WO2020049768A1 - マニピュレータおよび移動ロボット - Google Patents

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達也 古賀
聡庸 金井
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オムロン株式会社
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices

Abstract

ワークの検出成功率が向上したマニピュレータを実現する。マニピュレータ(10)は、ロボットアーム(11)と、撮像部(14)と、ロボットアーム(14)の動作を制御する撮像位置制御部(25)および把持動作制御部(24)と、撮像画像を解析し、今回の把持動作において把持すべき対象物を特定する対象物特定部(23)と、撮像画像を解析し、次回の把持動作の前の撮像位置を特定し、撮像位置情報を更新する撮像位置更新部(22)とを備える。

Description

マニピュレータおよび移動ロボット
 本発明は、ワークを搬送するためのマニピュレータおよび移動ロボットに関する。
 近年、ワークを把持して搬送する装置において、ワークを検出するためのカメラの撮像範囲を拡大させるために、カメラを移動させて撮像する方法が提案されている。その代表例として、ロボットアームの先端にカメラを取り付けたハンドアイシステムが知られている。しかしながら、カメラが移動する場合、カメラとワークとの位置関係が、上記ワークの撮像に好ましくない場合が発生する。
 そのため、特許文献1には、無人搬送車に搭載されるロボットアームの制御方法であって、上記ロボットアームに固定された画像入力部によって2つのマークを認識し、少なくとも1つの上記マークを認識できれば、上記ロボットアームの再移動により、上記2つのマークを同時に視野領域内に捕えることができる、ロボットアームの制御方法が開示されている。
 また、特許文献2には、ロボットアームに撮像装置が取り付けられており、上記撮像装置により、ワークを含む領域の画像を生成する。生成した上記画像において、パターンマッチングにより特徴部を特定できなかった場合に、上記ワークと上記撮像装置と照明装置との間の相対位置または相対姿勢が変わるように上記ロボットアームを動作させ、上記ワークを再び撮像し、これにより生成された画像に対し、パターンマッチングを再び行う、ワークの把持方法が開示されている。
日本国公開特許公報「特開平11-320465号公報」 日本国公開特許公報「特開2015-160264号公報」
 上述のような従来技術は、ワークが検出できなかった場合、カメラの位置を変化させ再撮像することにより、上記ワークの検出を可能にしている。しかしながら、上記ワークを再撮像する場合、上記カメラを移動させ、再撮像および画像解析を行うための時間が余計にかかる。したがって、上記ワークの搬送作業時間が増加し、費用対効果が低減するという問題がある。
 本発明の一態様は、再センシングによる搬送作業時間の増加を抑制するために、ワークの検出成功率が向上したマニピュレータを実現することを目的とする。
 上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るマニピュレータは、対象物に対する把持動作を行うロボットアームと、前記ロボットアームに設けられた、複数の前記対象物が載置されることが可能な所定の空間領域を光または超音波によりセンシングするセンサ部と、前記空間領域に対応付けられたセンシング位置情報に応じたセンシング位置に前記センサ部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御するセンシング位置制御部と、前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を特定する対象物特定部と、前記対象物特定部によって特定された、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を把持するように前記ロボットアームの動作を制御する把持動作制御部と、前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、次回の把持動作の前の次回のセンシング動作のためのセンシング位置を特定し、前記センシング位置情報を更新するセンシング位置更新部と、を備える。
 本開示の一態様によれば、再センシングによる搬送作業時間の増加を抑制するために、対象物の検出成功率が向上したマニピュレータを実現できる。
実施形態1に係る移動ロボットを模式的に示す図である。 実施形態1に係る移動ロボットの要部構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るカメラにより撮像される撮像領域であって、(a)~(c)は、それぞれ1~3回目のワーク搬送前の撮像領域を模式的に示す図である。 実施形態1に係るカメラの撮像領域を模式的に示す図である。 実施形態1に係る制御部における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係る情報処理システムを模式的に示す図である。 実施形態2に係る移動ロボットの要部構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る制御部における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
 〔実施形態1〕
 以下、本発明の一側面に係る実施形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。
 §1 適用例
 図1は、本実施形態に係る移動ロボット1を模式的に例示する。図2は、本実施形態に係る移動ロボット1の要部構成を例示するブロック図である。図3は、本実施形態に係るカメラ(撮像部)14により撮像される撮像領域であって、図3の(a)~(c)は、それぞれ1~3回目のワーク搬送前の撮像領域を模式的に示す図である。はじめに、図1~図3を用いて、移動ロボット1の適用例の概要を説明する。
 図1および図2に示すように、移動ロボット1は、ワーク(対象物)2を搬送するための装置である。移動ロボット1は、マニピュレータ10および無人搬送車50を備える。マニピュレータ10は、ロボットアーム11および筐体部15を備える。マニピュレータ10は、移動可能な無人搬送車50ではなく、固定台等に固定して載置されていてもよい。
 ロボットアーム11は、ワーク2に対する把持動作を行う部材である。ロボットアーム11は、その一端に、ワーク2を把持するためのワーク把持部13と、カメラ14とを備える。
 筐体部15は、制御装置20を備える。カメラ14は、複数のワーク2が載置されることが可能なストッカ3を含む撮像領域(空間領域)を撮像する。
 図2に示すように、制御装置20は、制御部21および第1記憶部30を備える。制御部21は、撮像位置更新部22、対象物特定部23、把持動作制御部24、撮像位置制御部25、無人搬送車制御部26、およびカメラ制御部27を備える。
 撮像位置制御部25(センシング位置制御部)は、上記撮像領域に対応付けられた撮像位置情報(センシング位置情報)に応じた撮像位置(センシング位置)にカメラ14を移動させるように、ロボットアーム11の動作を制御する。ここで、上記撮像位置情報は、ユーザにより指定または更新されてもよく、後述するように撮像位置更新部22(センシング位置更新部)により更新されてもよい。
 対象物特定部23は、上記撮像位置におけるカメラ14による撮像画像(センシング結果)を解析し、今回の把持動作において把持すべきワーク2を特定する。また、撮像位置更新部22は、上記撮像画像を解析し、次回の把持動作の前のカメラ14による上記撮像位置を特定し、前記撮像位置情報を更新する。ここで、「次回」の把持動作とは、対象物特定部23が特定したワーク2が把持され搬送された後に、連続して別のワーク2が搬送される場合の、当該別のワーク2に対する把持動作を示す。
 把持動作制御部24は、対象物特定部23によって特定された今回の把持動作において把持すべきワーク2を把持するように、ロボットアーム11の動作を制御する。
 図3を用いて、移動ロボット1の動作の概要を説明する。図3の(a)に示すように、カメラ14は、上記撮像位置情報に基づき、ストッカ3を含む撮像領域A1を撮像する。撮像された撮像画像は対象物特定部23によって解析され、把持すべきワーク2aが特定される。
 このとき、撮像位置更新部22は、上記撮像画像を解析し、次回の撮像位置を特定する。例えば、撮像位置更新部22は、次回の撮像画像の所定範囲に次回の把持対象となるワーク2bが含まれるよう、次回の撮像位置を特定してもよい。上記次回の撮像位置は、次回の把持対象となるワーク2bが撮像範囲の略中心となるように撮像されるような位置であってもよい。このように、撮像位置更新部22は、撮像位置を特定し第1記憶部30に記憶される撮像位置情報を更新する。
 撮像位置更新部22が次回の撮像位置を特定する構成によれば、次回の撮像において、カメラ14はワーク2bを撮像することができる位置から、ストッカ3を含む撮像領域を撮像することができる。そのため、次回の把持対象となるワークを検出できず、再撮像が必要となる可能性を低減できる。
 また、上記撮像位置として、ワーク2bが略中心となるような撮像位置が特定される構成によれば、より確実にワーク2bを検出できるような撮像画像を得ることができる。そのため、次回の把持対象となるワーク2bを検出できず、再撮像が必要となる可能性をより低減できる。
 次に、図3の(b)に示すように、更新された撮像位置情報に基づき、カメラ14により撮像領域A2が撮像される。ここでも、対象物特定部23は撮像画像を解析してワーク2bを把持対象として特定し、撮像位置更新部22は撮像画像を解析して次回の把持対象となるワーク2cの位置に基づき撮像位置情報を更新する。このように、前回の撮像位置と今回の撮像位置とが互いに異なると、今回の撮像画像に新たな(次回の)把持対象となる対象物(ワーク2c)が含まれる可能性が高くなる。それゆえ、次々と把持対象となる対象物を検出し、対象物の位置を特定することができる。
 次に、図3の(c)に示すように、更新された撮像位置情報に基づき、カメラ14により撮像領域A3が撮像される。ここで、対象物特定部23はワーク2cを把持対象として特定するが、撮像領域A3には他のワーク2が明確に含まれていないため、撮像位置更新部22は、次回の把持対象となるワーク2を検出できない。
 この場合、撮像位置更新部22は、第1記憶部30に記憶された過去の撮像画像の解析結果を参照してもよい。例えば、撮像位置更新部22は、撮像領域A1が撮像された撮像画像を解析して未把持のワーク2dを次回の把持対象として特定し、ワーク2dが撮像範囲の略中心となるように撮像位置情報を更新してもよい。
 このような構成によれば、次回の把持対象となるワーク2を検出できる可能性がより高くなる。そのため、次回の把持対象となるワーク2を検出できず、再撮像が必要となる可能性を低減できる。
 §2 構成例
 (ロボットアーム11)
 ロボットアーム11は、任意の方向に回転および屈曲可能に形成される関節部12を備える。ロボットアーム11が備える関節部12は、1つでもよく、複数でもよい。また、ロボットアーム11の一端は、筐体部15に、回転および屈曲可能な状態により取り付けられるように形成されている。
 ワーク把持部13は、ワーク2を真空吸着可能なバキュームパッドを備える。なお、ワーク把持部13はこれに限られず、例えば、ワーク2を挟んで把持するための1対の爪部を備えていてもよい。
 カメラ14は、撮像対象を3次元的に認識可能な固体撮像素子およびレンズを備える。上記固体撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられてもよい。このような構成によれば、把持対象となるワーク2の空間的位置を正確に把握することができる。なお、カメラ14はこのような例に限られず、例えば、2次元画像の撮像のみ可能な固体撮像素子およびレンズを備えていてもよい。
 また、カメラ14は、ワーク把持部13を備えるロボットアーム11ではなく、カメラ14専用のロボットアームに備えられていてもよい。このような構成によれば、ワーク2の搬送と、カメラ14による撮像動作を独立して行うことができる。
 カメラ14が撮像した撮像情報は、制御装置20に入力される。また、上記撮像情報は第1記憶部30に入力され、記憶されてもよい。
 (制御装置20)
 制御装置20が備える制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、各構成要素を制御する。第1記憶部30は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であり、制御部21で実行される各種プログラム並びに、カメラ14により撮像された撮像画像データおよび撮像位置情報等を記憶する。
 撮像位置更新部22および対象物特定部23は、撮像画像におけるそれぞれの解析結果について、第1記憶部30に出力し、第1記憶部30は当該解析結果を記憶してもよい。また、記憶された上記解析結果は、適宜制御部21に読み出されてもよい。
 また、撮像位置更新部22および対象物特定部23により解析される撮像画像は、過去にカメラ14に撮像され、第1記憶部30に記憶された撮像画像であってもよい。このような構成によれば、撮像位置更新部22および対象物特定部23が過去の撮像画像を参照することで、把持対象であるワーク2を検出できる可能性がより向上し、再撮像を抑制することができる。
 無人搬送車制御部26は、無人搬送車50の動作を制御し、移動ロボット1を所定の地点に移動させる。また、無人搬送車制御部26は、上記撮像位置情報等に基づいて無人搬送車50の動作を制御し、移動ロボット1の位置を微調整してもよい。
 カメラ制御部27は、カメラ14の撮像動作(センシング動作)を制御する。
 (無人搬送車50)
 無人搬送車50は、ホイール51を備える。ホイール51の動作が無人搬送車制御部26により制御されることで、無人搬送車50は、任意の地点に移動することができる。そのため、無人搬送車50に載置されるマニピュレータ10は、ロボットアーム11が届かない距離にある、離れた位置にワーク2を搬送することができる。また、マニピュレータ10が作業する地点を適宜変更することができる。
 なお、マニピュレータ10が、移動可能な移動ロボット1として構成されるために載置されるのは、無人搬送車50に限られない。例えば、飛行可能な無人航空機(ドローン)であってもよいし、手動により移動される台車等であってもよい。
 §3 動作例
 (カメラ14の移動)
 図4は、本実施形態に係るカメラ14の撮像領域Aを模式的に例示する。まず、図4を用いてカメラ14が移動可能に備えられる意義について説明する。
 図4に示すように、移動ロボット1が備えるカメラ14は、例えば、複数のワーク2が載置されているストッカ3を撮像領域Aとして撮像する。なお、ストッカ3は、シェルフ4等に載置されることで、立体的に複数備えられていてもよい。
 この場合、移動ロボット1は、ロボットアーム11の動作および無人搬送車50の移動によってカメラ14の位置を調整することで、任意のストッカ3を撮像領域Aに含めることができる。
 しかし、図4に示すように、撮像領域A内に入っていても、ストッカ3の側壁に遮られる範囲、および、カメラ14から見て手前側に載置されたワーク2に遮られる範囲等は、カメラ14から死角となる。そのため、カメラ14により撮像された撮像画像には含まれないワーク2が、ストッカ3内に存在し得る。
 このような問題を解決するために、カメラ14が移動することができるように、例えば、ロボットアーム11の一端にカメラ14が備えられる。これにより、カメラ14の位置および方向が任意に調節可能となり、ストッカ3を様々な方向から撮像することで、上記死角を最小限にできる。
 一方、カメラ14がワーク2を最適に撮像できる撮像位置を特定するためには、例えば、予めカメラ14が撮像した撮像画像の画像解析を行うなどによって、上記撮像位置を特定する必要がある。しかし、カメラ14による撮像および上記撮像画像の画像解析処理は一定の時間を要するため、撮像回数が多くなると移動ロボット1の作業時間が増加する。
 そこで発明者は、鋭意検討の結果、ワーク2の検出成功率を向上させることで撮像回数を抑制し、上記遅延を招来しにくいように動作するマニピュレータ10および、このようなマニピュレータ10を備える移動ロボット1を見出した。
 (制御部21の処理の流れ)
 図5は、本実施形態に係る制御部21における処理の流れの一例を示すフローチャートである。図5を用いて、制御部21における処理の流れの一例について説明する。
 まず、撮像位置制御部25は、第1記憶部30から、把持対象となるワーク2を含む撮像領域Aに対応する撮像位置情報が取得できるか否かを判定する(S1)。上記撮像位置情報が取得できない場合(S1でNO)、制御部21は、ユーザが入力しておくなどしてあらかじめ第1記憶部30に設定された標準値を撮像位置情報として取得する(S2)。
 次に、上記撮像位置情報が取得できた場合(S1でYES)、またはステップS2において上記撮像位置情報が指定された場合、撮像位置制御部25は、上記撮像位置情報に基づいてロボットアーム11の動作を制御し、カメラ14を上記撮像位置に移動させる(S3)。そして、カメラ制御部27は、カメラ14に撮像領域Aを撮像させる。撮像された撮像画像は、対象物特定部23に入力され、対象物特定部23により画像解析が行われる(S4)。
 次に、対象物特定部23は、上記画像解析により把持対象となるワーク2が検出されたか否かを判定する(S5)。ここで、把持対象となるワーク2が検出されなかった場合(S5でNO)、撮像位置制御部25は、カメラ14の位置を所定量移動させるようにロボットアーム11の動作を制御する(S6)。
 なお、上記所定量として、ワーク2の種類および配置状態等により任意の値が設定されてもよい。また、上記任意の値の設定はユーザにより設定されてもよい。また、第1記憶部30に記憶された、撮像位置更新部22および対象物特定部23による撮像画像の解析結果に基づき、制御部21により自動的に設定および更新されてもよい。
 次に、カメラ制御部27は、カメラ14により移動後における撮像領域Aを撮像させ、対象物特定部23は、カメラ14により撮像された撮像画像を解析する(S7)。そして、対象物特定部23は再度、上記画像解析により把持対象となるワーク2が検出されるか否かを判定する(S8)。把持対象となるワーク2が検出されなかった場合(S8でNO)、ステップS6に処理が戻り、把持対象となるワーク2が検出されるまで、ステップS6からS8までの処理が繰り返される。
 このように、把持対象となるワーク2が検出されるまで、撮像および画像解析を繰り返す構成によれば、移動ロボット1は自動的に把持すべきワーク2を探して見つけ出すことができる。
 次に、対象物特定部23が把持対象となるワーク2を検出した場合(S5またはS8でYES)、把持動作制御部24はロボットアーム11の動作を制御し、ワーク2を把持する。把持されたワーク2は、搬送地点まで搬送される(S9)。
 上記把持および搬送が行われている間に、撮像位置更新部22は、上記撮像画像を解析する。撮像画像にまだ搬送されていないワーク2があれば、該ワーク2を次回の把持対象とする。これにより、次回の把持動作の前のカメラ14による撮像位置を特定し、第1記憶部30に記憶された撮像位置情報を更新する(S10)。
 次に、ステップS3に処理が戻され、ステップS10で特定された撮像位置情報に基づいて、カメラ14の位置が移動される。以降、一連の処理が改めて行われる。
 このような処理が行われることで、カメラ14は次回の撮像において、次回の把持対象となるワーク2を撮像することができる位置から撮像領域Aを撮像することができる。そのため、次回の把持対象となるワーク2を検出できず、再撮像(ステップS6~S8)が必要となる可能性を低減できる。
 〔実施形態2〕
 本開示の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
 §1 構成例
 図6は、本実施形態に係る情報処理システムを模式的に示す図である。図7は、本実施形態に係る移動ロボットの要部構成を示すブロック図である。図6および図7を用いて、本実施形態に係る移動ロボット1および情報処理システムの構成例について説明する。
 図6および図7に示すように、本実施形態に係る移動ロボット1aは、第1通信部40を備えており、他の移動ロボット1bおよびサーバ(外部装置)60と通信可能に構成される点において、実施形態1に係る移動ロボット1と異なる。なお、移動ロボット1a・1bの符号は、異なる移動ロボットであることを明示するために付されるものであり、移動ロボット1a・1bを移動ロボット1と総称することがある。
 (第1通信部40)
 第1通信部40は、後述するサーバ(外部機器)60との通信を行う。第1通信部40は、ケーブルなどを利用した優先の通信を行ってもよいし、無線通信を行ってもよい。また、第1通信部40は、別の移動ロボット1が備える第1通信部40と相互に通信を行ってもよい。
 (サーバ60)
 サーバ60は、第2通信部61、情報管理制御部62および第2記憶部63を備える。情報管理制御部62は、移動ロボット1の状態変化に応じた第2記憶部63への書き込み制御(移動ロボット1の移動に応じてデータベースを更新する等)、および、第2通信部61を介した通信制御(移動ロボット1の移動に応じた情報送信等)を行う。
 サーバ60は、例えば、第2通信部61により別の移動ロボット1a(別のマニピュレータ)が生成した撮像位置情報を受信し、当該撮像位置情報を第2記憶部63に記憶する。当該撮像位置情報は、サーバ60から移動ロボット1b等に随時送信される。また、移動ロボット1aは、自ら生成し送信した撮像位置情報を、サーバ60から受信してもよい。これにより、上記撮像位置情報を複数の移動ロボット1間で共有させることができる。
 なお、複数の移動ロボット1間で共有される情報は、上記撮像位置情報に限られない。例えば、撮像位置情報として、移動ロボット1が撮像した撮像画像データが、サーバ60を介して複数の移動ロボット1間で共有されてもよい。
 このように、複数の移動ロボット1と、サーバ60とが相互に通信し、上記撮像位置情報の共有を行うことで、移動ロボット1が利用できる上記撮像位置情報の量は飛躍的に多くなる。移動ロボット1は、別の移動ロボット1aによる撮像画像に基づく撮像位置情報を利用することができるので、適切な位置にカメラ14を移動させて撮像できる可能性が向上する。そのため、移動ロボット1が把持対象となるワーク2を検出できず、再度撮像を行う可能性を低減できる。
 §2 動作例
 図8は、本実施形態に係る制御部21における処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を用いて、制御部21における処理の流れの一例について説明する。
 まず、撮像位置制御部25は、第1記憶部30から、把持対象となるワーク2を含む撮像領域Aに対応する撮像位置情報が取得できるか否かを判定する(S11)。上記撮像位置情報が取得できない場合(S11でNO)、制御部21は、サーバ60から、把持対象となるワーク2が載置されたストッカ3を含む撮像領域Aに対応付けられた撮像位置情報を受信する(S12)。
 なお、上記撮像位置情報がサーバ60に記憶されていない場合、上記撮像位置情報が取得されるまで待機する。上記撮像位置情報の取得は、例えば、ユーザ入力によって行われてもよい。
 次に、上記撮像位置情報が取得できた場合(S11でYES)、またはステップS12において上記撮像位置情報が受信または指定された場合、撮像位置制御部25は、上記撮像位置情報に従ってロボットアーム11の動作を制御し、カメラ14を上記撮像位置に移動させる(S13)。そして、カメラ制御部27は、カメラ14に撮像領域Aを撮像させる。撮像された撮像画像は、対象物特定部23に入力され、対象物特定部23により画像解析が行われる(S14)。
 次に、対象物特定部23は、上記画像解析により把持対象となるワーク2が検出されたか否かを判定する(S15)。ここで、把持対象となるワーク2が検出されなかった場合(S15でNO)、撮像位置制御部25は、カメラ14の位置を所定量移動させるようにロボットアーム11の動作を制御する(S16)。
 なお、上記所定量は、ワーク2の種類および配置状態等により任意の値が設定されてもよい。また、上記任意の値はユーザにより設定されてもよい。また、上記任意の値は、第1記憶部30に記憶された、撮像位置更新部22および対象物特定部23による撮像画像の解析結果に基づき、制御部21により自動的に設定および更新されてもよい。
 次に、カメラ制御部27は、カメラ14により移動先の撮像領域Aを撮像させ、対象物特定部23は、カメラ14により撮像された撮像画像を解析する(S17)。そして、対象物特定部23は再度、上記画像解析により把持対象となるワーク2が検出されるか否かを判定する(S18)。把持対象となるワーク2が検出されなかった場合(S18でNO)、ステップS16に処理が戻り、把持対象となるワーク2が検出されるまで、ステップS16からS18までの処理が繰り返される。
 また、上記撮像画像の解析結果は、第1通信部40からサーバ60に送信され、サーバ60により記憶されてもよい。そして、サーバ60において蓄積された上記解析結果を移動ロボット1が受信し、受信した上記解析結果に基づいて自動的に上記任意の値が設定および更新されてもよい。
 次に、対象物特定部23が把持対象となるワーク2を検出した場合(S15またはS18でYES)、把持動作制御部24はロボットアーム11の動作を制御し、ワーク2を把持する。把持されたワーク2は、搬送地点まで搬送される(S19)。
 上記把持および搬送が行われている間に、撮像位置更新部22は、上記撮像画像を解析して、次回の把持動作の前のカメラ14による撮像位置を特定し、第1記憶部30に記憶された撮像位置情報を更新する(S20)。また、撮像位置更新部22によって生成された上記撮像位置情報は、第1通信部40によってサーバ60に送信される(S21)。
 次に、ステップS11に処理が戻される。このとき、無人搬送車50による移動が行われていない期間に、マニピュレータ10が複数のワーク2の把持動作を繰り返す場合には、撮像位置制御部25は、第1通信部40によって受信される撮像位置情報を利用せずに、撮像位置更新部22が前回の把持動作において特定した撮像位置情報を利用して、カメラ14の移動制御を行ってもよい(S11をスキップ)。
 このような構成によれば、移動ロボット1が自ら生成した最新の撮像位置情報によって、次回の把持対象となるワーク2を撮像できる位置にカメラ14を移動させることができる。また、サーバ60から撮像位置情報を受信する必要がなくなる。
 また、移動ロボット1は、次の把持対象物が載置された空間領域に対応付けられた撮像位置情報をサーバ60から受信してもよい。以降、一連の処理が改めて行われる。
 〔変形例〕
 上述の実施形態1、2では、複数のワークを検出するセンサとして、カメラ(撮像部)14を用いる場合について説明した。ただしこれに限らず、所定の空間領域における複数のワークを検出するセンサ(センサ部)として、例えば、光(レーザ)によってセンシングを行うLIDAR(Light Detection and RangingまたはLaser Imaging Detection and Ranging)、または超音波によってセンシングを行う超音波センサを用いることができる。例えば、マニピュレータの制御装置は、LIDARによってセンシングすることで、所定の空間領域にある複数のワークの三次元位置の情報(センシング結果)を得てもよい。または、マニピュレータの制御装置は、超音波センサによってセンシングすることで、撮像画像に代わるセンシング画像(センシング結果)の情報を得てもよい。
 〔ソフトウェアによる実現例〕
 制御部21の制御ブロック(特に撮像位置更新部22、対象物特定部23、および撮像位置制御部25)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
 後者の場合、制御部21は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本開示の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本開示の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
 〔まとめ〕
 本開示の一態様に係るマニピュレータは、対象物に対する把持動作を行うロボットアームと、前記ロボットアームに設けられた、複数の前記対象物が載置されることが可能な所定の空間領域を光または超音波によりセンシングするセンサ部と、前記空間領域に対応付けられたセンシング位置情報に応じたセンシング位置に前記センサ部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御するセンシング位置制御部と、前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を特定する対象物特定部と、前記対象物特定部によって特定された、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を把持するように前記ロボットアームの動作を制御する把持動作制御部と、前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、次回の把持動作の前の次回のセンシング動作のためのセンシング位置を特定し、前記センシング位置情報を更新するセンシング位置更新部と、を備える。
 上記の構成によれば、センサ部がセンシングしたセンシング結果に基づいて、今回の把持動作において把持すべき対象物が特定されるため、ロボットアームにより把持すべき対象物を把持および搬送できる。また、次回のセンシングにおいて、センサ部は、次回の把持対象となる対象物をセンシングすることができる位置に移動してセンシングすることができる。そのため、次回の把持対象となる対象物を検出できず、再センシングが必要となる可能性を低減できる。
 なお、今回のセンシング位置と次回のセンシング位置とは互いに異なる。そのため、次回のセンシング結果に新たな(次々回の)把持対象となる対象物が含まれる可能性が高くなる。それゆえ、次々と把持対象となる対象物を検出し、対象物の位置を特定することができる。
 前記センサ部は、前記所定の空間領域を撮像する撮像部であり、前記センシング位置情報は、撮像位置情報であり、前記センシング位置は、撮像位置であり、前記センシング位置制御部は、前記撮像位置情報に応じた前記撮像位置に前記撮像部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御する撮像位置制御部であり、前記センシング結果は、撮像画像であり、前記センシング動作は、撮像動作であり、前記センシング位置更新部は、前記撮像位置情報を更新する撮像位置更新部である構成であってもよい。
 前記センシング位置更新部は、前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、次回の把持動作において把持すべき前記対象物の位置に基づいて前記センシング位置情報を更新してもよい。
 上記の構成によれば、より確実に、次回の把持動作において把持すべき対象物を検出できるようなセンシング結果を得ることができる。そのため、次回の把持対象となる対象物を検出できず、再センシングが必要となる可能性をより低減できる。
 前記対象物特定部が前記センシング結果を解析した結果、今回の把持動作において把持すべき前記対象物が検出できない場合に、前記センシング位置制御部は、前記センサ部を所定量移動させるように前記ロボットアームの動作を制御し、前記対象物特定部は、前記センサ部が移動後の位置で再度センシングをおこなったセンシング結果を解析し、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を特定してもよい。
 上記の構成によれば、センサ部によってセンシングされたセンシング結果に把持すべき対象物が検出できない場合でも、マニピュレータは自動的に把持すべき対象物を探して見つけ出すことができる。
 上述の何れかのマニピュレータは、無人搬送車に載置されてもよい。
 本開示の一態様に係る移動ロボットは、上述の何れかのマニピュレータと、前記マニピュレータを載置する無人搬送車とを備える。
 上記の構成によれば、マニピュレータを無人搬送車により移動させることができる。
 前記センシング位置更新部が特定したセンシング位置情報を、通信によって外部装置に送信するとともに、前記外部装置から別のマニピュレータによるセンシング結果に基づくセンシング位置情報を受信する通信部をさらに備え、前記センシング位置制御部が、前記通信部によって受信された前記センシング位置情報に応じたセンシング位置に前記センサ部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御してもよい。
 上記の構成によれば、複数のマニピュレータと、外部装置とが相互に通信し、センシング位置情報の共有を行うことで、マニピュレータが利用できるセンシング位置情報の量は飛躍的に多くなる。これにより、適切な位置にセンサ部を移動させてセンシングできる可能性が向上し、把持対象となる対象物を検出できる可能性が向上する。そのため、マニピュレータが把持対象となる対象物を検出できず、再度センシングを行う可能性を低減できる。
 なお、上記外部装置は、後述するサーバでもよいし、他のマニピュレータでもよい。上記外部装置が他のマニピュレータである場合、特定のマニピュレータがサーバ機能を有していてもよいし、複数のマニピュレータの間で上記センシング位置情報を相互に送受信してもよい。
 前記無人搬送車による移動が行われていない期間に複数の前記対象物の把持動作を繰り返す場合に、前記センシング位置制御部は、前記通信部によって受信される前記センシング位置情報を利用せずに、前記センシング位置更新部が前回の把持動作において特定したセンシング位置情報を利用して、前記センサ部の移動制御を行ってもよい。
 上記の構成によれば、マニピュレータが自ら生成した最新のセンシング位置情報によって、センサ部を、次回の把持対象となる対象物をセンシングできる位置に移動させることができる。また、外部装置からセンシング位置情報を受信する必要がなくなる。
 本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
 1、1a、1b 移動ロボット
 2、2a、2b、2c、2d、2e ワーク(対象物)
 10 マニピュレータ
 11 ロボットアーム
 14 カメラ(撮像部、センサ部)
 21 制御部
 22 撮像位置更新部(センシング位置更新部)
 23 対象物特定部
 24 把持動作制御部
 25 撮像位置制御部(センシング位置制御部)
 26 無人搬送車制御部
 40 第1通信部
 50 無人搬送車
 60 サーバ(外部装置)
 61 第2通信部
 A、A1、A2、A3 撮像領域(空間領域)

Claims (8)

  1.  対象物に対する把持動作を行うロボットアームと、
     前記ロボットアームに設けられた、複数の前記対象物が載置されることが可能な所定の空間領域を光または超音波によりセンシングするセンサ部と、
     前記空間領域に対応付けられたセンシング位置情報に応じたセンシング位置に前記センサ部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御するセンシング位置制御部と、
     前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を特定する対象物特定部と、
     前記対象物特定部によって特定された、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を把持するように前記ロボットアームの動作を制御する把持動作制御部と、
     前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、次回の把持動作の前の次回のセンシング動作のためのセンシング位置を特定し、前記センシング位置情報を更新するセンシング位置更新部と、
    を備えるマニピュレータ。
  2.  前記センサ部は、前記所定の空間領域を撮像する撮像部であり、
     前記センシング位置情報は、撮像位置情報であり、
     前記センシング位置は、撮像位置であり、
     前記センシング位置制御部は、前記撮像位置情報に応じた前記撮像位置に前記撮像部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御する撮像位置制御部であり、
     前記センシング結果は、撮像画像であり、
     前記センシング動作は、撮像動作であり、
     前記センシング位置更新部は、前記撮像位置情報を更新する撮像位置更新部である請求項1に記載のマニピュレータ。
  3.  前記センシング位置更新部は、前記センシング位置における前記センサ部によるセンシング結果を解析し、次回の把持動作において把持すべき前記対象物の位置に基づいて前記センシング位置情報を更新する請求項1または2に記載のマニピュレータ。
  4.  前記対象物特定部が前記センシング結果を解析した結果、今回の把持動作において把持すべき前記対象物が検出できない場合に、
     前記センシング位置制御部は、前記センサ部を所定量移動させるように前記ロボットアームの動作を制御し、
     前記対象物特定部は、前記センサ部が移動後の位置で再度センシングをおこなったセンシング結果を解析し、今回の把持動作において把持すべき前記対象物を特定する請求項1~3の何れか1項に記載のマニピュレータ。
  5.  無人搬送車に載置される請求項1~4の何れか1項に記載のマニピュレータ。
  6.  前記センシング位置更新部が特定したセンシング位置情報を、通信によって外部装置に送信するとともに、前記外部装置から別のマニピュレータによるセンシング結果に基づくセンシング位置情報を受信する通信部をさらに備え、
     前記センシング位置制御部が、前記通信部によって受信された前記センシング位置情報に応じたセンシング位置に前記センサ部を移動させるように前記ロボットアームの動作を制御する請求項5に記載のマニピュレータ。
  7.  前記無人搬送車による移動が行われていない期間に複数の前記対象物の把持動作を繰り返す場合に、前記センシング位置制御部は、前記通信部によって受信される前記センシング位置情報を利用せずに、前記センシング位置更新部が前回の把持動作において特定したセンシング位置情報を利用して、前記センサ部の移動制御を行う請求項6に記載のマニピュレータ。
  8.  請求項1~7の何れか1項に記載のマニピュレータと、前記マニピュレータを載置する無人搬送車とを備える移動ロボット。
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