WO2020194375A1 - 設置支援装置、及びエレベーターの機器設置方法 - Google Patents

設置支援装置、及びエレベーターの機器設置方法 Download PDF

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智宏 服部
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Abstract

設置支援装置(20)は、例えば通信機器(22)、判定部(26)、判定部(27)、表示器(23)、及び報知制御部(28)を備える。判定部(26)は、第1評価値に基づいて、通信機器(22)の位置が設置位置に適しているか否かを判定する。判定部(27)は、第2評価値に基づいて、通信機器(22)の位置が音声通信のための設置位置に適しているか否かを判定する。例えば、報知制御部(28)は、設置位置に適していることを判定部(26)及び判定部(27)が判定すると、データ通信及び音声通信の双方に適している旨を表示器(23)に表示する。

Description

設置支援装置、及びエレベーターの機器設置方法
 この発明は、設置支援装置とエレベーターの機器設置方法とに関する。
 特許文献1に、エレベーターシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムは、センターと通信するための通信機器を備える。特許文献1には、通信機器が無線を利用してセンターと通信する例が記載されている。
日本特開2009-177441号公報
 例えば、通信機器は、エレベーターの制御装置に取り付けられる。通信機器が有線で通信を行う場合は、通信機器の設置位置がセンターとの通信に影響を与えることはない。しかし、通信機器が無線で通信を行う場合は、通信機器の設置位置が、特に音声データの通信に影響を与えてしまう。従来では、通信機器を現場の通信環境に合わせて適切な位置に設置することができなかった。
 この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、通信機器の設置位置を現場の通信環境に合わせて適切に特定できる設置支援装置を提供することである。この発明の他の目的は、現場の通信環境に合わせて通信機器を適切な位置に設置するための方法を提供することである。
 この発明に係る設置支援装置は、無線通信が可能な通信機器と、第1評価値及び第2評価値に基づいて、通信機器の位置が設置位置に適しているか否かを判定する判定手段と、報知器と、設置位置に適していることを判定手段が判定するとその旨を報知器から報知し、設置位置に適していないことを判定手段が判定すると通信機器の位置の変更を促すための報知を報知器から行う報知制御手段と、を備える。第1評価値は、通信機器が受信する電波の強度を表す。第2評価値は、通信機器と特定の通信先との間の通信品質を表す。
 この発明に係るエレベーターの設置支援装置は、無線通信が可能な通信機器と、通信機器が受信する電波の強度を表す第1評価値に基づいて、通信機器の位置が設置位置に適しているか否かを判定する第1判定手段と、通信機器と特定の通信先との間の通信品質を表す第2評価値に基づいて、通信機器の位置が音声通信のための設置位置に適しているか否かを判定する第2判定手段と、報知器と、報知器を制御する報知制御手段と、を備える。報知制御手段は、設置位置に適していないことを第1判定手段が判定すると、データ通信及び音声通信の双方に適していない旨を報知器から報知する。報知制御手段は、設置位置に適していることを第1判定手段が判定し且つ設置位置に適していないことを第2判定手段が判定すると、データ通信に適しているが音声通信に適していない旨を報知器から報知する。報知制御手段は、設置位置に適していることを第1判定手段及び第2判定手段が判定すると、データ通信及び音声通信の双方に適している旨を報知器から報知する。
 この発明に係るエレベーターの機器設置方法は、通信機器を設置予定位置に配置した状態で取得された第1評価値及び第2評価値に基づく、設置予定位置の適否に関する評価結果を表示器に表示させる工程と、表示器に表示された内容から、通信機器の設置位置を特定する工程と、特定された設置位置に通信機器を配置することができるように、保守装置を設置する工程と、通信機器を保守装置に接続し、特定された設置位置に通信機器を配置する工程と、保守装置と制御装置との通信を確立する工程と、保守装置とインターホンとの通信を確立する工程と、を備える。第1評価値は、通信機器が受信する電波の強度を表す。第2評価値は、通信機器と特定の通信先との間の通信品質を表す。
 例えば、この発明に係る設置支援装置を使用することにより、通信機器の設置位置を現場の通信環境に合わせて適切に特定できる。
エレベーターシステムの例を示す図である。 実施の形態1における設置支援装置の例を示す図である。 実施の形態1における設置支援装置の動作例を示すフローチャートである。 エレベーターの機器設置方法を示すフローチャートである。 本体のハードウェア資源の例を示す図である。 本体のハードウェア資源の他の例を示す図である。
 添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
 図1は、エレベーターシステムの例を示す図である。先ず、図1を参照し、遠隔監視機能を備えたエレベーターシステムについて説明する。
 図1に示すエレベーターシステムは、例えばエレベーター1、サーバ2、監視端末3、及び電話4を備える。エレベーター1は、例えばかご5、制御装置6、保守装置7、及び通信機器8を備える。かご5は、インターホン9を備える。サーバ2は、データセンター10に備えられる。監視端末3及び電話4は、情報センター11に備えられる。
 通信機器8は、エレベーター1が外部と通信するための装置である。通信機器8は、IPネットワーク12を介して遠隔のデータセンター10と通信する。例えば、通信機器8は、IPネットワーク12を介してデータセンター10のサーバ2に接続される。通信機器8は、IPネットワーク12を介して遠隔の情報センター11と通信する。例えば、通信機器8は、IPネットワーク12を介して情報センター11の電話4に接続される。通信機器8は、無線通信が可能である。例えば、通信機器8は、特定の通信キャリアの基地局と無線通信を行う。通信機器8は、複数の通信キャリアの基地局と無線通信を行うことができても良い。
 監視端末3は、IPネットワーク13を介して遠隔のデータセンター10と通信する。例えば、監視端末3は、IPネットワーク13を介してサーバ2に接続される。
 IPネットワーク12及び13は、通信プロトコルとしてIP(Internet Protocol)を用いた通信ネットワークである。例えば、IPネットワーク12は、クローズドネットワークである。IPネットワーク13は、クローズドネットワークである。IPネットワーク12及び13の代わりに、オープンネットワークが用いられても良い。
 エレベーター1において、かご5は、昇降路(図示せず)を上下に移動する。かご5は、制御装置6に制御される。かご5及び制御装置6は、保守装置7に接続される。通信機器8は、保守装置7に接続される。インターホン9は、かご5の中にいる人が情報センター11にいるオペレーター14と話をするための装置である。
 保守装置7は、例えば、制御装置6から状態データを収集する。状態データは、エレベーター1の状態を表すデータである。例えば、状態データには、エレベーター1の稼働状態を表すデータが含まれる。かご5の位置、かご5の移動速度、かご5の移動方向、ドアの開閉状態、及び呼びの登録状況は、エレベーター1の稼働状態の例である。他の例として、状態データには、エレベーター1の故障状態を表すデータが含まれる。
 保守装置7が収集する状態データは、基本的にデジタルデータである。制御装置6から収集した状態データがアナログデータであれば、保守装置7は、そのアナログデータをデジタルデータに変換する。保守装置7は、収集した状態データを一定期間保存する。
 また、保守装置7には、インターホン9に入力された音声を表すデータが入力される。以下においては、音声を表すデータのことを「音声データ」とも表記する。インターホン9から入力された音声データがアナログデータであれば、保守装置7は、そのアナログデータをデジタルデータに変換する。インターホン9から保守装置7に入力される音声データは、デジタルデータであっても良い。
 通信機器8は、保守装置7によって収集された状態データを定期的にデータセンター10に送信する。通信機器8から送信された状態データは、IPネットワーク12を介してサーバ2によって受信される。
 通信機器8は、インターホン9から保守装置7に音声データが入力されると、その音声データを即座に情報センター11に送信する。通信機器8から送信された音声データは、IPネットワーク12を介して電話4で受信される。
 通信機器8は、3G(3rd Generation)通信モードで無線通信を行っても良いし、LTE(Long Term Evolution)通信モードで無線通信を行っても良い。通信機器8は、他の通信モードで無線通信を行っても良い。
 このように、エレベーター1の遠隔監視機能を担う通信機器8は、無線通信によって状態データの送受信と音声データの送受信とを行う。したがって、通信機器8は、状態データを無線で送受信するのに適した位置であり且つ音声データを無線で送受信するのに適した位置に設置される必要がある。通信機器8は、例えば昇降路或いは昇降路上方の機械室に設置される。このため、通信機器8を設置する作業員は、昇降路内或いは機械室内において通信機器8を設置するための適切な位置を特定しなければならない。以下に、通信機器8の設置位置を特定する際に作業員が使用する設置支援装置の例について説明する。
 図2は、実施の形態1における設置支援装置20の例を示す図である。例えば、作業員は、かご5及び制御装置6を備えたエレベーターに対して、遠隔監視に必要な保守装置7と通信機器8とを設置する際に設置支援装置20を使用する。エレベーターが保守装置7と通信機器8とを備えることにより、図1に示すシステムを構築できる。作業員は、エレベーターを新規に設置する際に設置支援装置20を使用しても良い。作業員は、既設のエレベーターに遠隔監視機能を新たに付加する際に設置支援装置20を使用しても良い。
 設置支援装置20は、例えば本体21、及び通信機器22を備える。通信機器22は、本体21に接続される。通信機器22は、後にエレベーター1において実際に使用される通信機器8そのものであっても良い。通信機器22は、通信機器8と同等の機能及び性能を有する別の機器であっても良い。例えば、通信機器22は、特定の通信キャリアの基地局と無線通信を行う機能を有する。
 本体21は、例えば表示器23、測定部24、測定部25、判定部26、判定部27、及び報知制御部28を備える。
 表示器23は、情報を作業員に報知する報知器の一例である。本体21は、報知器として表示器23の代わりにスピーカを備えても良い。本体21は、報知器として表示器23及びスピーカを備えても良い。表示器23は、報知制御部28によって制御される。
 判定部26は、第1評価値に基づいて、通信機器22の現在の位置が設置位置に適しているか否かを判定する。第1評価値は、通信機器22が受信する電波の強度を表す値である。例えば、第1評価値は、通信機器22が受信する電波の強度が高いほど大きな値になる。第1評価値は、通信機器22が受信する電波の強度が高いほど小さな値になっても良い。
 測定部24は、通信機器22が受信する電波の強度を測定する。測定部24が電波強度として測定する値の例として、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、受信電力密度、受信電力対入力電力密度比(Eb/Io)、受信電力対雑音電力密度比(Eb/No)、受信電力対妨害電力密度比(Ec/Io)、及び受信情報誤り率(FER:Fleme Error Rate)が挙げられる。測定部24は、これらの値のうちの1つのみを測定しても良い。測定部24は、これらの値のうちの複数を測定しても良い。測定部24は、電波強度として他の値を計測しても良い。第1評価値は、測定部24が測定した値或いはその測定値から得られた値である。
 判定部27は、第2評価値に基づいて、通信機器22の現在の位置が音声通信のための設置位置に適しているか否かを判定する。第2評価値は、通信機器22と特定の通信先との間の通信品質を表す値である。上記特定の通信先は予め設定される。例えば、第2評価値は、通信機器22と通信先との間の通信品質が良いほど大きな値になる。第2評価値は、通信機器22と通信先との間の通信品質が良いほど小さな値になっても良い。
 測定部25は、通信機器22と特定の通信先との間の通信品質を測定する。測定部25が上記経路の通信品質として測定する値の例として、パケット損失回数、パケット損失率、パケット揺らぎ時間、及びパケット遅延時間が挙げられる。測定部25は、これらの値のうちの1つのみを計測しても良い。測定部25は、これらの値のうちの複数を計測しても良い。測定部25は、上記経路の通信品質として他の値を計測しても良い。第2評価値は、測定部25が測定した値或いはその測定値から得られた値である。
 測定部25は、通信品質として、パケット損失に関する値とパケット揺らぎに関する値とを測定することが好ましい。以下においては、好適な例として、測定部25がパケット損失率とパケット揺らぎ時間とを測定する例について説明する。
 図3は、実施の形態1における設置支援装置20の動作例を示すフローチャートである。例えば、測定部24は、通信機器22が受信する電波の強度を第1評価値として測定する(S101)。また、測定部25は、通信機器22から特定の通信先に信号を送信することにより、パケット損失率を第2評価値の一つとして測定する(S102)。測定部25は、通信機器22から特定の通信先に信号を送信することにより、パケット揺らぎ時間を第2評価値の一つとして測定する(S103)。S101からS103に示す各処理は、図3に示す順序で行われなくても良い。
 次に、判定部26は、第1評価値に基づく判定を行う。例えば、判定部26は、測定部24が測定した電波強度が第1基準範囲に入っているか否かを判定する(S104)。第1基準範囲は、予め設定される。第1基準範囲は、下限値のみが設定された範囲でも良い。第1基準範囲は、上限値のみが設定された範囲でも良い。測定部24が測定した電波強度が第1基準範囲に入っていなければ、判定部26は、通信機器22の現在の位置が設置位置に適していないことを判定する(S104のNo)。
 S104でNoと判定されると、報知制御部28は、通信機器22の現在の位置がデータ通信及び音声通信の双方に適してない旨を表示器23に表示する(S105)。例えば、表示器23に、「データ通信:NG」及び「音声通信:NG」と表示される。また、S104でNoと判定されると、報知制御部28は、通信機器22の位置の変更を促すためのメッセージを表示器23に表示する(S106)。例えば、表示器23に、「通信機器の位置を変更し、測定を再度行ってください。」と表示される。
 一方、測定部24が測定した電波強度が第1基準範囲に入っていれば、判定部26は、通信機器22の現在の位置が、少なくともデータ通信のための設置位置に適していることを判定する(S104のYes)。
 S104でYesと判定されると、判定部27は、第2評価値に基づく判定を行う。例えば、判定部27は、測定部25が測定したパケット損失率が第2基準範囲に入っているか否かを判定する(S107)。第2基準範囲は、予め設定される。第2基準範囲は、下限値のみが設定された範囲でも良い。第2基準範囲は、上限値のみが設定された範囲でも良い。測定部25が測定したパケット損失率が第2基準範囲に入っていなければ、判定部27は、通信機器22の現在の位置が音声通信のための設置位置に適していないことを判定する(S107のNo)。
 S107でNoと判定されると、報知制御部28は、通信機器22の現在の位置がデータ通信に適しているが音声通信には適していない旨を表示器23に表示する(S108)。例えば、表示器23に、「データ通信:OK」及び「音声通信:NG」と表示される。また、S107でNoと判定されると、報知制御部28は、通信機器22の位置の変更を促すためのメッセージを表示器23に表示する(S106)。
 測定部25が測定したパケット損失率が第2基準値に入っていれば、判定部27は、S107でYesと判定する。S107でYesと判定すると、判定部27は、測定部25が測定したパケット揺らぎ時間が第3基準範囲に入っているか否かを判定する(S109)。第3基準範囲は、予め設定される。第3基準範囲は、下限値のみが設定された範囲でも良い。第3基準範囲は、上限値のみが設定された範囲でも良い。
 測定部25が測定したパケット揺らぎ時間が第3基準範囲に入っていなければ、判定部27は、通信機器22の現在の位置が音声通信のための設置位置に適していないことを判定する(S109のNo)。S109でNoと判定されると、S108の処理が行われる。また、S109でNoと判定されると、S106の処理が行われる。
 一方、測定部25が測定したパケット揺らぎ時間が第3基準範囲に入っていれば、判定部26は、通信機器22の現在の位置が音声通信のための設置位置に適していることを判定する(S109のYes)。S109でYesと判定されると、報知制御部28は、通信機器22の現在の位置が、データ通信及び音声通信の双方に適している旨を表示器23に表示する(S110)。例えば、表示器23に、「データ通信:OK」及び「音声通信:OK」と表示される。
 作業員は、設置支援装置20を使用することにより、通信機器8の設置位置を現場の通信環境に応じて適切に特定することができる。即ち、作業員は、通信機器8の設置位置として、データ通信及び音声通信の双方に適している位置を特定できる。
 本実施の形態では、設置支援装置20が判定部26及び判定部27を備える例について説明した。設置支援装置20が1つの判定部を備え、この判定部が第1評価値と第2評価値とに基づく判定を実施しても良い。例えば、判定部は、第1評価値と第2評価値とに基づいて、通信機器22の現在の位置が設置位置に適しているか否かを判定する。そして、通信機器22の現在の位置が設置位置に適していないことを上記判定部が判定すると、報知制御部28は、設置位置に適していない旨を表示器23に表示する。また、報知制御部28は、通信機器22の位置の変更を促すためのメッセージを表示器23に表示する。通信機器22の現在の位置が設置位置に適していることを上記判定部が判定すると、報知制御部28は、設置位置に適している旨を表示器23に表示する。
 次に、図4を参照し、作業員が保守装置7及び通信機器8を設置する際に行う作業の手順について説明する。図4は、エレベーターの機器設置方法を示すフローチャートである。具体的に、図4は、かご5及び制御装置6を備えたエレベーターに対して、遠隔監視に必要な保守装置7と通信機器8とを設置するための手順を示す。作業員は、設置支援装置20を使用し、保守装置7と通信機器8との設置を行う。以下においては、設置支援装置20の通信機器として、後にエレベーターで使用する通信機器8をそのまま用いる例について説明する。
 先ず、作業員は、通信機器8を本体21に接続した上で、通信機器8を設置予定位置に配置する(S201)。設置予定位置は、予め決まっていても良い。設置予定位置は、現場の状況から作業員がその場で決めても良い。
 次に、作業員は、設置支援装置20に対して特定の操作を行うことにより、設置支援装置20に図3に示す処理を行わせる。これにより、上記設置予定位置の適否に関する評価結果が表示器23に表示される(S202)。
 即ち、設置支援装置20に対して上記特定の操作が行われると、測定部24が、通信機器8が受信する電波の強度を測定する。これにより、測定部24が測定した電波強度に基づいて第1評価値が取得される。また、上記特定の操作が行われると、測定部25は、通信機器8から特定の通信先に信号を送信し、パケット損失率とパケット揺らぎ時間とを測定する。これにより、測定部25が測定したパケット損失率及びパケット揺らぎ時間に基づいて第2評価値が取得される。
 そして、取得された第1評価値及び第2評価値に基づく評価結果が表示器23に表示される。例えば、S202において、S105及びS106に示す内容が表示器23に表示される。他の例として、S108及びS106に示す内容が表示器23に表示される。他の例として、S110に示す内容が表示器23に表示される。
 作業員は、表示器23に表示された内容を見て、通信機器8の位置を変更する必要があるか否かを判定する(S203)。例えば、通信機器8の位置の変更を促すためのメッセージが表示器23に表示されると、作業員は、通信機器8の位置変更が必要であると判定する(S203のYes)。かかる場合、作業員は、S201で通信機器8を他の設置予定位置に配置した後、その新たな設置予定位置に対する評価結果を表示器23に表示させる。
 例えば、データ通信及び音声通信の双方に適している旨が表示器23に表示されると、作業員は、通信機器8の位置変更が必要でないと判定する(S203のNo)。S203でNoと判定すると、作業員は、通信機器8が現在配置されている位置を通信機器8の設置位置として特定する(S204)。
 次に、作業員は、S204で特定した設置位置に通信機器8を配置することができるように、保守装置7を設置する(S205)。作業員は、例えばアンカーボルトを用いて、昇降路の壁等に保守装置7を固定する。
 次に、作業員は、通信機器8を保守装置7に接続し、S204で特定した設置位置に通信機器8を配置する(S206)。また、作業員は、保守装置7と制御装置6との通信を確立する(S207)。作業員は、保守装置7とインターホン9との通信を確立する(S208)。これにより、現場の通信環境に合わせて通信機器8をデータ通信及び音声通信に適した位置に設置することができる。また、遠隔監視機能を備えたエレベーター1を実現できる。
 本実施の形態において、符号24~28に示す各部は、本体21が有する機能を示す。図5は、本体21のハードウェア資源の例を示す図である。図5では、表示器23を示していない。本体21は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ31とメモリ32とを含む処理回路30を備える。本体21は、メモリ32に記憶されたプログラムをプロセッサ31によって実行することにより、符号24~28に示す各部の機能を実現する。
 プロセッサ31は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ32として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
 図6は、本体21のハードウェア資源の他の例を示す図である。図6では、表示器23を示していない。図6に示す例では、本体21は、例えばプロセッサ31、メモリ32、及び専用ハードウェア33を含む処理回路30を備える。図6は、本体21が有する機能の一部を専用ハードウェア33によって実現する例を示す。本体21が有する機能の全部を専用ハードウェア33によって実現しても良い。専用ハードウェア33として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
 例えば、この発明に係る設置支援装置は、エレベーターの設置現場に通信機器を新たに設置する場合に利用できる。
 1 エレベーター、 2 サーバ、 3 監視端末、 4 電話、 5 かご、 6 制御装置、 7 保守装置、 8 通信機器、 9 インターホン、 10 データセンター、 11 情報センター、 12 IPネットワーク、 13 IPネットワーク、 14 オペレーター、 20 設置支援装置、 21 本体、 22 通信機器、 23 表示器、 24 測定部、 25 測定部、 26 判定部、 27 判定部、 28 報知制御部、 30 処理回路、 31 プロセッサ、 32 メモリ、 33 専用ハードウェア

Claims (6)

  1.  無線通信が可能な通信機器と、
     第1評価値及び第2評価値に基づいて、前記通信機器の位置が設置位置に適しているか否かを判定する判定手段と、
     報知器と、
     設置位置に適していることを前記判定手段が判定するとその旨を前記報知器から報知し、設置位置に適していないことを前記判定手段が判定すると前記通信機器の位置の変更を促すための報知を前記報知器から行う報知制御手段と、
    を備え、
     前記第1評価値は、前記通信機器が受信する電波の強度を表し、
     前記第2評価値は、前記通信機器と特定の通信先との間の通信品質を表す設置支援装置。
  2.  無線通信が可能な通信機器と、
     前記通信機器が受信する電波の強度を表す第1評価値に基づいて、前記通信機器の位置が設置位置に適しているか否かを判定する第1判定手段と、
     前記通信機器と特定の通信先との間の通信品質を表す第2評価値に基づいて、前記通信機器の位置が音声通信のための設置位置に適しているか否かを判定する第2判定手段と、
     報知器と、
     前記報知器を制御する報知制御手段と、
    を備え、
     前記報知制御手段は、
     設置位置に適していないことを前記第1判定手段が判定すると、データ通信及び音声通信の双方に適していない旨を前記報知器から報知し、
     設置位置に適していることを前記第1判定手段が判定し且つ設置位置に適していないことを前記第2判定手段が判定すると、データ通信に適しているが音声通信に適していない旨を前記報知器から報知し、
     設置位置に適していることを前記第1判定手段及び前記第2判定手段が判定すると、データ通信及び音声通信の双方に適している旨を前記報知器から報知する設置支援装置。
  3.  前記報知制御手段は、設置位置に適していないことを前記第1判定手段又は前記第2判定手段が判定すると、前記通信機器の位置の変更を促すための報知を前記報知器から行う請求項2に記載の設置支援装置。
  4.  前記通信機器は、エレベーターのかごに備えられたインターホンからの音声データとエレベーターの状態を表す状態データとをIPネットワークを介して送信するための装置である請求項1から請求項3の何れか一項に記載の設置支援装置。
  5.  前記第2評価値に、パケット損失に関する値とパケット揺らぎに関する値とが含まれる請求項1から請求項4の何れか一項に記載の設置支援装置。
  6.  インターホンを有するかご及び前記かごを制御する制御装置を備えたエレベーターに、遠隔監視に必要な保守装置及び通信機器を設置するための方法であって、
     前記通信機器を設置予定位置に配置した状態で取得された第1評価値及び第2評価値に基づく、前記設置予定位置の適否に関する評価結果を表示器に表示させる工程と、
     前記表示器に表示された内容から、前記通信機器の設置位置を特定する工程と、
     特定された前記設置位置に前記通信機器を配置することができるように、前記保守装置を設置する工程と、
     前記通信機器を前記保守装置に接続し、特定された前記設置位置に前記通信機器を配置する工程と、
     前記保守装置と前記制御装置との通信を確立する工程と、
     前記保守装置と前記インターホンとの通信を確立する工程と、
    を備え、
     前記第1評価値は、前記通信機器が受信する電波の強度を表し、
     前記第2評価値は、前記通信機器と特定の通信先との間の通信品質を表すエレベーターの機器設置方法。
PCT/JP2019/012069 2019-03-22 2019-03-22 設置支援装置、及びエレベーターの機器設置方法 WO2020194375A1 (ja)

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