WO2021245946A1 - エレベーターの利用判定システム、乗場操作盤、携帯端末、およびエレベーターの利用判定プログラム - Google Patents
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Abstract
エレベーターの利用の有無をより正確に判定できるエレベーターの利用判定システム、乗場操作盤、携帯端末、およびエレベーターの利用判定プログラムを提供する。利用判定システム(1)は、第1ビーコンと、第2ビーコンと、携帯端末(8)と、を備える。第1階床の乗場操作盤(6)に設けられる第1ビーコンは、第1階床を特定する第1情報を無線通信によって発信する。第2階床の乗場操作盤(6)に設けられる第2ビーコンは、第2階床を特定する第2情報を無線通信によって発信する。携帯端末(8)は、第1時刻および第2時刻に基づいて、携帯端末(8)を所持する利用者の第1階床から第2階床までの間のエレベーター(2)の利用の有無を判定する。第1時刻は、携帯端末(8)が第1ビーコンから第1情報を受信した時刻である。第2時刻は、第1時刻の後に、携帯端末(8)が第2ビーコンから第2情報を受信した時刻である。
Description
本開示は、エレベーターの利用判定システム、乗場操作盤、携帯端末、およびエレベーターの利用判定プログラムに関する。
特許文献1は、エレベーターの呼びを登録するシステムを開示する。当該システムの利用者に所持される携帯端末は、当該利用者の出発階に設けられたビーコンから無線信号を受信するときに、当該利用者の呼びを登録する。
しかしながら、特許文献1のシステムによってエレベーターの利用の有無を判定する場合に、当該システムの利用者が携帯端末を所持してエレベーターを利用せずに乗場を通過した場合においても、当該利用者がエレベーターを利用したと誤判定される可能性がある。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、エレベーターの利用の有無をより正確に判定できるエレベーターの利用判定システム、乗場操作盤、携帯端末、およびエレベーターの利用判定プログラムを提供する。
本開示に係るエレベーターの利用判定システムは、複数の階床のいずれかである第1階床の乗場操作盤に設けられ、第1階床を特定する第1情報を無線通信によって発信する第1ビーコンと、複数の階床の他のいずれかである第2階床の乗場操作盤に設けられ、第2階床を特定する第2情報を無線通信によって発信する第2ビーコンと、エレベーターの利用者に所持され、第1ビーコンから第1情報を受信した第1時刻、およびその後に第2ビーコンから第2情報を受信した第2時刻に基づいて、当該利用者の第1階床から第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する携帯端末と、を備える。
本開示に係る乗場操作盤は、複数の階床のいずれかに設けられ、複数の階床のいずれかである第1階床を特定する第1情報を無線通信によって受信した第1時刻および複数の階床の他のいずれかである第2階床を特定する第2情報を無線通信によって受信した第2時刻に基づいて第1階床から第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する携帯端末に、自らが設けられる階床を特定する情報を無線通信によって発信するビーコンを備える。
本開示に係る携帯端末は、複数の階床のいずれかである第1階床の乗場操作盤に設けられる第1ビーコンが無線通信によって発信する第1階床を特定する第1情報を受信し、複数の階床の他のいずれかである第2階床の乗場操作盤に設けられる第2ビーコンが無線通信によって発信する第2階床を特定する第2情報を受信する通信部と、通信部が第1ビーコンから第1情報を受信した第1時刻、およびその後に通信部が第2ビーコンから第2情報を受信した第2時刻に基づいて、第1階床から第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する判定部と、を備える。
本開示に係るエレベーターの利用判定プログラムは、複数の階床のいずれかである第1階床の乗場操作盤に設けられる第1ビーコンが無線通信によって発信する第1階床を特定する第1情報を受信する第1ステップと、複数の階床の他のいずれかである第1ステップの後に、第2階床の乗場操作盤に設けられる第2ビーコンが無線通信によって発信する第2階床を特定する第2情報を受信する第2ステップと、第1ステップにおいて第1ビーコンから第1情報を受信した第1時刻、および第2ステップにおいて第2ビーコンから第2情報を受信した第2時刻に基づいて、第1階床から第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する第3ステップと、を備える。
本開示に係るエレベーターの利用判定システム、乗場操作盤、携帯端末、またはエレベーターの利用判定プログラムによれば、エレベーターの利用の有無がより正確に判定される。
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る利用判定システム1の構成図である。
図1は、実施の形態1に係る利用判定システム1の構成図である。
利用判定システム1は、エレベーター2の利用の有無を判定するシステムである。エレベーター2は、複数の階床を有する建物に設けられる。建物において、昇降路3が設けられる。昇降路3は、複数の階床にわたる鉛直方向に長い空間である。各々の階床において、昇降路3に通じる乗場4が設けられる。
エレベーター2は、かご5と、複数の乗場操作盤6と、を備える。
かご5は、昇降路3に設けられる。かご5は、昇降路3を鉛直方向に走行することで利用者を複数の階床の間で輸送する装置である。
各々の乗場操作盤6は、いずれかの階床の乗場4に対応する。各々の乗場操作盤6は、対応する乗場4に設けられる。乗場操作盤6は、エレベーター2の利用者の操作を受け付ける装置である。乗場操作盤6が受け付ける操作は、例えば乗場呼びの操作である。乗場操作盤6は、例えば複数のボタンによって利用者の操作を受け付ける。あるいは、乗場操作盤6は、例えばタッチパネルによって利用者の操作を受け付けてもよい。
利用判定システム1は、複数のビーコン7と、携帯端末8と、サーバ装置9と、を備える。
各々のビーコン7は、いずれかの乗場操作盤6に対応する。各々のビーコン7は、対応する乗場操作盤6に設けられる。この例において、各々のビーコン7は、対応する乗場操作盤6に内蔵される。各々のビーコン7は、例えば対応する乗場操作盤6の内部の空きスペースに内蔵される。各々のビーコン7は、無線通信の機能を搭載する。各々のビーコン7は、当該ビーコン7自身が設けられる階床を特定する情報を無線通信によって発信する。階床を特定する情報は、例えば「地上1階」および「地下2階」などの階床の番号を表す情報であってもよい。
携帯端末8は、建物の利用者に所持される。携帯端末8は、例えばスマートフォンなどの可搬な情報端末である。携帯端末8は、通信部10と、判定部11と、表示部12と、を備える。通信部10は、無線通信を行う部分である。通信部10は、各々のビーコン7が発信する情報を受信する機能を搭載する。判定部11は、ビーコン7から情報を受信した時刻に基づいて、携帯端末8を所持している利用者のエレベーター2の利用の有無を判定する部分である。表示部12は、携帯端末8を所持している利用者に情報を表示する部分である。表示部12は、例えばディスプレイ装置である。表示部12は、利用者の操作を受け付ける操作部を兼ねるタッチパネルなどであってもよい。
利用判定システム1における携帯端末8の動作は、例えばインストールされている利用判定プログラムに基づいて実行される。利用判定プログラムは、例えばアプリケーションソフトウェアとして利用者によって当該携帯端末8にインストールされるプログラムなどである。
サーバ装置9は、例えばインターネットなどのネットワークを通じて携帯端末8の通信部10に接続される。サーバ装置9は、例えば一台または複数台のサーバコンピュータである。あるいは、サーバ装置9は、クラウドサービス上の仮想的なサーバであってもよい。
続いて、図2および図3を用いて、利用判定システム1による利用の判定の例を説明する。
図2および図3は、実施の形態1に係る利用判定システム1によるエレベーター2の利用の判定の例を示す図である。
図2および図3は、実施の形態1に係る利用判定システム1によるエレベーター2の利用の判定の例を示す図である。
この例において、携帯端末8を所持する利用者は、階床Aから階床Bまで移動する。階床Aおよび階床Bは、エレベーター2が設けられる建物の複数の階床のいずれかである。この例において、階床Aは、階床Bの下方の階床である。階床Aは、利用者の出発階である。階床Bは、利用者の目的階である。
利用判定システム1のいずれかのビーコン7aは、階床Aの乗場操作盤6aに設けられている。利用判定システム1の他のいずれかのビーコン7bは、階床Bの乗場操作盤6bに設けられている。
利用者は、エレベーター2を利用する時に、階床Aの乗場4に進入する。このとき、階床Aのビーコン7aは、ビーコン7a自身が設けられる階床Aを特定する情報を無線通信によって発信している。携帯端末8の通信部10は、ビーコン7aから階床Aを特定する情報を受信する。携帯端末8の判定部11は、ビーコン7aから通信部10が受信した階床Aを特定する情報と、当該情報を受信した時刻t1とを記憶する。ここで、出発階である階床Aは、第1階床の例である。階床Aの乗場操作盤6aに設けられるビーコン7aは、第1ビーコンの例である。ビーコン7aが発信する階床Aを特定する情報は、第1情報の例である。当該情報を携帯端末8の受信部が受信した時刻t1は、第1時刻の例である。
その後、利用者は、例えば乗場操作盤6aを操作して階床Bに向かう乗場呼びを登録する。その後、利用者は、階床Aに到着したかご5に乗車して階床Bに向かう。
その後、図3に示されるように、利用者はかご5から階床Bの乗場4に降りる。このとき、階床Bのビーコン7bは、ビーコン7b自身が設けられる階床Bを特定する情報を無線通信によって発信している。携帯端末8の通信部10は、ビーコン7bから階床Bを特定する情報を受信する。携帯端末8の判定部11は、ビーコン7bから通信部10が受信した階床Bを特定する情報と、当該情報を受信した時刻t2とを記憶する。ここで、目的階である階床Bは、第2階床の例である。階床Bの乗場操作盤6bに設けられるビーコン7bは、第2ビーコンの例である。ビーコン7bが発信する階床Bを特定する情報は、第2情報の例である。当該情報を携帯端末8の受信部が受信した時刻t2は、第2時刻の例である。
その後、携帯端末8の判定部11は、時刻t2と時刻t1との間の時間差を算出する。判定部11は、算出した時間差が予め設定した範囲内にあるときに、利用者が階床Aから階床Bまでエレベーター2を利用したと判定する。当該時間の範囲は、例えば階床Aから階床Bまでのかご5の平均的な走行時間に応じて設定される。あるいは、当該時間の範囲は、例えば階床Aから階床Bまでの間の階床数に応じて設定される。この例において、判定部11は、時刻t2と時刻t1との間の時間差が予め設定された閾値t0より小さいかを判定する。判定部11は、算出した時間差が閾値t0より小さいと判定するときに、利用者が階床Aから階床Bまでエレベーター2を利用したと判定する。一方、判定部11は、算出した時間差が閾値t0以上であると判定するときに、利用者は階床Aから階床Bまでの移動にエレベーター2を利用していないと判定する。このとき、利用者は、例えば階段を利用して階床Aから階床Bまで移動している。
利用者はエレベーター2を利用したと判定部11が判定したときに、通信部10は、当該判定の結果をサーバ装置9に送信する。サーバ装置9は、受信した判定結果に基づいて、利用者に対するサービス情報を携帯端末8の通信部10に送信する。サービス情報は、例えばエレベーター2が設けられる建物で利用者に提供されうるサービスの情報などである。サーバ装置9は、例えば目的階である階床Bにおいて提供されうるサービスの情報を携帯端末8に送信する。あるいは、サーバ装置9は、例えば階床Aから階床Bまで移動する利用者に対して提供されうるサービスの情報を携帯端末8に送信してもよい。例えば、サーバ装置9は、例えば階床Aから階床Bまで階段を利用した場合の活動量を提示する健康増進に関するサービス情報などを携帯端末8に送信してもよい。携帯端末8の表示部12は、通信部10が受信したサービスの情報を表示する。
続いて、図4を用いて、利用判定システム1の動作の例を説明する。
図4は、実施の形態1に係る利用判定システム1の動作の例を示すフローチャートである。
図4は、実施の形態1に係る利用判定システム1の動作の例を示すフローチャートである。
ステップS1において、通信部10は、ビーコン7aから階床Aを特定する情報を受信する。判定部11は、当該情報を受信した時刻t1を記憶する。その後、利用判定システム1の動作は、ステップS2に進む。
ステップS2において、通信部10は、ビーコン7bから階床Bを特定する情報を受信する。判定部11は、当該情報を受信した時刻t2を記憶する。その後、利用判定システム1の動作は、ステップS3に進む。
ステップS3において、判定部11は、時刻t2と時刻t1との間の時間差が閾値t0より小さいかを判定する。時間差についての判定結果がNoの場合に、判定部11は、利用者がエレベーター2を利用していないと判定する。その後、利用判定システム1の動作は、ステップS1に進む。一方、時間差についての判定結果がYesの場合に、利用判定システム1の動作は、ステップS4に進む。
ステップS4において、判定部11は、利用者が階床Aから階床Bまでの移動にエレベーター2を利用したと判定する。その後、通信部10は、判定部11による判定結果をサーバ装置9に送信する。その後、利用判定システム1の動作は、ステップS5に進む。
ステップS5において、通信部10は、受信した判定結果に基づいてサーバ装置9が送信するサービス情報を受信する。その後、表示部12は、通信部10が受信したサービス情報を表示する。その後、利用判定システム1の動作は、ステップS1に進む。
なお、利用判定システム1は、階床Aから階床Bまでの移動におけるエレベーター2の利用の有無の判定に加えて、階床Bから階床Aまでの移動におけるエレベーター2の利用の有無の判定を行ってもよい。利用判定システム1は、乗場4の乗場操作盤6にビーコン7が設けられる他の階床同士の間の移動におけるエレベーター2の利用の有無の判定を行ってもよい。
以上に説明したように、実施の形態1に係る利用判定システム1は、第1ビーコンと、第2ビーコンと、携帯端末8と、を備える。第1ビーコンは、第1階床の乗場操作盤6に設けられる。第1階床は、複数の階床のいずれかである。第1ビーコンは、第1情報を無線通信によって発信する。第1情報は、第1階床を特定する情報である。第2ビーコンは、第2階床の乗場操作盤6に設けられる。第2階床は、複数の階床のうちの第1階床とは他のいずれかである。第2ビーコンは、第2情報を無線通信によって発信する。第2情報は、第2階床を特定する情報である。携帯端末8は、エレベーター2の利用者に所持される。携帯端末8は、第1時刻および第2時刻に基づいて、携帯端末8を所持する利用者の第1階床から第2階床までの間のエレベーター2の利用の有無を判定する。第1時刻は、携帯端末8が第1ビーコンから第1情報を受信した時刻である。第2時刻は、第1時刻の後に、携帯端末8が第2ビーコンから第2情報を受信した時刻である。
また、実施の形態1に係る乗場操作盤6は、ビーコン7を備える。ビーコン7は、複数の階床のいずれかに設けられる。ビーコン7は、当該ビーコン7自身が設けられる階床を特定する情報を携帯端末8に発信する。
また、実施の形態1に係る携帯端末8は、通信部10と、判定部11と、を備える。通信部10は、第1ビーコンが無線通信によって発信する第1情報を受信する。通信部10は、第2ビーコンが無線通信によって発信する第2情報を受信する。判定部11は、通信部10が第1情報を受信した第1時刻および通信部10が第2情報を受信した第2時刻に基づいて、第1階床から第2階床までの間のエレベーター2の利用の有無を判定する。
また、実施の形態1に係る利用判定プログラムは、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、を携帯端末8に実行させる。第1ステップは、第1ビーコンが無線通信によって発信する第1情報を受信するステップである。第2ステップは、第1ステップの後に、第2ビーコンが無線通信によって発信する第2情報を受信するステップである。第3ステップは、第1ステップにおいて第1ビーコンから第1情報を受信した第1時刻および第2ステップにおいて第2ビーコンから第2情報を受信した第2時刻に基づいて、第1階床から第2階床までの間のエレベーター2の利用の有無を判定するステップである。
また、実施の形態1に係る乗場操作盤6は、ビーコン7を備える。ビーコン7は、複数の階床のいずれかに設けられる。ビーコン7は、当該ビーコン7自身が設けられる階床を特定する情報を携帯端末8に発信する。
また、実施の形態1に係る携帯端末8は、通信部10と、判定部11と、を備える。通信部10は、第1ビーコンが無線通信によって発信する第1情報を受信する。通信部10は、第2ビーコンが無線通信によって発信する第2情報を受信する。判定部11は、通信部10が第1情報を受信した第1時刻および通信部10が第2情報を受信した第2時刻に基づいて、第1階床から第2階床までの間のエレベーター2の利用の有無を判定する。
また、実施の形態1に係る利用判定プログラムは、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、を携帯端末8に実行させる。第1ステップは、第1ビーコンが無線通信によって発信する第1情報を受信するステップである。第2ステップは、第1ステップの後に、第2ビーコンが無線通信によって発信する第2情報を受信するステップである。第3ステップは、第1ステップにおいて第1ビーコンから第1情報を受信した第1時刻および第2ステップにおいて第2ビーコンから第2情報を受信した第2時刻に基づいて、第1階床から第2階床までの間のエレベーター2の利用の有無を判定するステップである。
利用判定システム1において、利用者が移動する2つの階床の両方に設けられるビーコン7が発信する情報に基づいてエレベーター2の利用の有無が判定される。このため、利用者が携帯端末8を所持してエレベーター2を利用せずに乗場4を通過した場合においても、当該利用者がエレベーター2を利用したと誤判定されない。これにより、エレベーター2の利用の有無がより正確に判定される。また、利用判定に用いられるビーコン7は、乗場操作盤6に設けられる。エレベーター2の保守作業などを行う作業員は、乗場4から乗場操作盤6の表板を取り外して乗場操作盤6の内部に容易にアクセスすることができる。一方、ビーコン7を乗場操作盤6の内部に設けることで外部からビーコン7が見えなくなるので、建物の壁または天井などの作業員がアクセスしにくい範囲にビーコン7を配置することなく、ビーコン7へのいたずらなどが防止できる。これにより、ビーコン7の設置および保守が容易になる。また、既設のエレベーター2への適用も可能になる。
また、利用判定システム1は、サーバ装置9を備える。サーバ装置9は、携帯端末8からエレベーター2の利用の有無の判定結果を受信する。サーバ装置9は、受信した判定結果に基づいて利用者に対するサービス情報を携帯端末8に送信する。
より正確なエレベーター2の利用の判定によって、エレベーター2の利用状況に対応したサービス情報を提供できる。これにより、利用者の利便性が向上する。
なお、各々のビーコン7が設けられる階床の情報を携帯端末8が例えばサーバ装置9などから取得しうる場合に、ビーコン7が発信する階床を特定する情報は、当該ビーコン7自体を特定する情報であってもよい。
続いて、図5を用いて、利用判定システム1のハードウェア構成の例について説明する。
図5は、実施の形態1に係る利用判定システム1の主要部のハードウェア構成図である。
図5は、実施の形態1に係る利用判定システム1の主要部のハードウェア構成図である。
利用判定システム1の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える。処理回路は、プロセッサ100aおよびメモリ100bと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも1つの専用ハードウェア200を備えてもよい。
処理回路がプロセッサ100aとメモリ100bとを備える場合、利用判定システム1の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ100bに格納される。プロセッサ100aは、メモリ100bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、利用判定システム1の各機能を実現する。
プロセッサ100aは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ100bは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどにより構成される。
処理回路が専用ハードウェア200を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
利用判定システム1の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、利用判定システム1の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。利用判定システム1の各機能について、一部を専用ハードウェア200で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、専用ハードウェア200、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで利用判定システム1の各機能を実現する。
本開示に係る利用判定システム、乗場操作盤、携帯端末、および利用判定プログラムは、エレベーターの利用の有無の判定に適用できる。
1 利用判定システム、 2 エレベーター、 3 昇降路、 4 乗場、 5 かご、 6、6a、6b 乗場操作盤、 7、7a、7b ビーコン、 8 携帯端末、 9 サーバ装置、 10 通信部、 11 判定部、 12 表示部、 100a プロセッサ、 100b メモリ、 200 専用ハードウェア
Claims (5)
- 複数の階床のいずれかである第1階床の乗場操作盤に設けられ、前記第1階床を特定する第1情報を無線通信によって発信する第1ビーコンと、
前記複数の階床の他のいずれかである第2階床の乗場操作盤に設けられ、前記第2階床を特定する第2情報を無線通信によって発信する第2ビーコンと、
エレベーターの利用者に所持され、前記第1ビーコンから前記第1情報を受信した第1時刻、およびその後に前記第2ビーコンから前記第2情報を受信した第2時刻に基づいて、当該利用者の前記第1階床から前記第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する携帯端末と、
を備えるエレベーターの利用判定システム。 - 前記携帯端末からエレベーターの利用の有無の判定結果を受信し、受信した判定結果に基づいて利用者に対するサービス情報を前記携帯端末に送信するサーバ装置
を備える請求項1に記載のエレベーターの利用判定システム。 - 複数の階床のいずれかに設けられ、前記複数の階床のいずれかである第1階床を特定する第1情報を無線通信によって受信した第1時刻および前記複数の階床の他のいずれかである第2階床を特定する第2情報を無線通信によって受信した第2時刻に基づいて前記第1階床から前記第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する携帯端末に、自らが設けられる階床を特定する情報を無線通信によって発信するビーコン
を備える乗場操作盤。 - 複数の階床のいずれかである第1階床の乗場操作盤に設けられる第1ビーコンが無線通信によって発信する前記第1階床を特定する第1情報を受信し、前記複数の階床の他のいずれかである第2階床の乗場操作盤に設けられる第2ビーコンが無線通信によって発信する前記第2階床を特定する第2情報を受信する通信部と、
前記通信部が前記第1ビーコンから前記第1情報を受信した第1時刻、およびその後に前記通信部が前記第2ビーコンから前記第2情報を受信した第2時刻に基づいて、前記第1階床から前記第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する判定部と、
を備える携帯端末。 - 複数の階床のいずれかである第1階床の乗場操作盤に設けられる第1ビーコンが無線通信によって発信する前記第1階床を特定する第1情報を受信する第1ステップと、
前記複数の階床の他のいずれかである前記第1ステップの後に、第2階床の乗場操作盤に設けられる第2ビーコンが無線通信によって発信する前記第2階床を特定する第2情報を受信する第2ステップと、
前記第1ステップにおいて第1ビーコンから前記第1情報を受信した第1時刻、および前記第2ステップにおいて前記第2ビーコンから前記第2情報を受信した第2時刻に基づいて、前記第1階床から前記第2階床までの間のエレベーターの利用の有無を判定する第3ステップと、
を携帯端末に実行させるエレベーターの利用判定プログラム。
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