WO2021144915A1 - 医療器具把持器 - Google Patents
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Abstract
長尺状の医療機器を把持する医療器具把持器において、医師等の手技者の意図に反して医療機器の一部が外部に出ることを抑制する。 長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器は、略円筒形状の本体と、医療器具を本体に固定するための固定具とを備える。本体の長手方向の全長にわたって延び、医療器具を配置可能である本体内部空間と、本体の外周に開口し、本体の長手方向の全長にわたって本体内部空間に連通する本体溝と、が、本体には形成される。本体溝は、その先端を含む先端部と、本体溝の基端を含み、開口の位置が、先端部の開口の位置とは本体の周方向で異なる基端部と、を有する。
Description
本明細書に開示される技術は、長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器に関する。
血管等における狭窄部や閉塞部を治療または検査する方法では、ガイドワイヤを体内に挿入することが一般的である。医師等の手技者はガイドワイヤの基端側に取り付けられたトルカーを回転させることによってガイドワイヤを回転させることにより、ガイドワイヤを操作することが一般的である(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載されたトルカーは、略円筒形状の本体と、ガイドワイヤを本体に固定するための固定具と、を備える。本体には、その長手方向の全長にわたって延び、ガイドワイヤを配置可能である略直線状の内部空間と、本体の外周に開口し、本体の長手方向の全長にわたって前記内部空間に連通する溝と、が形成されている。該溝の開口は、本体の外周において本体の長手方向の全長にわたって直線状に形成されている。
特許文献1に記載されたトルカーでは、上述したように、本体に形成された上記溝の開口は、本体の外周において本体の長手方向の全長にわたって直線状に形成されている。そのため、固定具によりガイドワイヤが本体に固定されているときに、医師等の手技者の意図に反してガイドワイヤの一部が上記溝から本体の外部に出ることがあり、これが手技者によるガイドワイヤ等の操作の妨げとなることがある。このような問題は、ガイドワイヤを把持するトルカーに限らず、長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器に共通的な課題といえる。
本明細書に開示される技術は上記課題を解決することを目的とし、例えば、以下の形態で解決可能である。
(1)長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器であって、前記医療器具を配置可能である本体内部空間を有する略円筒形状の本体と、前記医療器具を前記本体に固定する固定具と、を備え、前記本体の長手方向の全長にわたって延び、前記本体内部空間に連通しており且つ前記本体の外周に開口している本体溝が前記本体に形成され、前記本体溝は、前記本体溝の先端を含む先端部と、前記本体溝の基端を含み、開口の位置が、前記先端部の開口の位置とは前記本体の周方向で異なる基端部と、を有する医療器具把持器。本医療器具把持器では、本体溝の基端部の開口の上記周方向の位置が先端部の開口の上記周方向の位置とは異なるので、本体溝の開口が本体の外周においてその長手方向の全長にわたって直線状に形成された構成に比べて、医療器具の後端部が本体溝から医療器具把持器の外部に出ることが抑えられる。従って、手技者の意図に反して医療器具を操作することを防ぐことができる。
(1)長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器であって、前記医療器具を配置可能である本体内部空間を有する略円筒形状の本体と、前記医療器具を前記本体に固定する固定具と、を備え、前記本体の長手方向の全長にわたって延び、前記本体内部空間に連通しており且つ前記本体の外周に開口している本体溝が前記本体に形成され、前記本体溝は、前記本体溝の先端を含む先端部と、前記本体溝の基端を含み、開口の位置が、前記先端部の開口の位置とは前記本体の周方向で異なる基端部と、を有する医療器具把持器。本医療器具把持器では、本体溝の基端部の開口の上記周方向の位置が先端部の開口の上記周方向の位置とは異なるので、本体溝の開口が本体の外周においてその長手方向の全長にわたって直線状に形成された構成に比べて、医療器具の後端部が本体溝から医療器具把持器の外部に出ることが抑えられる。従って、手技者の意図に反して医療器具を操作することを防ぐことができる。
(2)上記(1)に記載の医療器具把持器において、前記本体溝の前記先端部および前記基端部は開口が前記長手方向に沿った直線状であり、前記本体溝は、前記先端部と前記基端部との開口を連通する連通部をさらに有してもよい。本医療器具把持器によれば、医療器具がこのような構成とされた本体溝を介して本体内部空間に配置されるため、本体内部空間に配置された医療器具の真直性をより確実に確保することができる。
(3)上記(2)に記載の医療器具把持器において、前記連通部の開口は、前記長手方向に直交する方向の位置が、前記本体の先端側から基端側に向かうにつれて、前記の本体溝の前記基端部の開口に近づくように前記長手方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。本医療器具把持器によれば、医療器具を本体溝に挿入するときに医療器具の真直性が損なわれることを抑制でき、ひいては、本体内部空間に配置された医療器具の真直性をより確実に確保することができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の医療器具把持器において、前記本体は、前記本体の先端を含み、前記本体溝の前記先端部が形成された第1の部品と、前記第1の部品に接続され、前記本体の基端を含み、前記本体溝の前記基端部が形成された第2の部品と、を有してもよい。製造工程によって、本体が一体成形される場合に比べて、容易に製造することが可能となる場合もある。
(5)上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の医療器具把持器において、前記本体は、成形加工によって一体として形成されていてもよい。本医療器具把持器によれば、本体が複数の別体部材により構成される場合よりも部材点数を少なくすることができる。
(6)上記医療器具把持器において、さらに、前記本体の基端側に接続される略円筒形状のエクステンション部材を備え、前記エクステンション部材には、前記長手方向の全長にわたって延び、前記医療器具を配置可能であるエクステンション内部空間と、前記本体の外周に開口し、前記本体の長手方向の全長にわたって前記エクステンション内部空間に連通するエクステンション溝と、が形成されており、前記エクステンション溝の基端部の開口の位置は、前記本体溝の前記基端部の開口の位置とは前記本体の周方向で異なってもよい。本医療器具把持器によれば、このようなエクステンション部材を備えることにより、医療器具把持器自体を長くすることが可能となる。更には、エクステンション部材が取り付けられた医療器具把持器の基端部(エクステンション溝の前記基端部)の開口の位置が、エクステンション部材が取り付けられていない本体の基端部の開口の位置に対して異なることになり、医療器具の後端部が本体溝から医療器具把持器の外部に出ることをより確実に抑えることが可能となる。
本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば医療器具把持器やその製造方法等の形態で実現することができる。
A.第1実施形態
A-1.トルカーの構成
図1は、第1実施形態におけるトルカーのガイドワイヤを固定していない状態の外観構成を示す斜視図である。図1には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸を示してある。Z軸正方向側が、体内に挿入される先端側(遠位側)であり、Z軸負方向側が、医師等の手技者によって操作される基端側(近位側)である。図2は、図1に示すトルカー100の外観構成の側面図である。図2では、X軸正方向視におけるトルカー100の外観構成を示してある。トルカー100およびその構成部材について、先端を含み先端から基端側に向かって中途まで延びる部分を「先端部」と記載する。同様に、基端を含み基端から先端側に向かって中途まで延びる部分を「基端部」と記載する。
A-1.トルカーの構成
図1は、第1実施形態におけるトルカーのガイドワイヤを固定していない状態の外観構成を示す斜視図である。図1には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸を示してある。Z軸正方向側が、体内に挿入される先端側(遠位側)であり、Z軸負方向側が、医師等の手技者によって操作される基端側(近位側)である。図2は、図1に示すトルカー100の外観構成の側面図である。図2では、X軸正方向視におけるトルカー100の外観構成を示してある。トルカー100およびその構成部材について、先端を含み先端から基端側に向かって中途まで延びる部分を「先端部」と記載する。同様に、基端を含み基端から先端側に向かって中途まで延びる部分を「基端部」と記載する。
トルカー100は、ガイドワイヤGWを把持する機器であり、本体10と、固定具20とを備えている。ガイドワイヤGWを固定していない状態では、固定具20は所定位置(以下「第1の位置」という)に位置する。この状態をトルカー100の第1の状態という。トルカー100は、特許請求の範囲における医療器具把持器の一例であり、ガイドワイヤGWは、特許請求の範囲における長尺状の医療器具の一例である。
A-2.本体10および固定具20の構成:
本体10は、ガイドワイヤGWを配置可能である略直線状の本体内部空間ISが形成された略円筒形状の部材であり、固定具20は、ガイドワイヤGWを本体10に固定するための部材である。本体10および固定具20を形成する材料としては、例えば、ABS樹脂、ポリエチレンなどの樹脂材料が挙げられるが、重量が軽く、変形が少なく、かつ強度が高いABS樹脂を用いることが特に好ましい。
本体10は、ガイドワイヤGWを配置可能である略直線状の本体内部空間ISが形成された略円筒形状の部材であり、固定具20は、ガイドワイヤGWを本体10に固定するための部材である。本体10および固定具20を形成する材料としては、例えば、ABS樹脂、ポリエチレンなどの樹脂材料が挙げられるが、重量が軽く、変形が少なく、かつ強度が高いABS樹脂を用いることが特に好ましい。
本体内部空間ISは、本体10の長手方向(Z軸方向)の全長にわたって延びており、本体10には、その外周に開口し、長手方向の全長にわたって本体内部空間ISに連通する本体溝G1が形成されている。本体溝G1の幅(Z軸方向の幅)は、ガイドワイヤGWの直径よりも大きい。そのため、本体溝G1は、ガイドワイヤGWの径方向に変位するガイドワイヤGWを挿入することができる。
本体10には、本体溝G1に連通し、固定具20を収容可能な固定具収容溝G2が形成されている。本体溝G1と固定具収容溝G2とは深さ方向に沿った表面が溝の側面となる。本体溝G1と固定具収容溝G2の側面はいずれも、開口の外周面の縁から本体内部空間ISに向かって平面状である。ここでいう「開口」とは、本体10の溝の外周面への開口を意味する。
図1および図2に示すように、本体10は、本体10の先端を含む先端部11と、先端部11の基端側に位置する主部12と、主部12の基端側に位置する基端部13と、を有する。先端部11および基端部13は略半球状をなしている。主部12は、本体10の長手方向(Z軸方向)の全長にわたって略均一な径をなす円筒状である。
本体10には、本体内部空間IS、本体溝G1および固定具収容溝G2を構成する空間に連通する中央空間CS(図6及び7参照)と、先端溝G11と、レール溝G12と、基端溝G13と、連通溝G14と、が形成されている。中央空間CSは、本体10において、先端部11の先端から基端部13の基端にわたって形成されている。中央空間CSは、本体10の長手方向視(Z軸方向視)において略中央に位置している。中央空間CSの幅は、ガイドワイヤGWの直径よりも大きい。
図3は、図2のIII-IIIの位置におけるトルカー100の横断面図である。図4は、溝の開口の本体10の長手方向に沿う形状を説明するための図である。図2に示すように、先端溝G11は、本体10の先端部11の先端から基端にわたって形成されており、図3に示すように、本体10の長手方向に略直交する所定方向(Y軸負方向)を深さ方向とする溝である。先端溝G11の開口は、本体10の長手方向(Z軸方向)に直線状に延びていることが好ましい。ここでいう「溝Aの開口が本体10の長手方向に直線状に延びている」とは、図4に示すように、本体10の周面における開口の基端位置での幅の中央に位置し、本体10の長手方向に沿った線を基準線BLとし、本体10の長手方向での任意の位置での溝Aの開口の周縁と基準線BLとの間隔距離の最小値Minと最大値Maxとの差が100μm未満(望ましくは50μm未満、より望ましくは30μm未満)である、との条件を満たすことを意味すると考えてもよい。なお、最小値Minと最大値Maxとの差が0であれば、基準線BLと本体10の長手方向に沿う溝Aの開口の周縁とは平行になる。また、図4では、理解し易いように溝の開口(の周縁)の曲がりの程度を誇張して示してあり、基端溝G13の開口における最小値Minおよび最大値Maxの例を示している。なお、溝が直線状である意義は、ガイドワイヤGWを直線状に本体内部空間ISに入れる目的にある。よって、最小値Minと最大値Maxとの差が前記の条件を必ずしも満たさなくてもよい。
先端溝G11の幅は、ガイドワイヤGWの直径よりもわずかに大きい。そのため、ガイドワイヤGWが先端溝G11内に配置されたときに、ガイドワイヤGW(より正確には、ガイドワイヤGWの一部)の位置決めがなされる。図3に示すように、本体10の長手方向視(Z軸方向視)において、先端溝G11の底面は、本体10の中央辺りに位置している。そのため、ガイドワイヤGWは、このように位置する先端溝G11の底面上に配置されることにより、本体10の長手方向視における本体10の中央辺りに位置決めされる。先端溝G11のうち、その底を含む部分であって、ガイドワイヤGWが配置される部分を「先端溝G11の底部G110」といい、先端溝G11のうち、底部G110以外の残りの部分を「先端溝G11の非底部G111」という。なお、本体内部空間ISは、先端溝G11の底部G110と、中央空間CS(厳密には、中央空間CSの一部)とからなる空間とにより構成されている。
次に、固定具20について説明する。図5は、図2におけるIV-IVの位置における横断面図であり、図6は、V-Vの位置における横断面である。レール溝G12は、固定具20を本体10の長手方向(Z方向)前後にスライド可能に配置するために用いられる。図1および図2に示すように、レール溝G12は、本体10の主部12の先端から基端側に向かって形成されている。レール溝G12は、先端溝G11の基端側において、先端溝G11に連通している。レール溝G12の幅は、先端溝G11の幅よりも大きい。図4および図5に示すように、レール溝G12は、本体10の長手方向に略直交する方向であって、先端溝G11の深さ方向と略同一の方向(Y軸負方向)を深さ方向とする溝である。図3と図5と図6で示すように、本体10の周方向において、レール溝G12の開口の位置は、先端溝G11の開口の位置と重なっている。ここで、「本体10の周方向において、ある溝Aの開口の位置は、ある溝Bの開口と重なっている」とは、本体10の周方向において、ある溝Aの開口の少なくとも一部の位置は、ある溝Bの開口と重なっていることを意味する。
図6に示すように、固定具20は、本体10のY軸正方向に沿って並ぶ内側幅広部21と幅狭部22と外側幅広部23とを有している。内側幅広部21のX軸方向の幅は、レール溝G12の幅狭部G120(後述の図7参照)の幅よりも大きい。幅狭部22のX軸方向の幅は、幅狭部G120の幅よりも小さい。外側幅広部23のX軸方向の幅は、幅狭部G120の幅よりも大きい。内側幅広部21のX軸方向の幅は、レール溝G12の幅広部G121の幅よりも小さい。
図1に示すように、外側幅広部23は、本体10の長手方向(Z軸方向)に沿って並ぶ複数の凸部230および凹部231(図1では4個の凸部230および3個の凹部231)を有しており、凸部230と凹部231とが交互に現れる形状となっている。本実施形態では、最も先端側に位置する凸部230の高さを、他の凸部230の高さよりも高くしてある。固定具20は、レール溝G12において、ガイドワイヤGWを固定していないときに位置する第1の位置と、第2の位置(ガイドワイヤGWを固定しているときの位置)との間で変位可能である。
固定具20は、本体10から一定条件下で取外し可能となっているものの、完成品のトルカー100では取り外すことはできない。後述する第2の部品P2(図9参照)が中央空間CSに挿入されていない場合、すなわち、第2の部品P2が本体10から取外されている場合には、レール溝G12に沿って基端側に固定具20をスライドさせることで、固定具収容溝G2から固定具20を取外すことができる。しかし、第2の部品P2が中央空間CSに挿入されている場合、すなわち、完成品のトルカー100では、固定具20は第2の部品P2によってスライド移動が規制され、固定具収容溝G2から固定具20を取外すことができない。
図7は、図1に示すトルカー100の斜視縦断面図である。但し、説明のために固定具20の図示を省略してある。レール溝G12は、先端溝G11と中央空間CSに連通する幅狭部G120と、その基端側において幅狭部G120に連通する幅広部G121と、を有している。先端溝G11と、レール溝G12の幅狭部G120のうち、連通溝G14との接続部および該接続部よりも先端側とからなる溝(以下「本体溝G1の先端部GT」という)は、特許請求の範囲における本体溝の先端部の一例である。
幅狭部G120は、先端溝G11と中央空間CSとに連通している。図7に示すように、幅狭部G120は、本体10の長手方向(Z軸方向)に直線状に延びており、図6に示すように、幅狭部G120の幅は、固定具20の幅狭部22の幅よりも大きく、かつ、固定具20の内側幅広部21の幅よりも小さい。そのため、レール溝G12の幅狭部G120に配置された固定具20が本体10から外れる方向に変位しようとする際には、固定具20の内側幅広部21が本体10の壁部に接触することにより、固定具20が本体10から外れることが防止される。これにより、固定具20は本体10に保持される。また、幅狭部G120の幅は、先端溝G11の幅よりも大きい。そのため、幅狭部G120には、ガイドワイヤGWを挿入することが可能である。
幅広部G121は、幅狭部G120と中央空間CSとに連通している。幅広部G121は、本体10の長手方向(Z軸方向)に直線状に延びている。図6に示すように、幅広部G121の幅は、幅狭部G120よりも大きく、かつ、固定具20の内側幅広部21の幅よりも大きい。このように、図1及び図7から理解可能な通り、幅が大きい幅広部G121内に固定具20の一部(内側幅広部21と、幅狭部22の一部)を配置し、幅狭部G120に沿って先端側に固定具20をスライドさせることにより、固定具20を幅狭部G120の先端に配置することができる。
図2に示すように、基端溝G13は、本体10の主部12の基端から先端側に向かって形成されている。図8は、図2のVI-VIの位置における横断面図であり、図3と図8とから理解可能なように、基端溝G13と先端溝G11との開口は、本体10の周方向で位置とが異なる。すなわち、図3と図8との長手方向(Z軸方向)視において、基端溝G13と先端溝G11とは開口の位置が重なっていない。基端溝G13は、本体10の長手方向に略直交する方向であって、先端溝G11の深さ方向と本体10の長手方向とに直交する方向(X軸正方向)を深さ方向とする溝である。基端溝G13は、特許請求の範囲における本体溝の基端部の一例である。
図1、図2および図7に示すように、連通溝G14は本体10の主部12に形成されている。連通溝G14は、レール溝G12の幅狭部G120と、基端溝G13とに連通している。連通溝G14は、本体10の長手方向に略直交する方向であって、先端溝G11の深さ方向と略同一の方向(Y軸負方向)を深さ方向とする溝である。連通溝G14は、特許請求の範囲の連通部の一例である。
連通溝G14は、レール溝G12の幅狭部G120の基端側に接続している。なお、上述した固定具収容溝G2は、レール溝G12の幅狭部G120のうち、連通溝G14との接続部および該接続部よりも基端側と幅広部G121とにより構成されている。
図1及び図7に示すように、連通溝G14の開口は、本体10の基端側に向かうにつれて基端溝G13の開口に近づくように本体10の長手方向に対して傾斜する方向に延びている。連通溝G14の開口の幅は、基端溝G13に近づくにつれて大きくなっている。なお、本体溝G1は、先端溝G11の非底部G111と、レール溝G12の幅狭部G120のうち、連通溝G14との接続部およびそれよりも先端側と、連通溝G14と、基端溝G13と、を含んでいる。
図9は、トルカー100の斜視横断面図であり、主部12の基端側の位置での横断面である。図1、図2および図9に示すように、本体10は、互いに別体である第1の部品P1と、第1の部品P1に接続される第2の部品P2とを含んでいる。第1の部品P1は、本体10の先端部11と、主部12の一部(先端側に位置する部分)を含み、第2の部品P2は、主部12の一部(基端側に位置する部分)と、基端部13とを含む。第1の部品P1は、本体10のうち、中央空間CSと、先端溝G11と、レール溝G12と、連通溝G14と、基端溝G13の一部(先端側に位置する部分)が形成された部分を含み、第2の部品P2は、基端溝G13の一部(基端側に位置する部分)が形成された部分を含んでいる。図9に示すように、第2の部品P2は、第1の部品P1と略同径の基部P21と、基部P21の先端側に接続され、基部P21よりも小さい径の小径部P22とを備えている。小径部P22は、第1の部品P1の本体内部空間ISに挿入されている。第2の部品P2を、スナップフィット等により第1の部品P1に固定的に取り付けることができる。
第2の部品P2を第1の部品P1に、本体10の周方向に回転自在となるように取り付けてもよい。例えば、第1の部品P1の内周面及び小径部P22の周面の一方に、周方向に沿って延びる溝を形成し、もう一方の面には、溝に遊嵌する突出部を形成し、該突出部を溝に嵌め入れる。これにより、第2の部品P2は第1の部品P1に対して周方向に回転自在となる。第2の部品P2の基端溝G13の位置を、主部12の基端溝G13とは周方向で異なるように、第2の部品P2を回転させることで、主部12に収容されているガイドワイヤGWを第2の部品P2の基端溝G13に収容させ易くなる。
A-3.第1実施形態の作用:
上述したように、図1には、第1実施形態におけるトルカー100の第1の状態における外観構成が示されており、図10には、第1実施形態におけるトルカー100のガイドワイヤを固定している状態(以下「第2の状態」という)における外観構成が示されている。
上述したように、図1には、第1実施形態におけるトルカー100の第1の状態における外観構成が示されており、図10には、第1実施形態におけるトルカー100のガイドワイヤを固定している状態(以下「第2の状態」という)における外観構成が示されている。
ガイドワイヤGWにトルカー100を取り付ける(固定)するときには、まず、固定具20を、図1に示される第1の位置に配置することにより、固定具収容溝G2の幅広部G121に収容しておく。次に、ガイドワイヤGW(の一部)を、本体溝G1を介して本体内部空間ISに配置する。このとき、ガイドワイヤGWを、ガイドワイヤGWの径方向に変位させながら本体溝G1に挿入する。
仮に、ガイドワイヤGWを収容する本体内部空間ISを有するものの、それに連通する開口が形成されていない構成のトルカーでは、ガイドワイヤGWを本体10に固定するために、ガイドワイヤGWの先端を本体10の基端(もしくは先端)から本体内部空間ISに挿入し、ガイドワイヤGWあるいは本体10自身をそれらの長手方向に移動させて、ガイドワイヤGWのうち本体10に配置される部分を本体内部空間ISに配置する。この際、ガイドワイヤGWは長尺状であるので、ガイドワイヤGWを本体内部空間ISに配置する作業のうち、長手方向に移動させることに手間が掛かる。一方で、第1実施形態におけるトルカー100では、ガイドワイヤGWのうち本体10に配置したい部分を本体10の側面から本体溝G1の開口に入れることで、本体溝G1に挿入し、本体内部空間ISに配置することが可能なので、ガイドワイヤGWを本体内部空間ISに配置する作業の効率を向上させることができる。
次に、固定具20を、レール溝G12の長手方向(Z軸正方向)に沿って移動させ、本体溝G1内の第2の位置に配置する。このとき、固定具20の一部は、本体溝G1内に位置しており、固定具20の内側幅広部21と本体10とでガイドワイヤGWを挟み込んで、ガイドワイヤGWを本体10に固定する(図6参照)。
上述したように、固定具20に形成された複数の凸部230のうち最も先端側に位置する凸部230の高さは、他の凸部230の高さよりも高いので、最も先端側に位置する凸部230に対して、手技者の指を接触させて、固定具20を、本体10の長手方向(Z軸方向)に容易に移動させることができる。
固定具20によるガイドワイヤGWの固定を解除する際は、固定具20を第1の位置に戻すことで固定具収容溝G2に収容する。これにより、固定具20の内側幅広部21と本体とによるガイドワイヤGWの挟み込みが解除され、ガイドワイヤGWの固定が解除される。
A-4.第1実施形態の効果
以上説明したように、第1実施形態のトルカー100では、略円筒形状の本体10には、その長手方向の全長にわたって延び、ガイドワイヤGWを配置可能である本体内部空間ISと、本体10の長手方向(Z軸方向)の全長にわたって延び、本体内部空間ISに連通しており且つ本体10の外周に開口している本体溝G1と、が形成されている。本体溝G1は、先端溝G11と基端溝G13との開口の位置が本体10の周方向で異なっている。
以上説明したように、第1実施形態のトルカー100では、略円筒形状の本体10には、その長手方向の全長にわたって延び、ガイドワイヤGWを配置可能である本体内部空間ISと、本体10の長手方向(Z軸方向)の全長にわたって延び、本体内部空間ISに連通しており且つ本体10の外周に開口している本体溝G1と、が形成されている。本体溝G1は、先端溝G11と基端溝G13との開口の位置が本体10の周方向で異なっている。
仮に本体溝G1の開口が本体10の外周において本体10の長手方向の全長にわたって直線状に形成された構成のトルカーでは、ガイドワイヤGWが固定具20により本体10に固定されているときにおいて、手技者の意図に反してガイドワイヤGWの後端部が本体溝G1から本体10の外部に出ることがあり、これが手技者によるガイドワイヤGW等の操作の妨げとなることがある。これに対し、トルカー100では、先端溝G11と基端溝G13との開口の位置が本体10の周方向で異なっていることにより、本体溝G1の開口が本体10の外周において本体10の長手方向の全長にわたって直線状に形成された構成に比べて、ガイドワイヤGWの後端部が本体溝G1からトルカー100の外部に出ることが抑制される。従って、トルカー100によれば、手技者の意図に反してガイドワイヤGWの一部が本体溝G1から本体10の外部に出ることが抑えられる。従って、手技者の意図に反してガイドワイヤGWを操作することを防ぐことができる。
トルカー100では、本体10に、本体溝G1に連通し、固定具20が本体溝G1内に位置しないように固定具20を収容する固定具収容溝G2が形成されている。ガイドワイヤGWを、本体溝G1を介して本体内部空間ISに配置するときには、固定具20は、固定具収容溝G2に収容されているため、ガイドワイヤGWの配置作業の妨げにならない。
トルカー100では、本体溝G1の先端部GT及び基端溝G13は、開口が本体10の長手方向(Z軸方向)に沿った直線状であり、本体溝G1は、先端部GTと基端溝G13との開口を連通する連通溝G14を備えている。これにより、ガイドワイヤGWがこのような構成とされた本体溝G1を介して本体内部空間ISに配置されるため、本体内部空間ISに配置されたガイドワイヤGWの真直性をより確実に確保することができる。
トルカー100では、連通溝G14の開口は、本体10の長手方向に直交する方向(図X軸方向)の位置が、本体10の先端側から基端側に向かうにつれて、基端溝G13に近づくように本体10の長手方向に対して傾斜する方向に延びている。仮に本体溝G1の先端部GTの深さ方向視において連通溝G14の開口が本体10の長手方向に直交する方向に延びている構成においては、ガイドワイヤGWを本体溝G1に挿入するときに、ガイドワイヤGWが急な角度(略直角)に曲がった状態となるため、ガイドワイヤGWの真直性が損なわれるおそれがある。これに対し、トルカー100では、連通溝G14の開口が上述したように傾斜する方向に延びている構成であるため、ガイドワイヤGWを本体溝G1に挿入するときに、ガイドワイヤGWの曲がり角度は比較的緩やかなものとなる。そのため、トルカー100によれば、ガイドワイヤGWを本体溝G1に挿入するときにガイドワイヤGWの真直性が損なわれることを抑制することができ、ひいては、本体内部空間ISに配置されたガイドワイヤGWの真直性をより確実に確保することができる。
また、トルカー100では、本体10は、本体10の先端を含み、本体溝G1の先端部GTが形成された第1の部品P1と、第1の部品P1に接続され、本体10の基端を含み、基端溝G13が形成された第2の部品P2と、を有する。仮に、本体10が一体物として製造される構成においては、例えば本体内部空間ISや本体溝G1を形成することが困難である等の理由から、容易に製造することはできないことになる。しかし、トルカー100では、本体10は、別体の部品である第1の部品P1と第2の部品P2とにより構成される。そのため、トルカー100は、第1の部品P1に本体溝G1の先端部GTを形成し、第2の部品P2に本体溝G1の基端溝G13を形成した後に、第1の部品P1と第2の部品P2とを接続すれば、製造することができる。そのため、トルカー100によれば、本体10が一体物として製造される構成に比べて、容易に製造することができる場合があると言える。
B.第2実施形態
B-1.トルカー100Aの構成
図11は、第2実施形態におけるトルカーの外観構成を示す斜視図である。第2実施形態のトルカー100Aは、本体10Aが、互いに別体である複数の別体部材を有することなく、一体的に成形加工されている点で、第1実施形態のトルカー100とは異なる。以下では、第2実施形態のトルカー100Aの構成の内、上述した第1実施形態のトルカー100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
B-1.トルカー100Aの構成
図11は、第2実施形態におけるトルカーの外観構成を示す斜視図である。第2実施形態のトルカー100Aは、本体10Aが、互いに別体である複数の別体部材を有することなく、一体的に成形加工されている点で、第1実施形態のトルカー100とは異なる。以下では、第2実施形態のトルカー100Aの構成の内、上述した第1実施形態のトルカー100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
上述したように、第2実施形態の本体10Aは、成形加工によって一体として形成されている部材である。本体10Aは、この点を除いて、本体10と同じ形状である。すなわち、本体10Aには、第1実施形態の本体10に形成された本体内部空間ISや本体溝G1などの内部空間や溝が形成されている。また、内部空間や溝により生じる作用は、第1実施形態の作用と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
トルカー100Aでは、固定具20の内側幅広部21を本体10Aのレール溝G12に押し込むことでレール溝G12の内側に嵌め入れて、固定具収容溝G2に固定具20を配置させる。手技者などの取り扱う者が、本体10Aから固定具20を容易に取り外すことはできなくなるものの、固定具20という部品が紛失するという可能性が無くなる。
B-2.第2実施形態の効果:
トルカー100Aでは、本体10Aは、成形加工によって一体として形成されている。そのため、本体10Aが複数の別体部材により構成される場合よりも部材点数を少なくすることができる。第2実施形態その他の効果は、第1実施形態の作用と類似しているので、その詳細な説明は省略する。
トルカー100Aでは、本体10Aは、成形加工によって一体として形成されている。そのため、本体10Aが複数の別体部材により構成される場合よりも部材点数を少なくすることができる。第2実施形態その他の効果は、第1実施形態の作用と類似しているので、その詳細な説明は省略する。
C.第3実施形態
C-1.トルカー100Bの構成
図12は、第3実施形態におけるトルカー100Bの外観構成を示す斜視図である。トルカー100Bは、第1実施形態のトルカー100と比較して、第2の部品P2に換えてエクステンション部材Eを備える点で異なっている。以下では、第3実施形態のトルカー100Bの構成の内、上述した第1実施形態のトルカー100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
C-1.トルカー100Bの構成
図12は、第3実施形態におけるトルカー100Bの外観構成を示す斜視図である。トルカー100Bは、第1実施形態のトルカー100と比較して、第2の部品P2に換えてエクステンション部材Eを備える点で異なっている。以下では、第3実施形態のトルカー100Bの構成の内、上述した第1実施形態のトルカー100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
第3実施形態のトルカー100Bは、第1実施形態の第1の部品P1により構成された本体10Bと、本体10Bの基端側に接続されるエクステンション部材Eと、を含んでいる。エクステンション部材Eは、Z軸回り方向に回転可能且つ取外し可能なように本体10Bに取り付けられる。
本体10Bには、第1実施形態の本体内部空間ISと略同一の構成である本体内部空間ISB1と、第1実施形態の本体溝G1と略同一の構成である本体溝GB1とが形成されている。
本体内部空間ISB1は、第1実施形態の本体内部空間ISに対して、第2の部品P2を備えていない分だけ基端部の長さ(本体10Bの長手方向の長さ)が短い点のみ異なっている。すなわち、第1実施形態のトルカー100から第2の部品P2を取外し、エクステンション部材Eを取り付けた場合のトルカーが、第3実施形態のトルカー100Bと言える。第3実施形態の他の構成については第1実施形態と同様である。
本体溝GB1は、その先端を含む先端部GTと、本体溝GB1の基端を含む基端部GBBと、を有する。基端部GBBの開口の位置は、先端部GTの開口の位置とは本体10Bの周方向(Z軸まわりの周方向)で異なっている。すなわち、本体10Bの周方向視において、基端部GBBと先端部GTとは開口の位置が重なっていない。本体溝GB1は、第1実施形態の本体溝G1に対して、第2の部品P2を備えていない分だけ、基端部GBBの長さ(本体10Bの長手方向の長さ)が第1実施形態における基端溝G13の長さよりも短い点のみ異なっており、その他の構成については同様である。
エクステンション部材Eは、本体10Bの基端側に接続された略円筒形状の部材である。エクステンション部材Eには、本体10Bの長手方向(Z軸方向)の全長に延び、ガイドワイヤGWを配置可能である略直線状の内部空間であるエクステンション内部空間ISB2と、本体10Bの開口に連通可能であり、本体10Bの長手方向の全長にわたってエクステンション内部空間ISB2に連通するエクステンション溝GB2とが形成されている。
エクステンション溝GB2は、エクステンション溝GB2の先端を含む先端部GB21と、エクステンション溝GB2の基端を含む基端部GB22と、先端部GB21と基端部GB22とに連通する連通部GB23とを有している。
エクステンション溝GB2の先端部GB21は、本体溝GB1の基端部GBBに連通している。
エクステンション溝GB2の先端部GB21と、基端部GB22とは、いずれも、開口が本体10Bの長手方向(Z軸方向)に沿った直線状であり、溝の深さ方向が外周面への開口からエクステンション内部空間ISB2に向かう直線状である。
エクステンション溝GB2の基端部GB22の開口の位置は、本体溝GB1の基端部GBBの開口の位置とは本体10Bの周方向(Z軸まわりの周方向)で異なっている。すなわち、本体10Bの周方向視において、エクステンション溝GB2の基端部GB22と本体溝GB1の基端部GBBとは開口の位置が重なっていない。なお、図12では、エクステンション溝GB2の基端部GB22の開口の位置は、本体溝GB1の先端部GTの開口の位置と本体10Bの周方向で重なっている。エクステンション部材Eを形成する材料としては、例えば、本体10や固定具20を形成する材料と同様の材料を用いることができる。
第3実施形態の作用は、第1実施形態の作用と同様であるので、その詳細な説明は省略する。なお、ガイドワイヤGW(の一部)を、本体溝GB1およびエクステンション溝GB2からなる溝GBを介して、本体内部空間ISB1およびエクステンション内部空間ISB2からなる内部空間ISBに配置する。
C-2.第3実施形態の効果
第3実施形態のトルカー100Bでも、第1実施形態のトルカー100と同様の理由から、手技者の意図に反してガイドワイヤGWの一部が本体溝GB1から本体10Bの外部に出ることにより手技者によるガイドワイヤGW等の操作の妨げられることを抑制することができる。
第3実施形態のトルカー100Bでも、第1実施形態のトルカー100と同様の理由から、手技者の意図に反してガイドワイヤGWの一部が本体溝GB1から本体10Bの外部に出ることにより手技者によるガイドワイヤGW等の操作の妨げられることを抑制することができる。
更には、トルカー100Bは、本体10Bの基端側に接続される略円筒形状のエクステンション部材Eを備えている。このエクステンション部材Eには、本体10Bの長手方向(Z軸方向)の全長にわたって延び、ガイドワイヤGWを配置可能であるエクステンション内部空間ISB2と、本体10Bの外周に開口し、本体10Bの長手方向の全長にわたってエクステンション内部空間ISB2に連通するエクステンション溝GB2とが形成されている。エクステンション溝GB2の基端部GB22の開口の位置は、本体溝GB1の基端部GBBの開口の位置とは本体10Bの周方向(Z軸まわりの周方向)で異なっている。このようなエクステンション部材Eを備えることにより、トルカー100B自体を長くすることが可能となる。更には、エクステンション部材Eが取り付けられたトルカー100Bの基端部(エクステンション溝の基端部GB22)の開口の位置が、エクステンション部材Eが取り付けられていない本体10Bの基端部の開口の位置に対して異なることになり、医療器具の後端部が本体溝GB1からトルカー100Bの外部に出ることをより確実に抑えることが可能となる。なお、エクステンション溝GB2の基端部GB22の開口の位置が本体溝GB1の先端部GTの開口の位置と本体10Bの周方向で重なっている構成とした場合には、本体溝GB1およびエクステンション溝GB2からなる溝GBを介して、上記内部空間ISBに配置した際のガイドワイヤGWの真直性をより確実に確保することができる。
D.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態におけるトルカー100、100A、100Bの構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
上記実施形態において、各溝(本体溝G1、GB1、固定具収容溝G2など)の開口が延びる方向は、特に限られるものではない。また、各溝の開口は、直線状でない構成(例えば、曲線状に延びている構成)であってもよい。
上記実施形態(または変型例、以下同様)において、各溝の深さ方向は、特に限られるものではない。各溝は、深さ方向に沿った溝の側面が平面状でなくてもよく、例えば、深さ方向が曲線状に延びていてもよい。
上記実施形態のトルカー100、100Bでは、固定具20は、一定条件下で第1の位置から取外し可能となっているが、固定具20を固定具収容溝G2内に常に配置しておけるようになっていてもよい。
上記第3実施形態において、本体10Bが互いに別体である複数の部品により構成されていてもよい。
上記第3実施形態のトルカー100Bは、本体10Bの基端側に接続されたエクステンション部材Eをエクステンション部材Eの周方向に回転可能であり、エクステンション部材Eに形成された溝や内部空間の角度を変更することが可能なように構成されていてもよい。また、図12に示す形態では、エクステンション部材Eは、外径が、本体10Bよりも小さくなっている部分がある。しかしながら、エクステンション部材Eは、長手方向に全体にわたって外径を本体10Bと同じにしてもよいし、長手方向に沿った一部分に、外径が大きい部分を設けてもよい。
上記実施形態のトルカー100、100A、100Bを構成する各部材の材料は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
上記実施形態では、ガイドワイヤを把持するトルカーを例に説明したが、本発明は、トルカーに限らず、長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器に同様に適用可能である。
10: (第1実施形態の)本体
10A: (第2実施形態の)本体
10B: (第3実施形態の)本体
20: 固定具
100: (第1実施形態の)トルカー
100A: (第2実施形態の)トルカー
100B: (第3実施形態の)トルカー
GW: ガイドワイヤ
P1: 第1の部品
P2: 第2の部品
10A: (第2実施形態の)本体
10B: (第3実施形態の)本体
20: 固定具
100: (第1実施形態の)トルカー
100A: (第2実施形態の)トルカー
100B: (第3実施形態の)トルカー
GW: ガイドワイヤ
P1: 第1の部品
P2: 第2の部品
Claims (6)
- 長尺状の医療器具を把持する医療器具把持器であって、
前記医療器具を配置可能である本体内部空間を有する略円筒形状の本体と、
前記医療器具を前記本体に固定する固定具と、を備え、
前記本体の長手方向の全長にわたって延び、前記本体内部空間に連通しており且つ前記本体の外周に開口している本体溝が前記本体に形成され、
前記本体溝は、
前記本体溝の先端を含む先端部と、
前記本体溝の基端を含み、開口の位置が、前記先端部の開口の位置とは前記本体の周方向で異なる基端部と、
を有する医療器具把持器。 - 請求項1に記載の医療器具把持器であって、
前記本体溝の前記先端部および前記基端部は開口が前記長手方向に沿った直線状であり、
前記本体溝は、前記先端部と前記基端部との開口を連通する連通部をさらに有する医療器具把持器。 - 請求項2に記載の医療器具把持器であって、
前記連通部の開口は、前記長手方向に直交する方向の位置が、前記本体の先端側から基端側に向かうにつれて、前記の本体溝の前記基端部の開口に近づくように前記長手方向に対して傾斜する方向に延びている医療器具把持器。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の医療器具把持器であって、
前記本体は、
前記本体の先端を含み、前記本体溝の前記先端部が形成された第1の部品と、
前記第1の部品に接続され、前記本体の基端を含み、前記本体溝の前記基端部が形成された第2の部品と、
を有する医療器具把持器。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の医療器具把持器であって、
前記本体は、成形加工によって一体として形成されている医療器具把持器。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の医療器具把持器であって、
さらに、前記本体の基端側に接続される略円筒形状のエクステンション部材を備え、
前記エクステンション部材には、
前記長手方向の全長にわたって延び、前記医療器具を配置可能であるエクステンション内部空間と、
前記本体の外周に開口し、前記本体の長手方向の全長にわたって前記エクステンション内部空間に連通するエクステンション溝と、が形成されており、
前記エクステンション溝の基端部の開口の位置は、前記本体溝の前記基端部の開口の位置とは前記本体の周方向で異なる医療器具把持器。
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