WO2021182074A1 - 空気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
空気浄化装置は、空気の通風路(100)に配置されるとともに光触媒(P)を有する光触媒フィルタ(24)と、光触媒を活性化させる光を光触媒フィルタに照射する第1照射部材(D1、LG1)と、を備える。また、空気浄化装置は、光触媒を活性化させる光を光触媒フィルタに照射する第2照射部材(D2、LG2)を備える。光触媒フィルタは、光触媒フィルタの厚み方向の一方側に空気流入面(24A)が形成されるとともに厚み方向の他方側に空気流出面(24B)が形成されている。第1照射部材は、空気流入面の上流に配置されている。第2照射部材は、空気流出面の下流であって、空気流出面において第1照射部材が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている。
Description
本出願は、2020年3月12日に出願された日本特許出願番号2020-043252号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、空気浄化装置に関する。
従来、空気の通風路に配置された照射手段および光触媒フィルタを備え、光触媒フィルタに光を照射した際の光触媒の酸化反応によって空気を浄化する空気浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気浄化装置は、光触媒フィルタにおける空気流入面に対向する第1の照射手段および空気流出面に対向する第2の照射手段が光触媒フィルタを介して互いに対向する位置に配置されている。
ところで、通気性を有する光触媒フィルタの空気流入面および空気流出面の一方の面に向けて光を照射すると、光触媒フィルタ内側の通風孔を通過する際の光の回折現象によって他方の面にも光が照射される。このため、特許文献1に記載の如く、光触媒フィルタを介して互いに対向する位置に第1の照射手段および第2の照射手段を配置すると、一方の照射手段からの光の照度が最も高くなる部位に対して他方の照射部材からも光を照射することになり非常に効率が悪い。このことは、本発明者らの鋭意検討の末に見出された。
本開示は、光触媒フィルタに対して効率的に光を照射可能な空気浄化装置を提供することを目的とする。
本開示は、光触媒フィルタに対して効率的に光を照射可能な空気浄化装置を提供することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、
空気浄化装置は、
空気の通風路に配置されるとともに光触媒を有する光触媒フィルタと、
光触媒を活性化させる光を光触媒フィルタに照射する第1照射部材と、
光触媒を活性化させる光を光触媒フィルタに照射する第2照射部材と、を備え、
光触媒フィルタは、光触媒フィルタの厚み方向の一方側に空気流入面が形成されるとともに厚み方向の他方側に空気流出面が形成されており、
第1照射部材は、空気流入面の上流に配置され、
第2照射部材は、空気流出面の下流であって、空気流出面において第1照射部材が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている。
空気浄化装置は、
空気の通風路に配置されるとともに光触媒を有する光触媒フィルタと、
光触媒を活性化させる光を光触媒フィルタに照射する第1照射部材と、
光触媒を活性化させる光を光触媒フィルタに照射する第2照射部材と、を備え、
光触媒フィルタは、光触媒フィルタの厚み方向の一方側に空気流入面が形成されるとともに厚み方向の他方側に空気流出面が形成されており、
第1照射部材は、空気流入面の上流に配置され、
第2照射部材は、空気流出面の下流であって、空気流出面において第1照射部材が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている。
これによると、第1照射部材からの光の照度が最も高くなる部位とは異なる部位に、第2照射部材からの光が照射されるので無駄なく光触媒フィルタに向けて光を照射することができる。すなわち、本開示の空気浄化装置によれば、光触媒フィルタに対して効率的に光を照射することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1~図9を参照して説明する。本実施形態は、本開示の空気浄化装置を車両用空調装置に適用した例について説明する。
本実施形態について、図1~図9を参照して説明する。本実施形態は、本開示の空気浄化装置を車両用空調装置に適用した例について説明する。
車両用空調装置は、空気を導入する空気導入ダクト10、空調ユニットACを有する。図示しないが、空調ユニットACは、送風機を含む送風手段、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器を含む温度調整手段を有する。空調ユニットACは、送風手段からの空気を温度調整手段で所望の温度に調整して車室内へ向けて吹き出す。本開示の空気浄化装置は、車両用空調装置の空気導入ダクト10に適用されている。以下、空気導入ダクト10について図1を参照しつつ説明する。
空気導入ダクト10は、車室内空気(すなわち、内気)または車室外空気(すなわち、外気)を空調ユニットACに導入するダクトである。図1に示すように、空気導入ダクト10は、内側に空気が流れる通風路100が形成されている。空気導入ダクト10は、ポリプロピレン等で構成される樹脂製の部材で構成されている。
空気導入ダクト10には、フィルタユニット20が配置されている。フィルタユニット20は、空気導入ダクト10を流れる空気を浄化するものである。本実施形態では、フィルタユニット20が本開示の空気浄化装置を構成している。
フィルタユニット20は、空気導入ダクト10の内側に形成される空気の通風路100に配置されている。フィルタユニット20は、除塵フィルタ21、脱臭フィルタ22、光触媒モジュール23を備える。フィルタユニット20は、通風路100における空気流れAFの上流側から下流側に向けて除塵フィルタ21、光触媒モジュール23、脱臭フィルタ22の順に配置されている。すなわち、除塵フィルタ21、光触媒モジュール23、脱臭フィルタ22は、通風路100の空気流れAFに対して直列に配置されている。
除塵フィルタ21、脱臭フィルタ22、および光触媒モジュール23は、図示しないが、空気導入ダクト10の内側に形成された支持リブによって支持されている。なお、除塵フィルタ21、脱臭フィルタ22、および光触媒モジュール23は、メンテナンス等を実施する際に清掃や交換が可能なように空気導入ダクト10に対して脱着可能に取り付けられている。
脱臭フィルタ22は、除塵フィルタ21および光触媒モジュール23を通過した空気を脱臭するフィルタである。脱臭フィルタ22は、通気性を有するシートがプリーツ状に折り曲げられた濾材、当該濾材を補強する端板部を有する。脱臭フィルタ22の濾材は、例えば、臭い成分を吸着する吸着剤が担持された樹脂製の不織布で構成される。吸着剤としては、活性炭やゼオライト等を用いることができる。
光触媒モジュール23は、空気の脱臭および除菌を行うものである。光触媒モジュール23は、光触媒フィルタ24および光触媒フィルタ24に向けて光を照射するための光源装置25を備える。
光触媒フィルタ24は、空気導入ダクト10に配置した際に通風路100を横断する横断面に直交する方向に厚みを有する。以下では、光触媒フィルタ24の厚みの方向を厚み方向DRthとする。なお、光触媒フィルタ24の厚み方向は、光触媒フィルタ24における通風路100を横断する横断面に直交する方向である。
光触媒フィルタ24は、厚み方向DRthの一方側に空気流入面24Aが形成されるとともに、厚み方向DRthの他方側に空気流出面24Bが形成されている。空気流入面24Aは、光触媒フィルタ24における空気が流入する面である。空気流出面24Bは、空気流入面24Aに流入した空気が流出する面である。
また、光触媒フィルタ24では、空気流入面24Aと空気流出面24Bとをつなぐ面が外側面24Cを構成する。外側面24Cは、空気流れAFの方向から光触媒フィルタ24を見た際に空気流入面24Aおよび空気流出面24Bの外周囲を形成する部位である。
光触媒フィルタ24は、図2および図3に示すように、厚み方向DRthに積層される第1フィルタ部241および第2フィルタ部242を有する。第1フィルタ部241および第2フィルタ部242は、実質的に同じ形状および寸法を有している。以下では、第1フィルタ部241について詳細に説明し、第2フィルタ部242について簡単に説明する。
図4に示すように、第1フィルタ部241は、凹凸が交互に並ぶ波形状に形成されている。第1フィルタ部241は、金属製の板材を波形状に折り曲げることで形成されている。第1フィルタ部241の板材は、例えば、アルミニウム、銅、チタンからなる板材を採用することができる。
具体的には、第1フィルタ部241は、第1凸部241aと第1凹部241bとが第1平坦部241cを介して交互に並ぶ形状を有している。
第1フィルタ部241は、第1凸部241aおよび第1凹部241bそれぞれに対して表裏を貫通する第1貫通部241dが形成されている。第1貫通部241dは、第1凸部241aおよび第1凹部241bに沿って延びる長孔で構成されている。なお、第1貫通部241dは、例えば、第1凸部241aおよび第1凹部241bに沿って並ぶ複数の丸孔で構成されていてもよい。
図5に示すように、第1フィルタ部241は、その表面に光触媒Pが担持されている。第1フィルタ部241は、板材Sの表面に対して酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物の粉末からなる光触媒Pを塗布することで得られる。
第1フィルタ部241は、その板面が空気流れAFに交差する姿勢で通風路100に配置されている。具体的には、第1フィルタ部241は、空気流れAFにおいて、第1凸部241aが上流に位置し、第1凹部241bが下流に位置する姿勢で通風路100に配置されている。第1フィルタ部241は、第1貫通部241dが空気流れAFに沿って空気を流す通風孔として機能することで通気性が確保されている。本実施形態の光触媒フィルタ24は、第1フィルタ部241における複数の第1凸部241aが形成された上流側の面が空気流入面24Aを構成する。
同様に、第2フィルタ部242は、金属製の板材を波形状に折り曲げることで形成されている。第2フィルタ部242は、第2凸部242aと第2凹部242bとが第2平坦部242cを介して交互に並ぶ形状を有している。
第2フィルタ部242は、第2凸部242aおよび第2凹部242bそれぞれに対して表裏を貫通する第2貫通部242dが形成されている。図示しないが、第2フィルタ部242は、その表面に光触媒Pが担持されている。
第2フィルタ部242は、その板面が空気流れAFに交差する姿勢で通風路100に配置されている。具体的には、第2フィルタ部242は、空気流れAFにおいて、第2凹部242bが上流に位置し、第2凸部242aが下流に位置する姿勢で通風路100に配置されている。第2フィルタ部242は、第2貫通部242dが空気流れAFに沿って空気を流す通風孔として機能することで通気性が確保されている。本実施形態の光触媒フィルタ24は、第2フィルタ部242における複数の第2凸部242aが形成された下流側の面が空気流出面24Bを構成する。
第1フィルタ部241および第2フィルタ部242は、図2および図3に示すように、通風路100における空気流れAFに対して直列に配置されている。換言すれば、第1フィルタ部241および第2フィルタ部242は、除塵フィルタ21、光触媒モジュール23、脱臭フィルタ22の積層方向(すなわち、並び方向)に並んで配置されている。
このように構成される光触媒フィルタ24は、空気流入面24Aおよび空気流出面24Bに向けて光源装置25からの光が照射される。光源装置25は、第1フィルタ部241および第2フィルタ部242とともに光触媒モジュール23を構成している。
光源装置25は、光触媒フィルタ24の空気流入面24Aの上流に配置された第1光源モジュール26、光触媒フィルタ24の空気流出面24Bの下流に配置された第2光源モジュール27を備える。以下では、第1光源モジュール26について詳細に説明し、第2光源モジュール27について簡単に説明する。
第1光源モジュール26は、矩形形状に構成された3つの発光部材261、262、263を有している。3つの発光部材261、262、263それぞれは、3つの発光ダイオードD1が基板B1に実装されたLED基板で構成されている。3つの発光部材261、262、263は、各々の発光ダイオードD1が光触媒フィルタ24の空気流入面24Aと対向するように、空気流れAFに対して並列に配置されている。また、第1光源モジュール26は、第1凸部241aと第1凹部241bとの並び方向に直交する方向に沿って延びるようにLED基板が配置されている。
3つの発光ダイオードD1は、紫外線を含む光を発するUV-LEDで構成されている。3つの発光ダイオードD1は、矩形形状に形成された基板B1の長手方向に所定の間隔あけて並んで配置されている。発光ダイオードD1は、光触媒フィルタ24に向けて集光するように光の指向性が設定されている。本実施形態では、第1光源モジュール26を構成する発光ダイオードD1が光触媒Pを活性化させる光を光触媒フィルタ24に照射する第1照射部材を構成する。
同様に、第2光源モジュール27は、矩形形状に構成された3つの発光部材271、272、273を有している。3つの発光部材271、272、273それぞれは、3つの発光ダイオードD2が基板B2に実装されたLED基板で構成されている。3つの発光部材271、272、273は、各々の発光ダイオードD2が光触媒フィルタ24の空気流出面24Bと対向するように、空気流れAFに対して並列に配置されている。また、第2光源モジュール27は、第2凸部242aと第2凹部242bとの並び方向に直交する方向に沿って延びるようにLED基板が配置されている。本実施形態では、第2光源モジュール27を構成する発光ダイオードD2が光触媒Pを活性化させる光を光触媒フィルタ24に照射する第2照射部材を構成する。
ところで、図6に示すように、第1光源モジュール26の発光ダイオードD1だけを発光させて、光触媒フィルタ24の空気流入面24Aに向けて光を照射すると、空気流出面24B側にも光が照射される。理由としては、第1光源モジュール26からの光が、光触媒フィルタ24内側の第1貫通部241d、第2貫通部242dを通過する際に、光の回折現象によって他方の面に回り込むことが挙げられる。同様の理由で、第2光源モジュール27の発光ダイオードD2だけを発光させて、光触媒フィルタ24の空気流出面24Bに向けて光を照射すると、空気流入面24A側にも光が照射される。なお、図6では、光の回折が理解し易いように光の波動を二点鎖線で図示している。
これに対して、従来技術の如く、光触媒フィルタ24を介して互いに対向する位置に第1照射手段および第2照射手段が配置されると、一方の照射手段からの光の照度が最も高くなる部位に対して他方の照射部材からも光を照射することになり非常に効率が悪い。なお、照度は、単位面積あたりに入射する光束である。光束は、光の放射束であって、或る面を単位時間あたりに通過する光の量である。
また、光触媒フィルタ24を挟んで対向する位置に第1照射手段および第2照射手段が配置されると、第1照射手段および第2照射手段が通風抵抗となり、光触媒フィルタ24のうち第1照射手段および第2照射手段からの光が照射される部位に空気が流れ難くなる。
これらを加味して、第2照射部材を構成する発光ダイオードD2は、空気流出面24Bにおいて第1照射部材を構成する発光ダイオードD1が照射する光の照度が最も高くなる部位Lbと異なる部位Lsに対向して配置されている。
具体的には、第1照射部材を構成する発光ダイオードD1および第2照射部材を構成する発光ダイオードD2は、互いに対向しない位置であって、厚み方向DRthに直交する方向において交互に並ぶように配置されている。
ここで、空気流出面24Bにおける発光ダイオードD1からの光の照度は、光の直進性を考慮すると、空気流出面24Bのうち厚み方向DRthにおいて発光ダイオードD1と重なり合う部位で最も高くなると考えられる。このため、第1照射部材を構成する発光ダイオードD1および第2照射部材を構成する発光ダイオードD2は、厚み方向DRthにおいて互いに対向しないように、厚み方向DRthに直交する方向にずれた位置に配置されていることが望ましい。
このように構成される光触媒モジュール23は、第1フィルタ部241および発光ダイオードD1を含む第1光源モジュール26が第1ユニットUT1として図示しない連結部材によって互いに連結されている。また、第2フィルタ部242および発光ダイオードD2を含む第2光源モジュール27が第2ユニットUT2として図示しない連結部材によって互いに連結されている。
第1ユニットUT1および第2ユニットUT2は、各々のユニットの構成部品が同じもので構成され、且つ、当該構成部品同士の相対的な位置関係が同じである。具体的には、第1フィルタ部241および第2フィルタ部242は実質的に同じもので構成されている。また、第1光源モジュール26および第2光源モジュール27は、実質的に同じもので構成されている。また、第1フィルタ部241と第1光源モジュール26との相対的な位置関係は、第2フィルタ部242と第2光源モジュール27との相対的な位置関係と実質的に同じである。
第1ユニットUT1および第2ユニットUT2のうち、一方のユニットは、他方のユニットを光触媒フィルタ24の周囲のうち所定の一辺を軸として180°回転させたものと同じものとなる。
例えば、図7の左側に示す第1ユニットUT1は、図7の右側に示すように、第2ユニットUT2を光触媒フィルタ24の周囲のうち、発光部材271、272、273の長手方向に沿って延びる一辺を軸として180°回転させたものと同じものとなる。
また、図8に示すように、第2ユニットUT2は、第1ユニットUT1を光触媒フィルタ24の周囲のうち、発光部材261、262、263の長手方向に沿って延びる一辺を軸として180°回転させたものと同じものとなる。
以上の如く構成される光触媒モジュール23は、図示しない制御装置からの制御信号に応じて第1光源モジュール26の発光ダイオードD1および第2光源モジュール27の発光ダイオードD2の通電状態が制御される。制御装置は、例えば、車室内の脱臭を要求するスイッチがユーザによってオンされたり、車室内で悪臭や異臭を検知したりした場合に、発光ダイオードD1、D2への通電を指示する信号を光触媒モジュール23に出力する。なお、制御装置は、定期的に発光ダイオードD1、D2への通電を指示するようになっていてもよい。
次に、発光ダイオードD1、D2へ通電されている際の車両用空調装置の作動について説明する。車両用空調装置は、空調ユニットACの送風手段である送風機が駆動されると、空気が空気導入ダクト10の内側に導入される。
空気導入ダクト10の内側に導入された空気は、図9に示すように、フィルタユニット20に流入して浄化される。なお、図9では、光の回折が理解し易いように光の波動を二点鎖線で図示している。
具体的には、除塵フィルタ21に流入した空気は、除塵フィルタ21を通過する際に塵、埃、花粉等の異物が除去される。除塵フィルタ21にて異物が除去された空気は、光触媒モジュール23の光触媒フィルタ24に流入する。光触媒フィルタ24は、発光ダイオードD1、D2が発する光が照射されることで、フィルタ表面に担持された光触媒Pが活性化している。このため、空気中に含まれる不快な臭い原因となる有機物や細菌が、光触媒Pによって酸化分解される。これにより、光触媒フィルタ24に流入した空気は脱臭および除菌される。光触媒フィルタ24にて脱臭および除菌された空気は、脱臭フィルタ22に流入する。脱臭フィルタ22では、光触媒フィルタ24にて酸化分解されなかった臭いや光触媒Pで生成された中間生成物が吸着剤に吸着される。
フィルタユニット20に流入して浄化された空気は、空調ユニットACに導入される。そして、空調ユニットACに導入された空気は、空調ユニットACの内部で所望の温度に調整された後、車室内へ吹出される。
以上説明したフィルタユニット20は、第1照射部材である発光ダイオードD1が光触媒フィルタ24の空気流入面24Aの上流に配置され、第2照射部材である発光ダイオードD2が光触媒フィルタ24の空気流出面24Bの下流に配置されている。そして、発光ダイオードD2は、空気流出面24Bにおいて発光ダイオードD1が照射する光の照度が最も高くなる部位Lbと異なる部位Lsに対向するように配置されている。
これによると、発光ダイオードD1からの光の照度が最も高くなる部位とは異なる部位に、発光ダイオードD2からの光が照射されるので無駄なく光触媒フィルタ24に向けて光を照射することができる。加えて、フィルタユニット20によれば、発光ダイオードD1、D2を追加することなく、光の照射面積を拡大することができる。
したがって、本実施形態のフィルタユニット20によれば、光触媒フィルタ24に対して効率的に光を照射することができる。
また、フィルタユニット20は、光触媒フィルタ24を挟んで互いに対向しない位置に発光ダイオードD1、D2が配置されることで、光触媒フィルタ24を通過する空気が乱れ易くなる。これによると、発光ダイオードD1、D2からの光が称される部位にも空気流れが易くなるので、フィルタユニット20における空気の浄化性能の向上を図ることができる。
さらに、第1ユニットUT1および第2ユニットUT2は、各々のユニットの構成部品が同じもので構成され、且つ、当該構成部品同士の相対的な位置関係が同じである。そして、第1ユニットUT1および第2ユニットUT2のうち、一方のユニットは、他方のユニットを光触媒フィルタ24の周囲のうち所定の一辺を軸として180°回転させたものと同じものとなる。
これによると、第2照射部材である発光ダイオードD2を含む第2ユニットUT2を、第1照射部材である発光ダイオードD1を含む第1ユニットUT1と共通のユニットで構成することができる。これによると、開発、製造等のコストの低減を図ることができる。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態では、第1光源モジュール26が3つの発光部材261、262、263を有するものを例示したが、発光部材261、262、263の数は、これに限らず、任意の数に設定することができる。このことは、第2光源モジュール27においても同様である。また、一つの基板B1、B2に実装される発光ダイオードD1、D2の数は、3つに限定されず、例えば、4つ以上設けられていたり、1つまたは2つ設けられていたりしてもよい。また、第1光源モジュール26は、第1凸部241aと第1凹部241bとの並び方向に沿って延びるようにLED基板が配置されていてもよい。同様に、第2光源モジュール27は、第2凸部242aと第2凹部242bとの並び方向に沿って延びるようにLED基板が配置されていてもよい。
第1実施形態では、第1光源モジュール26が3つの発光部材261、262、263を有するものを例示したが、発光部材261、262、263の数は、これに限らず、任意の数に設定することができる。このことは、第2光源モジュール27においても同様である。また、一つの基板B1、B2に実装される発光ダイオードD1、D2の数は、3つに限定されず、例えば、4つ以上設けられていたり、1つまたは2つ設けられていたりしてもよい。また、第1光源モジュール26は、第1凸部241aと第1凹部241bとの並び方向に沿って延びるようにLED基板が配置されていてもよい。同様に、第2光源モジュール27は、第2凸部242aと第2凹部242bとの並び方向に沿って延びるようにLED基板が配置されていてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図10~図13を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明する。本実施形態の光触媒モジュール23は、発光ダイオードD1、D2の光を導光棒LG1、LG2を介して照射する構成になっている点が第1実施形態と相違している。
次に、第2実施形態について、図10~図13を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明する。本実施形態の光触媒モジュール23は、発光ダイオードD1、D2の光を導光棒LG1、LG2を介して照射する構成になっている点が第1実施形態と相違している。
第1光源モジュール26は、図10および図11に示すように、矩形状に構成された2つの発光部材264、265および3つの導光棒LG1を有している。
2つの発光部材264、265それぞれは、3つの発光ダイオードD1が基板B1に実装されたLED基板で構成されている。2つの発光部材264、265は、一方が3つの導光棒LG1の長手方向の一端側に配置され、他方が3つの導光棒LG1の長手方向の他端側に配置されている。
一方の発光部材264は、3つの導光棒LG1の長手方向の一端部に対向する部位に発光ダイオードD1が配置されている。また、他方の発光部材265は、3つの導光棒LG1の長手方向の他端部に対向する部位に発光ダイオードD1が配置されている。発光ダイオードD1は、第1実施形態と同様にUV-LEDで構成されている。発光ダイオードD1は、3つの導光棒LG1のうち対応する導光棒LG1に向けて集光するように光の指向性が設定されている。
3つの導光棒LG1は、空気流入面24Aの上流に配置されている。3つの導光棒LG1は、空気流入面24Aに対向するように、空気流れAFに並列に配置されている。第1光源モジュール26は、3つの導光棒LG1それぞれが第1凸部241aと第1凹部241bとの並び方向に直交する方向に沿って延びるように配置されている。3つの導光棒LG1は、それぞれアクリルやガラス等の透光性を有する材料からなる棒状の部材として構成されている。なお、3つの導光棒LG1は、円柱状に限らず、角柱状になっていてもよい。
3つの導光棒LG1には、導光棒LG1の長手方向に沿って入射された光が光触媒フィルタ24に向かう方向に出射されるように光を導く導光部が設けられている。本実施形態では、3つの導光棒LG1が光触媒Pを活性化させる光を光触媒フィルタ24に照射する第1照射部材を構成する。
同様に、第2光源モジュール27は、矩形状に構成された2つの発光部材274、275および3つの導光棒LG2を有している。
2つの発光部材274、275それぞれは、3つの発光ダイオードD2が基板B2に実装されたLED基板で構成されている。2つの発光部材274、275は、一方が3つの導光棒LG2の長手方向の一端側に配置され、他方が3つの導光棒LG2の長手方向の他端側に配置されている。
一方の発光部材274は、3つの導光棒LG2の長手方向の一端部に対向する部位に発光ダイオードD2が配置されている。また、他方の発光部材275は、3つの導光棒LG2の長手方向の他端部に対向する部位に発光ダイオードD2が配置されている。
3つの導光棒LG2は、空気流出面24Bの下流に配置されている。3つの導光棒LG2は、空気流出面24Bに対向するように、空気流れAFに並列に配置されている。第2光源モジュール27は、3つの導光棒LG2それぞれが第2凸部242aと第2凹部242bとの並び方向に直交する方向に沿って延びるように配置されている。本実施形態では、3つの導光棒LG2が光触媒Pを活性化させる光を光触媒フィルタ24に照射する第2照射部材を構成する。
ここで、図12に示すように、第1光源モジュール26の発光ダイオードD1だけを発光させ、3つの導光棒LG1を介して光触媒フィルタ24の空気流入面24Aに向けて光を照射すると、空気流出面24B側にも光が照射される。同様に、第2光源モジュール27の発光ダイオードD2だけを発光させ、3つの導光棒LG2を介して光触媒フィルタ24の空気流出面24Bに向けて光を照射すると、空気流入面24A側にも光が照射される。なお、図12では、光の回折が理解し易いように光の波動を二点鎖線で図示している。
これらを加味して、第2照射部材を構成する3つの導光棒LG2は、空気流出面24Bにおいて第1照射部材を構成する3つの導光棒LG1が照射する光の照度が最も高くなる部位Lbと異なる部位Lsに対向して配置されている。
具体的には、第1照射部材を構成する導光棒LG1および第2照射部材を構成する導光棒LG2は、互いに対向しない位置であって、厚み方向DRthに直交する方向において交互に並ぶように配置されている。
ここで、空気流出面24Bにおける導光棒LG1からの光の照度は、光の直進性を考慮すると、空気流出面24Bのうち厚み方向DRthにおいて導光棒LG1と重なり合う部位で最も高くなると考えられる。このため、第1照射部材を構成する導光棒LG1および第2照射部材を構成する導光棒LG2は、厚み方向DRthにおいて互いに対向しないように、厚み方向DRthに直交する方向にずれた位置に配置されていることが望ましい。
このように構成される光触媒モジュール23は、第1フィルタ部241および導光棒LG1を含む第1光源モジュール26が第1ユニットUT1として互いに連結されている。また、第2フィルタ部242および導光棒LG2を含む第2光源モジュール27が第2ユニットUT2として互いに連結されている。第1ユニットUT1および第2ユニットUT2は、第1実施形態と同様に共通のユニットとして構成されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。図13に示すように、空気導入ダクト10の内側に導入される空気は、フィルタユニット20に流入して浄化される。なお、図13では、光の回折が理解し易いように光の波動を二点鎖線で図示している。
具体的には、空気導入ダクト10の内側を流れる空気は、除塵フィルタ21を通過する際に塵、埃、花粉等の異物が除去される。除塵フィルタ21にて異物が除去された空気は、光触媒モジュール23の光触媒フィルタ24に流入する。この際、空気中に含まれる不快な臭い原因となる有機物や細菌が、光触媒Pによって酸化分解される。すなわち、光触媒フィルタ24に流入した空気は脱臭および除菌される。光触媒フィルタ24にて脱臭および除菌された空気は、脱臭フィルタ22に流入した後、空調ユニットACに導入される。そして、空調ユニットACに導入された空気は、空調ユニットACの内部で所望の温度に調整された後、車室内へ吹出される。
以上説明したフィルタユニット20は、第1実施形態と共通の構成または均等な構成を備える。このため、第1実施形態と共通の構成または均等な構成から奏される作用効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
すなわち、本実施形態のフィルタユニット20は、第2照射部材である導光棒LG2が、空気流出面24Bのうち第1照射部材である導光棒LG1が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている。これによると、導光棒LG1からの光の照度が最も高くなる部位とは異なる部位に、導光棒LG2からの光が照射されるので無駄なく光触媒フィルタ24に向けて光を照射することができる。したがって、本実施形態のフィルタユニット20によっても、光触媒フィルタ24に対して効率的に光を照射することができる。
(第2実施形態の変形例)
第2実施形態では、第1光源モジュール26が2つの発光部材264、265を有するものを例示したが、発光部材264、265の数は、これに限らず、任意の数に設定することができる。このことは、第2光源モジュール27においても同様である。また、一つの基板B1、B2に実装される発光ダイオードD1、D2の数は、3つに限定されず、例えば、4つ以上設けられていたり、1つまたは2つ設けられていたりしてもよい。なお、導光棒LG1、LG2の数は、3つに限らず、発光ダイオードD1、D2の数に対応して任意の数に設定することができる。また、第1光源モジュール26は、第1凸部241aと第1凹部241bとの並び方向に沿って導光棒LG1が延びるように配置されていてもよい。同様に、第2光源モジュール27は、第2凸部242aと第2凹部242bとの並び方向に沿って導光棒LG2が延びるように配置されていてもよい。
第2実施形態では、第1光源モジュール26が2つの発光部材264、265を有するものを例示したが、発光部材264、265の数は、これに限らず、任意の数に設定することができる。このことは、第2光源モジュール27においても同様である。また、一つの基板B1、B2に実装される発光ダイオードD1、D2の数は、3つに限定されず、例えば、4つ以上設けられていたり、1つまたは2つ設けられていたりしてもよい。なお、導光棒LG1、LG2の数は、3つに限らず、発光ダイオードD1、D2の数に対応して任意の数に設定することができる。また、第1光源モジュール26は、第1凸部241aと第1凹部241bとの並び方向に沿って導光棒LG1が延びるように配置されていてもよい。同様に、第2光源モジュール27は、第2凸部242aと第2凹部242bとの並び方向に沿って導光棒LG2が延びるように配置されていてもよい。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態では、光触媒フィルタ24として金属製の板材に対して光触媒Pを担持させたものを例示したが、光触媒フィルタ24は、これに限定されない。光触媒フィルタ24は、例えば、樹脂製の板材や樹脂製の不織布に光触媒Pを担持させたもので構成されていてもよい。
上述の実施形態では、光触媒フィルタ24として凹凸が交互に並ぶ波形状に形成されたものを例示したが、これに限定されない。光触媒フィルタ24は、厚み方向DRthに通気性を有するものであれば、上述したもの以外のものが採用されていてもよい。
上述の実施形態では、照射部材として発光ダイオードや導光棒を採用したものを例示したが、照射部材は、発光ダイオードや導光棒に限定されない。照射部材は、例えば、紫外線ランプであるキセノン管、導光板等が採用されていてもよい。
上述の実施形態では、フィルタユニット20として、光触媒モジュール23の他に除塵フィルタ21、脱臭フィルタ22を有するものを例示したが、フィルタユニット20は、これに限定されない。フィルタユニット20は、例えば、光触媒モジュール23の他に除塵フィルタ21および脱臭フィルタ22のうち一方のフィルタを有するものであってもよい。フィルタユニット20は、例えば、光触媒モジュール23だけを有するものであってもよい。
上述の実施形態では、光触媒モジュール23として、第1ユニットUT1と第2ユニットUT2とが共通のユニットで構成されたものを例示したが、光触媒モジュール23は、これに限定されない。光触媒モジュール23は、第1ユニットUT1および第2ユニットUT2の構成部品が異なっていたり、構成部品同士の相対的な位置関係が異なっていたりしてもよい。
上述の実施形態では、本開示の空気浄化装置を車両用空調装置の空気導入ダクト10に適用したものを例示したが、空気浄化装置の適用対象は、これに限定されない。本開示の空気浄化装置は、例えば、車両用空調装置の空気ユニット、空気ユニットで温度調整された空気を車室内へ導く空気吹出ダクト等に適用されていてもよい。また、本開示の空気浄化装置は、車両用空調装置に限らず、例えば、家庭用の空調装置等にも適用可能である。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空気浄化装置は、光触媒を有する光触媒フィルタと、光触媒フィルタに照射する第1照射部材と、光触媒フィルタに照射する第2照射部材と、を備える。光触媒フィルタは、光触媒フィルタの厚み方向の一方側に空気流入面が形成されるとともに厚み方向の他方側に空気流出面が形成されている。第1照射部材は、空気流入面の上流に配置されている。第2照射部材は、空気流出面の下流であって、空気流出面において第1照射部材が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空気浄化装置は、光触媒を有する光触媒フィルタと、光触媒フィルタに照射する第1照射部材と、光触媒フィルタに照射する第2照射部材と、を備える。光触媒フィルタは、光触媒フィルタの厚み方向の一方側に空気流入面が形成されるとともに厚み方向の他方側に空気流出面が形成されている。第1照射部材は、空気流入面の上流に配置されている。第2照射部材は、空気流出面の下流であって、空気流出面において第1照射部材が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている。
第2の観点によれば、光触媒フィルタは、厚み方向に積層される第1フィルタ部および第2フィルタ部を有している。第1フィルタ部および第1照射部材は、第1ユニットとして互いに連結されている。第2フィルタ部および第2照射部材は、第2ユニットとして互いに連結されている。第1ユニットおよび第2ユニットは、各々のユニットの構成部品が同じもので構成され、且つ、構成部品同士の相対的な位置関係が同じである。第1ユニットおよび第2ユニットのうち、一方のユニットは、他方のユニットを光触媒フィルタの周囲のうち所定の一辺を軸として180°回転させたものと同じものが採用されている。
これによると、第1照射部材からの光の照度が最も高くなる部位とは異なる部位に対向して配置する第2照射部材を含む第2ユニットを、第1照射部材を含む第1ユニットと共通のユニットで構成することができる。第1ユニットおよび第2ユニットを共用部品とする場合、開発、製造等のコストの低減を図ることができる。
Claims (2)
- 空気浄化装置であって、
空気の通風路(100)に配置されるとともに光触媒(P)を有する光触媒フィルタ(24)と、
前記光触媒を活性化させる光を前記光触媒フィルタに照射する第1照射部材(D1、LG1)と、
前記光触媒を活性化させる光を前記光触媒フィルタに照射する第2照射部材(D2、LG2)と、を備え、
前記光触媒フィルタは、前記光触媒フィルタの厚み方向の一方側に空気流入面(24A)が形成されるとともに前記厚み方向の他方側に空気流出面(24B)が形成されており、
前記第1照射部材は、前記空気流入面の上流に配置され、
前記第2照射部材は、前記空気流出面の下流であって、前記空気流出面において前記第1照射部材が照射する光の照度が最も高くなる部位と異なる部位に対向するように配置されている空気浄化装置。 - 前記光触媒フィルタは、前記厚み方向に積層される第1フィルタ部(241)および第2フィルタ部(242)を有し、
前記第1フィルタ部および前記第1照射部材は、第1ユニット(UT1)として互いに連結されており、
前記第2フィルタ部および前記第2照射部材は、第2ユニット(UT2)として互いに連結されており、
前記第1ユニットおよび前記第2ユニットは、各々のユニットの構成部品が同じもので構成され、且つ、前記構成部品同士の相対的な位置関係が同じであり、
前記第1ユニットおよび前記第2ユニットのうち、一方のユニットは、他方のユニットを前記光触媒フィルタの周囲のうち所定の一辺を軸として180°回転させたものと同じものとなる請求項1に記載の空気浄化装置。
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