子は、組成物の全重量に対して0.01から15重量%、好ましくは1から10重量%を占めてよい。
本発明に係る組成物は、局所適用のために従来使用されているいずれかの生薬形態、特にローションまたは化粧水タイプの分散物、乳液タイプの液体または半固体の稠度のエマルションであって、水性相に脂肪相を分散させること(O/W)または逆(W/O)によって得られるエマルション、あるいはクリームまたはげるタイプの柔らかい、半固体、または固体の稠度の懸濁物またはエマルション、あるいは別法として複相エマルション(W/O/WまたはO/W/O)、ミクロエマルジョン、イオン性及び/または比イオン性タイプの小胞分散物、あるいはワックス/水性相の分散物の形態で提供されて良い。これらの組成物は、従来法によって調製される。
本発明の好ましい実施態様によれば、前記組成物は、O/W、W/O、またはW/O/Wエマルションの形態で提供される。
この組成物は、顔及び/または首のケアのための製品であって良い。別法として、それはファンデーションのようなメイクアップ製品であって良い。
本発明に係る組成物はさらに、化粧品分野で通常使用される各種のアジュバント、例えば乳化剤、フィラー、防腐剤、金属イオン封鎖剤、着色料、顔料、増粘剤、及びゲル化剤を含んでも良い。これらの各種のアジュバントの量及びそれらの性質は、本発明に係る組成物の特性に負に影響しないように選択され、つまりそれらはこの組成物の皮膚引き締め能力に負に影響せず、適用の際にそれらの白色の沈着物を残さないであろう。
有利な実施態様によれば、本発明に係る組成物は、グリセリンを含まない。実際に本出願人は、本発明に係る組成物の引き締め効果が、グリセリンの不存在下で改良されることを観察している。
本出願人は、本発明に係る組成物が、引き締め効果によって抗しわ特性を与えることを発見しており、皮膚のつや消しのための使用を考慮することが可能である「ソフトフォーカス」と称される光学特性が、肌の色を均質化し、皮膚の欠陥を和らげる一方で、非常に良好な化粧感を示す。
それゆえ本発明の主題はさらに、前述の組成物の皮膚への適用を含む、顔及び/または首、特に老化した皮膚または脂っぽい皮膚のケアまたはメイクアップのための美容方法である。
本発明の主題はさらに、しわ及び小じわを目立たなくするための、及び顔及び/または首の皮膚を再び引き締めるための、前述の組成物の美容的使用である。
本発明の主題はさらに、小じわ、毛穴、皮膚の小起伏の不規則性、及び着色斑のような皮膚の欠陥を目立たなくするまたは隠すための、前述の組成物の美容的使用である。
本発明の主題はまた、皮膚のつやを消すための、前述の組成物の美容的使用である。
本発明に係る組成物の抗老化効果を増強するために、本発明に係る組成物は、落屑剤及び/または保湿剤;脱色剤または着色剤;抗グリケーション剤;真皮または表皮の巨大分子の合成の刺激剤、及び/またはそれらの分解の防止剤;線維芽細胞及び/またはケラチノサイトの増殖の刺激剤、またはケラチノサイトの分化の刺激剤;皮膚弛緩剤;脱汚染剤及び/または抗フリーラジカル剤;痩身剤;細動脈に作用する薬剤;細胞のエネルギー代謝に作用する薬剤から選択される少なくとも一つの化合物、並びにこれらの混合物を含んでも良い。
かくして、本発明に係る組成物は、α-ヒドロキシ酸;サリチル酸及びその誘導体、例えば5-(n-オクタノイル)サリチル酸;HEPES;L-2-オキソチアゾリジン-4-カルボン酸;O-オクタノイル-6-D-マルトース;メチルグリシン二酢酸の二ナトリウム塩;セラミド;ジオスゲニン及びDHEA誘導体のようなステロイド;ナイアシンアミド;アスコルビン酸及びその誘導体;コケモモ抽出物;レチノイド、特にレチノール及びそのエステル;ポリペプチド及びそのアシル化誘導体;フィトホルモン;Saccharomyces cerevisiae酵母抽出物;藻類抽出物;Vitreoscilla filiformisの抽出物;ダイズ、ウチワマメ、トウモロコシ、及び/またはエンドウマメ抽出物;アルベリン及びその塩、特にアルベリンシトラート;レスベラトール;カロチノイド、特にリコペン;コエンザイムQ10またはユビキノン;キサンチン、特にカフェイン及びそれを含む天然抽出物;ナギイカダ及びセイヨウトチノキの抽出物;並びにこれらの混合物から選択される少なくとも一つの活性剤を含んでよいが、このリストに制限されない。
本発明に係る組成物はさらに、少なくとも一つのUVA-及び/またはUVB-スクリーニング剤を含んで良い。サンスクリーン剤は、有機スクリーニング剤、無機スクリーニング剤、及びこれらの混合物から選択されて良い。
本発明の組成物が脂っぽい皮膚の処理において使用される場合、それは落屑剤;抗脂漏剤、特に5-レダクターゼインヒビター;鎮静剤;抗菌剤;及びこれらの混合物から選択される少なくとも一つの活性剤を含んで良い。
これらの活性剤は、特にレチノイド、特にレチノール;亜鉛塩、例えばグルコン酸亜鉛;Laminaria saccharinaの抽出物;トリクロサン;フェノキシエタノール;オクトオキシグリセリン;オクタノイルグリセリン;カプリリルグリコール;アゼライン酸、α-ヒドロキシ酸、例えば乳酸またはグリコール酸;β-ヒドロキシ酸、特にサリチル酸及びその誘導体、例えば5-(n-オクタノイル)サリチル酸;ウルソール酸;パンテノール;及びオクトピロックスから選択されて良い。
無機フィラーのコロイド状粒子の他に、本発明に係る組成物はさらに、皮脂を吸収し、及び/または光学的効果を有する各種のフィラーを含んでも良い。
本発明の目的のための用語「光学的効果を有するフィラー」は、2.2以下、特に2以下、特に1.8以下、好ましくは1.3から1.6の範囲の屈折率を有するフィラーを表す。
とりわけ、光学的効果を有するこれらのフィラーは、例えば以下のものから選択されて良い:
- ポリアミド(ナイロン(登録商標))パウダー、例えば10ミクロンの平均径と1.52の屈折率を有する、Atofina社製のオルガノゾルタイプのナイロン(登録商標)12の粒子;
- シリカパウダー、例えば5ミクロンの平均径と1.45の屈折率を有する、Miyoshi社製のシリカビーズSB 150;
- ポリテトラフルオロエチレンパウダー、例えば8ミクロンの平均径と1.36の屈折率を有する、Clariant社製のPTFE Ceridust 9205F;
- シリコーン樹脂パウダー、例えば4.5ミクロンの平均径と1.41の屈折率を有する、GE Silicone社製のシリコーン樹脂Tospearl 145A;
- アクリルコポリマー、特にポリメチル(メタ)アクリラートのパウダー、例えば8ミクロンの平均径と1.49の屈折率を有する、Nihon Junyoki社製のPMMA粒子Jurymer MBI;
- ワックスパウダー、例えば7ミクロンの平均径と1.54の屈折率を有するミクロパウダーの、パラフィンワックス粒子Microease 114S;
- 特に少なくとも一つのエチレン/アクリル酸コポリマーを含み、特にエチレン/アクリル酸コポリマーからなる、ポリエチレンパウダー、例えばSumitomo社製の粒子Flobeads EA 209(10ミクロンの平均径と1.48の屈折率);
- 例えば特許US 5 538 793に記載されたような、シリコン樹脂、特にシルセスキオキサンで被覆された、エラストマー性架橋オルガノポリシロキサンのパウダー。そのようなエラストマー性パウダーは、Shin-Etsu社により"KSP-100"、"KSP-101"、"KSP-102"、"KSP-103"、"KSP-104"、及び"KSP-105"の名称で市販されている。
- タルク/二酸化チタン/アルミナ/シリカの複合ポリマー、例えばCatalyst & Chemicals社によりCoverleaf AR-80の名称で市販されているもの;並びに
- これらの混合物。
用語「皮脂吸収性化合物」は、皮脂を吸収及び/または吸着可能な化合物を意味し、1ml/g以上、特に2ml/g以上、とりわけ3ml/g以上の皮脂の取り込みを有する。
皮脂吸収性及び/または皮脂吸着性化合物の粒子は、無機または有機起源のものであって良い。
とりわけこの化合物は、フュームドシリカ、ポリアミド(ナイロン(登録商標))パウダー、アクリルポリマー、特にポリメチルメタクリラート、ポリメチルメタクリラート/エチレングリコールジメタクリラート、ポリアリルメタクリラート/エチレングリコールジメタクリラート、及びエチレングリコールジメタクリラート/ラウリルメタクリラートコポリマーのパウダー、並びにこれらの混合物から選択されて良い。
本発明に係る組成物はまた、無機または有機起源の各種の更なるフィラーを含んでも良い。それらはいずれの形態を有しても良く、その結晶形態(例えばラメラ晶、立方晶、六方晶、斜方昌等)にかかわりなく、特に小板状、球状、または楕円状形態を有してよい。本発明に係る組成物で使用されて良い更なるフィラーとしては、特にタルク、マイカ、カオリン、ポリ-β-アラニン、及びポリエチレン、ラウロイルリジン、デンプン、窒化ホウ素、沈降した炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、及び炭酸水素マグネシウム、硫酸バリウム、ヒドロキシアパタイト、ガラスまたはセラミックマイクロカプセル、及び8から22の炭素原子、特に12から18の炭素原子を含む有機カルボン酸から由来する金属石鹸、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛、またはミリスチン酸マグネシウムが挙げられる。
本発明に係る組成物は有利には、少なくとも一つの粉体状染料を含んでよく、それらは化粧品及び/または皮膚化学組成物で通常使用される顔料及び真珠光沢剤から選択されて良い。
顔料は、白色または着色した、無機及び/または有機の、被覆されたまたは被覆されていないものであって良い。無機顔料としては、任意に表面処理された二酸化チタン、酸化ジルコニウム、または酸化セリウム、並びに酸化鉄、酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、及びフェリックブルーが挙げられる。有機顔料としては、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、及びコチニールカルミン、またはバリウム、ストロンチウム、カルシウム、若しくはアルミニウムに基づくレーキが挙げられる。
真珠光沢剤は、チタンまたはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカのような白色真珠光沢顔料、酸化鉄で被覆されたチタンマイカ、特にフェリックブルー若しくは酸化クロムで被覆されたチタンマイカ、前述のタイプの有機顔料で被覆されたチタンマイカのような真珠光沢顔料、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠光沢顔料から選択されて良い。
ここで本発明は、以下の非制限的な実施例によって説明されるであろう。これらの実施例では、量は重量パーセンテージとして示され、化合物は一般的にCTFA用語によって同定されている。
実施例1:O/Wエマルションの形態の化粧品組成物
A相
ジミリスチルタートラート(及び)セテアリルアルコール(及び)
C12-15パレス-7(及び)PPG-25-ラウレス-25 1.50g
グリセリルステアラート(及び)PEG-100ステアラート 2.00g
ステアリルアルコール 1.00g
シクロヘキサシロキサン 7.50g
水素化ポリイソブテン 2.50g
B相
防腐剤 1.00g
アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウラート 0.40g
水 66.75g
キサンタンゴム 0.20g
エチレンジアミンテトラメチレンリン酸五ナトリウム 0.05g
C相
シリカの粒子のコロイド状分散物 17.10g
(Catalysts & Chemicals社製のCOSMO S-40)
方法:
上記の組成物は、以下の態様で調製された:B相を約75℃に加熱し、アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウラートをそこに加え、次いで均一なゲルが得られるまで混合物を攪拌した。それとは別にA相を約75℃に加熱した。次いでB相にA相を加えることによって、エマルションを調製し、次いで40-45℃でC相を加え、完全な冷却が得られるまで攪拌を続ける。
実施例2(比較例):O/Wエマルションの形態の化粧品組成物
A相
ジミリスチルタートラート(及び)セテアリルアルコール(及び)
C12-15パレス-7(及び)PPG-25-ラウレス-25 1.50g
グリセリルステアラート(及び)PEG-100ステアラート 2.00g
ステアリルアルコール 1.00g
シクロヘキサシロキサン 10.00g
B相
防腐剤 1.00g
アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウラート 0.40g
水 66.75g
キサンタンゴム 0.20g
エチレンジアミンテトラメチレンリン酸五ナトリウム 0.05g
C相
シリカの粒子のコロイド状分散物 17.10g
(Catalysts & Chemicals社製のCOSMO S-40)
上記の組成物を、実施例1に記載のとおり調製した。
実施例3:てかり効果の評価
実施例1および2の組成物を、約5mg/cm2の割合で手の甲の領域で試験した。適用の30分後で、試験領域の写真を撮影し、添付の図面で提供している。
この図面に示されているように、本発明に係る実施例1の組成物(右手)は、比較実施例2の組成物(左手)とは異なり、適用後に皮膚にいずれの白色の沈着物も残さない。
実施例4:in vivo光学的特性の評価
実施例1の組成物の抗しわ効果、「ソフトフォーカス」効果、及びつや消し効果を、12人の女性のパネルに対して評価した。この組成物は、適用後4時間まで有意な態様で、皮膚のきめを細かくし、直ちにてかりをつや消しすることによって、皮膚の小起伏を目立たなくすることが観察された。同時に顔のつやがより一様に見え、しわ及び小じわが目立たなくなった。皮膚のてかりは現れなかった。
実施例5:in vivo引き締め効果の評価
実施例1の組成物を、目の輪郭にしわ及び小じわを有する40から60歳の女性のパネルに適用した(対称な写真によって試験した)。組成物の適用後、目の下に存在する小じわ、及び目じりのしわを目立たなくする有意な効果が観察されたが、美しくないないてかりの問題は観察されなかった。

Claims (22)

  1. 少なくとも一つの揮発性油と少なくとも一つの不揮発性油とを含む生理学的に許容可能な媒体に、少なくとも一つの無機フィラーの、増粘特性を有しないコロイド状粒子の分散物を含み、シクロペンタシロキサンを含まない、皮膚に対する局所適用に適した組成物。
  2. 前記無機フィラーが、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、アルミナ、炭酸ケイ素、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、及び白金から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記無機フィラーがフュームドタイプではないシリカであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記無機フィラーが混合酸化物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  5. 前記無機フィラーがシリカ-アルミナ複合フィラーであることを特徴とする、請求項4に記載の組成物。
  6. アルミニウムで被覆された前記粒子の表面が4から6%の間であることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記粒子が25℃でpH7で-25mV未満のゼータ電位を有することを特徴とする、請求項5または6に記載の組成物。
  8. 前記粒子が数値として0.1から100nmの間の平均径を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記粒子が数値として3から30nmの間の平均径を有することを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
  10. 7以下のpHを有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 6から7の間のpHを有することを特徴とする、請求項10に記載の組成物。
  12. 組成物の全重量に対して1から10重量%のコロイド状粒子を含むことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. グリセリンを含まないことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記不揮発性油が、植物起源の炭化水素油;動物、無機、または合成起源の炭化水素;C8-C30脂肪酸とC3-C30モノアルコールとのエステル;酸及び/またはアルコール鎖が8から29の炭素原子を含むヒドロキシ酸のエステル;ペンタエリトリチルエステル;8から26の炭素原子を有する直鎖状または分枝状アルコール;フッ素化油;シリコーン油;及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記揮発性油が、環状シリコーン、2から6のケイ素原子を含む直鎖状シリコーン、分枝状炭化水素、パーフルオロアルカン、及びパーフルオロモルホリン誘導体から選択されることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 1から25重量%の揮発性油及び不揮発性油の総量を含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 揮発性油:不揮発性油の重量比が1:1から3:1の間であることを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の組成物。
  18. O/W、W/O、またはW/O/Wエマルションの形態で存在することを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物の皮膚への適用を含む、顔及び/または首、特に老化した皮膚または脂っぽい皮膚のケアまたはメイクアップのための美容方法。
  20. 小じわ、毛穴、皮膚の小起伏の不規則性、及び着色斑のような皮膚の欠陥を目立たなくするまたは隠すための、請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物の美容的使用。
  21. 皮膚のつやを消すための、請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物の美容的使用。
  22. しわ及び小じわを目立たなくするための、及び顔及び/または首の皮膚を再び引き締めるための、請求項1から18のいずれか一項に記載の組成物の美容的使用。
JP2004267337A 2003-09-17 2004-09-14 無機フィラーのコロイド状粒子を含む化粧品組成物 Expired - Fee Related JP4559169B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0310915A FR2859631B1 (fr) 2003-09-17 2003-09-17 Composition cosmetique contenant des particules colloidales de charge inorganique.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005089461A true JP2005089461A (ja) 2005-04-07
JP4559169B2 JP4559169B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=34178909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004267337A Expired - Fee Related JP4559169B2 (ja) 2003-09-17 2004-09-14 無機フィラーのコロイド状粒子を含む化粧品組成物

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1516610B1 (ja)
JP (1) JP4559169B2 (ja)
AT (1) ATE336985T1 (ja)
DE (1) DE602004002052T2 (ja)
ES (1) ES2270312T3 (ja)
FR (1) FR2859631B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023277A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Johnson & Johnson Consumer France Sas レチノイドを含有している水中シリコーン形エマルジョン組成物
WO2008115695A1 (en) * 2007-03-22 2008-09-25 Elc Management Llc Cosmetic composition for skin tightening
JP2009533380A (ja) * 2006-04-11 2009-09-17 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ ぼかし性を有する化粧品配合物
JP2012511581A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 プレスパース コーポレーション シリコーンフリーな炭化水素複合体を用いた化粧品分散剤

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2885037B1 (fr) * 2005-05-02 2007-09-28 Oreal Kit de maquillage des matieres keratiniques et procede de mise en oeuvre
FR2885038B1 (fr) * 2005-05-02 2007-09-28 Oreal Kit de maquillage des matieres keratiniques et procede de mise en oeuvre
BRPI1102638B1 (pt) * 2011-06-16 2020-10-20 Universidade Federal Do Rio Grande Do Sul zeólita e materiais mesoporosos organizados como carga para a formulação de compostos de borracha, borracha termoplástica, plástico e fabricação de produtos
EP3421097A1 (en) * 2017-06-26 2019-01-02 L'oreal Cosmetic composition comprising an ordered porous material for reducing the visible and/or tactile irregularities of the skin
FR3080537B1 (fr) * 2018-04-27 2020-11-06 Oreal Utilisation cosmetique d'une composition comprenant au moins une charge et au moins un polymere tenseur particuliers pour procurer un effet tenseur a la peau

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4840789A (en) * 1987-10-16 1989-06-20 The Procter & Gamble Company Antiperspirant creams
US5069897A (en) * 1987-10-16 1991-12-03 The Proctor & Gamble Company Antiperspirant creams
ES2116810T5 (es) * 1995-05-30 2002-12-16 Oreal Utilizacion de acido silicico coloidal para reforzar las materias queratinicas.
FR2750693B1 (fr) * 1996-07-08 1998-10-16 Rhone Poulenc Chimie Dispersion de dioxyde de titane, poudre a base de dioxyde de titane, leur utilisation dans les formulations cosmetiques
FR2783419B1 (fr) * 1998-09-18 2002-07-12 Oreal Utilisation a ph acide de silicates mixtes en tant qu'agents tenseurs dans des compositions cosmetiques anti-rides
DE10142216C2 (de) * 2000-03-02 2003-11-06 Bundesrep Deutschland Dekontaminationsgel gegen Hautkampfstoffe und Applikator zum Auftragen
JP2002087929A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Kose Corp ゲル状組成物およびそれを含有してなる化粧料
US6514505B2 (en) * 2000-12-28 2003-02-04 Paula Dorf Cosmetic composition for adding fullness to the lips and surrounding area
FR2823113B1 (fr) * 2001-04-06 2005-12-16 Oreal Composition cosmetique anti-rides a effet immediat a base de dispersion aqueuse d'au moins une charge minerale

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023277A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Johnson & Johnson Consumer France Sas レチノイドを含有している水中シリコーン形エマルジョン組成物
JP2009533380A (ja) * 2006-04-11 2009-09-17 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ ぼかし性を有する化粧品配合物
WO2008115695A1 (en) * 2007-03-22 2008-09-25 Elc Management Llc Cosmetic composition for skin tightening
JP2012511581A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 プレスパース コーポレーション シリコーンフリーな炭化水素複合体を用いた化粧品分散剤

Also Published As

Publication number Publication date
FR2859631B1 (fr) 2008-05-09
ATE336985T1 (de) 2006-09-15
ES2270312T3 (es) 2007-04-01
EP1516610B1 (fr) 2006-08-23
JP4559169B2 (ja) 2010-10-06
EP1516610A1 (fr) 2005-03-23
FR2859631A1 (fr) 2005-03-18
DE602004002052D1 (de) 2006-10-05
DE602004002052T2 (de) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5695828B2 (ja) 化粧料組成物、肌の審美的外観を改善する方法および化粧品キット
EP0942708B2 (en) Mascara compositions having improved wear and beauty benefits
KR20180005159A (ko) 무광택 화장품 조성물
JP5927328B2 (ja) 油性化粧料
KR20000076449A (ko) 스티렌/아크릴레이트 공중합체 및 지방상을 포함하는화장용 조성물
WO2016097119A1 (en) Composition comprising polymer particles and a mineral thickener, and process using the same
JP2008260768A (ja) 油性連続相を含む化粧品組成物
US20050106196A1 (en) Cosmetic composition containing colloidal particles
WO2018053188A1 (en) Cosmetic tensioning composition
JP4559169B2 (ja) 無機フィラーのコロイド状粒子を含む化粧品組成物
WO2007020536A2 (en) Cosmetic method for the targeting of wrinkles
JP2016190835A (ja) 水中油型化粧料
US20060112503A1 (en) Solid personal care composition
JP6462583B2 (ja) テアニンを用いた表面処理粉体及びそれを含有する化粧料
JP2000119134A (ja) 油性固型化粧料
US20080206292A1 (en) Cosmetic Method for Targeting of Wrinkles
JP2003095874A (ja) 睫用化粧料
JP2018168133A (ja) 睫用化粧料
JP2003277217A (ja) 化粧料
WO2020175700A1 (ja) 化粧料用水性分散体、化粧料組成物、及び化粧料の製造方法
JP4842689B2 (ja) メイクアップ化粧料
WO2020013182A1 (ja) 化粧料
WO2019228996A1 (en) Cosmetic composition with visible oil droplets
JP2021091620A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2020055804A (ja) 睫用化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061218

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees