WO2022145102A1 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

回転または反転の処理の設定である第1の設定に従って、第1の画像の向きを制御して、第2の画像を生成する第1の生成手段と、回転または反転の処理の設定である第2の設定に従って、前記第2の画像の向きを制御して、第3の画像を生成する第2の生成手段と、1)前記第3の画像を表示するように表示手段を制御し、2)第1のトリガーに応じて、前記第2の設定に関わらず、前記第1の生成手段による制御を打ち消すように前記第2の画像の向きを制御して第4の画像を生成するように前記第2の生成手段を制御し、前記第4の画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。

Description

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、記憶媒体
 本発明は、記録する画像と表示する画像それぞれに対する回転処理または反転処理を設定可能な画像処理装置に関する。
 カメラ本体を天井に設置することのできるカメラがある。また、カメラのうち表示デバイス(撮影されている画像をモニタするためのデバイス)だけを自由な場所、向きに設置して撮影することができるカメラがある。そのため、カメラ本体の設置位置や撮りたい画像(映像)、表示デバイス上での確認内容に応じて、記録する画像(記録用画像)と表示デバイスに表示する画像(表示用画像)とをそれぞれ、左右、上下、上下左右に反転することができるカメラがある。すなわち、記録用画像反転機能(これから記録する画像に対する反転処理の設定をする機能)と表示用画像反転機能(画像を表示する際の反転処理の設定をする機能)との2種類を備えたカメラが存在する。
 そして、特許文献1には、記録時に画像を左右反転して記録する設定と、再生時に画像を左右反転して再生する設定とが可能なデジタルカメラが提案されている。特許文献1では、デジタルカメラは、撮像した画像を反転させて記録用画像を生成して、さらに、記録用画像を反転させることで表示用画像を生成して表示する。
特開2015-29208号公報
 一方で、この2つの機能があると、例えば、記録用画像に正転(反転なし)、表示デバイスに表示する表示用画像に正転を設定した場合と、記録用画像に左右反転、表示用画像に左右反転を設定した場合とで、同じ画像が表示デバイス上で視認されてしまう。このため、ユーザーは、表示デバイス上の画像から、現在の設定状態を把握することができない。さらに、2つの機能を初期設定に戻すことで現在の設定状態を確認しようとしても、外部モニタによる出力や、記録用画像も変化してしまうため、確認が困難である。
 これに対し、特許文献1のデジタルカメラでは、記録時にどのような反転が行われ、再生時にどのような反転を行っているかを、記録した後の画像に基づく画像の再生時に常にアイコンの表示によって通知することが提案されている。
 しかし、特許文献1では、記録時にどのような反転が行われ、再生時にどのような反転を行っているかを、まとめて1つのアイコンの表示によって通知しており、ユーザーが直感的に反転状況を把握しにくい。さらに、特許文献1では、再生時に反転状況を常に表示することが開示されているにすぎない。つまり、特許文献1では、再生時における画像の向きの設定状態のみが考慮されており、撮影の準備または撮影段階(記録前あるいは記録中)において、これから記録する画像の向きの設定状態を表示することは考慮されていない。なお、上記では、画像の反転について説明しているが、画像の回転についても同様の課題が生じる。
 そこで、画像の記録前あるいは記録中であっても、ユーザーが直感的に記録用画像および表示用画像の反転または回転状態を認識することができるようにした画像処理装置を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、画像処理装置は、
 回転または反転の処理の設定である第1の設定に従って、第1の画像の向きを制御して、第2の画像を生成する第1の生成手段と、
 回転または反転の処理の設定である第2の設定に従って、前記第2の画像の向きを制御して、第3の画像を生成する第2の生成手段と、
 1)前記第3の画像を表示するように表示手段を制御し、
 2)第1のトリガーに応じて、前記第2の設定に関わらず、前記第1の生成手段による制御を打ち消すように前記第2の画像の向きを制御して第4の画像を生成するように前記第2の生成手段を制御し、前記第4の画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と
 を有する。
 本発明によれば、画像の記録前あるいは記録中であっても、ユーザーが直感的に記録用画像および表示用画像の反転または回転状態を認識することができる。
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る撮影モード処理のフローチャートである。 図3A~図3Eは、第1の実施形態に係る表示部の表示例を表す図である。 図4A~図4Cは、第2の実施形態に係る撮像装置の撮影モード処理を説明する図である。
 以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
 第1の実施形態では、記録時および表示時に画像(映像)を反転させることができる撮像装置(画像処理装置)の例について説明する。より詳しくは、記録用画像反転(記録時の画像の向きの反転)および表示用画像反転(表示時の画像の向きの反転)の設定が可能な撮像装置を説明する。そして、撮像装置は、記録用画像反転の設定を維持したまま、表示用画像反転を制御することによって、記録用画像反転の設定および表示用画像反転の設定を反映する前の画像を確認可能に表示する。
[スキャンリバース(SR)およびミラー反転(MR)について]
 まず、本実施形態に係る撮像装置で設定可能な、記録用画像反転機能としてのスキャンリバース(以下、「SR」と称する)機能と、表示用画像反転機能としてのミラー反転(以下、「MR」と称する)機能について説明する。なお、以下では、「MRまたはSRの設定を反映する」とは、当該設定に従った処理を実行するようにすることをいう。そして、「MRまたはSRの設定を解除する」とは、当該設定を無視して、処理を実行するようにすることをいう。
 SRは、記録用画像の反転機能(記録向き設定機能)である。SRでは、処理前(撮像時)の画像からの記録媒体に記録される記録用画像への方向の変換を、正転、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかに設定できる。本実施形態では、ユーザーは予め、設定メニュー画面より、SRの設定として反転なし(正転)、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかに設定しておくことができる。左右反転した画像は、上下関係が処理前の画像と同じで、かつ左右が反転した鏡像となる。上下反転した画像は、左右関係が処理前の画像と同じで、かつ上下が反転した鏡像(上下だけが反転すると結果として鏡像となる)となる。上下左右反転した画像は、上下、左右ともに反転した画像であり、かつ、処理前の画像を180度回転した画像と等しい。このため、上下左右反転処理を、180度回転処理に置き換えてもよい。
 SRは、例えば、撮像装置(カメラ)自体を逆さまにして撮影する場合や、あえて反転した画像を記録したい場合に使用される。撮像装置自体を逆さまにして撮影する場合とは、例えば、撮像装置の底部に備えられたねじ穴などで、スタジオの天井やクレーンに撮像装置を固定する場合などである。あえて反転した画像を記録したい場合とは、例えば、ダンスの振り付け画像として左右反転した鏡像を記録する場合などである。これらは一例であり、SRの使用目的は、ユーザーや撮影場面により様々である。SRの設定を反映する反転処理は、後述する記録用画像反転部104によって行われる。
 MRは、表示用画像の反転機能(表示向き設定機能)である。MRでは、処理前(記録時)の画像からの表示用画像(撮像画像の確認用のディスプレイ(後述する表示部116の表示パネル117)に表示される画像)への向きの変換を、正転、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかに設定できる。本実施形態では、ユーザーによってMRキー113bまたは114bが押下(短押し)されるたびに、MRの設定が、反転なし(正転)、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかに順次切り替えて設定される。
 ここで、後述する表示部116は着脱可能であり、後述する本体部100に装着できる位置も複数ある。従って、表示部116の向きは、ユーザーが自由に決めることができる。さらに、本体部100の向きによっても、ユーザーが表示部116を視認する方向が変わる。従って、ユーザーは、ユーザーに対する表示部116の向きや、画像の確認目的に応じて、画像を見やすいようにMRの設定を行うことができる。
 例えば、表示部116を上下逆さまに見ている場合には、ユーザーは、MRの設定を上下左右反転に設定することで見やすくすることができる。また、被写体側に画像を見せるために表示部116の表示面を被写体側に向けた場合には、鏡像である方が見やすい。このため、この場合には、ユーザーは、MRの設定を左右反転や上下反転に設定することで、画像を見やすくすることができる。MRの設定を反映する反転処理は、後述する表示用画像反転部106によって行われる。
[撮像装置の構成について]
 図1は、画像処理装置の一例としての撮像装置(デジタルカメラ)の構成を示すブロック図である。撮像装置は、本体部100、レンズ部115、表示部116を有する。
 本体部100は、撮像装置の本体である。本体部100は、撮像部101、デジタル信号処理部102、表示用画像反転部106、画像縮小部107、重畳処理部108、システム制御部110、不揮発性メモリ111、システムメモリ112、操作部113などを有する。
 レンズ部115は、本体部100のレンズマウント部に対して着脱可能な撮影レンズ群である。被写体光は、レンズ部115を透過して撮像部101の撮像面に導かれる。
 撮像部101は、被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子などを有する撮像素子である。撮像部101は、被写体を撮像して得た電気信号を画像データとしてデジタル信号処理部102に出力する。
 デジタル信号処理部102は、画像処理部103、記録用画像反転部104などを有する。デジタル信号処理部102は、撮像部101から出力された画像データに対して、信号処理や記録用画像の反転処理を行い、記録用画像を生成する。
 画像処理部103は、撮像部101から受信した画像データに対して所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行って、画像信号(画像)を生成する。また、画像処理部103は、撮像部101で撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部110が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。
 記録用画像反転部104は、システム制御部110による制御に基づき、画像処理部103で処理された画像信号(画像;映像)の向きの制御を行う。より詳細には、記録用画像反転部104は、画像処理部103で処理された画像信号に対して、SRの設定に応じた処理(反転なし(正転)、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかの処理)を行う。記録用画像反転部104で処理された記録用画像は、記録媒体105に出力されるとともに、画像縮小部107、表示用画像反転部106に出力される。なお、本実施形態では、記録用画像反転部104は、画像処理部103で処理された画像信号(画像)を反転する処理をするものとして説明する。しかし、記録用画像反転部104は、撮像部101である撮像センサのスキャン方向を変更することにより、反転の処理を実現してもよい。
 記録媒体105は、本体部100に対して着脱可能なメモリーカードなどの記録媒体(記憶媒体)である。このため、記録媒体105は、本体部100に含まれると捉えることもできるし、本体部100には含まれないと捉えることもできる。記録媒体105は、画像の記録モード(REC中;所定の動作モード)であれば、記録用画像反転部104から出力された記録用画像を画像ファイルとして(動画であれば動画ファイルとして)記録する。また、記録媒体105は、記録用画像を記録可能な内蔵メモリ(半導体メモリやハードディスクなど)を備えていてもよい。また、記録媒体105は、外付けの記録媒体(ハードディスクドライブなど)に記録用画像を出力する外部インターフェースを備えていてもよい。
 表示用画像反転部106は、記録用画像の向きを制御することにより、表示用画像を生成する。具体的には、表示用画像反転部106は、システム制御部110による制御に基づき、記録用画像反転部104から受け取った記録用画像に対して、MRの設定に応じた処理(反転なし(正転)、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかの処理)を施す。そして、表示用画像反転部106は、記録用画像に対してMRの設定に応じた処理を施した画像を表示用画像として、重畳処理部108に出力する。
 画像縮小部107は、記録用画像反転部104から受け取った記録用画像を縮小することによって、縮小画像を生成する。画像縮小部107は、生成した縮小画像を、重畳処理部108に出力する。
 重畳処理部108は、画像縮小部107から出力された縮小画像や、設定情報やアイコンなどの各種表示アイテムを、状況に応じて、表示用画像反転部106からの表示用画像に重畳する。重畳処理部108は、縮小画像や表示アイテムが重畳された表示用画像、または、これらが重畳されていない表示用画像を表示パネル117に出力する。
 システム制御部110は、撮像装置全体の制御および演算処理を司る中央処理装置である。システム制御部110は、少なくとも1つのプロセッサおよび/又は少なくとも1つの回路よりなる。システム制御部110は、不揮発性メモリ111に記録されたプログラムを、システムメモリ112に展開して実行することにより、後述する各種制御処理を行う。
 操作部113は、ユーザーからの操作を受付ける各種操作部材である。操作部113の各部に対する操作が行われると、操作内容がシステム制御部110に通知され、システム制御部110は操作に応じた制御を行う。操作部113には、少なくともRECキー113a、MRキー113b、メニューボタン113c、その他の操作部材が含まれる。
 RECキー113aは、動画の記録開始または停止を指示するための押し釦である。MRキー113bは、MRの設定を切り替えるための押し釦である。メニューボタン113cは、撮像装置の各種設定を行うための設定メニュー画面を表示させるための押し釦である。その他の操作部材は、例えば、上下左右の4方向ボタンやSETボタン(決定ボタン)、タッチパネル、電源スイッチ等である。ユーザーは、表示部116に表示されたメニュー画面に含まれる複数のメニュー項目のいずれかを、上下左右の4方向ボタンを用いて選択し、SETボタンを押下することで決定(確定)できる。
 表示部116は、少なくとも操作部114、表示パネル117を有する。表示部116は、本体部100に対して着脱可能である。さらに、表示部116は、有線または無線通信によって本体部100と通信可能である。表示部116は、少なくとも重畳処理部108から出力される表示用画像(画像信号)を受信可能であり、操作部114で操作された内容をシステム制御部110に送信(通知)可能である。
 表示パネル117は、撮像部101で撮像された画像を表示したり、記録媒体105に記録された画像を再生したりすることが可能なディスプレイである。表示パネル117は、例えば、液晶表示パネルや有機ELパネルで構成される。表示パネル117は、表示用画像反転部106から出力された後に重畳処理部108を通った表示用画像(画像信号)を表示する。
 操作部114は、表示部116に備えられており、ユーザーからの操作を受付ける各種操作部材である。操作部114の各部に対する操作が行われると、操作内容がシステム制御部110に通知され、システム制御部110は操作に応じた制御を行う。操作部114には、RECキー114a、MRキー114b、メニューボタン114c、その他の操作部材が含まれる。RECキー114a、MRキー114b、メニューボタン114cには、それぞれ、上述したRECキー113a、MRキー113b、メニューボタン113cと同じ操作が可能である。
[撮影モード処理について]
 図2は、図1に示す撮像装置(画像処理装置)による撮影モード処理のフローチャートを示す。撮影モード処理は、システム制御部110が、不揮発性メモリ111に記録されたプログラムをシステムメモリ112に展開して実行することにより実現する。また、撮影モード処理は、本体部100の電源がオンとされ、撮影モードに設定されると開始する。
 S201では、システム制御部110は、撮像部101でのライブビュー(以下、LV)の撮影を開始する。ライブビューの撮影とは、本実施形態では、撮像部101の撮像素子が捉えた画像をリアルタイムで表示パネル117に表示しながら、撮影することである。
 S202では、システム制御部110は、現在のSRの設定およびMRの設定を不揮発性メモリ111から取得する。そして、撮像部101で撮影されたライブビュー画像に対し、SRの設定に応じて記録用画像反転部104が反転処理を施し、さらに、MRの設定に応じて表示用画像反転部106が反転処理を施す。そして、記録用画像反転部104と表示用画像反転部106で処理され、重畳処理部108から出力された後の画像を、システム制御部110は、表示パネル117に表示するように表示制御する。このことによって、システム制御部110は、撮像した画像のライブビュー表示(リアルタイム表示)を行う。
 S203では、システム制御部110は、メニューボタン113cまたは114cが押下されたか否かを判定する。メニューボタン113cまたは114cが押下された場合にはS204に進み、そうでない場合にはS220に進む。
 S204では、システム制御部110は、記録媒体105への記録用画像(動画)の記録中(REC中;記録モード)であるか否かを判定する。REC中でない場合には、メニュー画面を表示するために、S205に進む。一方、REC中である場合には、メニュー画面を表示することなくS220に進む。すなわち、本実施形態においては、REC中にはメニュー画面を開けず、SRの設定を変更することができないようにされている。これは、記録途中において記録用画像の向きが変わってしまうことを防止するためである。なお、記録途中において記録用画像の向きが変わることを許容するのであれば、REC中にもSRの設定を変更できるようにされていてもよい。
 S205では、システム制御部110は、表示28に各種設定を行うためのメニュー画面を表示する。メニュー画面には、SRの設定のメニュー項目が含まれる。
 S206では、システム制御部110は、SRの設定のメニュー項目がユーザー操作によって選択決定された(上下左右の4方向ボタンを用いて選択され、かつ、SETボタンの押下により決定された)か否かを判定する。SRの設定のメニュー項目が選択決定された場合にはS207に進み、そうでない場合にはS210に進む。
 S207では、システム制御部110は、SRの設定の設定変更画面を表示し、現在設定されているSRの設定の内容と異なる設定がユーザー操作に応じて選択決定されたか否か(すなわち、SRの設定の変更操作が行われたか否か)を判定する。SRの設定の設定変更画面には、SRの設定の選択肢として、上述のように、反転無し(正転)、左右反転、上下反転、上下左右反転の4つの選択肢が表示される。ユーザーは、4方向キーとSETボタンを用いて、これらのいずれかの選択肢を選択して決定することができる。ユーザーによって現在設定されているSRの設定の内容と異なる選択肢が選択決定された場合(SRの設定の変更操作がされた場合)にはS208に進み、そうでない場合にはS211に進む。
 S208では、システム制御部110は、S207で選択決定された選択肢が示す設定(設定状態;設定内容)にSRの設定を変更して、変更したSRの設定を不揮発性メモリ111に記録する。
 S209では、システム制御部110は、現在のSRの設定(S208で変更された設定)に応じて、記録用画像反転部104を制御し、デジタル信号処理部102が出力する記録用画像の向きを制御(変更)する。例えば、システム制御部110は、SRの設定が反転なし(正転)であれば、画像処理部103から出力された画像信号(画像)に対して記録用画像反転部104での反転処理を施さないように制御する。あるいは、システム制御部110は、画像処理部103から出力された画像信号(画像)に対して、記録用画像反転部104で正転の向きとなるように処理する。また、システム制御部110は、例えば、SRの設定が左右反転であれば、画像処理部103から出力された画像信号(画像)を記録用画像反転部104で左右反転するように制御する。
 S210では、システム制御部110は、その他の設定項目に関する処理を行う。その他の設定項目としては、例えば、記録画質(解像度、圧縮率、フレームレートなど)の設定、オートフォーカス(AF)に関する設定などがある。
 S211では、システム制御部110は、SRの設定の設定変更画面を終了させる指示があったか否かを判定する。SRの設定の設定変更画面を終了させる指示があった場合にはS212に進み、そうでない場合にはS207に戻る。
 S212では、システム制御部110は、メニュー画面を閉じる操作がされたか否かを判定する。メニュー画面を閉じる操作がなかった場合にはS205に戻る。メニュー画面を閉じる操作があったら、S213に進む。
 S213では、システム制御部110は、メニュー画面を閉じ、表示パネル117にライブビュー画像(LV画像)を表示する。このとき、システム制御部110は、S202と同様に、SRの設定およびMRの設定に応じた画像処理を行うことによって生成した表示用画像をライブビュー画像として表示パネル117に表示する。
 S220では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bが押下されたか否かを判定する。MRキー113bまたは114bが押下された場合には、システム制御部110は、MRキーが押下開始されてからの時間を測るタイマーをスタートさせる。そして、MRキー113bまたは114bが押下された場合にはS221に進み、そうでない場合にはS240に進む。
 S221では、システム制御部110は、MRキーが押下開始されてから(S220でYesと判定してから)時間T1が経過したか否かを判定する。時間T1は、ユーザーが意図的に(短押しではなく)長押しした操作であることを判別するための時間であり、例えば3秒である。時間T1が経過した場合にはS225に進み、そうでない場合にはS222に進む。
 S222では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bの押下が解除されたか否かを判定する。この判定は、S221で時間T1が経過する前に押下解除された(離された)か否かの判定(すなわち、MRキー113bまたは114bが短押しされたか否かの検知)である。このため、本実施形態では、MRキー113bまたは114に対する時間T1未満(所定時間未満)の継続した押下が、短押しである。MRキー113bまたは114に対する時間T1以上(所定時間以上)の継続した押下が、長押しである。MRキー113bまたは114bの押下が解除された場合はS223に進み、そうでない場合にはS221に進む。
 S223では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bへの短押しに応じて、MRの設定(設定状態;設定内容)を変更し、不揮発性メモリ111に記録する。例えば、システム制御部110は、S222で短押しを検知する前のMRの設定が正転であった場合には、短押しに応じてMRの設定を左右反転に変更する。同様に、システム制御部110は、短押し前にMRの設定が左右反転であった場合には、短押しに応じてMRの設定を上下反転に変更する。また、システム制御部110は、短押し前にMRの設定が上下反転であった場合には、短押しに応じてMRの設定を上下左右反転に変更する。そして、システム制御部110は、短押し前にMRの設定が上下左右反転であった場合には、短押しに応じてMRの設定を正転に変更する。
 S224では、システム制御部110は、表示用画像反転部106を制御し、MRの設定(S223で変更された設定)に応じて、記録用画像反転部104から出力された記録用画像(画像信号;画像)に対して反転処理を施す。すなわち、システム制御部110は、例えば、MRの設定が反転なし(正転)であれば、記録用画像に対して表示用画像反転部106での反転処理を施さないように制御する。あるいは、この場合には、システム制御部110は、記録用画像に対して表示用画像反転部106で正転の向きとなるように制御する。また、システム制御部110は、例えば、MRの設定が左右反転であれば、表示用画像反転部106で記録用画像を左右反転するように制御する。このような制御を記録用画像に施すことによって、表示用画像が生成される(表示用画像の向きが制御される)。そして、システム制御部110は、生成した表示用画像を表示パネル117に表示する。
 S225では、システム制御部110は、S204と同様にREC中であるか否かを判定する。REC中であればS226に進み、そうでない場合にはS227に進む。
 S226では、システム制御部110は、SRの設定、MRの設定をともに解除(反転なし)とした場合と同じ向きの画像(以下、「基準画像」と称する)を生成して、表示用画像として表示パネル117に表示させる。つまり、基準画像では、ユーザーが肉眼によって視認する向きのまま被写体が表示される。この処理は、記録用画像反転部104でのSRの設定に基づく反転処理を解除することなく、表示用画像反転部106によって行われる。より詳しくは、記録用画像反転部104がSRの設定に応じた反転処理を施した記録用画像(撮影画像)に対して、表示用画像反転部106が、記録用画像反転部104での反転を打ち消すような反転処理を施す。つまり、MRの設定がどのようなものであっても、システム制御部110は、MRの設定を無視して、表示用画像反転部106を制御して、記録用画像反転部104での反転を打ち消すような反転処理を記録用画像に施す。これによって、記録媒体105に記録される記録用画像としてはSRの設定に基づく向き(反転状況)を維持したまま、SRおよびMRの設定を反映しない場合にはどのような画像が表示されるのかをユーザーが確認できる。
 また、システム制御部110は、表示用画像(メイン画像)に対して、画像縮小部107によって生成された縮小画像(サブ画像)を重畳して表示する。ユーザーは、縮小画像(サブ画像)をみることにより、SRの設定が反映された記録用画像がどのような向きかを確認することができる。
 S227では、システム制御部110は、SRの設定、MRの設定をともに解除(反転なしに)して基準画像を生成する。そして、システム制御部110は、生成した基準画像を表示用画像として、表示パネル117に表示させる。この処理では、システム制御部110は、記録用画像反転部104でのSRの設定に基づく反転処理を解除し、さらに、表示用画像反転部106でのMRの設定に基づく反転処理を解除する。すなわち、記録用画像反転部104、表示用画像反転部106のいずれも、SRの設定およびMRの設定を無視して、正転とする処理を実行する。これは、S226と異なり、REC中でなければ、記録媒体105に記録用画像が記録されないため、記録用画像の向き(反転状況)が変わっても実害がないためである。
 また、S227においても、システム制御部110は、表示用画像(メイン画像)に対して、画像縮小部107で生成された縮小画像(サブ画像)を重畳して表示する。ここでは、画像縮小部107は、記録用画像に対して、縮小処理をするとともに、SRの設定に基づいた反転処理を施すことによって、縮小画像を生成する。ユーザーは、縮小画像をみることで、SRの設定が反映された場合の記録用画像がどのような向きになるかを確認することができる。
 なお、記録用画像が外部記録装置などに送信され、システム制御部110では記録中として管理は行っていなくとも外部記録装置では記録されている可能性も鑑みて、S227でもS226と同様の処理を行うようにしてもよい。すなわち、REC中であるか否かにかかわらずS226の処理が行われてもよい。
 S228では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bの押下(長押し)が解除されたか否かを判定する。システム制御部110は、MRキー113bまたは114bの押下が解除されていれば、解除されてからの時間を計測するタイマーを開始する。また、MRキー113bまたは114bの押下が解除されていればS229に進み、解除されていなければ、S228の処理が繰り返されてS226またはS227の表示が継続する。
 S229では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bの押下が解除された後、再びMRキー113bまたは114bが押下されたか否かを判定する。再びMRキー113bまたは114bが押下されていればS221に進んで、S221においてシステム制御部110は、当該キーが押下されてから時間T1が経過したかを判定する。また、再びMRキー113bまたは114bが押下されていなければS230に進む。
 S230では、システム制御部110は、S228でMRキー113bまたは114bの押下が解除されたことを検知してから、時間T2が経過したか否かを判定する。時間T2は、例えば3秒であり、S226またはS227における基準画像の表示をユーザーがしっかり確認できるように設けた時間である。時間T2が経過した場合にはS231に進み、そうでない場合にはS228に進む。
 なお、T2の計測開始時点を、S226またはS227における基準画像の表示開始の時点としてもよい。例えば、S226またはS227の基準画像の表示開始の時点を計測開始時点とした場合には、MRキーの押下が継続している間では、S226またはS227における基準画像の表示が継続する。そして、システム制御部110は、S228でMRキーが離されたことを検知した時点で時間T2が経過していれば、その時点でS226またはS227における基準画像の表示を終了する(S231に進む)。一方、システム制御部110は、S228でMRキーが離されたことを検知した時点で時間T2が経過していなければ、時間T2が経過するのを待ってから、S226またはS227における基準画像の表示を終了する。
 S231では、システム制御部110は、SRの設定を反映し、MRの設定を解除(正転)とした場合の表示用画像を生成して表示パネル117に表示する。これは、記録用画像反転部104でSRの設定に応じた反転処理が施された記録用画像(撮影画像)を、表示用画像反転部106での反転を施すことなく表示することで行う。
 また、システム制御部110は、画像縮小部107で縮小された画像を表示パネル117に表示する。すなわち、システム制御部110は、記録用画像反転部104でSRの設定に応じた反転処理が施された記録用画像(撮影画像)に対して、表示用画像反転部106での反転を施していない表示用画像を生成する。そして、システム制御部110は、重畳処理部108を制御して表示用画像(メイン画像)に対して画像縮小部107で生成された縮小画像(サブ画像)を重畳して、その後、縮小画像が重畳された表示用画像を表示パネル117に表示する。なお、この場合には、表示用画像と縮小画像が同じ向きの画像であるため、縮小画像が表示されなくてもよい。
 S232では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bが押下されたか否かを判定する。MRキー113bまたは114bが押下されていればS221に進み、そうでない場合にはS233に進む。
 S233では、システム制御部110は、S231での画像の表示が開始してから時間T3が経過したか否かを判定する。時間T3は、例えば3秒であり、S231の表示をユーザーがしっかり確認できるように設けた時間である。時間T3が経過していればS234に進み、そうでない場合にはS232に戻る。
 S234では、システム制御部110は、S202と同様に、SRの設定およびMRの設定を反映した画像処理を行う。このため、MRキー113bまたは114bが長押しされた後に、その押下を解除してから時間T2と時間T3を合わせた時間だけ経過すれば、通常通りのSRの設定、MRの設定が反映された表示用画像が表示される。つまり、短い時間の間のみ、基準画像やSRの設定のみ反映された画像が表示されるので、ユーザーが撮影する際の邪魔になりにくい。また、MRキー113bまたは114bが長押しされない限り、基準画像などは表示されないため、ユーザーが撮影する際の邪魔になりにくい。
 S240では、システム制御部110は、RECキー113aまたは114aが押下されたか否かを判定する。RECキー113aまたは114aが押下された場合にはS241に進み、そうでない場合にはS244に進む。
 S241では、システム制御部110は、S204と同様にREC中であるか否かを判定する。REC中であればS243に進み、そうでない場合にはS242に進む。
 S242では、システム制御部110は、デジタル信号処理部102(記録用画像反転部104)から出力された記録用画像を記録媒体105に画像ファイル(動画ファイル)として記録する記録処理を開始する。
 S243では、システム制御部110は、記録媒体105への記録処理を停止し、画像ファイル(動画ファイル)のクローズ処理を行い、撮影待機状態に復帰する。
 S244では、システム制御部110は、撮影モード処理を終了させる終了ベントがあったか否かを判定する。終了イベントがなかった場合にはS202に戻り、終了イベントがあった場合には図2の処理を終了する。終了イベントには、例えば、電源オフ、再生モードなどの他のモードへの移行、電池抜き、電池電圧低下などがある。
[表示例について]
 図3A~図3Eを用いて、上述の図2の各処理における表示パネル117の表示例について説明する。
 図3Aは、撮像装置(カメラ)を逆さまに設置して撮影した場合の撮影状況を示す図である。撮像装置の本体部100は逆さまの姿勢で天井などに対して設置されている。そして、本体部100の上面301は重力方向(下側)を向いている。図3Aでは、わかりやすさのために、上面301には「Upper side」の文字を表している。なお、レンズ部115は被写体300の方を向いており、被写体300が撮影されている。
 図3Bは、図3Aの撮影状況で、SR,MRともに反転なし(正転)に設定し、表示部116を正位置(表示部116の上側を上に向けた向き)とした場合の表示パネル117でのライブビュー画像の表示例である。撮像装置が逆さまの状態で撮影されたため、反転処理を施していないライブビュー画像も逆さまで表示される。例えば、S202において、図3Aのような撮影状況で、SR,MRともに反転なし(正転)に設定された状態であれば、図3Bのような表示がされる。
 図3Cは、図3Aの撮影状況で、SRの設定を上下反転、MRの設定を左右反転に設定し、表示部116を正位置(表示部116の上側を上に向けた向き)とした場合の表示パネル117でのライブビュー画像の表示例である。例えば、システム制御部110は、S202において図3Bのような表示をした後、S203~S209の処理によってSRを上下反転に設定し、さらにMRキーの短押しに応じてS220~S223の処理を行ってMRの設定を左右反転とする。すると、S224で図3Cのような表示がされる。図3Cに示す表示パネル117に表示されているライブビュー画像は、図3Aに示した実際の被写体300の様子と同じ向きで表示されるため、ユーザーにとって見やすい。
 図3Dは、図3Aの撮影状況で、REC中にMRキー113bまたは114bが長押しされた場合における、S226での表示パネル117の表示例である。表示パネル117の背景に表示された表示用画像は、SR,MRともに正転とした場合の図3Bに示す画像と同じ向き(同じ上下左右関係)である。しかし、図3Dに示す画像を表示するまでには、SRの上下反転の設定を反映するように、記録用画像反転部104では(正転とせずに)上下反転の処理が行われている。そして、その記録用画像反転部104での上下反転を打ち消すように、表示用画像反転部106でも上下反転の処理が行われている。結果として、表示パネル117は、SR,MRともに解除(正転)した場合と同じの向きの表示用画像を表示している。
 また、図3Dでは、表示用画像とともに、SR,MRをともに解除した場合の画像の確認表示であることを示す表示アイテムである文字列(ガイド)311が表示される。これによってユーザーは、表示用画像が、何を示しているのか(より詳しくは、SR,MRの設定を反映したものではなく、一時的に解除したものであること)を理解することができる。
 さらに、図3Dでは、表示パネル117は、記録用画像反転部104でSRの設定を反映して上下反転された記録用画像を、画像縮小部107で縮小した縮小画像310(サブ画像)を、表示用画像に重畳して表示している。ユーザーは、縮小画像310を見て、意図通りの向きの画像が記録されているか否かを確認することができる。なお、表示パネル117は、縮小画像310に付すように、例えば、縮小画像310が記録用画像(記録媒体105に記録するための画像)を縮小した画像である旨を示す「記録用画像」といった文字列(ガイド)を表示する。これによって、縮小画像310が何を示しているかをユーザーが理解することができる。なお、「記録用画像」といった文字列に加えて、SRの設定の状態を示す表示(例えば「SR:上下反転」の表示)を行ってもよい。
 図3Eは、図3Aの撮影状況における、S231での表示パネル117の表示例である。表示パネル117の背景として表示された表示用画像は、SRの設定のみ反映した画像である。これによって、ユーザーは意図通りの向きの画像が記録されているか否かを確認することができる。また、表示パネル117は、SRの設定を反映し、MRを解除した場合の画像の確認表示であることを示す文字列(ガイド)312を、表示用画像とともに表示する。これによってユーザーは、表示用画像が、何を示しているのか(より詳しくは、SRの設定を反映し、MRの設定は一時的に解除したものであること)を理解することができる。
 また、表示パネル117は、図3Dと同じように生成された縮小画像310(サブ画像)を表示用画像に重畳して表示している。なお、図3Eにおいて表示される表示用画像は、縮小画像310と同じ向きのものである。従って、システム制御部110は、S226,S227,S231のいずれにおいても、縮小画像310を重畳表示しないように制御してもよい。このように制御しても、S231において、記録用画像が意図した向きとなっているかどうかを、ユーザーが表示用画像によって確認できるためである。また、システム制御部110は、S226またはS227で縮小画像310を重畳表示し、S231の処理を行わずに、S230からS234に進むようにしてもよい。このようにしても、ユーザーは、S226またはS227において表示された縮小画像を見ることで、記録用画像が意図した向きとなっているかどうかを確認できるためである。
 このように、本実施形態によれば、撮像装置は、SR,MRの設定が反映された画像表示から、S226において表示を切り替える。このことで、記録用画像に影響を与えずに、ユーザーは、SR,MRの設定によってどのような反転が行われていたのかを確認することができる。
 なお、本実施形態では、S226のような表示を行うトリガーをMRキーの長押し(表示用画像の反転の指示を行う操作部材への第2の操作)によって行える例を説明した。この操作によって、S226のような確認表示が可能であれば、反転に関する設定変更(MRの設定の変更)や確認表示を行う場合に同じ操作部材(MRキー)を操作すればよい。このため、ユーザーにとって操作が直感的かつ簡単で、覚えやすい。
 なお、S226のような表示を行うトリガー(反転設定の確認トリガー)は、上述したMRキーの長押しに限るものではなく、他の操作部材への操作としてもよい。反転設定の確認トリガーを、RECキー113aまたは114aの押下によるREC開始指示、SRの設定またはMRの設定の変更、本体部100の姿勢の変化の検知の少なくとも1つとしてもよい。
 反転設定の確認トリガーをREC開始指示とした場合には、REC開始時に、SRの設定およびMRの設定が所望の設定となっているかを確認することができ、所望の設定となっていなかった場合の無駄な動画記録を抑制することができる。確認トリガーをSRの設定またはMRの設定の変更とした場合には、SRの設定またはMRの設定の変更時に、SRの設定およびMRの設定が所望の設定となっているかを確認することができる。
 さらには、反転設定の確認トリガーを本体部100の姿勢の変化の検知とする場合には、例えば、本体部100が正姿勢(通常の姿勢)から逆さま、あるいは逆さまから正姿勢になったことの検知をトリガーとする。これによって、現在の本体部100の姿勢にあったSRの設定およびMRの設定となっているかを確認することができる。なお、反転設定の確認トリガーを、本体部100が正姿勢から縦姿勢になったことの検知、縦姿勢から逆さま姿勢になったことの検知、逆さま姿勢から縦姿勢になったことの検知、または/および縦姿勢から正姿勢になったことの検知としてもよい。
 また、S226,S227,S231の表示に加えて、あるいは代えて、SRの設定を解除し、MRの設定を反映した画像を、表示用画像反転部106の処理だけを用いて生成して表示するようにしてもよい。この場合、SRが上下反転、MRが左右反転に設定されていれば、記録用画像反転部104はSRの設定どおりに上下反転を行い、表示用画像反転部106は、上下左右反転を行う。つまり、表示用画像反転部106は、基準画像(画像処理部103が出力する画像信号)に対してMRの設定を反映した場合と同じ向きの画像になるように、記録用画像の向きを制御して表示用画像を生成する。これにより、SRの設定だけが解除されて、かつ、MRの設定が反映されたような左右反転の画像が生成できる。
<第2の実施形態>
 第2の実施形態では、ライブビュー画像(撮像画像)とは異なる表示アイテムを表示することによって、SRの設定およびMRの設定(設定状態)をわかりやすくユーザーに通知する例を説明する。
 第2の実施形態に係る撮像装置(画像処理装置)の構成は、上述した図1に示す構成と同様である。このため、第2の実施形態に係る撮像装置の各部の構成についての説明は省略する。
 また、第2の実施形態に係る撮像装置による撮影モード処理についても、上述した図2のS201~S224,S240~S244は同様の処理が行われるため、これらの処理については説明を省略する。そして、第1の実施形態と異なる部分のみ、図2および図4Aのフローチャートを用いて説明する。具体的には、第2の実施形態に係る撮影モード処理は、第1の実施形態に係る撮影モード処理(図2参照)からS225~S234が削除され、S401~S403の処理が加えられている。
 まず、図2のS221においてMRキーが長押しされたと判定されると、第2の実施形態では、図4AのS401に進む。
 S401では、システム制御部110は、表示パネル117に、SRの設定、MRの設定のそれぞれの状態(設定状態)を同時かつ別々の位置(個別)に示す設定情報(図4B~図4D参照)を表示する。より詳しくは、表示用画像反転部106で処理された後の表示用画像(撮影画像;画像)に、重畳処理部108が、設定情報としての表示アイテムを重畳(合成)する。そして、重畳処理部108から、表示アイテムが重畳された表示用画像が表示部116に出力されると、その表示用画像が表示パネル117に表示される。なお、S401において、システム制御部110は、第1の実施形態と同様に、SRの設定だけを反映している記録用画像を示す縮小画像310を設定情報とともに表示してもよい。
 S402では、システム制御部110は、MRキー113bまたは114bの押下が解除されたか否かを判定する。MRキー113bまたは114bの押下が解除された場合にはS403に進み、そうでない場合にはS402の処理が繰り返される。
 S403では、システム制御部110は、S401にて表示した設定情報(SRの設定、MRの設定のそれぞれの状態を示す設定情報)を非表示にする。これにより、システム制御部110は、表示パネル117には、記録用画像反転部104および表示用画像反転部106によりSRの設定およびMRの設定が反映された後の表示用画像(撮影画像)のみが表示されるように制御する。S403の処理が終了すると、S240に進む。このため、MRキー113bまたは114bの押下(長押し)が解除すれば、直ぐに設定情報が非表示にされるため、設定情報の表示は、ユーザーの撮影の邪魔にならない。また、MRキー113bまたは114bの長押しがない限り、設定情報は表示されないことによっても、ユーザーの撮影が行いやすくなる。
[表示アイテムの表示例]
 以下では、図4B~図4Dを参照して、S401において表示される設定情報の一例としての表示アイテムの表示例を示す。
 図4Bに、S401で表示される表示アイテム411の表示例を示す。表示アイテム411では、文字列を用いて、SRの設定とMRの設定それぞれの現在の状態(設定状態)を同時かつ別々の位置に表示している。ここで、表示されているライブビュー画像は、SRとMRの設定が組み合わせて反映されたものである。このため、ユーザーは、ライブビュー画像を単に見ただけではSRとMRの設定がどのようなものであるのかが理解しにくい。これに対し、表示アイテム411を用いて、SRの設定の現在の状態と、MRの設定の現在の状態をそれぞれ同時かつ別々の位置(個別)に示しているため、ユーザーはそれぞれの設定がどうなっているのかを直感的に理解することができる。
 図4Cに、S401で表示される表示アイテム412の表示例を示す。表示アイテム412では、SRの設定とMRの設定のそれぞれについてどのような設定となっているのかがアイコン(モチーフ)を用いて個別に表示されている。左側の表示要素412aは、SRの設定の状態を示している。右側の表示要素412bは、MRの設定の状態を示している。
 表示要素412aうち、上側はSRの設定を反映しない場合に対応する「SR」の正像のモチーフ(アイコン)であり、下側にはSRの設定を反映した処理後に対応する「SR」の上下反転像のモチーフを表示している。モチーフは、「SR」の文字列に限るものではないが、反転状況が視覚的に理解できるように、左右非対称、または/および、上下非対称の図柄(形状)が好ましい。このようにSRの設定による反転処理を行う前の状態を示すモチーフ(上側)と、反転処理を行った結果を示すモチーフ(下側)を対応付けて表示する。このような表示によって、ユーザーは、現在のSRの設定によって、どのような反転処理が行われるのかを視覚的にわかりやすく理解することができる。
 表示要素412bも同様に、上側はMRの設定を反映しない場合に対応する「MR」の正像のモチーフ(アイコン)であり、下側にはMRの設定を反映した処理後に対応する「SR」の左右反転像のモチーフを表示している。モチーフは、同様に「MR」の文字列に限るものではないが、左右非対称、および、上下非対称の図柄(形状)が好ましい。このような表示によって、ユーザーは、現在のMRの設定によって、どのような反転処理が行われるのかを視覚的にわかりやすく理解することができる。なお、表示アイテム412の各モチーフの上部には、SRの設定とMRの設定それぞれの状態(設定状態)を示す文字列も表示することで、さらに設定の状態をわかりやすくしている。しかし、文字列による設定の状態の表示は、なくてもよい。
 なお、システム制御部110は、MRの設定が上下反転を含むか否かに応じて、表示アイテムの全体の向きを制御するようにしてもよい。具体的には、システム制御部110は、MRの設定が上下反転、あるいは上下左右反転であった場合には、撮影画像だけではなく、各種の表示アイテムの全体の表示向きを通常の向きから上下左右反転(180度回転)するようにしてもよい。これは、第1の実施形態でも同様である。図4Dに、MRの設定を上下反転とした場合のSRの設定とMRの設定の状態(設定状態)の表示例を示す。図4Dにおける表示部116の姿勢(向き)は図4Cと比べて上下左右逆さまである。MRの設定が上下反転であるため、表示アイテム412は全体として、図4Cと比べて上下左右反転(180度回転)した向きで表示され、ユーザーにとって見やすい向きで表示される。そして、上下左右反転された表示アイテム412において、表示要素412bのうち下側のモチーフは、さらに、MRの設定の上下反転を示すように「MR」の上下反転像のモチーフとなる。
 上述したモチーフ(アイコン)を用いた設定の状態の表示について、他のモチーフを用いる例として、例えば、SRといったモチーフに代えて、記録反転(Record Inverse)の略称を示すRIというモチーフを用いてアイコン表示をしてもよい。同様に、MRといったモチーフに代えて、表示パネル反転(Panel Inverse)の略称を示すPIというモチーフを用いてアイコン表示をしてもよい。
 上述した第2の実施形態における表示アイテムを用いたSRの設定およびMRの設定の状態(設定状態)の表示(設定状態表示)の開始トリガーは、第1の実施形態と同様の理由で、MRキーの長押しとしている。しかし、第1の実施形態と同様、第2の実施形態における設定状態表示の開始のトリガーは、上述したMRキーの長押しに限るものではなく、他の操作部材への操作としてもよい。また、第1の実施形態と同様の理由で、第2の実施形態における設定状態表示の開始のトリガーを、REC開始指示、SRの設定またはMRの設定の変更、本体部100の姿勢の変化の検知の少なくとも1つとしてもよい。
 また、上述した第2の実施形態における表示アイテムを用いた設定状態表示(S401の処理)は、第1の実施形態で説明したSRおよびMRの設定を解除した場合と等価の画像の表示(S226の処理)と組み合わせて実施することも可能である。例えば、図2に示すS226のタイミングで、システム制御部110は、第1の実施形態のようにSRおよびMRの設定を解除した場合と等価の画像を表示するとともに、第2の実施形態で説明した表示アイテムを用いた設定の状態の表示をしてもよい。
 また、表示アイテムを用いた設定状態表示(S401の処理)と第1の実施形態で説明したSRおよびMRの設定を解除した場合と等価の画像の表示(S226の処理)とは、トリガー(条件)に応じて使い分けてもよい。例えば、システム制御部110は、SRの設定またはMRの設定の状態(設定状態;設定内容)を変更したことに応じて、第2の実施形態で説明した表示アイテムを用いた設定状態表示を行う。そして、MRキーの長押しがあった場合に、システム制御部110は、第1の実施形態で説明したSRおよびMRの設定を解除した場合と等価の画像を表示してもよい。
 また、上記では、正転、左右反転、上下反転、上下左右反転のいずれかをSRおよびMRに設定する例を説明した。しかし、撮像装置は、これらの反転に加え、または、反転に代えて、90度回転、270度回転などの任意の角度の回転をSRおよびMRに設定してもよい。この場合には、記録用画像反転部104および表示用画像反転部106は、入力された画像(画像信号;画像)を回転させるように処理する。この場合には、例えば、S226では、システム制御部110は、記録用画像反転部104が行った回転の処理を打ち消すような回転の処理を行うように表示用画像反転部106を制御することによって、基準画像を生成する。
 なお、システム制御部110が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
 また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
 また、上述した実施形態においては、本発明を撮像装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、記録用画像の反転と表示用画像の反転をそれぞれ設定できる画像処理装置であれば適用可能である。記録用画像としては撮影画像に限らず、テレビ回線やネットワーク、接続先機器から受信した画像などの録画の場合にも適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ゲーム機、テレビ、ハードディスクレコーダー、セットトップボックスなどに適用可能である。
 なお、上記の各実施形態の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
 本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
 本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために以下の請求項を添付する。
 本願は、2020年12月28日提出の日本国特許出願特願2020-219309、および2020年12月28日提出の日本国特許出願特願2020-219359を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てをここに援用する。
104:記録用画像反転部、106:表示用画像反転部、
110:システム制御部、117:表示パネル

Claims (23)

  1.  回転または反転の処理の設定である第1の設定に従って、第1の画像の向きを制御して、第2の画像を生成する第1の生成手段と、
     回転または反転の処理の設定である第2の設定に従って、前記第2の画像の向きを制御して、第3の画像を生成する第2の生成手段と、
     1)前記第3の画像を表示するように表示手段を制御し、
     2)第1のトリガーに応じて、前記第2の設定に関わらず、前記第1の生成手段による制御を打ち消すように前記第2の画像の向きを制御して第4の画像を生成するように前記第2の生成手段を制御し、前記第4の画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と
     を有することを特徴とする画像処理装置。
  2.  前記制御手段は、前記第1のトリガーに応じて前記第4の画像を表示手段に表示した後に、第2のトリガーに応じて、前記第2の設定に関わらず、前記第2の生成手段での回転または反転の処理を行うことなく前記第2の画像を前記表示手段に表示するように制御する
     ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3.  前記制御手段は、前記第1のトリガーに応じて前記第4の画像を表示手段に表示した後に、第3のトリガーに応じて、前記第2の設定に従って前記第1の画像の向きを制御した場合と同様の向きに、前記第2の生成手段で前記第2の画像の向きを制御した画像を前記表示手段に表示するように制御する
     ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4.  前記制御手段は、所定の動作モードの場合には、前記第2の画像を記録手段に記録するように制御する
     ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5.  前記制御手段は、前記所定の動作モードでない場合には、前記第1のトリガーに応じて、前記第1の生成手段および前記第2の生成手段での回転および反転の処理を行うことなく、前記第1の画像を前記表示手段に表示するように制御する
     ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6.  前記制御手段は、前記第1のトリガーに応じて、さらに、前記第1の設定および前記第2の設定を示す表示アイテムを表示するように前記表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7.  前記制御手段は、前記第1のトリガーに応じて、前記第2の画像を縮小した縮小画像を、前記第4の画像に対して重畳して表示するように前記表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8.  前記制御手段は、前記縮小画像とともに、前記縮小画像が記録手段に記録するための画像である旨を表示するように前記表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9.  前記第1のトリガーは、所定の操作部材に対する所定時間以上の継続した押下であり、
     前記制御手段は、前記所定の操作部材に対する所定時間未満の継続した押下があった場合には、前記第2の設定を変更する、
     ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10.  前記制御手段は、第4のトリガーに応じて、前記第1の設定と前記第2の設定とを同時かつ別々の位置に示す表示アイテムを表示するように表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11.  前記表示アイテムは、前記第1の設定と前記第2の設定とを文字によって示す
     ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12.  前記表示アイテムは、前記第1の設定を第1のモチーフによって示す第1の表示要素と、前記第2の設定を第2のモチーフによって示す第2の表示要素とを含む
     ことを特徴とする請求項10または11に記載の画像処理装置。
  13.  前記第1の表示要素は、前記第1のモチーフと、前記第1の設定に従って前記第1のモチーフの向きを制御したモチーフを含む
     ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14.  前記第2の表示要素は、前記第2のモチーフと、前記第2の設定に従って前記第2のモチーフの向きを制御したモチーフを含む
     ことを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理装置。
  15.  前記第1のモチーフおよび前記第2のモチーフは、左右非対称または/および上下非対称なモチーフである
     ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16.  前記制御手段は、前記第4のトリガーに応じて、前記第2の設定が上下反転の設定を含むか否かに応じた向きに前記表示アイテムの全体の向きを制御する
     ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17.  前記制御手段は、前記第4のトリガーに応じて、
      前記第2の設定が正転または左右反転の設定である場合には、前記表示アイテムを所定の向きで表示し、
      前記第2の設定が上下反転または上下左右反転の設定である場合には、前記表示アイテムを前記所定の向きから上下左右反転させた向きで表示するように前記表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18.  前記制御手段は、前記第4のトリガーがなければ、前記表示アイテムを表示しないように前記表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19.  前記制御手段は、前記第4のトリガーが解除されると、前記表示アイテムを表示しないように前記表示手段を制御する
     ことを特徴とする請求項10乃至18のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20.  前記第4のトリガーは、前記第1のトリガーと同一のトリガーである
     ことを特徴とする請求項10乃至19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21.  回転または反転の処理の設定である第1の設定に従って、第1の画像の向きを制御して、第2の画像を生成する第1の生成ステップと、
     回転または反転の処理の設定である第2の設定に従って、前記第2の画像の向きを制御して、第3の画像を生成する第2の生成ステップと、
     1)前記第3の画像を表示するように表示手段を制御し、
     2)第1のトリガーに応じて、前記第2の設定に関わらず、前記第1の生成ステップにおける制御を打ち消すように前記第2の画像の向きを制御して第4の画像を生成し、前記第4の画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと
     を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  22.  コンピュータを、請求項1乃至20のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  23.  コンピュータを、請求項1乃至20のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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