JP2024018151A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体 Download PDF

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晋二郎 森田
歩 西宮
弘喜 中島
和貴 小松
皓祐 小林
亮平 今野
隆浩 加藤
隆志 松元
芳美 沼崎
雄紀 鈴川
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Abstract

【課題】情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体を提供する。【解決手段】バッテリ交換機120と、管理サーバとが通信ネットワーク14を介して情報を送受するバッテリ管理システム100において、電動バイク30は、モバイルバッテリ20である蓄電部と、蓄電部に蓄積される電力を利用して推進力を発生させる推進力発生部であるモータと、情報処理装置であるECUと、を有する。ECUは、移動体の積載重量を取得する重量取得部と、移動体の推進力発生部における電力消費効率を取得する効率取得部と、重量取得部が取得した積載重量及び効率取得部が取得した電力消費効率に基づいて、移動体の移動状態を評価する評価部と、を備える。評価部は、移動体の使用態様を示す使用状態を評価する使用状態評価部と、使用状態評価部の評価結果に基づいて、移動体の使用履歴を評価する使用履歴評価部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体に関する。
特許文献1には、着脱式バッテリの使用履歴情報を用いて劣化度を評価し、劣化度に基づいて課金額の算定方法を決定する電力課金システムが開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 国際公開第2019/065386号公報
本発明の第1の態様においては、情報処理装置が提供される。上記の情報処理装置は、例えば、移動体の積載重量を取得する重量取得部を備える。上記の情報処理装置において、移動体は、例えば、電力を利用して推進力を発生させる推進力発生部を備える。移動体は、蓄電部と、当該蓄電部に蓄積される電力を利用して推進力を発生させる推進力発生部とを備えてもよい。上記の情報処理装置は、例えば、移動体の推進力発生部における電力消費効率を取得する効率取得部を備える。上記の情報処理装置は、例えば、重量取得部が取得した積載重量及び効率取得部が取得した電力消費効率に基づいて、移動体の移動状態を評価する評価部を備える。
上記の情報処理装置において、評価部は、移動体の使用態様を示す使用状態を評価する使用状態評価部を有してよい。評価部は、使用状態評価部の評価結果に基づいて、移動体の使用履歴を評価する使用履歴評価部を有してよい。
上記の何れかの情報処理装置において、使用状態評価部は、移動体の主電源がオン状態になってからオフ状態になるまでの期間である稼働期間において、単位時間ごとに移動体の使用状態を評価してよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用履歴評価部は、稼働期間ごとに、移動体の使用履歴を評価してよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用状態評価部は、移動体の主電源がオン状態になった後、移動体が移動を開始する前に、使用状態の評価結果の出力を開始してよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用履歴評価部は、移動体が移動を開始した後、使用履歴の評価結果の出力を開始してよい。
上記の何れかの情報処理装置において、使用状態評価部は、積載重量が予め定められた第1条件に合致しない場合、使用状態が第1使用状態であると評価してよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用状態評価部は、積載重量が第1条件に合致し、且つ、電力消費効率が予め定められた第2条件に合致しない場合、使用状態が第2使用状態であると評価してよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用状態評価部は、積載重量が第1条件に合致し、且つ、電力消費効率が第2条件に合致する場合、使用状態が第3使用状態であると評価してよい。上記の何れかの情報処理装置は、推進力発生部の温度を取得する温度取得部を備えてよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用状態評価部は、積載重量が第1条件に合致し、電力消費効率が第2条件に合致し、且つ、温度取得部が取得した温度が予め定められた第3条件に合致する場合、使用状態が第4使用状態であると評価してよい。上記の何れかの情報処理装置において、使用履歴評価部は、稼働期間における使用状態評価部の評価結果により示される各使用状態の出現回数又は各使用状態の出現頻度に基づいて、移動体の使用履歴を評価してよい。
上記の何れかの情報処理装置は、移動体の使用者、所有者、又は、管理者である使用者等に対して、移動体の使用の対価、蓄電部の使用の対価及び移動体が消費した電力の対価の少なくとも1つを請求するための情報を、評価部の評価結果に基づいて生成する対価情報生成部を備えてよい。上記の何れかの情報処理装置は、移動体の乗員、又は、移動体の使用者、所有者若しくは管理者である使用者等に対して、移動体の使用状態を通知するための情報を、評価部の評価結果に基づいて生成する通知情報生成部を備えてよい。
上記の何れかの情報処理装置において、移動体は、車輪又は無限軌道を有する車両であってよい。上記の何れかの情報処理装置において、推進力発生部は、車輪又は無限軌道を駆動する電動機を含んでよい。上記の何れかの情報処理装置において、効率取得部は、電動機の回転状態を示す状態量である回転状態量と、電動機が発生させる動力の大きさを示す発生動力量とに基づいて、電力消費効率を取得してよい。
上記の何れかの情報処理装置において、蓄電部は、移動体に対して着脱可能に構成されてよい。上記の何れかの情報処理装置において、蓄電部は、重量取得部が取得した積載重量及び効率取得部が取得した電力消費効率を記憶する記憶部を有してよい。上記の何れかの情報処理装置において、蓄電部は、保管装置に保管される他の蓄電部と交換可能に構成されてよい。上記の何れかの情報処理装置において、保管装置は、移動体から取り外された蓄電部を受領したときに、蓄電部の記憶部に記憶されている積載重量及び電力消費効率を読み出す読出部を備えてよい。上記の何れかの情報処理装置において、保管装置は、読出部が読み出した積載重量及び電力消費効率を、該保管装置と通信可能に配される外部装置に送信する送信部を備えてよい。
本発明の第2の態様においては、情報処理方法が提供される。上記の情報処理方法は、例えば、移動体の積載重量を取得する段階を有する。上記の情報処理装置において、移動体は、例えば、電力を利用して推進力を発生させる推進力発生装置を備える。移動体は、蓄電部と、当該蓄電部に蓄積される電力を利用して推進力を発生させる推進力発生装置とを備えてもよい。上記の情報処理方法は、例えば、移動体の積載重量を取得する段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、移動体の推進力発生装置における電力消費効率を取得する段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、積載重量及び電力消費効率に基づいて、移動体の移動状態を評価する段階を有する。
本発明の第3の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムを格納するコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。上記のプログラムを記録したコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってもよく、コンピュータ可読記録媒体であってもよい。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の第1の態様に係る何れかの情報処理装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の第2の態様に係る何れかの情報処理方法を実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
バッテリ管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。 モバイルバッテリ20、電動バイク30の内部構成の一例を概略的に示す。 バッテリ交換機120の内部構成の一例を概略的に示す。 ECU276の内部構成の一例を概略的に示す。 バッテリ管理システム100における情報処理の一例を概略的に示す。 バッテリ管理システム100における情報処理の他の例を概略的に示す。 バッテリ管理システム100における情報処理の他の例を概略的に示す。 コンピュータ3000の内部構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
(バッテリ管理システム100の概要)
図1は、バッテリ管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、バッテリ管理システム100は、1又は複数の(1以上と称される場合がある。)モバイルバッテリ20を管理する。バッテリ管理システム100は、複数のモバイルバッテリ20の少なくとも一部を着脱可能(着脱自在、着脱容易などと称される場合もある。)に構成された1以上のバッテリ交換機120を管理してもよい。
上述されたとおり、本実施形態によれば、モバイルバッテリ20は、他の機器に着脱可能に構成される。例えば、モバイルバッテリ20は、他の機器に着脱自在に構成される。例えば、モバイルバッテリ20は、他の機器に着脱容易に構成される。
一実施形態において、モバイルバッテリ20は、モバイルバッテリ20が装着される機器を整備する整備員と比較して当該整備に関する知識の少ない一般利用者であっても、上記の機器にモバイルバッテリ20を自在に着脱することができるように構成される。モバイルバッテリ20は、例えば、一般利用者が、別途の工具又は特別な工具を用いることなく、上記の機器にモバイルバッテリ20を自在に着脱することができるように構成される。モバイルバッテリ20は、一般利用者が、モバイルバッテリ20又は上記の機器に据え付けられた工具を用いて、上記の機器にモバイルバッテリ20を自在に着脱することができるように構成される。
他の実施形態において、モバイルバッテリ20は、モバイルバッテリ20が上記の機器に着脱されるときに、ユニットとしての一体性を大きく損なうことがないように構成される。これにより、例えば、一般利用者又は整備員が上記の機器からモバイルバッテリ20を取り外すときにモバイルバッテリ20の分解作業が発生する場合であっても、一般利用者又は整備員は、上記の機器からモバイルバッテリ20を容易に取り外すことができる。例えば、一般利用者又は整備員が上記の機器にモバイルバッテリ20を取り付けるときにモバイルバッテリ20の組立作業が発生する場合であっても、一般利用者又は整備員は、上記の機器にモバイルバッテリ20を容易に取り付けることができる。
説明を簡単にすることを目的として、本実施形態においては、バッテリ管理システム100が、電動バイク30のユーザ40に、モバイルバッテリ20のシェアリングサービスを提供する場合を例として、バッテリ管理システム100の一例が説明される。モバイルバッテリ20のシェアリングサービスの概要は後述される。
本実施形態において、電動バイク30は、運送サービス用の三輪バイク(リキシャ、トゥクトゥクなどと称される場合がある。)であり、操縦者の他に、荷物、乗客などを搭載することができる。ユーザ40としては、電動バイク30の操縦者、電動バイク30の所有者、電動バイク30の管理者など(電動バイク30の使用者等と称される場合がある。)が例示される。ユーザ40は、自然人であってもよく、法人であってもよく、団体であってもよい。ユーザ40は、法人又は団体の経営者又は役員であってもよく、法人又は団体の従業員又は職員であってもよい。
モバイルバッテリ20のシェアリングサービスにおいて、当該サービスの対価を決定するための考慮要素は特に限定されない。一実施形態において、シェアリングサービスの対価は、モバイルバッテリ20の交換回数に応じて決定される。他の実施形態において、シェアリングサービスの対価は、ユーザ40がモバイルバッテリ20を利用したことによるモバイルバッテリ20の劣化の度合いに応じて決定される。他の実施形態において、シェアリングサービスの対価は、ユーザ40が利用した電力量に応じて決定される。他の実施形態において、シェアリングサービスの対価は、上記の考慮要素の組み合わせに基づいて決定される。
本実施形態において、バッテリ管理システム100は、1又は複数の(単に、1以上と称される場合がある。)バッテリ交換機120と、管理サーバ140とを備える。本実施形態において、バッテリ交換機120は、1以上の保管ユニット122と、通信ユニット126とを有する。本実施形態において、保管ユニット122は、1以上のスロット124を含む。本実施形態において、通信ユニット126は、通信インターフェース128を含む。本実施形態において、管理サーバ140は、交換機管理部142と、ユーザ管理部144と、格納部146とを有する。
本実施形態において、バッテリ管理システム100の各部は、電力系統12から受領した電力を消費して作動する。例えば、バッテリ交換機120は、電力系統12から受領した電力を利用して、スロット124に保管されているモバイルバッテリ20を充電する。
本実施形態において、バッテリ管理システム100の各部は、通信ネットワーク14を介して、互いに情報を送受することができる。1以上の保管ユニット122と、通信ユニット126とは、有線又は無線の通信回線(図示されていない。)を介して、互いに情報を送受することができる。
本実施形態において、バッテリ交換機120の保管ユニット122に配された1以上のスロット124のそれぞれは、1以上のモバイルバッテリ20を保管することができる。また、バッテリ交換機120の保管ユニット122に配された1以上のスロット124のそれぞれは、1以上のモバイルバッテリ20を充電することができる。
モバイルバッテリ20のシェアリングサービスに加入しているユーザ40は、例えば、通信端末42を利用して、バッテリ管理システム100にアクセスし、モバイルバッテリ20の貸し出しを要求する。ユーザ40は、モバイルバッテリ20の貸し出しを希望する日時及び場所、並びに、貸し出しを希望するモバイルバッテリ20の個数を指定して、モバイルバッテリ20の貸し出しを予約してもよい。通信端末42は、通信ネットワーク14を介してバッテリ管理システム100にアクセスしてもよく、バッテリ交換機120を介してバッテリ管理システム100にアクセスしてもよい。なお、ユーザ40は、バッテリ交換機120を操作して、モバイルバッテリ20の貸し出しを要求してもよい。
上記の要求が受け付けられると、ユーザ40は、バッテリ交換機120に収容されているモバイルバッテリ20を取り出すことができる(モバイルバッテリ20の払い出しと称される場合がある)。これにより、ユーザ40は、電動バイク30に装着されているモバイルバッテリ20と、バッテリ交換機120に収容されているモバイルバッテリ20とを交換することができる。
より具体的には、ユーザ40は、電動バイク30に装着されているモバイルバッテリ20を、電動バイク30から取り外す。ユーザ40は、電動バイク30から取り外されたモバイルバッテリ20を、バッテリ交換機120に返却する。ユーザ40がモバイルバッテリ20を返却すると、バッテリ交換機120は、バッテリ交換機120に収容されている充電済みのモバイルバッテリ20を払い出す。ユーザ40は、バッテリ交換機120から充電済みのモバイルバッテリ20を受け取り、当該充電済みのモバイルバッテリ20を電動バイク30に装着する。これにより、電動バイク30と、バッテリ交換機120との間で、モバイルバッテリ20が交換される。
(バッテリ管理システム100に関連する各部の概要)
本実施形態において、通信ネットワーク14は、情報を伝達する。通信ネットワーク14は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク14は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。
通信ネットワーク14は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、及び、NFCは、近距離無線通信の一例であってもよい。
本実施形態において、モバイルバッテリ20は、電気エネルギを蓄積する。モバイルバッテリ20は、電動バイク30に対して着脱可能(着脱自在、着脱容易などと称される場合もある。)に構成されてよい。モバイルバッテリ20は、バッテリ交換機120に対して着脱可能に構成されてよい。
本実施形態において、バッテリ管理システム100が管理する1以上のモバイルバッテリ20のそれぞれは、バッテリ交換機120に保管される他のモバイルバッテリ20と交換可能に構成される。これにより、ユーザ40は、電動バイク30に装着されているモバイルバッテリ20と、バッテリ交換機120に収容されているモバイルバッテリ20とを交換することができる。
一実施形態において、モバイルバッテリ20は、電動バイク30に装着され、電動バイク30に電力を供給する。上述されたとおり、モバイルバッテリ20は、電動バイク30に対して着脱可能に装着され得る。他の実施形態において、モバイルバッテリ20は、バッテリ交換機120に収容されている間に、バッテリ交換機120により充電される。
なお、モバイルバッテリ20は、バッテリ交換機120に収容されている間に、バッテリ交換機120に電力を供給してもよい。これにより、バッテリ交換機120は、バッテリ交換機120に収容されているモバイルバッテリ20の一部を、例えば、無停電電源装置(UPSと称される場合がある。)として利用することができる。
本実施形態において、電動バイク30は、モバイルバッテリ20を搭載する。電動バイク30は、複数のモバイルバッテリ20を搭載してもよい。上述されたとおり、電動バイク30は、ユーザ40がモバイルバッテリ20を着脱することができるように構成される。モバイルバッテリ20が電動バイク30に装着された状態において、(i)モバイルバッテリ20の全体が電動バイク30の内部に配されてもよく、(ii)モバイルバッテリ20の一部が電動バイク30の内部に配され、モバイルバッテリ20の他の部分が電動バイク30の外部に露出してもよい。
電動バイク30は、モバイルバッテリ20に蓄積された電力を利用する。電動バイク30は、モバイルバッテリ20から供給される電力を利用して電動バイク30の推進力を発生させる。例えば、電動バイク30は、モバイルバッテリ20から供給される電力を消費して走行する。
本実施形態において、通信端末42は、通信ネットワーク14を介して、バッテリ管理システム100の各部との間で情報を送受する。通信端末42は、ユーザ40がバッテリ管理システム100にアクセスする場合におけるユーザインタフェースとして機能してもよい。通信端末42は、バッテリ管理システム100によるユーザ認証処理に利用されてもよい。
通信端末42としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などが例示される。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。
本実施形態において、バッテリ交換機120は、モバイルバッテリ20を収容する。バッテリ交換機120は、複数のモバイルバッテリ20を収容してよい。これにより、バッテリ交換機120は、1以上のモバイルバッテリ20を保管することができる。本実施形態において、バッテリ交換機120は、1以上のモバイルバッテリ20の少なくとも1つを充電する。バッテリ交換機120は、モバイルバッテリ20の充電率又は電圧が予め定められた設定値になるまで、モバイルバッテリ20を充電してよい。
本実施形態において、バッテリ交換機120は、充電が完了したモバイルバッテリ20を、取出可能な状態にする(払い出すと称される場合がある)。バッテリ交換機120は、ユーザ40からの要求に応じて、当該要求に合致するモバイルバッテリ20を払い出してよい。バッテリ交換機120は、管理サーバ140から、払い出されるモバイルバッテリ20に関する条件である払出条件を示す情報を取得し、当該払出条件に合致するモバイルバッテリ20の中から、実際に払い出されるモバイルバッテリ20を決定してもよい。
なお、他の実施形態において、バッテリ交換機120は、複数のモバイルバッテリ20の少なくとも一部を放電させてよい。バッテリ交換機120は、モバイルバッテリ20の放電により出力された電力を利用してよい。例えば、バッテリ交換機120は、モバイルバッテリ20の放電により出力された電力を消費して稼働する。バッテリ交換機120は、一のモバイルバッテリ20の放電により出力された電力を消費して稼働する場合、他のモバイルバッテリ20の充電動作を停止又は中断してよい。この場合であっても、バッテリ交換機120は、モバイルバッテリ20の払い出し動作を継続してよい。
これにより、バッテリ交換機120は、バッテリ交換機120に収容されているモバイルバッテリ20の一部を、無停電電源装置として利用することができる。本実施形態に係るバッテリ交換機120によれば、例えば、電力系統12からバッテリ交換機120への電力供給に異常が生じた場合であっても、制御装置への電力供給が継続され得る。その結果、例えば、バッテリ交換機120によるモバイルバッテリ20の払い出しが継続され得る。そのため、バッテリ交換機120が、例えば、停電の発生頻度が比較的大きな地域に設置された場合であっても、安定してバッテリを交換することのできる環境が提供され得る。
上述されたとおり、バッテリ交換機120は、ユーザ40がモバイルバッテリ20を着脱することができるように構成される。バッテリ交換機120は、例えば、複数のモバイルバッテリ20が着脱可能に構成される。モバイルバッテリ20がバッテリ交換機120に装着された状態において、(i)モバイルバッテリ20の全体がバッテリ交換機120の内部に配されてもよく、(ii)モバイルバッテリ20の一部がバッテリ交換機120の内部に配され、モバイルバッテリ20の他の部分がバッテリ交換機120の外部に露出してもよい。
本実施形態において、保管ユニット122は、複数のスロット124を保持する。本実施形態において、保管ユニット122は、通信ユニット126とは別個独立に形成される。保管ユニット122は、通信ユニット126から離隔して設置されてもよく、通信ユニット126に当接して設置されてもよい。
本実施形態において、複数のスロット124のそれぞれは、1以上のモバイルバッテリ20を保管する。また、複数のスロット124のそれぞれは、1以上のモバイルバッテリ20の電気端子(図示されていない。)と電気的に接続される電気端子(図示されていない。)を備える。これにより、複数のスロット124のそれぞれは、各スロットに保管されているモバイルバッテリ20を充電したり、放電したりすることができる。
なお、「電気的に接続される」とは、2つの要素が物理的に直接接続される場合に限定されない。上記の2つの要素の間に、第三の要素が介在してもよい。また、上記の2つの要素が物理的に接続されている場合に限定されない。例えば、変圧器の入力巻線と出力巻線とは物理的には接続されていないが、電気的には接続されている。これにより、スロット124において、モバイルバッテリ20の有線での充放電だけでなく、モバイルバッテリ20の無線での充放電がサポートされ得る。
複数のスロット124のそれぞれは、1以上のモバイルバッテリ20の通信端子と通信可能に接続される通信端子を備えてもよい。スロット124の通信端子と、モバイルバッテリ20の通信端子との間の通信方式は、有線通信方式であってもよく、無線通信方式であってもよい。これにより、複数のスロット124のそれぞれは、各スロットに保管されているモバイルバッテリ20の記憶装置(図示されていない。)から情報を読み取ったり、当該記憶装置に情報を書き込んだりすることができる。
本実施形態において、通信ユニット126は、バッテリ交換機120における情報処理のうち、ユーザ40及び管理サーバ140の少なくとも一方が関わる情報処理を担当する。例えば、通信ユニット126は、ユーザ40及び管理サーバ140の少なくとも一方からの要求を受信し、当該要求に対して応答する。通信ユニット126は、ユーザ40及び管理サーバ140の少なくとも一方からの要求を処理するために保管ユニット122が必要と判断した場合に、保管ユニット122に対して指令(コマンドと称される場合がある。)を送信する。
通信ユニット126が、ユーザ40及び管理サーバ140の少なくとも一方からの要求を、保管ユニット122と協働することなく処理することができる場合、通信ユニット126は、保管ユニット122に対して指令を送信しなくてもよい。これにより、保管ユニット122における情報処理が簡略化される。通信ユニット126は、保管ユニット122と協働することなく、例えば、バッテリ交換機120の外部との通信制御処理、ユーザ40の認証処理、スロット124の選択処理などを実行することができる。
上述されたとおり、本実施形態において、通信ユニット126は、保管ユニット122とは別個独立に形成される。保管ユニット122は、通信ユニット126から離隔して設置されてもよく、通信ユニット126に当接して設置されてもよい。
通信インターフェース128は、バッテリ交換機120の外部の情報処理装置との間で通信可能に構成される。通信インターフェース128は、複数の通信方式に対応してよい。通信インターフェース128は、有線通信方式に対応していてもよく、無線通信方式に対応していてもよい。一実施形態において、通信インターフェース128は、ユーザ40が利用する通信端末42との間で情報を送受する。他の実施形態において、通信インターフェース128は、管理サーバ140との間で情報を送受する。
本実施形態において、管理サーバ140は、バッテリ交換機120の外部に配される。また、管理サーバ140は、通信ネットワーク14を介して、バッテリ交換機120の通信ユニット126との間で情報を送受することができる。
管理サーバ140は、バッテリ管理システム100を構成する1以上のバッテリ交換機120のそれぞれを管理する。管理サーバ140は、バッテリ管理システム100を構成する1以上のバッテリ交換機120のそれぞれを制御してもよい。
本実施形態において、管理サーバ140は、1以上のモバイルバッテリ20を管理する。例えば、管理サーバ140は、1以上のモバイルバッテリ20のそれぞれの状態を管理する。管理サーバ140は、1以上のモバイルバッテリ20のそれぞれの返却及び払い出しを管理してよい。管理サーバ140は、1以上のバッテリ交換機120の少なくとも1つに対して、モバイルバッテリ20を管理するための各種の要求を送信してよい。
本実施形態において、管理サーバ140は、1以上のバッテリ交換機120を管理する。例えば、管理サーバ140に配された交換機管理部142が、1以上のバッテリ交換機120のそれぞれを管理する。
本実施形態において、交換機管理部142は、1以上のバッテリ交換機120のそれぞれの状態を管理してもよい。バッテリ交換機120の状態としては、外部電力の供給状態、受け入れ可能なモバイルバッテリ20の個数、払い出し可能なモバイルバッテリ20の個数、無停電電源装置として利用可能なモバイルバッテリ20の有無、その個数又はその識別情報、上記のモバイルバッテリ20の充電状態などが例示される。交換機管理部142は、1以上のバッテリ交換機120の少なくとも1つに対して、バッテリ交換機120を管理するための各種の要求を送信してよい。
交換機管理部142は、1以上のバッテリ交換機120の少なくとも一部について、払出対象となるモバイルバッテリ20に関する条件である払出条件を決定してよい。払出条件としては、バッテリ交換機120に収容されている複数のモバイルバッテリ20のそれぞれの払い出しに関する優先順位、優先して払い出されるモバイルバッテリ20の識別情報、優先して払い出されるモバイルバッテリ20の特徴などが例示される。交換機管理部142の詳細は後述される。
本実施形態において、ユーザ管理部144は、1以上のユーザ40のそれぞれに関する各種の情報を管理する。例えば、ユーザ管理部144は、1以上のユーザ40のそれぞれが利用したサービスの対価に関する情報を管理する。ユーザ管理部144は、1以上のユーザ40のそれぞれが利用したサービスの対価を算出するために用いられる各種の情報を収集してよい。サービスの対価は、電動バイク30の使用の対価であってもよく、電動バイク30が消費した電力の対価であってもよい。ユーザ管理部144は、1以上のユーザ40のそれぞれについて、上記の対価の額を算出してよい。ユーザ管理部144は、1以上のユーザ40のそれぞれに対して、上記の対価を請求するための情報を送付又は送信してよい。
本実施形態において、格納部146は、各種の情報を格納する。一実施形態において、格納部146は、管理サーバ140における情報処理に用いられる各種の情報を格納する。他の実施形態において、格納部146は、管理サーバ140における情報処理において生成された各種の情報を格納する。
一実施形態において、格納部146は、バッテリ交換機120の需要を推定するための情報処理方法において用いられる情報を格納する。他の実施形態において、格納部146は、バッテリ交換機120の供給を推定するための情報処理方法において用いられる情報を格納する。他の実施形態において、格納部146は、運送サービスの需要を推定するための情報処理方法において用いられる情報を格納する。
(バッテリ管理システム100の各部の具体的な構成)
バッテリ管理システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエア及びソフトウエアにより実現されてもよい。バッテリ管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。バッテリ管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想サーバ上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。バッテリ管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。バッテリ管理システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してもよい。
バッテリ管理システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の一般的な構成の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてよい。
上記の一般的な構成の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、上記のプログラムを記憶してよい。上記のプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該プログラムによって規定された動作を実行させる。上記のプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されていてもよい。上記のプログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
上記のプログラムは、コンピュータを、バッテリ管理システム100又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、バッテリ管理システム100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、データ処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置等に働きかけて、コンピュータをバッテリ管理システム100の各部として機能させたり、コンピュータにバッテリ管理システム100の各部における情報処理方法を実行させたりする。
上記のプログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、バッテリ管理システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。上記のプログラムが実行されることにより、コンピュータが、バッテリ管理システム100の各部の少なくとも一部として機能してもよい。上記のプログラムに記述された情報処理は、当該プログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該プログラムに関連するソフトウエアと、バッテリ管理システム100又はその一部の各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、上記の具体的手段が、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、当該使用目的に応じたバッテリ管理システム100が構築される。
上記のプログラムは、コンピュータを、モバイルバッテリ20又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、モバイルバッテリ20又はその一部における情報処理方法を実行させるためのプログラムであってよい。コンピュータを、バッテリ交換機120又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、バッテリ交換機120又はその一部における情報処理方法を実行させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータを、管理サーバ140又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、管理サーバ140又はその一部における情報処理方法を実行させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータ可読媒体に格納されてよい。上記のコンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読記録媒体であってよい。
上記の情報処理方法は、例えば、電力を利用して推進力を発生させる推進力発生装置を有する移動体の積載重量を取得する重量取得段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、移動体の推進力発生装置における電力消費効率を取得する効率取得段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、重量取得段階において取得された積載重量及び効率取得段階において取得された電力消費効率に基づいて、移動体の移動状態を評価する評価段階を有する。上記の情報処理方法は、モバイルバッテリ20に配されたコンピュータにより実行されてもよく、バッテリ交換機120に配されたコンピュータにより実行されてもよく、管理サーバ140に配されたコンピュータにより実行されてもよい。上記の3つのコンピュータの少なくとも2つが協働することにより、上記の情報処理方法が実行されてもよい。
モバイルバッテリ20は、蓄電部又は他の蓄電部の一例であってよい。電動バイク30に装着されているモバイルバッテリ20は、蓄電部及び他の蓄電部の一方の一例であってよい。バッテリ交換機120に収容されているモバイルバッテリ20は、蓄電部及び他の蓄電部の他方の一例であってよい。電動バイク30は、移動体又は車両の一例であってよい。電動バイク30の操縦者は、移動体の使用者又は乗員の一例であってよい。電動バイク30の乗客は、移動体の乗員の一例であってよい。ユーザ40は、電動バイク30の乗員又は使用者等の一例であってよい。バッテリ交換機120は、保管装置の一例であってよい。管理サーバ140は、外部装置の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、バッテリ管理システム100が、モバイルバッテリ20のシェアリングサービスを提供する場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100により提供されるサービスは、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ管理システム100は、モバイルバッテリ20のユーザ40に、モバイルバッテリ20の充電サービスを提供してよい。
本実施形態においては、バッテリ交換機120が、電力系統12から受領した電力を利用して作動する場合を例として、バッテリ交換機120の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ交換機120は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、例えば、バッテリ交換機120に配された1以上のスロット124のうちの少なくとも1つが双方向DC/DCコンバータを備えている場合、バッテリ交換機120は、バッテリ交換機120に保管されている1以上のモバイルバッテリ20のうちの少なくとも1つが放電した電力を利用して作動してよい。
本実施形態においては、バッテリ交換機120が、1以上の保管ユニット122と、単一の通信ユニット126とを備える場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ交換機120は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、バッテリ交換機120は、複数の保管ユニット122と、複数の通信ユニット126とを備えてよい。この場合、保管ユニット122の個数は、通信ユニット126の個数より多くてもよい。
本実施形態においては、自然人であるユーザ40が、バッテリ管理システム100を利用する場合を例として、バッテリ管理システム100の利用者の一例が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100の利用者は、自然人に限定されない。上記の利用者は、人以外の生物であってもよく、自律移動機械(ロボットと称される場合がある。)であってもよい。自律移動機械は、自律走行する車両であってもよく、自律飛行する飛行体であってもよく、自律航行する船舶であってもよく、歩行する人型又は動物型の機械であってもよい。
本実施形態においては、管理サーバ140が、1以上のバッテリ交換機120のそれぞれを管理するための情報処理を実行する場合を例として、バッテリ管理システム100の一例が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、管理サーバ140及びバッテリ交換機120が協働して、上記の情報処理を実行する。例えば、上記の管理サーバ140における情報処理の一部が、バッテリ交換機120により実行される。
本実施形態においては、電動バイク30が三輪バイクである場合を例として、バッテリ管理システム100の一例が説明された。しかしながら、電動バイク30は、上記のような三輪バイクに限定されない。他の実施形態において、電動バイク30は、二輪バイクであってもよく、自律走行電動バイク又は遠隔操縦電動バイクであってもよい。
本実施形態においては、車輪32を備える電動バイク30が、モバイルバッテリ20の出力した電力を利用して移動する場合を例として、バッテリ管理システム100の一例が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、モバイルバッテリ20は、任意の移動体に対して、着脱可能に構成される。上記の移動体は、モバイルバッテリ20が出力した電力を利用して移動可能に構成されていればよく、その種類は特に限定されない。移動体は、車輪32の代わりに又は車輪32とともに、無限軌道を備えてもよい。
移動体としては、自動車、自動二輪車、動力ユニットを有する立ち乗り用の乗り物、船舶、飛行体などが例示すされる。自動車としては、電気自動車、ハイブリッド自動車、小型コミュータ、電動カートなどが例示される。自動二輪車としては、バイク、三輪バイク、電動自転車などが例示される。船舶としては、船、ホバークラフト、水上バイク、潜水艦、潜水艇、水中スクータなどが例示される。飛行体としては、飛行機、飛行船又は風船、気球、ヘリコプター、ドローンなどが例示される。
本実施形態においては、管理サーバ140が、1以上のモバイルバッテリ20及び1以上のバッテリ交換機120を管理する場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、1以上のバッテリ交換機120の少なくとも1つが、上述された管理サーバ140の機能の少なくとも一部を有してよい。例えば、特定のバッテリ交換機120が、1以上のモバイルバッテリ20及び他のバッテリ交換機120を管理する。この場合、バッテリ管理システム100は、管理サーバ140を備えてもよく、管理サーバ140を備えなくてもよい。
図2は、モバイルバッテリ20及び電動バイク30の内部構成の一例を概略的に示す。図2は、モバイルバッテリ20が電動バイク30に装着された状態における、モバイルバッテリ20及び電動バイク30の内部構造の一例を示す。
図2に示されるとおり、本実施形態において、モバイルバッテリ20は、電力コネクタ212と、通信コネクタ214と、蓄電部220と、制御部230と、センス部240と、格納部250とを備える。また、本実施形態において、電動バイク30は、バッテリ収容部260と、電力コネクタ262と、通信コネクタ264と、電力配線266と、信号配線268と、BMS274と、ECU276と、電力制御回路272と、モータ280と、センス部290と、情報出力部292とを備える。
本実施形態において、電力コネクタ212は、スロット124又は電動バイク30との間で電力を送受するための電気端子を含む。本実施形態において、通信コネクタ214は、スロット124又は電動バイク30との間で情報を送受するための通信端子を含む。本実施形態において、蓄電部220は、電力を蓄積する蓄電セルを含む。
本実施形態において、制御部230は、モバイルバッテリ20の動作を制御する。制御部230は、モバイルバッテリ20の状態を管理してよい。例えば、制御部230は、センス部240に配された各種の計測機器の出力を示す情報を取得することで、モバイルバッテリ20の状態を管理する。
一実施形態において、制御部230は、モバイルバッテリ20及び電動バイク30が電気的に接続された状態における、モバイルバッテリ20の電力消費の状態を管理する。上述されたとおり、例えば、制御部230は、センス部240に配された各種の計測機器の出力に基づいて、モバイルバッテリ20の電力消費の状態を管理する。制御部230は、モバイルバッテリ20の電力消費に関連する情報(消費履歴情報と称される場合がある。)を、格納部250に格納してよい。制御部230は、時刻を示す情報と、当該時刻における消費履歴情報とを対応づけて、格納部250に格納してよい。消費履歴情報としては、モバイルバッテリ20が出力した電力[kW]、モバイルバッテリ20が出力した電力量[kWh]、モバイルバッテリ20のSOC[%]、モバイルバッテリ20の残容量[Ah]、モバイルバッテリ20の電費[kWh/km]などが例示される。
他の実施形態において、制御部230は、モバイルバッテリ20及びバッテリ交換機120が電気的に接続された状態における、モバイルバッテリ20の充電の状態を管理する。上述されたとおり、例えば、制御部230は、センス部240に配された各種の計測機器の出力に基づいて、モバイルバッテリ20の充電の状態を管理する。制御部230は、モバイルバッテリ20の充電に関連する情報(充電履歴情報と称される場合がある。)を、格納部250に格納してよい。制御部230は、時刻を示す情報と、当該時刻における充電履歴情報とを対応づけて、格納部250に格納してよい。充電履歴情報としては、モバイルバッテリ20に入力された電力[kW]、モバイルバッテリ20に入力された電力量[kWh]、モバイルバッテリ20のSOC[%]、モバイルバッテリ20の残容量[Ah]などが例示される。
制御部230は、モバイルバッテリ20が電動バイク30に装着されたときに、電動バイク30との間で情報を送受してよい。例えば、制御部230は、モバイルバッテリ20及び電動バイク30が電気的に接続された状態における、電動バイク30の移動に関連する情報(移動履歴情報と称される場合がある。)を、電動バイク30のBMS274から取得する。制御部230は、上記の電動バイク30の識別情報を取得してもよい。
制御部230は、電動バイク30の移動履歴情報を、格納部250に格納してよい。制御部230は、時刻を示す情報と、当該時刻における移動履歴情報とを対応づけて、格納部250に格納してよい。制御部230は、これらの情報を、電動バイク30の識別情報と対応付けて格納部250に格納してよい。移動履歴情報としては、(i)電動バイク30の地理的位置又は地理的範囲、(ii)電動バイク30の速度、加速度、角加速度、進行方向、移動距離及び移動時間の少なくとも1つ、(iii)ユーザ40による操作の種類及び操作量の少なくとも一方などが例示される。
制御部230は、モバイルバッテリ20がバッテリ交換機120のスロット124に保管されたときに、上記のバッテリ交換機120との間で情報を送受してもよい。例えば、制御部230は、格納部250に格納されている消費履歴情報、充電履歴情報、及び、移動履歴情報の少なくとも1つを、バッテリ交換機120に送出する。制御部230は、格納部250に格納されている消費履歴情報、充電履歴情報、及び、移動履歴情報の少なくとも1つと、モバイルバッテリ20の識別情報とを対応付けて、バッテリ交換機120に送出してよい。制御部230が、格納部250に格納されている特定の情報をバッテリ交換機120に送出した後、制御部230は、当該特定の情報を削除してもよい。
例えば、制御部230は、モバイルバッテリ20及び電動バイク30が接続されていた期間における消費履歴情報及び移動履歴情報の少なくとも1つを、バッテリ交換機120に送出する。これにより、バッテリ交換機120は、モバイルバッテリ20及び電動バイク30が接続されていた期間における、モバイルバッテリ20又は電動バイク30に関する情報を取得することができる。
本実施形態において、センス部240は、モバイルバッテリ20の状態を示す情報を取得する。センス部240は、複数の種類のセンサを含んでよい。センス部240に含まれるセンサとしては、温度センサ、電圧センサ、電流センサなどが例示される。
センス部240は、各種のセンサの測定結果を示す情報を出力してよい。センス部240は、各種のセンサの測定結果により導出された物理量を示す情報を出力してもよい。センス部240は、予め定められた時間間隔で、上記の情報を出力してよい。例えば、センス部240は、(i)蓄電部220の入力電圧又は出力電圧の値、(ii)蓄電部220の入力電流又は出力電流の値、(iii)蓄電部220のSOC、(iv)蓄電部220の残容量、(v)蓄電部220が電動バイク30に装着されてから、蓄電部220が電動バイク30から取り外されるまでの間に、蓄電部220が出力した電力量の累積値、(vi)蓄電部220がバッテリ交換機120に装着されてから、蓄電部220がバッテリ交換機120から払い出されるまでの間に、蓄電部220に蓄積された電力量の累積値などを出力する。
格納部250は、モバイルバッテリ20に関する各種の情報を格納する。例えば、格納部250は、モバイルバッテリ20の識別情報を格納する。格納部250は、モバイルバッテリ20と電気的に接続された電動バイク30、バッテリ交換機120又はスロット124の識別情報を格納してもよい。格納部250は、モバイルバッテリ20と電気的に接続された電動バイク30、バッテリ交換機120又はスロット124の識別情報と、電気的な接続が検出された時刻を示す情報とを対応づけて格納してよい。格納部250は、消費履歴情報、充電履歴情報及び移動履歴情報の少なくとも1つを格納してよい。格納部250は、時刻を示す情報と、当該時刻における消費履歴情報、充電履歴情報及び移動履歴情報の少なくとも1つとを対応づけて格納してよい。
本実施形態において、格納部250は、ECU276が取得した各種の情報を記憶する。本実施形態において、格納部250は、ECU276における情報処理により生成された各種の情報を記憶する。これらの情報の詳細は後述される。
本実施形態において、バッテリ収容部260は、モバイルバッテリ20を収容する。バッテリ収容部260の内部には、電力コネクタ262及び通信コネクタ264が配される。バッテリ収容部260は、単一のモバイルバッテリ20を収容可能に構成されてもよく、複数のモバイルバッテリ20を収容可能に構成されてもよい。バッテリ収容部260が複数のモバイルバッテリ20を収容可能に構成される場合、バッテリ収容部260の内部には、収容可能なモバイルバッテリ20の個数に応じた個数の電力コネクタ262及び通信コネクタ264が配されてよい。
本実施形態において、電力コネクタ262は、モバイルバッテリ20の電力コネクタ212と電気的に接続される。電力コネクタ262及びモバイルバッテリ20の間の給電方式は、有線給電方式であってもよく、無線給電方式であってもよい。電力コネクタ262は、例えば、モバイルバッテリ20から供給される電力を受領する。電力コネクタ262は、電動バイク30で発生した電力(例えば、回生電力である。)を、モバイルバッテリ20に供給してもよい。
本実施形態において、通信コネクタ264は、モバイルバッテリ20の通信コネクタ214と通信可能に接続される。通信コネクタ264及びモバイルバッテリ20の間の通信方式は、有線通信方式であってもよく、無線通信方式であってもよい。これにより、電動バイク30と、モバイルバッテリ20との間で、各種の情報が送受され得る。
本実施形態において、電力配線266は、電力コネクタ262を介してモバイルバッテリ20から電力を受領し、当該電力を電動バイク30の各部に供給する。電力コネクタ262から電力配線266に供給される電力、電圧及び電流の少なくとも1つは、電力制御回路272により調整されてよい。電力配線266は、モータ280で発生した回生電力を受領し、電力コネクタ262を介して当該電力をモバイルバッテリ20に供給してもよい。
本実施形態において、信号配線268は、電動バイク30の各部の間で情報を伝達する。信号配線268は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。
本実施形態において、BMS274は、電動バイク30に装着されたモバイルバッテリ20を管理するためのバッテリ管理システムであってよい。BMS274は、通信コネクタ264を介して、モバイルバッテリ20を制御してよい。例えば、BMS274は、モバイルバッテリ20を制御して、モバイルバッテリ20から電動バイク30への電力供給を制御してよい。BMS274は、モバイルバッテリ20の出力電力、出力電力量、出力電圧、及び、出力電流の少なくとも1つの大きさを制御するための制御信号を、モバイルバッテリ20に送信してよい。なお、他の実施形態において、BMS274は、電力制御回路272の動作を制御して、モバイルバッテリ20から電動バイク30への電力供給を制御してもよい。
BMS274は、通信コネクタ264を介して、モバイルバッテリ20の状態を監視してよい。例えば、BMS274は、モバイルバッテリ20の状態を示す情報を取得する。BMS274は、上記のモバイルバッテリ20の状態を示す情報を、信号配線268を介して、ECU276に送信してよい。
本実施形態において、ECU276は、電動バイク30の動作を制御するための電子制御ユニットであってよい。例えば、ECU276は、BMS274を制御して、モバイルバッテリ20から電動バイク30への電力供給を制御してよい。ECU276は、電力制御回路272を制御して、モバイルバッテリ20からモータ280への電力供給を制御してもよい。ECU276の詳細は後述される。
本実施形態において、電力制御回路272は、モバイルバッテリ20から電力配線266への電力供給を制御する。電力制御回路272は、例えば、BMS274からの指示に基づいて、モバイルバッテリ20から電力配線266への電力供給を制御してよい。電力制御回路272は、モバイルバッテリ20からモータ280への電力供給を制御してもよい。電力制御回路272は、例えば、ECU276からの指示に基づいて、モバイルバッテリ20からモータ280への電力供給を制御してよい。
本実施形態において、モータ280は、電力を利用して推進力を発生させる。例えば、モータ280は、モバイルバッテリ20から供給された電力を消費して、電動バイク30を移動させる。より具体的には、本実施形態において、モータ280は、モバイルバッテリ20から供給された電力を消費して車輪32を駆動し、電動バイク30を移動させる。
本実施形態において、センス部290は、電動バイク30の状態を示す情報を取得する。センス部290は、複数の種類のセンサを含んでよい。センス部290に含まれるセンサとしては、GPS信号受信機、自己位置推定装置、速度センサ、加速度センサ、角加速度センサ(ジャイロセンサと称される場合がある)、方位計、走行距離計、重量計、電費計、トルクセンサ、外気温センサ、モータ280に関する各種のセンサなどが例示される。モータ280に関する各種のセンサとしては、温度センサ、回転数センサ、トルクセンサ、動力センサ、電流センサ、電圧センサなどが例示される。
センス部290は、各種のセンサの測定結果を示す情報を出力してよい。センス部240は、各種のセンサの測定結果により導出された物理量を示す情報を出力してもよい。センス部240は、予め定められた時間間隔で、上記の情報を出力してよい。センス部290は、上記の情報を、例えば、BMS274又はECU276に出力する。これにより、BMS274は、上記の情報をモバイルバッテリ20に出力することができる。
本実施形態において、情報出力部292は、電動バイク30のユーザ40に各種の情報を出力する。情報出力部292は、例えば、ECU276が出力した情報を電動バイク30のユーザ40に提示する。情報出力部292としては、ディスプレイ、プロジェクタなどの画像出力装置、スピーカなどの音声出力装置、メータ、パネルなどに配された警告灯又は表示灯などが例示される。
格納部250は、記憶部の一例であってよい。モータ280は、推進力発生部又は電動部の一例であってよい。
図3は、バッテリ交換機120の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、バッテリ交換機120は、1以上の保管ユニット122と、通信ユニット126と、通信線310と、無停電電源装置312と、ルータ314とを備える。本実施形態において、1以上の保管ユニット122のそれぞれは、筐体320と、搭載機器330とを有する。本実施形態において、搭載機器330は、1以上のスロット124と、情報取得部332と、設定格納部334と、制御部336とを含む。本実施形態において、通信ユニット126は、筐体360と、搭載機器370とを有する。本実施形態において、搭載機器370は、通信インターフェース128と、ユーザインターフェース372と、ユーザ識別部374と、制御部376とを含む。
本実施形態において、通信線310は、1以上の保管ユニット122のそれぞれと、通信ユニット126とを互いに接続する。本実施形態において、無停電電源装置312は、電力系統12及び通信ユニット126の間に配される。無停電電源装置312は、例えば、電力系統12からの電力供給に異常が生じた場合に、通信ユニット126に電力を供給する。本実施形態において、ルータ314は、通信ユニット126と、通信ネットワーク14との間の通信を中継したり、転送したりする。
本実施形態において、筐体320は、搭載機器330を保持する。筐体320の形状及び材質は特に限定されない。筐体320は、箱型の形状を有してもよく、板状の形状を有してもよく、枠状の形状を有してもよい。
本実施形態において、搭載機器330は、筐体320に搭載される。搭載機器330の搭載態様は特に限定されない。搭載機器330は、筐体320の内部に収容されてもよく、筐体320の表面に実装されてもよい。
本実施形態において、情報取得部332は、スロット124に保管されてるモバイルバッテリ20に関する各種の情報を取得する。例えば、情報取得部332は、スロット124に保管されてるモバイルバッテリ20の格納部250にアクセスして、格納部250に格納されている各種の情報を読み取る。格納部250に格納されている各種の情報としては、モバイルバッテリ20の識別情報、消費履歴情報、充電履歴情報、移動履歴情報などが例示される。格納部250に格納されている他の情報としては、過去にモバイルバッテリ20が電気的に接続された電動バイク30又はバッテリ交換機120の識別情報が例示される。
本実施形態において、情報取得部332は、スロット124が、電動バイク30から取り外されたモバイルバッテリ20を受領したときに、モバイルバッテリ20の格納部250に記憶されている特定の情報を読み出す。情報取得部332は、制御部336及び/又は制御部376からの命令に従って、上記の特定の情報を読みだしてよい。情報取得部332は、モバイルバッテリ20の格納部250から読み出された情報を、管理サーバ140に送信してもよい。例えば、情報取得部332は、モバイルバッテリ20の格納部250から読み出された情報を、制御部336を介して通信ユニット126に送信する。通信ユニット126は、情報取得部332が送信した情報を管理サーバ140に送信する。
本実施形態において、設定格納部334は、保管ユニット122に関する各種の設定を格納する。設定格納部334は、物理スイッチを有してもよく、メモリ、ハードディスクなどの任意の種類の記憶媒体を有してもよい。上記の設定は、(i)物理スイッチのON/OFFにより示されてもよく、(ii)電子データとして記憶媒体に記憶されてもよい。上記の設定としては、保管ユニット122のIDに関する設定、保管ユニット122の設置位置に関する設定、保管ユニット122における各種動作の実行の可否に関する設定などが例示される。
本実施形態において、制御部336は、保管ユニット122の動作を制御する。上記の動作としては、スロット124に対するモバイルバッテリ20の装着又は離脱、モバイルバッテリ20の充電又は放電などが例示される。
一実施形態において、制御部336は、スロット124に対するモバイルバッテリ20の装着又は離脱を制御する。上記の制御としては、スロット124に配されたシャッタ(図示されていない。)のロック制御、スロット124に配された抜去阻止部材(図示されていない。)の制御、スロット124に配されたモバイルバッテリ20を拘束するための機構(図示されていない。)の制御、スロット124に配された可動式コネクタ(図示されていない。)の制御などが例示される。可動式コネクタは、機械式のコネクタであってもよく、電動コネクタであってもよい。
他の実施形態において、制御部336は、スロット124に保管されたモバイルバッテリ20の充電又は放電を制御する。上記の制御としては、電気端子の接続確認、充電電圧の調整、充電電流の調整、放電電圧の調整、放電電流の調整などが例示される。これにより、電気端子を介したモバイルバッテリ20の充電又は放電が制御され得る。
また、本実施形態において、制御部336は、バッテリ交換機120に配された1以上のスロット124のそれぞれに保管されてるモバイルバッテリ20との間で情報を送受する。例えば、制御部336は、スロット124に装着されているモバイルバッテリ20の格納部250に格納されている各種の情報を取得する。具体的には、制御部336は、スロット124がモバイルバッテリ20を受領したときに、情報取得部332を制御して、モバイルバッテリ20の格納部250に格納されている各種の情報を読み取る。
制御部336は、モバイルバッテリ20の格納部250から取得した情報の少なくとも一部を、制御部376に出力してよい。例えば、制御部336は、モバイルバッテリ20の識別情報と、当該識別情報により識別されるモバイルバッテリ20の消費履歴情報、充電履歴情報及び移動履歴情報の少なくとも1つとを、制御部376に出力する。制御部336は、過去にモバイルバッテリ20が電気的に接続された電動バイク30又はバッテリ交換機120の識別情報をさらに出力してもよい。
本実施形態において、筐体360は、搭載機器370を保持する。筐体360の形状及び材質は特に限定されない。筐体360は、箱型の形状を有してもよく、板状の形状を有してもよく、枠状の形状を有してもよい。
本実施形態において、搭載機器370は、筐体360に搭載される。搭載機器370の搭載態様は特に限定されない。搭載機器370は、筐体360の内部に収容されてもよく、筐体360の表面に実装されてもよい。
本実施形態において、ユーザインターフェース372は、バッテリ交換機120を利用するユーザ40に各種の情報を提供する。また、ユーザインターフェース372は、バッテリ交換機120を利用するユーザ40からの入力を受け付ける。ユーザインターフェース372としては、ディスプレイ、スピーカ、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、マイク、カメラ、音声入力システム、ジェスチャ入力システムなどが例示される。
本実施形態において、ユーザ識別部374は、バッテリ交換機120を利用するユーザ40を識別する。ユーザ40の識別手法は、公知の手法が採用され得る。例えば、ユーザ識別部374は、ユーザ40の画像を解析してユーザ40の認証処理を実行することで、ユーザ40を識別する。ユーザ識別部374は、ユーザ40が所持するIDカードを利用してユーザ40の認証処理を実行することで、ユーザ40を識別してもよい。ユーザ識別部374は、ユーザ40が所持する通信端末42を利用してユーザ40の認証処理を実行することで、ユーザ40を識別してもよい。
本実施形態において、制御部376は、バッテリ交換機120の全体の動作を制御する。一実施形態において、制御部376は、通信ユニット126の動作を制御する。他の実施形態において、制御部376は、バッテリ交換機120に配された1以上の保管ユニット122のそれぞれの動作を制御する。例えば、制御部376は、バッテリ交換機120に配された1以上の保管ユニット122のそれぞれが実行すべき処理を決定する。制御部376は、1以上の保管ユニット122のそれぞれに上記の処理を実行させるための命令を生成する。制御部376は、1以上の保管ユニット122のそれぞれに対して、上記の命令を送信する。
例えば、制御部376は、1以上の保管ユニット122の少なくとも1つにモバイルバッテリ20が返却されるときに、返却されるモバイルバッテリ20の格納部250に格納されている特定の情報を取得することを、モバイルバッテリ20を受領する保管ユニット122に命じる。上記の特定の情報としては、上述されたとおり、(i)モバイルバッテリ20の識別情報、(ii)モバイルバッテリ20の消費履歴情報、充電履歴情報及び移動履歴情報の少なくとも1つ、(iii)過去にモバイルバッテリ20が電気的に接続された電動バイク30又はバッテリ交換機120の識別情報などが例示される。
制御部376は、モバイルバッテリ20を受領した保管ユニット122の制御部336から、制御部336が格納部250から読み取った情報を取得する。制御部376は、制御部336が格納部250から読み取った情報を、通信インターフェース128を介して、管理サーバ140に送信してよい。
情報取得部332は、読出部又は送信部の一例であってよい。制御部336は、読出部又は送信部の一例であってよい。制御部376は、読出部又は送信部の一例であってよい。
図4は、ECU276の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、ECU276は、重量取得部422と、効率取得部424と、温度取得部426と、評価部430と、対価情報生成部442と、通知情報生成部444とを備える。本実施形態において、評価部430は、使用状態評価部432と、使用履歴評価部434とを有する。
本実施形態において、重量取得部422は、電動バイク30の積載重量を取得する。より具体的には、重量取得部422は、センス部290に配された重量計から、電動バイク30の積載重量を示す情報を取得する。
重量取得部422は、電動バイク30の積載重量を示す情報を評価部430に出力してよい。重量取得部422は、時刻を示す情報と、当該時刻における電動バイク30の積載重量を示す情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。上記の記憶装置は、電動バイク30に配されたメモリ又はストレージ(図示されていない。)であってもよく、モバイルバッテリ20の格納部250であってもよい。
電動バイク30のECU276が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合、重量取得部422は、電動バイク30の積載重量を示す情報を管理サーバ140に送信してもよい。重量取得部422は、時刻を示す情報と、当該時刻における電動バイク30の積載重量を示す情報とを対応付けて、管理サーバ140に送信してもよい。
本実施形態において、効率取得部424は、電動バイク30のモータ280における電力消費効率(モータ280の効率と称される場合がある。)を取得する。例えば、効率取得部424は、モータ280の回転状態を示す状態量である回転状態量と、モバイルバッテリ20が発生させる動力の大きさを示す発生動力量とを取得する。効率取得部424は、回転状態量及び発生動力量に基づいて、電力消費効率を導出する。これにより、効率取得部424は、電動バイク30のモータ280における電力消費効率を取得することができる。
より具体的には、効率取得部424は、例えば、センス部290に配された回転数センサ、トルクセンサ及び/又は動力センサから、モータ280の回転数、トルク及び/又は動力を示す情報を取得する。効率取得部424は、モータ280の効率マップを参照して、モータ280の回転数と、モータ280のトルクとに基づいて、モータ280の効率を導出してよい。
効率取得部424は、モータ280の効率を示す情報を評価部430に出力してよい。効率取得部424は、時刻を示す情報と、当該時刻におけるモータ280の効率を示す情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。上記の記憶装置は、電動バイク30に配されたメモリ又はストレージ(図示されていない。)であってもよく、モバイルバッテリ20の格納部250であってもよい。
電動バイク30のECU276が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合、効率取得部424は、モータ280の効率を示す情報を管理サーバ140に送信してもよい。効率取得部424は、時刻を示す情報と、当該時刻におけるモータ280の効率を示す情報とを対応付けて、管理サーバ140に送信してもよい。
本実施形態において、温度取得部426は、電動バイク30を構成する各種の部品(構成部品と称される場合がある。)の温度を取得する。温度取得部426は、例えば、モータ280の温度を取得する。温度取得部426は、モバイルバッテリ20の温度を取得してもよい。
より具体的には、温度取得部426は、センス部290に配された温度センサから、モータ280の温度を示す情報を取得する。温度取得部426は、センス部240に配された温度センサから、モバイルバッテリ20の温度を示す情報を取得する。
温度取得部426は、電動バイク30の構成部品の温度を示す情報(例えば、モータ280及び/又はモバイルバッテリ20の温度を示す情報である。)を、評価部430に出力してよい。温度取得部426は、時刻を示す情報と、当該時刻における上記の温度を示す情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。上記の記憶装置は、電動バイク30に配されたメモリ又はストレージ(図示されていない。)であってもよく、モバイルバッテリ20の格納部250であってもよい。
電動バイク30のECU276が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合、温度取得部426は、上記の温度を示す情報を管理サーバ140に送信してもよい。温度取得部426は、時刻を示す情報と、当該時刻における上記の温度を示す情報とを対応付けて、管理サーバ140に送信してもよい。
本実施形態において、評価部430は、電動バイク30の移動状態を評価する。電動バイク30の移動状態としては、電動バイク30の使用状態、電動バイク30の使用履歴などが例示される。
電動バイク30の使用状態は、ユーザ40による電動バイク30の使用態様を示す。使用態様としては、電動バイク30が環境に与える負荷が比較的小さな態様、当該負荷が比較的大きな態様、電動バイク30の劣化が比較的小さな態様、当該劣化が比較的大きな態様、電動バイク30に搭載されたモバイルバッテリ20の劣化が比較的小さな態様、当該劣化が比較的大きな態様、電動バイク30に搭載されている人又は物品の総重量が比較的小さな態様、当該総重量が比較的大きな態様などが例示される。
電動バイク30の使用履歴は、電動バイク30の主電源がオン状態になってからオフ状態になるまでの期間(稼働期間と称される場合がある。)において電動バイク30が使用された度合いを示す。電動バイク30の使用履歴は、例えば、稼働期間における電動バイク30の使用状態に基づいて決定される。
評価部430は、上記の評価結果を示す情報を、任意の記憶装置に格納してよい。評価部430は、時刻又は稼働期間を示す情報と、当該時刻又は稼働期間における上記の評価結果を示す情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。上記の記憶装置は、電動バイク30に配されたメモリ又はストレージ(図示されていない。)であってもよく、モバイルバッテリ20の格納部250であってもよい。
電動バイク30のECU276が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合、評価部430は、上記の評価結果を示す情報を管理サーバ140に送信してもよい。評価部430は、時刻又は稼働期間を示す情報と、当該時刻又は稼働期間における上記の評価結果を示す情報とを対応付けて、管理サーバ140に送信してもよい。
本実施形態において、使用状態評価部432は、電動バイク30の使用状態を評価する。使用状態評価部432は、例えば、1以上の稼働期間のそれぞれにおいて、単位時間ごとに電動バイク30の使用状態を評価する。使用状態評価部432は、電動バイク30の主電源がオン状態になった後、電動バイク30が移動を開始する前に、使用状態の評価結果の出力を開始してよい。これにより、例えば、ユーザ40が電動バイク30の移動を開始する前に、ユーザ40が電動バイク30の積載重量を確認することができる。
電動バイク30の積載重量が予め定められた第1条件に合致しない場合、使用状態評価部432は、電動バイク30の使用状態が第1使用状態であると評価してよい。第1条件としては、電動バイク30の積載重量が予め定められた値以下であるという条件、電動バイク30の積載重量が予め定められた値未満であるという条件などが例示される。
電動バイク30の積載重量が第1条件に合致し、且つ、電動バイク30のモータ280の効率が予め定められた第2条件に合致しない場合、使用状態評価部432は、電動バイク30の使用状態が第2使用状態であると評価してよい。第2使用状態は、第1使用状態と比較して良好な状態であってよい。第2条件としては、電動バイク30のモータ280の効率が予め定められた値より大きいという条件、電動バイク30のモータ280の効率が予め定められた値以上であるという条件などが例示される。
電動バイク30の積載重量が第1条件に合致し、且つ、電動バイク30のモータ280の効率が第2条件に合致する場合、使用状態評価部432は、電動バイク30の使用状態が第3使用状態であると評価してよい。第3使用状態は、第2使用状態と比較して良好な状態であってよい。
電動バイク30の積載重量が第1条件に合致し、電動バイク30のモータ280の効率が第2条件に合致し、且つ、モータ280及び/又はモバイルバッテリ20の温度が予め定められた第3条件に合致する場合、使用状態評価部432は、電動バイク30の使用状態が第4使用状態であると評価してよい。第4使用状態は、第3使用状態と比較して良好な状態であってよい。第3条件としては、(i)モータ280の温度が予め定められた第1数値範囲の範囲内であるという条件、(ii)モバイルバッテリ20の温度が予め定められた第2数値範囲の範囲内であるという条件、(iii)モータ280の温度が第1数値範囲の範囲内であり、且つ、モバイルバッテリ20の温度が第2数値範囲の範囲内であるという条件などが例示される。
本実施形態において、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴を評価する。使用履歴評価部434は、例えば、稼働期間ごとに、電動バイク30の使用履歴を評価する。使用履歴評価部434は、電動バイク30が移動を開始した後、使用履歴の評価結果の出力を開始してよい。電動バイク30の主電源がオン状態になった後、電動バイク30が移動を開始するまでの期間において、使用履歴評価部434は、使用履歴の評価結果を出力しなくてもよい。
例えば、使用履歴の評価結果が、電動バイク30に配されたディスプレイを介して電動バイク30の運転者に出力される場合、電動バイク30が移動を開始するまでの期間においては、運転者が当該ディスプレイを視認する頻度は比較的小さい。これに対して、電動バイク30が移動を開始すると、運転者は、電動バイク30の速度、電動バイク30の状態などを確認するために、上記のディスプレイに表示される情報を比較的頻繁に確認する。使用履歴評価部434が、電動バイク30が移動を開始するまでの期間において使用履歴の評価結果を出力しないことにより、例えば、各種の計算リソースが節約され得る。
使用履歴評価部434は、使用状態評価部432の評価結果に基づいて、電動バイク30の使用履歴を評価してよい。使用履歴評価部434は、例えば、各稼働期間における使用状態評価部432の評価結果により示される各状態の出現回数又は各状態の出現頻度に基づいて、各稼働期間における電動バイク30の使用履歴を評価する。使用履歴評価部434は、電動バイク30の移動速度が予め定められた条件に合致する場合における使用状態評価部432の評価結果に基づいて、電動バイク30の使用履歴を評価してもよい。
例えば、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴を複数の区分に分類する。第1区分は、稼働期間中におけるモバイルバッテリ20及び/又は電動バイク30の劣化の進行が非常に抑制されていることを示す区分であってよい。第2区分は、稼働期間中におけるモバイルバッテリ20及び/又は電動バイク30の劣化の進行が比較的抑制されていることを示す区分であってよい。第3区分は、稼働期間中におけるモバイルバッテリ20及び/又は電動バイク30の劣化の進行が標準的であることを示す区分であってよい。第4区分は、稼働期間中におけるモバイルバッテリ20及び/又は電動バイク30の劣化の進行が激しいことを示す区分であってよい。第5区分は、上記の第1区分から第4区分までの何れの区分にも合致しないことを示す区分であってよい。
電動バイク30の使用履歴は、例えば、上述されたサービスの対価の算出に利用される。例えば、上記の複数の区分のそれぞれについて、電力又は電動バイク30の使用量の単価が定められる。これにより、例えば、モバイルバッテリ20及び/又は電動バイク30の劣化の進行を抑制するように電動バイク30を使用しているユーザほど上記の対価が安くなるように、上記の対価が算定されうる。
例えば、稼働期間中における第4使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第1履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第1区分に分類する。稼働期間中における第4使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第1履歴条件に合致し、且つ、電動バイク30の移動速度が予め定められた値よりも小さい場合における第1使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第2履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第1区分に分類してもよい。
第1履歴条件は、第4使用状態の出現回数又は出現頻度が第1閾値よりも大きいという条件、第4使用状態の出現回数又は出現頻度が第1閾値以上であるという条件などが例示される。第2履歴条件は、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第2閾値よりも小さいという条件、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第2閾値以上であるという条件などが例示される。第1閾値及び第2閾値は、それぞれ独立して決定されてよい。
例えば、稼働期間中における第4使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第3履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第2区分に分類する。稼働期間中における第4使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第3履歴条件に合致し、稼働期間中における第3使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第4履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第2区分に分類してもよい。稼働期間中における第4使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第3履歴条件に合致し、稼働期間中における第3使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第4履歴条件に合致し、且つ、電動バイク30の移動速度が予め定められた値よりも小さい場合における第1使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第5履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第2区分に分類してもよい。
第3履歴条件は、第4使用状態の出現回数又は出現頻度が第3閾値よりも大きいという条件、第4使用状態の出現回数又は出現頻度が第3閾値以上であるという条件などが例示される。第3閾値は、第1閾値よりも小さな値であってよい。第4履歴条件は、第3使用状態の出現回数又は出現頻度が第4閾値よりも大きいという条件、第3使用状態の出現回数又は出現頻度が第4閾値以上であるという条件などが例示される。第5履歴条件は、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第5閾値よりも小さいという条件、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第5閾値以下であるという条件などが例示される。第5閾値は、第2閾値と同一であってもよく、第2閾値よりも大きな値であってもよい。第3閾値、第4閾値及び第5閾値は、それぞれ独立して決定されてよい。
例えば、稼働期間中における第3使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第6履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第3区分に分類する。稼働期間中における第3使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第6履歴条件に合致し、且つ、電動バイク30の移動速度が予め定められた値よりも小さい場合における第1使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第7履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第3区分に分類してもよい。
第6履歴条件は、第3使用状態の出現回数又は出現頻度が第6閾値よりも大きいという条件、第3使用状態の出現回数又は出現頻度が第6閾値以上であるという条件などが例示される。第6閾値は、第4閾値と同一であってもよく、第4閾値より小さな値であってもよい。第7履歴条件は、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第7閾値よりも小さいという条件、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第7閾値以下であるという条件などが例示される。第7閾値は、第5閾値と同一であってもよく、第5閾値より大きな値であってもよい。第6閾値及び第7閾値は、それぞれ独立して決定されてよい。
例えば、電動バイク30の移動速度が予め定められた値よりも小さい場合における第1使用状態の出現回数又は出現頻度が予め定められた第8履歴条件に合致する場合、使用履歴評価部434は、電動バイク30の使用履歴の評価を第4区分に分類してもよい。第8履歴条件は、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第8閾値よりも大きいという条件、第1使用状態の出現回数又は出現頻度が第8閾値以上であるという条件などが例示される。第8閾値は、第7閾値と同一であってもよく、第7閾値より大きな値であってもよい。
本実施形態において、対価情報生成部442は、電動バイク30のユーザ40に対して、電動バイク30の使用の対価、モバイルバッテリ20のの使用の対価及び電動バイク30が消費した電力の対価の少なくとも1つを請求するための情報(対価情報と称される場合がある。)を生成する。対価情報生成部442は、例えば、評価部430の評価結果に基づいて対価情報を生成する。対価情報は、ユーザ40及び/又は電動バイク30を識別するための識別情報を含んでもよい。
対価情報生成部442は、対価情報を任意の記憶装置に格納してよい。対価情報生成部442は、稼働期間を示す情報と、当該稼働期間における対価情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。上記の記憶装置は、電動バイク30に配されたメモリ又はストレージ(図示されていない。)であってもよく、モバイルバッテリ20の格納部250であってもよい。
電動バイク30のECU276が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合、対価情報生成部442は、対価情報を管理サーバ140に送信してもよい。評価部430は、稼働期間を示す情報と、当該稼働期間における対価情報とを対応付けて、管理サーバ140に送信してもよい。
本実施形態において、通知情報生成部444は、電動バイク30のユーザ40に対して、電動バイク30の使用状態を通知するための情報(通知情報と称される場合がある。)を生成する。通知情報生成部444は、例えば、評価部430の評価結果に基づいて通知情報を生成する。
通知情報生成部444は、情報出力部292に通知情報を出力し、当該通知情報をユーザ40に提示させる。上述されたとおり、使用状態評価部432は、稼働期間中、単位時間ごとに電動バイク30の使用状態を評価する。通知情報生成部444は、使用状態評価部432が電動バイク30の使用状態を評価するたびに、通知情報を情報出力部292に出力してよい。通知情報生成部444は、電動バイク30の使用状態が更新されるたびに、通知情報を情報出力部292に出力してよい。これにより、ユーザ40は、電動バイク30の使用状態を、ほぼリアルタイムに把握することができる。
モータ280の回転数は、回転状態量の一例であってよい。モバイルバッテリ20のトルク又は動力は、発生動力量の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、重量取得部422、効率取得部424、温度取得部426、評価部430、対価情報生成部442及び通知情報生成部444が、ECU276に配される場合を例として、バッテリ管理システム100の詳細が説明された。しかしながら、バッテリ管理システム100は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態によれば、重量取得部422、効率取得部424、温度取得部426、評価部430、対価情報生成部442及び通知情報生成部444の少なくとも1つが、モバイルバッテリ20、バッテリ交換機120及び管理サーバ140の少なくとも1つに配される。この場合、重量取得部422、効率取得部424、評価部430、対価情報生成部442及び通知情報生成部444のうち、異なる機器に配された構成要素は、例えば、通信ネットワーク14を介して情報を送受可能に構成される。
図5は、バッテリ管理システム100における情報処理の一例を概略的に示す。図5を用いて、モバイルバッテリ20及び電動バイク30が管理サーバ140と通信することができない場合における情報処理の一例が説明される。例えば、モバイルバッテリ20及び電動バイク30が無線通信機能を有していない場合、モバイルバッテリ20及び電動バイク30は、管理サーバ140と通信することができない。
本実施形態によれば、まず、ステップ510(ステップがSと表記される場合がある。)において、電動バイク30の主電源が投入される。例えば、ECU276が、ユーザ40からの指示を受け付け、当該指示に基づいて電動バイク30の主電源をオフ状態からオン状態にするための処理を実行する。
S510において電動バイク30の主電源が投入されると、S512において、モバイルバッテリ20が電動バイク30への電力の供給を開始する。また、モバイルバッテリ20の制御部230が、ECU276から電動バイク30の識別情報を取得する。制御部230は、ECU276からユーザ40の識別情報を取得してもよい。
次に、S514において、制御部230は、ECU276から電動バイク30の識別情報及び/又はユーザ40の識別情報を、格納部250に格納する。制御部230は、主電源が投入された時刻を示す情報を格納部250に格納してよい。制御部230は、稼働期間を示す情報と、主電源が投入された時刻を示す情報とを対応付けて格納部250に格納してもよい。
S510において電動バイク30の主電源が投入されると、S522において、ECU276の重量取得部422が、電動バイク30の積載重量(積載量と称される場合がある。)を取得する。重量取得部422は、電動バイク30の積載重量を示す情報をモバイルバッテリ20の格納部250に格納してよい。
同様に、S524において、ECU276の効率取得部424が、電動バイク30のモータ280の効率を取得する。効率取得部424は、モータ280の効率を示す情報をモバイルバッテリ20の格納部250に格納してよい。
次に、S526において、ECU276の評価部430が、電動バイク30の移動状態を評価する。評価部430は、評価結果として、例えば、上述された複数の使用状態のそれぞれについて、稼働期間中における各使用状態の出現回数又は出現頻度を算出する。評価部430は、評価結果として、上述された複数の使用状態のそれぞれについて、電動バイク30の移動状態が各使用状態に該当すると評価された期間の長さの累積値を算出してもよい。評価部430は、評価結果を示す情報をモバイルバッテリ20の格納部250に格納する。
また、S532において、ECU276の通知情報生成部444が、通知情報を生成する。通知情報生成部444は、通知情報を情報出力部292に出力する。情報出力部292は、通知情報を出力する。これにより、通知情報がユーザ40に提示される。
その後、ユーザ40が電動バイク30の使用を終えると、S540において、電動バイク30の主電源が遮断される。例えば、ECU276が、ユーザ40からの指示を受け付け、当該指示に基づいて電動バイク30の主電源をオン状態からオフ状態にするための処理を実行する。
上記の処理において、ECU276は、主電源が遮断された時刻を示す情報を格納部250に格納してよい。ECU276は、稼働期間を示す情報と、主電源が遮断された時刻を示す情報とを対応付けて格納部250に格納してもよい。また、対価情報生成部442は、対価情報を生成する。対価情報生成部442は、生成された対価情報を格納部250に格納する。
本実施形態においては、S540において電動バイク30の主電源を遮断するための処理が終了すると、ユーザ40は、電動バイク30に装着されているモバイルバッテリ20と、バッテリ交換機120に保管されているモバイルバッテリ20とを交換する。具体的には、S542において、ユーザ40が、電動バイク30からモバイルバッテリ20を取り外す。また、S550において、ユーザ40が、電動バイク30から取り外されたモバイルバッテリ20をバッテリ交換機120に保管する。
S550において、電動バイク30から取り外されたモバイルバッテリ20がバッテリ交換機120に保管されると、S552において、バッテリ交換機120の情報取得部332が、モバイルバッテリ20に格納されている特定の情報を読み出す。情報取得部332は、モバイルバッテリ20の格納部250に格納されている特定の情報を読み出した後、格納部250から当該情報を削除してよい。
例えば、情報取得部332は、モバイルバッテリ20の識別情報及び/又はユーザ40の識別情報と、モバイルバッテリ20が電動バイク30に装着されていた期間における1以上の稼働期間のそれぞれの識別情報と、各稼働期間における評価部430の評価結果を示す情報とを読み出す。情報取得部332は、モバイルバッテリ20の識別情報及び/又はユーザ40の識別情報と、モバイルバッテリ20が電動バイク30に装着されていた期間における対価情報とを読み出してもよい。
次に、S554において、バッテリ交換機120の制御部376が、情報取得部332が読み出した情報を管理サーバ140に送信する。例えば、バッテリ交換機120の制御部376は、情報取得部332が読み出した対価情報を管理サーバ140に送信する。
その後、S560において、管理サーバ140のユーザ管理部144が、ユーザ40に対価を請求するための処理を実行する。ユーザ管理部144は、例えば、バッテリ交換機120から取得したユーザ40の対価情報に基づいて、ユーザ40に対する請求書を発行する。
図6は、バッテリ管理システム100における情報処理の他の例を概略的に示す。図6を用いて、モバイルバッテリ20が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合における情報処理の一例が説明される。
本実施形態によれば、S542において、ユーザ40が、電動バイク30からモバイルバッテリ20を取り外すと、S654において、モバイルバッテリ20の制御部230が、モバイルバッテリ20の格納部250に格納されている特定の情報を管理サーバ140に送信する点で、図5に関連して説明された実施形態と相違する。上記の相違点を除き、図5に関連して説明される実施形態は、図5に関連して説明された実施形態と同様の構成を有してよい。
図7は、バッテリ管理システム100における情報処理の他の例を概略的に示す。図7を用いて、電動バイク30が管理サーバ140と通信可能に構成されている場合における情報処理の一例が説明される。
本実施形態においては、各ステップにおいて、ECU276がモバイルバッテリ20の格納部250に各種のデータを格納する代わりに、ECU276が当該データを管理サーバ140に送信する点で、図5に関連して説明された実施形態と相違する。本実施形態において、ECU276は、バッテリ20に関する各種のデータを取得し、当該データを管理サーバ140に送信してよい。上記の相違点を除き、図7に関連して説明される実施形態は、図5に関連して説明された実施形態と同様の構成を有してよい。
図8は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ3000の一例を示す。バッテリ管理システム100の少なくとも一部は、コンピュータ3000により実現されてよい。例えば、モバイルバッテリ20又はその一部がコンピュータ3000により実現される。バッテリ交換機120又はその一部がコンピュータ3000により実現されてもよい。管理サーバ140又はその一部が、コンピュータ3000により実現されてもよい。通信端末42又はその一部が、コンピュータ3000により実現されてもよい。
コンピュータ3000にインストールされたプログラムは、コンピュータ3000に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ3000に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ3000に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU3012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ3000は、CPU3012、RAM3014、GPU3016、及びディスプレイデバイス3018を含み、それらはホストコントローラ3010によって相互に接続されている。コンピュータ3000はまた、通信インタフェース3022、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ3020を介してホストコントローラ3010に接続されている。コンピュータはまた、ROM3030及びキーボード3042のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ3040を介して入出力コントローラ3020に接続されている。
CPU3012は、ROM3030及びRAM3014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。GPU3016は、RAM3014内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU3012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス3018上に表示されるようにする。
通信インタフェース3022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ3024は、コンピュータ3000内のCPU3012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ3026は、プログラム又はデータをDVD-ROM3001から読み取り、ハードディスクドライブ3024にRAM3014を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM3030はその中に、アクティブ化時にコンピュータ3000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ3000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ3040はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ3020に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM3001又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ3024、RAM3014、又はROM3030にインストールされ、CPU3012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ3000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ3000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ3000及び外部デバイス間で実行される場合、CPU3012は、RAM3014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース3022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース3022は、CPU3012の制御の下、RAM3014、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROM3001、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU3012は、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026(DVD-ROM3001)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM3014に読み取られるようにし、RAM3014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU3012は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU3012は、RAM3014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM3014に対しライトバックする。また、CPU3012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU3012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ3000上又はコンピュータ3000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ3000に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。また、各構成要素は、名称が同一で、参照符号が異なる他の構成要素と同様の特徴を有してもよい。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
12 電力系統
14 通信ネットワーク
20 モバイルバッテリ
30 電動バイク
32 車輪
40 ユーザ
42 通信端末
100 バッテリ管理システム
120 バッテリ交換機
122 保管ユニット
124 スロット
126 通信ユニット
128 通信インターフェース
140 管理サーバ
142 交換機管理部
144 ユーザ管理部
146 格納部
212 電力コネクタ
214 通信コネクタ
220 蓄電部
230 制御部
240 センス部
250 格納部
260 バッテリ収容部
262 電力コネクタ
264 通信コネクタ
266 電力配線
268 信号配線
272 電力制御回路
274 BMS
276 ECU
280 モータ
290 センス部
292 情報出力部
310 通信線
312 無停電電源装置
314 ルータ
320 筐体
330 搭載機器
332 情報取得部
334 設定格納部
336 制御部
360 筐体
370 搭載機器
372 ユーザインターフェース
374 ユーザ識別部
376 制御部
422 重量取得部
424 効率取得部
426 温度取得部
430 評価部
432 使用状態評価部
434 使用履歴評価部
442 対価情報生成部
444 通知情報生成部
3000 コンピュータ
3001 DVD-ROM
3010 ホストコントローラ
3012 CPU
3014 RAM
3016 GPU
3018 ディスプレイデバイス
3020 入出力コントローラ
3022 通信インタフェース
3024 ハードディスクドライブ
3026 DVD-ROMドライブ
3030 ROM
3040 入出力チップ
3042 キーボード

Claims (17)

  1. 蓄電部と、該蓄電部に蓄積される電力を利用して推進力を発生させる推進力発生部とを備える移動体の積載重量を取得する重量取得部と、
    前記移動体の前記推進力発生部における電力消費効率を取得する効率取得部と、
    前記重量取得部が取得した前記積載重量及び前記効率取得部が取得した前記電力消費効率に基づいて、前記移動体の移動状態を評価する評価部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記評価部は、
    前記移動体の使用態様を示す使用状態を評価する使用状態評価部と、
    前記使用状態評価部の評価結果に基づいて、前記移動体の使用履歴を評価する使用履歴評価部と、
    を有する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記使用状態評価部は、前記移動体の主電源がオン状態になってからオフ状態になるまでの期間である稼働期間において、単位時間ごとに前記移動体の前記使用状態を評価し、
    前記使用履歴評価部は、前記稼働期間ごとに、前記移動体の前記使用履歴を評価する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記使用状態評価部は、前記移動体の主電源がオン状態になった後、前記移動体が移動を開始する前に、前記使用状態の評価結果の出力を開始し、
    前記使用履歴評価部は、前記移動体が移動を開始した後、前記使用履歴の評価結果の出力を開始する、
    請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記使用状態評価部は、
    前記積載重量が予め定められた第1条件に合致しない場合、前記使用状態が第1使用状態であると評価し、
    前記積載重量が前記第1条件に合致し、且つ、前記電力消費効率が予め定められた第2条件に合致しない場合、前記使用状態が第2使用状態であると評価し、
    前記積載重量が前記第1条件に合致し、且つ、前記電力消費効率が前記第2条件に合致する場合、前記使用状態が第3使用状態であると評価する、
    請求項2から請求項4までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記推進力発生部の温度を取得する温度取得部をさらに備え、
    前記使用状態評価部は、前記積載重量が前記第1条件に合致し、前記電力消費効率が前記第2条件に合致し、且つ、前記温度取得部が取得した前記温度が予め定められた第3条件に合致する場合、前記使用状態が第4使用状態であると評価する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記使用履歴評価部は、稼働期間における前記使用状態評価部の前記評価結果により示される各使用状態の出現回数又は各使用状態の出現頻度に基づいて、前記移動体の前記使用履歴を評価する、
    請求項5又は請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記移動体の使用者、所有者、又は、管理者である使用者等に対して、前記移動体の使用の対価、前記蓄電部の使用の対価及び前記移動体が消費した電力の対価の少なくとも1つを請求するための情報を、前記評価部の評価結果に基づいて生成する対価情報生成部、
    をさらに備える、
    請求項1から請求項7までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記移動体の乗員、又は、前記移動体の使用者、所有者若しくは管理者である使用者等に対して、前記移動体の使用状態を通知するための情報を、前記評価部の評価結果に基づいて生成する通知情報生成部、
    をさらに備える、
    請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記移動体は、車輪又は無限軌道を有する車両であり、
    前記推進力発生部は、前記車輪又は前記無限軌道を駆動する電動機を含み、
    前記効率取得部は、前記電動機の回転状態を示す状態量である回転状態量と、前記電動機が発生させる動力の大きさを示す発生動力量とに基づいて、前記電力消費効率を取得する、
    請求項1から請求項9までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記蓄電部は、前記移動体に対して着脱可能に構成される、
    請求項1から請求項10までの何れか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記蓄電部は、前記重量取得部が取得した前記積載重量及び前記効率取得部が取得した前記電力消費効率を記憶する記憶部を有する、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記蓄電部は、保管装置に保管される他の蓄電部と交換可能に構成され、
    前記保管装置は、前記移動体から取り外された前記蓄電部を受領したときに、前記蓄電部の前記記憶部に記憶されている前記積載重量及び前記電力消費効率を読み出す読出部を備える、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記保管装置は、前記読出部が読み出した前記積載重量及び前記電力消費効率を、該保管装置と通信可能に配される外部装置に送信する送信部をさらに備える、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 蓄電部と、該蓄電部に蓄積される電力を利用して推進力を発生させる推進力発生装置とを備える移動体の積載重量を取得する段階と、
    前記移動体の前記推進力発生装置における電力消費効率を取得する段階と、
    前記積載重量及び前記電力消費効率に基づいて、前記移動体の移動状態を評価する段階と、
    を有する、情報処理方法。
  16. コンピュータに、請求項15に記載の情報処理方法を実行させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体。
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