WO2021038822A1 - インタフェース変換装置 - Google Patents

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Abstract

異なるインタフェースを有する装置を接続するためのインタフェース変換装置において、一方の装置から他方の装置へのデータの送受信を適切に実行可能とする。 インタフェース変換装置30は、第1インタフェース2に接続する第1送受信部12と、第2インタフェース4に接続する第2送受信部13と、第2送受信部13から送信されたデータを記憶するデータ記憶部33と、第2インタフェース4に適合したデータを第1インタフェース2に適合させる情報変換部11と、第1インタフェース2のデータの送信速度に係る情報を取得する第1情報取得部31と、第2インタフェース4のデータの送信速度に係る情報を取得する第2情報取得部32と、第1情報取得部31及び第2情報取得部32が取得した情報に基づいて、第2インタフェース4に係るデータ送信速度の最適速度を決定する送信速度管理部35とを備える。

Description

インタフェース変換装置
 本発明は、異なる方式のインタフェースを有する装置を接続するためのインタフェース変換装置に関する。特に、データの送受信を適切に実行可能とするインタフェース変換装置に関する。
 従来、異なるインタフェースを有する装置、例えば、一方の装置であるホストコンピュータが、USB(Universal Serial Bus)インタフェース(以下、USBという)を有し、他方の装置である記憶デバイスがSAS(Serial Attached SCSI)インタフェース(以下、SASという)を有する構成において、両装置間でデータの送受信を行うために、両装置間にインタフェース変換装置を配置する構成が知られている(特許文献1)。
特開2012-68808号公報
 特許文献1に記載の記憶デバイスのインタフェースとして採用されているSASは、所定の単位のデータ(例えば1ブロック)を、所定のサイズ(例えばフレーム毎)に分割して送信する。また、SASのデータの送信速度はUSBのデータの送信速度よりも高速であるため、両インタフェース間のデータ送信速度の差により、USBのデータの送信がSASから送信されるデータの受信に間に合わず、USBにおいてデータの処理が滞る場合がある。
 このように、USBにおいてデータの処理が滞った場合に、SASはデータの送信待機時間が1msを超えると、記憶デバイス(SAS)はデータの送信を中断して、当該データをブロックの最初から再送信する。一方、この場合、USBにおいては、データの処理状況に遅延が生じているものの、受信状態を継続している。そのため、SASが一度送信したデータをブロックの最初から再送信したとしても、USBは継続して送信されてきたデータとして適切に受信する。
 しかし、このような場合には、ホストコンピュータ(USB)には、既に受信済みのデータが存在している場合があるため、記憶デバイス(SAS)からデータの再送信があった場合に、受信済みのデータと重複した不適切なデータを受信してしまうことになる。
 すなわち、上記のような場合、データの送受信を適切に行うことができないことがある。
 また、近年、パーソナルコンピュータのオペレーティングシステム(OS)においては、USBを介して接続される外部機器に対して、消費電力を低減させるために、通常モードから省電力モードへ移行するように制御(以下、省電力モード移行リクエストという)するものがある。
 仮に、特許文献1に記載のホストコンピュータがこのような仕様のオペレーティングシステムを搭載している場合に、外部機器(記憶デバイス)に対して省電力モード移行リクエストをすると、ホストコンピュータに接続されているインタフェース変換装置(USB)は、省電力モード移行リクエストを受け、省電力モードに移行してしまうことになる。
 インタフェース変換装置は、一旦省電力モードに移行すると、強制的に消費電力量が抑えられるため、データの送受信を適切に行うことができない場合がある。また、インタフェース変換装置は、一旦省電力モードに移行すると、通常モードへの復帰までの一連の処理(以下、復帰処理という)に時間を要するため、即時に復帰することができない。また、インタフェース変換装置は、復帰処理によって他の処理が停滞するため、復帰処理の間もデータの送受信を適切に行うことができない場合がある。
 上記課題を解決するために、本発明は、異なるインタフェースを有する装置を接続するためのインタフェース変換装置において、一方の装置から他方の装置へのデータの送受信を適切に実行可能なインタフェース変換装置を提供することを目的とする。
 (1)本発明の第1の態様によれば、第1インタフェースを有する第1装置と、前記第1インタフェースよりもデータ送信速度が早い第2インタフェースを有する第2装置との間で通信を可能にするインタフェース変換装置であって、前記第1インタフェースに接続する第1送受信部と、前記第2インタフェースに接続する第2送受信部と、前記第2送受信部に接続され、前記第2送受信部から送信されたデータを記憶するデータ記憶部と、前記第1送受信部及び前記データ記憶部に接続され、少なくとも、前記データ記憶部に記憶されている前記第2インタフェースから送信されたデータを、前記第1インタフェースに適合するように変換する情報変換部と、前記第1送受信部に接続され、前記第1インタフェースのデータの送信速度に係る情報を取得する第1情報取得部と、前記第1情報取得部が取得した情報に基づいて、前記第2インタフェースに係るデータ送信速度の最適速度を決定する送信速度管理部とを備え、前記送信速度管理部は、前記第1情報取得部が取得した前記第1インタフェースに係る通信規格の種類、及びバージョン情報に基づいて第1基準速度を決定し、前記第1インタフェースの実際のデータ送信速度を第2基準速度に決定し、前記最適速度を、前記第1基準速度-α≦前記第2基準速度≦前記第1基準速度+αの範囲で決定し、前記αは、前記第2送受信部のデータ送信待機時間が1msを超えずに前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースの間の通信を可能にする速度定数であり、前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースの間の通信状態、前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースの仕様等によって定められる。
 (2)本発明の第2の態様によれば、第1インタフェースを有する第1装置と、前記第1インタフェースよりもデータ送信速度が早い第2インタフェースを有する第2装置との間で通信を可能にするインタフェース変換装置であって、前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースが、所定の単位でデータの送受信を実行し、前記データ送信速度の差に起因して、前記第2インタフェースのデータ送信に所定の時間以上の遅延が生じたことに基づいて、前記第2装置が前記所定の単位の最初からデータの再送信を行い、前記第1インタフェースが前記再送信前のデータの受信状態を継続している場合において、前記第2インタフェースから送信されたデータを一時的に記憶するメモリと、前記第1インタフェースから送信されたデータのインタフェースに係る情報を削除し、前記メモリに記憶させる第1送受信手段と、前記第2インタフェースから送信されたデータの前記インタフェースに係る情報を削除し、前記メモリに記憶させる第2送受信手段と、前記メモリに記憶されたデータの送信単位を、送信先の前記第1インタフェース又は前記第2インタフェースに合わせて調整するメモリ管理手段とを備え、前記第1送受信手段は、前記第2送受信手段によって前記インタフェースに係る情報が削除されたデータに、前記第1インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報を付加し、前記第2送受信手段は、前記第1送受信手段によって前記インタフェースに係る情報が削除されたデータに、前記第2インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報を付加し、前記メモリ管理手段は、前記第1インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報が付加され、前記送信単位を調整したデータを前記第1インタフェースに送信し、前記第2インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報が付加され、前記送信単位を調整したデータを前記第2インタフェース送信し、前記第1送受信手段が前記第1インタフェースへ送信した送信済みデータに係る情報を前記メモリに記憶し、前記第2送受信手段が前記第2インタフェースから受信したデータを再送信されたデータか否か判断し、前記再送信されたデータと判断した時点において前記メモリに記憶されている前記送信済みデータに関する情報に基づいて、前記再送信されたデータにおいて、前記送信済みデータとの重複部分を削除する。
 (3)本発明の第3の態様によれば、第1インタフェースを有する第1装置と、前記第1インタフェースよりもデータ送信速度が早く、前記第1インタフェースとの間で所定の単位でデータの送受信を実行する第2インタフェースを有する第2装置との間で通信を可能にするインタフェース変換装置であって、前記データ送信速度の差に起因して、前記第2インタフェースのデータ送信に所定の時間以上の遅延が生じたことに基づいて、前記第2装置が前記所定の単位の最初からデータの再送信を行い、前記第1インタフェースが前記再送信前のデータの受信状態を継続している場合において、前記第1インタフェースに接続する第1送受信部と、前記第2インタフェースに接続する第2送受信部と、前記第1送受信部及び前記第2送受信部に接続され、前記第1インタフェース又は前記第2インタフェースの一方から送信された情報を、他方に適合するように変換する情報変換部と、前記第2インタフェースから送信されたデータが、再送信されたデータか否かを判断する再送信データ判断部と、前記第1インタフェースへ前記第1送受信部が送信した送信済みデータに係る情報を取得するデータ情報記憶部と、当該送信済みデータに関する情報に基づいて、前記再送信されたデータにおいて、前記送信済みデータとの重複部分を削除する再送信データ処理部とを備える。
 (4)本発明の第4の態様によれば、第1の態様~第3の態様のいずれかにおいて、前記第1装置から送信されるコマンドの種類を判断し、判断したコマンドが省電力モードへの移行を要求する省電力モード移行リクエストの場合に、当該リクエストを拒絶可能とするコマンド拒絶部を更に備える。
 (5)本発明の第5の態様によれば、第1の態様~第3の態様のいずれかにおいて、前記第1装置から送信されるコマンドの種類を判断し、判断したコマンドが省電力モードへの移行を要求する省電力モード移行リクエストの場合に、前記省電力モード移行リクエストのうち、緊急性の高低を判断し、前記リクエストの緊急性が高いと判断した場合は、前記リクエストを受け入れ、緊急性が低いと判断した場合は、前記リクエストを拒絶するコマンド拒絶部を更に備える。
 (6)本発明の第6の態様によれば、第1の態様~第3の態様のいずれかにおいて、前記第1装置から送信されるコマンドの種類を判断し、判断したコマンドが省電力モードへの移行を要求する省電力モード移行リクエストの場合に、前記インタフェース変換装置内のデータの通信状況に応じて前記省電力モード移行リクエストの受け入れ又は拒絶を判断し、データの通信があると判断した場合には、前記省電力モード移行リクエストを拒絶し、データの通信がないと判断した場合には、前記省電力モード移行リクエストを受け入れるコマンド拒絶部を更に備える。
 本発明によれば、第1装置と、第1装置とはインタフェースが異なる第2装置との間で通信を可能とするインタフェース変換装置において、一方の装置から他方の装置へのデータの送受信を適切に行うことができる。
本発明の第1の実施形態におけるインタフェース変換装置を示すブロック図である。 同じくインタフェース変換装置を用いたインタフェース変換方法の手順を示すフロー図である。 同じくインタフェース変換装置において省電力モード移行リクエストを受けた際の処理の手順を示すフロー図である。 同じくインタフェース変換装置におけるデータ等の送受信を説明するための概略図である。 本発明の第2の実施形態におけるインタフェース変換装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態におけるインタフェース変換装置を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
 以下、図1~図4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。なお、以下に説明する全ての実施形態は例示であって、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を不当に制限するものではない。
(インタフェース変換装置10)
 本実施形態のインタフェース変換装置10は、方式(プロトコル及びフォーマット)の異なる2つのインタフェース(本実施形態ではUSB及びSAS)の一方から送信されたデータ等を、他方に適合した方式に変換可能とするものである。
 図1に示すように、インタフェース変換装置10は、第1インタフェース2を有する第1装置1と、第2インタフェース4を有する第2装置3との間に配置され、両装置に接続される。第1装置1は、例えばホストコンピュータであり、第1インタフェース2は、例えばUSBであり、第2装置3は、例えばLTO装置(記憶デバイス)であり、第2インタフェース4は、例えばSASである。
 インタフェース変換装置10は、第1インタフェース2から送信されたデータ等を第2インタフェース4に適合した方式に変換し、第2インタフェース4から送信されたデータ等を第1インタフェース2に適合した方式に変換する。
 インタフェース変換装置10は、データ等の変換を行う情報変換部11と、第1インタフェース2及び情報変換部11に接続する第1送受信部12と、第2インタフェース4及び情報変換部11に接続する第2送受信部13と、第1送受信部12及び第2送受信部13に接続する再送信データ管理部15と、同じく第1送受信部12及び第2送受信部13に接続するデータ通信判断部17と、第1送受信部12に接続する第1送受信応答制御部(コマンド拒絶部)18とを備える。
 本実施形態において、第1インタフェース2、第1送受信部12、情報変換部11の各通信間は、通信規格としてUSBが採用されており、所定の単位のデータ(例えば1ブロック)をデータはパケット単位に分割して送信(転送)される。また、データ転送プロトコルとしてバルクオンリー転送(Bulk-Only Transport)を採用する。
 同じく、第2インタフェース4、第2送受信部13、情報変換部11までの通信間は、通信規格としてSASが採用されており、所定の単位のデータ(例えば1ブロック)を、フレーム単位に分割して送信(転送)される。
(USB及びSASについて)
 ここで、SAS及びUSBのデータの送信速度の差に起因する問題について説明する。
 SASのデータの送信速度は、USBのデータの送信速度よりも高速であるため、SASからの送信データを受信するUSBにおいて、データの処理が滞る場合がある。
 上記のように、USBにおいてデータの処理が滞り、SASのデータの送信待機時間が1msを超えると、第2装置3は、SASの仕様により送信中のデータの送信を中断し、当該データにおけるブロックの最初から再送信を行う。
 一方、この場合、USBにおいては、データの処理に遅延が生じているものの、バルク転送により受信状態を継続しているため、SASが一度送信したデータをブロックの最初から再送信したとしても、継続して送信されてきたデータとして適切に受信する。
 しかし、このような場合には、USB(ホストコンピュータ)においては、既に受信済みのデータが存在する場合があるため、SASからデータの再送信があった場合に、受信済みのデータと重複した不適切なデータを受信してしまうことになる。
 インタフェース変換装置10は、上記問題を解決する。
 次に、USB及びSASが取り扱う情報について説明する。
 USBが取り扱う情報には、所定のフィールドにデータが設定されるデータパケットと、コマンドパケットであるCBW(Command Block Wrapper)と、ステータスパケットであるCSW(Command Status Wrapper)とがある。
 CBWは、第1装置1の読出し命令に基づいて発行され、データ送信要求など実行されるコマンドブロックを含み、CBWとCSWとを関連付けるための任意の値がフィールドに設定される。CSWは、データ送信の完了等に基づいて発行され、コマンドの実行結果(例えば、コマンドの正常完了、コマンド実行時不具合)やバルクイン送信かバルクアウト送信かを決定付ける情報等を含み、CBWとCSWとを関連付けるための任意の値がフィールドに設定される。
 SASが取り扱う情報には、所定のフィールドにデータが設定されるデータフレームと、所定のフィールドにコマンドが設定されるコマンドフレームと、所定のフィールドにレスポンスが設定されるレスポンスフレーム等がある。データフレームは、データパケット、コマンドフレームはCBW、レスポンスフレームはCSWにそれぞれ対応している。
(情報変換部11)
 情報変換部11は、第1送受信部12から受信した第1インタフェース2に適合した情報を、第2インタフェース4に適合した情報に変換する。また、情報変換部11は、第2送受信部13から受信した情報を第2インタフェース4に係る情報を、第1インタフェース2に適合した情報に変換する。すなわち、情報変換部11は、USBからSAS、又はSASからUSBの方式に情報を変換する。
 情報変換部11は、コマンドやステータス情報等のデータ以外の情報を変換する非データ変換部112と、データを変換するデータ変換部114とを有する。
 非データ変換部112は、CBWをコマンドフレームに変換し、コマンドフレームをCBWに変換するコマンド変換処理を実行する。また、非データ変換部112は、CSWをレスポンスフレームに変換し、レスポンスフレームをCSWに変換するステータス情報変換処理を実行する。
 データ変換部114は、データパケットをデータフレームに変換し、データフレームをデータパケットに変換するデータ変換処理を実行する。
(第1送受信部12)
 第1送受信部12は、USBに係るコマンドやステータス情報(例えば、CBW、CSW)を送受信する第1非データ送受信部122と、USBに係るデータ(例えば、データパケット)を送受信する第1データ送受信部124とを有する。
 第1非データ送受信部122は、第1インタフェース2から送信されたCBWを受信して、情報変換部11の非データ変換部112に送信し、非データ変換部112から送信されたCSWを受信して、第1インタフェース2に送信する。
 第1データ送受信部124は、第1インタフェース2から送信されたデータパケットを受信して、情報変換部11のデータ変換部114に送信し、データ変換部114から送信されたデータパケットを受信して、第1インタフェース2に送信する。
(第2送受信部13)
 第2送受信部13は、SASに係るコマンドやステータス情報(例えば、コマンドフレーム、レスポンスフレーム)を送受信する第2非データ送受信部132と、SASに係るデータ(例えば、データフレーム)を送受信する第2データ送受信部134とを有する。
 第2非データ送受信部132は、情報変換部11の非データ変換部112から送信されたコマンドフレームを受信して、第2インタフェース4に送信し、第2インタフェース4から送信されたレスポンスフレームを受信して、情報変換部11の非データ変換部112に送信する。
 第2データ送受信部134は、情報変換部11のデータ変換部114から送信されたデータフレームを受信して、第2インタフェース4に送信し、第2インタフェース4から送信されたデータフレームを受信して、情報変換部11のデータ変換部114に送信する。
 なお、第1データ送受信部124のデータ送信速度は、第1インタフェース(USB)2と同じであり、第2データ送受信部134のデータ送信速度は、第2インタフェース(SAS)4と同じである。また、データ変換部114のデータ変換処理速度は、第2インタフェース(SAS)4のデータ送信速度と同じか、それよりも早く、データ送信のボトルネックにならない速度で実行される。
(再送信データ管理部15)
 再送信データ管理部15は、上述のように第2インタフェース4から再送信されたデータを適切に処理するために、第1データ送受信部124に接続するデータ情報記憶部152と、第2送受信部13に接続する再送信データ判断部154と、第2送受信部13、データ情報記憶部152及び再送信データ判断部154に接続する再送信データ処理部156とを有する。
(データ情報記憶部152)
 データ情報記憶部152は、第1装置1の読出し命令に基づいて発行されるCBWに応じて送信されるべき全データ(1ブロック)のうち、第1データ送受信部124から第1インタフェース2への送信が完了したデータ(以下、送信済みデータという)のデータサイズを累積値としてカウント(記憶)する。
(再送信データ判断部154)
 再送信データ判断部154は、第2インタフェース4からの送信データのうち、再送信されたデータ(以下、再送信データという)に設定される再送信フラグの有無を確認し、再送信データか否かを判断する再送信データ判断処理を行う。
(再送信データ処理部156)
 再送信データ処理部156は、再送信データ判断部154が第2インタフェース4からの送信データを再送信データと判断した際に、データ情報記憶部152に記憶されている送信済みデータ情報に基づいて、当該判断時の、第1インタフェース2への送信済みデータのサイズを累積値Qとして決定する。
 再送信データ処理部156は、第2インタフェース4から第2データ送受信部134へ再送信される再送信データの累積サイズ(累積値P)を順次算出する。
 さらに、再送信データ処理部156は、再送信データの累積サイズ(累積値P)と送信済みデータサイズ(累積値Q)とを比較して、再送信データ(累積値P)が、送信済みデータサイズ(累積値Q)に至るまで、再送信データをデクリメント方式で読み捨てるデータ読み捨て処理を実行する。
 この場合、第2インタフェース4からの再送信データは、通常の送信データと同じ順序で送信されるため、送信済みデータのサイズ(累積値Q)に至るまで読み捨てを行えば、既に第1インタフェース2に送信が完了している重複データのみが適切に破棄され、再送信データの最適化を図ることができる。
 例えば、送信済みデータサイズとして累積値Qが70byteの場合は、再送信されたデータの累積値Pが70byteに至るまで読み捨てれば、再送信されたデータにおいて、未送信データのみが残り、適切にデータの送信を行うことができる。
(データ通信判断部17)
 データ通信判断部17は、接続先の第1送受信部12及び第2送受信部13のデータの送受信状態を監視することにより、インタフェース変換装置10内のデータ等の通信状況を判断する。具体的に、データ通信判断部17は、第1送受信部12及び第2送受信部13におけるコマンドやデータの送受信の有無を判断する。なお、データ通信判断部17は、通信状況の判断を常に行ってもよいが、後述する第1送受信応答制御部18の要求により行ってもよい。
(第1送受信応答制御部18)
 第1送受信応答制御部(コマンド拒絶部)18は、第1装置1からの送信された省電力モードへの移行リクエスト(以下、省電力モード移行リクエストという)を受信した場合に、条件に応じて当該リクエストを拒絶する。
 ここで、省電力モード移行リクエストは、第1装置1(例えば、ホストコンピュータ)のオペレーティングシステムにより、外部機器に対して、所定の契機で省電力モードへ移行させる場合に、送信されるリクエスト(コマンド)である。省電力モード移行リクエストは、第1インタフェース2を介して、第1非データ送受信部122に送信される。省電力モード移行リクエストは、緊急度に応じて複数設けられている。例えば、USBにおいては、省電力モード移行リクエストとして、U1リクエスト~U3リクエストが設けられており、U1、U2、U3リクエストの順で段階的に要求の度合いが強くなっている。
 インタフェース変換装置10は、省電力モード移行リクエストを受け入れると、普段滞在する通常モードから省電力モードへ移行する。省電力モードへの移行の際、及び省電力モード中は、データやコマンド等の送受信処理が一部の消費電力関連コマンドを除いて停止する。また、一旦省電力モードへ移行すると、省電力モードから通常モードへの復帰処理に時間を要するため、即時に通常モードへ復帰することができない。また、通常モードへの復帰の間も、上述のようにデータやコマンド等の送受信処理が停止する。
 したがって、省電力モードへの移行の際、省電力モード中、及び通常モードへの復帰の間において、データの送受信を適切に行うことができない場合がある。
 第1送受信応答制御部18は、上記問題を解決する。
 第1送受信応答制御部18は、第1非データ送受信部122において受信されたコマンドが省電力モード移行リクエストか否かを判断する。また、第1送受信応答制御部18は、省電力モード移行リクエストを受信したと判断した場合に、データ通信判断部17のデータ等の通信状況の判断を参照する。
 その結果、第1送受信応答制御部18は、省電力モード移行リクエストを受信し、かつ、インタフェース変換装置10においてデータ等の送受信がないと判断した場合には、省電力モード移行リクエストを拒絶する。一方、第1送受信応答制御部18は、省電力モード移行リクエストを受信しても、データ等の送受信があると判断した場合には、省電力モード移行リクエストを受け入れる。
 以上の構成により、インタフェース変換装置10は、通常モードから省電力モードへの移行を回避して、通常モードを維持することができ、データ等の送受信を正常に行うことができる。また、インタフェース変換装置10において、データ等の送受信がない場合には、省電力モードへ移行させることにより、インタフェース変換装置10の省電力化を図ることができる。
 なお、第1送受信応答制御部18は、省電力モード移行リクエストの緊急度に応じて、当該リクエストを受け入れたり、拒絶してもよい。具体的に、第1送受信応答制御部18は、緊急性の高い省電力モード移行リクエストを受け入れ、緊急性の低い省電力モード移行リクエストを拒絶してもよい。例えば、USBにおいては、U3リクエスト以外(U1リクエスト及びU2リクエスト)は拒絶してもよい。
 また、第1送受信応答制御部18は、一切の条件を設けずに、省電力モード移行リクエストを必ず拒絶するようにしてもよい。
(読出し命令に基づく一連の処理の流れ)
 図2を参照して、第1装置1の読出し命令に基づくインタフェース変換装置10の一連の処理について説明する。
(正常に処理が終了までの流れ)
 第1装置1の読出し命令に基づいて、第1インタフェース2はCBWを送信する。
 インタフェース変換装置10の第1非データ送受信部122はCBWを受信して(ステップS1)、非データ変換部112に送信する。非データ変換部112は、受信したCBWをコマンドフレームに変換するコマンド変換処理を実行する(ステップS2)。第2非データ送受信部132は、変換されたコマンドフレームを第2インタフェース4に送信する(ステップS3)。
 第2装置3は、第2インタフェース4を介して受信したコマンドフレームに基づいて、1ブロック分のデータフレームを、第2インタフェース4を介して送信する。
 第2データ送受信部134が、データフレームを受信した場合(ステップS4でYES)、再送信データ判断部154は、受信されたデータフレームに対して再送信データ判断処理を実行する(ステップS5)。その結果、受信されたデータフレームに再送信フラグが設定されていないと判断した場合には(ステップS6でNO)、データ読み捨て処理は実行されず、第2データ送受信部134は、そのままデータフレームをデータ変換部114に送信する(ステップS7)。
 なお、ステップS4において、データフレームを受信しない限り(ステップS4でNO)、それ以降の処理は実行されない。
 データ変換部114は、送信されてきたデータフレームをデータパケットに変換するデータ変換処理を実行する(ステップS8)。第1データ送受信部124は、変換されたデータパケットを、第1インタフェース2に送信する(ステップS9)。第1データ送受信部124が、データパケットを第1インタフェース2に送信したことに基づいて、データ情報記憶部152は、送信済みのデータパケットのサイズを累積値としてカウントする(ステップS10)。
 第2装置3は、1ブロック分のデータフレームの全てを送信すると、レスポンスフレームを送信する。
 第2非データ送受信部132は、レスポンスフレームを受信した場合(ステップS11でYES)、受信したレスポンスフレームを非データ変換部112に送信する(ステップS12)。非データ変換部112は、受信したレスポンスフレームをCSWに変換するステータス情報変換処理を実行する(ステップS13)。第1非データ送受信部122は、変換されたCSWを、第1インタフェース2に送信して(ステップS14)、一連の処理を終了する。
 一方、ステップS11において、第2非データ送受信部132が、レスポンスフレームを受信しなかった場合には(ステップS12でNO)、レスポンスフレームを受信するまで(1ブロック分のデータフレームを受信するまで)、ステップS4に戻って、データフレームの受信に係る処理を繰り返す。
(再送信データのデータ読み捨て処理の流れ)
 ステップS5の再送信データ判断処理において、第2データ送受信部134に受信されたデータフレームに再送信フラグが設定されていると判断した場合には(ステップS6でYES)、再送信データ処理部156は、再送信データを受信したと判断された時点における、第1インタフェース2への送信済みデータ(データフレーム)のサイズを累積値Qとして決定する(ステップS16)。このステップS16の処理は、最初にデータが再送信されたタイミングでのみ行えば良いため、その直前のステップS15において、既に、累積値Qが決定しているか否かが判断され、累積値Qが決定済みの場合には(ステップS15でYES)、ステップS16の処理は飛ばされ、累積値Qが決定済みでない場合には(ステップS15でNO)、ステップS16の処理が実行される。
 再送信データ処理部156は、再送信データのサイズを累積値Pとしてカウントし(ステップS17)この再送信データの累積サイズ(累積値P)と、ステップS16で決定した送信済みデータサイズ(累積値Q)とを比較し、再送信データの累積サイズ(累積値P)が、送信済みデータサイズ(累積値Q)と同じか、より小さい場合には(ステップS18でYES)、再送信データに対してデータ読み捨て処理を実行する(ステップS19)。その後、ステップS4に戻って、再送信データに係る一連の処理が実行され、ステップS18でYESが続く限りは、データ読み捨て処理が繰り返し実行される。
 一方、再送信データの累積サイズ(累積値P)が、送信済みデータサイズ(累積値Q)よりも大きい場合には(ステップS18でNO)、データ読み捨て処理を終了して、第2データ送受信部134は、最適化された再送信データをデータ変換部114に送信して(ステップS7)、その後の一連の処理を実行する。
(省電力モード移行リクエストに基づく一連の処理の流れ)
 図3を参照して、第1装置1から省電力モード移行リクエストが送信された際のインタフェース変換装置10における一連の処理について説明する。
 第1装置1がインタフェース変換装置10へ省電力モード移行リクエストを送信すると、第1非データ送受信部122が当該リクエストを受信する。
 第1送受信応答制御部18は、第1非データ送受信部122において省電力モード移行リクエストの受信の有無を判断し、当該リクエストを受信したと判断し(ステップS21でYES)、さらに、データ通信判断部17のデータ等の通信状況の判断を参照して、インタフェース変換装置10においてデータ等の送受信がないと判断した場合には(ステップS22でYES)、省電力モード移行リクエストを拒絶し(ステップS23)、一連の処理を終了する。
 一方、ステップS21において、省電力モード移行リクエストを受信したと判断した場合であっても(ステップS21でYES)、インタフェース変換装置10においてデータ等の送受信があると判断した場合には(ステップS22でNO)、省電力モード移行リクエストを受け入れ(ステップS24)、一連の処理を終了する。
 なお、ステップS21において、省電力モード移行リクエストの受信が判断されない限りは(ステップS21でNO)、それ以降の処理は実行されない。
(第1装置1及び第2装置3を含む構成全体の一連の処理の流れ)
 図4を参照して、第1装置1がインタフェース変換装置10を介して第2装置3のデータを読み出す際の一連の処理、及び省電力モード移行リクエスト時の処理について説明する。
 なお、以下の説明において、第1装置1をホストコンピュータ1、第1インタフェース2をUSB2、第2装置3をLTO装置3、第2インタフェース4をSAS4、第1送受信部12をバス12、第2送受信部13をバス13、情報変換部11及び再送信データ管理部15を制御基板19としてそれぞれ説明する。なお、制御基板19はCPU192及びメモリ194により構成される。
 図4中(a)に示すように、操作者の指示に基づいて、ホストコンピュータ1はUSB2を介してデータ送信要求を含むCBWをインタフェース変換装置10に送信する。バス12は、受信したCBWを制御基板19に送信する。
 図4中(b)に示すように、制御基板19は、受信したCBWからコマンドフレームへ変換するコマンド変換処理を実行し、図4中(c)に示すように、変換したコマンドフレームを、バス13を介してSAS4に送信する。LTO装置3は、SAS4を介しコマンドフレームを受信する。
 図4中(d)に示すように、LTO装置3は、コマンドフレームに基づいて、SAS4を介してデータフレームをインタフェース変換装置10に送信する。バス13は、受信したデータフレームを制御基板19に送信する。
 図4中(e)に示すように、制御基板19は、受信したデータフレームからデータパケットへ変換するデータ変換処理を実行し、図4中(f)に示すように、変換したデータパケットを、バス12を介してUSB2に送信する。図4中(g)に示すように、CPU192は、USB2への送信済みデータのサイズ(累積値)をカウントしてメモリ194に記憶する。
 ホストコンピュータ1は、USB2を介して、データパケットを受信する。
 ここで、USB2のデータの送信速度よりもSAS4のデータの送信速度が早いことを起因として、図4中(h)に示すように、SAS4のデータの送信待機時間が1msを超えた場合、データの送信を中断し、図4中(i)に示すように、LTO装置3は、SAS4を介してブロックの最初からデータフレームの再送信を実行する。
 このとき、図4中(j)に示すように、制御基板19のCPU192は、バス13を介して受信したデータフレームに対して再送信データ判断処理を実行する。また、図4中(k)に示すように、CPU192は、再送信データと判断した場合には、再送信データの累積サイズが、メモリ194に記憶した再送信前の送信済みのデータサイズに至るまでデータを読み捨てるデータ読み捨て処理を実行し、図4中(l)に示すように、制御基板19は、データ読み捨て処理されたデータフレームからデータパケット変換するデータ変換処理を実行し、図4中(m)に示すように、最適化された再送信データを、バス12を介してUSB2に送信する。
 LTO装置3は、1ブロック分の全てのデータを送信すると、図4中(n)に示すように、SAS4を介してインタフェース変換装置10へレスポンスフレームを送信する。
バス13は、受信したレスポンスフレームを制御基板19に送信する。
 図4中(o)に示すように、制御基板19は、受信したレスポンスフレームからCSWへ変換するステータス情報変換処理を実行し、図4中(p)に示すように、変換したCSWを、バス12を介してUSB2に送信する。ホストコンピュータ1は、USB2を介して、CSWを受信する。
 以上のように、1ms以上のデータフレームの送信遅延に起因して、データフレームが再送信された場合であっても、適切に再送信されたデータを処理することができるため、データの送受信を適切に行うことができる。
 図4中(q)に示すように、ホストコンピュータ1が、USB2を介して省電力モード移行リクエストをインタフェース変換装置10に送信すると、バス12を介して当該リクエストを受信したCPU192は、図4中(r)に示すように、当該リクエストが省電力モード移行リクエストか否かを判断し、図4中(s)に示すように、インタフェース変換装置10内のデータ等の通信状況を判断して、データ等の送受信がない場合には、図4中(t)に示すように、省電力モード移行リクエストを拒絶する。データ等の送受信がある場合には、省電力モード移行リクエストを受け入れる(図示省略)。
 以上のように、省電力モード移行リクエストを拒絶することにより、省電力モードへの移行時におけるデータの送受信の著しい遅延等の不具合を回避することができ、データの送受信を適切に行うことができる。また、データ等の送受信がない場合に、省電力モードへ移行させることにより、インタフェース変換装置10の省電力化を図ることができる。
(第2の実施形態)
 図5に示すインタフェース変換装置20は、第1の実施形態のインタフェース変換装置10と同等の機能を有するが、異なる構成要件を備える。
 以下の説明において、第1の実施形態における構成要件と同一名称かつ同一符号の構成要件については、同一のものであるため説明を省略する。
(インタフェース変換装置20)
 本実施形態のインタフェース変換装置20は、USB2を介して第1装置1に接続するUSB送受信手段(第1送受信手段)21と、SAS4を介して第2装置3に接続するSAS送受信手段(第2送受信手段)22と、USB送受信手段21及びSAS送受信手段22に接続するメモリ23と、USB送受信手段21、SAS送受信手段22及びメモリ23に接続するメモリ管理手段24と、USB送受信手段21に接続するUSB送受信応答制御手段(第1送受信応答制御手段)25とを備える。
(USB送受信手段21)
 USB送受信手段(第1送受信手段)21は、USBに係るコマンド(CBW)、データ(データパケット)、ステータス情報(CSW)の送受信を行う。
 USB送受信手段21は、第1装置1からコマンド又はデータを受信した場合には、USBに係るインタフェースに係る情報(以下、インタフェース情報という)を削除して、インタフェース情報を削除した命令情報又はデータをメモリ23に送信(記憶)する。また、USB送受信手段21は、インタフェース情報が削除された命令情報又はデータを受信した場合には、その命令情報又はデータにUSBに係るインタフェース情報を付加して、第1装置1に送信する。
(SAS送受信手段22)
 SAS送受信手段(第2送受信手段)22は、SASに係るコマンド(コマンドフレーム)、データ(データフレーム)、ステータス情報(レスポンスフレーム)の送受信を行う。
 SAS送受信手段22は、第2装置3からコマンド、ステータス情報又はデータを受信した場合には、SASに係るインタフェース情報を削除して、インタフェース情報を削除した命令情報、ステータス情報又はデータをメモリ23に送信(記憶)する。また、SAS送受信手段22は、インタフェース情報が削除された命令情報、ステータス情報又はデータを受信した場合には、その命令情報、ステータス情報又はデータにSASに係るインタフェース情報を付加して、第2装置3に送信する。
(メモリ23)
 メモリ23は、USB送受信手段21やSAS送受信手段22から送信されたインタフェース情報が削除された命令情報、ステータス情報及びデータを一時的に記憶する。
(メモリ管理手段24)
 メモリ管理手段24は、USB送受信手段21又はSAS送受信手段22がメモリ23に送信した情報の種類(命令情報、ステータス情報又はデータのいずれか)を判断するとともに、当該情報の送信元に係る情報から送信先を判断する。
 メモリ管理手段24は、メモリ23がデータを受信(記憶)した場合、一方のインタフェース(送信元)に適合する当該データの送信データサイズ(送信単位)を、他方のインタフェース(送信先)に適合させるために、分割又は結合する処理を実行する。すなわち、メモリ管理手段24は、データフレーム単位又はデータパケット単位のベースデータとなり得るように、データサイズを調整する。
 メモリ管理手段24は、メモリ23に記憶されデータサイズを調整したデータを、送信先であるUSB送受信手段21又はSAS送受信手段22に送信する。
 本実施形態では、第2装置3からの再送信データのデータ読み捨て処理を実行するために、上記の機能以外に、メモリ23は、第1の実施形態のデータ情報記憶部152の機能を有し、メモリ管理手段24は、第1の実施形態の再送信データ判断部154及び再送信データ処理部156の機能を有する。
 以上の構成により、メモリ23は、USB送受信手段21からUSB2への送信済みデータのデータサイズを累積値として記憶する。また、メモリ管理手段24は、SAS4から送信されるデータに対して再送信データ判断処理を行い、再送信フラグが設定されていると判断した場合には、その時点においてメモリ23に記憶されている送信済みデータのデータサイズとして累積値Qを決定する。さらに、メモリ管理手段24は、SAS4からSAS送受信手段22を介してメモリ23へ順次再送信されてきたデータの累積サイズ(累積値P)を算出し、再送信データの累積サイズ(累積値P)が、送信済みデータサイズ(累積値Q)に至るまで、メモリ23に記憶されている再送信データをデクリメント方式で読み捨てるデータ読み捨て処理を実行する。
(USB送受信応答制御手段25)
 USB送受信応答制御手段(第1送受信応答制御手段)25は、第1の実施形態における第1送受信応答制御部18と同等な機能を有する。なお、メモリ管理手段24は、データ通信判断部17と同等な機能を有する。
 以上の構成により、省電力モード移行リクエストを適切に処理(拒絶又は受け入れ)することができ、データの送受信を適切に行うことができるだけでなく、インタフェース変換装置10の省電力化を図ることができる。
(読出し命令に基づく一連の処理の流れ)
 第1装置1は、読み出し命令に基づいて、CBWを、USB2を介してインタフェース変換装置20に送信する。USB送受信手段21は、受信したCBWからUSBに係るインタフェース情報を削除し、命令情報のみをメモリ23に送信(記憶)する。メモリ管理手段24は、メモリ23に送信された情報の種類及び送信先を判断し、命令情報を送信先のSAS送受信手段22に送信する。SAS送受信手段22は、受信した命令情報にSASに係るインタフェース情報を付加し、コマンドフレームとしてSAS2を介して第2装置3に送信する。
 第2装置3は、受信したコマンドフレームに基づいて、データフレームを、SAS4を介してインタフェース変換装置20に送信する。SAS送受信手段22は、受信したデータフレームからSASに係るインタフェース情報を削除し、データのみをメモリ23に送信(記憶)する。このとき、メモリ管理手段24は、メモリ23に送信された情報の種類及び送信先を判断し、送信された情報がデータであると判断した場合には、メモリ23に記憶されたデータをUSBに適合した送信データサイズに変更(分割又は結合)し、当該データを送信先のUSB送受信手段21に送信する。USB送受信手段21は、受信したデータにUSBに係るインタフェース情報を付加し、データパケットとしてUSB2を介して第1装置1に送信する。
 第2装置3は、1ブロック分のデータフレームをインタフェース変換装置20に送信すると、レスポンスフレームを、SAS4を介してインタフェース変換装置20に送信する。SAS送受信手段22は、受信したレスポンスフレームからSASに係るインタフェース情報を削除し、ステータス情報のみをメモリ23に送信(記憶)する。このとき、メモリ管理手段24は、メモリ23に送信された情報の種類及び送信先を判断し、ステータス情報を送信先のUSB送受信手段21に送信する。USB送受信手段21は、受信したステータス情報にUSBに係るインタフェース情報を付加し、CSWとしてUSB2介して第1装置1に送信する。
(省電力モード移行リクエストに対する一連の処理の流れ)
 第1装置1が、省電力モード移行リクエストをUSB送受信手段21に送信した場合、USB送受信応答制御手段25は、メモリ管理手段24によるデータ等の通信状況の判断を参照して、データ等の送受信がない場合には、省電力モード移行リクエストを受け入れるが、データ等の送受信がある場合には、省電力モード移行リクエストを拒絶する。
(第3の実施形態)
 図6に示すインタフェース変換装置30は、第1の実施形態のインタフェース変換装置10の再送信データ管理部15の代わりに、第2インタフェース4から送信されたデータの速度の最適化を行うための構成要件を備えるものである。
 以下の説明において、第1の実施形態における構成要件と同一名称かつ同一符号の構成要件は、同一のものであるため、説明を省略する。
(インタフェース変換装置30)
 本実施形態のインタフェース変換装置30は、第1送受信部12に接続する第1情報取得部31と、第2送受信部13に接続する第2情報取得部32と、第2データ送受信部134及びデータ変換部114に接続するデータ記憶部33と、速度情報記憶部34と、第1情報取得部31、第2情報取得部32、データ記憶部33、及び速度情報記憶部34に接続する送信速度管理部35とを備える。
(第1情報取得部31)
 第1情報取得部31は、第1送受信部12を介して、第1インタフェース2における通信規格の種類、バージョン情報を取得する。また、第1情報取得部31は、第1インタフェース2及び第1データ送受信部124の間のデータパケットの送信状況(送信速度、送信待機時間)に係る情報を取得する。
(第2情報取得部32)
 第2情報取得部32は、第2送受信部13を介して、第2インタフェース4における通信規格の種類、バージョン情報を取得する。また、第2情報取得部32は、第2インタフェース4及び第2データ送受信部134の間のデータフレームの送信状況(送信速度、送信待機時間)に係る情報を取得する。
(データ記憶部33)
 データ記憶部33は、第2データ送受信部134からのデータフレームを、一時的に記憶する。データ記憶部33は、データフレームの速度調整を行うためのバッファ機能を有する。
(速度情報記憶部34)
 速度情報記憶部34は、通信規格のバージョンに応じたデータの最大送信速度(理論値)に係る情報を予め記憶しており、後述する基準速度、安定速度、最適速度等を新たに記憶する。
(送信速度管理部35)
 送信速度管理部35は、データ記憶部33に一時記憶されたデータフレームの送信に係る最適速度を決定し、決定した最適速度でデータ送信を行うように制御する。
 図6に示すように、送信速度管理部35は、送信速度決定部352及び送信実行部354を備える。
(送信速度決定部352)
 送信速度決定部352は、速度情報記憶部34に後述する最適速度の記憶がされていない場合に、後述する基準速度(第1基準速度及び第2基準速度)を決定し、これらの基準速度に基づいて最適速度を決定する。
 送信速度決定部352は、第1情報取得部31及び第2情報取得部32がそれぞれ取得した通信規格に係る情報(例えば、USB3.0やSAS4.0等)、及び速度情報記憶部34に記憶されている各通信規格の最大送信速度(理論値)に係る情報に基づいて、第1インタフェース2及び第2インタフェース4の最大送信速度(理論値)を判断する。本実施形態の送信速度管理部35は、判断した第1インタフェース(USB)2のデータの最大送信速度(理論値)を第1基準速度に決定する。
 送信速度決定部352は、第1情報取得部31が取得した第1インタフェース(USB)2のデータパケットの実際の送信速度(実測値)を第2基準速度とする。
 送信速度決定部352は、決定した第1基準速度及び第2基準速度を速度情報記憶部34に記憶する。
 ここで、インタフェース変換装置20は、稼働状況(CPUやメモリの使用率)に応じて、インタフェース変換装置20内のデータの送信速度も変動するため、最適速度を一の値に決定するのは困難である。
 本実施形態では、第1インタフェース(USB)2のデータパケットの実際の送信速度(実測値)とした第2基準速度を0とし、第1基準速度±αを絶対値とする範囲、すなわち「第1基準速度-α≦第2基準速度≦第1基準速度+α」の範囲で、最適速度を決定する。ここで、αは、第1インタフェース2及び第2インタフェース4の間の通信状態、第1インタフェース2及び第2インタフェース4の仕様等によって定められ、第1インタフェース2及び第2インタフェース4の間の通信が安定的に実施可能となる速度定数である。例えば、αは、第2データ送受信部134のデータの送信速度の30%以下とすることができる。なお、αの値はこれに限定されない。特に、上限の「第1基準速度+α」を最適速度とした場合に、第2データ送受信部134のデータの送信待機時間が1msを超えない値であればよい。
 送信速度決定部352は、インタフェース変換装置20の稼働状況(CPUやメモリの使用率)を判断し、当該稼働状況に応じて、「第1基準速度-α≦第2基準速度≦第1基準速度+α」の範囲で最適速度を決定する。送信速度決定部352は、決定した最適速度を速度情報記憶部34に記憶する。
 なお、インタフェース変換装置30が初期状態で、第2基準速度が速度情報記憶部34に記憶されていない場合には、送信速度決定部352は、第1装置1に対して、テストデータの送信リクエストを送信し、当該リクエストを受け付けた第1装置1から送信されてきたテストデータの送信速度(実測値)を第2基準速度とする。
(送信実行部354)
 送信実行部354は、データ記憶部33に記憶されたデータフレームを、最適速度でデータ変換部114に送信する。
 以上の構成により、インタフェース変換装置30は、第2インタフェース4からの送信データの速度を最適化することによって、データ送信速度の可能な限りの高速化を図りつつ、インタフェース間のデータ送信速度の差に起因して、第2装置3からデータの再送信が行われることを防止することができる。すなわち、データが不適切に送受信される原因を排除することができ、データの送受信を適切に実行することができる。
 なお、送信速度管理部35は、第1の実施形態におけるデータ通信判断部17の機能を有し、第1送受信応答制御部18に接続する。そのため、本実施形態においては、データ通信判断部17を省略しているが、第1送受信応答制御部18は、データ通信判断部17の代わりに送信速度管理部35によって判断されたインタフェース変換装置10内のデータ等の通信状況に応じて、省電力モード移行リクエストを拒絶することができる。
1 第1装置(ホストコンピュータ)
2 第1インタフェース(USB)
3 第2装置(LTO装置)
4 第2インタフェース(SAS)
10 インタフェース変換装置
11 情報変換部
12 第1送受信部(バス)
13 第2送受信部(バス)
15 再送信データ管理部
17 データ通信判断部
18 第1送受信応答制御部
19 制御基板
20 インタフェース変換装置
21 USB送受信手段
22 SAS送受信手段
23 メモリ
24 メモリ管理手段
25 USB送受信応答制御手段
30 インタフェース変換装置
31 第1情報取得部
32 第2情報取得部
33 データ記憶部
34 速度情報記憶部
35 送信速度管理部
112 非データ変換部
114 データ変換部
122 第1非データ送受信部
124 第1データ送受信部
132 第2非データ送受信部
134 第2データ送受信部
152 データ情報記憶部
154 再送信データ判断部
156 再送信データ処理部
192 CPU
194 メモリ
352 送信速度決定部
354 送信実行部

Claims (6)

  1.  第1インタフェースを有する第1装置と、前記第1インタフェースよりもデータ送信速度が早い第2インタフェースを有する第2装置との間で通信を可能にするインタフェース変換装置であって、
     前記第1インタフェースに接続する第1送受信部と、
     前記第2インタフェースに接続する第2送受信部と、
     前記第2送受信部に接続され、前記第2送受信部から送信されたデータを記憶するデータ記憶部と、
     前記第1送受信部及び前記データ記憶部に接続され、少なくとも、前記データ記憶部に記憶されている前記第2インタフェースから送信されたデータを、前記第1インタフェースに適合するように変換する情報変換部と、
     前記第1送受信部に接続され、前記第1インタフェースのデータの送信速度に係る情報を取得する第1情報取得部と、
     前記第1情報取得部が取得した情報に基づいて、前記第2インタフェースに係るデータ送信速度の最適速度を決定する送信速度管理部とを備え、
     前記送信速度管理部は、
    前記第1情報取得部が取得した前記第1インタフェースに係る通信規格の種類、及びバージョン情報に基づいて第1基準速度を決定し、
    前記第1インタフェースの実際のデータ送信速度を第2基準速度に決定し、
    前記最適速度を、前記第1基準速度-α≦前記第2基準速度≦前記第1基準速度+αの範囲で決定し、
     前記αは、前記第2送受信部のデータ送信待機時間が1msを超えずに前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースの間の通信を可能にする速度定数であり、前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースの間の通信状態、前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースの仕様等によって定められることを特徴とするインタフェース変換装置。
  2.  第1インタフェースを有する第1装置と、前記第1インタフェースよりもデータ送信速度が早い第2インタフェースを有する第2装置との間で通信を可能にするインタフェース変換装置であって、前記第1インタフェース及び前記第2インタフェースが、所定の単位でデータの送受信を実行し、前記データ送信速度の差に起因して、前記第2インタフェースのデータ送信に所定の時間以上の遅延が生じたことに基づいて、前記第2装置が前記所定の単位の最初からデータの再送信を行い、前記第1インタフェースが前記再送信前のデータの受信状態を継続している場合において、
     前記第2インタフェースから送信されたデータを一時的に記憶するメモリと、
     前記第1インタフェースから送信されたデータのインタフェースに係る情報を削除し、前記メモリに記憶させる第1送受信手段と、
     前記第2インタフェースから送信されたデータの前記インタフェースに係る情報を削除し、前記メモリに記憶させる第2送受信手段と、
     前記メモリに記憶されたデータの送信単位を、送信先の前記第1インタフェース又は前記第2インタフェースに合わせて調整するメモリ管理手段とを備え、
     前記第1送受信手段は、前記第2送受信手段によって前記インタフェースに係る情報が削除されたデータに、前記第1インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報を付加し、
     前記第2送受信手段は、前記第1送受信手段によって前記インタフェースに係る情報が削除されたデータに、前記第2インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報を付加し、
     前記メモリ管理手段は、
    前記第1インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報が付加され、前記送信単位を調整したデータを前記第1インタフェースに送信し、
    前記第2インタフェースに係る前記インタフェースに係る情報が付加され、前記送信単位を調整したデータを前記第2インタフェース送信し、
    前記第1送受信手段が前記第1インタフェースへ送信した送信済みデータに係る情報を前記メモリに記憶し、
    前記第2送受信手段が前記第2インタフェースから受信したデータを再送信されたデータか否か判断し、
    前記再送信されたデータと判断した時点において前記メモリに記憶されている前記送信済みデータに関する情報に基づいて、前記再送信されたデータにおいて、前記送信済みデータとの重複部分を削除することを特徴とするインタフェース変換装置。
  3.  第1インタフェースを有する第1装置と、前記第1インタフェースよりもデータ送信速度が早く、前記第1インタフェースとの間で所定の単位でデータの送受信を実行する第2インタフェースを有する第2装置との間で通信を可能にするインタフェース変換装置であって、
     前記データ送信速度の差に起因して、前記第2インタフェースのデータ送信に所定の時間以上の遅延が生じたことに基づいて、前記第2装置が前記所定の単位の最初からデータの再送信を行い、前記第1インタフェースが前記再送信前のデータの受信状態を継続している場合において、
     前記第1インタフェースに接続する第1送受信部と、
     前記第2インタフェースに接続する第2送受信部と、
     前記第1送受信部及び前記第2送受信部に接続され、前記第1インタフェース又は前記第2インタフェースの一方から送信された情報を、他方に適合するように変換する情報変換部と、
     前記第2インタフェースから送信されたデータが、再送信されたデータか否かを判断する再送信データ判断部と、
     前記第1インタフェースへ前記第1送受信部が送信した送信済みデータに係る情報を取得するデータ情報記憶部と、
     当該送信済みデータに関する情報に基づいて、前記再送信されたデータにおいて、前記送信済みデータとの重複部分を削除する再送信データ処理部とを備えることを特徴とするインタフェース変換装置。
  4.  前記第1装置から送信されるコマンドの種類を判断し、判断したコマンドが省電力モードへの移行を要求する省電力モード移行リクエストの場合に、当該リクエストを拒絶可能とするコマンド拒絶部を更に備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のインタフェース変換装置。
  5.  前記第1装置から送信されるコマンドの種類を判断し、判断したコマンドが省電力モードへの移行を要求する省電力モード移行リクエストの場合に、前記省電力モード移行リクエストのうち、緊急性の高低を判断し、前記リクエストの緊急性が高いと判断した場合は、前記リクエストを受け入れ、緊急性が低いと判断した場合は、前記リクエストを拒絶するコマンド拒絶部を更に備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のインタフェース変換装置。
  6.  前記第1装置から送信されるコマンドの種類を判断し、判断したコマンドが省電力モードへの移行を要求する省電力モード移行リクエストの場合に、前記インタフェース変換装置内のデータの通信状況に応じて前記省電力モード移行リクエストの受け入れ又は拒絶を判断し、データの通信があると判断した場合には、前記省電力モード移行リクエストを拒絶し、データの通信がないと判断した場合には、前記省電力モード移行リクエストを受け入れるコマンド拒絶部を更に備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のインタフェース変換装置。
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