JPH0328766A - Hiv抗体の検出方法およびそれに用いるアッセイキット - Google Patents

Hiv抗体の検出方法およびそれに用いるアッセイキット

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JPH0328766A
JPH0328766A JP2057860A JP5786090A JPH0328766A JP H0328766 A JPH0328766 A JP H0328766A JP 2057860 A JP2057860 A JP 2057860A JP 5786090 A JP5786090 A JP 5786090A JP H0328766 A JPH0328766 A JP H0328766A
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hiv
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antibodies
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JP2057860A
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George J Dawson
ジョージ・ジェイ・ドーソン
Larry T Mimms
ラリー・ティー・ミムス
Charles Wood
チャールズ・ウッド
Ping Wu
ピン・ウー
Michelle A Roser
ミシェル・エイ・ローザー
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Abbott Laboratories
Original Assignee
Abbott Laboratories
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    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • GPHYSICS
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    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
    • G01N33/56983Viruses
    • G01N33/56988HIV or HTLV

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般に、ヒト血清中ての後天性免疫不全症候
群(AIDS)の病因ウイルスに対する抗体の検出のた
めの改良アッセイ法に関する。さらに詳しくは、安全な
細菌で製造された組換えH 1■タンパク質を用いたヒ
ト免疫不全ウイルス(HIV)に対する抗体の特異的で
感度の優れた検出法に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)後天
性免疫不全症候群(AIDS)は、米国、ヨ1’ml 
ノバわよび中央アフリカにおいて流行性の比率に達して
いるか、日和見感染および/または腫瘍に関連する免疫
系の異常疾患である。当面する挑臥の一つとして、AI
DSの病因ウィルスであるヒト免疫不全ウイルス(HI
V)による汚染から血液製剤を保護することか挙げられ
る。HIVの変異体には、ヒl−T細胞ソンバ球ウイル
スタイブTit (+1 1’ l. V − II+
 )、AIDS関連ウイルス(八R■)、リンパ節障害
関連ウイルス(LAV)などと一般に呼ばれるウイルス
か含まれる。
ウイルスケノムのヌクレオチド分析に基づき、5′末端
から開始してHIVゲノムRNAは、(i)ヌクレオチ
ド310〜L869の間に広がり、内部構造コアまたは
ヌクレオカプンドタンパク質(最も抗原性の高いコアタ
ンパク質てあるp24を含む)をコードするgag遺伝
子、 (ii)ヌクレオカプンド1,629〜4,673の間
に広がり、酵素、逆転写酵素をコートするpol遺伝子
、および (iii)ヌクレオチド5,781〜8,369の間に
広かり、エンヘロープ糖タンパク質(最も抗原性の高い
エンベロープタンパク質であるgp41ヲ含む)をコー
ドするenv遺伝子 をコードする[ラトナー(Ratner)ら、N at
ure,主11、277〜284(1985)]。
HIVがAIDS患者の培養T細胞から単離され、おそ
ら<AIDSの病因であることが決定された晴点て、該
疾患の診断指示薬として有用でありかつ血液製剤をスク
リーニングずるためにも有用なアッセイ法の研究か開始
された。イムノアッセイは、その感度のゆえに適当な選
択であった。
1つのイムノアッセイ法として、ガロ(Gallo)ら
の米国特許第/1,520,113号明細書には3つの
抗H I Vアソセイ法か記載されている。これらは、
ウエスタンブロツティング法に基づいたストリノプラジ
オイムノアノセイ、酵素結合免疫吸着ア,セイ(EII
SA)、および間接免疫蛍光アソセイである。これらの
イムノアソセイに用いるウイルスタンパク質試薬は、不
死化した腫瘍ヒl−T細胞株てあるHTの細胞培養岐か
ら単離した不活化全ウイルスからなる。
ヒト血清中のHIVウィルスに対する抗体の存在を検出
するための現在のイムノア,セイ法では、ウイルスの複
製が可能な細胞株中で培養した不活化全ウイルスを抗原
試薬として利用したE L I SA法を用いている。
この方法は極めて高感度であり、実際の感染患者を検出
する可能性も高い。しかしながら、非感染者もときに陽
性の結果を与えることがある。
血液製剤のスクリーニングアッセイにおける偽陽性の検
出は、一般に用いられている方法の最も切羽詰まった問
題のーってある。現在のところ、試料をE L I S
 A法によりスクリーニングし、結果か陽性であるとき
にさらに2つの試験をその試料についで行っている。い
ずれかが陽性であるときは、その試料は再反応性を有す
るとされる。この再反応性を有するとされた試料がHI
Vに対する抗体を含んでいるかどうかを決定するための
方法として、ウヱスタンプ口ツティング法か一般に用い
られている。しかしなから、低い値の再反応性の試料は
、しばしばウェスタンブロノティング法によっては陽性
の結果が得られない。にもかかわらず、その血液製剤は
、感染性についで疑いかあるため廃棄しなければならな
いしチャルマーズ(chalmers)ら、JAMA,
256、1778 〜1783(1986)]。これら
の偽陽性は、ウィルス単離物中の細胞タンパク質への免
疫グロブリンの非特異的結合によるものであることかし
ばしばである。
?在利用されているアッセイの他の関心領域は、偽陽性
を解明するのに役立つ便利な確認アソセイか存在しない
ことである。現在用いられている方法であるウエスタン
ブロノティング法はタウビン(Towbin)らのP 
roc. Nap’ l. Acad. S ci. 
U S A,76、4350(1979)に一般に記載
されているか、HIVタンパク質を分子量に基づいて分
離するためにドデンル硫酸ナトリウムポリアクリルアミ
ドケル電気泳動(SDS  PAGE)を必要とする。
分離したH I Vタンパク質は、電気泳動によりゲル
から二1・ロセルロースンートに移される。
この二1・ロセルロースをストリップにカッティングし
、試験試料、ついで抗ヒ}IgG標識抗体と反応させる
。ウイルスタンパク質の移動したストリソプ上の領域に
標識が現れることが陽性結果を示す。抗H I V抗体
を検出するためのこの方法の不利な点としては、主観的
な解釈か必要てあること、操作広か複雑で面倒であるこ
と、およびH I■タンパク質の組戊の変化をコントロ
ールすることか本来的に困難であることが挙げられる■
抗H I Vアソセイが陽性であることを告げることは
、患者にとってショソクである。さらに、血液製剤試料
における偽陽姓は、せっかく提供された血液を破棄しな
ければならないので望ましくない。それゆえ、偽陽性を
なくすことは研究するだけの価値がある。
現在のアソセイ方法では生きたウイルスをインビ1・ロ
で培養し、ついで単離および不活化を行って全ウイルス
試薬を得るため、安全性ということが他の関心事である
。HIV感染は潜在的に致死性であるのて、ウイルスの
培養および単剛「法はともに本来的に危険である。
HIV感染を検出する最も特異的な試験はウィルスの単
離であるが、培養液中でのH I Vの単離の複雑さお
よび困難さのため、この方法は大規模に使用するには実
際的な方法ではない。感度および特異性の高い幾つかの
形態のE L I S A法は、血液製剤を大規模にス
クリーニングするのに最も実用的で容易な方法である。
アソセイ法において、遺伝子組換えにより製造したHI
Vタンパク質を抗原として用いることにより」二記問題
は解決される。まず、組換えタンパク質は本来非感染性
であり、それゆえ、そのようなタンパク質を製造および
単離することは全ウイルスを培養することに比へれば安
全である。第二に、組換え庄により得られた純粋なウイ
ルスタンパク質を用いることにより、汚染タンパク質に
伴う非特異的反応による偽陽性をある程度除くこどかで
きる。第三に、試薬を標準化することにより、アソセイ
の特異性および予測値を向上させることができる。
p24を含むH I V gag遺伝子の大腸菌内での
発現により、rDNA法により製造されたHIVgag
タンパク質は潜在的な診断価値を有すること一ルド・ス
プリング・ハーバー ニューヨーク、5月22〜26日
、1985;タウヘクノ( D owbekno)ら、
Proc.Natl.Acad.Sci.USA,  
82、7748〜7752、(1.985);グラエブ
(Ghrayeb)ら、DNA,5、93 〜99(1
 986);スタイ?  (S teimer)ら、V
 irology,  ] 5 0、283〜2 9 
0(1. 9 8 6)]。同様に、gp41またはg
p4 1の一部の発現によってもまた、rDNA法で得
られたHIVエンベロープ配列か診断アッセイにおいて
有用であることが示された[ウノドコールド●スプリン
グ●ハーバー、ニューヨーク、5月22〜26日、19
85:チャング(c hang)ら、B iotech
nologys  3、905 〜909(1985)
;クロール(crowl)ら、Cell、41、979
〜986(1985);カブラディラ(cabradi
lla)ら、B iotechnologY,  4、
128〜133(]986)]。大腸閑で発現されたウ
ィルスタンパク質か診断アノセイにおいて潜在的な有用
性を有することは一般に知られていても、細胞培養岐か
ら得られた天然のウイルスタンパク質と同等もしくはそ
れ以上の特異性および感度を有する試薬を用いたイムノ
アッセイを開発することは困難な仕事てあった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、生物学的試料中のHIVに対する抗体を検出
するための改良されたイムノアッセイ法を提供するもの
であり、該方法は少なくとも2つの検出系からなる。
すなわち、本発明は、第一固相支持体および第二固相支
持体を用いた抗H I V抗体の検出方法であって、 (a)該第一固相支持体にp24タンパク質を、該第二
固相支持体にgp/l lタンパク質をそれぞれ結合さ
せ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
ートおよび標識抗HIVp24抗体と接触させ、 (c)該第一固相支持体から未結合の生物学的試料およ
び未結合の標識抗HIVp24抗体を除き、(d)標識
を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存在を決定し
、 (e)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
ートおよび標識抗HIVgp41抗体と接触させ、 (f)該第二固相支持体から未結合の生物学的試料およ
び未結合の標識抗HIVgp/II抗体を除き、ついで (g)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
れか、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体
の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法;固相支持体
を用いた抗H I V抗体の検出方法であって、 (a)該固相支持体にp24タンパク質およびgp41
タンパク質を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および標識抗HIV
p24抗体および標識抗HIVgp41抗体と接触させ
、 (c)該固相支持体から未結合の生物学的試料および未
結合の標識抗HIVp24抗体および標識抗HIVgp
41抗体を除き、ついで (d)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
び抗1−1 1 V gp4 1抗体の存在を決定し、
抗HIVp24抗体または抗1−[ I V gp4 
1抗体のいずれか、または両抗体の存在により試料中の
抗H I V抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法生物学的
試料中の抗H I V抗体を検出するためのイムノアッ
セイキットであって、 (a)それぞれ、組換えp24タンパク質および組換え
gp41タンパク質をコーティングした第一固相支持体
および第二固相支持体、および (b)標識抗HIVp24抗体および標識抗HIVgp
41抗体 からなることを特徴とするイムノアッセイキット生物学
的試料中の抗1−1 1 V抗体を検出するためのイム
ノアッセイキットであって、 (a)組換えp24タンパク質および組換えgp41タ
ンパク質をコーティングした固相支持体、および(b)
標識抗HIVp24抗体および標識抗1−1 1 Vg
p41抗体 からなることを特徴とするイムノアッセイキット第一固
相支持体および第二固相支持体を用いた抗H I V抗
体の検出方法であって、 (a)第一のポリスチレンビーズに抗HIVp24抗体
をコーティングしたのち組換えp24タンパク質をオー
バーコーティングし、 (b)該第一のポリスチレンヒーズを生物学的試料の第
一のアリコートおよび西洋ワザビペル才キンダーゼに結
合した抗HIVp24抗体と接触さ0゜、(c)該第一
のポリスチレンビーズを洗浄し、(d)該洗浄した第一
のポリスチレンビーズを0−フェニレンジアミンの過酸
化水素溶肢と接触させて黄色の生成物を生成させ、 (e)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
IVp24抗体の存在を決定し、 (f)第二のポリスチレンビーズに抗HIVgp41抗
体をコーティングしたのち組換えgp41タンパク質を
オーバーコーティングし、 (g)該第二のボリスチレンビーズを生物学的試料の第
二のアリコートおよび西洋ワザビペルオキンダーゼに結
合した抗HIVgp41抗体と接触させ、 (h)該第二のポリスチレンビーズを洗浄し、(1)該
洗浄した第二のポリスチレンビーズを0−フェニレンジ
アミンの過酸化水素溶肢と接触させて黄色の生成物を生
成させ、ついで (j)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
IVp24抗体の存在を決定し、 抗H I V抗体を含有しないコントロールを工程(a
)〜工程(j)の方法により試験したときに生成する黄
色の生成物の量に比べて、該第一の固相支持体または該
第二の固相支持体のいずれかまたは両方で生成ずる黄色
の生成物の量が減少することにより試料中の抗H I 
V抗体の存在を決定することを特徴とする抗H I V
抗体の検出方法:固相支持体を用いた抗1−1 T V
抗体の検出方法であって、 (a)ポリスチレンビーズに抗トIrVp24抗体およ
び抗r−1 1 V gp4 1抗体をコーティングし
たのち組換えp24タンパク質および組換えgp4 1
タンパク質をオーバーコーティングし、 (b)該ポリスチレンビーズを生物学的試料のアリコー
トおよび西洋ワザビペルオキンダーゼに結合した抗I−
{IVp24抗体および抗HIVgp41抗体と接触さ
せ、 (c)該ポリスチレンビーズを洗浄し、(d)該洗浄し
たポリスチレンビーズを。=フェニレンジアミンの過酸
化水素溶液と接触させて黄色の生成物を生成させ、つい
で (e)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
IVp24抗体および抗HIVgp41抗体の存在を決
定し、 抗I{ I V抗体を含有しないコントロールを工程(
a)〜工程(e)の方法にj;り試験したときに生成す
る黄色の生成物の量に比べて、生成ずる黄色の生成物の
量が減少することにより試粗中の抗I−{ I V抗体
の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法2つの固
相支持体を用いた抗1−I I V抗体の検出方法であ
って、 (a)第一固相支持体に抗HIVp24抗体を結合させ
、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
ートおよび組換えI{[Vp24タンパク質と接触させ
、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の組換えHI
Vp24タンパク質を除き、 (d)該第一固相支持体を標識抗HIVp24抗体と接
触させ、 (e)未結合の標識抗HIVp24抗体を除き、(f)
標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存在を決
定し、 (g)第二固相支持体に抗HIVgp41抗体を結合さ
せ、 (h)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
ートおよび組換えI−( I V gp4 1タンパク
質と接触させ、 (i)未結合の生物学的試料および未結合の組換え1−
{ r V gp4. lを除き、(j)該第二固相支
持体を標識抗I−1 1 V gp4 1抗体と接触さ
せ、 (k)未結合の標識抗1−I I V gp4 1抗体
を除き、ついで CQ)標識を検出して試料中の抗H T V gp4 
1抗体の存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗1−] I V gp4
. I抗体の存在、または両抗体の存在により試料中の
抗H I V抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法固相支持
体を用いた抗H I V抗体の検出方法であって、 (a)固相支持体に抗HIVp24抗体および抗1−I
I V gp’! I抗体を結合させ、(b)該固相支
持体を生物学的試料および組換えHIVp24タンパク
質および組換えHIVgp41タンパク質と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の組換えHI
Vp24タンパク質および組換えI{IVgi}7I+
タンパク質を除き、 (d)該固相支持体を標識抗HIVp2/I抗体および
標識抗1−1 1 V gp4 1抗体と接触させ、つ
いで(e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体
および抗+−1 1 V gp4 1抗体の存在を決定
し、抗HIVp24抗体の存在、抗1{ I V gp
4 1抗体の存在、または両抗体の存在により試料中の
抗H I V抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗T−1 1 V抗体の検出方法;第
一固相支持体および第二固相支持体を用いた生物学的試
料中の抗1{ I V抗体の検出方法であって、(a)
該第一固相支持体にHIVp24を結合させ、(b)該
第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコートと接
触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を標識抗ヒト抗体と接触させ、 (e)未結合の標識抗ヒト抗体を除き、(f)標識を検
出して試料中の抗HIVp24抗体の存在を決定し、 (g)該第二固相支持体にI{ I V gp4. l
を結合させ、(h)該第二固相支持体を生物学的試料の
第二のアリコートと接触させ、 (i)未結合の生物学的試料を除き、 (j)該第二固相支持体を標識抗ヒト抗体と接触させ、 (k)未結合の標識抗ヒト抗体を除き、ついで(Q)標
識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の存在を決
定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
れか、または両抗体の存在により試料中の抗H I V
抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法;固相支持体
を用いた生物学的試料中の抗H I V抗体の検出方法
であって、 (a)該固相支持体にHIVp24およびl{IVgp
41を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、(c)
未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体を標識抗ヒト抗体と接触させ、(e
)未結合の標識抗ヒト抗体を除き、ついで(f)標識を
検出して試料中の抗HIVp24抗体および抗H I 
V gp4. I抗体の存在を決定し、抗T−{IVp
24抗体または抗HIVgp41抗体のいずれか、また
は両抗体の存在により試料中の抗]{ I V抗体の存
在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法;第一固相支
持体および第二固相支持体を用いた生物学的試料中の抗
H I V抗体の検出方法であって、(a)該第一固相
支持体にHIVp24を結合させ、(b)該第一固相支
持体を生物学的試料の第一のアリコートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を標識HIVp24と接触させ
、 (e)未結合の標識HIVp24を除き、(f)標識を
検出して試料中の抗HIVp24抗体の存在を決定し、 (g)該第二固相支持体にl{ I V gp4 1を
結合させ、(h)該第二固相支持体を生物学的試料の第
二のアリコートと接触させ、 (i)未結合の生物学的試料を除き、 (j)該第二固相支持体を標識1−t I V gp4
 1と接触させ、 (k)未結合の標識1−1 1 V gp4 1を除き
、ついで(Q)標識を検出して試料中の抗HIVgp4
1抗体の存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
れか、または両抗体の存在により試料中の抗H i V
抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法固相支持体を
用いた生物学的試料中の抗HIV抗体の検出方法であっ
て、 (a)該固相支持体にHIVp24およびHIVgp4
1を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、(c)
未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体を標識HIVp24および標識i−
riVgp41と接触させ、 (e)未結合の標識HIVp24および標識HIVgp
4 1を除き、ついで (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
び抗1−1 1 V gp4 1抗体の存在を決定し、
抗HIVp24抗体または抗H I V gp4. I
抗体のいずれか、または両抗体の存在により試料中の抗
H I V抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法第一固相
支持体および第二固相支持体を用いた抗H I V抗体
の検出方法であって、 (a)該第一固相支持体にp24タンパク質を、該第二
固相支持体にgp41タンパク質をそれぞれ結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
ートおよび第一ハプテンに結合させた抗HIVp24抗
体と接触させ、 (c)該第一固相支持体から未結合の生物学的試料およ
び未結合の第一ハプテンに結合させた抗H IVp24
抗体を除き、 (d)該第一固相支持体を該第一ハプテンに対する標識
抗体と接触させ、 (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
在を決定し、 (f)該第二固相支持体を生物学的試籾の第二のアリコ
ートおよび第二ハプテンに結合させた抗1−1 1V 
gp4 1抗体と接触させ、 (g)該第二固相支持体から未結合の生物学的試料およ
び未結合の第二ハプテンに結合さUた抗1−1 1V 
gp4 1抗体を除き、 (h)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
抗体と接触させ、ついで (i)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
れか、または両抗体の存在に上り試粗中の抗H I V
抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法固相支持
体を用いた抗H I V抗体の検出方法であって、 (a)該固相支持体に924タンパク質およびgp4 
1タンパク質を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および第一ハプテン
に結合させた抗HIVp24抗体および第二ハプテンに
結合させた抗HIVgp41抗体と接触させ、 (c)該固相支持体から未結合の生物学的試料および未
結合の第一ハプテンに結合させた抗HIV1)24抗体
および未結合の第二ハプテンに結合させた抗HIVgp
41抗体を除き、 (d)該固相支持体を該第一ハプテンに対する標識抗体
および該第二ハプテンに対する標識抗体と接触させ、つ
いで (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
4抗体または抗HIVgp41抗体のいずれか、または
両抗体の存在により試料中の抗H r V抗体の存在を
決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法;第一固
相支持体および第二固相支持体を用いた抗1−I T 
V抗体の検出方法であって、(a)第一のポリスチレン
ビーズに抗HIVp24抗体をコーティングしたのち組
換えp24タンパク質をオーバーコーティングし、 (b)該第一のポリスチレンビーズを生物学的試料の第
一のアリコートおよび第一ハプテンに結合した抗HIV
p24抗体と接触させ、 (c)該第一のポリスチレンビーズを西洋ワザビペルオ
キシダーゼに結合した抗第一ハプテン抗体と接触させ、 (d)該第一のポリスチレンビーズを次浄し、(e)該
洗浄した第一のポリスチレンビーズを0−フェニレンジ
アミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生成物を生
成させ、 (f)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
IVp24抗体の存在を決定し、 (g)第二のポリスチレンビーズに抗HIVgp41抗
体をコーティングしたのち組換えgp41タンパク質を
オーバーコーティングし、 (h)該第二のポリスチレンビーズを生物学的試料の第
二のアリコートおよび第二ハプテンに結合した抗1−1
 1 V gp4 1抗体と接触させ、(i)該第二の
ポリスチレンビーズを西洋ワザビペルオキンダーゼに結
合した抗第二ハプテン抗体と接触させ、 (j)該第二のポリスチレンビーズを洗浄し、(k)該
洗浄した第二のポリスチレンヒーズをO−フエニレンノ
アミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生成物を生
成させ、ついで (12)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗
1−+ 1 V gp’l I抗体の存在を決定し、抗
H I V抗体を含有しないコントロールを工程(a)
〜工程(l)の方法により試験したときに生戚する黄色
の生成物の量に比べて、該第一の固相支持体または該第
二の固相支持体のいずれかまたは両方で生成する黄色の
生成物の量が減少することにより試料中の抗H I V
抗体の存在を決定することを特徴とする抗H I V抗
体の検出方法固相支持体を用いた抗H I V抗体の検
出方法であって、 (a)ポリスチレンビーズに抗1tTVp24抗体およ
び抗H I V gp4. l抗体をコーティングした
のち組換えp24タンパク質および組換えgp4 1タ
ンパク質をオーバーコーティングし、 (b)該ポリスチレンビーズを生物学的試料およびハプ
テンに結合した抗HIVp24抗体およびハプテンに結
合した抗HIVgp41抗体と接触させ、 (c)該ポリスチレンビーズを西洋ワサビペルオキシダ
ーゼに結合した抗ハプテン抗体と接触させ、(d)該ポ
リスチレンヒーズを洗浄し、(e)該洗浄したポリスチ
レンヒーズを0−フェニレンジアミンの過酸化水素溶液
と接触させて黄色の生成物を生成させ、ついで (f)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
IVp24抗体および抗HIVgl141抗体の存在を
決定し、 抗HIV抗体を含有しないコントロールを工程(a)〜
工程(f)の方法により試験したときに生成する黄色の
生成物の量に比べて、生成ずる黄色の生成物の量が減少
することにより試料中の抗H I V抗体の存在を決定
する ことを特徴とする抗1−1 1 V抗体の検出方法2つ
の固相支持体を用いた抗H I V抗体の検出方法であ
って、 (a)第一固相支持体に抗HIVp24抗体を結合させ
、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
ートおよび第一ハプテンに結合した組換えHIVp24
タンパク質と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の第一ハプテ
ンに結合した組換えHIVp24タンパク質を除き、 (d)該第一固相支持体を該第一ハプテンに対する標識
抗体と接触させ、 (e)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体を除き
、 (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
在を決定し、 (g)第二固相支持体に抗1−I I V gp4 1
抗体を結合させ、 (h)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
ートおよび第二ハプテンに結合した組換えtTI V 
gp4 1タンパク質と接触させ、(i)未結合の生物
学的試料および未結合の第二ハプテンに結合した組換え
H I V gp4 1タンパク質を除き、 (j)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
抗体と接触させ、 (k)未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き
、ついで (l)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp4i抗体の存
在、または両抗体の存在により試料中の抗1−I T 
V抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗1−1 1 V抗体の検出方法固相
支持体を用いた抗H I V抗体の検出方法であって、 (a)該固相支持体に抗tllVp24抗体および抗H
IVgp41抗体を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および第一ハプテン
に結合した組換え+41Vp24タンパク質および第二
ハプテンに結合した組換えHIVgp41タンパク質と
接触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の第一ハプテ
ンに結合した組換えI−[Vp24タンパク質および未
結合の第二ハプテンに結合した組換えI]I V gl
ll’l +タンパク質を除き、(d)該固相支持体を
該第一ハプテンに対する標識抗体および該第二ハプテン
に封ずる標識抗体と接触させ、ついで (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗+{IVp
24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存在、または
両抗体の存在により試料中の抗H I V抗体の存在を
決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法第一固相支持
体および第二固相支持体を用いた生物学的試料中の抗H
 I V抗体の検出方法であって、(a)第一固相支持
体にHIVp24を結合させ、(b)該第一固相支持体
を生物学的試料の第一のアリコートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を第一ハプテンに結合した抗ヒ
ト抗体と接触さU・、 (e)該第一固相支持体を該第一ハプテンに対する標識
抗体と接触させ、 (f)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体を除き
、 (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
在を決定し、 (h)第二固相支持体にHIVgp41を結合させ、(
i)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコー
トと接触させ、 (j)未結合の生物学的試料を除き、 (k)該第二固相支持体を第二ハプテンに結合した抗ヒ
ト抗体と接触させ、 (Q)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
抗体と接触させ、 (m)未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き
、ついで (n)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
在、または両抗体の存在に上り試料中の抗1{ I V
抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法:固相支
持体を用いた生物学的試料中の抗1−1 1 V抗体の
検出方法であって、 (a)固相支持体にHIVp24およびHIVgp41
を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、(c)
未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体をハプテンに結合した抗ヒト抗体と
接触させ、 (e)該固相支持体を該ハプテンに対する標識抗体と接
触させ、 (f)未結合の該ハプテンに対する標識抗体を除き、つ
いで (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
び抗HIVgp41の存在を決定し、抗HIVp24抗
体の存在、抗1−1 1 V gp4 1抗体の存在、
または両抗体の存在により試料中の抗H I V抗体の
存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法:第一固
相支持体および第二固相支持体を用いた生物学的試料中
の抗H r V抗体の検出方法であって、(a)第一固
相支持体にHIVp24タンパク質を結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
ートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を第一ハプテンに結合したHI
Vp24タンパク質と接触させ、 (e)該第一固相支持体を該第一ハプテンに封ずる標識
抗体と接触させ、 (f)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体を除き
、 (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
在を決定し、 (h)第二固相支持体にIIIVgp41タンパク質を
結合させ、 (i)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
ートと接触させ、 (j)未結合の生物学的試料を除き、 (k)該第二固相支持体を第二ハプテンに結合した1−
1 1 V gp4 1タンパク質と接触させ、(l)
該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識抗体と
接触させ、 (m)未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き
、ついで (n)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
在、または両抗体の存在により試料中の抗H T V抗
体の存在を決定する ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法:および 固相支持体を用いた生物学的試料中の抗H I V抗体
の検出方法であって、 (a)固相支持体にHIVp24タンパク質およびHI
Vgp41タンパク質を結合させ、(b)該固相支持体
を生物学的試料と接触させ、(e)未結合の生物学的試
料を除き、 (d)該固相支持体を第一ハプテンに結合したI−1 
1Vp24タンパク質および第二ハプテンに結合したI
−1 1 V gp4 1タンパク質と接触させ、(e
)該固相支持体を該第一ハプテンに対する標識抗体およ
び該第二ハプテンに対する標識抗体ど接触させ、 (f)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体および
未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き、つい
で (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
び抗1−1 1 V gp4 1の存在を決定し、抗H
IVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存在、
または両抗体の存在により試料中の抗1−{ I V抗
体の存在を決定ずる ことを特徴とする抗H I V抗体の検出方法を提供ず
るものである。
本発明の好ましい態様において、一方の検出系は下記工
程からなる。
(a)固相支持体を組換えp24タンパク質でコーティ
ングし、 (b)該p24タンパク質をコーティングした固相支持
体を生物学的試料および標識抗HIVp24抗体と接触
させ、 (c)未結合の試料および未結合の抗HIVp24抗体
を固相支持体から除き、ついで (d)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
在を決定する。
他方の検出系は、下記工程からなる。
(a)固相支持体を組換えgp41タンパク質でコーテ
ィングし、 (b)該gp41タンパク質をコーティングした固相支
持体を生物学的試料および標識抗HIVgp41抗体と
接触させ、 (c)未結合の試料および未結合の抗HIVgp41抗
体を固相支持体から除き、ついで ((I)標識を検出して試料中の抗H I V gp4
 1抗体の存在を決定する。
抗1−+ 1 V抗体を含まないコントロールに比べて
、検出される標識の量が減少している試料は反応性とさ
れる。第一の検出系における抗HIVp24抗体の検出
、または第二の検出系における抗H IV gP’l 
l抗体の検出、または両系における両抗体の検出は、試
料中の抗H I V抗体の存在を示している。
好ましい態様において、第一の検出系の固相支持体を、
まず抗HIVp24抗体でコーティングし、ついでp2
4でコーティングしてHIVp24タンパク質の結合を
高める。同様に、第二の検出系の固相支持体を、まず抗
1−1 1 V gp4 1抗体でコーティングし、つ
いでgp41でコーティンクして組換えgp41タンパ
ク質の結合を高める。
他の好ましい態様においては、p24およびgp41は
同じ固相支持体上に存在していてよい。たとえば、コー
ティングした固相支持体(p24またはgp’1 1ま
たは両方を含む)を生物学的試料と接触させ、ついで未
結合の試料を除く。つぎに、試料中の免疫グロブリンに
特異的な標識抗免疫グロブリンを固相支持体に加える。
未結合の標識抗免疫グロブリン試薬を除いた後、標識を
検出して試料中の抗H I V 抗体の存在を決定する
。このアッセイの変法においては、コーティングした固
相支持体(p24またはgp’I 1または両方を含む
)を生物学的試料と接触させ、ついで未結合試料を除く
つぎに、p24またはgp41(または両者)を固相支
持体に加える。未結合標識試薬を除いた後、固相支持体
に結合した標識を検出して試料中の抗Hiv抗体の存在
を決定する。
さらに別の好ましい態様においては、抗H I V抗体
を検出するための二重検出系は少なくとも2つの検出系
からなり、一方の検出系は下記工程=(a)固相支持体
を抗HIVp24抗体でコーティングし、 (b)該抗HIVp24抗体をコーティングした固相支
持体を生物学的試料および組換え+{IVp24タンパ
ク質と接触させ、 (c)未結合の試料および未結合の組換えHIVI)2
4タンパク質を除き、 (d)該抗HIVp24抗体をコーティングした固相支
持体を標識抗HIVp24抗体と接触させ、(e)未結
合の標識抗141Vp24抗体を除き、(f)標識を検
出して固相支持体に結合した標識抗HIVp24抗体の
存在を決定する 工程からなり、他方の検出系は下記工程(g)固相支持
体を抗HIVgp41抗体てコーティングし、 (h)該抗H I V gp4 1抗体をコーティング
した固相支持体を生物学的試料および組換えI−1 1
 V gp41タンパク質と接触させ、 (i)未結合の試料および未結合の組換えHIVgp4
1タンパク質を除き、 (j)該抗HIVgp41抗体をコーティングした固相
支持体を標識抗HIVgp41抗体と接触させ、(k)
未結合の標識抗H I V gp4. 1抗体を除き、
(Q)標識を検出して固相支持体に結合した標識抗HI
Vgp41抗体の存在を決定する 工程からなる。
抗1−1 1 V抗体を含む生物学的試料は、組換え抗
原の結合に関して固相支持体と競合し、第二の工程にお
いてビーズに結合する標識抗体の量を減少ざせ、固相支
持体上で検出される標識の量を減少させる。抗H I 
V抗体を含まないコントロールに比べて、検出される標
識の量が減少している試料は反応性とされる。
本発明の方法により容易に試験することのできる生物学
的試料としては、全血、血清、血漿、尿、唾肢、大便、
リンパ球または細胞培養調製物および純粋なおよび部分
的に純粋な免疫グロブリンなどのヒトおよび動物の体液
が挙げられる。本発明のイムノアッセイに用いることの
できる固相支持体としては、反応トレイのウエル、試験
管、ビーズ、ストリップ、膜、フィルター、微細粒子、
または当業者に知られた他の固相支持体が挙げられる。
−1二記アソセイにおいて、酵素標識、放射性同位体標
識、蛍光標識および化学発光標識を用いることができる
。さらに、ヒオチン/標識抗ピオチン抗体系などのハプ
テン/標識抗ハプテン抗体系も本発明のアッセイに用い
ることができる。ポリクローナル抗体およびモノクロー
ナル抗体の両方とも試薬として有用であり、IgGおよ
びIgMクラスのH I V抗体を固相支持体まi?は
標識試薬に用いることができる。
本発明は、細菌により製造されたエンベロープおよびコ
アの両タンパク質をアソセイ試薬として用いた二重イム
ノアッセイ法である。
つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれらに限られるものではない。H I
 Vに感染したH T − 9細胞を集め、全細胞DN
Aを単離し消化した。得られたDNA断片をモレキュラ
ークローニングし、HIVゲノム配列のために選択した
。コアタンパク質をコードするDNA断片およびエンベ
ロープ糖タンパク質をコートするDNA断片を、よく知
られた組換え法を用いてさらに細菌発現l\クター中に
ザックローニングした。細菌で発、現されたタンパク質
を、H I Vに特異的に反応する抗体の存在についで
彬者血清をアソセイするための抗原試薬として用いX夜
剋工− H I Vゲノムのクローニングおよび大腸菌中でのコ
アタンパク質およびエンヘロープタンパク質の発現 密度勾配濃度を用い、フエデリック・キャンザー・リザ
ーヂ・ファノリティ−(Federick Cance
r Research Facility)、フエデリ
ック、メリーラントから提供されたHIV感染HT−9
細胞の培養肢からl{ I Vウイルスを精製した。バ
ンド(banded)ウイルスから抽出した精製ウイル
スRNAを用い、ウイルスcDNAライブラリーを構築
した[オカヤマ(O kayama)ら、Mol. a
nd CellBiol.,3、280−289(1 
983)]。
ボリA選択ウイルスRNAから構築したcDNAライブ
ラリーをスクリーニングするために、標識ウイルスcD
NA断片をブローブとして用いた。
−つのクローンであるpcWll(全ウイルス3゜L 
T Rと3゛オーブンリーディングフレームを含む)を
プ口ーブどして用いてゲノムライブラリーのスクリーニ
ングを行い、部分的または全ウイルスゲノムを含む幾つ
かのクローンが単離された。
これらのクローンを用い、大腸菌中でのp2.4および
gp4 1の製造のための発現ヘクターを構築した。
一つのクローンであるpC23(全ウイルスgag遺伝
子を含む)は、約17KD(pl7)、2 4. K 
I)(p24)およびI 5KD(pl 5)の3つの
コアタンパク質をコードしていた。これらのうちで最も
抗原性の高いp24を大腸菌中での発現のために選択し
た。Iacプロモーターの制御下で翻訳できる位置にて
、p24遺伝子断片をプラスミドpUC9(ファルマシ
ア、ビス力夕ウエー、ニュージャージー)中に挿入した
。得られたブラスミド(pBlと称する)は、p17タ
ンパク質のカルボキンル末端の13個のアミノ酸、全p
24タンパク質およびpl5タンパク質の59個のをコ
ードするDNAを含んでいた。大腸菌で発現されたタン
パク質は、期待される分子量とよく一致し、ウエスタン
ブロツティング分析により容易に検出することができた
他のクローンであるp4.IC(エンベローブ遺伝子の
845bp断片からなり、BgllIおよびKpnl制
限部位を側面に有する)は、gp+20のカルボキンル
末端(45アミノ酸)および全gp4 tタンパク質を
コードしていた。この遺伝子断片をpUc9中に挿入し
、」二記p24の場合と同様にして発現を行った。ウエ
スタンブロソティング分析により、期待された分子量お
よび抗原性が確認された。
gpi +およびp24の増殖に用いた宿主細胞は、4
/P’tra D3 6、pro AB, lac I
 q Z M 15)であったしメンソング(Mess
ing)ら、M ethodsEnzymol.. I
 O I、2 0 〜7 8(1 9 8 3)]。1
acZ遺伝子を含むベクターは、市販されている(ファ
ルマノア、ピスカタウエー、ニュージーランド)。
核酸に関するすべての操作は、マニアナイスらの〃)、
コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリーズ、3
〜17(1982)に記載されている。
実施例2 gp41およびp24の精製および特徴イt +J大腸
菌中で製造したHIVgp41組換えタンパク質(クロ
ーンp41c)をアフィニティー力ラムおよびイオン交
換クロマトグラフィーにjこり精製した。細菌溶解肢の
上清を、モノクローナル抗HIVgp41抗体を結合し
たセファロース4Bビーズからなるアフィニティー力ラ
ムに通した。
このカラムを0.5%トリトンX−100のバッファー
で洗浄し、結合したトr T V gp4 1を5MN
alを含有する同バッファーで溶出した。溶出タンパク
質溶液を充分に透析してNa[を除き、O I%ツイー
ン20および7M尿素を含有するバッファ一(バッファ
一A)とl:1に混合し、DEAEアニオン交換カラム
に加えた。このカラムをバッファ一Aで充分に洗浄し、
ついでバノファ一A中のI O O 〜500mM N
aCl勾配を用いて結合タンパク質を溶出した。gp4
1活性のピークのフラクションをプールし、透析して尿
素を除いた。
大腸菌中組換え製造したp24(クローンpBI)を、
細菌溶解岐の上清をモノクローナル抗H I VI)2
4抗体を結合したセファロース4Bビーズからなるアフ
ィニティー力ラムに通ずことにより精製した。このカラ
ムを0.1%トリトンX−100を含有ずるバッファー
で洗浄し、4M塩酸グアニジン(G ul−I C I
)を含有する同バッファーで結合p24を溶出した。溶
出タンパク質溶肢を充分に透析し、ついで第二のアフィ
ニティーカラムに再び加え、」−記のようにして溶出し
た。p24のピークのフラクションをプールし、透析し
てGuHClを除いた。
これら組換えタンパク質をさらに特徴付けるため、ソユ
プバッハ( S chupbach)らのS cien
ce. 224、503〜505(+984)に記載の
方法に従い、SDS  PAGEおよびウエスタンブロ
ッティングに供した。精製エンベロープタンパク質を電
気泳動にかけゲルを染色した後、約38KDおよび3 
6 K. Dの特定のバンドを幾つかの低分子量のバン
ドとともに検出した。これら2つのバンドはgp4 1
に対するヒトボリクローナル抗体おj;びマウスモノク
ローナル抗体と非常によく反応した。これら2つのバン
ドのアミノ末端シークエンシングにより、両バンドがg
p!20のカルボキノル末端部分および完全なgp41
遺伝子産物を含んでいることが示された。
精製コア抗原は、電気泳動しゲル染色した後に主として
約2 8 K 1)のタンパク質として幾つかの低分子
量のバンドとともに移動した。このバンドは、p24に
対するヒトボリクローナル抗体およびマウスモノクロー
ナル抗体と非常によく反応した。アミノ末端シークエン
ソングにより、このバンドはpl7タンパク質の一部、
全p24タンパク質およびpl5タンパク質の一部を含
んでいることが示された。
実施例3 ヒト血清中の抗HIVgp41抗体および抗141Vp
24抗体の競合イムノアッセイ 本実施例は、ヒト生物学的試料中の抗H I V抗体の
ための2固相検出系からなるイムノアッセイを示す。第
一の固相系は、以下手順に従って構築した。
1/4インチポリスチレンヒーズを、よく知られた方法
によりAIDS徹者の血清から精製したHIV抗体で前
以てコーティングした。
低スピード(約+0.OOoxg)遠心分離により清澄
化し1%BSΔ中に希釈したP24細菌溶解液の約1:
IO00希釈を含む溶肢に上記前以てコーティングした
ビーズをさらすことにより、実施例1に記載したp24
タンパク質を該ビーズに結合させた。ついで、このビー
ズを室温にて2時間インキユベートし、溶液を除き、ビ
ーズを洗浄し、乾燥させた。このp24コーティングビ
ーズをH R P O標識抗HIVp24抗体(l).
2〜02 u 9/wQ: 2 o oμQ)、AID
S患者、LSA患者または正常コントロールのいずれか
からの血清試料(50μの、および0.5Mクエン酸ナ
トリウム(pli 7 . 5 X2 0μQ)と接触
させた。この混合物を15〜45℃の温度範囲にて1〜
24時間、好ましくは16〜22時間インキュベ−1−
 1,た。
このビーズを蒸留水(5 xff)で3回洗浄して未結
合の試料および未結合の標識抗体を除いた。この洗浄ビ
ーズを0−フェニレンジアミンの過酸化水素溶液(30
0μのと接触させると、西洋ワザビペルオキシダーゼの
存在下で黄色の生成物を生成する。室温にて約30分間
インキユベートした後、I N His 04(IJ’
l12)を加えて色生成をストップさせた。コントロー
ル(抗H I V抗体を含まない)に比べて約50%の
色(492nmにおける吸光度)の減少を示した試料は
陽性の結果とした。
ビーズを抗HIVgp41で前以てコーティングし、つ
いでgp4 1を含む(1%BSA中に約150希釈)
細菌溶解液をオーバーコーディングすることに上り、上
記手順に従って第二の固相系を構築した。gp41をコ
ーティングしたビーズを、HRPO標識抗H T V 
gp4 1(l).2〜1 5μ2/叶:200μQ)
、AIDS患者、LAS患者または正常コントロールの
いずれかからの血清試料(50μQ)および0.5Mク
エン酸ナトリウム(pH7.5;207lf!)と接触
させた。インキュベーンヨン、色生成、および吸光度の
計算を上記と同様に行っ ノこ。
各検出系において、目的の抗体(HIVp24に対する
血清抗体および}I I V gp41に対する血清抗
体)は、コーティングピーズ上の多数の結合部位につい
で対応ずる標識抗体(I{RPO標識抗HIVp24抗
体およびHRPO標識抗H T Vgp’l I抗体)
と競合した。それゆえ、各検出系において発色した色の
強度は、試料中の抗HIV gpal抗体および抗1−
ITVp24抗体の量と逆の相関関係を有していた。い
ずれかの検出系、または両検出系における陽性の反応は
、血清試料中の抗1−1 1 V抗体の試験が陽性であ
ることを示していた。
組換えgp41アッセイで試験したときは、30のA 
t D S 叡者の血清のうち30が陽性とされ、一方
、正常なコントロール群からの30の血清からは陽性が
みられなかった。組換えp24ア・ノセHIVp24に
対する抗体を検出する本発明の第一の検出系ではAID
S患者の41の試料のうち10の試料が陽性であったが
、HIVgp41に対する抗体を検出する本発明の第二
の検出系を用いると91のすべての試料が陽性であった
。いずれかの検出系または両検出系における陽性反応は
陽性の結果を示すので、すべての試料は本発明のアッセ
イ法により陽性とされた。LAS患者からの62のすべ
ての試料は、アッセイA,BおよびCを用いた試験に上
り陽性であった。
X夜鯉i 実施例3のアッセイとウエスタンブロッティング法との
比較: 抗T{ I V抗体のための市販の酵素イムノアッセイ
(アボット・ラボラトリーズ、アボット・パーイで試験
したときは、AIDS患者血清のうち9が陽性であり、
29のARC患者の血清のうち21が陽性とされた。
実施例4 実施例3のアッセイと従来の抗1−T I V抗体スク
リニングアッセイとの比較 AIDS患者、リンパ節障害症候群(LAS)患者およ
び正常物からの血清試料を、実施例3のアッセイ(第1
表におけるアッセイA)、細胞培養から得られたHIV
抗原を用いた抗1−1 1 V抗体のための市販の酵素
イムノアッセイ(アボット・ラホラトリーズ、アボソト
・パーク、イリノイ:第1表におけるアッセイB)、お
よびウエスタンブロツティング法(第1表にお1′3る
アッセイC)による試験に供した。第1表に示した結果
によれば、アッセイAおよびアッセイB法を用いた試験
では91のすべてのAIDS患者の血清が陽性反応を示
したのに対し、ウエスタンブロッティング法を用いた試
験では91の試料のうち90が陽性反応を示した。
ク、イリノイ)において繰り返し反応性であった血肢提
供者からの血清または血漿試料を、本発明のアッセイ法
およびウエスタンブロツティング法により試験した。そ
の結果を第2表に示す。全部で351の繰り返し反応性
の試料のうち、232がウエスタンブロッティング法を
用いて陰性であり、232が実施例3の二重検出系を用
いて陰性であった。ウエスタンブロッティング分析にお
いては不確定の反応を示した1つの試料は、実施例3の
アッセイでは陽性であり、両検出系において反応性であ
った。ウエスタンブロッティング法において陽性である
ことが確認された118の試料についでは、抗gp41
検出系において陰性であった3つの試料は抗p24抗体
検出系において陽性であったので、118のすべての試
料もまた実施例3のアッセイを用いて陽性であった。
?尖■(ウエスタンブロッティング法と実施例3のアソ
(注)*I.検出アッセイのいずれかまたは両方で陽性 *2:アッセイlで陽性(抗p24抗体)*3・アッセ
イ2で陽性(抗gp41抗体)抗H r V抗体につい
で陽性の生物学的試料を同定ずることは、ヒトの血液提
供を保護する上で重要である。上記結果は、現在用いら
れているスクリーニングアッセイを用いたときに得られ
る有為数の偽陽性を、本発明のアッセイ法を用いること
により防ぐことができることを示している。本発明のア
ッセイにより、操作の厄介さや主観的解釈といったウエ
スタノブロツティング法に付随する問題点を回避しなが
ら、真の陽性試料を検出するためにウエスタンブロッテ
ィング法と同じ性能て一層特異的なスクリーニング広が
可能となる。
実施例6 初期H I V感染の血清学的マーカーを検出するため
の実施例3のアッセイの使用 この研究には、H I V感染の初期段階における2群
の血友病患者集団が含まれていた。第一の1i′丁は、
H I V感染についで血清陰性と試験された24人の
患者からなっており、第二の群は、以前は血清陰性と試
験されたが抗1−1 1 V抗体の検出のための標準E
L T SAスクリーニングアッセイ(アボット・ラボ
ラトリーズ、アボット・パーク、イリノイ)を用いた最
後の所定のアッセイでは+f+t M?陽性と変更され
た16人の患者からなっていノこ。
第一の検出可能なH T Vマーカーおよび該検出可能
なマーカーのその後の経時変化を評価するために、患者
を1〜6箇月の間隔で2年にわたってアソセイした。検
出可能なマーカーの特異的試験には、I{ r V抗原
の検出のためのアッセイである実施例3のアッセイ(ア
ボット・ラボラトリーズ、アボット・パーク、イリノイ
)および抗1−1 1 V抗体の検出のためのウエスタ
ンブロソティング法を用いた、I−r I Vエンベロ
ープタンパク質であるgp41に対する特異的抗体およ
び1−1 1 Vコアタンパク質であるp24に対する
特異的抗体のためのアッセイが含まれていた。
その結果は、血清変換の前に40人の患者のうち14人
(35%)がH T V抗原についで陽性であることを
示していた。6例においてはHIV抗原が唯一の検出可
能なマーカーであり、標準ELISA法により抗1−1
 T V抗体についで陰性であった1−I I V抗原
陽性の別の3例においては、実施例3のアッセイ法(抗
gp41抗体)およびウエスタンプロツティング法によ
り抗H I V抗体を検出することができた。このデー
タは、実施例3のアッセイが初期段階のH T V感染
における抗1−1 1 V抗体を検出するのに用いるこ
とができることを示している。
実施例7 標識抗ヒト抗体を用いた抗HIVp24抗体および抗I
1 1 V gp41抗体の検出のためのイムノアyセ
イ 本実施例では、ヒト生物学的試料中の抗1−I T V
抗体のための2固相検出系からなるイムノアッセイを記
載する。第一の固相系を以下の手順で構築した。
実施例2に記載した精製p24タンパク質(約01〜0
.5μg/m(1)を含有ずる溶液にI/4インヂのポ
リスチレンビーズをさらすことにより、該精製p24タ
ンパク質を該ビーズ−1二に直接コーティングした。こ
のビーズを40℃で2時間インキコベートし、溶液を除
いた。このビーズを1%13SA溶液中でさらにインキ
ユベートし、溶液を除き、ビーズを洗浄し、乾燥させた
。このp24をコーティングしたビーズを、ヤギ血清、
仔ウノ血清および大腸菌(.IM+03)溶解物を含有
し希釈液中で1:40に希釈した患者試料(200μg
)と接触た。この混合物を40°Cにて30分〜1時間
インキユベートした。このビーズを蒸留水(5mので3
回洗浄し、ついでI−I R P Oに結合したアフィ
ニティー精製ヤギ抗ヒト抗体(200μ12)とともに
40℃にて1/2時間〜2時間インキユベートした。
このビーズを再び洗浄し、実施例3に記載のようにO 
P D基質溶肢(300l10.)と接触させた。
第二の固相系についでも、精製gp4 1を0.05〜
0 3μ9/rsQのタンパク質濃度でビーズに直接コ
ーティングした他は上記手順に従って構築した。抗gp
41抗体アッセイプロトコールは、抗p24抗体アッセ
イについでの上記に従った。
各検出系において、目的の抗体(HIVp24に対する
血清抗体およびHIVgp41に対する血清抗体)は、
対応ずる抗原コーティングビーズに結合する。これらの
結合抗体は、ヤギ抗ヒト抗体結合体を用いて検出される
。それゆえ、各検出系で発色した色の強度は、試籾中の
抗1−1 1 V gp41抗体および抗HIVp24
抗体の量に直接相関する範囲内のものであった。いずれ
かの検出系または両検出系における陽性反応は、血清試
料中の抗1−1 1 V抗体についで陽性であることを
示していた。
上記アッセイ態様は、p24およびgp41タンパク質
を同じ固相支持体上にコーティングずることにより変更
することができる。この変更アッセイにおいては、精製
p24(l).1−0.5μL’*(2)および精製g
p41(l).05〜0 3μg/11(!)を含む溶
液にビーズをさらすことにより、p24およびgp41
の両情製タンパク質てビーズを同114jに=!ーティ
ングした。ビーズのコーティングおよびアッセイ手順に
ついでは、他の点に関し」二記と同様であった。これら
のビーズを用いることにより、」二記H T − 9細
胞中で増殖させた全ウイルス溶解物を用いたELl.S
A抗H I Vスクリーニング試験などの従来の抗H 
I V抗体試験に比べて、感度が有為に向」ニした抗g
p4 1抗体および抗p24抗体の検出が可能となった
(第3表参照)。なお第3表中の数値は、抗H T V
抗体陽性血清の終点希釈の逆数を示ず。
実施例8 標識組換えgp4.Iおよびp24を用いた抗H I 
Vp24抗体および抗HIVgp41抗体の検出のため
のザンドイッヂイムノアソセイ: 実施例7に記載したように精製組換えgp41またはp
24または両者をコーティングしたビーズを固相として
用いた。これらのビーズを、血清試料(200μQ)、
および非イオン性界面活性剤および犬腸菌JM]03溶
解物を含む試料添加溶肢(20μg)と15〜40℃に
て30分間接触させた。ビーズを蒸留水で洗浄し、つい
でビオヂンおよびヒオヂン化精製p24に対するH R
 P O標識抗体(抗p24抗体アッセイのため)、ビ
オチンおよびビオヂン化精製gp41に対するH R 
P O標識抗体(抗gP4 1抗体アソセイのため)ま
たは抗H 1■抗体アソセイのためにビオヂンおよびビ
オヂン化精製gp41およびp24に対するH R P
 O標識抗体を含む溶液(2007lQ)と接触させた
。適当なビーズを対応する結合溶液とともに40℃にて
30分〜2時間インキユヘートし、ついで蒸留水で洗浄
し、実施例3に記載のように基質と反応させた。別のや
り方として、試料および結合溶液をビーズに同時に加え
ることにより1つのインキュヘーノヨン工程および1つ
の洗洋工程を省略することができる。各検出系において
、目的の抗体(HIVp24に対する血清抗体、I−I
 I V gp4 1に対する血清抗体、またはgp4
 1またはp24のいずれかまたは両方に対する血清抗
体)は、ビーズ上にコーティングされた抗原を結合溶液
中の対応標識抗原を架橋する。p24検出系またはgp
7I+検出系のいずれかまたは両検出系における陽性反
応、または同じ固相支持体」−のp24およびgp41
を用いたアッセイにおける陽性反応は、血清試料中の抗
H I V抗体についで陽性であることを示す。後者の
抗HIVアッセイの感度は第3表に示してあり、従来の
抗H I V試験に比べて有為に良好であることがわか
る。
(以下余白) (注’)* I :EL I SA抗H r V抗体ア
ッセイ*2実施例7の組換え法に基づく抗HIV抗体ア
ッセイ *3:実施例8の紹換え法に基づく抗H I V抗体ザ
ンドイッチアッセイ 実施例9 HIVp24およびgp41に対する抗体のイムノアッ
セイ 本発明の他の態様において、2つの検出系を異なる態様
で用いた。第一の検出系において、固相を抗HIVp2
4抗体でコーティングし、ついであった。第二の検出系
(すなわち抗gp41抗体の検出系)においても、すべ
ての試料は抗gp4 1抗体についで陰性であった。
寒上衆(実施例3のアッセイおよび実施例9の感度を決
定するために、臨床病歴、ウェスタンブロツティング法
および他のスクリーニングアッセイによりH I Vに
対する抗体を有していることがわかっている患者からの
I1の試料のパネルを、試料の一連の希釈肢を用いて試
験した。第5表および第6表に示した結果は、第一の検
出系においてはわずかに何人かの患者のみが抗p24抗
体を有していることを示していた。しかしながら、実施
例9のアッセイにより抗p24抗体についで有為に高い
終点希釈が得られ、感度が優れていることを示していた
。第二の検出系においては、l1生物学的試料および組
換えp24にさらした。沈浄工程の後、固相を標識抗H
IVp24抗体と接触させて結合したp24の量を検出
した。結合したp24が存在しないことは、試料中に抗
HIVp24抗体が存在することを示していた。
第二の検出系においては、固相を抗HIVgp41抗体
でコーティングし、ついで生物学的試料および組換えg
p41にさらした。洗浄工程の後、固相を標識抗HIV
gp41抗体と接触させて結合したgP41の量を検出
した。結合したgp’I 1が存在しないことは、試料
中に抗T−[ I V gp4 1抗体が存在ずること
を示していた。
実施例3のアッセイおよび実施例9のアッセイについで
特異性および感度を試験した。特異性を決定するために
、H I Vへの暴露についでの知られた危険因子を有
しない血液提イ』(者の集団を両アッセイを用いて試験
した。その結果を第4表に示す。
実施例3および実施例9の両実施例の第一の検出系(す
なわち抗p24抗体の検出系)において、ケベての試料
はp24に対する抗体についで陰虹てのずべての試料が
実施例3のアッセイおよび実施例9のアッセイの両方に
おいて陽性であると検出された。しかしながら、実施例
9のアッセイにより抗gp41抗体についで有為に高い
終点希釈が得られ、感度が優れていることを示していた
。なお第5表および第6表において、数値は実j血例3
のアッセイおよび実施例9のアッセイにより試験した患
者の終点希釈の逆数を示ず。
(注)N :陰性 ND:決定せず 実施例10(酵素イムノアッセイ) 本実施例では、10価免疫グロブリンM(IgM)に対
する増大した感度により抗HIV抗体の初期検出が可能
になった酵素イムノアッセイ法を記載ずる。
H I V − 1感染後、徹者により異なる期間の間
、患者血漿中でウイルス抗原を検出することができる。
感染後の期間にわたって、抗原の力価は、HIV−1に
対する抗体が産生されるにつれて同時に減少していく。
従来の抗H r V − 1抗体アッセイの感度は、感
染と抗体の検出との間に期間(血清変換)があるもので
ある。循環しているH I VI抗原レベルを測定して
も、この期間を短くすることができても完全になくずこ
とはできない、それゆえ、HIV−1に感染した患者が
、感染後の危険な期間にHIV抗原および抗HIV−1
抗体の両方とも検出されないことがあり得る。
本実施例のアッセイ態様は、従来の抗H I Vl抗体
アッセイに比べて抗H I V − 1抗体の早期の検
出を可能にするものである。ボリマー18Mの場合には
、本実施例のアッセイ態様は、単一結合I.gM分子に
より複数の抗原結合分子を捕捉することができ、その結
果、結合する酵素が増大し、IgMに対する感度が向上
ずる(第1図)。IgMは、感染への初期応答の主要戊
分であることが観察されている。加えて、アッセイにお
ける反応性のために二重の特異性が必要であることから
、従来の酵素イムノアッセイ(EIAs)に比べて特異
性を損なうことなく大量の使用が可能となる。
本アッセイの基−本原理によれば、固相上にコーティン
グした抗原を用い、患者血−清中に存在する抗体を特異
的に結合させる。これらの抗体を、ついで酵素に結合し
た抗原に特異的に結合させる。
抗原抗体相互反応の特異性は、従来のErAとは違って
全反応を通じた両段階において必要である。
従来のEIAでは、特異的に結合した抗体は酵素標識し
た抗1gG抗体により検出されるが、該抗体は結合した
あらゆるIgGを認識する。
患者血漿試料を、組換えgagタンパク質(fp24)
および組換えenvタンパク質(fp41)をコーティ
ングしたポリスチレンビーズと接触さぜた。40゜Cで
30分間インキユヘートした後、蒸留水で充分に洗浄す
ることにより過剰の試料を除いた。この抗1−+ I 
V−1抗体の結合した洗浄ビーズを、ついで西洋ワザビ
ペルオキシダーゼ(H’R P O )に結合させたr
p24、ビオヂン化rp41およびHRPOに結合させ
た精製ウザギ抗ビオチンIgGを含むバソファ一溶肢と
接触させた。40℃にて30分間インキコベートした後
、充分に洗a卜することにより過剰の結合体を除いた。
発色源基質である0−フェニレンジアミンおよび過酸化
水素とともに室温にて30分間インキコベートすること
により、結合したH R P Oを検出した。30分後
、lM硫酸を加えて発色反応を停止させた。得られた黄
−オレンジ色を4. 9 2 nmでの比色分折により
定量し、アッセイにおいて患者試料を正常なヒト血漿で
置き換えることにより得られた陰性コントロール光学密
度と比較した。陰性コントロールに比べてOD492が
+0.1大きい試料は、抗H IV−1抗体についで陽
性と考えられた。
血清変換を受けている幾人かの患者からの一連の試料血
液を本アッセイ態様に従ってアッセイした。これらのデ
ータを、上記全ウイルス溶解物を用いたELISA抗H
 I V抗体スクリーニング試験および実施例7のアッ
セイと比較して第7表に示す。ゲインズ(H . G 
aines)により記載された方法[ゲインズら、「デ
テクション・オブ・イムノグ口プリン・M・アンヂボデ
ィ・イン・プライマリー・ヒューマン・イムノデフィシ
ェンンー・バイラス・インフェクション(j)etec
tion of r mmunoglobulin M
  in  Primary Human  I mm
unodeficiency V irus  I n
fection)J、Lancet i  l 2 4
 9〜l253、+987]により測定した抗H I 
V11gMおよびIgGレベルもまた第7表に示す。な
お、第7表において、アッセイ結果は、ノグナルとカッ
トオフとの比(S/Co)で示してある。またIgMお
よびIgGレベルは、陰性コントロールに対するシグナ
ルの比(S/N)で示してある。最初の陽性の結果(S
/Co>I .0)を*で示してある。
36の血清変換試料のうち34の試料において、実施例
lOのアッセイは、従来の抗1{ I V試験に比へて
高いシグナルとカットオフ(S/Co)で抗H I V
 − 1抗体を検出した。実施例10のアッセイは、従
来のウイルス溶解物アッセイよりも早期に36のすべて
の血清変換試料を検出した。さらに、従来の抗HIVア
ッセイの一つまたは両方では陰性と試験された幾つかの
試料が、実施例10のアッセイにより陽性と検出された
。たとえば、パネル2の場合には、実施例IOのアッセ
イは試料を6日目に陽性と検出したのに対し、実施例7
のアッセイは試料を8日目に陽性と検出したに過ぎなか
った。ウイルス溶解物を用いたアッセイで(ま14日目
にはボータ゛−ラインにあり、211ヨ目には陽性であ
った。
バネル2においては、比較的高レベルのIgMが早期に
観察され、IgGは後に産生された。実施例10のアッ
セイから得られたシグナルのパターンは急速に上昇した
後にプラ1・一に落ちるものであり、従来の抗H I 
Vアッセイのシグナルが時間の進行どともに着実に」一
昇ずるものであるのとは極めて対照的である。
パネル4は、IgMレベルが減少し始める血清変換の後
期を示す。実施例10のアッセイからのシグナルはIg
Mレベルが下がるにつれて減少していき、競合するIg
Gレベルの方は、IgGが充分に上昇してIgGシグナ
ルがIgMシグナルを置き換えてしまうまで上昇してい
き、その際、本発明のシグナルはIgGレベルと平行し
て上昇していく。
パネル1においては、実施例IOのアッセイシグナルお
よび実施例7のアッセイシグナルは平行して上昇してい
く。このパネルは、最初のIgMレベルが比較的低く、
初期1gGレベルが高い。
パネル2、5および7において実施例10のアッセイに
独特な2相応答は、ビーズにより捕捉された5量体1g
Mが1以上の結合体分子と結合するために、このアッセ
イがIgGの場合よりも高い効率でIgMを検出するこ
とを示している。血清変換の初期において競合rgGが
それほど多量に存在せず実質的にIgMが存在するとき
は、本発明のアッセイ態様により高いシグナルが得られ
る。
IgMレベルが下がり、競合TgGレベルが上昇するに
つれて、2価のrgGは10価のIgMと競合し、検出
効率は悪くなる。それゆえ、本発明のアッセイで観察さ
れる全シグナルは減少する。最後に、IgGレベルか上
昇し続けIgMレベルが下がり続けるど、アソセイから
の全ノグナルは再び上昇し応答の第二相を形威する。
これとは対照的に、従来の抗1−1 1 V抗体アッセ
イで観察されるシグナルは#2以外のすべてのパネルに
おいて着実に」二昇し、2相応答はみられない。これら
の両方のアッセイとも、ヤギ中で産生された抗ヒトrg
G]−I鎖およびL鎖に結合したI{RPOを利用して
捕捉抗体を検出する。この初期応答が欠如していること
は、これら従来の抗1−1 1■抗体アッセイのいずれ
もこれら血清変換パネルにおいてIgMを検出しないこ
と、およびIgMをH鎖の交差反応性により検出するが
IgGほどには効率的には検出しないことを示している
それゆえ、本実施例は、lo価免疫グロブリンM(fg
M)に対する上昇した感度のために抗H IV抗体の早
期検出を可能とした酵素イムノアッセイ態様を示すもの
である。
′L!i(本発明のアッセイと抗1{ I VI抗体の
ための 以上、本発明を説明ケるために特定の実施例を挙げたが
、本発明の範囲に含まれるべき変更は当業者により理解
されるべきである。たとえば、」二記p24およびgp
”l Iタンパク質の一部または断片、またはこれらタ
ンパク質の置換、欠失もしくはイ」加類似物を、組換え
DNA法かまたは直接ペブチド合成法のいずれにより製
造されたかにかかわりなく本発明のアッセイ法に用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2価1gGおよび多価1gMにお1ノる、ビ
ーズ/抗原/試料抗体/酵素結合抗原の結合様式を示す
模式図である。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた抗
    HIV抗体の検出方法であって、(a)該第一固相支持
    体にp24タンパク質を、該第二固相支持体にgp41
    タンパク質をそれぞれ結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートおよび標識抗HIVp24抗体と接触させ、 (c)該第一固相支持体から未結合の生物学的試料およ
    び未結合の標識抗HIVp24抗体を除き、(d)標識
    を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存在を決定し
    、 (e)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートおよび標識抗HIVgp41抗体と接触(f)該第
    二固相支持体から未結合の生物学的試料および未結合の
    標識抗HIVgp41抗体を除き、ついで (g)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
    れか、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体
    の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  2. (2)p24タンパク質を第一固相支持体上にコーティ
    ングすることにより該第一固相支持体に直接結合させ、
    gp41タンパク質を第二固相支持体上にコーティング
    することにより該第二固相支持体に直接結合させた請求
    項(1)に記載の方法。
  3. (3)まず抗HIVp24抗体で第一固相支持体をコー
    ティングしたのちp24タンパク質をオーバーコーティ
    ングすることによりp24タンパク質を該第一固相支持
    体に間接的に結合させ、まず抗HIVgp41抗体で第
    二固相支持体をコーティングしたのちgp41タンパク
    質をオーバーコーティングすることによりgp41タン
    パク質を該第二固相支持体に間接的に結合させた請求項
    (1)に記載の方法。
  4. (4)抗HIVp24抗体および抗HIVgp41抗体
    の標識が同じかまたは異なり、酵素標識、放射性同位体
    標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる群から選ば
    れたものである請求項(1)に記載の方法。
  5. (5)固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出方法であ
    って、 (a)該固相支持体にp24タンパク質およびgp41
    タンパク質を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および標識抗HIV
    p24抗体および標識抗HIVgp41抗体と接触させ
    、 (c)該固相支持体から未結合の生物学的試料および未
    結合の標識抗HIVp24抗体および標識抗HIVgp
    41抗体を除き、ついで (d)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
    4抗体または抗HIVgp41抗体のいずれか、または
    両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の存在を決定
    する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  6. (6)p24タンパク質およびgp41タンパク質を固
    相支持体上にコーティングすることにより該固相支持体
    に直接結合させた請求項(5)に記載の方法。
  7. (7)まず組換えp24タンパク質および組換えgp4
    1タンパク質に対する抗体で固相支持体をコーティング
    したのちp24タンパク質およびgp41タンパク質を
    オーバーコーティングすることによりp24タンパク質
    およびgp41タンパク質を該固相支持体に間接的に結
    合させた請求項(5)に記載の方法。
  8. (8)抗HIVp24抗体および抗HIVgp41抗体
    の標識が同じかまたは異なり、酵素標識、放射性同位体
    標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる群から選ば
    れたものである請求項(5)に記載の方法。
  9. (9)生物学的試料中の抗HIV抗体を検出するための
    イムノアッセイキットであって、(a)それぞれ、組換
    えp24タンパク質および組換えgp41タンパク質を
    コーティングした第一固相支持体および第二固相支持体
    、および (b)標識抗HIVp24抗体および標識抗HIVgp
    41抗体 からなることを特徴とするイムノアッセイキット。
  10. (10)第一固相支持体が、まず抗HIVp24抗体を
    コーティングしたのちに組換えp24タンパク質をコー
    ティングしたものであり、第二固相支持体が、まず抗H
    IVgp41抗体をコーティングしたのちに組換えgp
    41タンパク質をコーティングしたものである請求項(
    9)に記載のイムノアッセイキット。
  11. (11)生物学的試料中の抗HIV抗体を検出するため
    のイムノアッセイキットであって、 (a)組換えp24タンパク質および組換えgp41タ
    ンパク質をコーティングした固相支持体、および(b)
    標識抗HIVp24抗体および標識抗HIVgp41抗
    体 からなることを特徴とするイムノアッセイキット。
  12. (12)抗HIVp24抗体および抗HIVgp41抗
    体の標識が同じかまたは異なり、酵素標識、放射性同位
    体標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる群から選
    ばれたものである請求項(9)に記載のイムノアッセイ
    キット。
  13. (13)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)第一のポリスチレンビーズに抗HIVp24抗体
    をコーティングしたのち組換えp24タンパク質をオー
    バーコーティングし、 (b)該第一のポリスチレンビーズを生物学的試料の第
    一のアリコートおよび西洋ワサビペルオキシダーゼに結
    合した抗HIVp24抗体と接触させ、 (c)該第一のポリスチレンビーズを洗浄し、 (d)該洗浄した第一のポリスチレンビーズをo−フェ
    ニレンジアミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生
    成物を生成させ、 (e)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
    IVp24抗体の存在を決定し、(f)第二のポリスチ
    レンビーズに抗HIVgp41抗体をコーティングした
    のち組換えgp41タンパク質をオーバーコーティング
    し、 (g)該第二のポリスチレンビーズを生物学的試料の第
    二のアリコートおよび西洋ワサビペルオキシダーゼに結
    合した抗HIVgp41抗体と接触させ、 (h)該第二のポリスチレンビーズを洗浄し、(i)該
    洗浄した第二のポリスチレンビーズをo−フェニレンジ
    アミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生成物を生
    成させ、ついで (j)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
    IVp24抗体の存在を決定し、抗HIV抗体を含有し
    ないコントロールを工程(a)〜工程(j)の方法によ
    り試験したときに生成する黄色の生成物の量に比べて、
    該第一の固相支持体または該第二の固相支持体のいずれ
    かまたは両方で生成する黄色の生成物の量が減少するこ
    とにより試料中の抗HIV抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗IHIV抗体の検出方法。
  14. (14)固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出方法で
    あって、 (a)ポリスチレンビーズに抗HIVp24抗体および
    抗HIVgp41抗体をコーティングしたのち組換えp
    24タンパク質および組換えgp41タンパク質をオー
    バーコーティングし、 (b)該ポリスチレンビーズを生物学的試料のアリコー
    トおよび西洋ワサビペルオキシダーゼに結合した抗HI
    Vp24抗体および抗HIVgp41抗体と接触させ、 (c)該ポリスチレンビーズを洗浄し、 (d)該洗浄したポリスチレンビーズをo−フェニレン
    ジアミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生成物を
    生成させ、ついで (e)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
    IVp24抗体および抗HIVgp41抗体の存在を決
    定し、 抗HIV抗体を含有しないコントロールを工程(a)〜
    工程(e)の方法により試験したときに生成する黄色の
    生成物の量に比べて、生成する黄色の生成物の量が減少
    することにより試料中の抗HIV抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  15. (15)2つの固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出
    方法であって、 (a)第一固相支持体に抗HIVp24抗体を結合させ
    、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートおよび組換えHIVp24タンパク質と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の組換えHI
    Vp24タンパク質を除き、 (d)該第一固相支持体を標識抗HIVp24抗体と接
    触させ、 (e)未結合の標識抗HIVp24抗体を除き、 (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (g)第二固相支持体に抗HIVgp41抗体を結合さ
    せ、 (h)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートおよび組換えHIVgp41タンパク質と接触させ
    、 (i)未結合の生物学的試料および未結合の組換えHI
    Vgp41を除き、 (j)該第二固相支持体を標識抗HIVgp41抗体と
    接触させ、 (k)未結合の標識抗HIVgp41抗体を除き、つい
    で (l)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
    在、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  16. (16)固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出方法で
    あって、 (a)固相支持体に抗HIVp24抗体および抗HIV
    gp41抗体を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および組換えHIV
    p24タンパク質および組換えHIVgp41タンパク
    質と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の組換えHI
    Vp24タンパク質および組換えHIVgp41タンパ
    ク質を除き、 (d)該固相支持体を標識抗HIVp24抗体および標
    識抗HIVgp41抗体と接触させ、ついで (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
    4抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存在、または両
    抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の存在を決定す
    る ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  17. (17)抗HIVp24抗体および抗HIVgp41抗
    体の標識が同じかまたは異なり、酵素標識、放射性同位
    体標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる群から選
    ばれたものである請求項(15)または(16)に記載
    の方法。
  18. (18)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    生物学的試料中の抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)該第一固相支持体にHIVp24を結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を標識抗ヒト抗体と接触させ、 (e)未結合の標識抗ヒト抗体を除き、 (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (g)該第二固相支持体にHIVgp41を結合させ、 (h)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートと接触させ、 (i)未結合の生物学的試料を除き、 (j)該第二固相支持体を標識抗ヒト抗体と接触させ、 (k)未結合の標識抗ヒト抗体を除き、ついで (l)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
    れか、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体
    の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  19. (19)固相支持体を用いた生物学的試料中の抗HIV
    抗体の検出方法であって、 (a)該固相支持体にHIVp24およびHIVgp4
    1を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体を標識抗ヒト抗体と接触させ、 (e)未結合の標識抗ヒト抗体を除き、ついで (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
    4抗体または抗HIVgp41抗体のいずれか、または
    両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の存在を決定
    する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  20. (20)抗ヒト抗体の標識が、酵素標識、放射性同位体
    標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる群から選ば
    れたものである請求項(18)または(19)に記載の
    方法。
  21. (21)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    生物学的試料中の抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)該第一固相支持体にHIVp24を結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を標識HIVp24と接触させ
    、 (e)未結合の標識HIVp24を除き、 (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (g)該第二固相支持体にHIVgp41を結合させ、 (h)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートと接触させ、 (i)未結合の生物学的試料を除き、 (j)該第二固相支持体を標識HIVgp41と接触さ
    せ、 (k)未結合の標識HIVgp41を除き、ついで (l)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
    れか、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体
    の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  22. (22)固相支持体を用いた生物学的試料中の抗HIV
    抗体の検出方法であって、 (a)該固相支持体にHIVp24およびHIVgp4
    1を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体を標識HIVp24および標識HI
    Vgp41と接触させ、 (e)未結合の標識HIVp24および標識HIVgp
    41を除き、ついで (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
    4抗体または抗HIVgp41抗体のいずれか、または
    両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の存在を決定
    する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  23. (23)抗HIVp24抗体および抗HIVgp41抗
    体の標識が同じかまたは異なり、酵素標識、放射性同位
    体標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる群から選
    ばれたものである請求項(21)または(22)に記載
    の方法。
  24. (24)標識p24および標識gp41が同じ反応混合
    物中に存在する請求項(22)に記載の方法。
  25. (25)工程(b)および(d)を同時に行い、工程(
    h)および(j)を同時に行う請求項(21)に記載の
    方法。
  26. (26)工程(b)および(d)を同時に行う請求項(
    22)に記載の方法。
  27. (27)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)該第一固相支持体にp24タンパク質を、該第二
    固相支持体にgp41タンパク質をそれぞれ結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートおよび第一ハプテンに結合させた抗HIVp24抗
    体と接触させ、 (c)該第一固相支持体から未結合の生物学的試料およ
    び未結合の第一ハプテンに結合させた抗HIVp24抗
    体を除き、 (d)該第一固相支持体を該第一ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、 (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (f)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートおよび第二ハプテンに結合させた抗HIVgp41
    抗体と接触させ、 (g)該第二固相支持体から未結合の生物学的試料およ
    び未結合の第二ハプテンに結合させた抗HIVgp41
    抗体を除き、 (h)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、ついで (i)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体または抗HIVgp41抗体のいず
    れか、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体
    の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  28. (28)固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出方法で
    あって、 (a)該固相支持体にp24タンパク質およびgp41
    タンパク質を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および第一ハプテン
    に結合させた抗HIVp24抗体および第二ハプテンに
    結合させた抗HIVgp41抗体と接触させ、 (c)該固相支持体から未結合の生物学的試料および未
    結合の第一ハプテンに結合させた抗HIVp24抗体お
    よび未結合の第二ハプテンに結合させた抗HIVgp4
    1抗体を除き、 (d)該固相支持体を該第一ハプテンに対する標識抗体
    および該第二ハプテンに対する標識抗体と接触させ、つ
    いで (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
    4抗体または抗HIVgp41抗体のいずれか、または
    両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の存在を決定
    する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  29. (29)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)第一のポリスチレンビーズに抗HIVp24抗体
    をコーティングしたのち組換えp24タンパク質をオー
    バーコーティングし、 (b)該第一のポリスチレンビーズを生物学的試料の第
    一のアリコートおよび第一ハプテンに結合した抗HIV
    p24抗体と接触させ、 (c)該第一のポリスチレンビーズを西洋ワサビペルオ
    キシダーゼに結合した抗第一ハプテン抗体と接触させ、 (d)該第一のポリスチレンビーズを洗浄し、 (e)該洗浄した第一のポリスチレンビーズをo−フェ
    ニレンジアミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生
    成物を生成させ、 (f)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
    IVp24抗体の存在を決定し、(g)第二のポリスチ
    レンビーズに抗HIVgp41抗体をコーティングした
    のち組換えgp41タンパク質をオーバーコーティング
    し、 (h)該第二のポリスチレンビーズを生物学的試料の第
    二のアリコートおよび第二ハプテンに結合した抗HIV
    gp41抗体と接触させ、 (i)該第二のポリスチレンビーズを西洋ワサビペルオ
    キシダーゼに結合した抗第二ハプテン抗体と接触させ、 (j)該第二のポリスチレンビーズを洗浄し、 (k)該洗浄した第二のポリスチレンビーズをo−フェ
    ニレンジアミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生
    成物を生成させ、ついで (l)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
    IVgp41抗体の存在を決定し、 抗HIV抗体を含有しないコントロールを工程(a)〜
    工程(l)の方法により試験したときに生成する黄色の
    生成物の量に比べて、該第一の固相支持体または該第二
    の固相支持体のいずれかまたは両方で生成する黄色の生
    成物の量が減少することにより試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  30. (30)固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出方法で
    あって、 (a)ポリスチレンビーズに抗HIVp24抗体および
    抗HIVgp41抗体をコーティングしたのち組換えp
    24タンパク質および組換えgp41タンパク質をオー
    バーコーティングし、 (b)該ポリスチレンビーズを生物学的試料およびハプ
    テンに結合した抗HIVp24抗体およびハプテンに結
    合した抗HIVgp41抗体と接触させ、 (c)該ポリスチレンビーズを西洋ワサビペルオキシダ
    ーゼに結合した抗ハプテン抗体と接触させ、 (d)該ポリスチレンビーズを洗浄し、 (e)該洗浄したポリスチレンビーズをo−フェニレン
    ジアミンの過酸化水素溶液と接触させて黄色の生成物を
    生成させ、ついで (f)該黄色の生成物の吸光度を検出して試料中の抗H
    IVp24抗体および抗HIVgp41抗体の存在を決
    定し、 抗HIV抗体を含有しないコントロールを工程(a)〜
    工程(f)の方法により試験したときに生成する黄色の
    生成物の量に比べて、生成する黄色の生成物の量が減少
    することにより試料中の抗HIV抗体の存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  31. (31)2つの固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出
    方法であって、 (a)第一固相支持体に抗HIVp24抗体を結合させ
    、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートおよび第一ハプテンに結合した組換えHIVp24
    タンパク質と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の第一ハプテ
    ンに結合した組換えHIVp24タンパク質を除き、 (d)該第一固相支持体を該第一ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、 (e)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体を除き
    、 (f)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (g)第二固相支持体に抗HIVgp41抗体を結合さ
    せ、 (h)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートおよび第二ハプテンに結合した組換えHIVgp4
    1タンパク質と接触させ、 (i)未結合の生物学的試料および未結合の第二ハプテ
    ンに結合した組換えHIVgp41タンパク質を除き、 (j)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、 (k)未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き
    、ついで (l)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
    在、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  32. (32)固相支持体を用いた抗HIV抗体の検出方法で
    あって、 (a)該固相支持体に抗HIVp24抗体および抗HI
    Vgp41抗体を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料および第一ハプテン
    に結合した組換えHIVp24タンパク質および第二ハ
    プテンに結合した組換えHIVgp41タンパク質と接
    触させ、 (c)未結合の生物学的試料および未結合の第一ハプテ
    ンに結合した組換えHIVp24タンパク質および未結
    合の第二ハプテンに結合した組換えHIVgp41タン
    パク質を除き、 (d)該固相支持体を該第一ハプテンに対する標識抗体
    および該第二ハプテンに対する標識抗体と接触させ、つ
    いで (e)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41抗体の存在を決定し、抗HIVp2
    4抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存在、または両
    抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の存在を決定す
    る ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  33. (33)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    生物学的試料中の抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)第一固相支持体にHIVp24を結合させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を第一ハプテンに結合した抗ヒ
    ト抗体と接触させ、 (e)該第一固相支持体を該第一ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、 (f)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体を除き
    、 (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (h)第二固相支持体にHIVgp41を結合させ、 (i)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートと接触させ、 (j)未結合の生物学的試料を除き、 (k)該第二固相支持体を第二ハプテンに結合した抗ヒ
    ト抗体と接触させ、 (l)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、 (m)未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き
    、ついで (n)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
    在、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  34. (34)固相支持体を用いた生物学的試料中の抗HIV
    抗体の検出方法であって、 (a)固相支持体にHIVp24およびHIVgp41
    を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体をハプテンに結合した抗ヒト抗体と
    接触させ、 (e)該固相支持体を該ハプテンに対する標識抗体と接
    触させ、 (f)未結合の該ハプテンに対する標識抗体を除き、つ
    いで (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41の存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
    在、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  35. (35)第一固相支持体および第二固相支持体を用いた
    生物学的試料中の抗HIV抗体の検出方法であって、 (a)第一固相支持体にHIVp24タンパク質を結合
    させ、 (b)該第一固相支持体を生物学的試料の第一のアリコ
    ートと接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該第一固相支持体を第一ハプテンに結合したHI
    Vp24タンパク質と接触させ、(e)該第一固相支持
    体を該第一ハプテンに対する標識抗体と接触させ、 (f)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体を除き
    、 (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体の存
    在を決定し、 (h)第二固相支持体にHIVgp41タンパク質を結
    合させ、 (i)該第二固相支持体を生物学的試料の第二のアリコ
    ートと接触させ、 (j)未結合の生物学的試料を除き、 (k)該第二固相支持体を第二ハプテンに結合したHI
    Vgp41タンパク質と接触させ、 (l)該第二固相支持体を該第二ハプテンに対する標識
    抗体と接触させ、 (m)未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き
    、ついで (n)標識を検出して試料中の抗HIVgp41抗体の
    存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
    在、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  36. (36)固相支持体を用いた生物学的試料中の抗HIV
    抗体の検出方法であって、 (a)固相支持体にHIVp24タンパク質およびHI
    Vgp41タンパク質を結合させ、 (b)該固相支持体を生物学的試料と接触させ、 (c)未結合の生物学的試料を除き、 (d)該固相支持体を第一ハプテンに結合したHIVp
    24タンパク質および第二ハプテンに結合したHIVg
    p41タンパク質と接触させ、 (e)該固相支持体を該第一ハプテンに対する標識抗体
    および該第二ハプテンに対する標識抗体と接触させ、 (f)未結合の該第一ハプテンに対する標識抗体および
    未結合の該第二ハプテンに対する標識抗体を除き、つい
    で (g)標識を検出して試料中の抗HIVp24抗体およ
    び抗HIVgp41の存在を決定し、 抗HIVp24抗体の存在、抗HIVgp41抗体の存
    在、または両抗体の存在により試料中の抗HIV抗体の
    存在を決定する ことを特徴とする抗HIV抗体の検出方法。
  37. (37)第一ハプテンに対する抗体および第二ハプテン
    に対する抗体の標識が同じかまたは異なり、酵素標識、
    放射性同位体標識、化学発光標識および蛍光標識よりな
    る群から選ばれたものである請求項(27)、(28)
    、(31)、(32)、(33)、(35)または(3
    6)に記載の方法。
  38. (38)第一ハプテンおよび第二ハプテンが同じかまた
    は異なる請求項(27)、(28)、(29)、(30
    )、(31)、(32)、(33)、(35)または(
    36)に記載の方法。
  39. (39)ハプテンに対する抗体の標識が、酵素標識、放
    射性同位体標識、化学発光標識および蛍光標識よりなる
    群から選ばれたものである請求項(34)に記載の方法
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