WO2020054568A1 - 3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法 - Google Patents
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- the molar ratio of the total addition amount of the component (B) to the monovalent copper halide (D) is preferably 0.2 mol or more based on 1 mol of the monovalent copper halide (D). , More preferably at least 0.4 mol, even more preferably at least 0.5 mol.
- the molar ratio of the total addition amount of the component (B) to the monovalent copper halide (D) is preferably 0.9 mol or less based on 1 mol of the monovalent copper halide (D). , More preferably 0.8 mol or less, even more preferably 0.7 mol or less.
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Abstract
本発明は、低温かつ短時間で1,4-ジクロロ-2-ブテンの異性化反応を達成し、安全で経済的な3,4-ジクロロ-1-ブテンの生産方法を提供することを課題とする。本発明は、1,4-ジクロロ-2-ブテンを、 一般式R1-O-R2で表されるエーテル化合物(R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基、または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す。)および一般式R3-COO-R4で表されるエステル化合物(R3およびR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、トリアルキルアミン、ならびに1価のハロゲン化銅の存在下で異性化反応させて3,4-ジクロロ-1-ブテンを製造する方法であって、前記エーテル化合物および前記エステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計添加量が、前記1価のハロゲン化銅1molに対し、0.2mol以上0.9mol以下である、3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法である。
Description
本発明は3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法に関するものである。
3 ,4-ジクロロ-1-ブテンは、ポリクロロプレンゴムの合成に用いられるモノマー(以下、クロロプレンモノマーと称することもある)である2-クロロ―1,3―ブタジエンの合成に必要な化合物である。3 ,4-ジクロロ-1-ブテンは、一般に1,3―ブタジエンの塩素化によって製造される。1,3―ブタジエンの塩素化によって、一般に65質量%の1 ,4-ジクロロ-2-ブテン及び35質量%の3 ,4-ジクロロ-1-ブテンの混合物が得られる。クロロプレンモノマーの合成に適しているのは3 ,4-ジクロロ-1-ブテンのみである。したがって、1,3―ブタジエンの塩素化によって生成された65質量%の1 ,4-ジクロロ-2-ブテンはクロロプレンモノマーの合成に使用することができない。これでは非経済的であるので、1 ,4-ジクロロ-2-ブテンの有効利用が望まれる。
1 ,4-ジクロロ-2-ブテンをクロロプレンモノマーの合成に使用するには、1 ,4-ジクロロ-2-ブテンは3 ,4-ジクロロ-1-ブテンへと異性化されなければならない。1,4-ジクロロ-2-ブテンを3,4-ジクロロ-1-ブテンに異性化する方法としては、高温で1,4-ジクロロ-2-ブテンに銅塩とアミンを加える方法が報告されている。例えば、特許文献1には、塩化銅(I)と芳香族アミンを触媒として用いる3,4-ジクロロ-1-ブテン異性化反応が記載されている。また、特許文献2には、異性化反応に対する添加剤の効果が記載されており、3,4-ジクロロ-1-ブテン異性化反応において、ジオール化合物を添加することで反応速度が増加することが記載されている。
しかしながら、特許文献1に開示の反応は105℃という高温で行われており、かつ反応時間が長時間におよぶので、生産性が低く、経済的でないという課題があった。
特許文献2に開示されている方法も、120℃で反応が行われており、生産性が低く、経済性に課題が残るものとなっている。
そこで、本発明は、低温で1,4-ジクロロ-2-ブテンの異性化反応が可能であり、安全で経済的な3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法を提供する事を課題とする。
特許文献2に開示されている方法も、120℃で反応が行われており、生産性が低く、経済性に課題が残るものとなっている。
そこで、本発明は、低温で1,4-ジクロロ-2-ブテンの異性化反応が可能であり、安全で経済的な3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法を提供する事を課題とする。
前記課題を解決するため、本発明者は、トリアルキルアミンと1価のハロゲン化銅の混合物にエーテル等を添加剤として加えたものを触媒として用いることで、より低温で1,4-ジクロロ-2-ブテンの異性化反応を行うことができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の要旨は以下の通りである。
[1] 1,4-ジクロロ-2-ブテンを、
一般式R1-O-R2で表されるエーテル化合物(R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基、または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す。)および一般式R3-COO-R4で表されるエステル化合物(R3およびR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、トリアルキルアミン、ならびに1価のハロゲン化銅の存在下で異性化反応させて3,4-ジクロロ-1-ブテンを製造する方法であって、
前記エーテル化合物および前記エステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計の添加量が、前記1価のハロゲン化銅1molに対し、0.2mol以上0.9mol以下である、
3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[2] 前記エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物が、シクロペンチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジノルマルブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、および酢酸ノルマルプロピルの中から選ばれる少なくとも1つである、前記[1]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[3] 前記トリアルキルアミンがトリエチルアミンである、前記[1]または[2]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[4] 前記1価のハロゲン化銅が塩化銅(I)である、前記[1]~[3]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[5] 異性化反応を空気下で行う、前記[1]~[4]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[6] 異性化反応の反応温度が80℃以上100℃以下である、前記[5]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[7] 異性化反応の反応時間が10分以上120分以下である、前記[6]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[8] 前記トリアルキルアミンの添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、10~25 mmolの範囲である、前記[1]~[7]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[9] 前記1価のハロゲン化銅の添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、12~30 mmolの範囲である、前記[1]~[8]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[10] 前記エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計の添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、5~20 mmolの範囲である、前記[1]~[9]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[1] 1,4-ジクロロ-2-ブテンを、
一般式R1-O-R2で表されるエーテル化合物(R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基、または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す。)および一般式R3-COO-R4で表されるエステル化合物(R3およびR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、トリアルキルアミン、ならびに1価のハロゲン化銅の存在下で異性化反応させて3,4-ジクロロ-1-ブテンを製造する方法であって、
前記エーテル化合物および前記エステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計の添加量が、前記1価のハロゲン化銅1molに対し、0.2mol以上0.9mol以下である、
3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[2] 前記エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物が、シクロペンチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジノルマルブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、および酢酸ノルマルプロピルの中から選ばれる少なくとも1つである、前記[1]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[3] 前記トリアルキルアミンがトリエチルアミンである、前記[1]または[2]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[4] 前記1価のハロゲン化銅が塩化銅(I)である、前記[1]~[3]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[5] 異性化反応を空気下で行う、前記[1]~[4]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[6] 異性化反応の反応温度が80℃以上100℃以下である、前記[5]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[7] 異性化反応の反応時間が10分以上120分以下である、前記[6]に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[8] 前記トリアルキルアミンの添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、10~25 mmolの範囲である、前記[1]~[7]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[9] 前記1価のハロゲン化銅の添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、12~30 mmolの範囲である、前記[1]~[8]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
[10] 前記エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計の添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、5~20 mmolの範囲である、前記[1]~[9]のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
本発明は、従来の反応より低温で1,4-ジクロロ-2-ブテンの異性化方法を行うことが可能であり、安全かつ経済的にクロロプレンモノマーを生産することができる。また、本発明における反応は空気の存在下でも行うことが可能であり、従来の窒素雰囲気下での反応と比較して反応設備の制限を少なくすることが可能であり、より経済的である。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法は、
(A)1,4-ジクロロ-2-ブテンを、
(B)一般式R1-O-R2で表されるエーテル化合物(R1ならびにR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基、または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す。)および一般式R3-COO-R4で表されるエステル化合物(R3ならびにR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、(C)トリアルキルアミン、ならびに(D)1価のハロゲン化銅の存在下で異性化反応させる。
本発明の製造方法において、前記(B)成分、(C)成分および(D)成分は触媒として機能する。
本発明の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法は、
(A)1,4-ジクロロ-2-ブテンを、
(B)一般式R1-O-R2で表されるエーテル化合物(R1ならびにR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基、または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す。)および一般式R3-COO-R4で表されるエステル化合物(R3ならびにR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、(C)トリアルキルアミン、ならびに(D)1価のハロゲン化銅の存在下で異性化反応させる。
本発明の製造方法において、前記(B)成分、(C)成分および(D)成分は触媒として機能する。
<(A)1,4-ジクロロ-2-ブテン>
本発明の製造方法における1,4-ジクロロ-2-ブテンには、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテンおよびトランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンの両方が含まれる。本発明の製造方法における1,4-ジクロロ-2-ブテンは、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテンのみであってもよく、トランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンのみであってもよく、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテンおよびトランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンの混合物であってもよい。
本発明の製造方法における1,4-ジクロロ-2-ブテンには、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテンおよびトランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンの両方が含まれる。本発明の製造方法における1,4-ジクロロ-2-ブテンは、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテンのみであってもよく、トランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンのみであってもよく、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテンおよびトランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンの混合物であってもよい。
本発明の製造方法において、1,4-ジクロロ-2-ブテンは異性化反応を受ける化合物である。その一方、1,4-ジクロロ-2-ブテンは触媒である前記(B)成分、(C)成分および(D)成分の溶媒としても機能し得る。つまり、本発明の製造方法においては、1,4-ジクロロ-2-ブテンに前記(B)成分、(C)成分および(D)成分を溶解して1,4-ジクロロ-2-ブテンは異性化反応を行うことができ、他の溶媒を用いなくてもよいという利点がある。
また、前記異性化反応には、1,4-ジクロロ-2-ブテンの他に3,4-ジクロロ-1-ブテン等が混在していてもよい。前述のとおり、3 ,4-ジクロロ-1-ブテンは、一般に1,3―ブタジエンの塩素化によって製造され、この塩素化反応により、一般に65質量%の1 ,4-ジクロロ-2-ブテン及び35質量%の3 ,4-ジクロロ-1-ブテンの混合物が得られる。本発明における異性化反応は、1,4-ジクロロ-2-ブテンの他に3,4-ジクロロ-1-ブテンが含有していてもよいので、1,3―ブタジエンの塩素化によって製造された1 ,4-ジクロロ-2-ブテン及び3 ,4-ジクロロ-1-ブテンの混合物をそのまま本発明の製造方法に使用することができる。このように、本発明の製造方法は、余分な精製処理を施す必要がない点で経済的である。
前記異性化反応は、1,4-ジクロロ-2-ブテンと3,4-ジクロロ-1-ブテンとの化学平衡が成立するので、1,4-ジクロロ-2-ブテンと共に3,4-ジクロロ-1-ブテンを用いる場合、3,4-ジクロロ-1-ブテンの濃度が高すぎると好ましくない。本発明の製造方法において、1 ,4-ジクロロ-2-ブテンと共に3 ,4-ジクロロ-1-ブテンを用いる場合、3 ,4-ジクロロ-1-ブテンの比率は、1 ,4-ジクロロ-2-ブテンおよび3 ,4-ジクロロ-1-ブテンの合計に対し、通常15モル%以下、好ましくは10%以下である。
<(B)エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物>
本発明の製造方法では、従来触媒成分として用いられているトリアルキルアミンおよび1価のハロゲン化銅に、添加剤としてエーテル化合物および/またはエステル化合物を添加した触媒を使用する。エーテル化合物、エステル化合物は数種を併用してもよい。
本発明の製造方法では、従来触媒成分として用いられているトリアルキルアミンおよび1価のハロゲン化銅に、添加剤としてエーテル化合物および/またはエステル化合物を添加した触媒を使用する。エーテル化合物、エステル化合物は数種を併用してもよい。
前記エーテル化合物は、一般式R1-O-R2(R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す)で表される。R1およびR2は相互に同じ基であっても、異なる基であってもよい。
前記炭素数1~5のアルキル基は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられ、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基などが好ましい。
前記炭素数3~6の環状アルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が挙げられ、シクロペンチル基、シクロブチル基などが好ましい。
前記炭素数2~5のアルコキシアルキル基としては、例えば、メトキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシプロピル基、メトキシブチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、エトキシプロピル基が挙げられ、メトキシエチル基、エトキシエチル基などが好ましい。
R1およびR2の一方または双方がアルコキシアルキル基である場合、前記エーテル化合物は、1分子中にエーテル結合を2つ以上有する。
前記炭素数1~5のヒドロキシアルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基が挙げられ、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい。
前記炭素数1~5のヒドロキシアルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基が挙げられ、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基が好ましい。
前記エーテル化合物としては、例えば、シクロペンチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジノルマルブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテルなどが好ましい。
前記エステル化合物は、一般式R3-COO-R4(R3およびR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)で表される。R3およびR4は相互に同じ基であっても、異なる基であってもよい。
前記炭素数1~4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げられ、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基が好ましい。
前記エステル化合物としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ノルマルプロピルなどが好ましい。
前記エステル化合物としては、例えば、酢酸エチル、酢酸ノルマルプロピルなどが好ましい。
(B)エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物は、シクロペンチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジノルマルブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、および酢酸ノルマルプロピルの中から選ばれる少なくとも1つあることが好ましい。
(B)成分の添加量は、1,4-ジクロロ-2-ブテン1molに対して、好ましくは5mmol以上、より好ましくは6mmol以上、更に好ましくは8mmol以上である。(B)成分の添加量は、1,4-ジクロロ-2-ブテン1molに対して、好ましくは20mmol以下、より好ましくは17mmol以下、更に好ましくは15mmol以下である。なお(B)成分として複数種の化合物を使用する場合、前記添加量はそれらの化合物の合計量を意味する。以下の添加量に関する記述においても同様である。
<(C)トリアルキルアミン>
(C)トリアルキルアミンのアルキル基は、例えば、炭素数1~5のアルキル基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられる。トリアルキルアミンに含まれる3つのアルキル基は、相互に同じでも、異なっていてもよい。
(C)トリアルキルアミンのアルキル基は、例えば、炭素数1~5のアルキル基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられる。トリアルキルアミンに含まれる3つのアルキル基は、相互に同じでも、異なっていてもよい。
(C)トリアルキルアミンとしては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、N,N-ジメチルエチルアミン、N,N-ジエチルメチルアミン等を挙げることができ、好ましくはトリエチルアミンである。
(C)トリアルキルアミンの添加量は、1,4-ジクロロ-2-ブテン1molに対して、好ましくは10mmol以上、より好ましくは12mmol以上、更に好ましくは15mmol以上である。(C)トリアルキルアミンの添加量は、1,4-ジクロロ-2-ブテン1molに対して、好ましくは25mmol以下、より好ましくは22mmol以下、更に好ましくは20mmol以下である。
<(D)1価のハロゲン化銅>
(D)1価のハロゲン化銅としては、塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)等が挙げられ、好ましくは塩化銅(I)である。
(C)トリアルキルアミンの(D)1価のハロゲン化銅に対するモル比としては、(D)1価のハロゲン化銅1molに対し、(C)トリアルキルアミンが好ましくは0.72mol以上、より好ましくは0.75mol以上、更に好ましくは0.80mol以上である。(C)トリアルキルアミンの(D)1価のハロゲン化銅に対するモル比としては、(D)1価のハロゲン化銅molに対し、(C)トリアルキルアミンが好ましくは0.95mol以下、より好ましくは0.90mol以下、更に好ましくは0.85mol以下である。
(D)1価のハロゲン化銅としては、塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)等が挙げられ、好ましくは塩化銅(I)である。
(C)トリアルキルアミンの(D)1価のハロゲン化銅に対するモル比としては、(D)1価のハロゲン化銅1molに対し、(C)トリアルキルアミンが好ましくは0.72mol以上、より好ましくは0.75mol以上、更に好ましくは0.80mol以上である。(C)トリアルキルアミンの(D)1価のハロゲン化銅に対するモル比としては、(D)1価のハロゲン化銅molに対し、(C)トリアルキルアミンが好ましくは0.95mol以下、より好ましくは0.90mol以下、更に好ましくは0.85mol以下である。
前記(B)成分の合計の添加量の(D)1価のハロゲン化銅に対するモル比としては、(D)1価のハロゲン化銅1molに対し、(B)成分が好ましくは0.2mol以上、より好ましくは0.4mol以上、更に好ましくは0.5mol以上である。前記(B)成分の合計の添加量の(D)1価のハロゲン化銅に対するモル比としては、(D)1価のハロゲン化銅1molに対し、(B)成分が好ましくは0.9mol以下、より好ましくは0.8mol以下、更に好ましくは0.7mol以下である。 前記(B)成分の合計の添加量は、(D)成分 1molに対して0.2mol以上0.9mol以下であると、前記異性化反応を効率よく進行させることができ、3,4-ジクロロ-1-ブテンの収率が高くなる。
(D)1価のハロゲン化銅の添加量は、1,4-ジクロロ-2-ブテン1molに対して、好ましくは12mmol以上、より好ましくは15mmol以上、更に好ましくは18mmol以上である。(D)1価のハロゲン化銅の添加量は、1,4-ジクロロ-2-ブテン1molに対して、好ましくは30mmol以下、より好ましくは27mmol以下、更に好ましくは24mmol以下である。
<異性化反応>
本発明の製造方法は、反応系内に(B)エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、(C)トリアルキルアミン、ならびに(D)1価のハロゲン化銅を触媒として含むことによって、(A)1,4-ジクロロ-2-ブテンを3,4-ジクロロ-1-ブテンに効率的に異性化する。
本発明の製造方法は、反応系内に(B)エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、(C)トリアルキルアミン、ならびに(D)1価のハロゲン化銅を触媒として含むことによって、(A)1,4-ジクロロ-2-ブテンを3,4-ジクロロ-1-ブテンに効率的に異性化する。
前記異性化反応における反応温度は、反応条件にもよるが、好ましくは60℃以上、より好ましくは80℃以上、更に好ましくは85℃以上である。前記異性化反応における反応温度は、好ましくは110℃以下、より好ましくは100℃以下、更に好ましくは95℃以下である。反応温度が前記条件を満たすと、異性化反応が効率的に進行し、経済的にも有利である。
前記異性化反応における反応時間は、上記所定の反応温度に達した時点から反応が平衡に達した時点までの時間とする。反応時間は、好ましくは5分以上、より好ましくは10分以上、更に好ましくは20分以上である。前記異性化反応における反応時間は、好ましくは150分以下、より好ましくは120分以下、更に好ましくは60分以下である。
反応が平衡に達した時点は、10分間隔で反応液をサンプリングして3,4-ジクロロ-1-ブテン濃度を測定し、3,4-ジクロロ-1-ブテン濃度(%)の変化が、10分前および20分前の3,4-ジクロロ-1-ブテン濃度(%)の1ポイント以内であった時点とする。
前記異性化反応における反応雰囲気は、空気雰囲気下、ないし窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下において行うことができる。ただし、窒素ガス等の不活性ガス雰囲下での反応は、特殊な反応設備が必要となり、経済性の点で不利となる。このため、前記異性化反応は空気雰囲気下で行うことが好ましい。
本発明の製造方法においては、経済性の観点から、前記異性化反応は、一般的に、空気雰囲気下においては110℃以下で行われることが好ましく、窒素ガス等の不活性ガス雰囲下においては80℃以下で行われることが好ましい。
前記異性化反応は、反応に影響を与えない溶剤を20質量%以下添加して行うことも可能である。反応に影響を与えない溶剤としては、アルカン、シクロアルカンなどの炭化水素系溶剤が挙げられる。前記異性化反応は、無溶剤条件にて行うことが望ましい。
以下実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限されるものではない。
実施例および比較例では以下の材料を使用した。
[ジクロロブテン]
3,4-ジクロロ-1-ブテン:東京化成工業株式会社製
1,4-ジクロロ-2-ブテン:東京化成工業株式会社製
ジクロロブテン混合物(1,4-ジクロロ-2-ブテン90質量%、3,4-ジクロロ-1-ブテン10質量%):
[触媒成分]
(1価のハロゲン化銅)
塩化銅(I): 川口薬品株式会社製
(トリアルキルアミン)
トリエチルアミン: 株式会社ダイセル製
(添加剤)
エステル化合物
酢酸ノルマルプロピル: 昭和電工株式会社製
エーテル化合物
シクロペンチルメチルエーテル: 日本ゼオン株式会社製
ジエチレングリコールモノメチルエーテル: 東邦化学工業株式会社製
ジノルマルブチルエーテル: 関東化学株式会社製
ジエチレングリコールジエチルエーテル: 関東化学株式会社製
その他の添加剤
アニソール: 関東化学株式会社製
シクロヘキサノン: 国産化学株式会社製、等級EP
[分析用溶剤]
アセトニトリル: 関東化学株式会社製、高速液体クロマトグラフィー用グレード
シクロヘキサン: 関東化学株式会社製、高速液体クロマトグラフィー用グレード
実施例および比較例では以下の材料を使用した。
[ジクロロブテン]
3,4-ジクロロ-1-ブテン:東京化成工業株式会社製
1,4-ジクロロ-2-ブテン:東京化成工業株式会社製
ジクロロブテン混合物(1,4-ジクロロ-2-ブテン90質量%、3,4-ジクロロ-1-ブテン10質量%):
[触媒成分]
(1価のハロゲン化銅)
塩化銅(I): 川口薬品株式会社製
(トリアルキルアミン)
トリエチルアミン: 株式会社ダイセル製
(添加剤)
エステル化合物
酢酸ノルマルプロピル: 昭和電工株式会社製
エーテル化合物
シクロペンチルメチルエーテル: 日本ゼオン株式会社製
ジエチレングリコールモノメチルエーテル: 東邦化学工業株式会社製
ジノルマルブチルエーテル: 関東化学株式会社製
ジエチレングリコールジエチルエーテル: 関東化学株式会社製
その他の添加剤
アニソール: 関東化学株式会社製
シクロヘキサノン: 国産化学株式会社製、等級EP
[分析用溶剤]
アセトニトリル: 関東化学株式会社製、高速液体クロマトグラフィー用グレード
シクロヘキサン: 関東化学株式会社製、高速液体クロマトグラフィー用グレード
異性化反応の実施
(実施例1)
還流冷却器、内部温度計のついた四つ口フラスコに、45℃のジクロロブテン混合物9.2gに、トリエチルアミン0.37gおよび、塩化銅(I)0.44g、シクロペンチルメチルエーテル0.30gを添加し、混合した。ジクロロブテン混合物は90質量%の1,4-ジクロロ-2-ブテンを含有する。
(実施例1)
還流冷却器、内部温度計のついた四つ口フラスコに、45℃のジクロロブテン混合物9.2gに、トリエチルアミン0.37gおよび、塩化銅(I)0.44g、シクロペンチルメチルエーテル0.30gを添加し、混合した。ジクロロブテン混合物は90質量%の1,4-ジクロロ-2-ブテンを含有する。
ここに20gのジクロロブテン混合物を混合した。この混合液を、空気雰囲気下、マグネティックスターラー(東京理化器械株式会社製)を用いて400rpmで攪拌しながら昇温を開始した。反応液温度を90℃となった点を反応開始時間とした。
反応開始時から10分ごとに反応液を採取し、アセトニトリルもしくはシクロヘキサンまたはその混合物で希釈し、氷浴で10℃に冷却した。冷却終了後、その希釈液をガスクロマトグラフィー(株式会社島津製作所製 GC-2030、カラム:フロンティア・ラボ株式会社製、Ultra ALLOY EX Capillary Column)にて分析し、3,4-ジクロロ-1-ブテン、シス-1,4-ジクロロ-2-ブテン、トランス-1,4-ジクロロ-2-ブテンのガスクロマトグラフィーの面積比から、反応液の3,4-ジクロロ-1-ブテン比率を求めた。結果を表1に示す。
(実施例2~8、比較例1~7)
表1に記載された原料、配合量および反応条件を採用したこと以外は、実施例1と同様に反応を行い、3,4-ジクロロ-1-ブテン比率を求めた。結果を表1に示す。
実施例1~8では、いずれも反応温度90℃で空気雰囲気下、または反応温度80℃で窒素雰囲気下の反応で、18.5mol%以上の高い3,4-ジクロロ-1-ブテン比率が得られた。
表1に記載された原料、配合量および反応条件を採用したこと以外は、実施例1と同様に反応を行い、3,4-ジクロロ-1-ブテン比率を求めた。結果を表1に示す。
実施例1~8では、いずれも反応温度90℃で空気雰囲気下、または反応温度80℃で窒素雰囲気下の反応で、18.5mol%以上の高い3,4-ジクロロ-1-ブテン比率が得られた。
比較例1~3は、(B)成分およびその他の添加剤を含有しない触媒を使用している。
比較例1においては、実施例と匹敵する程度の3,4-ジクロロ-1-ブテン比率が得られているが、反応温度90℃で窒素雰囲気下における反応により得られた比率である。前述のとおり、反応温度90℃で窒素雰囲気下における異性化反応は経済性の点で好ましくない。
比較例1においては、実施例と匹敵する程度の3,4-ジクロロ-1-ブテン比率が得られているが、反応温度90℃で窒素雰囲気下における反応により得られた比率である。前述のとおり、反応温度90℃で窒素雰囲気下における異性化反応は経済性の点で好ましくない。
比較例2は、比較例1と比較すると、窒素雰囲気下ではなく空気雰囲気下で反応を行っており、比較例3は、比較例1と比較すると、反応温度を10℃下げて反応を行っている。比較例2および3は、それぞれ実施例1、2と比較して、3,4-ジクロロ-1-ブテンの比率が小さくなっており、反応が十分に進行していないことが確認された。触媒に(B)成分が含有されない場合、90℃の反応温度で窒素雰囲気下において反応を行うことが、異性化反応において高い3,4-ジクロロ-1-ブテン比率を得るための必要条件であることがわかる。
比較例4、比較例5はそれぞれ、添加剤としてケトン、芳香族エーテルを含有し、(B)成分を含有しない触媒を使用している。比較例4、比較例5では、実施例1~8の結果と比較して、3,4-ジクロロ-1-ブテンの比率が低い。本発明の異性化反応においては、芳香環を有しないエーテルまたはエステルを添加した触媒混合物を使用することで、高い3,4-ジクロロ-1-ブテンの比率を得ることができることがわかる。
比較例6、比較例7では、シクロペンチルメチルエーテルの添加量を変化させ、異性化反応を行った。塩化銅(I):シクロペンチルメチルエーテルの比率を1:1.0または1:2.0とすることで、シクロペンチルメチルエーテルを適量加えた場合(例えば、塩化銅(I):シクロペンチルメチルエーテルの比率を1:0.67とした実施例2)と比較して3,4-ジクロロ-1-ブテンの比率は7~8mol%減少し、シクロペンチルメチルエーテルを加えない場合と変わらない結果が得られた。
Claims (10)
- 1,4-ジクロロ-2-ブテンを、
一般式R1-O-R2で表されるエーテル化合物(R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1~5のアルキル基、炭素数3~6の環状アルキル基、炭素数2~5のアルコキシアルキル基、または炭素数1~5のヒドロキシアルキル基を示す。)および一般式R3-COO-R4で表されるエステル化合物(R3およびR4は、それぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基を示す)の中から選ばれる少なくとも1つの化合物、トリアルキルアミン、ならびに1価のハロゲン化銅の存在下で異性化反応させて3,4-ジクロロ-1-ブテンを製造する方法であって、
前記エーテル化合物および前記エステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計の添加量が、前記1価のハロゲン化銅1molに対し、0.2mol以上0.9mol以下である、
3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。 - 前記エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物が、シクロペンチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジノルマルブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、および酢酸ノルマルプロピルの中から選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 前記トリアルキルアミンがトリエチルアミンである、請求項1または請求項2に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 前記1価のハロゲン化銅が塩化銅(I)である、請求項1~3のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 異性化反応を空気下で行う、請求項1~4のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 異性化反応の反応温度が80℃以上100℃以下である、請求項5に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 異性化反応の反応時間が10分以上120分以下である、請求項6に記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 前記トリアルキルアミンの添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、10~25 mmolの範囲である、請求項1~7のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 前記1価のハロゲン化銅の添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、12~30 mmolの範囲である、請求項1~8のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
- 前記エーテル化合物およびエステル化合物の中から選ばれる少なくとも1つの化合物の合計の添加量が、1,4-ジクロロ-2-ブテン 1molに対し、5~20 mmolの範囲である、請求項1~9のいずれかに記載の3,4-ジクロロ-1-ブテンの製造方法。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JPS4842853B1 (ja) * | 1968-10-09 | 1973-12-14 | ||
| JPS5452014A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-24 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Isomerization of dichlorobutene |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2532472A1 (de) * | 1975-07-19 | 1977-02-03 | Bayer Ag | Verfahren zur aufarbeitung fluessiger kupferhaltiger katalysatorabfaelle aus isomerisierungsreaktionen von dichlorbuten |
-
2019
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| JPS4842853B1 (ja) * | 1968-10-09 | 1973-12-14 | ||
| JPS5452014A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-24 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Isomerization of dichlorobutene |
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