JP2023074169A - 通信監視装置、通信監視システム、通信監視方法、およびプログラム - Google Patents

通信監視装置、通信監視システム、通信監視方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 基地局の通信障害を迅速に検知するための仕組みを提供する。【解決手段】 取得部(11)は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得し、監視部(12)は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視し、通報部(13)は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信監視装置、通信監視システム、通信監視方法、およびプログラムに関し、例えば、基地局の通信障害の有無を監視するための通信監視装置、通信監視システム、通信監視方法、およびプログラムに関する。
地震や台風などの災害時には、無線基地局への電力供給が停電により断たれることにより、または、伝送路の故障により、携帯キャリアが提供する移動体通信、あるいは、MCA(multi-channel access)無線技術を用いた第三者無線において、不通などの通信障害が発生する場合がある。加えて、災害の発生地にいる者の安否確認のために、回線接続要求がひっ迫することが想定される。この場合、携帯キャリアは、輻輳(ふくそう)防止のために、通信エリアごとにトラフィック規制を行う(例えば、特許文献1)。
特開2008-011061号公報
携帯キャリアは、通信障害の有無を、オペレーションセンターで監視しているが、それを検知できない場合もある。また、大規模な災害が発生した時には、オペレータが通信障害の有無を確認すべき無線基地局の数も多くなる。そのため、通信インフラの完全な復旧には、相当の時間を要する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、無線通信の通信障害を迅速に検知するための仕組みを提供することにある。
本発明の一態様に係る通信監視装置は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する取得手段と、前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視する監視手段と、前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する通報手段とを備えている。
本発明の一態様に係る通信監視システムは、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する取得手段と、前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視する監視手段と、前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する通報手段とを含む、同報無線の子局と、同報無線を通じて、前記子局から前記通報を受信する受信手段と、通報した前記子局を特定する特定手段と、通報した前記子局を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する判定手段とを含む、同報無線の親局とを備えている。
本発明の一態様に係る通信監視方法は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得し、前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視し、前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。
本発明の一態様に係るプログラムは、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得することと、前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視することと、前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報することとをコンピュータに実行させる。
本発明の一態様は、無線通信の通信障害を迅速に検知するための仕組みを提供する。
実施形態1に係る通信制御装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る通信制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係る通信監視システムの構成の一例を概略的に示す図である。 実施形態2に係る通信制御装置の第2の構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る通信監視システムの構成の一例を概略的に示す図である。 実施形態3に係る通信監視システムの構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る通信監視システムを構成する子局および親の動作を示すシーケンス図である。 実施形態4に係る親局の構成を示すブロック図である。 実施形態5に係る通信監視システムの構成の一例を概略的に示す図である。 実施形態5に係る子局の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態6に係る子局の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態6の一変形例に係る子局の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1~2に係る通信監視装置のいずれか、または、前記実施形態3~6に係る子局のいずれかのハードウェア構成の一例を示す図である。
図面を参照して、本発明の実施形態について、以下で説明する。
〔実施形態1〕
図1~図2を参照して、実施形態1について説明する。
(通信監視装置10)
図1は、本実施形態1に係る通信監視装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信監視装置10は、取得部11、監視部12、および通報部13を備えている。
取得部11は、無線通信の受信信号強度(RSSI; Received Signal Strength Indicator)を示す情報を取得する。取得部11は、取得手段の一例である。
一例では、取得部11は、無線通信端末(図示せず)が、無線基地局(以下、基地局99(図5)と略記する)から受信した無線信号の強度(「受信信号強度」と呼ぶ)を示す情報を、無線通信端末から取得する。
無線通信端末は、例えば、モバイルブロードバンドに無線でアクセス可能な移動体端末である。無線通信端末は、USB(Universal Serial Bus)メモリ型、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード型、SDメモリ型、あるいは、モバイルWi-Fi(登録商標)ルータであってよい。
基地局99は、携帯キャリアにより構築される。基地局99は、電話網の末端において、カバーエリア(セル)内の無線通信端末(例えば、携帯電話)と無線通信して、無線通信端末が、電話すること、あるいは、インターネットなどの広域ネットワークにアクセスすることを可能にする。基地局99には、鉄塔型、柱型、アンテナ型、および可搬型などが存在する。
取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を、監視部12へ出力する。
監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。監視部12は、監視手段の一例である。
一例では、監視部12は、取得部11から、一定時間にわたって、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信する。ここで、監視部12が、一定時間にわたって、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信する構成は、「一単位時間」を、タイムスロットよりも十分に小さい(例えば、タイムスロットの1/10以下)時間と定義したとき、監視部12が、取得部11から、一単位時間ごとに、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信する構成も含む。
タイムスロットは、時分割多重アクセス(TDMA; Time Division Multiple Access)方式、あるいは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式において、通信回線ごとに割り当てられる通信時間である。タイムスロットは、おおむねミリ秒単位を有する。一単位時間がタイムスロット以下である場合、監視部12は、基地局99と無線通信端末との間での通信時間中に、少なくとも1回は必ず、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信することができる。
一方、周波数分割多元接続(FDMA; Frequency-Division Multiple Access)方式では、通信主体ごとに異なる搬送波を使用して同時に通信を行うため、タイムスロットは存在しない。したがって、一単位時間、および後述する一定時間はどちらも、任意に定められてよい。
無線通信端末は、無線通信回路を常時オン状態にして、受信信号強度の測定値のサンリング、ホールド、およびエンコードを、所定のサンプリング周波数で繰り返す。そして、無線通信端末は、エンコードされた測定値を、無線通信の受信信号強度を示す情報として、通信監視装置10の取得部11へ送信する。
監視部12は、取得部11から、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信するごとに、無線通信の受信信号強度の大きさと閾値とを比較する。閾値は、携帯キャリアが提供する移動体通信サービスに基づいて、自治体の当局(役所など)によって予め設定されていてよい。
監視部12は、無線通信の受信信号強度と閾値とを比較する。無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったとき、監視部12は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、通報部13へ通知する。ここでの「一定時間」は、例えば、基地局99に同時に接続している通信回線の数の統計的な平均値と、上述したタイムスロットとに基づいて決定される。
基地局99に同時に接続している通信回線の数の統計的な平均値をMとし、タイムスロットをmとする。また一周期をM×mと定める。一周期において、無線通信端末に割り当てられる基地局99との通信時間は、m/M×mと表される。このとき、一定時間は、一例では、(M×m)×n(nは任意の正整数)と定められる。
n=1とすると、一定時間は一周期と同時間である。一周期(M×m)の間、無線通信の受信信号強度が閾値を下回っている場合、基地局99と無線通信端末との間での通信時間中においても、無線通信端末が基地局99から受信する電波の強度が平常よりも弱いことを示す。したがって、基地局99が停電等により故障している可能性が高い。
または、n>1とすると、一定時間はn周期である。一定時間(M×m)×nにわたって、無線通信の受信信号強度が閾値を下回っている場合、基地局99と無線通信端末との間でのn回の通信時間中において、無線通信端末が基地局99から受信する電波の強度が平常よりも弱いことを示す。したがって、基地局99が停電等により故障している可能性がより高くなる。
通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。通報部13は、通報手段の一例である。
一例では、通報部13は、監視部12は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通知される。この通知をトリガ―として、通報部13は、警報などの手段による通報を実施する。通報の相手は、例えば、自治体の当局または職員である。
例えば、通報部13は、自治体が使用する同報無線(防災行政無線とも呼ばれる)を通じて、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、自治体の当局に通報してもよい。通報部13は、役所に設置されたOA(Office Automation)機器など、ローカルネットワークを介して同報無線と接続された端末から、表示または音声で通報を出力させてもよい。あるいは、通報部13は、異常を通知する用途の回転灯(ローカルネットワークに接続可能であるもの)を発光させてもよい。
通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを根拠として、通信障害が発生したと判定してもよい。この場合、通報部13は、通信障害が発生した可能性があることを、自治体の当局、職員、基地局99の通信工事を担当する企業、または、携帯キャリアのオペレーションセンターに通報してもよい。
(通信監視装置10の動作)
図2を参照して、本実施形態1に係る通信監視装置10の動作を説明する。図2は、通信監視装置10の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する(S101)。取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を、監視部12へ出力する。
監視部12は、取得部11から、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する(S102)。
無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったとき、監視部12は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、通報部13へ通知する。
通報部13は、監視部12から、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通知される。その後、通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、自治体の当局または職員などに通報する(S103)。
以上で、本実施形態1に係る通信監視装置10の動作は終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。当局は、基地局99を監視せずとも、通信障害を迅速に検知することができる。したがって、当局は、通報に基づいて、通信障害を早期に発見し、通信インフラの復旧に必要な対策を実施することができる。
〔実施形態2〕
図3~図4を参照して、実施形態2について説明する。本実施形態2では、無人機(例えばドローン)と協同して動作する構成の一例を説明する。
(通信監視装置20a)
図3は、本実施形態2に係る通信監視装置20aの構成を示すブロック図である。図3に示すように、通信監視装置20aは、取得部11、監視部12、および通報部13を備えている。通信監視装置20aは、給電部24をさらに備えている。
給電部24は、無人機500(例えばドローン)(図9)と充電器(図示せず)との電気的結合を検出し、電気的結合された無人機500に対する充電器からの電力供給を制御する。給電部24は、給電手段の一例である。
一例では、給電部24は、充電器と電気的に接続されており、充電器の出力を監視する。給電部24は、充電器の出力の変化に基づいて、充電器に対して無人機500が接続されたことを検出する。このとき、給電部24は、無人機500に対する充電器からの電力供給を開始する。
あるいは、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに、給電部24は、監視部12から、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通知される。給電部24は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときのみ、無人機500に対する電力供給を行ってもよい。
(通信監視装置20b)
図4は、本実施形態2に係る通信監視装置20bの構成を示すブロック図である。図4に示すように、通信監視装置20bは、取得部11、監視部12、および通報部13を備えている。通信監視装置20bは、放送部25をさらに備えている。
放送部25は、無人機500(図9)との無線通信を行うことによって、無人機500からの放送指示を受信する。そして、放送部25は、その放送指示に基づいて、拡声器(図示せず)による音声放送を実施する。放送部25は、放送手段の一例である。
一例では、放送部25は、ビーコン等の手段により、通信監視装置20bの近傍にある無人機500(図9)を検出して、近距離無線通信によって、検出した無人機500と無線通信を行う。あるいは、放送部25は、無人機500からの接続要求に応じて、無人機500と無線接続する。
放送部25は、無線接続された無人機500から、放送指示を受信する。例えば、放送指示の内容は、音声ファイル、テキストファイル、または放送番号(パラメータ)である。音声ファイルは、録音された音声放送のデータを含む。音声放送のデータは、無人機500がカメラおよびセンサ等を用いて収集した周辺の状況に基づいて、無人機500自体が生成したものであってよい。
放送指示の内容が音声ファイルである場合、放送部25は、図示しない拡声器から、音声ファイルに基づく音声放送を出力する。
放送指示の内容がテキストファイルである場合、放送部25は、テキストファイルを音声ファイルに変換する。そして、放送部25は、拡声器から、変換された音声ファイルに基づく音声放送を出力する。
放送指示の内容が放送番号である場合、放送部25は、図示しない記録媒体から、放送番号と紐づけられた音源を取得する。そして、放送部25は、拡声器から、取得した音源に基づく音声放送を出力する。
例えば、音声放送の内容は、拡声器の近傍にいる住民に対し、避難行動を促すものであってよい。
(変形例)
一変形例では、無人機500は、レピータ、または、可搬型基地局を搭載されたものであってもよい。無人機500は、通信障害が発生したエリア(セル)内において、基地局99の代わりに、無線通信サービスを提供してもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。当局は、基地局99を監視せずとも、通信障害を迅速に検知することができる。したがって、当局は、通報に基づいて、通信障害を早期に発見し、通信インフラの復旧に必要な対策を実施することができる。
さらに、本実施形態の一つの構成によれば、給電部24は、無人機500と充電器との電気的結合を検出し、電気的結合された無人機500に対する充電器からの電力供給を制御する。
また、本実施形態の他の構成によれば、放送部25は、無人機500との無線通信を行うことによって、無人機500からの放送指示を受信して、その放送指示に基づいて、拡声器による音声放送を実施する。
これにより、通信監視装置20a、20bは、無人機500と協同して、基地局99の周辺の状況に関する情報を収集したり、無人機500が搭載した可搬型基地局によって、基地局99の代替機能を提供したりすることができる。
〔実施形態3〕
図5~図7を参照して、実施形態3について説明する。本実施形態3では、同報無線(例えば、防災行政無線)の親局および子局を備えた通信監視システムの構成の一例を説明する。本実施形態3に係る同報無線の子局は、前記実施形態1~2に係る通信監視装置10、20a、20bと同じ機能を備えている。
(通信監視システム1)
図5を参照して、本実施形態3に係る通信監視システム1について説明する。図5は、通信監視システム1の構成の一例を概略的に示す図である。通信監視システム1は、停電等を原因とする通信障害の有無を監視する。例えば、基地局99は、携帯キャリアにより運用される無線基地局である。平常時、基地局99は、カバーエリア(セル)内にある無線通信端末(図示せず)に対し、無線通信を提供する。
図5に示すように、通信監視システム1は、親局200(400)および子局30を備えている。「親局200(400)」の記載は、親局200(本実施形態3)または親局400(次の実施形態4)を表している。
親局200(400)は、子局30とともに、行政防災無線などの同報無線系を構成する。例えば、同報無線は、気象情報などの防災情報を市内に放送するために利用される。アナログ方式の行政防災無線では、60MHz帯および150MHz帯が主に使用される。一方、デジタル方式の行政防災無線では、60MHz帯が主に使用される。一例では、親局200(400)は、役所(役場)にある通信設備内に設置されている。
子局30は、親局200(400)との間で、無線通信を行い、気象情報などの防災情報を親局200(400)から受信する。子局30は、拡声器と接続されているか、あるいは、拡声器を備えている。子局30は、拡声器を用いて、親局200(400)から受信した気象情報などの防災情報を、音声放送する。
震災などの災害が発生したとき、停電などを原因とする通信障害が発生する場合がある。その結果、基地局99のカバーエリア(セル)内にある無線通信端末は、不通の状態になる場合がある。このときの親局200および子局30の動作を、以下で説明する。
(親局200および子局30)
図6は、通信監視システム1を構成する親局200および子局30の各構成を示すブロック図である。なお、図6では、基地局99(図5)の表示を省略している。
(子局30)
図6に示すように、子局30は、前記実施形態1に係る通信監視装置10(図1)と同様に、取得部11、監視部12、および通報部13を備えている。また、子局30は、無線通信部34をさらに備えている。
子局30の無線通信部34は、基地局99から、無線信号を受信する。無線通信部34は、無線通信手段の一例である。
一例では、無線通信部34は、モバイルブロードバンドを利用可能な無線受信機である。無線通信部34は、少なくとも、携帯キャリアが使用する周波数帯の無線通信を受信可能であればよい。
無線通信部34は、基地局99と無線接続する。無線通信部34は、無線通信の受信信号強度(RSSI; Received Signal Strength Indicator)を検出する。そして、無線通信部34は、無線通信の受信信号強度を示す情報を、取得部11へ出力する。
子局30の取得部11は、無線通信部34から、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を、監視部12へ出力する。
子局30の監視部12は、取得部11から、無線通信の受信信号強度を示す情報を取受信し、そして、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。
無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったとき、監視部12は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、通報部13へ通知する。
子局30の通報部13は、監視部12から、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通知される。
その後、通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、親局200へ通報する。具体的には、通報部13は、親局200の受信部201へ、無線通信部34が受信する無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通報する。このとき、通報部13は、子局30を特定可能な情報を、親局200の受信部201へ送信する。
例えば、子局30に自機の位置情報が登録されている場合、通報部13は、登録された子局30の位置情報を、受信部201へ送信する。この場合、親局200は、子局30の位置情報を用いて、通報した子局30を特定することができる。
他の一例では、通報部13は、無線通信部34が無線接続している基地局99の位置情報を、無線通信部34から取得する。そして、通報部13は、無線通信部34が無線接続している基地局99の位置情報を、受信部201へ送信する。この場合、親局200は、基地局99の位置情報を用いて、通報した子局30を特定することができる。
あるいは、親局200が、子局30の識別子と基地局99との対応関係を示す情報を所持している場合、通報部13は、通報した子局30の識別子を、受信部201へ送信してもよい。この場合、特定部202は、子局30の識別子と基地局99との対応関係を示す情報とを用いて、無線通信部34が無線接続している基地局99を特定することができる。
(親局200)
図6に示すように、親局200は、受信部201、特定部202、および判定部203を備えている。
親局200の受信部201は、同報無線を通じて、子局30から通報を受信する。受信部201は、受信手段の一例である。
一例では、受信部201は、同報無線を通じて、子局30の通報部13から、通報を受信する。受信部201が受信する通報の内容は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことである。受信部201は、通報した子局30を特定可能な情報とともに、子局30からの通報があったことを、特定部202に通知する。
親局200の特定部202は、通報した子局30を特定する。特定部202は、特定手段の一例である。
一例では、特定部202は、受信部201から、子局30からの通報があったことを通知される。その後、特定部202は、受信部201から受信した、子局30を特定可能な情報(例えば、子局30の位置情報、または子局30の識別子)を用いて、通報した子局30を特定する。例えば、子局30を特定可能な情報が子局30の位置情報である場合、特定部202は、子局30の分布を示す地図情報を参照して、通報した子局30を特定する。
特定部202は、通報した子局30の位置を示す情報を、判定部203へ出力する。
親局200の判定部203は、子局30を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する。判定部203は、判定手段の一例である。
一例では、判定部203は、子局30の分布を示す地図情報、および、子局30の位置情報(子局30を特定する情報の一例である)に基づき、子局30の周辺のエリア内(例えば、子局30から所定の距離までの範囲)において、通信インフラの復旧が必要であると判定する。
他の一例では、判定部203は、子局30の識別子と基地局99との対応表、および、通報した子局30の識別子(子局30を特定する情報の一例である)に基づき、通報した子局30の無線通信部34が無線接続された基地局99を特定する。この基地局99は、停電等の事故により故障または停止した可能性がある。したがって、判定部203は、基地局99の分布を示す地図情報を参照して、特定した基地局99のカバーエリア内において、通信インフラの復旧が必要であると判定する。
なお、親局200は、通報してきた子局50に、「大容量通信の自粛、不要な通信の自粛」を呼びかける拡声放送を実施させてもよい。例えば、親局200には、予め放送内容のテンプレートを準備しておき、通報してきた子局50の情報(地名、子局名)に基づいて、放送内容を生成する。そして、親局200は、同報無線を介して、生成した放送内容を子局50へ送信する。子局50は、親局200が生成した放送内容の音声放送を出力する。これにより、復旧した回線が輻輳で再度不通となることを防止することができる。
(子局30および親局200の動作)
図7を参照して、本実施形態3に係る通信監視システム1が備えた子局30および親局200の動作を説明する。図7は、子局30および親局200のそれぞれの動作、および両者の動作の関係を示すシーケンス図である。
図7に示すように、子局30の取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する(S301)。取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を、監視部12へ出力する。
子局30の監視部12は、取得部11から、無線通信の受信信号強度を示す情報を受信する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する(S302)。
無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったとき、監視部12は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、通報部13へ通知する。
通報部13は、監視部12から、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通知される。その後、通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを、親局200に通報する(S303)。また、通報部13は、通報した子局30を特定可能な情報を、親局200の受信部201へ送信する。
親局200の受信部201は、子局30の通報部13から、通報を受信する(S304)。受信部201は、通報した子局30を特定可能な情報を、特定部202へ出力する。
特定部202は、通報した子局30を特定可能な情報に基づいて、通報した子局30を特定する(S305)。
その後、特定部202は、通報した子局30を示す情報を、判定部203へ出力する。
判定部203は、通報した子局30を示す情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する(S306)。
以上で、本実施形態3に係る子局30および親局200の動作は終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。当局は、基地局99を監視せずとも、通信障害を迅速に検知することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、受信部201は、同報無線を通じて、子局30の通報部13から通報を受信する。特定部202は、通報した子局30を特定する。判定部203は、通報した子局30を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する。
したがって、当局は、通報に基づいて、通信障害を早期に発見し、通信インフラの復旧に必要な対策を実施することができる。
〔実施形態4〕
図8を参照して、実施形態4について説明する。本実施形態4では、通信障害の影響を受ける携帯キャリアのユーザ数を推定する構成の一例を説明する。本実施形態4では、前記実施形態3と同じ構成要素には同じ符号を付して、それらの構成要素に関する説明を省略する。
(親局400)
図8に示すように、親局400は、受信部201、特定部202、および判定部203を備えている。親局400は、推定部404をさらに備えている。
推定部404は、映像データまたは解析情報を分析することによって、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を推定する。推定部404は、推定手段の一例である。
一例では、親局400の受信部201は、同報無線を通じて、子局30(図6)から、映像データまたは映像データに基づく解析情報を受信する。受信部201は、映像データまたは映像データに基づく解析情報を、推定部404へ出力する。
推定部404は、受信部201から、映像データまたは映像データに基づく解析情報を受信する。映像データは、通報した子局30の近傍、すなわち、通信障害が発生したエリア内において撮影されたものである。
推定部404は、映像データまたは解析情報を分析することによって、映像データに写る人間を検出し、検出した人数をカウントする。推定部404は、検出した人数に基づいて、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を推定する。
例えば、推定部404は、検出した人間の7~8割が無線通信端末を持っていると仮定し、さらに、無線通信端末を持っている人間のうちの4割が、基地局99を運用する携帯キャリアのユーザであると推定する。このようにして、推定部404は、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を概略的に推定することができる。
推定部404は、推定されたユーザ数を示す情報を、役所(役場)のOA端末の画面等に出力する。あるいは、推定部404は、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を推定した結果を、外部(例えば、無人機制御装置600(図9))へ送信してもよい。
なお、親局400は、通報してきた子局50に、「大容量通信の自粛、不要な通信の自粛」を呼びかける拡声放送を実施させてもよい。例えば、親局400には、予め放送内容のテンプレートを準備しておき、通報してきた子局50の情報(地名、子局名)に基づいて、放送内容を生成する。そして、親局400は、同報無線を介して、生成した放送内容を子局50へ送信する。子局50は、親局400が生成した放送内容の音声放送を出力する。これにより、復旧した回線が輻輳で再度不通となることを防止することができる。
(変形例)
一変形例では、推定部404は、エリア(セル)ごとのユーザ数の統計データを利用して、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を推定する。例えば、推定部404は、判定部203から、通信障害が発生したエリアを示す情報を受信する。推定部404は、エリア(セル)ごとのユーザ数の統計データを参照することによって、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を推定する。
本変形例の構成によれば、画像解析などの負荷の大きい処理が不要であるという利点がある。
(実施例1)
現地情報を子局50から親局200(400)へ送信し、親局200(400)が、防災無線の放送内容を生成する際に、子局50から受信した現地情報を利用してもよい。
例えば、無人機500は、具備したカメラまたはセンサを用いて、周囲の状況を分析して、同報無線の子局50へ、分析結果を報告(通知)する。子局50は、近距離無線通信等により、無人機500から、周囲の状況の分析結果を取得する。
子局50は、無人機500による分析結果(現地情報の一例である)を、同報無線の親局200(400)へ通知する。通知を受けた同報無線の親局200(400)は、その内容を踏まえて、同報無線システムの運用見直し、または放送内容の見直しを行う。
無人機500は、災害状況の監視を行ってもよい。例えば、無人機500は、同報無線の放送と、それに対する住民のリアクション(避難行動)を、無人機500に搭載したカメラで監視する。
同報無線の自営網は回線容量が非常に小さいため、子局50が、カメラの映像をそのままで、親局200(400)へ送信することは難しい。そこで、無人機500が、カメラの映像から、人の動きを判別して「1:人がほとんどいない(避難が進んでいる)」「2:人々が滞留している」「3:一部に群衆が集まり、問題が生じている」等のパラメータ(避難状況パラメータ)を生成して、同報無線の子局50に非接触通信で送信してもよい。子局50は、受信した避難状況パラメータを、同報無線の親局200(400)に送信する。
同報無線の親局200(400)は、受信した避難状況パラメータをもとに、今出すべき指示の検討や、指示の伝え方の見直しを行い、より適切な、住民の避難行動や問題解決に繋がる指示を出すことができる。
本実施例によれば、キャリア以外の回線を用いることで、キャリア回線の使用率を低減でき、またキャリア回線の輻輳による通知の遅延を未然に防止することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。当局は、基地局99を監視せずとも、通信障害を迅速に検知することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、受信部201は、同報無線を通じて、子局30の通報部13から通報を受信する。特定部202は、通報した子局30を特定する。判定部203は、通報した子局30を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する。
したがって、当局は、通報に基づいて、通信障害を早期に発見し、通信インフラの復旧に必要な対策を実施することができる。
〔実施形態5〕
図9~図10を参照して、実施形態5について説明する。本実施形態5では、無人機(ドローン)を利用して、通信インフラの復旧を支援する構成の一例を説明する。本実施形態5では、前記実施形態3~4と同じ構成要素には同じ符号を付して、それらの構成要素に関する説明を省略する。
(通信監視システム2)
図9を参照して、本実施形態5に係る通信監視システム2について説明する。図9は、通信監視システム2の構成の一例を概略的に示す図である。通信監視システム2は、基地局99における通信障害の有無を監視する。例えば、基地局99は、携帯キャリアにより運用される無線基地局である。平常時、基地局99は、カバーエリア(セル)内にある無線通信端末(図示せず)に対し、無線通信を提供する。
図9に示すように、通信監視システム2は、親局200(400)および子局30を備えている。前記実施形態3で説明したように、「親局200(400)」の記載は、親局200(前記実施形態3)または親局400(前記実施形態4)を表している。
通信監視システム2は、無人機制御装置600をさらに備えている。
無人機制御装置600は、無人機500の移動制御を実行する。無人機制御装置600は、ドローン管理場内にある。あるいは、無人機制御装置600は、ドローン管理運用事業者によって管理されている。
無人機制御装置600、または無人機制御装置600と接続した子局30は、親局200(400)から、通信障害が発生したと判定されたエリアを示す情報を受信する。無人機制御装置600は、通信障害が発生したエリアへ向けて、可搬型基地局または中継器(レピータ)が搭載された無人機500を移動させる。
無人機500は、通信障害が発生したエリア内まで移動したのち、無人機500に搭載された可搬型基地局または中継器を用いて、基地局99の代替として、エリア内にいる無線通信端末のユーザに対し、無線通信を提供する。無人機500は、動力となる電源又は発電機を装備しているため、停電の影響なしに、無線通信を提供することができる。
無人機500は、無人機500に搭載されたカメラにより得られた映像データを解析することによって、無人機500の周辺の状況を判定してもよい。そして、無人機500は、判定結果に基づいて、無人機500の周辺の状況に応じた音声放送のデータを生成してもよい。
無人機500は、近距離無線通信等を用いて、近傍の子局30へ、生成した音声放送のデータを送信して、子局30が備えた拡声器64(図11)から、音声放送を出力させてもよい。
無人機制御装置600は、親局400(図8)から、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数を示す情報を受信してもよい。無人機制御装置600は、通信障害が発生したエリアにおける無線通信のユーザ数に基づいて、通信障害が発生したエリアにおける回線容量の需要を予測してもよい。予測結果に基づき、無人機制御装置600は、通信障害が発生したエリアへ差し向ける無人機500の台数を決定してもよい。
(子局50)
図10に示すように、子局50は、前記実施形態3に係る子局30(図6)と同様に、取得部11、監視部12、通報部13、および無線通信部34を備えている。加えて、子局50は、充電器54および給電部55をさらに備えている。
充電器54は、無人機500に電力を供給する。給電部55は、無人機500と充電器54の電気的結合を検出する。そして、給電部55は、電気的結合された無人機500に対する充電器54からの電力供給を制御する。給電部55は、給電手段の一例である。
一例では、充電器54の出力端子は、子局50(図9)の頂上付近に設置されたポート(図示せず)に設置されている。無人機500がポートに到着したとき、充電器54の出力端子が、無人機500の入力端子と接続される。
充電器54の出力端子が無人機500の入力端子と接続されたとき、給電部55は、無人機500と充電器54の電気的結合を検出する。給電部55は、電気的結合された無人機500に対する充電器54からの電力供給を開始する。すなわち、給電部55は、充電器54を用いて、無人機500を充電する。
無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに、給電部55は、監視部12から、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり継続的に閾値を下回ったことを通知される。給電部55は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときのみ、無人機500に対する電力供給を行ってもよい。
これにより、平常時に、第三者が充電器54を利用して、第三者の所持する無人機等を充電することを防止することができる。
無人機500は、子局50に設置されたポート上において、搭載された可搬型基地局または中継器により、基地局99の代替として、無線通信を提供する。このとき、無人機500は、充電器54から電力供給を受けながら、無線通信を行うことができるので、動力が切れる恐れがない。
(実施例2)
子局50は、子局50の図示しないインタフェース(IF)部に接続したカメラまたはセンサから収集した情報、またはそれらの情報から算出したパラメータを、同報無線の親局200(400)に通知してもよい。
例えば駅前では、時間帯や電車の運行状況により駅前周辺の人の数は大きく変動する。また、イベント会場などもイベントの有無やイベント前後の時間帯により、滞留している人の数は大きく変動する。このように人が滞留する場所の近くには同報無線の子局50が設置されることが一般的である。また、キャリア回線の回線使用量は通信を行う無線通信端末の数、すなわち人の数と正の相関がある。
そこで、例えばこのような場所に設置した同報無線の子局50にカメラを接続しておく。子局50は、同報無線の親局200(400)に通報する際、カメラ画像そのものあるいはカメラ画像を解析して算出した人の量を示すパラメータを、同報無線の親局200に送信する。
同報無線の親局200(400)は、子局50から受信したカメラ画像あるいは人の量を示すパラメータをもとに、子局50とその周囲で想定されるキャリア回線のユーザ規模を算出する。そして、親局200(400)は、通信復旧が必要な基地局99の近傍にある子局50のIDや位置情報(緯度経度情報、住所)を、ドローン管理場の子局へ送信する。
また、同報無線の親局200(400)は、放送履歴(放送先と内容)から、災害の危険性が高いエリアを順位付けして、それを通信復旧の順位として、無人機制御装置600へ通知してもよい。
ドローン管理場では、無人機制御装置600が、子局50のIDや位置情報(緯度経度情報、住所)を取得する。回線復旧対象の基地局99の位置情報とキャリア回線のユーザ規模の情報から、回線復旧の際に必要と想定される回線容量を算出して、必要な機材を搭載した無人機500を、子局50の元へ向かわせる。あるいは、無人機制御装置600は、必要となる回線容量をカバーできる量の無人機500を2台以上、子局50の元へと向かわせることができる。これにより、より効率的に回線復旧を実施することが可能となる。
なお、無人機制御装置600は、同報無線の親局200(400)から、通信復旧の順位を通知された場合、その順位に従って、最も危険度の高いエリアへ、無人機500を向かわせる。 (実施例3)
子局50は、無人機500の充電状況(充電の回数、時間等)や、無人機500から得られたパラメータを、図示しない記録部に記録するとともに、同報無線の親局200(400)へ通知する。通知を受けた同報無線の親局200(400)は、その情報をドローン管理場にある同報無線の子局に通知する。これにより、ドローン管理場では、無人機制御装置600が、回線復旧対応中の無人機500の状況を把握することができ、また、無人機500の交代や追加等の計画を立案することができる。
本実施例の構成によれば、キャリア回線を用いて、無人機500からドローン管理場に状況を通知する場合と比較して、キャリア回線の使用を低減でき、またキャリア回線の輻輳による通知の遅延を未然に防止することができる。
なお、前記実施形態4において説明した実施例1の構成を、本実施形態でも、前記実施形態4と同様に実現することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。当局は、基地局99を監視せずとも、通信障害を迅速に検知することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、受信部201は、同報無線を通じて、子局30の通報部13から通報を受信する。特定部202は、通報した子局30を特定する。判定部203は、通報した子局30を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する。
したがって、当局は、通報に基づいて、通信障害を早期に発見し、通信インフラの復旧に必要な対策を実施することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、充電器54は、無人機に電力を供給する。給電部55は、無人機500と充電器54の電気的結合を検出し、電気的結合された無人機500に対する充電器54からの電力供給を制御する。
したがって、無人機500は、充電器54から電力供給を受けながら、無線通信端末への無線通信の提供を継続することができる。
〔実施形態6〕
図11~図12を参照して、実施形態6について説明する。本実施形態6では、前記実施形態5で説明した構成とは異なる構成を有する子局の一例を説明する。本実施形態6に係る同報無線の親局の構成は、前記実施形態5と同じである。本実施形態6では、前記実施形態5と同じ構成要素には同じ符号を付して、それらの構成要素に関する説明を省略する。
(子局60)
図11に示すように、子局60は、前記実施形態5に係る子局50(図10)と同様に、取得部11、監視部12、通報部13、および無線通信部34を備えている。加えて、子局60は、拡声器64および放送部65をさらに備えている。
拡声器64は、例えば、電気的な増幅機構を持つアンプスピーカである。放送部65は、無人機500(図9)との無線通信を行うことによって、無人機500からの放送指示を受信する。そして、放送部65は、放送指示に基づいて、拡声器64による音声放送を実施する。放送部65は、放送手段の一例である。
一例では、放送部65は、無人機500は、ビーコン等の手段を用いて、子局60の近傍にある無人機500を検出して、近距離無線通信によって、検出した無人機500と無線通信を行う。あるいは、放送部65は、無人機500からの接続要求に応じて、無人機500と無線接続する。
放送部65は、無線接続された無人機500から、放送指示を受信する。例えば、放送指示の内容は、音声ファイル、テキストファイル、または放送番号(パラメータ)である。音声ファイルは、録音された放送のデータである。放送指示の内容が音声ファイルである場合、放送部65は、拡声器64から、音声ファイルに基づく音声放送を出力する。
放送指示の内容がテキストファイルである場合、放送部65は、テキストファイルを音声ファイルに変換する。そして、放送部65は、拡声器64から、音声ファイルに基づく音声放送を出力する。
例えば、音声放送の内容は、子局60の近傍にいる住民に対し、避難行動を促すものであってよい。あるいは、放送指示の内容は、放送番号(パラメータ)であってもよい。後者の場合、放送部65は、放送番号(パラメータ)に該当する音源を準備した上で、拡声器64から、準備した音源に相当する音声放送を出力する。
(変形例)
一変形例に係る子局60aは、前記実施形態5に係る子局50(図10)の機能、および、本実施形態6に係る子局60(図11)の機能の両方を備えていてもよい。本変形例に係る子局60aの構成を以下で説明する。
図11に示すように、本変形例に係る子局60aは、前記実施形態5に係る子局50(図10)と同様に、取得部11、監視部12、通報部13、および無線通信部34を備えている。加えて、子局60aは、前記実施形態5に係る子局50と同様に、充電器54および給電部55をさらに備えている。加えて、子局60aは、前記実施形態6に係る子局60と同様に、拡声器64および放送部65をさらに備えている。
本変形例に構成によれば、拡声器64は、無人機に電力を供給する。給電部55は、無人機500と充電器54の電気的結合を検出し、電気的結合された無人機500に対する充電器54からの電力供給を制御する。
したがって、無人機500が搭載した可搬型基地局によって、基地局99の代替機能を提供することができる。無人機500は、充電器54から電力供給を受けながら、無線通信端末への無線通信の提供を継続することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、取得部11は、無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する。監視部12は、無線通信の受信信号強度の大きさを監視する。通報部13は、無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する。当局は、基地局99を監視せずとも、通信障害を迅速に検知することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、受信部201は、同報無線を通じて、子局30の通報部13から通報を受信する。特定部202は、通報した子局30を特定する。判定部203は、通報した子局30を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する。
したがって、当局は、通報に基づいて、通信障害を早期に発見し、通信インフラの復旧に必要な対策を実施することができる。
さらに、本実施形態の構成によれば、放送部65は、無人機500との無線通信を行うことによって、無人機500からの放送指示を受信する。そして、放送部65は、放送指示に基づいて、拡声器64による音声放送を実施する。
これにより、通信障害が生じているエリアにおいて、無線通信が使用不可能な場合であっても、子局60、60aは、無人機500と協同して、拡声器64の近傍にいる住民に対し、避難行動を促したり、必要な情報を提供したりすることができる。
(ハードウェア構成について)
前記実施形態1~2で説明した通信監視装置10、20a、20b、ならびに、前記実施形態3~6で説明した子局30、50、60、60aおよび前記実施形態3~6で説明した親局200、400の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。これらの構成要素の一部又は全部は、例えば図13に示すような情報処理装置900により実現される。図13は、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図13に示すように、情報処理装置900は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)901
・ROM(Read Only Memory)902
・RAM(Random Access Memory)903
・RAM903にロードされるプログラム904
・プログラム904を格納する記憶装置905
・記録媒体906の読み書きを行うドライブ装置907
・通信ネットワーク909と接続する通信インタフェース908
・データの入出力を行う入出力インタフェース910
・各構成要素を接続するバス911
前記実施形態1~2で説明した通信監視装置10、20a,20b、ならびに、前記実施形態3~6で説明した子局30、50、60、60a、および前記実施形態3~6で説明した親局200、400の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム904をCPU901が読み込んで実行することで実現される。各構成要素の機能を実現するプログラム904は、例えば、予め記憶装置905やROM902に格納されており、必要に応じてCPU901がRAM903にロードして実行される。なお、プログラム904は、通信ネットワーク909を介してCPU901に供給されてもよいし、予め記録媒体906に格納されており、ドライブ装置907が当該プログラムを読み出してCPU901に供給してもよい。
上記の構成によれば、前記実施形態1~2で説明した通信監視装置10、20a、20b、ならびに、前記実施形態3~6で説明した子局30、50、60、60a、および前記実施形態3~6で説明した親局200、400が、ハードウェアとして実現される。したがって、前記実施形態1~6のいずれかにおいて説明した効果と同様の効果を奏することができる。
(付記)
本発明の一態様は、以下の付記のようにも記載されるが、以下に限定されない。
(付記1)
無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する取得手段と、
前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視する監視手段と、
前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する通報手段と
を備えた通信監視装置。
(付記2)
無人機と充電器の電気的結合を検出し、電気的結合された前記無人機に対する前記充電器からの電力供給を制御する給電手段
をさらに備えた
ことを特徴とする付記1に記載の通信監視装置。
(付記3)
無人機との無線通信を行うことによって、前記無人機からの放送指示を受信して、前記放送指示に基づいて、拡声器による音声放送を実施する放送手段
をさらに備えた
ことを特徴とする付記1に記載の通信監視装置。
(付記4)
前記取得手段は、基地局と無線通信する無線通信端末から、前記無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載の通信監視装置。
(付記5)
無線通信の受信信号強度を示す情報を取得し、
前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視し、
前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する
通信監視方法。
(付記6)
無線通信の受信信号強度を示す情報を取得することと、
前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視することと、
前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報することと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記7)
無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する取得手段と、
前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視する監視手段と、
前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する通報手段と
を含む、同報無線の子局と、
同報無線を通じて、前記子局から前記通報を受信する受信手段と、
通報した前記子局を特定する特定手段と、
通報した前記子局を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する判定手段と
を含む、同報無線の親局と
を備えた通信監視システム。
(付記8)
基地局と無線通信する無線通信手段をさらに含み、
前記取得手段は、前記無線通信手段から、前記無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する
ことを特徴とする付記7に記載の通信監視システム。
(付記9)(親局)
前記親局の前記受信手段は、前記子局から、同報無線を通じて、映像データまたは前記映像データに基づく解析情報を受信し、
前記親局は、
前記映像データまたは前記解析情報を分析することによって、通信障害が発生した前記エリアにおける前記無線通信のユーザ数を推定する推定手段をさらに備えた
を備えたことを特徴とする付記7または8に記載の通信監視システム。
(付記10)
前記解析情報は、通信障害が発生した前記エリアに滞留している人数を示す情報を含む
ことを特徴とする付記9に記載の通信監視システム。
(付記11)
前記子局は、
無人機に電力を供給するための充電器と、
前記無人機と前記充電器の電気的結合を検出し、電気的結合された前記無人機に対する前記充電器からの電力供給を制御する給電手段と、
をさらに含む
ことを特徴とする付記7から10のいずれか1項に記載の通信監視システム。
(付記12)
前記子局は、
無人機に搭載されたカメラにより得られた映像データまたは前記映像データに基づく前記解析情報を、前記無人機から受信し、
前記映像データまたは前記映像データに基づく前記解析情報を、同報無線を通じて、前記親局へ送信する
ことを特徴とする付記7から10のいずれか1項に記載の通信監視システム。
(付記13)
通信障害が発生した前記エリアへ向けて、可搬型基地局または中継器が搭載された前記無人機を移動させる無人機制御装置
をさらに備えたことを特徴とする付記7から12のいずれか1項に記載の通信監視システム。
(付記14)
前記無人機制御装置は、
通信障害が発生した前記エリアにおける前記無線通信のユーザ数に基づいて、通信障害が発生した前記エリアにおける回線容量の需要を予測し、前記エリアへ差し向ける前記無人機の台数を決定する
ことを特徴とする付記7から13のいずれか1項に記載の通信監視システム。
(付記15)
前記無人機は、
前記無人機に登録された、または前記無人機により生成された音声データを前記子局へ送信し、前記子局が備えた拡声器から、前記音声データを出力させる
ことを特徴とする付記7から14のいずれか1項に記載の通信監視システム。
(付記16)
前記無人機は、
前記無人機に搭載されたカメラにより得られた映像データを解析することによって、前記無人機の周辺の状況を判定し、そして、判定結果に基づいて、前記無人機の周辺の状況に応じた前記音声データを生成する
ことを特徴とする付記15に記載の通信監視システム。
(付記17)
同報無線の子局が、
無線通信の受信信号強度を示す情報を取得し、
前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視し、
前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報し、
同報無線の親局が、
同報無線を通じて、前記子局から前記通報を受信し、
通報した前記子局を特定し、
通報した前記子局を特定する情報に基づき、前記無線通信が困難なエリアを判定する
通信監視方法。
(付記18)
同報無線の子局が、
無線通信の受信信号強度を示す情報を取得することと
前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視することと
前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報することと
をコンピュータに実行させ、
同報無線の親局が、
同報無線を通じて、前記子局から前記通報を受信することと、
通報した前記子局を特定することと、
通報した前記子局を特定する情報に基づき、前記無線通信が困難なエリアを判定することと
をコンピュータに実行させる
ためのプログラム。
本発明は、例えば、モバイルネットワークにおける通信障害の有無を監視することに利用することができるほか、無人機を使い一時的な無線通信を提供することに利用することもできる。
1 通信監視システム
2 通信監視システム
10 通信監視装置
11 取得部
12 監視部
13 通報部
20a 通信監視装置
20b 通信監視装置
24 給電部
25 放送部
30 子局
34 無線通信部
50 子局
54 充電器
55 給電部
60 子局
60a 子局
64 拡声器
65 放送部
99 基地局
200 親局
201 受信部
202 特定部
203 判定部
400 親局
404 推定部
500 無人機
600 無人機制御装置
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 プログラム
905 記憶装置
906 記録媒体
907 ドライブ装置
908 通信インタフェース
909 通信ネットワーク

Claims (10)

  1. 無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する取得手段と、
    前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視する監視手段と、
    前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する通報手段と
    を備えた通信監視装置。
  2. 無人機との電気的結合を検出し、電気的結合された前記無人機に対する充電器からの電力供給を制御する給電手段と、
    をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信監視装置。
  3. 無人機との無線通信を行うことによって、前記無人機からの放送指示を受信して、前記放送指示に基づいて、拡声器による音声放送を実施する放送手段
    をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信監視装置。
  4. 前記取得手段は、基地局と無線通信する無線通信端末から、前記無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信監視装置。
  5. 無線通信の受信信号強度を示す情報を取得し、
    前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視し、
    前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する
    通信監視方法。
  6. 無線通信の受信信号強度を示す情報を取得することと、
    前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視することと、
    前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報することと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する取得手段と、
    前記無線通信の受信信号強度の大きさを監視する監視手段と、
    前記無線通信の受信信号強度が一定時間にわたり一度も閾値以上になることがなかったときに通報する通報手段と
    を含む、同報無線の子局と、
    同報無線を通じて、前記子局から前記通報を受信する受信手段と、
    通報した前記子局を特定する特定手段と、
    通報した前記子局を特定する情報に基づき、通信障害が発生したエリアを判定する判定手段と
    を含む、同報無線の親局と
    を備えた通信監視システム。
  8. 前記子局は、
    基地局と無線通信する無線通信手段をさらに含み、
    前記取得手段は、前記無線通信手段から、前記無線通信の受信信号強度を示す情報を取得する
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信監視システム。
  9. 前記親局の前記受信手段は、同報無線を通じて、前記子局から、映像データまたは前記映像データに基づく解析情報を受信し、
    前記親局は、
    前記映像データまたは前記解析情報を分析することによって、通信障害が発生した前記エリアにおける前記無線通信のユーザ数を推定する推定手段をさらに備えた
    を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の通信監視システム。
  10. 前記解析情報は、通信障害が発生した前記エリアに滞留している人数を示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信監視システム。
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