WO2022244860A1 - 抗ノロウイルス抗体 - Google Patents

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Abstract

要約 多くの遺伝子型のノロウイルスに反応し、ノロウイルスを一括して検出することが可能な抗ノロウイルス抗体が開示されている。抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片は、配列番号1及び配列番号2にそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応する。ノロウイルスに対して幅広く結合し、ヒトノロウイルスを幅広く特異的にかつ高感度に検出できる新規な抗ノロウイルス抗体並びにそれを用いたノロウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具が提供された。

Description

抗ノロウイルス抗体
 本発明は、抗ノロウイルス抗体並びにそれを用いたノロウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具に関する。
 ノロウイルスは、ヒトに経口感染して、十二指腸から小腸上部で増殖し、感染性胃腸炎を起こす。十二指腸付近の小腸上皮細胞を脱落させ、おう吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こす。感染から発症までの潜伏期間は12時間~72時間(平均1~2日)で、症状が収まった後も便へのウイルスの排出は1~3週間程度続き、7週間を越える排出も報告されている。食中毒報告患者のうち約7割がノロウイルス感染症である。
 ノロウイルスは、約7,500塩基のプラス一本鎖RNAをゲノムに持つエンベロープを持たないウイルスである。ノロウイルスのゲノムには3つの蛋白質コード領域(ORF)が存在しており、ORF1はウイルスの複製に関与する非構造タンパク質、ORF2はカプシド構造タンパク質(VP1)、ORF3はマイナーな構造タンパク質(VP2)をコードしていることが報告されている。また、ノロウイルスは、カプシド遺伝子配列の類似性をもとに、ゲノグループI~V(GI~GV)の5つのグループに分類され、このうち、GI、GII、GIVがヒト感染の主流となる。中でもゲノグループI(GI)とゲノグループII(GII)は遺伝的多様性に富んでおり、ヒト由来試料からは、進化系統の異なる様々なウイルスが検出され、ゲノグループIは9種或いはそれ以上ゲノタイプ(遺伝子型)、ゲノグループIIは22種或いはそれ以上のゲノタイプに分類できるとされている。
 ノロウイルスの検出は、カプシド構造タンパク質を、抗体を用いてエンザイムイムノアッセイ(EIA)法(非特許文献1参照)やイムノクロマトグラフィー法(非特許文献2参照)により検出することが行われている。したがって、ノロウイルス抗原を的確に検出するためには、全ての遺伝子型に反応する抗体が必要となる。
 しかしながら、抗原の共通領域を認識して反応する抗体は容易に入手できず、これまでは、特定のアミノ酸配列を有するノロウイルス抗原ペプチドまたはそれのフラグメントに対する抗体(例えば、特許文献1参照)を複数組み合わせた試薬を作製し、異なる遺伝子型のノロウイルスを其々検出することが行われている。
 例えば、ゲノグループGIIのノロウイルスに共通して反応する抗体を得るべく検討したところ、GIIに属するノロウイルスのカプシドの突出領域の特定部位に結合する抗体が、GIIのノロウイルスに対して幅広く結合し、当該GIIに属する遺伝子型(GII/1~GII/17)のノロウイルスの略全てを特異的に検出することが報告されている(特許文献2参照)。
 しかしながら、ノロウイルスは易変異性のウイルスでありカプシドの表面に露出している突出領域は変異が多く、突出領域に抗原抗体反応をすることで幅広い遺伝子型と反応する抗体を一時的に作製できたとしても、変異株が発生すると反応できなくなるという問題があった。
 したがって、遺伝子型の異なる多数のノロウイルスを一括して検出できる抗体の創生が望まれていた。
 一方、非特許文献3には、ノロウイルスのカプシドのshell領域と抗原抗体反応するモノクローナル抗体が記載されている。
特表2009-542715号公報 国際公報WO13/039165
「改良ノロウイルス抗原検出EIAキットの評価」、月刊医学と薬学 Vol.61 No.1 Page.93-98 (2009.01.25) 「ノロウイルス抗原迅速診断薬クイックナビ-ノロの評価 」、月刊医学と薬学 Vol.61 No.5 Page.779-785 (2009.05.25) Gabriel I. Parra et al., PLOS ONE, June 2013, Volume 8, Issue 6, e67592
本発明は、多くの遺伝子型のノロウイルスに反応し、ノロウイルスを一括して検出することが可能な抗ノロウイルス抗体を提供することに関する。  
 本発明は、上記課題に鑑み、ノロウイルスに共通して反応する抗体を得るべく検討したところ、ノロウイルスのカプシドの表面に露出している突出領域ではなく、内部構造であるshell領域に着目し、ノロウイルスのカプシドのshell領域の特定部位に結合する抗体が、ノロウイルスに対して幅広く結合し、ヒトノロウイルスを幅広く特異的に検出できることを見出した。
 すなわち、本発明は以下のものを提供する。
(1) 配列番号1及び配列番号2にそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応する、抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片。
(2) 配列番号3及び配列番号4にそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応する、請求項1記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片。
(3) 前記抗ノロウイルス抗体がモノクローナル抗体である、(1)又は(2)記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片。
(4) 検体中のノロウイルスと、(1)~(3)のいずれか記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片との抗原抗体反応を利用した、ノロウイルスの免疫測定方法。
(5) (1)~(3)のいずれか記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片を含む、ノロウイルスの免疫測定器具。
 本発明により、ノロウイルスに対して幅広く結合し、ヒトノロウイルスを幅広く特異的にかつ高感度に検出できる新規な抗ノロウイルス抗体並びにそれを用いたノロウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具が提供された。
 本発明の抗ノロウイルス抗体は、MMMASKDAPPSMDGASGAGQLVP(配列番号1)及びMKMASNDAAPSNDGAAGLVPE(配列番号2)で示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応する抗体であり、ノロウイルスのカプシド構造タンパクのshell領域に存在するエピトープに結合するものである。配列番号1及び配列番号2にそれぞれ示されるアミノ酸配列の共通性から、MMMASKDAPPSMDGASG(配列番号3)及びMKMASNDAAPSNDGAAG(配列番号4)中にエピトープが存在するものと考えられる。なお、この領域は、非特許文献3に記載されているモノクローナル抗体のエピトープとは異なる領域である。
 ノロウイルスのカプシド構造タンパク(VP1)は、shell領域(Sドメイン)と突出領域(Pドメイン)から成ることが知られている。Sドメインは、VP1のアッセンブリーを司ると考えられている。一方、Pドメインは、更にP1とP2サブドメインに分かれ、P1サブドメインは、Sドメインと相互作用し、カプシドの物理的安定性を増強すること、P2サブドメインは,ウイルス粒子の最外郭に位置し、マウスノロウイルスでは中和抗体の標的となることが報告されている。
 本発明の抗ノロウイルス抗体は、IgG、IgA、IgY、IgD、IgM、IgEまたはそれらの1つ以上の一部、例えば、重鎖、軽鎖、FcまたはF(ab)一部のような任意の要求された類型であることができる。
 本発明で使用される抗ノロウイルス抗体は、公知の手段を用いてポリクローナル又はモノクローナル抗体として得ることができる。哺乳動物由来のモノクローナル抗体としては、ハイブリドーマにより産生されるもの、及び遺伝子工学的手法により抗体遺伝子を含む発現ベクターで形質転換した宿主により産生されるものが包含される。
 抗ノロウイルスモノクローナル抗体産生ハイブリドーマは、基本的には公知技術を使用し、以下のようにして作製できる。すなわち、遺伝子組換ノロウイルス様中空粒子(VLP)を感作抗原として使用して、これを通常の免疫方法にしたがって免疫し、得られる免疫細胞を通常の細胞融合法によって公知の親細胞と融合させ、通常のスクリーニング法により、モノクローナルな抗体産生細胞をスクリーニングし、得られたモノクローナル抗体の中から、配列番号1及び配列番号2でそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応するモノクローナル抗体を選択することによって作製できる。また、ポリクローナル抗体は、配列番号1及び配列番号2でそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドの少なくともいずれかを、そのまま、又は常用される担体に固定化して、マウス、ラット、ハムスター等の動物に免疫し、その血清からポリクローナル抗体を回収することにより作製することができる。
 遺伝子組換ノロウイルスVLPは、ノロウイルスのカプシドの遺伝子配列をトランスファープラスミドベクターに挿入し、バキュロウイルスDNAと、前述のプラスミドをSf9細胞に同時にトランスフェクションし、相同組み換えを利用し、組み換えウイルスを作製し増殖させシードウイルスを得、その後、Tn5細胞でタンパク質の発現を行うことにより細胞中又は培養上清中から目的の組換ウイルスVLPを公知の方法で精製することにより得ることができる。なお、遺伝子組換ノロウイルスVLP自体は周知であり、抗ノロウイルス抗体の創製等のために広く用いられているものである。
 感作抗原で免疫される哺乳動物としては、特に限定されるものではないが、細胞融合に使用する親細胞との適合性を考慮して選択するのが好ましく、一般的にはげっ歯類の動物、例えば、マウス、ラット、ハムスター等が使用される。
 感作抗原を動物に免疫するには、公知の方法にしたがって行われる。例えば、感作抗原を哺乳動物の腹腔内又は、皮下に注射することにより行われる。具体的には、感作抗原をPBS(Phosphate-Buffered Saline )や生理食塩水等で適当量に希釈、懸濁したものを所望により通常のアジュバント、例えば、フロイント完全アジュバントを適量混合し、乳化後、動物の皮下、皮内、腹腔などに投与して一時刺激後、必要に応じて同様の操作を繰り返し行う。抗原の投与量は投与経路、動物種に応じて適宣決定されるが、通常の投与量は1回当たり10μg~1mg程度が好ましい。このように免疫し、血清中に所望の抗体レベルが上昇するのを確認した後に、哺乳動物から採血し、血清成分を精製することでポリクローナル抗体を得ることができる。血清成分を精製する際には、感作抗原を固定化したアフィニティーカラム等を使用することができる。
 また、モノクローナル抗体を作製する際には、抗体レベルが上昇した哺乳動物から免疫細胞を取り出し、細胞融合を行う。細胞融合を行う際の好ましい免疫細胞としては、特に脾細胞が挙げられる。
 前記免疫細胞と融合される他方の親細胞としての哺乳動物のミエローマ細胞は、すでに、公知の種々の細胞株、例えばP3X63、NS-1、MPC-11、SP2/0等が適宜使用される。
 前記免疫細胞とミエローマ細胞の細胞融合は公知の方法、たとえば、ケラーらの方法(Kohler et al., Nature, vol, 256, p495-497(1975))等に準じて行うことができる。すなわち、ポリエチレングリコール(平均分子量1000~6000のPEG、30~60%濃度)、センダイウィルス(HVJ)等の細胞融合促進剤の存在下、所望によりジメチルスルホキシド等の補助剤を添加し、RPMI1640培養液、MEM培養液等の栄養培養液中で、免疫細胞とミエローマ細胞を混合することによって、融合細胞(ハイブリドーマ)の形成が行われる。
 融合により形成されたハイブリドーマをヒポキサンチン、チミジン及びアミノプテリンを含む培地(HAT培地)等の選択培地で1日~7日間培養し、未融合細胞と分離する。得られたハイブリドーマをその産生する抗体により更に選択する。選択したハイブリドーマを公知の限界希釈法に従って単一クローン化し、単一クローン性抗体産生ハイブリドーマとして樹立する。
 ハイブリドーマの産生する抗体の活性を検出する方法は、公知の方法を使用することができる。例えばELISA法、凝集反応法、ラジオイムノアッセイ法が挙げられる。
 得られたハイブリドーマからモノクローナル抗体を取得するには、当該ハイブリドーマを通常の方法に従って培養し、その培養上清として得る方法、あるいはハイブリドーマをこれと適合性がある哺乳動物に投与して増殖させ、その腹水として得る方法などが採用される。
 抗体の精製は、塩析法、ゲル濾過法、イオン交換クロマト法またはアフィニティークロマト法等の公知の精製手段を用いて行なうことができる。
 本発明の抗ノロウイルス抗体を任意の免疫測定方法に適用することにより、検体中のノロウイルスを特異的に測定・検出することができる。
 免疫測定方法自体は周知であり、本発明の免疫測定は、抗体又はその抗原結合性断片として上記した本発明の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片を用いること以外は、周知の免疫測定方法のいずれをも採用することができる。したがって、免疫測定方法は、特に制限されず、サンドイッチ法、免疫凝集法、競合法等、周知の免疫測定方法のいずれをも採用することができる。これらの中でも抗ノロウイルス抗体と標識抗ノロウイルス抗体を用いたサンドイッチ法が好ましく、固定化抗ノロウイルス抗体と標識抗ノロウイルス抗体を用いる方法がさらに好ましい。
 抗ノロウイルス抗体を固定化する支持体としては、ポリスチレンプレート、ラテックス粒子、磁性粒子、ガラス繊維膜、ナイロン膜、ニトロセルロース膜、酢酸セルロース膜等の不溶性支持体が好ましい。抗体の固定化方法は周知である。
 また、標識抗ノロウイルス抗体としては、公知の標識体、例えば、放射性同位体(例えば、32P、35S、3H)、酵素(例えば、ペルオキシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、ルシフェラーゼ)、タンパク(例えば、アビジン)、低分子化合物(例えば、ビオチン)、蛍光物質(例えば、FITC)、化学発光物質(例えば、アクリジニウム) 、ラテックス粒子(例えば、着色ラテックス粒子、蛍光ラテックス粒子)、金属(例えば、金、銀、白金等の貴金属)コロイド粒子、炭素原子等を用いることができる。
 検体中のノロウイルスの検出は、検体中のノロウイルスを固定化抗ノロウイルス抗体と反応させることにより行われるが、サンドイッチ法による場合には、検体含有液と固定化抗ノロウイルス抗体を反応させ、次いで前記標識抗体を反応させること、或いは固定化抗ノロウイルス抗体と標識抗体とを同時に反応させることにより行うことができる。反応終了後、検体中のノロウイルスと固定化抗ノロウイルス抗体と標識抗体とで形成された複合体中の標識量を測定すれば、検体中のノロウイルス量が測定できる。標識量の測定は、標識体の種類に応じた手段で行うことができる。例えば、標識として酵素、アビジンを用いた場合には、反応後、基質を加え、酵素活性を測定する。また、標識として蛍光(蛍光ラテックス粒子を含む)又は化学発光物質を用いた場合には、消光が起こらない条件で信号を測定する。着色ラテックス粒子、金属コロイド粒子、及び炭素粒子等は、目視或いは反射光等で信号を測定する。
 上記した免疫測定方法の中でも、ELISA及びイムノクロマトグラフ法がより好ましい。
 本発明の抗ノロウイルス抗体を用いた免疫測定器具は、固定化された本発明の抗ノロウイルス抗体を含む。固定化抗ノロウイルス抗体の他、例えば検体用希釈液、標識抗ノロウイルス抗体、反応基質等により構成されるキットの形態にあってもよい。
実施例1 抗ノロウイルスモノクローナル抗体の取得
 常法により作製されたノロウイルス様中空粒子(VLPs)をBALB/cマウスに免疫し、一定期間飼育したマウスから脾臓を摘出し、ケラーらの方法(Kohler et al., Nature, vol, 256, p495-497(1975))により、マウスミエローマ細胞と融合した。得られた融合細胞(ハイブリドーマ)を、37℃インキュベーター中で維持し、その培養上清を用いて、ノロウイルスに対する産生抗体の反応性を調べた。VLPsを140mM NaCl、2.7mM KCl、10mM Na2HPO4、1.8mM KH2PO4、pH7.3(以下、PBSと略す)で0.1μg/mLに希釈した。希釈したVLPsをプラスチック製マイクロタイタープレート(Nunc-Immuno Module F8 Maxisorp Surface plate, 商品名、Nalgen Nunc International社製)のウェルに、1ウェル当たり100μLのVLPs/PBS, pH7.3溶液を加え、4℃、12時間の条件下でVLPsをマイクロタイタープレート上に固相化した。12時間後、ウェルに加えておいたVLPs/PBS溶液をデカンテーションにより除去し、そのマイクロタイタープレートのウェルへPBS、0.05%(v/v)Tween20(以下PBS-Tと略す、Tweenは商品名)を200μL/ウェルで添加し、デカンテーションによるPBS-Tの除去を行った。この洗浄工程を計3回行った。
 その後、1%PerfectBlock(商品名、フナコシ社製ブロッキング剤)/PBS pH7.3を200μL/ウェルで添加し、4℃、12時間の条件下でVLPs固相化マイクロタイタープレートのウェル内ブロッキングを行った。12時間経過後、4℃のままで保存状態とした。培養上清中の抗ノロウイルスモノクローナル抗体の反応性を確認するために、VLPs固相化マイクロタイタープレートに、培養上清100μL/ウェルで加え、37℃、1時間加温した。その後、ウェルに加えておいた、培養上清をデカンテーションにより除去し、PBS-Tを200μL/ウェルで添加し、デカンテーションによるPBS-Tの除去を行い、ウェル内の洗浄をした。この洗浄工程を計3回行った。
 その後、ウェルへPeroxidase-Conjugated Goat Anti-Mouse Immunoglobulins(Agilent Technologies社製)(以下、酵素標識抗体と称する)を100μl/ウェル(1万倍希釈)で加え、37℃、1時間加温した。その後、ウェルに加えた酵素標識抗体をデカンテーションにより除去し、PBS-Tを200μL/ウェルで添加し、デカンテーションによるPBS-Tの除去を行い、ウェル内の洗浄をした。この洗浄工程を計3回行った。その後、ウェルへ3,3’,5,5’-T-テトラメチルベンジジン (以下、TMBと略す)溶液をペルオキシダーゼ酵素反応基質溶液として、100μL/ウェルで加え、25℃、30分、遮光で静置した。その後、直ちに313mM H2SO4溶液を100μL/ウェルで添加し、酵素反応を停止させた。
 その後、本ウェルの吸光度を測定し、450nmの吸光度から630nmの吸光度を差し引いた数値を反応性評価の指標とした。(Josephy P.D.,Mason R.P.et al.(1982) J. Biol. Chem. 257, 3669-3675)。上清の抗体活性を確認しながら細胞の純化(単クローン化)を行った。
 その結果、表1に示した抗ノロウイルスモノクローナル抗体を産生する細胞株を得られた。
 取得した細胞株をブリスタン処理したBALB/cマウスに腹腔投与し、約2週間後、抗体含有腹水を採取した。得られた腹水から、プロテインAカラムを用いたアフィニティークロマトグラフィー法によりIgGを精製し、精製抗ノロウイルスshell領域抗体(SMoAb)を得た。
実施例2 抗ノロウイルス抗体エピトープの確認
 実施例1で作製した抗ノロウイルスshell領域抗体(SMoAb)について、ノロウイルス遺伝子群に共通するアミノ酸配列を同定し、同定されたアミノ酸配列をもとに、ペプチド合成を行い、同定されたアミノ酸配列を有するペプチドを作製した。作製したペプチドをPBSで0.3μg/mLに希釈した。希釈したペプチドをプラスチック製マイクロタイタープレート(Nunc-Immuno Module F8 Maxisorp Surface plate, 商品名、Nalgen Nunc International社製)のウェルに、1ウェル当たり100μLのノロウイルスペプチド/PBS, pH7.3溶液を加え、4℃、12時間の条件下でノロウイルスペプチドをマイクロタイタープレート上に固相化した。12時間後、ウェルに加えておいたノロウイルスペプチド/PBS溶液をデカンテーションにより除去し、そのマイクロタイタープレートのウェルへPBS-Tを200μL/ウェルで添加し、デカンテーションによるPBS-Tの除去を行った。この洗浄工程を計3回行った。
 その後、1%PerfectBlock(商品名、フナコシ社製ブロッキング剤)/PBS pH7.3を200μL/ウェルで添加し、4℃、12時間の条件下でペプチド固相化マイクロタイタープレートのウェル内ブロッキングを行った。12時間経過後、4℃のままで保存状態とした。抗ノロウイルスモノクローナル抗体の反応性を確認するために、ノロウイルスペプチド固相化マイクロタイタープレートに、1μg/mLの抗ノロウイルスモノクローナル抗体100μL/ウェルで加え、37℃、1時間加温した。その後、ウェルに加えておいた、抗体液をデカンテーションにより除去し、PBS-Tを200μL/ウェルで添加し、デカンテーションによるPBS-Tの除去を行い、ウェル内の洗浄をした。この洗浄工程を計3回行った。
 その後、ウェルへ酵素標識抗体を100μl/ウェル(1万倍希釈)で加え、37℃、1時間加温した。その後、ウェルに加えた酵素標識抗体をデカンテーションにより除去し、PBS-Tを200μL/ウェルで添加し、デカンテーションによるPBS-Tの除去を行い、ウェル内の洗浄をした。この洗浄工程を計3回行った。その後、ウェルへTMB溶液をペルオキシダーゼ酵素反応基質溶液として、100μL/ウェルで加え、25℃、30分、遮光で静置した。その後、直ちに313mM H2SO4溶液を100μL/ウェルで添加し、酵素反応を停止させた。
 その後、本ウェルの吸光度を測定し、450nmの吸光度から630nmの吸光度を差し引いた数値を反応性評価の指標とした(Josephy P.D.,Mason R.P.et al.(1982) J. Biol. Chem. 257, 3669-3675)。実施例1で得られたSMoAb2クローンと抗ノロウイルスポリクローナル抗体(PoAb)をマイクロタイタープレート上のペプチドと反応させ、酵素標識抗体、ペルオキシダーゼ酵素反応基質溶液を用いて反応を確認した。反応が確認できたペプチドのアミノ酸配列は、表1に示した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 本発明のSoMb抗体は、No.1とNo,8の共通した配列を多く含むMMMASKDAPPSMDGASG(配列番号3)とMKMASNDAAPSNDGAAG(配列番号4)を認識していると考えられる。
実施例3 イムノクロマト(IC)法における抗ノロウイルスモノクローナル抗体の反応性
1. 抗ノロウイルス抗体のニトロセルロースメンブレンへの固定化
 ノロウイルスGIのカプシドの突出領域に反応するモノクローナル抗体(GIPMoAb)及びノロウイルスGIIのカプシドの突出領域に反応するモノクローナル抗体(GIIPMoAb)を1.0mg/mLになるように精製水で希釈した液及び抗マウスIgG抗体を準備し、PETフィルムで裏打ちされたニトロセルロースメンブレンに1μL/cmの量で線状に塗布し、テストラインとした。コントロールラインは、抗マウスグロブリン抗体を上記同様に塗布した。本実施例において、抗体固定化メンブレンと呼ぶ。
2. 抗ノロウイルス抗体の着色ポリスチレン粒子への固定化
 実施例1で作製した抗ノロウイルスshell領域抗体(SMoAb)を0.5mg/mlになるように精製水で希釈し、これに着色ポリスチレン粒子を0.1%になるように加え、撹拌後、カルボジイミドを1%になるように加え、さらに撹拌した。遠心操作により上清を除き、50mM Tris(pH9.0)、3.0%BSAに再浮遊し、抗ノロウイルス抗体結合着色ポリスチレン粒子を得た。本実施例において、抗体固定化粒子と呼ぶ。
3. 試験片の作製
 抗体固定化メンブレンと他部材(バッキングシート、吸収帯、サンプルパッド)を貼り合わせて5mm幅に切断し、ノロウイルス試験片とした。これらを本実施例において、試験片と呼ぶ。
4. 免疫測定
 各試験片に、任意に希釈したノロウイルスVLPsと抗体固定化粒子を含む検体浮遊液を100μL滴加し、15分間静置した。
 抗マウスIgG抗体及び抗ノロウイルス抗体の両方の塗布位置で発色を目視で確認できた場合に+と判定した。抗マウスIgG抗体の塗布位置のみで発色を目視で確認でき、抗ノロウイルス抗体の塗布位置で発色を目視で確認できない場合は-と判定した。また、抗マウスIgG抗体の塗布位置で発色を目視で確認できない場合は無効と判定した。また、ラインの発色強度により、+++>++>+と記載する。
 本発明の試験片と従来品であるノロウイルスのカプシドの突出領域に反応するモノクローナル抗体を用いた試験片と判定結果を比較した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 表2より、本発明の試験片は従来品と比較して、試験したGI遺伝子群の全てに反応した。さらに、従来品よりも強く反応しており、ノロウイルス抗原に対する抗体の結合親和性が高く、ノロウイルスをより高感度に検出可能であることが確認された。

Claims (5)

  1.  配列番号1及び配列番号2にそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応する、抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片。
  2.  配列番号3及び配列番号4にそれぞれ示されるアミノ酸配列から成る各ペプチドと抗原抗体反応する、請求項1記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片。
  3.  前記抗ノロウイルス抗体がモノクローナル抗体である、請求項1又は2記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片。
  4.  検体中のノロウイルスと、請求項1又は2記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片との抗原抗体反応を利用した、ノロウイルスの免疫測定方法。
  5.  請求項1又は2記載の抗ノロウイルス抗体又はその抗原結合性断片を含む、ノロウイルスの免疫測定器具。
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