WO2021100748A1

WO2021100748A1 - 情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法

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Publication number: WO2021100748A1
Application number: PCT/JP2020/042951
Authority: WO
Inventors: 威人藤田; 綾香甲斐
Original assignee: 本田技研工業株式会社
Priority date: 2019-11-19
Filing date: 2020-11-18
Publication date: 2021-05-27
Also published as: US20220276688A1; EP4064173A1; CN114730445A; JPWO2021100748A1; EP4064173A4

Abstract

情報処理装置が、蓄電装置を保管する保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する第１利用者を予測する予測部を備える。予測部は、第１期間よりも前の第２期間に保管装置を利用した第２利用者の利用履歴を示す利用情報に基づいて、第１利用者を予測してよい。利用情報は、第２期間において、第２利用者が保管装置を利用した時間帯に関する情報を含んでよい。予測部は、第２期間において、第１期間の属する時間帯に保管装置を利用した第２利用者の少なくとも一部が、第１期間に保管装置を利用することを予測してよい。

Description

情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法

　本発明は、情報処理装置、プログラム、及び、情報処理方法に関する。

　可搬型のモバイルバッテリを収容し、ユーザの要求に応じてモバイルバッテリを払い出す充電ステーションが知られている（例えば、特許文献１～３を参照されたい）。モバイルバッテリの利用可能エリアには、複数の充電ステーションが配置される。
　［先行技術文献］
　［特許文献］
　［特許文献１］　特開２０１８－１６００７２号公報
　［特許文献２］　特開２０１８－１６００７３号公報
　［特許文献３］　特開２０１８－０７２２４１号公報

解決しようとする課題

　しかしながら、複数の充電ステーションの中には、頻繁に利用される充電ステーションもあれば、あまり利用されない充電ステーションもある。そのため、充電ステーションによっては、ユーザにモバイルバッテリを提供することのできないこともありうる。そこで、複数の充電ステーションの間でモバイルバッテリの需要を平準化し、モバイルバッテリを効率よく提供することのできる技術の開発が望まれている。

一般的開示

　本発明の第１の態様においては、情報処理装置が提供される。上記の情報処理装置は、例えば、予測部を備える。予測部は、例えば、蓄電装置を保管する保管装置を第１期間に利用する第１利用者を予測する。第１期間は、現在よりも先の期間であってよい。

　上記の情報処理装置において、予測部は、第１期間よりも前の第２期間に保管装置を利用した第２利用者の利用履歴を示す利用情報に基づいて、第１利用者を予測してよい。上記の情報処理装置において、利用情報は、第２期間において、第２利用者が保管装置を利用した時間帯に関する情報を含んでよい。予測部は、第２期間において、第１期間の属する時間帯に保管装置を利用した第２利用者の少なくとも一部が、第１期間に保管装置を利用することを予測してよい。上記の情報処理装置において、予測部は、利用情報に基づいて、第２期間において、第１期間の属する時間帯に保管装置を利用した回数又は頻度が、第１抽出条件を満たす第２利用者を抽出する第１抽出部を有してよい。予測部は、第１抽出部が抽出した第２利用者のうち、第１選定条件を満たす第２利用者を、第１利用者として選定する第１選定部を有してよい。

　上記の情報処理装置において、利用情報は、第２期間において、第２利用者が保管装置を利用した曜日に関する情報を含んでよい。上記の情報処理装置において、予測部は、第２期間において、第１期間の属する曜日に保管装置を利用した第２利用者の少なくとも一部が、第１期間に保管装置を利用することを予測してよい。上記の情報処理装置において、予測部は、利用情報に基づいて、第２期間において、第１期間の属する曜日に保管装置を利用した回数又は頻度が、第２抽出条件を満たす第２利用者を抽出する第２抽出部を有してよい。予測部は、第２抽出部が抽出した第２利用者のうち、第２選定条件を満たす第２利用者を、第１利用者として選定する第２選定部を有してよい。

　上記の情報処理装置において、第１選定条件は、１以上の保管装置の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第１閾値よりも大きいという条件であってよい。上記の情報処理装置において、第２選定条件は、１以上の保管装置の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第２閾値よりも大きいという条件であってよい。

　上記の情報処理装置において、予測部は、第１期間よりも前の第２期間に保管装置を利用した第２利用者が、１以上の保管装置の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さに基づいて、第２利用者が第１期間に保管装置を利用するか否かを予測してよい。上記の情報処理装置において、予測部は、経過期間の長さが第３閾値よりも大きい第２利用者の少なくとも一部が、第１期間に保管装置を利用することを予測してよい。上記の情報処理装置において、第３閾値は、第２期間における第２利用者による１以上の保管装置の利用履歴に基づいて定められてよい。上記の情報処理装置は、第１利用者の通信端末に、第１期間における保管装置の利用に関する情報を報知する報知部を備えてもよい。

　本発明の第２の態様においては、情報処理装置が提供される。上記の情報処理装置は、例えば、報知部を備える。報知部は、例えば、蓄電装置を保管する保管装置の利用者であって、保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する確率が予め定められた閾値よりも大きな第１利用者に、第１期間における保管装置の利用に関する情報を報知する。

　本発明の第３の態様においては、情報処理方法が提供される。上記の情報処理方法は、例えば、予測段階を有する。予測段階は、例えば、蓄電装置を保管する保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する第１利用者を予測する段階を含む。

　本発明の第４の態様においては、情報処理方法が提供される。上記の情報処理方法は、例えば、報知段階を有する。報知段階は、例えば、蓄電装置を保管する保管装置の利用者であって、保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する確率が予め定められた閾値よりも大きな第１利用者に、第１期間における保管装置の利用に関する情報を報知する段階を含む。

　本発明の第５の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が提供されてもよい。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の第１の態様又は第２の態様に係る情報処理装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の第１の態様又は第２の態様に係る情報処理方法を実行させるためのプログラムであってよい。

　なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。

バッテリ管理システム１００のシステム構成の一例を概略的に示す。バッテリステーション１４０の利用状況の一例を概略的に示す。管理サーバ１２０のシステム構成の一例を概略的に示す。バッテリステーション１４０のシステム構成の一例を概略的に示す。バッテリ管理システム１００による管理方法の一例を概略的に示す。データテーブル６００の一例を概略的に示す。データテーブル７００の一例を概略的に示す。コンピュータ３０００のシステム構成の一例を概略的に示す。

　以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。

　［バッテリ管理システム１００の概要］
　図１は、バッテリ管理システム１００のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、バッテリ管理システム１００は、管理サーバ１２０と、バッテリステーション１４０とを備える。本実施形態において、バッテリステーション１４０は、１又は複数（１以上と称される場合がある。）のバッテリ２０を保持する。バッテリ管理システム１００は、１以上とのバッテリステーション１４０を備えてもよい。

　本実施形態において、管理サーバ１２０及びバッテリステーション１４０は、通信ネットワーク１０を介して、互いに情報を送受することができる。本実施形態において、管理サーバ１２０は、通信ネットワーク１０を介して、ユーザ３０の通信端末３２との間で、互いに情報を送受することができる。

　本実施形態においては、バッテリ管理システム１００が、ユーザ３０に対して、１以上のバッテリ２０を提供する場合を例として、バッテリ管理システム１００の詳細が説明される。バッテリ管理システム１００は、１以上のユーザ３０のそれぞれに対して、１以上のバッテリ２０を提供してもよい。

　例えば、ユーザ３０は、通信端末３２を利用して、バッテリ管理システム１００に対して、特定のバッテリステーション１４０に保持されているバッテリ２０の貸し出しを要求する。バッテリ管理システム１００は、上記の貸出要求に応じて、上記のバッテリ２０をユーザ３０に貸し出すための処理を実行する。本実施形態において、ユーザ３０は、バッテリ管理システム１００から貸し出されたバッテリ２０を、電動バイク３４の電源として利用する。

　ところで、バッテリ２０が繰り返し利用されている間に、バッテリ２０の劣化が進行する。そこで、本実施形態において、バッテリ２０の管理者（図示されていない。）は、予め定められた管理基準よりも劣化したバッテリ２０をバッテリステーション１４０から回収し、新たなバッテリ２０をバッテリステーション１４０に導入する。これにより、適切な充放電性能を有するバッテリ２０が流通するように、バッテリ２０の流通が管理され得る。

　本実施形態において、バッテリ管理システム１００は、１以上のバッテリ２０のそれぞれの利用を管理する。例えば、バッテリ管理システム１００は、１以上のバッテリ２０のそれぞれの貸出状態（例えば、貸出可能、貸出不能、貸出中などである）、運用状態（例えば、充電中、放電中、待機中などである）、充電状態（例えば、現在のＳＯＣである）、保管状態（例えば、温度、湿度などである）、劣化状態などを管理する。なお、バッテリ２０の提供形態は、貸し出しに限定されるものではない。

　［バッテリ管理システム１００の各部の概要］
　本実施形態において、通信ネットワーク１０は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク１０は、無線パケット通信網、インターネット、Ｐ２Ｐネットワーク、専用回線、ＶＰＮ、電力線通信回線、車車間通信回線、路車間通信回線などを含んでもよい。通信ネットワーク１０は、（ｉ）携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、（ｉｉ）無線ＭＡＮ（例えば、ＷｉＭＡＸ（登録商標）である。）、無線ＬＡＮ（例えば、ＷｉＦｉ（登録商標）である。）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、Ｚｉｇｂｅｅ（登録商標）、ＮＦＣ（Ｎｅａｒ　Ｆｉｅｌｄ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）などの無線通信網を含んでもよい。

　本実施形態において、バッテリ２０は、電動バイク３４に電力を供給する。バッテリ２０は、電動バイク３４に搭載されてよい。バッテリ２０は、電動バイク３４に着脱自在に搭載されてよい。バッテリ２０は、交換型の蓄電装置であってよい。バッテリ２０は、可搬型の蓄電装置であってよい。

　本実施形態によれば、例えば、電動バイク３４に搭載されているバッテリ２０の残容量が少なくなると、ユーザ３０は、電動バイク３４を最寄りのバッテリステーション１４０まで移動させる。電動バイク３４が上記のバッテリステーション１４０に到着すると、ユーザ３０は、バッテリステーション１４０に対して、例えば、バッテリ２０の貸し出しを要求する。バッテリステーション１４０に貸出可能なバッテリ２０が存在する場合、ユーザ３０の貸出要求が受け付けられる。その結果、ユーザ３０は、バッテリステーション１４０に収容された充電済みのバッテリ２０を取り出すことができるようになる。

　一実施形態において、ユーザ３０は、バッテリステーション１４０に配された入力装置（図示されていない。）を操作して、バッテリステーション１４０に、バッテリ２０の貸し出しを要求してもよい。他の実施形態において、ユーザ３０は、通信端末３２を介して、バッテリステーション１４０にバッテリ２０の貸し出しを要求してもよい。

　これらの実施形態において、バッテリ２０の貸し出しの可否は、バッテリステーション１４０により判定されてもよく、管理サーバ１２０により判定されてもよく、管理サーバ１２０及びバッテリステーション１４０の協働により判定されてもよい。バッテリ２０の貸し出しの可否は、バッテリステーション１４０により判定される場合、バッテリステーション１４０は、判定結果を示す情報、貸出対象となるバッテリ２０の識別情報などを、管理サーバ１２０に送信してよい。

　さらに他の実施形態において、ユーザ３０は、通信端末３２を介して、管理サーバ１２０にバッテリ２０の貸し出しを要求してもよい。管理サーバ１２０は、バッテリステーション１４０を特定し、バッテリ２０の貸し出しの可否を判定する。例えば、管理サーバ１２０は、通信端末３２から、通信端末３２の位置情報又はバッテリステーション１４０の識別情報を取得し、当該情報を用いて、バッテリステーション１４０を特定する。バッテリステーション１４０に貸出可能なバッテリ２０が存在する場合、管理サーバ１２０は、ユーザ３０の貸出要求を受け付ける。管理サーバ１２０は、ユーザ３０の貸出要求が受け付けられたことを示す情報を、バッテリステーション１４０に送信してよい。

　次に、ユーザ３０は、電動バイク３４からバッテリ２０を取り外す。ユーザ３０は、電動バイク３４から取り外されたバッテリ２０を、例えば、バッテリステーション１４０に設けられたバッテリ２０の返却スペースに返却する。例えば、このとき、返却されたバッテリ２０のコネクタと、バッテリステーション１４０のコネクタとが電気的に接続される。その後、バッテリステーション１４０は、返却されたバッテリ２０の次の利用に備えて、適切な時期にバッテリ２０を充電する。バッテリステーション１４０は、管理サーバ１２０からの指示に従って、バッテリ２０を充電してもよい。

　次に、ユーザ３０は、バッテリステーション１４０から、充電済みのバッテリ２０を受け取る。ユーザ３０は、単一のバッテリ２０を受け取ってもよく、複数のバッテリ２０を受け取ってもよい。例えば、貸し出されるバッテリ２０の個数の最低単位が複数個である場合、ユーザ３０は、複数のバッテリ２０を受け取る。その後、ユーザ３０は、充電済みのバッテリ２０を電動バイク３４に装着する。これにより、残容量の低下したバッテリ２０が、充電済みのバッテリ２０に交換される。

　なお、他の実施形態において、例えば、電動バイク３４がＮ個（Ｎは２以上の整数である。）のバッテリ２０を搭載可能に構成されている場合において、電動バイク３４がバッテリステーション１４０に到着したときに、電動バイク３４には、Ｎ－１個以下のバッテリ２０が搭載されていてもよい。この場合において、ユーザ３０は、バッテリステーション１４０にバッテリ２０を返却することなく、バッテリステーション１４０から払い出された充電済みのバッテリ２０を電動バイク３４に装着してもよい。

　さらに他の実施形態において、例えば、電動バイク３４がＮ個（Ｎは２以上の整数である。）のバッテリ２０を搭載可能に構成されている場合、電動バイク３４に搭載されているバッテリ２０の個数がＮ－１個以下であっても、電動バイク３４は移動することができる。そのため、ユーザ３０は、残容量の低下したバッテリ２０をバッテリステーション１４０に返却した後、バッテリステーション１４０から充電済みのバッテリ２０を受け取らなくてもよい。

　本実施形態において、通信端末３２は、ユーザ３０により利用される。通信端末３２は、例えば、バッテリ管理システム１００と、ユーザ３０との間のインターフェースとして機能する。

　一実施形態において、通信端末３２は、ユーザ３０からの入力を受け付ける。通信端末３２は、ユーザ３０からの入力に基づいて、管理サーバ１２０に各種の要求を送信する。上記の要求としては、特定の条件に合致するバッテリステーション１４０を検索するための検索要求、特定のバッテリステーション１４０に格納されている任意又は特定のバッテリ２０を予約するための予約要求などが例示される。

　他の実施形態において、通信端末３２は、ユーザ３０に情報を出力する。例えば、通信端末３２は、管理サーバ１２０から受信した情報を、ユーザ３０に出力する。情報の出力態様は、特に限定されない。通信端末３２は、画像を出力してもよく、音声を出力してもよい。

　さらに他の実施形態において、通信端末３２は、例えば、管理サーバ１２０と、バッテリステーション１４０との間のインターフェースとして機能する。例えば、通信端末３２は、近距離無線通信又は有線通信により、バッテリステーション１４０から、特定の種類の情報を取得する。通信端末３２は、バッテリステーション１４０から取得した情報を、管理サーバ１２０に送信する。上記の特定の種類の情報としては、バッテリステーション１４０の識別情報、バッテリステーション１４０に保管されているバッテリ２０に関する情報などが例示される。

　通信端末３２は、通信ネットワーク１０を介して、バッテリ管理システム１００の各部（例えば、管理サーバ１２０である。）と情報を送受することのできる機器であればよく、その詳細については特に限定されない。通信端末３２としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などを例示することができる。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。

　本実施形態において、電動バイク３４は、バッテリ２０が供給する電力を消費する。より具体的には、電動バイク３４は、バッテリ２０が供給する電力を使用して移動する。バッテリ２０が記憶装置を有する場合、電動バイク３４は、電動バイク３４の走行履歴及び操作履歴の少なくとも一方を上記の記憶装置に格納してよい。

　本実施形態において、管理サーバ１２０は、１以上のバッテリ２０のそれぞれの利用を管理する。例えば、バッテリ管理システム１００は、１以上のバッテリ２０のそれぞれの貸出状態（例えば、貸出可能、貸出不能、貸出中などである）、運用状態（例えば、充電中、放電中、待機中などである）、充電状態（例えば、現在のＳＯＣである）、保管状態（例えば、温度、湿度などである）、劣化状態などを管理する。

　本実施形態において、管理サーバ１２０は、１以上のバッテリステーション１４０のそれぞれの利用を管理してよい。例えば。管理サーバ１２０は、１以上のバッテリステーション１４０のそれぞれの需給状態を監視する。少なくとも１つのバッテリステーション１４０においてバッテリ２０の需給が逼迫することが予想される場合、又は、少なくとも１つのバッテリステーション１４０においてバッテリ２０の需給が現実に逼迫している場合、管理サーバ１２０は、上記のバッテリステーション１４０におけるバッテリ２０の需給バランスが改善するように、１以上のユーザ３０を誘導してよい。

　管理サーバ１２０は、バッテリ２０の需給の逼迫が予想されるバッテリステーション１４０、又は、バッテリ２０の需給が現実に逼迫しているバッテリステーション１４０（これらの総称として、需給が逼迫したバッテリステーション１４０、又は、需給の逼迫したバッテリステーション１４０という用語が用いられる場合がある。）との関連具合が予め定められた程度を超えるユーザ３０の少なくとも一部を、上記の誘導処理の対象として選定してよい。需給の逼迫したバッテリステーション１４０との関連具合が予め定められた程度を超えるユーザ３０としては、（ｉ）上記のバッテリステーション１４０の利用頻度が予め定められた値よりも大きなユーザ３０、（ｉｉ）上記のバッテリステーション１４０との距離が予め定められた値よりも小さく、上記のバッテリステーション１４０の需給が逼迫する時期に、需給に余裕のあるバッテリステーション１４０の利用頻度が予め定められた値よりも大きなユーザ３０、（ｉｉｉ）現在利用しているバッテリ２０の残容量に余裕があり、バッテリ２０の交換時期を数時間前倒ししたり、数時間先延ばししたりすることのできるユーザ３０、（ｉｖ）スケジュールに余裕があり、バッテリ２０の交換時期を数時間前倒ししたり、数時間先延ばししたりすることのできるユーザ３０などが例示される。

　一実施形態において、管理サーバ１２０は、需給の逼迫したバッテリステーション１４０の利用が抑制されるように、１以上のユーザ３０を誘導する。他の実施形態において、管理サーバ１２０は、バッテリ２０の需給に余裕のあるバッテリステーション１４０の利用が促進されるように、１以上のユーザ３０を誘導してもよい。

　例えば、期間Ｐ１において、バッテリステーションＡの需給が逼迫する場合、管理サーバ１２０は、期間Ｐ１においてバッテリステーションＡを利用する可能性の高いユーザ３０が、期間Ｐ１とは異なる期間Ｐ２に任意のバッテリステーション１４０（例えば、バッテリステーションＡ又はバッテリステーションＢである。）を利用するように、上記のユーザ３０を誘導する。これにより、期間Ｐ１にバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０の人数が減少する。

　期間Ｐ１において、バッテリステーションＡの需給が逼迫する場合、管理サーバ１２０は、期間Ｐ１においてバッテリステーションＡを利用する可能性の高いユーザ３０が、バッテリステーションＡとは異なるバッテリステーションＢを利用するように、上記のユーザ３０を誘導してもよい。これにより、期間Ｐ１にバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０の人数が減少する。

　期間Ｐ１において、バッテリステーションＡの需給が逼迫する場合、管理サーバ１２０は、期間Ｐ１においてバッテリステーションＢを利用する可能性の高いユーザ３０が、期間Ｐ１にバッテリステーションＢを利用するように、上記のユーザ３０を誘導してもよい。これにより、期間Ｐ１にバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０の人数の増加が抑制される。

　期間Ｐ１において、バッテリステーションＡの需給が逼迫する場合、管理サーバ１２０は、期間Ｐ２において任意のバッテリステーション１４０（例えば、バッテリステーションＡ又はバッテリステーションＢである。）を利用する可能性の高いユーザ３０が、期間Ｐ２にバッテリステーション１４０を利用するように、上記のユーザ３０を誘導してもよい。管理サーバ１２０の詳細は後述される。

　これにより、期間Ｐ１にバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０の人数の増加が抑制される。また、例えば、ユーザ３０が、バッテリステーション１４０に収容されているバッテリ２０の貸し出しを予約することができない場合や、バッテリステーション１４０によりバッテリ２０が貸出可能となる時期を予想することができない場合であっても、ユーザ３０は、需給が逼迫することが予想されるバッテリステーション１４０を利用することを避けたり、需給が逼迫することが予想される時間帯にバッテリステーション１４０を利用することを避けたりすることができる。

　本実施形態において、バッテリステーション１４０は、１以上のバッテリ２０を保持する。バッテリステーション１４０は、１以上のバッテリ２０のそれぞれを充電する。本実施形態において、バッテリステーション１４０は、ユーザ３０からの要求に応じて、バッテリ２０の貸出処理を実行する。例えば、ユーザ３０の認証処理、バッテリ２０の払出処理などが実行される。バッテリステーション１４０の詳細は後述される。

　バッテリ２０は、蓄電装置の一例であってよい。ユーザ３０は、利用者、第１利用者及び第２利用者の一例であってよい。期間Ｐ１においてバッテリステーションＡを利用する可能性の高いユーザ３０は、第１利用者の一例であってよい。バッテリ管理システム１００は、情報処理装置の一例であってよい。管理サーバ１２０は、情報処理装置の一例であってよい。バッテリステーション１４０は、保管装置の一例であってよい。バッテリ２０の貸し出しは、バッテリ管理システム１００によるバッテリ２０の提供態様の一例であってよい。

　本実施形態においては、バッテリ２０が電動バイク３４の電源として利用される場合を例として、バッテリ管理システム１００の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ２０の用途は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ２０は、各種の電気機器の電源として利用されてよい。上記の電気機器は、電動機を動力源とする移動体であってもよく、定置式の蓄電装置であってもよい。

　移動体としては、自動車、自動二輪車、動力ユニットを有する立ち乗り用の乗り物、船舶、飛行体などを例示することができる。自動車としては、ガソリン車、ディーゼル車、電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車、小型コミュータ、電動カートなどを例示することができる。自動二輪車としては、バイク、三輪バイク、電動自転車などを例示することができる。船舶としては、船、ホバークラフト、水上バイク、潜水艦、潜水艇、水中スクータなどを例示することができる。飛行体としては、飛行機、飛行船又は風船、気球、ヘリコプター、ドローンなどを例示することができる。

　本実施形態においては、管理サーバ１２０が、１以上のバッテリ２０及び１以上のバッテリステーション１４０を管理する場合を例として、バッテリ管理システム１００の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム１００は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、１以上のバッテリステーション１４０の少なくとも１つが、上述された管理サーバ１２０の機能の少なくとも一部を有してよい。例えば、１以上のバッテリステーション１４０の少なくとも１つが、１以上のバッテリ２０を管理する。１以上のバッテリステーション１４０の少なくとも１つが、他のバッテリステーション１４０を管理してもよい。この場合、バッテリ管理システム１００は、管理サーバ１２０備えてもよく、管理サーバ１２０を備えなくてもよい。

　本実施形態においては、電動バイク３４がバッテリステーション１４０に到着した後、ユーザ３０がバッテリ２０の貸し出しを要求する場合を例として、バッテリ管理システム１００の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム１００は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ管理システム１００は、バッテリ２０の貸し出しに関する予約を受け付けてよい。管理サーバ１２０は、上記の予約を管理してもよい。管理サーバ１２０により管理される全てのバッテリ２０が予約の対象となってもよく、一部のバッテリ２０が予約の対象となってもよい。

　例えば、管理サーバ１２０は、１以上のバッテリステーション１４０の少なくとも一部について、それぞれのバッテリステーション１４０において、上記の予約の対象とならないバッテリ２０の個数若しくは割合に関する条件、又は、上記の予約の対象となるバッテリ２０の個数又は割合に関する条件を管理する。上記の割合は、それぞれのバッテリステーション１４０が格納するバッテリ２０の個数の現在値又は最大値を基準として決定されてよい。

　バッテリステーション１４０に収容される全てのバッテリ２０が予約の対象となっている場合、ユーザ３０が特定のバッテリステーション１４０に到着したときに、当該特定のバッテリステーション１４０に収容されている全てのバッテリ２０が他のユーザ３０により予約されており、上記のユーザ３０がバッテリ２０を受け取ることができないこともあり得る。一方、上記の実施形態によれば、全てのバッテリ２０が予約の対象となっている場合と比較して、ユーザ３０が特定のバッテリステーション１４０に到着したときに、バッテリ２０を受け取ることのできる確率が増加する。

　上記の予約の対象とならないバッテリ２０の個数若しくは割合に関する条件は、上記の予約の対象とならないバッテリ２０の個数若しくは割合の下限値に関する条件であってよい。上記の条件としては、（ｉ）予約の対象とならないバッテリ２０の個数が、Ｎｍｉｎ個以上又はＮｍｉｎ個よりも大きいという条件、（ｉｉ）バッテリステーション１４０に収容可能なバッテリ２０の個数に対する、予約の対象とならないバッテリ２０の個数の割合が、Ｒｍｉｎ以上又はＲｍｉｎよりも大きいという条件などが例示される。Ｎｍｉｎは１以上の整数であってよく、Ｒｍｉｎは０より大きく１より小さな数であってよい。

　上記の予約の対象となるバッテリ２０の個数又は割合に関する条件は、上記の予約の対象となるバッテリ２０の個数又は割合の上限値に関する条件であってよい。上記の条件としては、（ｉ）予約の対象となるバッテリ２０の個数が、Ｎｍａｘ個以下又はＮｍａｘ個よりも小さいという条件、（ｉｉ）バッテリステーション１４０に収容可能なバッテリ２０の個数に対する、予約の対象となるバッテリ２０の個数の割合が、Ｒｍａｘ以下又はＲｍａｘよりも小さいという条件などが例示される。Ｎｍａｘは１以上の整数であってよく、Ｒｍａｘは０より大きく１より小さな数であってよい。

　管理サーバ１２０は、複数のバッテリステーション１４０を１つのグループとして管理してもよい。管理サーバ１２０は、複数のバッテリステーション１４０のそれぞれの設置位置に基づいて、複数のバッテリステーション１４０を複数のグループに分類してよい。例えば、管理サーバ１２０は、上述された実施形態と同様の手順により、各グループに含まれる複数のバッテリステーション１４０の少なくとも一部について、それぞれのバッテリステーション１４０において、上記の予約の対象とならないバッテリ２０の個数若しくは割合に関する条件、又は、上記の予約の対象となるバッテリ２０の個数又は割合に関する条件を管理する。これにより、ユーザ３０がバッテリ２０を事前に予約することができることによる利便性の向上と、ユーザ３０が予約をせずにバッテリ２０を受け取ることの利便性の向上とが両立しうる。
　［バッテリ管理システム１００の各部の具体的な構成］
　バッテリ管理システム１００の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。バッテリ管理システム１００の構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したプログラムを起動することにより実現されてよい。

　プログラムは、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ－ＲＯＭ、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、バッテリ管理システム１００の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。プログラムが実行されることにより、コンピュータが、バッテリ管理システム１００の各部の少なくとも一部として機能してもよい。

　コンピュータをバッテリ管理システム１００の各部の少なくとも一部として機能させるプログラムは、バッテリ管理システム１００の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、データ処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置等に働きかけて、コンピュータをバッテリ管理システム１００の各部として機能させたり、コンピュータにバッテリ管理システム１００の各部における情報処理方法を実行させたりする。

　プログラムに記述された情報処理は、当該プログラムがコンピュータに読込まれることにより、当該プログラムに関連するソフトウエアと、バッテリ管理システム１００の各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、上記の具体的手段が、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、当該使用目的に応じたバッテリ管理システム１００が構築される。

　バッテリ管理システム１００の各部における情報処理方法は、例えば、蓄電装置を保管する保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する第１利用者を予測する予測段階を有する。バッテリ管理システム１００の各部における情報処理方法は、例えば、蓄電装置を保管する保管装置の利用者であって、保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する確率が予め定められた閾値よりも大きな利用者に、第１期間における保管装置の利用に関する情報を報知する報知段階を有する。

　図２は、バッテリステーション１４０の利用状況の一例を概略的に示す。図２において、ヒストグラム２２２は、ある期間における、時間帯ごとのバッテリステーション２４２の利用回数の度数分布を示す。ヒストグラム２２４は、上記の期間における、時間帯ごとのバッテリステーション２４４の利用回数の度数分布を示す。ヒストグラム２２６は、上記の期間における、時間帯ごとのバッテリステーション２４６の利用回数の度数分布を示す。ヒストグラム２３２は、上記の期間における、曜日ごとのバッテリステーション２４２の利用回数の度数分布を示す。

　図２に示されるように、特定の期間におけるバッテリ２０の需給の逼迫具合は、バッテリステーション１４０ごとに異なり得る。また、バッテリ２０の需給が逼迫する時期（繁忙期と称される場合がある。）は、バッテリステーション１４０ごとに異なり得る。同様に、バッテリ２０の需給に余裕のある時期（閑散期と称される場合がある。）は、バッテリステーション１４０ごとに異なり得る。

　なお、一のバッテリステーション１４０の繁忙期の少なくとも一部と、他のバッテリステーション１４０の繁忙期の少なくとも一部とが重複する場合もある。一のバッテリステーション１４０の閑散期の少なくとも一部と、他のバッテリステーション１４０の閑散期の少なくとも一部とが重複する場合もある。一のバッテリステーション１４０の繁忙期の少なくとも一部と、他のバッテリステーション１４０の閑散期の少なくとも一部とが重複する場合もある。

　図３は、管理サーバ１２０のシステム構成の一例を概略的に示す。図３に示されるとおり、本実施形態において、管理サーバ１２０は、例えば、状態監視部３１０と、バッテリ管理部３２０と、ユーザ管理部３３０と、格納部３４０を備える。本実施形態において、格納部３４０は、例えば、バッテリ情報格納部３４２と、ステーション情報格納部３４４と、ユーザ情報格納部３４６とを有する。また、本実施形態において、管理サーバ１２０は、需給管理部３５０を備える。本実施形態において、需給管理部３５０は、例えば、需給予測部３５２と、メッセージ送信部３５４と、スタンプ送信部３５６とを有する。管理サーバ１２０の各部は、互いに情報を送受してよい。

　本実施形態において、状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれを監視する。状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれから、バッテリステーション１４０の運転状態及び運用状態の少なくとも一方に関する情報を取得する。例えば、状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれから、バッテリステーション１４０の稼働率を示す情報を取得する。状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれから、バッテリステーション１４０における異常の有無を示す情報を取得してもよい。状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれから、バッテリステーション１４０の停止又は停止の予定を示す情報を取得してもよい。

　本実施形態において、状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリ２０のそれぞれを監視する。例えば、状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれから、バッテリステーション１４０に格納されているバッテリ２０の運用状態、充電状態、保管状態及び劣化状態の少なくとも１つに関する情報を取得する。

　状態監視部３１０は、例えば、バッテリステーション１４０が保持する１又は複数のバッテリ２０のそれぞれが蓄積している電力量を示す情報を取得する。状態監視部３１０は、上記の１又は複数のバッテリ２０のそれぞれのＳＯＣを示す情報を取得してもよい。

　本実施形態において、バッテリ管理部３２０は、１以上のバッテリ２０を管理する。バッテリ管理部３２０は、例えば、管理対象となるバッテリ２０の運用状態、充電状態、保管状態及び劣化状態の少なくとも１つを管理する。

　バッテリ管理部３２０は、１以上のバッテリ２０の充電スケジュールを管理してよい。バッテリ管理部３２０は、バッテリステーション１４０ごとに、バッテリ２０の充電スケジュールを管理してもよい。充電スケジュールは、時刻を示す情報と、当該時刻までに充電が完了して貸出可能なバッテリ２０の個数を示す情報とが対応付けられた情報であってよい。充電率が１００％である場合に充電が完了していると判定されてもよく、充電率が予め定められた値よりも大きな場合に充電が完了していると判定されてもよい。

　本実施形態において、ユーザ管理部３３０は、ユーザ３０に関する各種の情報を管理する。ユーザ管理部３３０は、各種の情報を、ユーザ３０の識別情報と対応けて、ユーザ情報格納部３４６に格納してよい。

　ユーザ管理部３３０は、バッテリステーション１４０ごとに、特定の期間に当該バッテリステーションを利用したユーザ３０を管理してよい。ユーザ管理部３３０は、上記のユーザ３０を、曜日ごと、又は、時間帯ごとに管理してよい。上記の特定の期間は、任意の年であってもよく、任意の月であってもよく、任意の週であってもよく、任意の日であってもよい。

　ユーザ管理部３３０は、バッテリステーション１４０ごとに、特定の期間に当該バッテリステーションを利用したユーザ３０の延べ人数を管理してよい。上記のユーザ３０の延べ人数を、曜日ごと、又は、時間帯ごとに管理してよい。上記の特定の期間は、任意の年であってもよく、任意の月であってもよく、任意の週であってもよく、任意の日であってもよい。

　ユーザ管理部３３０は、１以上のユーザ３０のそれぞれについて、バッテリステーション１４０の利用状況を管理してよい。例えば、ユーザ管理部３３０は、各ユーザがバッテリステーション１４０を利用するたびに、当該ユーザがバッテリステーション１４０を利用した日時を示す情報と、上記のバッテリステーション１４０の識別情報とを対応付けて、ユーザ情報格納部３４６に格納する。

　ユーザ管理部３３０は、１以上のユーザ３０のそれぞれについて、当該ユーザが１以上のバッテリステーション１４０の何れかを利用する間隔の統計量を管理してよい。ユーザ管理部３３０は、１以上のユーザ３０のそれぞれについて、当該ユーザが特定のバッテリステーション１４０を利用する間隔の統計量を管理してよい。統計量としては、平均値、最頻値、パーセンタイル、レンジ、分散、不偏分散、標準偏差、歪度、尖度などが例示される。パーセンタイルとしては、第１四分位数（２５パーセンタイル）、中央値（５０パーセンタイル）、第三四分位数（７５パーセンタイル）などが例示される。

　ユーザ管理部３３０は、ユーザ３０の状態を監視してもよい。例えば、状態監視部３１０は、通信端末３２から、ユーザ３０に関する各種の情報を取得する。状態監視部３１０は、通信端末３２から、通信端末３２の位置を示す位置情報を取得してよい。状態監視部３１０は、通信端末３２から、通信端末３２の移動履歴を示す情報を取得してよい。この場合、移動履歴は、ＧＰＳ信号により示される位置と、当該ＧＰＳ信号が受信された時刻とにより表されてよい。状態監視部３１０は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれから、管理対象となるバッテリ２０のメモリに格納されていた、ユーザ３０の移動履歴に関する情報を取得してもよい。

　本実施形態において、格納部３４０は、各種の情報を格納する。格納部３４０は、状態監視部３１０、バッテリ管理部３２０又はユーザ管理部３３０が生成又は取得した情報を、格納してよい。

　本実施形態において、バッテリ情報格納部３４２は、管理対象となるバッテリ２０のそれぞれに関する各種の情報を格納する。一実施形態において、バッテリ情報格納部３４２は、バッテリごとに、当該バッテリが蓄積している電力量を示す情報を格納する。上記のバッテリが蓄積している電力量を示す情報は、当該バッテリのＳＯＣの値であってよい。他の実施形態において、バッテリ情報格納部３４２は、バッテリごとに、当該バッテリの劣化の進行具合を示す情報を格納する。上記のバッテリの劣化の進行具合を示す情報は、当該バッテリの劣化状態を示す任意の指標の値であってよい。

　本実施形態において、ステーション情報格納部３４４は、管理対象となるバッテリステーション１４０のそれぞれに関する各種の情報を格納する。例えば、ステーション情報格納部３４４は、バッテリステーションごとに、当該バッテリステーションが保持している１以上のバッテリ２０のそれぞれの識別情報を格納する。

　本実施形態において、ユーザ情報格納部３４６は、ユーザ３０に関する各種の情報を格納する。例えば、ユーザ情報格納部３４６は、ユーザ管理部３３０が生成又は更新した情報を、ユーザ３０ごとに格納する。

　本実施形態において、需給管理部３５０は、１以上のバッテリステーション１４０のそれぞれにおけるバッテリ２０の需給を管理する。例えば、需給管理部３５０は、少なくとも１つのバッテリステーション１４０においてバッテリ２０の需給が逼迫することが予想される場合、又は、少なくとも１つのバッテリステーション１４０においてバッテリ２０の需給が現実に逼迫している場合、管理サーバ１２０は、上記のバッテリステーション１４０におけるバッテリ２０の需給バランスが改善するように、１以上のユーザ３０を誘導する。

　本実施形態において、需給予測部３５２は、１以上のバッテリステーション１４０のそれぞれにおける、バッテリ２０の需給を予測する。例えば、需給予測部３５２は、将来の任意の期間（第１期間と称される場合がある。）において、バッテリステーション１４０を利用するユーザ３０を予測する。上記の第１期間は、現在（つまり、需要予測部３５２による予測の時点である。）よりも先の期間であってよい。

　例えば、需給予測部３５２は、特定のバッテリステーション１４０（例えば、バッテリステーションＡである。）の繁忙期に、バッテリステーションＡを利用するユーザ３０を予測する。需給予測部３５２は、バッテリステーションＡの繁忙期に、バッテリステーションＡとは異なるバッテリステーション１４０（例えば、バッテリステーションＢである。）を利用するユーザを予測してもよい。さらに、需給予測部３５２は、バッテリステーションＡの閑散期に、１以上のバッテリステーション１４０の何れか（例えば、バッテリステーションＡ又はバッテリステーションＢである。）を利用するユーザ３０を予測してもよい。

　［ユーザ３０の予測手法の第１の具体例］
　一実施形態において、需給予測部３５２は、第１期間よりも前の期間（第２期間と称される場合がある。）において、１以上のバッテリステーション１４０を利用した１以上のユーザ３０の利用履歴を示す情報（利用情報と称される場合がある。）を取得する。例えば、需給予測部３５２は、ユーザ情報格納部３４６にアクセスして、上記の利用情報を取得する。第２期間は、過去の任意の期間であってよい。需給予測部３５２は、利用情報により示される利用履歴に基づいて、第１期間に、１以上のバッテリステーション１４０の少なくとも一部を利用するユーザ３０を予測する。

　需給予測部３５２は、第２期間に特定のバッテリステーション１４０を利用した１以上のユーザ３０の利用情報に基づいて、第１期間に当該特定のバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０を予測してよい。需給予測部３５２は、第２期間に複数のバッテリステーション１４０を利用した１以上のユーザ３０の利用情報に基づいて、第１期間に特定のバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０を予測してもよい。

　［利用情報が時間帯に関する情報を含む場合］
　本実施形態において、利用情報は、第２期間において、各ユーザがバッテリステーション１４０を利用した時間帯に関する情報を含む。この場合、需給予測部３５２は、第２期間において、第１期間の属する時間帯に特定のバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０の少なくとも一部が、第１期間に当該特定のバッテリステーション１４０を利用することを予測する。

　例えば、第１期間が２０１９年１１月１日の１６時から１９時であり、第２期間が２０１９年１０月１日から１０月３１日である場合、需給予測部３５２は、２０１９年１０月１日から１０月３１日において、１６時から１９時の間に、上記の特定のバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０の少なくとも一部が、２０１９年１１月１日の１６時から１９時の間に、当該特定のバッテリステーション１４０を利用することを予測する。

　なお、第１期間の属する時間帯の期間は、第１期間の時間帯の期間と同一であってもよく、第１期間の時間帯よりも長い期間であってもよい。例えば、第１期間の時間帯が１７時から１８時であり、第１期間の属する時間帯が１６時から１９時であってもよい。

　より具体的には、需給予測部３５２は、利用情報に基づいて、第２期間において、第１期間の属する時間帯に特定のバッテリステーション１４０を利用した回数又は頻度が、第１抽出条件を満たすユーザ３０を抽出する。需給予測部３５２は、抽出されたユーザ３０のうち、第１選定条件を満たすユーザ３０を、第１期間に上記の特定のバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０として選定する。

　第１抽出条件は、第２期間において、第１期間の属する時間帯に特定のバッテリステーション１４０を利用した回数又は頻度が、予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第１抽出条件は、第２期間において、第１期間の属する時間帯に特定のバッテリステーション１４０を利用した回数又は頻度が、予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第１抽出条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　第１選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを利用する間隔に関する条件を含んでよい。第１選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを利用する間隔の統計量が、予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第１選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを利用する間隔の統計量が、予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第１選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　第１選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さに関する条件を含んでよい。第１選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第１閾値よりも大きいという条件を含んでよい。これにより、例えば、需給予測部３５２による予測時期と、第１期間の始期との間の期間が比較的短い場合に、需給予測部３５２は、上記の予測時期の直近でバッテリ２０を交換したユーザ３０を、予測対象から除外することができる。その結果、予測精度が向上する。

　第１選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第１閾値よりも小さいという条件を含んでよい。これにより、例えば、需給予測部３５２による予測時期と、第１期間の始期との間の期間が比較的長い場合に、需給予測部３５２は、上記の第１期間の始期の直近でバッテリ２０を交換する可能性の高いユーザ３０を、予測対象から除外し得る。

　第１選定条件が上記の経過期間の長さが第１閾値よりも小さいという条件を含む場合において、例えば、第１閾値がバッテリステーション１４０の利用間隔の統計量に基づいて定められた値であるとき（例えば、統計量が２５パーセンタイル値であるとき）、需給予測部３５２は、上記の第１期間の始期の直前においてバッテリ２０を交換していない可能性の高いユーザ３０、又は、上記の第１期間の期間中にバッテリ２０を交換する可能性の高いユーザ３０を予測し得る。同様に、需給予測部３５２は、上記の第１期間の始期の直近でバッテリ２０を交換する可能性の高いユーザ３０（つまり、上記の第１期間の期間中にバッテリ２０を交換する可能性の低いユーザ３０である）を予測し得る。その結果、予測精度が向上し得る。

　第１閾値は、ユーザ３０によらない任意の数値であってもよく、ユーザ３０ごとに定められた数値であってもよい。例えば、第１閾値は、第２期間におけるユーザ３０による１以上のバッテリステーション１４０の何れかの利用履歴に基づいて定められる。第１閾値は、第２期間において各ユーザがバッテリステーション１４０を利用した間隔の統計量に基づいて定められてよい。第１選定条件は、上記の複数の条件の少なくとも２つが組み合わされた条件を含んでもよい。

　なお、第１選定条件は、上記の実施形態に限定されない。他の実施形態において、第１選定条件は、現在利用しているバッテリ２０の残容量に関する条件を含んでよい。第１選定条件は、上記の残容量が予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第１選定条件は、上記の残容量が予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第１選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　他の実施形態において、第１選定条件は、第１期間の前の期間におけるユーザ３０の最後の予定の終期と、第１期間の始期との間の期間の長さに関する条件を含んでよい。第１選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第１選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第１選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　他の実施形態において、第１選定条件は、第１期間の終期と、第１期間の後の期間におけるユーザ３０の最初の予定の始期との間の期間の長さに関する条件を含んでよい。第１選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第１選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第１選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　［利用情報が曜日に関する情報を含む場合］
　本実施形態において、利用情報は、第２期間において、各ユーザがバッテリステーション１４０を利用した曜日に関する情報を含む。この場合、需給予測部３５２は、第２期間において、第１期間の属する曜日に特定のバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０の少なくとも一部が、第１期間に当該特定のバッテリステーション１４０を利用することを予測する。

　例えば、第１期間が２０１９年１１月１日（金曜日）の１７時から１８時であり、第２期間が２０１９年１０月１日から１０月３１日である場合、需給予測部３５２は、２０１９年１０月１日から１０月３１日において、金曜日に、上記の特定のバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０の少なくとも一部が、２０１９年１１月１日の１７時から１８時の間に、当該特定のバッテリステーション１４０を利用することを予測する。なお、第１期間の長さは１日未満であってもよく、１日以下であってもよく、１日を超えてもよい。

　より具体的には、需給予測部３５２は、利用情報に基づいて、第２期間において、第１期間の属する曜日に特定のバッテリステーション１４０を利用した回数又は頻度が、第２抽出条件を満たすユーザ３０を抽出する。需給予測部３５２は、抽出されたユーザ３０のうち、第２選定条件を満たすユーザ３０を、第１期間に上記の特定のバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０として選定する。

　第２抽出条件は、第２期間において、第１期間の属する曜日に特定のバッテリステーション１４０を利用した回数又は頻度が、予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第２抽出条件は、第２期間において、第１期間の属する曜日に特定のバッテリステーション１４０を利用した回数又は頻度が、予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第２抽出条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　第２選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さに関する条件を含んでよい。第２選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第２閾値よりも大きいという条件を含んでよい。第２選定条件は、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第２閾値よりも小さいという条件を含んでよい。第２選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　第２閾値は、ユーザ３０によらない任意の数値であってもよく、ユーザ３０ごとに定められた数値であってもよい。例えば、第２閾値は、第２期間におけるユーザ３０による１以上のバッテリステーション１４０の何れかの利用履歴に基づいて定められる。第２閾値は、第２期間において各ユーザがバッテリステーション１４０を利用した間隔の統計量に基づいて定められてよい。

　なお、第２選定条件は、上記の実施形態に限定されない。他の実施形態において、第２選定条件は、現在利用しているバッテリ２０の残容量に関する条件を含んでよい。第２選定条件は、上記の残容量が予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第２選定条件は、上記の残容量が予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第２選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　他の実施形態において、第２選定条件は、第１期間の前の期間におけるユーザ３０の最後の予定の終期と、第１期間の始期との間の期間の長さに関する条件を含んでよい。第２選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第２選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第２選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　他の実施形態において、第２選定条件は、第１期間の終期と、第１期間の後の期間におけるユーザ３０の最初の予定の始期との間の期間の長さに関する条件を含んでよい。第２選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた下限値よりも大きいという条件を含んでよい。第２選定条件は、上記の期間の長さが予め定められた上限値よりも小さいという条件を含んでよい。第２選定条件は、これらの条件が組み合わされた条件を含んでもよい。

　［ユーザ３０の予測手法の第２の具体例］
　他の実施形態において、需給予測部３５２は、第２期間に特定のバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０が、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さに基づいて、上記のユーザ３０が第１期間に当該特定のバッテリステーション１４０を利用するか否かを予測する。例えば、需給予測部３５２は、上記の経過期間の長さが第３閾値よりも大きいユーザ３０の少なくとも一部が、第１期間に当該特定のバッテリステーション１４０を利用することを予測する。需給予測部３５２は、上記の経過期間の長さが第３閾値よりも小さいユーザ３０の少なくとも一部が、第１期間に当該特定のバッテリステーション１４０を利用することを予測してもよい。

　第３閾値は、ユーザ３０によらない任意の数値であってもよく、ユーザ３０ごとに定められた数値であってもよい。例えば、第３閾値は、第２期間におけるユーザ３０による１以上のバッテリステーション１４０の何れかの利用履歴に基づいて定められる。第３閾値は、第２期間において各ユーザがバッテリステーション１４０を利用した間隔の統計量に基づいて定められてよい。

　［ユーザ３０の予測手法のその他の具体例］
　なお、ユーザ３０の予測手法は、上記の具体例に限定されない。他の実施形態において、需給予測部３５２は、第２期間において各ユーザがバッテリステーション１４０を利用した間隔の統計量に基づいて、第１期間に特定の１４０を利用するユーザ３０を予測してする。他の実施形態において、需給予測部３５２は、現在利用しているバッテリ２０の残容量に基づいて、第１期間に特定の１４０を利用するユーザ３０を予測する。他の実施形態において、需給予測部３５２は、各ユーザのスケジュールに基づいて、第１期間に特定の１４０を利用するユーザ３０を予測する。需給予測部３５２は、上述された各種の実施形態を組み合わせて、第１期間に特定の１４０を利用するユーザ３０を予測してもよい。

　本実施形態において、メッセージ送信部３５４は、バッテリステーション１４０を第１期間に利用する確率が予め定められた閾値よりも大きなユーザ３０に、第１期間におけるバッテリステーション１４０の利用に関するメッセージを報知する。メッセージ送信部３５４は、上記のユーザ３０の通信端末３２に、第１期間におけるバッテリステーション１４０の利用に関するメッセージを報知してよい。例えば、メッセージ送信部３５４は、需給予測部３５２が予測したユーザ３０の通信端末３２に、上記のメッセージを送信する。メッセージ送信部３５４は、第１期間の始期より前の予め定められた期間に、上記メッセージを送信してよい。

　上記のメッセージは、特定のバッテリステーション１４０の需給状況を示す情報を含んでよい。上記メッセージは、上記の特定のバッテリステーション１４０の近隣に配されたバッテリステーション１４０の需給状況を示す情報を含んでよい。上記のメッセージは、ユーザ３０に期待される行動の内容を示す情報を含んでよい。上記のメッセージは、ユーザ３０に期待される行動に対するインセンティブの内容を示す情報を含んでよい。

　本実施形態において、スタンプ送信部３５６は、バッテリステーション１４０に対して、スタンプのデータを送信する。スタンプは、上記のインセンティブとして機能する。

　スタンプ送信部３５６は、管理サーバ１２０により指定される期間に、需給に余裕のあるバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０に提供されるスタンプの価値が、管理サーバ１２０により指定される期間に、需給の逼迫したバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０に提供されるスタンプの価値よりも大きくなるように、バッテリステーション１４０に送信されるスタンプの種類を決定してよい。スタンプ送信部３５６は、管理サーバ１２０により指定される期間に、１以上のバッテリステーション１４０の何れかを利用したユーザ３０に提供されるスタンプの価値が、上記の期間外にバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０に提供されるスタンプの価値よりも大きくなるように、バッテリステーション１４０に送信されるスタンプの種類を決定してよい。

　需給管理部３５０は、情報処理装置の一例であってよい。需給予測部３５２は、予測部、第１抽出部、第１選定部、第２抽出部及び第２選定部の一例であってよい。メッセージ送信部３５４は、報知部の一例であってよい。スタンプ送信部３５６は、報知部の一例であってよい。

　第１期間にバッテリステーション１４０を利用するユーザ３０は、第１利用者の一例であってよい。第２期間にバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０は、第２利用者の一例であってよい。なお、第１利用者及び第２利用者は、同一のユーザ３０であってもよく、異なるユーザ３０であってもよい。バッテリステーションＡの繁忙期は、第１期間の一例であってよい。バッテリステーションＡの繁忙期にバッテリステーションＡを利用するユーザ３０は、第１利用者の一例であってよい。バッテリステーションＡの閑散期は、第１期間の一例であってよい。バッテリステーションＡの閑散期に１以上のバッテリステーションの何れかを利用するユーザ３０は、第１利用者の一例であってよい。

　メッセージは、第１期間における保管装置の利用に関する情報の一例であってよい。スタンプは、第１期間における保管装置の利用に関する情報の一例であってよい。

　本実施形態においては、ユーザ３０に期待される行動に対するインセンティブとして、スタンプが利用される場合を例として、バッテリ管理システム１００の詳細が説明された。しかしながら、インセンティブは、スタンプに限定されない。他の実施形態において、任意の電子的価値がインセンティブとして利用されてよい。電子的価値としては、ポイント、ゲームのアイテムなどが例示される。

　図４は、バッテリステーション１４０のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、バッテリステーション１４０は、１以上の充電ユニット４２０と、スタンプ出力部４３０と、制御部４４０とを備える。本実施形態において、１以上の充電ユニット４２０のそれぞれは、バッテリ収容室４２２と、計測機器４２４と、充電回路４２６とを有する。本実施形態において、スタンプ出力部４３０は、受信部４３２と、近距離通信部４３４と、プリンタ４３６とを有する。本実施形態において、制御部４４０は、通信制御部４４２と、充放電制御部４４４と、貸出管理部４４６と、格納部４４８とを有する。

　本実施形態において、充電ユニット４２０は、バッテリ２０を充電する。単一の充電ユニット４２０が単一のバッテリ２０を充電してもよく、単一の充電ユニット４２０が複数ののバッテリ２０を充電してもよい。

　本実施形態において、バッテリ収容室４２２は、バッテリ２０を収容する。本実施形態において、計測機器４２４は、バッテリ収容室４２２に収容されているバッテリ２０に関する各種の物理量を計測する。計測機器４２４は、計測結果を示す情報を制御部４４０に送信してよい。例えば、計測機器４２４は、上記のバッテリ２０の電圧を計測する。計測機器４２４は、上記のバッテリ２０の充電電流及び放電電流の少なくとも一方を計測してもよい。本実施形態において、充電回路４２６は、バッテリ２０に電力を供給して、バッテリ２０を充電する。充電回路４２６は、制御部４４０の指示に従って、バッテリ２０を充電してよい。

　スタンプ出力部４３０は、ユーザ３０からの要求に応じて、スタンプを出力する。スタンプの出力態様は特に限定されるものではないが、本実施形態において、スタンプ出力部４３０は、電子データ、画像、又は、３次元の物体として出力する。

　本実施形態において、受信部４３２は、管理サーバ１２０からスタンプのデータを取得する。受信部４３２は、スタンプのデータを、近距離通信部４３４及びプリンタ４３６の少なくとも一方に送信してよい。

　本実施形態において、近距離通信部４３４は、ユーザ３０からの要求に応じて、スタンプを出力する。近距離通信部４３４は、受信部４３２が受信したスタンプのデータを、ユーザ３０の通信端末３２に送信してよい。なお、近距離通信部４３４は、バッテリステーション１４０が予め記憶しているスタンプのデータの中から、任意のデータ又は特定のデータを選択し、当該選択されたデータを、ユーザ３０の通信端末３２に送信してもよい。

　本実施形態において、プリンタ４３６は、ユーザ３０からの要求に応じて、スタンプを出力する。プリンタ４３６は、受信部４３２が受信したスタンプのデータに基づいて、スタンプを出力してよい。プリンタ４３６は、２次元の画像を出力する２次元プリンタであってもよく、３次元の物体を出力する３次元プリンタであってもよい。なお、プリンタ４３６は、バッテリステーション１４０が予め記憶しているスタンプのデータの中から、任意のデータ又は特定のデータを選択し、当該選択されたデータに基づいて、スタンプを出力してもよい。

　本実施形態においては、バッテリステーション１４０に配された近距離通信部４３４が、ユーザ３０の通信端末３２にスタンプのデータを送信する場合、又は、バッテリステーション１４０に配されたプリンタ４３６が、スタンプの画像等を出力する場合を例として、バッテリ管理システム１００の詳細が説明された。しかしながら、スタンプの提供態様は本実施形態に限定されない。

　他の実施形態において、管理サーバ１２０が、ユーザ３０の通信端末３２にスタンプのデータを送信する。この場合、管理サーバ１２０は、ユーザ３０が特定のバッテリステーション１４０を利用したことを確認した後、ユーザ３０の通信端末３２にスタンプのデータを送信してよい。例えば、管理サーバ１２０は、ユーザ３０の通信端末３２から、通信端末３２の位置情報を取得する。管理サーバ１２０は、通信端末３２の位置と、バッテリステーション１４０の位置との距離が予め定められた値よりも小さい場合に、ユーザ３０が特定のバッテリステーション１４０を利用したと判定する。管理サーバ１２０は、バッテリステーション１４０から、ユーザ３０がバッテリステーション１４０を利用したことを示す情報を取得することで、ユーザ３０が特定のバッテリステーション１４０を利用したと判定してもよい。

　本実施形態において、制御部４４０は、バッテリステーション１４０の動作を制御する。制御部４４０は、管理サーバ１２０から取得した情報を用いて、バッテリステーション１４０の動作を制御してよい。制御部４４０は、管理サーバ１２０からの指示に基づいて、バッテリステーション１４０の動作を制御してもよい。制御部４４０は、バッテリステーション１４０における各種の情報処理方法を実行してよい。

　制御部４４０は、バッテリステーション１４０によるバッテリ２０の貸出動作を制御してよい。制御部４４０は、貸出対象となるバッテリ２０を決定してよい。制御部４４０は、バッテリステーション１４０によるバッテリ２０の充電動作を制御してよい。制御部４４０は、充電対象となるバッテリ２０を決定してよい。

　本実施形態において、通信制御部４４２は、バッテリステーション１４０と、外部の機器との通信を制御する。外部の機器としては、バッテリ２０、通信端末３２及び管理サーバ１２０の少なくとも１つが例示される。通信制御部４４２は、通信インターフェースであってもよい。通信制御部４４２は、１以上の種類の通信方式に対応してよい。

　本実施形態において、充放電制御部４４４は、１以上の充電ユニット４２０のそれぞれによるバッテリ２０の充放電を制御する。例えば、充放電制御部４４４は、充電回路４２６を制御することで、バッテリ２０の充電を制御する。充放電制御部４４４は、放電回路（図示されていない。）を制御することで、バッテリ２０の放電を制御してもよい。充放電制御部４４４は、例えば、１以上のバッテリ２０のそれぞれの充電又は放電を開始するタイミング、当該充電又は放電を終了するタイミング、充電速度又は放電速度などを制御する。充放電制御部４４４は、貸出管理部４４６からの指示に従って、１以上の充電ユニット４２０の少なくとも一部の充電動作を制御してよい。

　本実施形態において、貸出管理部４４６は、バッテリステーション１４０における、バッテリ２０の貸し出しを管理する。貸出管理部４４６は、バッテリ２０が滞りなく貸し出されるように、バッテリ２０の充電を管理してよい。

　より具体的には、貸出管理部４４６は、バッテリステーション１４０が保持する１以上のバッテリ２０のそれぞれについて、充放電のスケジュールを作成してよい。例えば、貸出管理部４４６は、上記の１以上のバッテリ２０のうち、どのバッテリ２０を充電するかを決定する。貸出管理部４４６は、上記の１以上のバッテリ２０に関し、どのバッテリ２０を、いつまでに、どの程度まで充電するかを決定してもよい。貸出管理部４４６は、充放電のスケジュールに従って、充放電制御部４４４の動作を制御してよい。

　貸出管理部４４６は、バッテリステーション１４０に格納されている１以上のバッテリ２０の状態を管理してもよい。例えば、貸出管理部４４６は、上記のバッテリ２０の運用状態、充電状態、保管状態及び劣化状態の少なくとも１つを管理する。貸出管理部４４６は、計測機器４２４の計測結果に基づいて、１以上のバッテリ２０の状態を管理してよい。貸出管理部４４６は、バッテリ２０の異常又は不良を検出してもよい。

　本実施形態において、格納部４４８は、バッテリステーション１４０の制御に用いられる各種の情報を格納する。例えば、格納部４４８は、時刻を示す情報と、当該時刻における計測機器４２４の計測結果を示す情報とを対応づけて格納する。格納部４４８は、通信制御部４４２が管理サーバ１２０から受信した各種の情報を格納してもよい。格納部４４８は、通信制御部４４２が通信端末３２から受信した各種の情報を格納してもよい。

　スタンプ出力部４３０は、報知部の一例であってよい。近距離通信部４３４は、報知部の一例であってよい。プリンタ４３６は、報知部の一例であってよい。

　次に、図５を用いて、バッテリ管理システム１００による管理方法の一例が説明される。図５は、バッテリ管理システム１００による管理方法のフローチャートの一例を概略的に示す。本実施形態によれば、まず、ステップ５２２（ステップをＳと省略する場合がある。）において、需給予測部３５２が、将来的に、需給の逼迫が予想されるバッテリステーション１４０と、需給の逼迫が予想される日時とを決定する。

　次に、Ｓ５２４において、需給予測部３５２が、需給の逼迫が予想されるバッテリステーション１４０ごとに、過去の所定期間に当該バッテリステーションを利用したユーザ３０を抽出する。また、Ｓ５２６において、需給予測部３５２が、抽出されたユーザ３０ごとに、バッテリステーション１４０の利用間隔の統計量と、直近の利用日時との少なくとも一方を決定する。

　例えば、需給予測部３５２は、ユーザ情報格納部３４６を参照して、抽出された１以上のユーザ３０のそれぞれについて、バッテリステーション１４０の利用間隔の２５パーセンタイル値を示す情報を取得する。また、需給予測部３５２は、ユーザ情報格納部３４６を参照して、抽出された１以上のユーザ３０のそれぞれについて、直近の利用日時を示す情報を取得する。

　次に、Ｓ５２８において、需給予測部３５２が、需給の逼迫が予想されるバッテリステーション１４０ごとに、需給の逼迫が予想される日時に、当該バッテリステーションを利用する確率の高いユーザ３０を予測する。例えば、需給予測部３５２が４月５日の１５時に、４月５日の１６時から１９時に特定のバッテリステーション１４０を利用する確率の高いユーザ３０を予測する場合、一実施形態において、需給予測部３５２は、過去の所定期間に当該バッテリステーションを利用したユーザ３０のうち、直近の利用日時から４月５日の１６時までの経過期間の長さが、バッテリステーション１４０の利用間隔の２５パーセンタイル値よりも大きなユーザ３０を、４月５日の１６時から１９時に特定のバッテリステーション１４０を利用する確率の高いユーザ３０として特定してよい。

　他の実施形態において、需給予測部３５２は、過去の所定期間に当該バッテリステーションを利用したユーザ３０から、直近の利用日時から４月５日の１５時までの経過期間の長さが予め定められた値よりも小さなユーザ３０を除外することで、４月５日の１６時から１９時に特定のバッテリステーション１４０を利用する確率の高いユーザ３０として特定してよい。

　同様の手順により、需給の逼迫が予想されるステーションごとに、需給の逼迫が予想される日時に、当該ステーションを利用する確率の低いユーザを特定してよい。例えば、需給予測部３５２は、需給の逼迫が予想されるステーションごとに、需給の逼迫が予想される日時以外の日時に、当該ステーションを利用する確率の高いユーザを特定する。需給予測部３５２は、需給の逼迫が予想されるステーションごとに、需給の逼迫が予想される日時に、近隣の他のステーションを利用する確率の高いユーザを特定してもよい。

　その後、Ｓ５３０において、需給管理部３５０が、需給バランスを調整するための処理を実行する。例えば、メッセージ送信部３５４がメッセージを送信する。また、スタンプ送信部３５６がスタンプを提供する。

　上記の例の場合、一実施形態において、需給管理部３５０は、４月５日の１６時から１９時に特定のバッテリステーション１４０を利用する確率の高いユーザ３０に対して、メッセージを送信する。この場合、メッセージの内容は、これらのユーザ３０に対して、通常とは異なる行動を促す内容であってよい。上記のメッセージとしては、４月５日の１６時から１９時における上記の特定のバッテリステーション１４０の混雑具合に関する予想を告知するためのメッセージ、４月５日の１６時から１９時における上記の特定のバッテリステーション１４０及びその近隣に配されたバッテリステーション１４０の混雑具合に関する予想を告知するためのメッセージ、４月５日の１６時から１９時の間に、上記の特定のバッテリステーション１４０を利用しなかった場合にインセンティブが付与されることを告知するためのメッセージなどが例示される。

　他の実施形態において、需給管理部３５０は、４月５日の１６時から１９時に特定のバッテリステーション１４０を利用する確率の低いユーザ３０に対して、メッセージを送信してよい。この場合、メッセージの内容は、これらのユーザ３０が通常どおりに行動することを促す内容であってよい。

　上記のメッセージとしては、４月５日の１６時から１９時における上記の特定のバッテリステーション１４０の混雑具合に関する予想を告知するためのメッセージ、４月５日の１６時から１９時における上記の特定のバッテリステーション１４０及びその近隣に配されたバッテリステーション１４０の混雑具合に関する予想を告知するためのメッセージ、４月５日の１６時から１９時の間に、上記の特定のバッテリステーション１４０を利用しなかった場合にインセンティブが付与されることを告知するためのメッセージなどが例示される。

　図６は、データテーブル６００の一例を概略的に示す。データテーブル６００は、ユーザ管理部３３０が管理する、ユーザ３０又はバッテリステーション１４０に関する情報の一例であってよい。データテーブル６００は、ユーザ３０によるバッテリステーション１４０の利用状況に関する情報の一例であってよい。データテーブル６００は、例えば、ユーザ情報格納部３４６に格納される。

　本実施形態において、データテーブル６００は、１以上のバッテリステーション１４０のそれぞれの識別情報６２０と、所定期間内に、それぞれのバッテリステーション１４０を利用したユーザ３０の識別情報６４０とを対応づけて格納する。また、本実施形態において、データテーブル６００は、１以上のバッテリステーション１４０のそれぞれの識別情報６２０と、曜日ごとの利用状況を示す情報６５０とを対応づけて格納する。

　曜日ごとの利用状況を示す情報６５０は、所定期間内の各曜日に、各バッテリステーションを利用した１以上のユーザの識別情報を含んでよい。曜日ごとの利用状況を示す情報６５０は、各曜日に関する時間帯ごとの利用状況を示す情報６５２を含んでよい。時間帯ごとの利用状況を示す情報６５２は、各曜日の各時間帯に、各バッテリステーションを利用した１以上のユーザの識別情報を含んでよい。

　図７は、データテーブル７００の一例を概略的に示す。データテーブル７００は、ユーザ管理部３３０が管理する、ユーザ３０又はバッテリステーション１４０に関する情報の一例であってよい。データテーブル７００は、ユーザ３０によるバッテリステーション１４０の利用状況に関する情報の一例であってよい。データテーブル７００は、例えば、ユーザ情報格納部３４６に格納される。

　本実施形態において、データテーブル７００は、１以上のユーザ３０のそれぞれの識別情報７２０と、それぞれのユーザ３０の直近の利用状況を示す情報７３０と、それぞれのユーザ３０によるバッテリステーション１４０の利用間隔の２５パーセンタイルを示す情報７４０とを対応付けて格納する。それぞれのユーザ３０の直近の利用状況を示す情報７３０は、それぞれのユーザ３０が利用したバッテリステーション１４０の識別情報７３２と、それぞれのユーザ３０がバッテリステーション１４０を利用した時刻を示す情報７３４とを含んでよい。

　図８は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ３０００の一例を示す。例えば、管理サーバ１２０は、コンピュータ３０００により実現される。

　コンピュータ３０００にインストールされたプログラムは、コンピュータ３０００に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の１又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該１又は複数の「部」を実行させることができ、及び／又はコンピュータ３０００に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ３０００に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、ＣＰＵ３０１２によって実行されてよい。

　本実施形態によるコンピュータ３０００は、ＣＰＵ３０１２、ＲＡＭ３０１４、ＧＰＵ３０１６、及びディスプレイデバイス３０１８を含み、それらはホストコントローラ３０１０によって相互に接続されている。コンピュータ３０００はまた、通信インタフェース３０２２、ハードディスクドライブ３０２４、ＤＶＤ－ＲＯＭドライブ３０２６、及びＩＣカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ３０２０を介してホストコントローラ３０１０に接続されている。コンピュータはまた、ＲＯＭ３０３０及びキーボード３０４２のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ３０４０を介して入出力コントローラ３０２０に接続されている。

　ＣＰＵ３０１２は、ＲＯＭ３０３０及びＲＡＭ３０１４内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。ＧＰＵ３０１６は、ＲＡＭ３０１４内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、ＣＰＵ３０１２によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス３０１８上に表示されるようにする。

　通信インタフェース３０２２は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ３０２４は、コンピュータ３０００内のＣＰＵ３０１２によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ＤＶＤ－ＲＯＭドライブ３０２６は、プログラム又はデータをＤＶＤ－ＲＯＭ３００１から読み取り、ハードディスクドライブ３０２４にＲＡＭ３０１４を介してプログラム又はデータを提供する。ＩＣカードドライブは、プログラム及びデータをＩＣカードから読み取り、及び／又はプログラム及びデータをＩＣカードに書き込む。

　ＲＯＭ３０３０はその中に、アクティブ化時にコンピュータ３０００によって実行されるブートプログラム等、及び／又はコンピュータ３０００のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ３０４０はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ３０２０に接続してよい。

　プログラムが、ＤＶＤ－ＲＯＭ３００１又はＩＣカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ３０２４、ＲＡＭ３０１４、又はＲＯＭ３０３０にインストールされ、ＣＰＵ３０１２によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ３０００に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ３０００の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。

　例えば、通信がコンピュータ３０００及び外部デバイス間で実行される場合、ＣＰＵ３０１２は、ＲＡＭ３０１４にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース３０２２に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース３０２２は、ＣＰＵ３０１２の制御の下、ＲＡＭ３０１４、ハードディスクドライブ３０２４、ＤＶＤ－ＲＯＭ３００１、又はＩＣカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。

　また、ＣＰＵ３０１２は、ハードディスクドライブ３０２４、ＤＶＤ－ＲＯＭドライブ３０２６（ＤＶＤ－ＲＯＭ３００１）、ＩＣカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がＲＡＭ３０１４に読み取られるようにし、ＲＡＭ３０１４上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。ＣＰＵ３０１２は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。

　様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。ＣＰＵ３０１２は、ＲＡＭ３０１４から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索／置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をＲＡＭ３０１４に対しライトバックする。また、ＣＰＵ３０１２は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第２の属性の属性値に関連付けられた第１の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、ＣＰＵ３０１２は、当該複数のエントリの中から、第１の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第２の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第１の属性に関連付けられた第２の属性の属性値を取得してよい。

　上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ３０００上又はコンピュータ３０００近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はＲＡＭのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ３０００に提供する。

　以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。

　請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

　１０　通信ネットワーク、２０　バッテリ、３０　ユーザ、３２　通信端末、３４　電動バイク、１００　バッテリ管理システム、１２０　管理サーバ、１４０　バッテリステーション、２２２　ヒストグラム、２２４　ヒストグラム、２２６　ヒストグラム、２３２　ヒストグラム、２４２　バッテリステーション、２４４　バッテリステーション、２４６　バッテリステーション、３１０　状態監視部、３２０　バッテリ管理部、３３０　ユーザ管理部、３４０　格納部、３４２　バッテリ情報格納部、３４４　ステーション情報格納部、３４６　ユーザ情報格納部、３５０　需給管理部、３５２　需給予測部、３５４　メッセージ送信部、３５６　スタンプ送信部、４２０　充電ユニット、４２２　バッテリ収容室、４２４　計測機器、４２６　充電回路、４３０　スタンプ出力部、４３２　受信部、４３４　近距離通信部、４３６　プリンタ、４４０　制御部、４４２　通信制御部、４４４　充放電制御部、４４６　貸出管理部、４４８　格納部、６００　データテーブル、６２０　識別情報、６４０　識別情報、６５０　情報、６５２　情報、７００　データテーブル、７２０　識別情報、７３０　情報、７３２　識別情報、７３４　情報、７４０　情報、３０００　コンピュータ、３００１　ＤＶＤ－ＲＯＭ、３０１０　ホストコントローラ、３０１２　ＣＰＵ、３０１４　ＲＡＭ、３０１６　ＧＰＵ、３０１８　ディスプレイデバイス、３０２０　入出力コントローラ、３０２２　通信インタフェース、３０２４　ハードディスクドライブ、３０２６　ＤＶＤ－ＲＯＭドライブ、３０３０　ＲＯＭ、３０４０　入出力チップ、３０４２　キーボード

Claims

　蓄電装置を保管する保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する第１利用者を予測する予測部
　を備える、情報処理装置。
　前記予測部は、前記第１期間よりも前の第２期間に前記保管装置を利用した第２利用者の利用履歴を示す利用情報に基づいて、前記第１利用者を予測する、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記利用情報は、前記第２期間において、前記第２利用者が前記保管装置を利用した時間帯に関する情報を含み、
　前記予測部は、前記第２期間において、前記第１期間の属する時間帯に前記保管装置を利用した前記第２利用者の少なくとも一部が、前記第１期間に前記保管装置を利用することを予測する、
　請求項２に記載の情報処理装置。
　前記予測部は、
　前記利用情報に基づいて、前記第２期間において、前記第１期間の属する時間帯に前記保管装置を利用した回数又は頻度が、第１抽出条件を満たす前記第２利用者を抽出する第１抽出部と、
　前記第１抽出部が抽出した前記第２利用者のうち、第１選定条件を満たす前記第２利用者を、前記第１利用者として選定する第１選定部と、
　を有する、
　請求項３に記載の情報処理装置。
　前記利用情報は、前記第２期間において、前記第２利用者が前記保管装置を利用した曜日に関する情報を含み、
　前記予測部は、前記第２期間において、前記第１期間の属する曜日に前記保管装置を利用した前記第２利用者の少なくとも一部が、前記第１期間に前記保管装置を利用することを予測する、
　請求項２から請求項４までの何れか一項に記載の情報処理装置。
　前記予測部は、
　前記利用情報に基づいて、前記第２期間において、前記第１期間の属する曜日に前記保管装置を利用した回数又は頻度が、第２抽出条件を満たす前記第２利用者を抽出する第２抽出部と、
　前記第２抽出部が抽出した前記第２利用者のうち、第２選定条件を満たす前記第２利用者を、前記第１利用者として選定する第２選定部と、
　を有する、
　請求項５に記載の情報処理装置。
　前記第１選定条件は、１以上の前記保管装置の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第１閾値よりも大きいという条件である、
　請求項４に記載の情報処理装置。
　前記第２選定条件は、１以上の前記保管装置の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さが第２閾値よりも大きいという条件である、
　請求項６に記載の情報処理装置。
　前記予測部は、前記第１期間よりも前の第２期間に前記保管装置を利用した第２利用者が、１以上の前記保管装置の何れかを最後に利用した時刻からの経過期間の長さに基づいて、前記第２利用者が前記第１期間に前記保管装置を利用するか否かを予測する、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記予測部は、前記経過期間の長さが第３閾値よりも大きい前記第２利用者の少なくとも一部が、前記第１期間に前記保管装置を利用することを予測する、
　請求項９に記載の情報処理装置。
　前記第３閾値は、前記第２期間における前記第２利用者による前記１以上の保管装置の利用履歴に基づいて定められる、
　請求項１０に記載の情報処理装置。
　前記第１利用者の通信端末に、前記第１期間における前記保管装置の利用に関する情報を報知する報知部をさらに備える、
　請求項１から請求項１１までの何れか一項に記載の情報処理装置。
　蓄電装置を保管する保管装置の利用者であって、前記保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する確率が予め定められた閾値よりも大きな第１利用者に、前記第１期間における前記保管装置の利用に関する情報を報知する報知部
　を備える、情報処理装置。
　コンピュータを、請求項１から請求項１３までの何れか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
　蓄電装置を保管する保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する第１利用者を予測する予測段階
　を有する、情報処理方法。
　蓄電装置を保管する保管装置の利用者であって、前記保管装置を現在よりも先の第１期間に利用する確率が予め定められた閾値よりも大きな第１利用者に、前記第１期間における前記保管装置の利用に関する情報を報知する報知段階
　を有する、情報処理方法。