WO2020183578A1 - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

内視鏡1は、挿入部2の外表面に被覆される外皮22と、外皮22の外表面に巻回して外皮22の端部を挿入部2に固定させる糸状部材42と、糸状部材42が外皮22に巻回された糸巻部に塗布された樹脂41と、挿入部2の外表面に設けられ、挿入部2の周方向の一部に形成された突起部36,37と、樹脂41の外周を覆うように装着された力バー部材25,26と、カバー部材25,26の内周面に設けられ、突起部36,37と相似の断面形状を有すると共に、突起部36,37に対して挿入部2の周方向にずれた位置で配置される凹部27,28と、を有する。

Description

内視鏡
 本発明は、被検体内に挿入する挿入部を備え、特に挿入部に湾曲部が設けられた内視鏡に関する。
 周知の如く、内視鏡は、生体の体内(体腔内)の観察、処置など、または工業用のプラント設備内の検査、修理などのため広く用いられている。このような、内視鏡は、屈曲する体腔、管路内に挿入するための挿入部を有している。また、内視鏡の挿入部には、先端部の基端側に連設され、先端部の方向を可変する湾曲部を有するものが知られている。
 例えば、国際公開WO2011/052303号公報には、先端部と湾曲部外皮を接着する糸巻接着部を洗浄消毒時の薬液などにより劣化することを防止する内視鏡湾曲部外皮の固定構造が開示されている。
 このような従来の内視鏡は、湾曲外皮の両端部分を先端部および可撓管部に固定するとき、糸巻接着部の接着剤が固まる前に、リング状の部材を糸巻接着部の外周を被覆するように固定された構成となっている。
 しかしながら、従来の内視鏡では、リング状の部材を所定の適正位置に設置して、このリング状の部材の端部からはみ出した接着剤を硬化させる前に拭き取る必要があり、この拭き取り作業時にリング状の部材が動いてしまい適正位置での接着剤の拭き取り作業が困難であり、余分な接着剤を綺麗に拭き取る作業に時間を要するという課題があった。
 そこで、本発明は、上記事情に鑑みなされたものあり、湾曲部外皮の両端部分を接着する糸巻接着部を洗浄消毒時の薬液などによる劣化を防止すると共に、糸巻接着部の余分な接着剤を短時間で拭き取れるようになり作業性が向上する内視鏡を提供することを目的とする。
 本発明の一態様における内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の外表面に被覆される外皮と、前記外皮の外表面に巻回して前記外皮の端部を前記挿入部に固定させる糸状部材と、前記糸状部材が前記外皮に巻回された糸巻部に塗布された樹脂と、前記挿入部の外表面に設けられ、前記挿入部の周方向の一部に形成された突起部と、前記樹脂の外周を覆うように装着された力バー部材と、前記カバー部材の内周面に設けられ、前記突起部と相似の断面形状を有すると共に、前記突起部に対して前記挿入部の周方向にずれた位置で配置される凹部と、を有する。
 本発明によれば、先端部と湾曲部外皮とを接着する糸巻接着部を洗浄消毒時の薬液などによる劣化を防止すると共に、糸巻接着部の余分な接着剤を短時間で拭き取れるようになり作業性が向上する内視鏡を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の内視鏡の外観を示す図 同、挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、先端部の構成を示す正面図 同、先端側カバー部材の構成を示す平面図 同、基端側カバー部材の構成を示す平面図 同、カバー部材が装着される挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、先端側カバー部材が糸巻接着部に装着される前の状態を示す部分断面図 同、基端側カバー部材が糸巻接着部に装着される前の状態を示す部分断面図 同、カバー部材が装着された挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、先端側カバー部材が糸巻接着部に装着された状態を示す部分断面図 同、基端側カバー部材が糸巻接着部に装着された状態を示す部分断面図 同、先端側カバー部材が回転された状態を示す先端部の正面図 同、基端側カバー部材が回転された状態を示す断面図 同、余分な接着剤を拭き取る状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、余分な接着剤が拭き取られた状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、図12のXVI-XVI線に沿った先端部の部分断面図 同、図12のXVII-XVII線に沿った先端部の部分断面図 同、図13のXVIII-XVIII線に沿った湾曲部の基端側の部分断面図 同、図13のXIX-XIX線に沿った湾曲部の基端側の部分断面図 同、第1の変形例の挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、第2の変形例の挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、第3の変形例の挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 第2の実施の形態の挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、先端側カバー部材が装着される挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、余分な接着剤を拭き取る状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、余分な接着剤が拭き取られた状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、変形例の先端側カバー部材の構成を示す平面図 同、変形例の長軸にそって押し潰されて変形された先端側カバー部材の構成を示す平面図 同、変形例の先端カバーが糸巻接着部に装着された状態を示す図 同、第3の実施の形態の挿入部の先端部分の構成を示す分解斜視図 同、カバー部材が装着された挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、余分な接着剤を拭き取る状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、余分な接着剤が拭き取られた状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、第1の変形例の挿入部の先端部分の構成を示す分解斜視図 同、第1の変形例の余分な接着剤を拭き取る状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、第1の変形例の余分な接着剤が拭き取られた状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、第2の変形例の挿入部の先端部分の構成を示す分解斜視図 同、第2の変形例の先端側カバー部材が装着された挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、第2の変形例の余分な接着剤が拭き取られた状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、第3の変形例の挿入部の先端部分の構成を示す分解斜視図 同、第3の変形例の先端側カバー部材が装着された挿入部の先端部分の構成を示す斜視図 同、第3の変形例の余分な接着剤が拭き取られた状態を示す挿入部の先端部分の斜視図 同、第4の変形例の先端側カバー部材の構成を示す斜視図 同、第4の変形例の先端カバーが糸巻接着部に装着された状態を示す図 同、第5の変形例の先端側カバー部材が装着され、規制凸部がある部分の部分断面図 同、第5の変形例の基端側カバー部材が装着され、規制凸部がある部分の部分断面図
 以下、本発明の一態様の内視鏡について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
 先ず、図面に基づいて本発明の一態様の内視鏡を説明する。 
 また、以下の構成説明における内視鏡は、生体の気管支、泌尿器、食道から胃や小腸、大腸などの体腔に挿入するため挿入部が可撓性のある所謂軟性鏡を例示しているが、外科用に用いられる湾曲部を有する挿入部が硬質な所謂硬性鏡にも適用できるものである。
(第1の実施の形態)
 図1に示すように、本実施の形態の内視鏡1は、被検体に挿入される長尺で細長な挿入部2と、操作部3と、複合ケーブルであるユニバーサルケーブル4と、を有して構成されている。内視鏡1の挿入部2は、先端から順に先端部6と、湾曲部7と、可撓管部8と、を有して構成されている。
 操作部3には、挿入部2の湾曲部7を湾曲操作するための湾曲操作ノブ14が回動自在に配設されると共に、送気送水ボタン15、吸引ボタン16、ピント調整レバー17などが設けられている。
 なお、湾曲操作ノブ14は、湾曲部7を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ12および湾曲部7を左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブ13の2つの略円盤状の回転ノブが重畳するように配設されている。
 また、挿入部2と操作部3の連結部は、ユーザによる把持される把持部11と、この把持部11に配置されて、挿入部2に配設された各種処置具を挿通するための処置具挿通チャンネルの開口部となる処置具挿通チャンネル挿通部18と、を有して構成されている。
 操作部3から延設されたユニバーサルケーブル4は、延出端に図示しない光源装置に対して着脱自在な内視鏡コネクタ20を有している。なお、本実施の形態の内視鏡1は、挿入部2、操作部3およびユニバーサルケーブル4に挿通配設された照明手段のライトガイドバンドル(不図示)によって、光源装置(不図示)から先端部6まで照明光を伝送するものである。
 また、内視鏡コネクタ20は、ここでは図示しないがコイル状のコイルケーブルが接続され、このコイルケーブルの延出端にビデオプロセッサ(不図示)に対して着脱自在な電気コネクタが設けられている。
 次に、本実施の形態の内視鏡1の挿入部2の先端部分の構成について、図2および図3に基づき、以下に説明する。なお、以下の説明において、挿入部2の周知の構成に関しては、説明を省略する。
 図2および図3に示すように、内視鏡1の挿入部2は、先端部6に、ここでは図示しない後述の先端枠部材24(図7など参照)に先端キャップ21が設けられている。この先端キャップ21の先端面には、観察窓31と、2つの照明窓32と、処置具などが挿通されるチャンネルの開口部33と、が設けられている。
 また、先端キャップ21の先端面には、観察窓31の表面にエアー、水などの流体を噴出する送気送水ノズル34が設けられ、生理食塩水などの液体を前方の被検対象物に向けて噴出する前方送水チャンネルの開口部35が設けられている。
 さらに、先端キャップ21は、外周部の一部分に外方に突起する規制凸部36が形成されている。なお、先端部6は、先端キャップ21が設けられておらず、先端枠部材が外表面を構成するものでもよい。
 湾曲部7は、湾曲部7の周囲には、ゴム、樹脂などを材料として筒状に形成され、可撓性を有して湾曲部7を外部に対して水密に区切る外皮としての湾曲部表皮22が被覆されている。また、可撓管部8には、外皮23が被覆されている。この外皮23の先端外周の一部分には、外方に突起する規制凸部37が設けられている。
 湾曲部7は、湾曲部表皮22の両端が、ここでは図示しない後述の糸巻接着部40(図7以降に図示)によって先端部6と可撓管部8に固着されている。そして、湾曲部表皮22の両端の糸巻接着部40を被覆する0.2mm~0.3mm程度の環状のリング部材であって先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が設けられている。
 これら先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、それぞれ糸巻接着部40を被覆することで、これら糸巻接着部40を保護すると共に、内視鏡1の洗浄消毒時に用いられる薬液による接着剤の劣化を防止するために設けられている。
 先端側カバー部材25は、ステンレスなどの金属またはポリサルフォンなどの硬質樹脂から形成された円環部材となっている。この先端側カバー部材25は、図4に示すように、外周部の一部分が外周方向に拡径するように突起形成され、その突起部分の内周面側に規制凹部27が形成されている。
 この規制凹部27は、先端部6の先端キャップ21に形成された規制凸部36と断面形状が相似の凹部形状となっている。規制凹部27は、可撓管部8の外皮23に形成された規制凸部36と断面形状が相似の凹部形状である旨述べたが、突起(規制凸部)に相似する凹部とは、突起を通過させられ得る、突起に近い形状を含む凹部であれば、突起と形状が同一なものに限定されない。
 基端側カバー部材26も、ステンレスなどの金属またはポリサルフォンなどの硬質樹脂から形成された円環部材となっている。この基端側カバー部材26は、図5に示すように、内周面の一部分に規制凹部28が形成されている。
 この規制凹部28は、可撓管部8の外皮23に形成された規制凸部37と断面形状が相似の凹部形状となっている。規制凹部28は、可撓管部8の外皮23に形成された規制凸部37と断面形状が相似の凹部形状である旨述べたが、突起(規制凸部)に相似する凹部とは、突起を通過させられ得る、突起に近い形状を含む凹部であれば、突起と形状が同一なものに限定されない。
 ここで、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が糸巻接着部40を覆うように装着される手順について以下に説明する。なお、糸巻接着部40は、図6から図8に示すように、湾曲部表皮22の両端部分の外周を締め付けるように糸状部材42が巻回されて、糸状部材42が巻回されることによって形成された糸巻部の外周に接着剤41が塗布されて形成されるものである。
 ところで、湾曲部表皮22は、先端枠部材24の外周部を被覆し(図7参照)、基端部分が湾曲管45と嵌合された可撓管部8に設けられる接続管46を被覆して(図8参照)、糸巻接着部40によって固着される。
 なお、先端枠部材24は、先端部分が湾曲部7内の湾曲管45と嵌合された枠体であって先端部分に先端キャップ21が接着などにより固定される。
 基端側の糸巻接着部40は、可撓管部8の接続管46に被覆された外皮23も固着するものである。接続管46がブレード47に覆われたトルク伝達部材である螺旋管48の先端部分と接続されており、ブレード47の外周を覆うように外皮23が被覆して可撓管部8が構成されるものである。また、外皮23は、被覆成型される構造でも構わない。
 図6に示すように、基端側カバー部材26は、予め挿入部2の可撓管部8まで外挿される。このとき、基端側カバー部材26は、規制凹部28が可撓管部8の外皮23に形成された規制凸部37と一致するように周回り方向が合わせられて規制凸部37を通過して装着される。
 そして、湾曲部表皮22の両端を固定する糸巻接着部40が形成された後、図7に示すように、先端側カバー部材25が先端側から基端側に向けて、また、図8に示すように、基端側カバー部材26が基端側から先端側に向けて、それぞれがスライドされて糸巻接着部40を覆うように装着される。
 具体的には、先端側カバー部材25は、図9および図10に示すように、規制凹部27が先端キャップ21の規制凸部36に一致するように周回り方向が合わせられて基端側に向けて移動され、先端側の糸巻接着部40の樹脂部である接着剤41を覆う位置まで装着される。
 このとき、先端側カバー部材25の移動に伴い、余分な接着剤41aの大部分が先端側カバー部材25よりも基端側に押し出されて、はみ出して湾曲部表皮22の表面に盛り上がった状態となる。なお、余分な接着剤41aは、先端側カバー部材25よりも先端側にも、若干はみ出す。
 また、基端側カバー部材26は、図9および図11に示すように、規制凹部28が外皮23の規制凸部37に一致するように周回り方向が合わせられて先端側に向けて移動され、基端側の糸巻接着部40の接着剤を覆う位置まで装着される。
 このとき、基端側カバー部材26の移動に伴い、余分な接着剤41aの大部分が基端側カバー部材26よりも先端側に押し出されて、はみ出して湾曲部表皮22の表面に盛り上がった状態となる。なお、余分な接着剤41aは、基端側カバー部材26よりも基端側にも、若干はみ出す。
 そして、図12および図13に示すように、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、それぞれの規制凹部27,28が規制凸部36,37に対して周方向に、ずれた位置まで所定の角度に湾曲部7の湾曲部表皮22の外周回りに回転される。
 即ち、先端側カバー部材25の規制凹部27が先端側の規制凸部36に対して周方向に、ずれた状態となり、また、基端側カバー部材26の規制凹部28が基端側の規制凸部37に対して周方向に、ずれた状態となる。
 これにより、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、規制凸部36,37に対向する一方の端部(端面)が当接した状態で糸巻接着部40を覆う所定の適正位置に装着される。
 そして、図14に示すように、ウエス100などによって、図15示すように、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の両端から、はみ出している接着剤41aが拭き取られる。
 このように拭き取りを行う際、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の両端部にエッジを形成させたままにしないように、はみ出た接着剤41aをなだらかな斜面または曲線状に形成させるように拭き取ってもよい(図16から図19に示す符号Cの部分)。
 なお、湾曲部7の湾曲部表皮22は、図16から図19に示すように、両端の外周部分に糸巻接着部40の糸状部材42が巻回することによって内径方向に押し潰されて外径が先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の内径よりも小さくなり、それ以外の部分の外径が大きくなっている。
 これにより、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、湾曲部表皮22と規制凸部36,37の間で挟まれた状態となっており、前後方向に動かないようになるだけでなく、はみ出た接着剤41aの拭き取り作業時においても、ほとんど回転することなく保持される(図16および図18参照)。
 そして、糸巻接着部40の接着剤41が、60℃程度で熱硬化処理されて、糸巻接着部40に先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が固着される。
 以上に説明したように、本実施の形態の内視鏡1は、環状の先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が湾曲部7の湾曲部表皮22の両端部分を固定する糸巻接着部40を覆う所定の適正位置に設置され、規制凸部36,37に当接して保持された先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の両端部から、はみ出している余分な接着剤41aを容易に拭き取ることができる。
 即ち、内視鏡1は、挿入部2の湾曲部7の両端部分に設けられた糸巻接着部40の熱硬化処理前に、この糸巻接着部40を覆う先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が所定の適正位置から動かないように保持された状態となっているため、余分な接着剤41aを容易、且つ綺麗に拭き取ることができ、接着剤41aの拭き取り作業時間も従来よりも大幅に短縮することができる。
 以上から、本実施の形態の内視鏡1は、湾曲部外皮である湾曲部表皮22の両端部分を接着する糸巻接着部40を洗浄消毒時の薬液などによる劣化を防止する先端側カバー部材25および基端側カバー部材26を設けて、これら先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の組み付け時における糸巻接着部40の余分な接着剤41aを短時間で綺麗に拭き取れるようになり、作業性が向上する構成となる。
 なお、湾曲部表皮22側にも規制凸部36,37を設けて、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26を2つの規制凸部36,37によって前後で挟み込むように保持する構成としてもよい。
(第1の変形例)
 図20に示すように、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の規制凹部27,28が規制凸部36,37に対して周方向に、ずれた位置となるように先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の回転位置を規定するライン状などの指標29a,29bを設けてもよい。
 これら指標29a,29bは、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の外周面と、先端部6の先端キャップ21の外周面および可撓管部8の外皮23の外周面にプリント、成型などにより設けられている。
(第2の変形例)
 図21に示すように、先端側カバー部材25は、規制凸部36に対向する端部から突起する突起片であるストッパ38を設けて、規制凹部27が規制凸部36に対して周方向に、ずれた位置となるように先端側カバー部材25の回転位置を規定するようにしてもよい。
 先端側カバー部材25は、回転されるとストッパ38が規制凸部36に接触して、それ以上回転できなくなるようにして回転位置が規定される。なお、基端側カバー部材26にも、勿論、回転位置を規定するストッパ38を設けてもよい。
(第3の変形例)
 図22に示すように、先端キャップ21をDカット状に平面36aを形成し、先端側カバー部材25の内面を先端キャップ21の外面形状と相似形状となるように平面27aが形成されて、先端側カバー部材25が先端キャップ21に当接して保持される構成としてもよい。
 先端キャップ21の外面形状と先端カバー部材25の内面形状は、それぞれの平面36a,27aにより相似形状である旨述べたが、相似であることとは、ほぼ同様の形であることに限定されず、先端側カバー部材25が先端キャップ21に当接して保持される形状であればよい。
 以上の実施形態に対して、内視鏡1の挿入部2の外表面に設けた突起とカバー部材に設けた凹部との関係を逆にした実施形態も考えられる。
 つまり、内視鏡1の挿入部2は、外表面において周方向の一部に、他の部分よりも径方向に細くなった凹部を有しており、糸巻接着部40の樹脂部である接着剤41を覆うように装着されたカバー部材(先端側カバー部材25や基端側カバー部材26)は、その内周面から、凹部と略相似の断面形状を有すると共に、凹部に対して挿入部の周方向にずれた位置で配置されるよう突出して設けられる突起部を有していてもよい。
 その具体的な例として、図22に示すように、先端キャップ21をDカット状に平面36aを形成し、先端側カバー部材25の内面を先端キャップ21の外面形状と相似形状となるように平面27aが形成されて、先端側カバー部材25が先端キャップ21に当接して保持される構成等が考えられる。この実施形態によっても、得られる効果は第1の実施の形態とほぼ同様である。
(第2の実施の形態)
 本実施の形態の第2の実施の形態の内視鏡1について、以下に詳しく説明する。 
 本実施の形態の内視鏡1は、第1の実施の形態の規制凸部36,37に変えて、図23に示すように、湾曲部7の湾曲部表皮22の両端部分を固着する糸巻接着部40の糸状部材42を湾曲部表皮22に巻き始める端部42aを湾曲部表皮22の表面上で折り曲げて、この折り曲げた端部41a上に糸状部材42を巻回して一部が盛り上がった規制凸部51が形成されている。即ち、糸状部材42は、挿入部2の径方向に積層されて規制凸部51が形成される。
 ここでも、基端側カバー部材26は、予め挿入部2の可撓管部8まで外挿される。そして、湾曲部表皮22の両端を固定する糸巻接着部40が形成された後、図24に示すように、先端側カバー部材25が先端側から基端側に向けてスライドされて先端側の糸巻接着部40を覆うように装着される。
 なお、基端側カバー部材26も、先端側カバー部材25と同様に、基端側から先端側に向けてスライドされて基端側の糸巻接着部40を覆うように装着される。
 ここでは、先端側カバー部材25は、規制凹部27が先端側の糸巻接着部40の規制凸部51に一致するように周回り方向が合わせられて基端側に向けて移動され、先端側の糸巻接着部40の樹脂部である接着剤41を覆う位置まで装着される。
 また、基端側カバー部材26は、規制凹部28が基端側の糸巻接着部40の規制凸部51に一致するように周回り方向が合わせられて先端側に向けて移動され、基端側の糸巻接着部40の接着剤を覆う位置まで装着される。
 そして、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、図25に示すように、それぞれの規制凹部27,28が規制凸部51に対して周方向に、ずれた位置まで所定の角度に湾曲部7の湾曲部表皮22の外周回りに回転される。
 これにより、先端側カバー部材25の規制凹部27が先端側の規制凸部51に対して周方向にずれた状態となり、また、基端側カバー部材26の規制凹部28が基端側の規制凸部51に対して周方向に、ずれた状態となる。
 このとき、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、内周面に規制凸部51が当接した状態で糸巻接着部40を覆う所定の適正位置に装着される。
 そして、ウエス100などによって、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の両端から、はみ出している接着剤41aが拭き取られる。
 はみ出た接着剤41aの拭き取り作業時において、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、湾曲部表皮22の両端で盛り上がった規制凸部51にそれぞれの内面が当接して内径方向に押圧することで、前後方向に動かず、回転することなく保持された状態となる。
 そして、糸巻接着部40の接着剤41が熱硬化処理されて、糸巻接着部40に先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が固着される。
 このような構成としても、本実施の形態の内視鏡1は、上述の第1の実施の形態と同様に、湾曲部外皮である湾曲部表皮22の両端部分を接着する糸巻接着部40を洗浄消毒時の薬液などによる劣化を防止する先端側カバー部材25および基端側カバー部材26を設けて、これら先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の組み付け時における糸巻接着部40の余分な接着剤41aを短時間で綺麗に拭き取れるようになり、作業性が向上する構成となる。
(変形例)
 図27に示すように、先端側カバー部材25は、内面における短軸の所定の長さXと長軸の所定の長さY(X<Y)を有する楕円形状の環状部材として、図28に示すように、長さYの長軸に沿って内径方向に所定の力Fを与えて押し潰して変形しながら糸巻接着部40に装着する構成としてもよい。
 なお、図29に示すように、糸巻接着部40の糸状部材42が巻回する糸巻部は、所定の外径Dを有し、この所定の外径Dが所定の長さXよりも長く(D>X)、所定の長さYよりも短い(D<Y)ものとなっている。
 そのため、糸巻接着部40に装着された先端側カバー部材25は、短軸方向に沿って所定の復元力Rが生じて、内面が糸巻部を押圧することで、規制凹部27が規制凸部51に対して周方向にずれた状態でなくても前後方向に動かず、回転することなく保持された状態となる。
 ここでは、先端側カバー部材25のみを例示しているが、基端側カバー部材26を同様な構成としてもよい。
(第3の実施の形態)
 本実施の形態の第3の実施の形態の内視鏡1について、以下に詳しく説明する。 
 ここでの内視鏡1は、第2の実施形態に記載した、湾曲部7の湾曲部表皮22の両端部分を固着する糸巻接着部40の糸状部材42を湾曲部表皮22に巻き始める端部42aを湾曲部表皮22の表面上で折り曲げて、この折り曲げた端部42a上に糸状部材42を巻回して一部が盛り上がった規制凸部51が形成されている構成である。
 そして、内視鏡1は、図30および図31に示すように、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が2体構造となっている。
 具体的には、先端側カバー部材25は、断面円弧状の第1の先端側カバー部材25aと、断面円弧状の第2の先端側カバー部材25bと、が連結されて環状に形成される。
 第1の先端側カバー部材25aは、規制凹部27が設けられ、両端部分に外方側が切り欠かれた雌側段部52が形成され、雌側段部52に係止孔部53が形成されている。また、第2の先端側カバー部材25bは、両端部分の内方側が切り欠かれて雄側段部54が形成され、雄側段部54の内面から突起する係止ピン55が設けられている。
 そして、雌側段部52と雄側段部54が係合され、係止孔部53に係止ピン55が係入されることで、第1の先端側カバー部材25aと第2の先端側カバー部材25bが連結され、環状の先端側カバー部材25が形成される。
 先端側カバー部材25の第1の先端側カバー部材25aは、規制凹部27が先端側の糸巻接着部40の規制凸部51と一致するように湾曲部7の外周一方向から先端側の糸巻接着部40の樹脂部である接着剤41を覆う位置で嵌め込まれる。
 そして、先端側カバー部材25の第2の先端側カバー部材25bは、湾曲部7の外周他方向から第1の先端側カバー部材25aに連結されて装着される。こうして、先端側カバー部材25が先端側の糸巻接着部40を覆うように装着される。
 また、基端側カバー部材26は、断面円弧状の第1の基端側カバー部材26aと、断面円弧状の第2の基端側カバー部材26bと、が連結されて環状に形成される。
 第1の基端側カバー部材26aは、規制凹部28が設けられ、両端部分に外方側が切り欠かれた雌側段部56が形成され、雌側段部56に係止孔部57が形成されている。また、第2の基端側カバー部材26bは、両端部分の内方側が切り欠かれて雄側段部58が形成され、雄側段部58の内面から突起する係止ピン59が設けられている。
 そして、雌側段部56と雄側段部58が係合され、係止孔部57に係止ピン59が係入されることで、第1の基端側カバー部材26aと第2の基端側カバー部材26bが連結され、環状の基端側カバー部材26が形成される。
 基端側カバー部材26の第1の基端側カバー部材26aは、規制凹部28が基端側の糸巻接着部40の規制凸部51と一致するように湾曲部7の外周一方向から先端側の糸巻接着部40の樹脂部である接着剤41を覆う位置で嵌め込まれる。
 そして、基端側カバー部材26の第2の基端側カバー部材26bは、湾曲部7の外側方向から第1の基端側カバー部材26aに連結されて装着される。こうして、基端側カバー部材26が基端側の糸巻接着部40を覆うように装着される。
 このように糸巻接着部40を覆うように装着された先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、それぞれの規制凹部27,28が規制凸部51に対して周方向に、ずれた位置まで所定の角度に湾曲部7の湾曲部表皮22の外周回りに回転される。
 そして、図32に示すように、ウエス100などによって、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の両端から、はみ出している接着剤41aが拭き取られる。
 はみ出た接着剤41aの拭き取り作業時において、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26は、湾曲部表皮22の両端で盛り上がった規制凸部51にそれぞれの内面が当接して内径方向に押圧することで、前後方向に動かず、回転することなく保持された状態となる。
 そして、糸巻接着部40の接着剤41が熱硬化処理されて、図33に示すように、糸巻接着部40に先端側カバー部材25および基端側カバー部材26が固着される。
 このような構成としても、本実施の形態の内視鏡1は、上述の第1および第2の実施の形態と同様に、湾曲部外皮である湾曲部表皮22の両端部分を接着する糸巻接着部40を洗浄消毒時の薬液などによる劣化を防止する先端側カバー部材25および基端側カバー部材26を設けて、これら先端側カバー部材25および基端側カバー部材26の組み付け時における糸巻接着部40の余分な接着剤41aを短時間で綺麗に拭き取れるようになり、作業性が向上する構成となる。
(第1の変形例)
 図34から図36に示すように、第1の実施の形態に記載した規制凸部36,37が設けられた内視鏡1においても、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26を2体構造としてもよい。なお、ここでは、第1の先端側カバー部材25aおよび第1の基端側カバー部材26aに規制凹部26,27を設けなくてもよい構成となる。
(第2の変形例)
 図37に示すように、先端側カバー部材25の第1の先端側カバー部材25aおよび第2の先端側カバー部材25bに複数、ここでは、それぞれ2つの孔部61を形成して、図38に示すように、糸巻接着部40の接着剤41が4つの孔部61から余分な接着剤41aが排出されるようにしてもよい。図39に示すように、これら4つの孔部61から排出された余分な接着剤41aは、ウエス100などによって拭き取られる。
 なお、ここでは、先端側カバー部材25のみを例示しているが、勿論、複数の孔部61を基端側カバー部材26の第1の基端側カバー部材26aおよび第2の基端側カバー部材26bに形成してもよい。
(第3の変形例)
 図40に示すように、先端側カバー部材25の第1の先端側カバー部材25aおよび第2の先端側カバー部材25bの内面側に先端側の端部で開口するL字状の溝部62を形成して、図41に示すように、糸巻接着部40の接着剤41が溝部62の開口から余分な接着剤41aが排出されるようにしてもよい。
 つまり、第1の先端側カバー部材25aや第2の先端側カバー部材25bの内周面に溝部62を設けることによって、先端側カバー部材25を正しく配置したときに適正量の接着剤が接着面に残るよう、はみ出す接着剤41aを誘導する。
 そして、図42に示すように、これら溝部62の開口から排出された余分な接着剤41aがウエス100などによって拭き取られる。
 なお、ここでは、先端側カバー部材25のみを例示しているが、勿論、溝部62を基端側カバー部材26の第1の基端側カバー部材26aおよび第2の基端側カバー部材26bの内面から端部で開口するように形成してもよい。
(第4の変形例)
 図42に示すように、先端側カバー部材25は、第1の先端側カバー部材25aおよび第2の先端側カバー部材25bが連結された状態における内径dが、図43に示すように、糸巻接着部40の糸状部材42が巻回する糸巻部の所定の外径Dよりも小さく(d<D)設定してもよい。
 これにより、先端側カバー部材25は、第1の先端側カバー部材25aおよび第2の先端側カバー部材25bが連結されて糸巻接着部40に装着された状態において、内面が糸巻部を内径方向に押圧することで規制凹部27が規制凸部51に対して周方向にずれた状態でなくても前後方向に動かず、回転することなく保持された状態となる。
 ここでは、先端側カバー部材25のみを例示しているが、基端側カバー部材26を同様な構成としてもよい。
(第5の変形例)
 上述したように、先端側カバー部材25および基端側カバー部材26を2体構造とした場合、図45および図46に示すように、糸巻接着部40の糸状部材42を2重巻にして外周回りに突起する規制凸部65としてもよい。
 以上の実施の形態および変形例に記載した発明は、それら実施の形態および変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態および変形例には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
 例えば、実施の形態および変形例に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。

Claims (9)

  1.  被検体内に挿入される挿入部と、
     前記挿入部の外表面に被覆される外皮と、
     前記外皮の外表面に巻回して前記外皮の端部を前記挿入部に固定させる糸状部材と、
     前記糸状部材が前記外皮に巻回された糸巻部に塗布された樹脂と、
     前記挿入部の外表面に設けられ、前記挿入部の周方向の一部に形成された突起部と、
     前記樹脂の外周を覆うように装着されたカバー部材と、
     前記カバー部材の内周面に設けられ、前記突起部と相似の断面形状を有すると共に、前記突起部に対して前記挿入部の周方向にずれた位置で配置される凹部と、
     を有することを特徴とする内視鏡。
  2.  前記カバー部材は、前記突起部を覆うように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3.  前記突起部は、前記糸巻部において前記糸状部材が前記挿入部の径方向に積層されて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4.  前記樹脂は、前記糸状部材、前記外皮、及び前記力バー部材を互いに固定するとともに、前記力バー部材からはみ出した部分を除去された状態で硬化される接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5.  前記糸状部材は、前記挿入部の湾曲部を被覆する湾曲部表皮の両端に巻回して、前記湾曲部表皮の外径が押し潰されて縮径し、
     前記力バー部材は、前記湾曲部表皮を縮径している前記糸状部材を覆うように配置され、前記突起部と前記湾曲部表皮の前記外径によって挟まれた状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  6.  前記カバー部材は、環状部材であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  7.  前記カバー部材は、前記挿入部への装着時に、内径方向に弾性的に変形されることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡。
  8.  前記環状部材は、それぞれの端部分が連結される円弧状の2つの部材により形成されていることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡。
  9.  被検体内に挿入される挿入部と、
     前記挿入部の外表面に被覆される外皮と、
     前記外皮の外表面に巻回して前記外皮の端部を前記挿入部に固定させる糸状部材と、
     前記糸状部材が前記外皮に巻回された糸巻部に塗布された樹脂と、
     前記挿入部の外表面に設けられ、前記挿入部の周方向の一部に形成され、前記挿入部の周方向の一部が他の部分よりも前記挿入部の径方向に細くなった凹部と、
     前記樹脂の外周を覆うように装着されたカバー部材と、
     前記カバー部材の内周面から突出するように設けられ、前記凹部と相似の断面形状を有すると共に、前記凹部に対して前記挿入部の周方向にずれた位置で配置される突起部と、
     を有することを特徴とする内視鏡。
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